
もう風も吹かない
青年団
三重県文化会館(三重県)
2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
行ってよかった!
実は青年団を観るのが初めてで、どんな雰囲気の作品なのかもなんの前情報も入れずに行ったのですが、大満足。
奥行きがあって明るい爽やかな舞台美術にも満足だし、役者さん・物語には言わずもがな大満足。
歌っちゃったりして一見にぎやかながらも底には暗い空気が漂っていて、どこかみんなギクシャクしていて、それでも必死に笑顔で終わる。作り笑いが似合う、そんな作品でした。

しろたへの春 契りきな
演劇集団 Ring-Bong
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2014/01/18 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
ショパン 革命
大好きな曲がオープニングで演奏された。この曲、ショパンの才能を惜しみ、ポーランドに居ては、反体制運動をして死地に赴くと心配した友人たちが、彼を国外に逃した後に、ショパンが祖国の運命に思いを馳せて作曲したとの話を聞いたことがある。非常に激しい、断腸の思いの籠った名曲だ。(追記2014.1.23更に付けたし予定)

ブラックホールの出来事
とくお組
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/01/14 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
コンビネーション抜群
とくお組の良さは、日常からちょっとはみ出た世界を描く脚本のおもしろさと、役者陣の絶妙な間だと思う。
今回もそれをいかんなく発揮していたと思う。
小さい劇場で、ステージ部分と客席がとても近い。
まるで自分もその場に立ち会っているような。
スリリングさを含む笑いの数々。
あっという間の楽しい時間でした。
劇団員さん同士の仲の良さが垣間見えました。
あの間が、たまらないんです。
是非体験してほしい。
やっぱり、とくお組が好き!!

セントエルモの灯は揺らめく
劇団みどり
北池袋 新生館シアター(東京都)
2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
無題975(14-014)
14:00の回(快晴)。13:40会場着、受付(名前がありませんでした…前夜、23時頃予約を入れたためか…)、13:58前説(110分)、14:03開演〜15:47終演。
依然として「銀河鉄道の夜」を読んでおらず…何作か観ているので部分的には知っているものの…ウィキペディアであらすじをチェック。
主演の田中さん好演、真っ直ぐなところがとてもよい、「銀河鉄道」に寄り添うように創られた作品。
田中さんは、2/2(日)、「全国新人舞踊公演 ダンスプラン2014」に出るそうで、ちょうど検討中でしたので行ってみようと思います。
◆2/2追記 田中智子さん。17:50のダンス公演@スペース・ゼロを観てきました。本作とは全く違った印象...天使のようでした
照明の池田さん、「凹(生活図鑑、2013/9)」でもお名前が。

しろたへの春 契りきな
演劇集団 Ring-Bong
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2014/01/18 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

よぶ
STAND FLOWER
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2014/01/17 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
☆★じんじんと心に響くお芝居★☆
いゃ~~凄い!
じんじんと心に響く作品でした!
段差のあるシンプルな黒い囲み舞台に
黒い服に身に纏った役者さん
これはもう役者力だけのお芝居
そんな舞台で演じるのは個性的な役者さん皆さん落ち着いた演技で魅せてくれます
もう最後まで心が揺さぶられっぱなし~
前半は近くで見る役者さんの熱い演技を観ていると
これぞ演劇!って感慨深く観ていました♪
一人ひとりの味わいある演技がじんじん…
先に見た観劇マスターSさんからお勧めの席を教えて頂いたので
崖から落ちたシーンでは四方ある中の一番間近の正面で
立花さんと丹下真寿美さんの迫真の演技が観れました!
ありがとうSさん~!
後半はもう立花祐介さんの一人芝居!
立花さんの通る聞き取りやすい声に圧倒的な役者力!
もがき苦しむ演技が胸が締め付けられる程
心にじんじんと響きます!
立花さんを中心に魅力的な役者さんが囲む
シンプルな舞台に役者力と綺麗な音楽がリンクした
素晴らしく眩しいお芝居でした♪
見終わった後、拍手を贈る気力さえ失われる程の脱力感…
心の中ではダブルコールを贈っていました♪
また愉しみな劇団に出会えた事に感謝!

