最新の観てきた!クチコミ一覧

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シャーロック ホームズ ~ アンダーソン家の秘密 ~

シャーロック ホームズ ~ アンダーソン家の秘密 ~

東宝芸能

仙台銀行ホール イズミティ21・大ホール(仙台市泉文化創造センター)(宮城県)

2014/02/25 (火) ~ 2014/02/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

全ては、大きな愛が起こしたこと。
 ストーリーは、
 双子の兄弟に愛された女性が、
 一人を選んだ直後に失踪し、
 その捜索をホームズが依頼されるところから始まる。

 次々と立ちはだかる謎に、
 全く話が見えないのだけれど、
 全ては、大きな愛が起こしたことだった。

 ・・・切ない事件だったなぁ。(ρ_;)

 それにしても、
 皆さんの歌声に聴き惚れた♪(*^o^*)

南京・Nanjen

南京・Nanjen

メメントC

Geki地下Liberty(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

考えさせられます。
南京大虐殺事件をテーマに見ごたえはありました。これがリアルに事実。かなりひどいことを起こしたなと改めて実感しました。何でこんな事が起きたのか?誰が主導したのか?恐ろしいですね今考えると。それにしてもばれなければ見えなければ何でもあり何でもありなんでしょうか?そして認めない人物、人間の一番いやなところを見たような気がします。時間はあっという間に過ぎましたが・・・。

歓喜の歌

歓喜の歌

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

本間理紗が傑出!
ソラリネ。+福地慎太郎どちらも初体験。
で、その演出手法における「文法」が理解できていないからか、なんだか何もかも抽象的でよくわからなかった。とくに導入部〜中盤、設定や世界が不明確すぎて、いや、あえてそういう手法での展開なんだろうけれども、サッパリついていけなかった。
物語を伝えることよりも、漫画的な記号表現や映像的演出、劇中での時間の扱い方など、技法が目的化している印象を受けた。

そして中盤以降。
もともと数年前にEテレ(教育テレビ)の高校講座で見かけて、ちょっと気になる程度だった本間理紗!
もともと本間理紗が出演するということで興味を持った作品だったのだが、ここまですばらしいとは思わなかった。

儚く、可憐で、ミステリアスで、哀しい。
ときに恐ろしく、絶望に満ちた表情をたたえつつも、救い、救われる。

この作品の中で、他のキャストがダメとは言わないにしても、本間理紗抜きでは世界が成立しないのではないか、そしてダブルキャストのもう一人の方は大丈夫か?と思ってしまうほどの白眉。
本間理紗がアリッサじゃなかったら途中でストーリーを追うのを放棄していたかもしれない。
今後この人が出演する作品は必ず観にいこうと固く決意した。

…ところで穢多のゾンビどうなった?

monodrama -モノドラマ-

monodrama -モノドラマ-

彗星マジック

LIVE&CAFE BAR PLACEBO(大阪府)

2014/03/22 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★★★

号泣。
チムニースイープラララは本公演でも観たのですが、ひとり芝居でも雰囲気がそのままで物足りなさもなく、凝縮されてることで純粋さが色濃く残りました♪
シロとクロは開始10秒くらいでウルウル。
飼ってた犬が私もクロという名前だったので、同じ様に気持ちでは走ってました、もちろん号泣でした(T_T)。
とても良い時間をありがとうございました(^^)

東京観世会

東京観世会

社団法人観世会

【閉館】観世能楽堂【渋谷】(東京都)

2014/03/22 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★★

古くて新しい
上演時間3時間30分、休憩1回。古典の能は初鑑賞。能楽堂に入ると能舞台とほどよい照明で気持ちが落ち着く。自由席は背もたれに入り口で渡される札をつけて席を確保する。600年もの伝統を持つものに対していうのも変かもしれないが、前衛的な印象を受けた。これははまりそうだ。また、狂言が予想よりもだいぶ面白かった。

