最新の観てきた!クチコミ一覧

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「運転免許 私の場合」Open the Gateway for・・

「運転免許 私の場合」Open the Gateway for・・

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

観劇の感想です.
劇小劇場でしたが,いつもと違う座席の構成と舞台の作り方で、新鮮でした.この劇団は観るのは確か初めてです.
 お話は外国の戯曲です。こういうのはたいてい芝居のうまい人がやると思っているのですがそのとうりでした.
話は観たとうりなので、そんなに新鮮さはないのですが,叔父さん役の方がとても良かったです.
 今,この芝居をここでかけた意味は何だろう.うまい芝居を見せるだけではないと思うので、その辺をもう少し表現して欲しかったような気がしました.

コンダーさんの恋

コンダーさんの恋

明治座

明治座(東京都)

2014/01/02 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★

新年に見るのに楽しい作品
大地真央さん美しい。
和洋の踊りあり、着物、華やかなドレス
歴史の裏話だが楽しめる作品。

けんじ君の春

けんじ君の春

“STRAYDOG” Seedling

池袋GEKIBA(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

ネホリーとハホリー☆
(^0^)/
面白かったです。
ダメ男なのに、どこか憎めない、
けんじ君とその周囲が
巻き起こす珍騒動♪
笑って笑って、そして
前向きになれる舞台です!
若手の役者さんたちが
魅せてくれます☆
観劇日記をブログに書きました。

地獄篇 ―賽の河原―

地獄篇 ―賽の河原―

鬼の居ぬ間に

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★

良くできたお話
 全体的に細部まで手が込んでいてとても良くできたお話だったと思います。

 でも僕は個人的には好きになれませんでした。理由はよくわかりませんが。


 暗い話は大好きなんですが、舞台空間に向かって閉じていく作品、演劇を完成された作品として提示しようとしているものがあんまり好きじゃないのかもしれません。違うかもしれません。


 でも、おもしろかったとおもいます。


 偉そうなこと言ってスミマセン。

かなわない夢ガール

かなわない夢ガール

タイマン

スタジオ空洞(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

初タイマン
面白かったです。四人の役者が狭くて天井の低い舞台を飛び回る。主演の笠井さんは熱演してますが、いろんな顔を見せてくれる。90分間飽きずに観れます。齋藤陽介さんの母親役がツボでした。余計な暗転を避け、舞台上で生着替えも幾つか。終演後、配役表が配られ、気になって2度観しました。

第6回公演「田所クライシス セカンドインパクト」

第6回公演「田所クライシス セカンドインパクト」

Artist Unit イカスケ

王寺町やわらぎ会館(奈良県)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

田所さんって
田所さんって名字、どちらかといえばそんなにメジャーじゃない、と思うのですが。
あえての田所さん推し、田所さんという名字にいったいどんな思い入れがあるのだろうか。

そんなことはさておき(笑)
いきなり突拍子もない骨董無形な怪盗集団の解散会議から話は始まり。
そこからまさかの現在、過去、未来をまたにかけた、陰謀渦巻く壮大な物語に。
意表を突く展開につぐ展開だったにも関わらず、まったく話は破綻しておらず、しっかりまとまっていて。
しかもさすがコント職人でもある青木さんの作演、細かいところに放り込まれてくるネタがおもしろい、おもしろい。

あんなにおもしろい舞台やったのに・・・油断して途中何度か意識を失ってしまったのが悔やまれてなりませんっ。
王寺町やわらぎ会館、初めて行きましたが、めっちゃ良い劇場でした・・・ふかふかの椅子に寛ぎすぎました・・・。