燕のいる駅
Theatre Polyphonic
ギャラリーLE DECO(東京都)
2014/01/14 (火) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
いろいろな想い
やっと石丸さち子さん演出の舞台を生で観劇。
ギャラリーというコンクリート打ちっぱなしの空間が、駅員の休憩所になる。
舞台装置をカバーできるだけの想像力を観客に働かせられる演技。
そこに掛かる伊藤由華さんのつばめの絵がとても素敵で、こちらも生で拝見できた喜び。
伊藤靖浩さんの生ピアノも心地よく…
不条理にもやがて訪れる終わり。
生きるということは、生きていくことなのだと。
その怖さを早口でまくし立てる漫才師。
あれだけ感情的な台詞をあの早さでも聞きとれる、というのに驚き。
悲劇が待ち受けていても、人を思う気持ち、言わなければ伝わらないこと、そして、諦めないこと…
それらが大切なのだと。

音楽劇『わが町』
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2014/01/08 (水) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

音楽劇『わが町』
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2014/01/08 (水) ~ 2014/01/12 (日)公演終了

夢も希望もなく。
月刊「根本宗子」
駅前劇場(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
夢も希望もなく(見えるかもしれないけど)。
生きてるってことはいろいろだ。
どんなに取り返しのつかない記憶が刻まれていたとしても、生きてきた時間を後悔だけで語りきることなんてできる筈がない。
優くんと別れて、泣きながらえっちゃんに電話するちいちゃんを見て涙がこぼれました。
なんなんだろう?この感情は?
いまだに正体がつかめません。
でも、震えました。ただ魂から震えました。
「宗子」って書いて何て読むんやろ?ってくらい何も知らずに観に行きましたが、もう離れられないと思います。
また、こんな震える体験をさせてください。

しろたへの春 契りきな
演劇集団 Ring-Bong
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2014/01/18 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

冬眠する熊に添い寝してごらん
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2014/01/09 (木) ~ 2014/02/01 (土)公演終了

異邦人
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2014/01/20 (月) ~ 2014/01/27 (月)公演終了
青年ムルソーがもつ「知性」と太陽の灼熱
レパートリーシアターKAZE『異邦人』は、青年ムルソーに燈る「知性」を、陪審院という言論空間を通し、大衆社会へ溶け込めえない異質なものとして扱っていた点が印象的であった。元のテーマ性通りである。
第二幕ライトの点滅が、光と影のクロス・パズルを 床空間に現す。それは、2秒間ほどで入れ替わるが、工場の歯車が半回転するように、役者も変わるのだ。

グッドファーザー
合同会社シザーブリッツ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/01/21 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
テンポ良いコメディー
上演時間2時間。補助席が出る盛況。笑った。初日だったので、こなれてくるであろう二日目以降はもっと期待できる。

Capsule
日本女子体育大学舞踊学専攻
府中の森芸術劇場(東京都)
2014/01/21 (火) ~ 2014/01/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題974(14-013)
18:30の回(曇)。17:50会場着、受付、17:59開場、ロビーにいるお客さんのほとんどが女性、セーラー服の大集団も。18:36開演~10分の休憩が2回~20:24終演。最初は比較的大人しいものが続きましたが、客席からの大きな拍手、声援も湧き上がる内容でした。
昨年も1月に此処で卒業公演をみました。前回は自由席だったかな、と思い確認すると指定席でした。昨年中に予約しようと思っていたのに年明けとなってしまいメールを送ったのが1/8、席は「3列32」でした。この位置ですと目線と床面とがほぼ同じ、ちょっと背筋を伸ばせば…というところです。2階席は前方だけでしたが、1階席はだいたい埋まっています。
図面によると、3列目あたりはオーケストラピット位置のようで、ここらを客席にした場合、1階席は約1500席。
18:16場内アナウンス、18:36ブザーが鳴り開演(スタートは4年生有志、豊澤さん)〜18:57、休憩、19:10〜19:37、休憩、18:47〜20:24終演。
多彩な演目、衣装や音楽、照明も鮮やか。何よりも同胞に囲まれ作品を演じるという「卒業公演」の雰囲気がとても心地よく感じられました。
パンフをみて確認すると「猛烈浪漫狂詩曲(高襟@アサヒ・アートスクエア、2013/12)」に出ていらした方のお名前も。
赤いビーム、照明にキラキラ反射する衣装、スモークとこれも真っ赤な照明。
「Proud」は、赤と黒、網タイツ、出て来るや…だいたい緞帳の上げ方からして凝っていて、普通は、ただスルスルっと上がるだけなのに、この作品では、さぁ、これから素敵なショーが始まりますよと言わんばかりの上げ方、会場からは大歓声、テンポのよい音楽に乗って大人のムードがいっぱい。
影絵、ドア枠(額縁のよう)、大理石の彫像のような衣装、妖怪(違うかな?)を模した衣装なども。

