最新の観てきた!クチコミ一覧

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象はすべてを忘れない

象はすべてを忘れない

ままごと

象の鼻テラス(神奈川県)

2013/12/01 (日) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう、こんなん大好きなんだよねェ
少し以前から気になっていたイベント。
思いがけず「象の鼻テラス」周辺にて、パフォーマンスに遭遇した人たちは幸せ。
ファミリー、カップルは勿論のこと、一人でも十分楽しい。
ダンサー・俳優他25名の演者が紡ぎ出す、楽しませることに徹したパフォーマンスの数々が素晴らしい!!


ネタバレBOX

あるパフォーマンスを延々とリクエストする子供が居たのですが、嫌な顔せずに繰り返し応えてましたね・・・・・ヤレヤレ(o´д`o)
ショーシャンクの空に

ショーシャンクの空に

フジテレビジョン

サンシャイン劇場(東京都)

2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

人気作品、初の舞台化!益岡徹さん、高橋由美子さん、粟根まことさん、良かった。河原雅彦さんさすがの手腕。
この日は厄日か!最前列が災いしてか、劇場について
着席したとたんに、となりのリピーター女子2人の会話が…
「やっぱり最後の~~~~~がよかったね!」だと!
ガーン!
まだ、観てないのに!
これから観るのにラストシーンネタバレ!
もう観る気なくしそうなところを、何とか立ち直って観ました。
ほんと帰ろうかと思った。
それからの休憩時間(しかもこんな時に限って2回休憩がある3幕!)
は、必死で耳をふさいでましたよ。

肝心の作品は、益岡徹さんが実に良かった!(映画だとモーガン・フリーマンの役)
ピンナップガール3人が狂言回しで出てくるアイディアもいい。
中でもやっぱり、高橋由美子さんの安定感はさすが実力派。
とってもかわいらしい。
そして刑務所長が、劇団☆新感線の粟根まことさん。
映画とは違い、そんなに極悪ではなかったのが良かった。

そして、さすが、良い意味でなんでもこなして、うまくまとめる
河原雅彦さんの仕事だけある。
素晴らしかった。

ネタバレBOX


全編通じて、ほとんどが刑務所内。他には、
出所後に住んだ部屋、仕事場、ぐらいで、ずっと閉塞感が
募る中で、突き抜ける開放感のあるシーンが実に効果的。
ただそのシーンでは、背景が書き割りで、その「波」の絵が
月並みでちょっと幻滅。
そのまま何も書かない、ただ真っ青なままのほうが良かった。
戦うメランコリー

戦うメランコリー

劇団 晏かけ

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

脚本に未熟さが目立つ
出てきたエピソードの大半が中途半端に終わってしまった。
ストーリーの中で問題提起がなされるのだが、その問題を解決していく過程が表現されず、最終的に説明的なセリフで無理やり処理されていた。
演劇においては過程がしっかり描かれているからこそラストへの関心が高まる、という事を意識していくと良いと思う。

あとは野となれ山となれ

あとは野となれ山となれ

トム・プロジェクト

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

宇梶って・・・
宇梶って,顔もガタイも態度もでかいから舞台映えするよなぁ。テレビで見るよりもずっと良かったです。もちろん,竹下さんも岸田さんも魅力たっぷりで,とてもまとまった良い舞台です。いろいろと問題は解決していないけど,終わり方も好みです。堪能いたしました。

猿後家

猿後家

公益社団法人日本劇団協議会

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度

猿も木から落ちる
個人的に注目している若手クリエイター、ロロの三浦さんとBaobabの北尾さんとのコラボレーションでしたが、小劇場演劇の「ダサい」部分がそれを相対化する意図のないままに舞台に上げられていて、ただ賑やかな学芸会の様な雰囲気となっていしまい、期待外れな出来でした。

「猿」という言葉を聞くと激情する、猿に似た顔の後家さんと周りの人達のやりとりを描いた落語の『猿後家』を元にしていて、猿好きな男が後家さんのことを人間としてではなく猿として愛し、長らく人から愛されることが無かった後家さんもそれを受け入れるという歪んだ関係が描かれていました。最後には後家さんは人間として生きることを選び、束の間の幸福を捨て、自身の尊厳を大切にする姿が印象的でした。