ハラカラ コエダス レクイエム

ハラカラ コエダス レクイエム

GAIA_crew

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★

ハラカラ・ワラッテ・ナケマシタ。
前回のセツナコウロ行きたいなと思っていけずに終わり、今回も行けなく終わりそうだったけれど時間調整して滑り込み。劇場入り口から葬儀をテーマにしている作品をしっかりと盛り立てていて下さっているし、主宰さんの前説もクスリと笑わせて下さって好印象。パンフレットに「思わず帰り道に家族に電話したくなる」って書いてあったけど、その思惑はしっかりと成功する作品なのではないかな。OP役者紹介のある演劇って好きなのでああいう見せ方して下さるのも楽しかった。主役の都ちゃん、くそ真面目に働き続けて食道楽がただひとつの趣味で浮いた話の一つもなく事故に遭って死ぬ、という役どころがアラサ―独身女子の自分にいとも簡単にサクッと刺さって何とも言えない気持ちで見てましたw津川さんイケメンだけどファーストキスの相手にするのはやだなああんな気性の激しい人w(以下ネタバレへ。)

ネタバレBOX

音影の鬼丸さんばっかり見てたんだけど、今回はいきなりぱっつんカットで出てきます、似合わないにも程があるwあんなにかっこいい人なのに、髪型とは残酷ですねw話は、事故で死んだ主人公ちゃんが未練を残してて、死神(ほんとは自分のお母さん)に会って、自分の気持ちを他の誰か一人に代弁してもらおう!ただしその相手が七日のうちに出来なかったらそいつも死ぬぜ☆っていう(超雑なあらすじ)。その相手に当たったのがやる気のない葬儀屋バイト新人。でも、本当にやる気がない子っていう訳じゃなくって、作品通して「素直に理解して成長できる子」だと思いました。正直、お父さんと同僚の女の子以外は全員問題児ばっかりじゃなかろうかwまえむき銀行係長の山本フリーザ様は細かいところでネタ仕込んでくるのでわかる人は笑いますしw、望月さんの出演作は何本か見てますがなかなかのはっちゃけ具合が楽しい。☆一個減らしたのは、小道具のつくりの甘いところがちょっと見えちゃったのと、客席がもうちょっと快適だったらな、ということで。
Dear friends (大阪)

Dear friends (大阪)

劇団6番シード

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこりあったかホームドラマコメディ
そこに集う住人は、家族ではない、赤の他人同士。
しかしまぎれもなく家族でした。
そんな一癖も二癖もある人々が織りなす、ドタバタホームドラマ。

その年毎の様々な春夏秋冬の季節、5年の月日が描かれていて。
その流れる時間、変わりゆくもの、変わらないものが、またなんともいえずせつない。
だいたい西暦2000年前後が舞台の時代設定だったのですが、その当時流行っていた歌が、各季節の最初に流れて。
自分のその時代を思い出したりもしつつ、「懐かしい」という感情が効果的に喚起されました。

カーテンコールの挨拶で、大阪と東京の笑いの違いを意識した、とおっしゃっておられまして。
その辺り、どう変化させたのか気になりつつ。
ツボ突かれるツッコミ満載で、とても面白かったです。

20周年か~長いですね。
わたしが6番シードさんを観始めたのは、わたしの浅い観劇歴に見合ったごく最近、ここ数年のことですが。
畳みかけるようなサスペンスコメディや、胸を突くシリアスストーリーなど、色々な作品があった中。
20周年記念の作品が、こういう各劇団員さんをじっくり堪能できる、そしてぬくもりのある幸せな舞台になったのは、なんだかしみじみ良かったなぁと。
そして大阪来てくださって良かったなぁ、観られてよかったなぁと思います。

12匹

12匹

theater 045 syndicate

相鉄本多劇場(神奈川県)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/28 (火)公演終了

wwwwww
見やすく、入り込みやすい工夫が随所にあって、言葉の応酬の真ん中に立っているような感覚にとらわれる。さらに一文字も聴き逃さない気概で見ると、途中からはなんだかもう陶酔状態。いろんな世代が集まって、いろんな意見に触れ、それぞれの立場での理屈、へ理屈に全身がくすぐられる。元来ヤジ馬気質な私にとっては、かなり面白かったです!!