江戸系 諏訪御寮

江戸系 諏訪御寮

あやめ十八番

小劇場 楽園(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

堪能しました
劇団初見。これは実に見事な和モノダークファンタジー。レトロな選曲のあやしげな生演奏もとても効果的。堪能しました。

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2

居間 theater

HAGISO(東京都)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

夕公演
上演時間50分。日数がたってしまいコメントなしの記録のみ。

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2

HAGISOパフォーマンスカフェ vol.2

居間 theater

HAGISO(東京都)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

昼公演
上演時間60分。日数がたってしまいコメントなしの記録のみ。

『踊りに行くぜ!!』Ⅱ[セカンド]vol.4 東京・京都公演

『踊りに行くぜ!!』Ⅱ[セカンド]vol.4 東京・京都公演

JCDN

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2014/03/22 (土) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

3本立て
上演時間2時間30分、休憩1回。それぞれしっかりと作品を見せるつくりになっていて個々には気に入ったのだが、1本当たりの時間が長く集中力が続かなかった。

屠畜場の聖ヨハンナ

屠畜場の聖ヨハンナ

東京演劇アンサンブル

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代的なブレヒト芝居
創立60周年にふさわしい名作の上演だった。1929年のアメリカシカゴを舞台としていながら、そのストーリーは今に通じるものがある。なにより主人公の好演が光る。救世軍の時と、そこを追い出されてから後との落差を見事に演じきられていた。ブレヒト的な「ただでは終わらない」最後の主人公の心を射抜くような台詞も良かった。演出は見る者によって感じ方が異なるだろうと思うが、電光掲示や映像は余計な感じがした。1920年代のシカゴの雰囲気ではないからだ。

蝶々殺人事件

蝶々殺人事件

ネルケプランニング

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★

「名探偵皆を集めてさてと言い」横溝正史原作!戦後初の本格長編小説・ 由利麟太郎シリーズの舞台化!
前から気になっていた昭和文学演劇集、
「黄金仮面」「少年探偵団」に続く第三弾にして
やっと観劇。
レトロな雰囲気で、ストレートな推理劇なんて
めったにないのと、
横溝正史原作、戦後初の本格長編小説・
由利麟太郎シリーズの舞台化!
で期待していましたが・・・
まず客層がほぼ女性しかいないのに驚き。
確かに出演者も女優は一人だけ!でした。

昭和十二年。歌劇団の主宰・原さくらが、
オペラ「蝶々夫人」の公演を前に突如失踪。
数日後、薔薇の花びらと共に死体となって
コントラバスケースの中から発見される!
探偵・由利麟太郎は事件の調査を開始するが
新たな殺人が次々と起こる。

クライマックスは、横溝正史作(と言われる)
有名な川柳「名探偵皆を集めてさてと言い」
のとおり、全員を集めて謎解きを始める。

言葉の説明だけではわかりにくいところも
多かったのですが、話は面白かった!
ラストもよかったです!

原作を読んでいないので、どこまでが
横溝先生の書かれた部分と同じかどうか
はわかりませんが。

が、しかし、若手中心の俳優さんたちの演技力
不足を感じます。
特に長い謎解きの説明が多い探偵役の人。
基本的な技術力を身につけた人たちで演じてほしい。
じっくり落ち着いて観ていられないのです。

それと、舞台装置。
舞台上、背景と両サイドに「縄のれん」のような
ものを垂らしてあり、登場人物はその隙間から
出てくるというのも工夫したのでしょうけれど、
安っぽく見栄えがよくない。
もっと昭和初期をイメージさせるような、
正統派の背景にするか、いっそのこと「何もない」
真っ暗なほうがイメージが広がる。

衣装も当時をイメージしたのだろうけれど、いまひとつ。
特に主役の探偵が、パッチワークのような妙な
デザインのスーツで一番よくない。

基本は大事、技術は大事、と妙に納得した
作品でした。

海を越えた挑戦者たち

海を越えた挑戦者たち

劇団俳小

南大塚ホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

全てが負けからのスタート!
私の記憶に残っている一番古い甲子園出場高は沖縄返還後の1975年赤嶺投手要する豊見城高、勿論監督は栽さん。
あの時のアルプススタンドでの応援が、テレビ観戦にも拘らず、他と何となく違うと感じていた。それは、沖縄の皆さんの思いが深く単なる野球の応援ではなく、沖縄自身の戦いなのだということが少なからず理解できました。