寒いギャグや駄洒落が多く含まれた脚本をベタに表現していて、滑っているという状況自体を形として見せるメタな表現になっていなかったので、ただ滑っているだけの様になってしまい、微妙な空気感が漂っていました。
脚本での指定か演出上のアイデアか分かりませんが、後家さんを3人1役として、ほとんどのシーンで3人に同じ動きをさせ、台詞は場面毎に1人ずつが受け持つという趣向(「見ざる・聞かざる・言わざる」繋がりでしょうか)が、ストーリー的にも演出的にも効果的に使われていなくて、とりあえず変わった事をしてみましたという風にしか見えなかったのが残念でした。

山並みのシルエットピンクに黒で「MONKEY」と大きく書かれた壁に囲まれ、奥が一段上がっているステージで所狭しと大勢で踊る群舞シーンは迫力があって格好良かったのですが、物語の中にダンスシーンを入れる必然性が感じられませんでした。特に最初と最後に全員で踊るのは古臭さを感じました。

男性陣は台詞回しや動きに存在感がある人が多かったのに対して、女性陣は印象に残る人がいませんでした。

エニシング・ゴーズ

エニシング・ゴーズ

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/28 (月)公演終了

満足度★★★★

アンサンブルの皆さんがお見事
田代万里生さん、吉野圭吾さん、そして、アンサンブルの皆さんの歌とダンスが素晴らしかったです。タップダンスのシーンは圧巻でした。

ラストシャフル

ラストシャフル

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

Aを観ました
いい仲間だなあ。。。っと、見入ってしまいました。
中川ムックさんが良かったです。

ドンキーの翼

ドンキーの翼

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

AB両方回を観ました
長野耕士さんのお兄ちゃん役が素晴らしかったです。

TST クラシックス

TST クラシックス

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

MUKAIYAMAザ・トラブルマスターズ
やられました。ハチャメチャでありながらなんとも心温まるコメディ。

TST クラシックス

TST クラシックス

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

紅い華のデジャヴュー
この役での佐々木悠花さんは半端なく神々しかったです。下井顕太郞さんの熱い役どころは引き込まれました。

点描の絆

点描の絆

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/08/02 (木) ~ 2012/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

巨匠の優しさが私の恩師とだぶりまして。。。
素晴らしい物語でした。個人的なことですが、登場する日本画の巨匠が弟子に見せる変わらない優しさが、仕事上で長年お世話になった恩師とかぶりまして。。。涙でした。

三編の意外な結末

三編の意外な結末

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/02 (月) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

演じる久間勝彦さんを観たくて
お見事でした。朗読劇。3作とも引きこまれました。イスが置いてあるだけの舞台。そこに役者さんたちが座り、台本の文字を追いながらの朗読。手振り身振りさえもない。。。しかし、始まると、それぞれに人生の物語をもつ個性際立つ登場人物、情景、景色、温度、香りまでもが、浮かん見えるような舞台でした。それと、楽しみにしていたのは演じる久間勝彦さんが観られること。3作共に出演されていました。いつもは、オリジナル脚本創作と演出の久間さん。お見事でした。演じている間は久間さんでなく登場人物その人でした。素晴らしい朗読劇ありがとうございました。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

初めて
気付いたら3分の1は寝てしまっていた。こんなことは初体験!!途中の演者の大声がなかったら最後まで寝てたかも。。。正直私にとっては何の感情も持てない話であり、何も響かない演技であった。以前から普段の会話とか普通っぽいやりとりという静の芝居という部分にこそ、その役者の絶対的な魅力や力量が表れると思っているのだが、しかし、なぜかその域に達していないのに自然に演じたがる(演出したがる?)セリフを耳にすると、その不自然さだけが鼻につき、私にとってはただただ台本の文字が頭に浮かんでくるだけの空虚で退屈な時間に過ぎないのである。

ネタバレBOX

熱血な刑事のお二人を古臭い芝居とわざわざ前説していたが、他が今ふうだと?どっちも受け入れられなかったな~~
SEMINAR

SEMINAR

シーエイティプロデュース

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

玉置玲央さん準主役です
北村有起哉さん主演の海外戯曲を栗山民也さんが演出という、私にとっては必見の舞台。上演時間は約1時間45分、休憩なし。
全席指定7,800円というお値段は少々高い目な気もしましたが、明るく軽快に、体もどんどん使って、会話劇の面白さを細かいところまで丁寧に伝えてくださって、ほぼ満足の域。北村さんと、黒木華さん&玉置玲央さん(『飛龍伝』のお2人)の競演も感慨深いものがありました。センスのいいストレート・プレイを観たい方にお薦めです。

