
シャーロック ホームズ ~ アンダーソン家の秘密 ~
東宝芸能
仙台銀行ホール イズミティ21・大ホール(仙台市泉文化創造センター)(宮城県)
2014/02/25 (火) ~ 2014/02/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
全ては、大きな愛が起こしたこと。
ストーリーは、
双子の兄弟に愛された女性が、
一人を選んだ直後に失踪し、
その捜索をホームズが依頼されるところから始まる。
次々と立ちはだかる謎に、
全く話が見えないのだけれど、
全ては、大きな愛が起こしたことだった。
・・・切ない事件だったなぁ。(ρ_;)
それにしても、
皆さんの歌声に聴き惚れた♪(*^o^*)

南京・Nanjen
メメントC
Geki地下Liberty(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
考えさせられます。
南京大虐殺事件をテーマに見ごたえはありました。これがリアルに事実。かなりひどいことを起こしたなと改めて実感しました。何でこんな事が起きたのか?誰が主導したのか?恐ろしいですね今考えると。それにしてもばれなければ見えなければ何でもあり何でもありなんでしょうか?そして認めない人物、人間の一番いやなところを見たような気がします。時間はあっという間に過ぎましたが・・・。

歓喜の歌
ソラリネ。
上野ストアハウス(東京都)
2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
本間理紗が傑出!
ソラリネ。+福地慎太郎どちらも初体験。
で、その演出手法における「文法」が理解できていないからか、なんだか何もかも抽象的でよくわからなかった。とくに導入部〜中盤、設定や世界が不明確すぎて、いや、あえてそういう手法での展開なんだろうけれども、サッパリついていけなかった。
物語を伝えることよりも、漫画的な記号表現や映像的演出、劇中での時間の扱い方など、技法が目的化している印象を受けた。
そして中盤以降。
もともと数年前にEテレ(教育テレビ)の高校講座で見かけて、ちょっと気になる程度だった本間理紗!
もともと本間理紗が出演するということで興味を持った作品だったのだが、ここまですばらしいとは思わなかった。
儚く、可憐で、ミステリアスで、哀しい。
ときに恐ろしく、絶望に満ちた表情をたたえつつも、救い、救われる。
この作品の中で、他のキャストがダメとは言わないにしても、本間理紗抜きでは世界が成立しないのではないか、そしてダブルキャストのもう一人の方は大丈夫か?と思ってしまうほどの白眉。
本間理紗がアリッサじゃなかったら途中でストーリーを追うのを放棄していたかもしれない。
今後この人が出演する作品は必ず観にいこうと固く決意した。
…ところで穢多のゾンビどうなった?

monodrama -モノドラマ-
彗星マジック
LIVE&CAFE BAR PLACEBO(大阪府)
2014/03/22 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
号泣。
チムニースイープラララは本公演でも観たのですが、ひとり芝居でも雰囲気がそのままで物足りなさもなく、凝縮されてることで純粋さが色濃く残りました♪
シロとクロは開始10秒くらいでウルウル。
飼ってた犬が私もクロという名前だったので、同じ様に気持ちでは走ってました、もちろん号泣でした(T_T)。
とても良い時間をありがとうございました(^^)

東京観世会
社団法人観世会
【閉館】観世能楽堂【渋谷】(東京都)
2014/03/22 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了
満足度★★★★
古くて新しい
上演時間3時間30分、休憩1回。古典の能は初鑑賞。能楽堂に入ると能舞台とほどよい照明で気持ちが落ち着く。自由席は背もたれに入り口で渡される札をつけて席を確保する。600年もの伝統を持つものに対していうのも変かもしれないが、前衛的な印象を受けた。これははまりそうだ。また、狂言が予想よりもだいぶ面白かった。

江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★
堪能しました
劇団初見。これは実に見事な和モノダークファンタジー。レトロな選曲のあやしげな生演奏もとても効果的。堪能しました。

