最新の観てきた!クチコミ一覧

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リア

リア

サンポートホール高松

サンポートホール高松(香川県)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★

そぎ落としたシンプルなスタイル
「リア王」を3人でやるために、内容をそぎ落とし、舞台美術等もシンプルなものにしています。

が、僕にはあまり来なかったです。役者の力量が乏しかった(というには、実力者ばかりなので)、というよりも、僕のキャパシティでは、理解しきれるものではなかったんでしょう。

原作は読んでいますが、やはり消化し切れていません。

パゴダの王子

パゴダの王子

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/16 (月)公演終了

満足度★★★

アジアンファンタジー
ビントレー芸術監督体制最後の公演はビントレーさんが新国バレエ団の為に作った作品の再演で、いかにもバレエ的なファンタスティックな物語バレエで気楽に楽しめる内容でした。

兄を亡くした王女が継母に政略結婚を勧められるものの拒否し、醜い姿のサラマンダーと旅に出て試練を克服して、実は魔女であった継母から国と父とサラマンダーの姿に変えられていた兄を取り戻すという内容で、物語としてはありきたりな印象を受けました。

書き割り風のセットや装束の衣装で和風(少々中国風?)なビジュアル表現が中心的で、第2幕の後半では音楽がガムラン風になるのに合わせてバリ風の衣装と振付が登場するという、あからさまなオリエンタリズム的表現を用いていましたが、幻想的な物語のせいか特に嫌な感じがありませんでした。

振付はビントレー作品の中でもかなり伝統的な流儀に則ったもので、分かり易く美しかったです。第2幕の群舞ではビントレーさんならではのムーブメントも使われ、良いアクセントになっていました。
音楽も難解な部分は無く、程良く用いられた不協和音や複調によるモダンな響きが緊張感や迫力を生み出していました。

王女を演じた米川唯さんは表現のスケールが少々小さく感じることもありましたが柔らかな雰囲気が魅力的で、皇后を演じた本島美和さんとのキャラクターの対比が際立っていました。

全体的にチャイコフスキー&プティパの3大バレエの流れを汲んだ様な作品で一般受けする内容だと思うのですが、客席にかなり空きがあり、来シーズンからは定番物ばかりになってしまうのも仕方がないのかと残念に思いました。

時をかける稽古場

時をかける稽古場

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

目的が笑えるタイムトラベル?
ストーリーが面白く、役者さんも熱演のコメディ作品でした。
以下、ネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

タイムトラベル(ぎゃー、恥ずかしい!)を題材としているが、台本や稽古時間の為という実に身近な目的が面白い。
公演前の劇団を題材にしており、劇団の素顔?に近い役者さん達の演技がまた熱演で素晴らしい。
コメディであるが、ラストに近い部分では実に切ない描写もあり、公演を楽しめた。
ただ、やや公演時間が長く、若干間延びした部分も感じたかな。
地下室

地下室

サンプル

四国学院大学ノトススタジオ(香川県)

2014/06/10 (火) ~ 2014/06/11 (水)公演終了

満足度★★★

何とも語りにくい作品
観る人を選ぶ劇でした。

ネタバレBOX

家族のような共同体を作って、健康食品の水を売っているお店のお話。が、その共同体が、なにやら新興宗教のようで、観ていて気持ち悪かった。
もっとも、作品中で「儀式」という単語を使っているため、それも演出の狙いなのでしょうが。
everyday,甲冑武者

everyday,甲冑武者

(裸)ミチコイスタンブール

シアター711(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

盛り込みすぎ
マタギの夫婦が住んでいる家に、商人、偽僧侶、訳あり(謎)中年女性、女子高生が集まってきて起こる事象…。SF、オカルト、亡霊などてんこ盛りにしたストーリー。
ストーリーは、もう少しわかり易いというか、場面転換によって別公演にならないよう工夫が必要だと思う。テンポも緩慢になる場面がある。脚本と演出がバラバラのようである。本作は夢想・空想の世界観だろうか…実は最後の結末も理解できなかった。
舞台装置・衣装(甲冑)は見事な作りである。この美術は見応えがある。それだけにストーリーをわかり易く整理し、それに見合った演出をすれば、と残念でならない。
今後の公演を期待しております。