ネタバレBOX

入ると煙草の匂いにまず辟易。会場前に客席で吸う出演者?スタッフ?がいるなんて、始まる前から不快だ!!終盤はスモークの焼け焦げた匂いに思わずボヤ?とおののく。。。私の鼻がよすぎるのでしょうか・・・
れみぜやん

れみぜやん

ピースピット

ABCホール (大阪府)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★

リバースキャスト初日
いまさらながらに、そうか自分が観たのはリバース、裏返しの方だったのかと。。。
『れみぜやん』は、キャストが裏表対比入れ替わりのダブルキャスト。
根底から覆るタイプのダブルキャスト制に、予定の都合上リバースしか観られなかったのですが、どちらも観たかったような、でも脳が、心が、混乱してしまいそうな。
それくらい、役が生きてました。
実力派揃いの役者さん達の渾身の熱演は、舞台に各登場人物の人生を降臨させてました。

ピースピットといえば、やはり豪奢な演出が話題になりやすい。
しかし、今回は芝居を彩る様々な装飾は小ネタ等も含め、控えめ。
物語、芝居、そのものが真摯に突き詰められ丁寧に作られていた感がありました。

それでも、もう勘弁してほしい・・・ってくらい笑かされるネタもありましたが(笑)
特にあの大女優の、あんな姿、あっぱれすぎです、素敵すぎです。

本家レ・ミゼラブルとの相違、そこにメッセージが込められているように思います。
観終わった後でも、そのあたりに想いを馳せると、まだまだ、まだまだ深く深く潜れそうで。
とても響きました、3時間が苦になりませんでした。
ありがとうございました!

ネタバレBOX

ラストシーンの石原さんの熱演に、やられてしまいました。
あのお父さんを演られた石原さんが、トゥルースでは警部に。
そして、リバースでは警部だった山浦さんが、トゥルースではあのラストシーンを演じるのかと思うと・・・。
やはり心が混乱してしまいそう(笑)
道遠からん

道遠からん

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2014/01/06 (月) ~ 2014/01/16 (木)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
ちょっとレトロな感覚の不思議な芝居で、最初とどまいましたが、見慣れるにつれて俄然面白くなってきましたね。威勢のいい女優さん達の演技にすっかり魅せられました。

しろたへの春 契りきな

しろたへの春 契りきな

演劇集団 Ring-Bong

サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)

2014/01/18 (土) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

よかったです
ある家族を通してみる日韓の歴史。色々と考えさせられる重いテーマですが、中庸を得た良い作品で、芝居として十分に楽しめました。ピアノの演奏と歌が雰囲気を盛り上げていました。

地獄篇 ―賽の河原―

地獄篇 ―賽の河原―

鬼の居ぬ間に

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

評価が分かれよう
 子を失くした母親の時計は止まってしまう。この国のかたちを描いた秀作。内実が深い為、解釈によって評価は星4つと5つに分かれよう。(追記2014.1.26)