「死ンデ、イル。」

「死ンデ、イル。」

モダンスイマーズ

ザ・スズナリ(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★

ネタばれ
劇場が暑いので要注意。

ネタバレBOX

モダンスイマーズの【死ンデ、イル。】を観劇。

久しぶりの新作である。

福島原発の影響で、浪江町から二本松市の叔母の家に避難している少女が突然の失踪。その原因は何か?それを探るジャーナリストと家族の苦悩の物語。

ほぼ少女視点で話は進行していき、原因と結果という因果関係でなく、少女の心情を中心に描いているので、理解しずらい部分が多々あるようだ。ただ家族とそれを取り囲む周りの人々との葛藤を通して眺めていくと、多感な時期の少女だから失踪したという訳ではなく、その場所に閉じ込められてしまっている浪江町の人達も生活を投げうって、失踪してしまいたくなるのではないか?と思ってしまうところだ。その辺りは作・演出の蓬莱竜太が得意とする、ある特定の場所から閉じ込められてしまった人達がどのように苦悩して、新たなる道を探るか?という構成は抜群だ。
そして瞬時に時間と場所が変わってしまう演出法は相変わらず上手い。
幻しの王

幻しの王

ピープルシアター

阿佐ヶ谷展望スタジオ(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★

熱演
 タイトルの“幻し”は無論、通常の日本語では誤用である。だからこそ、作・演出の森井 睦氏は、“し”を送ったのだ。それは、この物語に一種の浮力をつけたいが為であったと考える。つまり、日本でありながら、通常の日本ではない、夢見られた国、或いは幻想を纏った日本を描きたかった、ということでもあろうか。
 「リア王」で当たりをとった老俳優を演じるのは、ピープルシアターの看板役者、二宮 聡氏。非常に難しい役作りを熱演して見応えがあるのは、流石だ。娘役を演じるのは、これまた、この劇団になくてはならない名花、伊藤 知香さんとコトウ ロレナさん。(追記2013.12.17)

ネタバレBOX

 先の原稿で“浮力”という言い方をしたが、深読みを許して貰えるならば、それは、既成日本への死刑宣告ですらあり得よう。実際、今作で描かれるリアは、真の自己たる道化も伴わず、一国の王であるより単に一家族の夫と妻子の関係に矮小化されている。
 即ち、老人養護ホームに遺棄されたリアとは、その本質に於いてシェイクスピアのそれとは根本を異にしていると言わねばならない。ここで描かれるリア否リア俳優として名を為した役者の人生は、あくまで、日本の現代史のある時期迄、実際アジア東端の生活として実在した家族の在り様をこそ原点にし、その崩壊を描くに当たって、シェイクスピアを援用しているのだ。
 従って、実際この作品で描かれるのは、妻と夫と愛人の三角関係と妻自殺をメルクマールとした娘三人との事後関係だ。末娘と姉二人との父に対する対応の差は、シェイクスピアの原作に近い。
 この関係は、然し乍ら、日本と幕末以降不平等通商条約を結んで大儲けをした欧米列強との関係を端的に表してもいるだろう。この不平等を克服しようと追いつき追い越せというスローガンの下に敗戦迄を突っ走った、という側面が確かに、日本近代史の過程にはあったと思えるのである。それは、無論、コンプレックスであるが、自分はそれを単純化した訳語、劣等感で済ませたいとは思わない。寧ろ、複合意識と訳したいのである。この方が、より原語にも近い訳だと考える。
 今作は、殆ど一人芝居という形式になっているが、この辺り、シナリオにもう少し工夫が欲しい所だ。自分の美意識レベルを意識化する為の内面的ストラグルを演じて欲しかったのである。それが出来ていない為に、劇団を代表する役者が熱演して尚、隙が出来てしまった。才能ある女優達も殆どファントームとしてしか出て来れない設定では、己の内面を曝け出す演技はおろか、自分自身を演じ切ることもできなかったのではないだろうか?
 この点、責を負うべきは、作・演出の森井 睦氏であろう。つか こうへいが、作・演出家として傑出していたのは、役者に合わないと思えば、本公演中であっても口立てで科白を変え、役者にフィットさせていったことだろう。役者本人が、それまで気づいていなかったような本質をつかが掴み取り科白化し得たからこそ、役者にも短時間で科白が入ったのではなかろうか? この辺り、演劇創造の場に於ける日本及び日本人の対人関係の創り方と在日の方々の持つ優しいメンタリティーの差が現れているようにも思う。その意味で今作は、単に演劇作品というレヴェルで観られるべきではなく、作品自体が文明・文化批評の方向性を持っていることに注意すべきである。
空想、甚だ濃いめのブルー