時をかける稽古場

時をかける稽古場

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか楽しめた
なかなか面白かった。
役者さんが好演。
弱点は暗転が多すぎ、やや冗長な感じ、その分上演時間が長め。
上演時間130分。

ネタバレBOX

2週間前と2週間後だけの方が良かったような気がした。
5年後を絡めるのなら、もう少しテンポよく進めた方が個人的には好みかな。
この劇団はシンプルな設定でテンポ良く、そして展開が面白いという印象であるが、今回はテンポが少しあれだったかな(笑)。

アンケートはとても良いと思った。
私の掲示板を参考にして頂けたのなら、とても嬉しい。
サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

現代への問いかけ!
集団的自衛権の行使容認の問題や、中国や韓国、北朝鮮との関係など、
自国内の問題としても、近隣諸国との関係としても、
緊張感のある状況が続いている現在の日本。

そんな社会状況に、第一次世界大戦のきっかけとなった事件を描き作品として問うことの意味は大きい。

前作「〇六〇〇猶二人生存ス」では、日本の特攻の起源を描いていたが、
脚本の古川健氏は、戦争やファシズムの起源を解きほぐし、何が問題であったのかを再考すると共に、何が現在にも繋がっているのかを読み解こうとしているのだろう。そして、それを現在への問いへと変換している。
その姿勢に本当に感服する。

正直に言えば、芝居自体としては、今まで観た劇団チョコレートケーキの作品の熱量と比べて、少し物足りない気もしたが、上記のことを踏まえると、そんなことはどうでもよくなる。

また、メッセージ過多だなと思う部分もあり、純粋に作品としてみたらどうだろろうと考えてしまったが、演劇のように観客を想定して発せられる表現において、そもそも純粋な表現などということはあり得ない。作品は常にコンテクスト(文脈)の中で機能している。社会的なものを背負わない観客などいないのだから、それを無視して表現など成り立たない。
そう考えたら、この少し過多なメッセージもむしろ好意的に感じられた。

このような真摯な若い劇団がいることは本当に救いだと思う。

ネタバレBOX

この作品が語っている第一次大戦を起こした原因のひとつは、「愛国心」。
「青年ボスニア」のメンバーも、「統一か死か(黒手組)」のメンバーも。
皆が自分のためというよりも、自国のために正義を掲げている。
自己犠牲的で、他人のため、社会のためと思っていることが、尚更、正義の感覚を当人たちに与える。

この辺りも、集団的自衛権の問題や尖閣諸島や独島/竹島問題などが起るとすぐに愛国心が持ち上がる日本の状況への批評にもなっている。

奇しくも、私が観た6月15日は、サッカー日本代表のワールドカップ第一試合があり、街中に「ニッポン」コールがこだましていた。
ワールドカップを否定するつもりは微塵もないが、自国の名を叫び一つの集団にまとまることを快楽とする精神のあり方には、ナショナリズムに通ずる危うさがあるのは否定できないのではないか。実際、オリンピックをはじめとしてスポーツがそのよな利用のされ方をした例はある。
少なくともそのような気運がこの国で盛り上がりはじめていることを感じていたので、「ニッポン」を叫ぶ無数の声を舞台上のBGMとして重ねながら作品を観た。

また、ロシア帝国汎スラブ主義工作員のセルゲイが、共産主義革命を起こす契機として世界大戦を望んでたというのも原因のもうひとつの大きなもの。
セルゲイは
「戦争の火はヨーロッパにはびこる古い権威を燃やし尽くし、新しい世界を作るきっかけとなってくれるのです。」
「農民と労働者の暮らしは、戦争が無くても苦しいのです。そこに戦争が起こる。貧しい暮らしは更に圧迫される。そうなるとどうなるか?」
と言う。
実際、ロシアはその後、セルゲイの望んだ通り革命が起きた。
ただ、この時代は、まだ「革命」というものが希望としても語られ得たからそうなったのだろう。

現在にこの問題を照らすと、赤木智弘が「「丸山眞男」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」(「論座」2007年1月号)で提起した、戦争をすることで、社会が流動化し、構築された格差を崩すチャンスとなるという議論と重なるのではないか。赤木自身、本心で言っているのか、偽悪的に言っているのか、他の文章を読んだことがないので判らないが、セルゲイの思想から革命の希望を除くと赤木的な発想となると思う。

最後に、複数の民族・人種が混在しているセルビアの問題を、
中国や韓国と日本との関係(尖閣諸島や独島/竹島問題)と重ねて、寓意的に提起している点も素晴らしかった。メッセージ過多ではあったが。

総じて、素晴らしい批評性のある作品だと思った。
政十郎見参!