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2
居間 theater
HAGISO(東京都)
2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2
居間 theater
HAGISO(東京都)
2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
![『踊りに行くぜ!!』Ⅱ[セカンド]vol.4 東京・京都公演](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/425/stage42574_1.jpg)
『踊りに行くぜ!!』Ⅱ[セカンド]vol.4 東京・京都公演
JCDN
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2014/03/22 (土) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
3本立て
上演時間2時間30分、休憩1回。それぞれしっかりと作品を見せるつくりになっていて個々には気に入ったのだが、1本当たりの時間が長く集中力が続かなかった。

屠畜場の聖ヨハンナ
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
現代的なブレヒト芝居
創立60周年にふさわしい名作の上演だった。1929年のアメリカシカゴを舞台としていながら、そのストーリーは今に通じるものがある。なにより主人公の好演が光る。救世軍の時と、そこを追い出されてから後との落差を見事に演じきられていた。ブレヒト的な「ただでは終わらない」最後の主人公の心を射抜くような台詞も良かった。演出は見る者によって感じ方が異なるだろうと思うが、電光掲示や映像は余計な感じがした。1920年代のシカゴの雰囲気ではないからだ。

蝶々殺人事件
ネルケプランニング
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★
「名探偵皆を集めてさてと言い」横溝正史原作!戦後初の本格長編小説・ 由利麟太郎シリーズの舞台化!
前から気になっていた昭和文学演劇集、
「黄金仮面」「少年探偵団」に続く第三弾にして
やっと観劇。
レトロな雰囲気で、ストレートな推理劇なんて
めったにないのと、
横溝正史原作、戦後初の本格長編小説・
由利麟太郎シリーズの舞台化!
で期待していましたが・・・
まず客層がほぼ女性しかいないのに驚き。
確かに出演者も女優は一人だけ!でした。
昭和十二年。歌劇団の主宰・原さくらが、
オペラ「蝶々夫人」の公演を前に突如失踪。
数日後、薔薇の花びらと共に死体となって
コントラバスケースの中から発見される!
探偵・由利麟太郎は事件の調査を開始するが
新たな殺人が次々と起こる。
クライマックスは、横溝正史作(と言われる)
有名な川柳「名探偵皆を集めてさてと言い」
のとおり、全員を集めて謎解きを始める。
言葉の説明だけではわかりにくいところも
多かったのですが、話は面白かった!
ラストもよかったです!
原作を読んでいないので、どこまでが
横溝先生の書かれた部分と同じかどうか
はわかりませんが。
が、しかし、若手中心の俳優さんたちの演技力
不足を感じます。
特に長い謎解きの説明が多い探偵役の人。
基本的な技術力を身につけた人たちで演じてほしい。
じっくり落ち着いて観ていられないのです。
それと、舞台装置。
舞台上、背景と両サイドに「縄のれん」のような
ものを垂らしてあり、登場人物はその隙間から
出てくるというのも工夫したのでしょうけれど、
安っぽく見栄えがよくない。
もっと昭和初期をイメージさせるような、
正統派の背景にするか、いっそのこと「何もない」
真っ暗なほうがイメージが広がる。
衣装も当時をイメージしたのだろうけれど、いまひとつ。
特に主役の探偵が、パッチワークのような妙な
デザインのスーツで一番よくない。
基本は大事、技術は大事、と妙に納得した
作品でした。

海を越えた挑戦者たち
劇団俳小
南大塚ホール(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
全てが負けからのスタート!
私の記憶に残っている一番古い甲子園出場高は沖縄返還後の1975年赤嶺投手要する豊見城高、勿論監督は栽さん。
あの時のアルプススタンドでの応援が、テレビ観戦にも拘らず、他と何となく違うと感じていた。それは、沖縄の皆さんの思いが深く単なる野球の応援ではなく、沖縄自身の戦いなのだということが少なからず理解できました。
「幻燈辻馬車」とは全然ちがう顔の俳小の舞台に劇団の懐の深さと厚みを感じた。