「幻燈辻馬車」とは全然ちがう顔の俳小の舞台に劇団の懐の深さと厚みを感じた。

ネタバレBOX

甲子園出場を果たし、惜敗に満足している選手や監督たちに、檄をとばす”勝つ喜び”は”本当に負けた悔しさがなければ味わえない”"本気で勝とうと思わなければ負けても悔しくない”という岩佐勝利(役名)の言葉は重く深かった!
そして、甲子園の土を持参するも沖縄本土には持ち込めず、捨てられた場面は胸からこみあげるものがあった。(まだ返還前米領土で当時の米貿易植物法により持ち込み不可)。
応援とプレーが一つの見せる場面とても臨場感ありました。
ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~

劇団東京イボンヌ

ワーサルシアター(東京都)

2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度

笑えない騒々しさ
ショパンの『別れの曲』の(フィクションの)誕生物語を描いたコメディー作品でしたが、個人的には脚本・演出・演技とも好みではなく、全く笑えませんでした。

ナンセンスコメディーとの触れ込みでしたが、意外と筋の通った内容でナンセンスさはほとんど感じられず、コメディーらしさもハイテンションでオーバーな演技ばかりで、思惑の行き違いやシチュエーションによって笑わせる意図が感じられず、ただ騒がしいだけにしか感じませんでした。
冒頭から登場人物が出揃うまではストーリーテラー的に客席に話しかける女中が中盤以降はその役割が失われていたり、シューマンの躁鬱病(そもそも鬱の描写になっていなかったと思いました)が物語に絡んで来なかったりと、設定が活かされていない様に思いました。

登場人物がピアノを弾くシーンでアップライトピアノの向こう側で演奏する振りをするのは音がそこから聞こえて来て実際に弾いているみたいで、面白い見せ方でした。
日本の話が出てくるシーンで『葬送行進曲』が伴奏音型はそのままにメロディーが『さくらさくら』に変容するのは音楽的ユーモアセンスがあって良かったです。もう少しこの様な遊びを入れても良いと思いました。

ピアノの高音域調律が狂っていてせっかくの生演奏が変な響きになってしまっていたのが気になりました。全体的に無駄に照明の色を変え過ぎで、安っぽく感じましたが、ミラーボールを用いて劇場内に音符型の光を漂わせたのは素敵でした。

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

宅悦とお岩~四谷怪談のそのシーンのために~

鈍牛倶楽部

駅前劇場(東京都)

2014/03/07 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

「そのシーンのために」衝突し合う人々の雑多な日々。
私のような観劇入門者でも「演劇界の重鎮」と
紹介文に書かれる様な、あの岩松了さんが
プロデュース・作・演出、「1年前からワーク
ショップをくり返し、濃密な空間を作り上げた」
という作品を、「駅前劇場」という小劇場で
上演するなんて、何といつまでも挑戦的で、
”姿勢”が若い人なんだろうと思う。

そして、安藤聖さん推し、なこともあっての
観劇です。

「四谷怪談」を独自の解釈で上演しようとする
演出家・作家、そして劇団にかかわる人々の
雑多な日々を描く物語。

劇団の人たちの苦悩?や嫉妬や葛藤・・・
登場人物たちは、文句を言いながらも、
その相手にはハッキリ言わずに責めたり、
実際付き合っていないのに一緒にいたり、
実にいらいらする性格の人物ばかりですが
それが現実なんでしょうね。
いろいろと企んでいる人や、それに乗って
しまう人、とか。
岩松さんの作品は舞台上よりも、「見えてい