政十郎見参!

EVENT-STATION.

王寺町地域交流センターリーベルホール(奈良県)

2014/06/13 (金) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

兄妹の愛 家の掟 黄泉の鏡 喚び起こしの剣
兄妹の愛 家の掟 黄泉の鏡 鏡霊院
喚び起こしの剣 平隆寺 シバの町 隅々までよく作られた芝居、

キャスティングがピッタリ、ちょっとした間合いにネタを入れます。
登場人物が生き生きとしている物語。
群れねぇ! 媚びねぇ!! 従わねぇ!!! 強ぇ奴しか相手にしねぇ! 
国無し流浪の一匹狼! 姓は村上、名は政十郎!

かっちょええーー
最高に面白かった。!!

ネタバレBOX

前説 奈良演劇祭のEVENT-STATION.の源
携帯 しょっ引くぞ 飲食 しょっ引くぞ 
私20分後で出番 拍手しないとしょっ引くぞ!!
 

どうぞどうぞ お酒 おけ屋 どうじゃ 笑いが止まりません お代官様 そろそろ甘いものがほしいのお 黄金色の饅頭でございます そろそろ 三味線を弾く女を見る 席を立つオケ屋 あれーー 帯を引く 回る “時代劇のお約束” 悪さが過ぎるのお 群れねぇ! 媚びねぇ!! 従わねぇ!!! 強ぇ奴しか相手にしねぇ! 国無し流浪の一匹狼! 姓は村上、名は政十郎! かかれー かかれー 駄目か 先生どうぞ プーーン蚊 気を取られる ズバ 切る 女は舞台隅で茶を飲んでいる(おもろい) 女が言う お礼を じゃ酒でも注いでくれるか 女は三味線を弾く 悪くねえ // 万屋万次郎 仕事 100両 槙田十四 刀を運んで100両 前金で20両 この鏡で見てるからね // 石川十初芽 平隆寺 政十郎の旅が今始まる オープニング 登場人物 // ではそのように このままこの世にとどめる 悪霊になる 主様 // 白狼が、刀を取ったら 鏡を割る鏡霊院のの定め // 呼び起こしの刀はどこだ 白狼どこへ行ってた コンビニ ローソン ファミマがいい 切った 二人が観えた 十初芽 刀を盗んだ この先の団子やの預けた 政十郎 と 源 団小屋でガン飛ばしあう 10本 50本 100本 御京参上 刀を取った 白狼は現れる 刀は白狼の手に // 結界を張って守る 鏡を割ると不死になる 鏡の影を切り放つと不死に近くなる 政十郎の影を白月が切る 白月と政十郎は思い合っていた 兄白狼が遮った 政十郎と白狼の戦い 白狼の呼び起こしの刀は、影をつなぐ 政十郎は人になる 白月の影もつないだ
政十郎は白狼に勝った わざと負けた様にも見える
兄白狼は 妹白月の自由を願いいていた。

次の仕事 万屋万次郎 200両の仕事
横で 白月が三味線を弾く 普通にそこにいる。

兄妹の愛 家の掟 黄泉の鏡 鏡霊院
喚び起こしの剣 平隆寺 シバの町 隅々までよく作られた芝居、

キャスティングがピッタリ、ちょっとした間合いにネタを入れます。
登場人物が生き生きとしている物語。
群れねぇ! 媚びねぇ!! 従わねぇ!!! 強ぇ奴しか相手にしねぇ! 
国無し流浪の一匹狼! 姓は村上、名は政十郎!

かっちょええーー
最高に面白かった。!!
それが、これVol.1

それが、これVol.1

ハマコクラブキヨコクラブ

笑や~Cafe de Live~(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑タイム♪
ショートコント連発の面白いお笑いライブでした♪
本音と建前や『変な人』を扱ったシュールなコントが良かったです!
大塚さんは、ブラックジャックをパロったコントしか出てなかったんですが、一番ウケていたように思います^^
満足しましたが、あえて言えば後で振り返る時に、コントごとに演目が欲しかったかな...