空想、甚だ濃いめのブルー

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

マンネリ打破(Bチームを拝見)
 「私は大きな樹になります」で始まり、同じ科白で終わるゲームという形式の中で、大筋だけを与えられた役者達が、アドリブで創作して行く、という実験的な手法の芝居だ。

ネタバレBOX

 時折、演出家が、ストップを掛け、ダメダシをして、作品が創り変えられて行く。
 大枠だけ決めてアドリブで作って行くという方法が、一種の緊張感を持たせるので、観ている側も常に、軽い緊張感を伴い乍ら観劇することになるのも心地良い。更に、隋所に役者達の芸質が見える点、演出家のダメダシが、演出プランに組み込まれてメタ構造化している点、その舞台裏を見せている点でも興味深い。
 また、タイトル横の劇団名に“キ上の空論”とあるのは、机と樹或いは木の掛け詞であることは今更指摘するまでもあるまい。この公演では、効果に音楽を一切使っていないが、無論、意識的にである。その代わりと言っては何だが、時間や空間を役者達の発声によって代置してゆくことによって作品のリズムを醸し出している。殊に、3.11直前のシーンでは、暗転し分単位で時を告げるだけの科白の切迫感で、当時の記憶を生々しく再現される。2年前、自分は、川崎のアパートに居たが、あの時の揺れに纏わる有象無象が追体験されるようであったのには、我ながら驚かされた。
 ところで、今作は、キ上の空論初の実験公演であるが、作・演出の中島 庸介君は、リジッター企画の主宰者でもあるので、ちゃんと社会との接点を持つ、このような作品を創作し得たのでもあろう。
 3.12以降のことで言えば、メルトダウンする前の段階で消防車を用いて、1~3号機の格納容器内にある燃料棒を冷却する為に、注水を試みたことがあったのだが、毎時必要な約10tの水に対して75tもの水を注入し続けたにも拘わらず、メルトダウンが防げなかったことの背景にあったのが、机上の空論(複雑過ぎる配管構造を無視した)であったことを思えば、この作品は、この事実が新聞発表される遥か以前に、この事態を予見していたと見ることもできよう。表現というものの持つ力の一端がここに在る。
(参考までに東京新聞の以下のコーナーで関連記事を読むことが出来る)http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013121402000120.html
『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』

『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』

三角フラスコ

ウイングフィールド(大阪府)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★

言葉の力と役者さんの力!
シンブルな舞台に3人の役者さんで演じる
会話中心の作品

何気ない日常の会話の様ですが
どちらも人間の心情を描いた深い内容

過剰な演出もなく会話だけで淡々と魅せる
言葉の力と役者さんの力が素晴らしいから
最後まで会話にグッと引き寄せられます!

音響もなくシーンとした何か張り詰めた空間に響く言葉
それは理想と現実の狭間で揺れる内容なので
観ていながら色々と考えされられる作品

3人の役者さんの会話の間合いや表情の演技が凄く良かった♪
ここまで会話を研ぎ澄ました作品は久しぶりで面白かった!


☆印象に残った役者さん
落ち着いた演技の瀧原弘子さん
初めてで拝見しましたが印象的

☆印象的なシーン
シンプルな空間に響きあう言葉

「夢の劇」

「夢の劇」

劇団グスタフ

六本木 スウェーデン大使館内 アルフレッド・オーディトリアム(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度

う~ん、これは舞台を初めて観る方には・・・。
舞台セットの作りも稚拙に思えた・・・・。
生演奏や会場は大変魅力であったが、メインの芝居内容は難解だったなぁ。
まぁ説明どおりで娘さんが下位次元に降りてきて、
錯綜する時間やさまざまな人物達との出会いを経て高位次元に戻ってゆく。
という話でしたが・・・理解し辛かった・・・・。