ないところで」大変なことが起きる。今回も。
また、会話が複数同時に進行する場面が
あるのも面白い。
人間はどれかひとつしか理解できないものなんですね。

SHUNPU Gaiden ~春風外伝~

SHUNPU Gaiden ~春風外伝~

株式会社 レジェンドステージ

博品館劇場(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

劇場が心地いいリズムに包まれた!
座長石坂勇、かつてのTAP TIPS同級生天宮良を中心に、歌、タップ、ダンスをたっぷり魅せてくれた。「アナと雪の女王」の声優もこなす津田英佑、完璧なまでに役を表現した蒼井翔太(歌声もいい)、小玉久仁子の器用さも光る。時代設定は江戸時代。吉春と吉宗の対立から端を発し、どこに行きつくのか?ひとつのリズムを貫きながら、全体の歌、ダンスに拡がる様は、圧巻だった。また、若手の俳優陣もそれぞれの個性を存分に活かし、舞台を盛り立てる。大笑い、小笑い?のギャグも随所にあり、年代問わず楽しませてくれた。
・・・・何だか、早く桜を見たくなった・・・・・・・。

アルトナの幽閉者

アルトナの幽閉者

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/02/19 (水) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

 重くのしかかる歴史的な背景。しかし描かれるのは普遍的な家族愛。
戦争中の悲惨な経験がトラウマとなり
部屋に閉じこもったきりの長男、
次男とその妻、妹、独裁的な父親。

妹だけは入室を許されていたが、
次男の妻の介入でバランスが崩れ始める。

憎しみ合っていても、根底にある家族の
絆が消えることはない。
それは、次男の妻だけには理解できない。
最終的に下された選択において、
それでも父としての幸福があったのではないか
と思う。

出演者の皆さんの熱演、特に岡本さん、
美波さんの緊張感あふれる演技がいい。

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

なんともウケを狙った団体名と舞台タイトルですが
ツイッターで盛んに「PMC野郎」の名前を見つけ、
CoRichでも急激な盛り上がりを見せていたのでついつい観劇。

短編集的な事が書いてあったので
「まあコント集だと思うけど、それなりに笑えればいいや」
ぐらいの気持ちだったのですが、メインは笑いを取りつつ
・ 考えさせられる話
・ 泣かせる話
・ 笑わせる話
・ シュールすぎて置いてかれちゃう話
など、ほんとショートストーリー多数ありすぎて
かつ、内容もそれなりに濃かったりして
ちゃんと記憶しきれたかどうかすら
分からないぐらいにボリューミー。

思い出して「観劇後に読んだ方がいいよ」とあったパンフ
見てみたら各短編名があったので把握し直せて
思いだせて良かった良かった。

あと脚本の方が
「たった1つでも、あなたの心の中に生き続けるものがあれば」
と書いてるけど、そういう意味では半分以上はドストライクだったと思う。

こういう短編集だと1本ハズレがあったとしても
全然気にせず次の1本行こう!って気になれるのも、
お芝居を気楽に楽しめて「いいね!」ボタンを押したい所。

ネタバレBOX

各短編を想い出す為にもパンフにあった各短編名を並べちゃいます。

●客入れパフォーマンス『星になったガガ』
●幕間『振り向くな。そして君の手で掴み取れ、黄金を』
●第一話『魔法使いの苦しみは彼にしか分からない』
●第二話『私の彼は甲殻類』
●第三話『ふたりは永遠に』
●第四話『触り慣れた手のひら』
●第五話『頭空っぽの方が』
●第六話『悪魔のパンチ』
●最終話『What a Wonderful World』


各話振り返りつつ感想など。




●客入れパフォーマンス『星になったガガ』
開演30分前の開場時から、舞台上で1人の学生が
独り本を読んで勉強してる(言ってる内容はちょっと馬鹿っぽい)。

で、「帰ろ!」と立ち上がると不良達に囲まれ、
貧乏暮らしの中母親が無理して貯めてくれたという
修学旅行資金を奪い取られ途方にくれる学生。

そこにレディ・ガガ様が。。。

ガガ様「諦めちゃだめ!ガガが本公演終了までにあなたの
名前入りマフラーを編んで見せるから!」

で曲に合わせてダンスしながら、マフラー編みながら、
が舞台開始直前「今回(マチネ)はここまで!」って言うまで続く。

イッツ シュール・コメディー   って感じ。


●幕間『振り向くな。そして君の手で掴み取れ、黄金を』
メインストーリー的に各短編間のつなぎとして入る物語。

担任教師「野球部のエースのお前が、なんで万引きなんてしたんだ!」
と怒る教師、そして怒られる生徒。

校長ともう1人の教師(医療系の服着てるのでばけ学教師?)が現れ、
生徒に「おまえの金玉もませてくれ、おまえが入学した時から
我ら3人それだけがずっと夢だった!」と迫りだす。