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★
笑えない騒々しさ
ショパンの『別れの曲』の(フィクションの)誕生物語を描いたコメディー作品でしたが、個人的には脚本・演出・演技とも好みではなく、全く笑えませんでした。
ナンセンスコメディーとの触れ込みでしたが、意外と筋の通った内容でナンセンスさはほとんど感じられず、コメディーらしさもハイテンションでオーバーな演技ばかりで、思惑の行き違いやシチュエーションによって笑わせる意図が感じられず、ただ騒がしいだけにしか感じませんでした。
冒頭から登場人物が出揃うまではストーリーテラー的に客席に話しかける女中が中盤以降はその役割が失われていたり、シューマンの躁鬱病(そもそも鬱の描写になっていなかったと思いました)が物語に絡んで来なかったりと、設定が活かされていない様に思いました。
登場人物がピアノを弾くシーンでアップライトピアノの向こう側で演奏する振りをするのは音がそこから聞こえて来て実際に弾いているみたいで、面白い見せ方でした。
日本の話が出てくるシーンで『葬送行進曲』が伴奏音型はそのままにメロディーが『さくらさくら』に変容するのは音楽的ユーモアセンスがあって良かったです。もう少しこの様な遊びを入れても良いと思いました。
ピアノの高音域調律が狂っていてせっかくの生演奏が変な響きになってしまっていたのが気になりました。全体的に無駄に照明の色を変え過ぎで、安っぽく感じましたが、ミラーボールを用いて劇場内に音符型の光を漂わせたのは素敵でした。

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~
鈍牛倶楽部
駅前劇場(東京都)
2014/03/07 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「そのシーンのために」衝突し合う人々の雑多な日々。
私のような観劇入門者でも「演劇界の重鎮」と
紹介文に書かれる様な、あの岩松了さんが
プロデュース・作・演出、「1年前からワーク
ショップをくり返し、濃密な空間を作り上げた」
という作品を、「駅前劇場」という小劇場で
上演するなんて、何といつまでも挑戦的で、
”姿勢”が若い人なんだろうと思う。
そして、安藤聖さん推し、なこともあっての
観劇です。
「四谷怪談」を独自の解釈で上演しようとする
演出家・作家、そして劇団にかかわる人々の
雑多な日々を描く物語。
劇団の人たちの苦悩?や嫉妬や葛藤・・・
登場人物たちは、文句を言いながらも、
その相手にはハッキリ言わずに責めたり、
実際付き合っていないのに一緒にいたり、
実にいらいらする性格の人物ばかりですが
それが現実なんでしょうね。
いろいろと企んでいる人や、それに乗って
しまう人、とか。
岩松さんの作品は舞台上よりも、「見えてい
ないところで」大変なことが起きる。今回も。
また、会話が複数同時に進行する場面が
あるのも面白い。
人間はどれかひとつしか理解できないものなんですね。

SHUNPU Gaiden ~春風外伝~
株式会社 レジェンドステージ
博品館劇場(東京都)
2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
劇場が心地いいリズムに包まれた!
座長石坂勇、かつてのTAP TIPS同級生天宮良を中心に、歌、タップ、ダンスをたっぷり魅せてくれた。「アナと雪の女王」の声優もこなす津田英佑、完璧なまでに役を表現した蒼井翔太(歌声もいい)、小玉久仁子の器用さも光る。時代設定は江戸時代。吉春と吉宗の対立から端を発し、どこに行きつくのか?ひとつのリズムを貫きながら、全体の歌、ダンスに拡がる様は、圧巻だった。また、若手の俳優陣もそれぞれの個性を存分に活かし、舞台を盛り立てる。大笑い、小笑い?のギャグも随所にあり、年代問わず楽しませてくれた。
・・・・何だか、早く桜を見たくなった・・・・・・・。