No Regret No Life
文月堂
RAFT(東京都)
2014/01/21 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
テンポが心地よく観ていてどんどん引き込まれました。
3つのオムニバスという形式でしたが、3作品ともテイストや切り口が違うので、色々見られて贅沢な感じがしました。
芝居一個一個の必殺技(といいましょうか小ネタ)が丁寧に練られていて、全体的にどれも魅力的な3作品でした。
また観たいです。

TRIBES トライブス
世田谷パブリックシアター
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2014/01/13 (月) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
リアルな家族劇の秀作
翻訳劇は、時として、観客は置いてきぼりにされる場合が多いのですが、この劇は大変普遍的で、誰の胸にも響く、リアルかつ秀逸な家族劇だと思いました。
ビリーとシルビアは、耳が不自由な障害を持っていますが、それがこの劇のシチュエーション上、決して特殊な家族の形態ではない点に、戯曲の深さを感じ、魅了されました。
田中圭さんの手話が、台詞以上に雄弁で、感動的でした。
演出、戯曲、キャスト、スタッフワーク、全てにおいて、一級品の本物の演劇作品に、終始酔いしれる思いを感じました。
ずっと、父親役は、吉田鋼太郎さんが代役をなさったのかとばかり思っていましたが、どうやら、私の錯覚だったようです。(ご指摘下さった方にお礼申し上げます。)でも、だとしたら、大谷さん、少し、台詞を噛まれることが多過ぎたような気もします。代役なら、致し方ないと思ったのですが…。

TRIBES トライブス
世田谷パブリックシアター
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2014/01/13 (月) ~ 2014/01/26 (日)公演終了
満足度★★
私はだめでした。
田中圭くん、大谷さん、中島さん、鷲尾さんなど、
すごい座組だなぁという興味で行きました。
けど私にはだめでした。
舞台も無駄がなく綺麗でしたし、
役者さんの演技も素晴らしかったと思ったのですが、
話が所々わかりにくかったので、この感想は、脚本のせいだと感じています。
(ネタバレ欄に記載)
私は若い頃に、少しですが手話を習ったことがあり、
聾唖者のかたがたとお話ししたこともあったり、
なので、そういう意味でも、とても興味を持って、観に行きました。
期待感が高すぎたのかも。
あとこれは、私の好み、としての問題なので仕方がないのですが、
『日本人が、外国人の名前で演じる』
というお芝居が、いまいち好きになれないのです。(今回に限らず、です)
なので、ビリーとか、クリストファーとかが、どうもしっくりこなくて。
いつまでたっても「え?クリストファーって誰?」とかって(笑)。
そういうところからまず、ストーリーに馴染んでいけませんでした。
翻訳するときに、日本名に替えるとかって、だめなんですかね。
(物語の舞台を海外に置くか国内にするかで話が大きく変わる、というものでもなかったと感じたので)
★は、感想としては1つですが、役者さんたちに敬意を表して2つにしました。

AMAZING!
ハイバネカナタ
エビス駅前バー(東京都)
2014/01/16 (木) ~ 2014/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
めっちゃ面白かったです!
友人と見てきました。終始笑って、元気をもらいました。
小さなスペースだけれど、場面が変わるたびにワクワクしました。
観劇前に、説明書きを読んで「カメハメ波?宇宙??」と不思議に思っていましたが、確かに、なるほど、その通りでした!!
本当に元気をたくさんいただきました。とても楽しかったです!!

人魚の夜
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/01/10 (金) ~ 2014/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★
観てきました!
遅くなりましたが、楽しく鑑賞させていただきました。
劇場はちょっと狭かったので、天井に頭をぶつけそうになったり、ぶつけたりもありました。あと隣に体格の良い方がいて、身動きがとりにくかったり。
お話は不思議な雰囲気でした。レトロで田舎独特の雰囲気、空気感が最後まで続いていて、魅力的でした。
ファンタジーなような、そうでもないような。また別のお芝居も見てみたいです。