いきなりの物語転換に訳ワカメだけど、「金玉」連呼に会場爆笑。

で、校長が(次に化学教師が、次に担任教師がそれぞれ)
「俺の知っている話をする、それに感動したら金玉もませてくれ」
と各短編へ入っていく。


このお芝居見てるとタイトル通り、
「ちょっと度を越したパンク or ファンキーな
お馬鹿お芝居野郎どものコメディ」と想像通りの展開だな、
と思いましたが・・・


●第一話『魔法使いの苦しみは彼にしか分からない』
有名整形外科医、どんなブスでも美人に生まれ変わらせる
その技術はさながら魔法のよう。

友人に「おまえの手で整形した女性と結婚した男はさながら
詐欺にあったようなものでは?」と聞かれ、
「知らなければそれは2人だけの物語」
(のような意味合いだったかな?忘れちゃった)のような返事を。


整形外科医の家は元美人の妻とイケメンの息子、という美形揃い、
先の友人の娘について
「エレファントマンと呼ばれるほどのブスで本人も家族も悩んでるらしい」
と話していると、次の場面でイケメン息子が「できちゃった結婚」。

「できちゃった」はどうかと思うが相手の娘も美人なので安心した整形外科医。


そして親族一同が集まる場に、なんと嫁の父親として先の友人が・・・


そう、イケメン息子の嫁は「元エレファントマン」だった。

そして、友人が先に「詐欺」の話をし、
それに対して回答した自分の言葉が浮かぶ・・・


確かにこりゃ葛藤するわ、自分で大量生産してた整形美人が
自分の息子の嫁になった、となりゃ・・・

そして産まれる我が孫。
鳴り響く電話を取ると
整形外科医「どっちだ!」
  「だから、どっちなんだ!」
  「どっち似なんだ!」


~ 終幕 ~


笑いよりまず考えさせられる内容だなあ、と物語の上手さを思いました。


●第二話『私の彼は甲殻類』
(ある女性が)ティッシュ配りのバイトで知り合った女の子の話。
女の子の彼氏は西洋種のロブスターらしい(レッドロブスターではない所を強調)。
彼はお金持ちの息子らしく
自分もいい所のお嬢様と偽って付き合っているらしい。

で、彼氏にティッシュ配りの場面を見つかってしまい、、、
しかしそこで指輪を渡され

~ 終幕 ~


書けなかったけど、1人の女性(実在しない、観客の視点)と
ティッシュ配りを一緒にしてる(ロブスターと付き合ってる)
女の子との会話+顔芸で笑わせるコント。


ただし本作については、彼が甲殻類である必要性と
彼が甲殻類だとどういう苦労があるか、など
「甲殻類」を題材に選んだメリット的なものが
見えなかったので佳作かなあ、と。。。


●第三話『ふたりは永遠に』
まったく姿の同じおじいさん2人(片方は口が悪く、片方はやさしい)。

口の悪い方「わしが死んだらちゃんとわしの代わりに
  妻の面倒を観るんだぞ、ロボじじい」

どうやらおじいさんの片方(本物)は病気で、
もう片方はその代役として作られたロボットらしい。


おばあさん登場、すぐ町内会のハワイ旅行(1ヶ月)へ向かうという。

おばあさん「それでは行ってきますね」
本物じじい「うるせえ、ばばあ。さっさと行け!」

再び戻ってきたおばあさんに
ロボじじい「気をつけていくんだぞ、、、いや、さっさと行け、ばばあ」


そして本物じじいは入院し、ロボじじいが後を引き継ぐ。

旅行から戻ったおばあさんとロボじじい。

おばあさん「・・・なんだかおじいさんが変わったような気がするのだけど」
ロボじじい「・・・うるせえ、ばばあ。気のせいだ、寝る」


そこへ本物じじいの死を(おばあさんに内緒で)ロボじじいに
だけ伝えに来る訪問者(そういう約束が取り交わされていた)。


そして、おばあさんとロボじじいの生活がこれから続くのか
(これだけでも十分優しい話)、と思わせて実は・・・


本物じじいの墓参りをする訪問者
「10年ぶりに会えたかい?
・・・まったくもってほんとどこまでも似たもの夫婦だったよ、あんたらは。
2人そろって全く同じ事考えるんだもんな。」