ネタバレBOX

 (文意が分かりにくくなるので、頭から)子を失くした母親の時計は止まってしまう。対極にあるのは、女の業と言われる訳の分からないイメージだろうか? 無論、思想的オリジナルを辿れば、仏教のカルマに行きつくだろう。だが、それは、性差を意味しない。然し、大抵は、そんな高尚な哲学とは無縁のレッテル貼りに過ぎまい。そうでなければ、皮相なレベルで差別などするものか。これは社会的階層の問題ではない。総ての人間が、己自身の尊厳の問題を持ち得るか否かの問題である。経済的に力を持っていようが、政治力があろうが、社会的地位が高かろうが、そんなことは一切関係ない。要は、己の力を正確に知り、為すべきことを知ってそれを実践しているか否かなのである。身の丈以上のことはできないし、する必要等ない。己の出来ることをしっかり為せばよいのである。
 狡い連中が、その能力だけを活かして他者を追い詰める時、蟻や蜂他の社会的生物には考えられぬ程オゾマシイ腐敗に浸り切るのが人間の特性である。この卑劣極まる狡猾によって、人間だけが異常な格差を持つ社会を作り上げた。狡猾な連中に宗教は無い。在るのは欲得のみである。彼らが宗教の話をする時、それは、宗教を用いて或いは政治化して如何に儲けるかであり、如何に牛耳るかなのであってそれ以外ではない。今作の基本コンセプトの中で語られる賽ノ河原での被害者、或いはいたぶられる者は、無論、子供である。が、既にこの世のものではない。その死因が、子の祖母による殺害であっても、その死を最も深く負うのは、生母である。今作冒頭シーンは、祖母が、孫の首を絞めて殺害するが、それを止めようとする生母をその実姉が止める。結果、子供は死んだ。その罪の意識は生母が負わされた。このような構造が、妖怪を生み出す前提にある。少なくとも、この国の形である。
 賽ノ河原のシーンは一度も登場しない。それは、音によって表される。この辺りが、怖さを感じさせる為に仕組まれていることは容易に推察できよう。ところで、デハケは、敢えて不自然な間や、互いのシーンの干渉し合う形が取られている。観客は、作品への没入を阻害されるので、この演出をどう捉えるかで評価が分かれる原因になろう。然し、無論、これも、この国の形を表している。自立を阻み、他者との共存の為には、己を虚しくしなければならぬ、という強制である。恐らくは、世界史的に見て最も早い段階で確立された為政者の手腕が、このような民衆の意識を作った。少し、説明しよう。人別帳がハッキリし、民衆が抗う為の武器を取り上げ、為政者が弾圧の手段を独占するという体制。これが、この国の基本的な形である。(具体的には太閤検地と刀狩)によってその基礎が築かれ、江戸時代の武家・町人諸法度、五人組等による連帯責任制、分限思想と儒教でがんじがらめに縛ったのである。このような状態で革命など夢のまた夢であるのは、必然であろう。お上に楯突くことは、即ち犬死にすることにほかならなかった、この国の民衆の非独立性が、またその奴隷根性が、この国の形を規定していると言っても過言ではない。
 日本以外には、恐らく「四谷怪談」流の恐怖はあるまい。この作品が、忠臣蔵外伝として書かれていることも象徴的である。
 今作も、怨みつらみの源流にあるのは、即ち地獄の正体は、このような、この国独自の歪つな支配とそれに馴らされた衆生の哀れなすすり泣きである。

Day By Day

Day By Day

劇団かさぶた

OFF OFFシアター(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

【豚チーム】観劇
役者の経験を盛り込んだような感じでした。

ネタバレBOX

アパートの一室における年末年始の風景。

役者をしている奥さんの妹が、役作りのため夫婦を観察しようと突然押し掛けて来て、夫がどんな反応をするかを調べるために、奥さんが妊娠したと捏造までするのは如何なものかと思いましたが、芸のためなら何でもありで、チケット売ってなんぼの根性はそれはそれでお見事でした。

妹のあざとさに加え、奥さんに今もなお恋心を抱く友人がいたり、役者に未練を残す友人がいたりと、爽やかさはあまり感じられませんでした。

究極は、最後の舞台挨拶で、奥さん役の役者さんが何が面白く無いのか沢尻エリカ嬢のような仏頂面で突っ立っていて、こちらのテンションは一気に下がりました。

台詞の覚え方には色々あると思うのですが、マーカーで色を塗る行為が自分を特別視するということで批判されるとは知りませんでした。

新年になって誰も明けましておめでとうと言わないのも変でした。
『おぶ・ざ・でっどな夜 壱』

『おぶ・ざ・でっどな夜 壱』

JOHNNY TIME

エビス駅前バー(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

トータル6プラスワン
ヤツラの短篇集。
いろんなヤツラが出てきます。
ヤツラを知らない人も知ってる?人も、
楽しんでみることができます☆

70分とありましたが公演時間は約75分でした。

Aチーム3公演、Bチーム3公演、JKイベント。
トータル6公演プラスワン観に行きました。

ジョニーと二人芝居、まりあバージョンとかおりバージョンもプチ解説できるまでになりました(笑)

