虹色の涙 鋼色の月 公演情報 企画演劇集団ボクラ団義「虹色の涙 鋼色の月」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    設定と構成と
    楽しかったですが、いろいろ気になるところもあり。
    やはり長いと感じましたね。

    ネタバレBOX

    「設定」で気になったのは、孤島で暮らす島民の多くが「船」を知らないという点。
    世界=島だとしても、さすがに無理があると思います。魚を取るのに「水上の乗り物」があったら便利って誰か思いつくでしょう。

    「構成」で気になったのは、「長」殺しから次の事件(アキカゼなど)までの長さ。
    「宮」への不信感、イセへの疑惑、キーパーソンであろうクッキーの謎、島の常識が崩れていく不安(ルナの困惑)など様々な要素がありましたが、もう少しそれらが組んずほぐれつ、たたみ掛けるようにスピーディーに展開できなかったか。
    サスペンスとして、謎が謎を呼ぶ感覚が薄いと感じ、集中力の維持が難しい時間帯がありました。

    前3列はベンチシートでしたが、ベンチシートで休憩なし3時間はちょっとしんどいです。前半、気持ちが思うように乗らず、終盤、いよいよ物語が動き始めた頃にケツがSOSを発するという残念な展開。

    前作「OVER SMILE」とのつながり(ある少女のくだりで舞台上にフォンチーさんがいるとグッときます)や、島を離れた彼らの目指す先が「いい国」であるかは、観ている我々の手にかかっていると受け取れるメッセージ性はよかったと思います。

    0

    2013/12/06 21:04

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大