そう、おばあさんはもう10年も前に他界し、ロボばばあに入れ替わっていた。
そして今度はおじいさんがロボじじいに。


~ 終幕 ~


なんだか口は悪いが本物じじいの優しさと、
その10年も前に入れ替わっていたという本物ばばあ、
そして残されたロボじじいとロボばばあの
「優しさ」のようなモノにちょっと心の琴線に触れられた感じが・・・


●第四話『触り慣れた手のひら』
最近連絡にも出ない弟を心配して会いに来る兄夫婦。

そして兄嫁が買い物に行っている間に、兄から
「何があったんだ?」と尋ねられると
弟「恋人が出来たんだ。・・・でも彼女は死んだんだ。」
兄「そうか・・・」

しかし話はそれでは終わらない、
弟「しかし最近寝るとずっと彼女の手のぬくもりを感じるんだ、
  彼女は生きていたんだ!」

弟が1人ベッドに入るたびに現れる片腕、
それは彼女の幽霊なのか(??)

と思わせて、
1本の電話
弟「彼女のガンは完治した、彼女は死んでいない!」
 「・・・じゃあ、あの片腕は!」

そこへ帰宅する兄嫁
「なんだかこのマンションの駐車場で事故だか事件があったみたいよ、
なんか片腕を切断された女の人の遺体が赤い車の下から見つかったとか」

赤い車は弟の車だった・・・片腕の持ち主は・・・


~ 終幕 ~


こういう怖い話は苦手だなー、まあベッドでの片腕演出とか
温かい方面の話に見せて(片腕の動きが最初やさしい)、
実はホラーとか上手さはあるかと


●第五話『頭空っぽの方が』
妻と息子、「おじいちゃんがボケちゃった」。

でも、とうとう「アレを見つける事が出来た」という。

そして集まってくる親族(?)達。

メンバーの1人に
「ベジータ!アレはあったの!?」と言う所から、
なんと物語はドラゴンボールらしい。


そしてボケたのは孫悟空。


ボケの余りに世界中を破壊しつくし、元気玉を作って
人々の元気を吸い取ったりと悪(悪気はない?)の限りを
つくしているという。


その時、
「オッス、おら悟空!」
「オッス、おら悟空!」
「オッス、おら悟空!」
悟空が目を覚まし暴れ始めた。


それを止めに行くZ戦士達、
なんとか眠らせたが、
1人(一番強そうだった)X-QUEST塩崎さんが戻ってこない。


プーアル「ヤムチャは?」
一同「(黙って首を振る)」

やっぱりヤムチャが一番弱かったのか・・・


そしてチャオズ達も揃い、7つの玉で神龍を呼び出す。


神龍「なんでも1つだけ願いを叶えてやろう」


そして願いを言う悟飯
「お父さんをこ・・・」
「お父さんをころ・・・」

どうしても言えない一言。

ベジータが代わりに
「カカロットをころし・・・」
やっぱり言えない。


そして、
プーアル「ギャルのパンティ、おーくれ!」

空から落ちてくるパンツ。

プーアル「こんなのいるか!(投げ捨てる」


プーアル「悟空がいたから、悟空がいたから、
今のみんながあるんじゃないか!!」


そして
「チチ、腹減ったぞ!」
「チチ、腹減ったぞ!」
再び目を覚ます悟空。

チチ「もう今日5回目でしょ!」


~ 終幕 ~


反則すぎる反則だよなー、ドラゴンボールド直球で使ってくるとか。

でも実際悟空もうおじいちゃんだしありえない事はないんだろうな。。。
でも神龍は自分の力を超える願いは叶えられなかったはず・・・
悟空倒せなかったんじゃなかろうか?