アルトナの幽閉者
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
重くのしかかる歴史的な背景。しかし描かれるのは普遍的な家族愛。
戦争中の悲惨な経験がトラウマとなり
部屋に閉じこもったきりの長男、
次男とその妻、妹、独裁的な父親。
妹だけは入室を許されていたが、
次男の妻の介入でバランスが崩れ始める。
憎しみ合っていても、根底にある家族の
絆が消えることはない。
それは、次男の妻だけには理解できない。
最終的に下された選択において、
それでも父としての幸福があったのではないか
と思う。
出演者の皆さんの熱演、特に岡本さん、
美波さんの緊張感あふれる演技がいい。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
なんともウケを狙った団体名と舞台タイトルですが
ツイッターで盛んに「PMC野郎」の名前を見つけ、
CoRichでも急激な盛り上がりを見せていたのでついつい観劇。
短編集的な事が書いてあったので
「まあコント集だと思うけど、それなりに笑えればいいや」
ぐらいの気持ちだったのですが、メインは笑いを取りつつ
・ 考えさせられる話
・ 泣かせる話
・ 笑わせる話
・ シュールすぎて置いてかれちゃう話
など、ほんとショートストーリー多数ありすぎて
かつ、内容もそれなりに濃かったりして
ちゃんと記憶しきれたかどうかすら
分からないぐらいにボリューミー。
思い出して「観劇後に読んだ方がいいよ」とあったパンフ
見てみたら各短編名があったので把握し直せて
思いだせて良かった良かった。
あと脚本の方が
「たった1つでも、あなたの心の中に生き続けるものがあれば」
と書いてるけど、そういう意味では半分以上はドストライクだったと思う。
こういう短編集だと1本ハズレがあったとしても
全然気にせず次の1本行こう!って気になれるのも、
お芝居を気楽に楽しめて「いいね!」ボタンを押したい所。

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~
劇団東京イボンヌ
ワーサルシアター(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★
初見
はじめての東京イボンヌさん
はじめてのコメディーとのこと。うんうん、舞台の広さを考えるとこうなるよね。ネタが子供過ぎてショパンの社交界イメージギャクとは離れた感じがしたかな。大声で笑ってるお客さんもいましたね。つぼって違うなー。
挿入歌が生なのって贅沢。別れの曲はすばらしいよ。僕はしにましぇーんですよ。泣いてましたよ。ショパンも途中から一緒に歌ってほしかった(ウケデネ)。
そうそうショパン役の彼がロバートの秋山に見えてしまった。似てると思ったのは僕だけかな?サンド役の女優さんステキだったよ。きれいな声してた。
コメディタッチで「別れの曲」に持っていく作業は大変だったと思う。

DOLL 後ろむきな人生の前むきな歩き方
劇団天動虫
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
疾走感がありました!
とてもとても楽しかったです!
最初会場へ着いたとき、セットが何も無くて、どうなるのかなーと思っていましたが、ああ、なるほどと思いました。
セットの使い方もとても面白く、そう使うのか!とか、なるほどなー、とか色々感心しました!
また、衣装も面白かったです。色のイメージがわかりやすくて、なんというか、視覚的に面白かったです。
演技も惹かれるものが多かったです。すごくエネルギッシュで
役者さんたちの全力をビシビシ感じました。一つ一つ丁寧に演じられていて見飽きることがありませんでした。特に詐欺師のお兄さんは表情の変わり具合が素晴らしかったなと思います。
全体的に大満足でした!これからも応援しています!

「40 Minutes」
TABACCHI
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了
40分って難しい
個別の感想は別記するとして、
40分の芝居って難しいと思った。細かく描こうとすると時間オーバーになるし、あまりにメッセージを絞ると、間延びした感じになってしまう。
その意味では、3つの団体ともよく考えているなあ、と思った。
ただ、3つ多分ばらばらだから好みが完全に分かれる気がする。