サヨナラの物語 東京公演

サヨナラの物語 東京公演

劇団PEOPLE PURPLE

新宿シアターモリエール(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

ありがとう・・・泣ける物語
ファンタジー仕立ての泣ける物語。
素直な気持ちで舞台を観る人なら、そういう気持ちになると思う。
「死」という避けられない別れを描いており、哀しい話であるのだが、心温まる
ストーリー。
会場からはすすり泣きが聞こえた。
舞台挨拶はダブルコール。
こういう良い劇団と出会えるから、観劇はやめられない!
上演時間2時間。

ネタバレBOX

物語は2つのストーリーを同時並行で描いている。
哀しい場面とコミカルな場面の強弱が素晴らしい。

・売れない小説家が末期ガンと宣告され、余命3週間を家族・父親・妹、周囲の人へ別れを告げる姿を描いた物語。
・母娘の親子。母親が重い病気で生活保護を受ける生活。
10代の娘が働いても、どうにもならないほどお金に困り、自殺を考え・・・。

どちらのストーリーも昔飼っていた既に亡くなっている犬(レン、ケン)が、
使者として登場。

・死の迫った小説家には、レンという出版社の女性が、「周囲の人たちとの別れ」と「自分の想いを最後の作品として遺すこと」を薦める。

小説家が、確執のある父親へ、そして愛する妻へ「ありがとう・・・」と
伝えるシーンでは、会場のすすり泣きがピークに。
小説家が亡くなった後の、小学生の息子、娘、妻の悲しむ姿をセリフ無しに描いた演出は印象的。

・娘には、ケンという本屋のバイト仲間の男性が、自殺しようとする娘を
制止し、飼われていた昔のことを語り出す。
そして、生きる希望を与える姿を描いていた。

「小説家が遺した最後の作品」が本として出版され、世の中に支持されていく中、小説家の家族が本屋へその本を買いに行く。
そして、レジに立つ娘。それを見守る小説家、レン、ケン。
個人的に、物語の終わり方が大好き。
言葉なんかいらない(笑)。

小説家を好演した菅野さんがいたせいか、ちょっとキャラメルテイストの物語に感じたなあ(笑)。でも良いものは良い!


<気になった点>
・物販について
物販コーナーが狭く、人気劇団のため物販をみる人が多く、通路を塞ぐ形になるため混雑していた。劇団側も予想していたようである。
私も物販をみたかったのであるが、混雑を避けるため劇場を後にした。
舞台下に臨時コーナーを設けるか、舞台上に商品を並べる等(観客は舞台にはのせない)、コーナーを複数にした方が良いのかも。。
それにしても人気あるなあ。分かる気がする(笑)。

最後に、レン役を好演した片山誠子さん。
多分、以前、新宿画廊で観た「血で血を洗う、骨肉のラララ―」に出演した方だと思う。
2年半前に観劇したが、特徴のある話し方をするので、印象に残っていた。
客席からではあるが、こういう再会は嬉しい(笑)。

関西の劇団のため、次回公演がみれるかは分からないが、
東京公演は今後も観劇しようと思う!

二十世紀の退屈男

二十世紀の退屈男

劇団三日月湊

上野ストアハウス(東京都)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★

しっとり
理解しづらいところはありましたが、人の数だけ様々な想いが詰まっていました。

ネタバレBOX

小汚いボロアパートの一室ですが、そこには過去に住んでいた人たちの想いが残っているという話。

向上心のある人は転居後成功したかもしれません。家族持ちは一軒家を建てたかもしれません。田舎に帰った人もいれば、学生さんは卒業して出ていきます。転居しても代わり映えのしない生活を繰り返す人もいれば、終の棲家と考えていた年寄りもいたでしょう。そして、残念なことですが、事件に巻き込まれた人や自殺した人もいました。アパートにはそんな歴史が詰まっています。

若い男性の遺書のようにも思われましたが、出したのが女性だとすると、手紙の意味や流れが良く理解できませんでした。手紙をグイグイ押し当てて若い男の額にも傷がつき、退屈男が二人になってしまってややこしくなりましたが、真の退屈男は若い男だったということでしょうか。