タイトルの『頭空っぽの方が』は、
ボケるぐらいなら何もかも忘れて、って事かな?
あるいはボケてもやっぱり悟空生きてて!って事かな?


●第六話『悪魔のパンチ』
全ての記憶を失い、とある世界へ落とされた烈風(という名の男)。
そしてこの世界では人々がそれぞれの集団に分かれ争っていた。

はじめはジャンケンだったという。
ある集団の者がキック(悪魔のキック、と呼ぶ)を知り、
その集団が勝ち残った。
そして次にある集団の者が投げ技(悪魔の投げ技、と呼ぶ)を知り、
その集団が勝ち残った。

そうやって次々に技を編み出すごとに各集団が敗れ去り、
残ったのは2つの集団だけ。

その片割れ、「悪魔の卑怯」(卑怯な技を使う)を使うたった1人が
集団に襲われている所をパンチで助けた烈風。

そしてそのパンチは「悪魔のパンチ」と呼ばれ、
卑怯の集団のおじいさん「これで我らの闘争も決着を迎える」と。

烈風から「悪魔のパンチ」を教わり、最後の戦いに望む若者(おじいさんの孫)。

そこへ烈風が「みんなの争う心を破壊するパンチ」を放つ。

みんなの闘争心が消えて、そして烈風は次なる世界へ向かう・・・


~ 終幕 ~


「烈風」という名前とか、元ネタがなんかあるのかも
知れないけど分からなかった。

そうするとこのシュールすぎるストーリーもその展開も
まったく理解不能だった。

自分にとってはハズレかなあ、、、
せっかくX-QUEST塩崎さんがめちゃかっこよく
ファイトするシーン用意したんだから
物語の方も少しシュールさから離れて、
起承転結的な完結のさせ方をさせて欲しかったなあ、もったいない。


●最終話『What a Wonderful World』
最愛の妹を失い、生きる目的を見失った若者は、
「宇宙の果てを目指す」というプロジェクトにたった1人参加する。

そして10万年もの眠りの中、宇宙船のメカに起こされるが
そこには最愛の妹の幻影が。

消える妹。

メカに訪ねるも「生命反応は船内に1つです」との事。

そして宇宙の果て(と思われる場所に)辿り着いた時、
船の前後で大爆発が。

若者「これはどういう事だ?」
メカ「たった1つ今の状況を説明できる仮説があります。」
と、かつてのアメリカの科学者の出した仮説、
「宇宙が終わりを迎える時、生と死の関係もあいまいになり
その境目は失われるという」

そして、メカに歌を流してもらい酒を飲み、
失われた境目から現れた妹と2人、
宇宙の終わりを待つ兄。


~ 終幕 ~


ちょっとストーリー的に短い(まあ短編なので当たり前だけど)、
と思えた話。

設定がいい感じ(本物の科学論文?)なので、
もう少し長い物語として作ってほしかったなあ。残念。




そして、再び世界は金玉にぎりの物語へ。
宇宙の終わりの日、アメリカは既に元から何もなかったかのように
消えてしまったという。

そこで出会った元校長と元学生(今は成人して結婚もしている青年)。

元校長「宇宙の終わりか、もう思い残す事もないよ」
青年「・・・ほんとにないんですか?」(金玉に視線を)

そこへ元担任教師と(何故か)自転車化してしまった元化学教師も現れる。

青年「もんでください、俺の金玉を!」

そしてパンツ脱いで半ケツ晒す青年。
(ちょっとイヤン(/ω\)だった、やっぱり馬鹿集団だ)

手で股間を隠しつつ前を向き、元校長と元担任教師、
そして元化学教師(だった自転車)に股間を握らせると・・・




元校長は物語冒頭の勉強していた学生だった、
そしてガガが現れる。

「希望を捨てないで」とかそんな事を言うんだったかな?
そこは忘れちゃったけど

今までのメンバー全員と
レディ・ガガの曲に乗せてダンスを始める。


お芝居といえばダンスパフォーマンスだけど、
X-QUEST塩崎さんのガガダンスがかなりかっこよかった。
? もう1人、PMC内でマッスルボディな人がいたけど
  なんか塩崎さんの筋肉は目立つんだよなあ( ´ー`)