座席は半円形のローマ劇場様式の4段ほどで、
舞台下手と客席左後方にギタリストさんを配した設定です。

(約1時間45分)

ネタバレBOX

舞台セットはホチキスさんの「天才高校」と同じような扉を多く配置した設定で、
片開きに回転扉のギミックをプラスしたユニークな作りなのだが。
(使い方も同じで驚いたデス)
劇場が小さい分セットの作りの荒さが見てとれました。

たぶん原作通りに進んでいったんでしょうが、
進行役とかもおらず登場人物でわかりやすかったのは父と娘さんかなぁ。
話しは何とも言えないです・・・理解が進まず睡魔も囁くし・・・。
SFとかファンタジー大好きな自分でも合わんものあるなぁと分かりました。
象はすべてを忘れない

象はすべてを忘れない

ままごと

象の鼻テラス(神奈川県)

2013/12/01 (日) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

海辺のテラスで幸せなひととき♪
 横浜の港にある象の鼻テラスは、俯瞰で見ると象の頭部のような形をしているガラス張りの大きなカフェ。その内外で柴幸男と20人超の役者たちが歌唱やダンス、紙芝居、寸劇など様々な出し物で客を驚かせたり、楽しませたりする4時間半。
 バルブの居住地から横浜までは結構な距離があるのだが、いやぁ~、行って良かったです。
 男女から成る役者たちが和気藹々と自分たちも楽しみながら客を喜ばせる姿は見ているだけで人を幸せな気持ちにさせます♪
 おまけに役者も案内スタッフも親切かつフレンドリーで、客が困っているとすかさず手を差し伸べてくれるし、気さくに話しかけてもくれる。このホスピタリティには痛み入りました。
 テラス内には“象の鼻ラジオ”という音声放送が流れており、象の形をした手回し充電式のラジオ受信機で聴くのだが、機械に不具合が生じると
役者やスタッフが目敏く見つけて直してくれて、バルブも何度お世話になったことか。。
 このラジオ放送がまた面白くて、「板東英二が『世界ふしぎ発見』を降板した7月27日の横浜の天気は雨でした。」などと横浜の過去の天気を伝えるコーナーがあったり、音楽や架空のニュースを流したり。このお天気コーナーのみ何故かブラックなのを除けば、他のラジオコンテンツや出し物は柴幸男らしい“上品で可愛いユーモア”に満ちていて、クスクスと笑いながら温かい気持ちに。 笑いの要素はなかったものの、とりわけ温かい気持ちにさせられたのが役者陣が総出で行う終盤のパフォーマンス。これは、ある女優が公演の説明文を基調にした詩のようなものを客席に向かって語り聞かせ、テラス内外に散った役者たちが詩の内容を当て振りで表現するというもの。
 なんでも象は一度見聞きしたことは決して忘れないそうで、「ペリー君」と名付けられた象のオブジェに乗っている詩の語り手はそのうちペリー君がテラスに来てから見聞きしたはずのものを列挙し始め、「海」「船」「親子連れ」「カップル」などをあちこちに散った神妙な表情の役者たちが夕陽に染まりながらジェスチャーで表現する姿はあまりにも美しく、尊く、熱いもので胸を満たされたバルブはあやうく落涙しそうに。
 上述の象の性質に由来するらしい“記憶”というテーマと各出し物の関連がやや薄いと感じていたバルブは、テーマをダイレクトに反映したこの出し物で完膚なきまでに打ちのめされてしまったのだ。
 出し物はこれだけにとどまらず、ネタバレに記すサプライズ色の強いものも。
 海辺のテラスでこれだけのものが無料で楽しめるこの催し、もしこういうのが好みなら、できるだけ多くの方に体験してほしい。

ネタバレBOX

“象の鼻スイッチ”は、随所にある指示書に書かれた通りのことをすると近くの役者が決まった反応を返してくれるという出し物。指示書通りの行動がスイッチとなり、役者が“作動”してくれるというワケ。
かと思えば、幾種類もの紙芝居や“味わい深いダンス”と名付けられたダンスパフォーマンスがコーヒーや紅茶を注文するようにオーダーできるひとときが設けられていたり、さらには、紙芝居の扉を開くとフレームの向こうで役者たちが寸劇を演じてくれる“人間紙芝居”ともいうべき出し物があったり。
楽しいですよ♪

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