銭湯シーンがありました。元々南河内万歳一座の作品ですからあって当然なのですが、肌色のパンツを履いている安心感からか、二つの湯桶を動かしながら隠し切る芸に緊張感がありませんでした。本当のところは分かりませんが、南河内万歳一座の役者さんたちだったらパンツは履いていなかったのではないかと想像してしまいます。

劇団5454『マザー』での活躍が印象に残る佐瀬恭代さんの顔芸は見ものでした。不動産屋の事務員さんの変顔も良かったです。

何年のカレンダーかと気になって、帰りに良く見てみようと思っていたのですが、ラストで今の住人に片付けられてしまい分からずじまいでした。小憎らしい演出ですが、そこが良いのだと思いました。
コンダーさんの恋

コンダーさんの恋

明治座

明治座(東京都)

2014/01/02 (木) ~ 2014/01/27 (月)公演終了

満足度★★★

麗しい
特筆すべきは、大地真央さんの麗しき男装を観られたこと。
これが、この公演の最大の価値ではないかと思います。
まぁ、カッコイイです。
客席に、オバサマ達の溜息交じりの歓声が上がります。
その気持ち…解りました。
また、最後のドレスで見せた透き通るような白い肌は、目が眩むほどでした。

語り部と勝海舟を演じられた江守徹さんは、重病から復活されたこともあり、
多少滑舌に難はありますが、その存在価値は大きいです。

秀逸だったのはベンガルさん。
薩摩弁を駆使して、大活躍でした。

またG2作品の常連でもある三上市朗さんと久ヶ沢徹さんの安定感は揺るぎないです。

ただ、作品全体を見ると
まるでテレビの歴史ドキュメント特番のようなテイストで
やや説明が多すぎる感じでした。
特に前半は間が悪かった気がします。
コメディ色が強かったですね。
もっとシリアスな作品なのかと思い込んでいたため、
自分の思い込みとのギャップを埋めきれませんでした。

唐人歌舞伎「沈黙は語る」

唐人歌舞伎「沈黙は語る」

劇団ショーマンシップ

甘棠館show劇場(福岡県)

2014/01/23 (木) ~ 2014/01/28 (火)公演終了

満足度★★★★

これは、名作なんじゃないかと思う。
テーマ性やタイムリーさなど総合的に言って今シーズンの福岡演劇シーンの名作の一つに数えられていいように思う。

広田・東京裁判への基礎的なドキュメンタリーとしても、演劇的なドラマ性にしても、人間とはなにかという問題へのアプローチについても成立していると思う。

ネタバレBOX

長いのは、こちらから
「ショーマンシップ「沈黙は語る」をみた。これは、名作なんじゃないかと思う。」
http://sakuteki.exblog.jp/20274106/
レーザービーム!

レーザービーム!

はらぺこペンギン!

駅前劇場(東京都)

2014/01/22 (水) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

いい話
話が飛び過ぎてどうなるかと思ったら、きれいに回収されていた。
そして観終わって感じたのは、「ええ話や~」
思わず涙ぐんだところも。
その泣きそうな所で、フッと笑いを入れるタイミングも良い。

ただ120分はちょっと長く感じました。
ギャグもホロリとくる場面も、もう少し絞ってくれたらいっそう楽しめたと思います。

ネタバレBOX

個人的には、おじいちゃんが戻ってきて、歌ってくれたところで終わってもよかった。
レイザーラモンだけは、色んな意味で、見ていてつらかった(笑)
しかし、あのお寒い前説で不安がらせておいて、それもネタだったというのには、拍手を送りたいです。

忍者のしつこい下ネタも、ちょっと引いていたのですが、最後にあのオチかと納得した次第。
バイトの女の子が、物分かりよすぎておせっかいだったのも、なるほどな~。

なんで天道家の人たちだけ時空警察に記憶を消されなかったの?とか聞くのは野暮ですね。

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