そして終了。


【思った事】
・ 単なる馬鹿コント集を想像してたら色々な方面の短編集だった。
  笑い、泣き、考えさせられる、怖い、シュール、その他。
  なんかお正月の福袋みたいな作品集、って感じなのかな。
  当たりもあればハズレもある。
  ただ、1つでも当たりをひいてもらえたら「制作側は満足!」
  と言った感じの。

・ 役者数から考えて、各短編ごとのメイクその他の早替えがかなり
  上手かった、と思う。
  さっきと同じ人だよな、これ、って思う場面多々あったし。

・ 上でも書いたけど、ラストのガガ様の歌に合わせての全員ダンス、
  X-QUEST塩崎さんのダンスがマッスルで「すごくカッコイイ!」って思えた。
  ぜひX-QUESTのダンス要素にガガ的なものも取り入れて欲しい。

・ 思わぬ形で知った思っても見ないような演劇/パフォーマンス集団だけど、
  かなり面白いんじゃないかな、
  今回は短篇集だったけど、長編もやるらしいので、そっちもぜひ観てみたい。


PS. あと手書きブログが団体名、舞台タイトルなんかと全然合わないんだけど
  あたたかみがあってよかったです。
ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~

ショパンの馬鹿!!!~別れの夜~

劇団東京イボンヌ

ワーサルシアター(東京都)

2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★

初見
はじめての東京イボンヌさん
はじめてのコメディーとのこと。うんうん、舞台の広さを考えるとこうなるよね。ネタが子供過ぎてショパンの社交界イメージギャクとは離れた感じがしたかな。大声で笑ってるお客さんもいましたね。つぼって違うなー。
挿入歌が生なのって贅沢。別れの曲はすばらしいよ。僕はしにましぇーんですよ。泣いてましたよ。ショパンも途中から一緒に歌ってほしかった(ウケデネ)。
そうそうショパン役の彼がロバートの秋山に見えてしまった。似てると思ったのは僕だけかな?サンド役の女優さんステキだったよ。きれいな声してた。
コメディタッチで「別れの曲」に持っていく作業は大変だったと思う。

DOLL 後ろむきな人生の前むきな歩き方

DOLL 後ろむきな人生の前むきな歩き方

劇団天動虫

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2014/03/18 (火) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

疾走感がありました!
とてもとても楽しかったです!
最初会場へ着いたとき、セットが何も無くて、どうなるのかなーと思っていましたが、ああ、なるほどと思いました。
セットの使い方もとても面白く、そう使うのか!とか、なるほどなー、とか色々感心しました!
また、衣装も面白かったです。色のイメージがわかりやすくて、なんというか、視覚的に面白かったです。
演技も惹かれるものが多かったです。すごくエネルギッシュで
役者さんたちの全力をビシビシ感じました。一つ一つ丁寧に演じられていて見飽きることがありませんでした。特に詐欺師のお兄さんは表情の変わり具合が素晴らしかったなと思います。
全体的に大満足でした!これからも応援しています!

「40 Minutes」

「40 Minutes」

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

40分って難しい
個別の感想は別記するとして、

40分の芝居って難しいと思った。細かく描こうとすると時間オーバーになるし、あまりにメッセージを絞ると、間延びした感じになってしまう。

その意味では、3つの団体ともよく考えているなあ、と思った。
ただ、3つ多分ばらばらだから好みが完全に分かれる気がする。

ネタバレBOX

電動夏子安置システムについて(個別がないのでここで)

多分、一番になるだろうなあ、と思っていたのだが、やっぱりという感じ。
面白いのは面白いが、個人的にはなんか表層的なおもしろさで、少し違和感を感じた部分があった。
与党の幹事長?一人は、存在感あるので非常にインプレッシブだったけど、あとがなんとも「お笑い」を見ているようだった。

演劇は好きなのだが、「お笑い」は個人的に好きじゃないので。
でもコメディは好きなんですけど。演劇としてのコメディとお笑いは表現できないけど、違うと思っているんだなあ。

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