素人

素人

劇団天然ポリエステル

タイニイアリス(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです!
「素人」面白かったです!ストーリーも理解しやすく、キャラクターも各々が個性的だったのでとても楽しめました(^^)
衣装、音響、照明も舞台にあっていて、裏方の方々の努力にも感動しました!
また次もみに行きたいです*\(^o^)/*

困った綾とり

困った綾とり

unit SELAH

テアトルBONBON(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

平凡な家族に…
公演のプロットは現代にも通じる…いや、この戯曲の初演(1975年)当時よりも社会状況は複雑化している。父権の低下、希薄になった家族の絆、世間的な見栄…、そんな喪失感をブラックコメディにした公演だ。世相は今風にアレンジして描こうとしている印象を受けた。
当日配布パンフレットに演出した中野志朗氏が「すでに過ぎさった時代を描くことが拓く『可能性』とは、一体何でしょうか?(中略)過去を検証することで、未来を探ること。」と書いている。その試みには賛同する。確かに時代状況は変化し、書き下ろした当時の演出では、ズレが生じる。もっと訴えを鮮明にし、その上でシリアスか徹底したコメディ仕立てにするか、メリハリある演出をして欲しかった。芝居は、少なくとも脚本、演出、演技のバランスが大切だと思う。本公演は、そのバランスを少し欠いたと思う。
次回公演を期待しております。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

鵺的(ぬえてき)

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

毒婦二景というタイトルどおりの双児
マチネで「定や、定」、ソワレで「昭和十一年五月十八日の犯罪」を観た。「阿部定」という人物に二つの側面から光を当てた作品であった。それぞれが独立した作品でありながら、両方観ることで、第三のイメージもわいてくる。

スズナリで、中野の処女がイクッ

スズナリで、中野の処女がイクッ

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

今作も良かった
こんな短いスパンなのに良作を作り続けて関心の一言!今作も軽快さの中にズシりと重い物があり仕掛けにビックリ。今後の予定も決まっており更なる発展を期待!

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかくカッコイイ
ダンスにキレがあって、殺陣も格好いい。
そして、何より面白かった。

赤鬼

赤鬼

こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング

青山円形劇場(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

疾走感
野田マップのは観てないですが野田さんの戯曲を見事に自身の演出に還元していてとても面白く観賞。見事な疾走感と振り付けと音響で少しも飽きることなく最後まで楽しみました。衣装が凄く好み。

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

~ビッチ
毎回、パンフに参考文献のリストが載っていますが、
この劇団はホントによく歴史を脚本に起こすのが上手だなと思います。

登場人物は、「~ビッチ」と若干言いにくい名前ばかりなのですが、
本作内で、その名前をわざと強調して(いるように感じた)名前を呼び合っているというのも
「舞台芝居」としての歴史(あくまで歴史を資材にしたフィクションなのですが)
として楽しめる要因だったと思いました。

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

満足
楽屋を見逃してしまったので今回は予定を空けて観賞。いつもの濃密な空間に魅力的な俳優陣。サラエウ゛ォについては知りませんでしたが世界史の授業を受けたような感覚で舞台からのエネルギーを得ると共に勉強にもなった。満足です。

平田オリザ・演劇展vol.4

平田オリザ・演劇展vol.4

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/05/31 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

忠臣蔵・OLB
面白い。80分。

ネタバレBOX

こっちが元の作品ということで、休憩室でOLが飯食べてるところに浅野の刃傷沙汰の知らせが入ってきて、一同今後の身の振り方を話し合う…。

あくまで忠臣蔵の討ち入り前段階の話し合いという内容で現代OLの格好をした女性たちが論をぶつけ合う。論が空中に舞うかのようなサラリーマン会議を皮肉った異色作というった感じ。

田中を演じた長野海の勢いのいいような演技がなんとなく気に入った。小瀧万梨子のOL姿がきれいだった。
眠る男

眠る男

吉野翼企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
ピアノ・ギターがよかった。
全体的に独特な感じでした。

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

毒婦二景「定や、定」「昭和十一年五月十八日の犯罪」

鵺的(ぬえてき)

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/23 (月)公演終了

満足度★★★★

定や、定
面白い。75分。

ネタバレBOX

阿部定(岡田あがさ)がグレて親類の宇野正直(寺十吾)に預けられる。木彫り職人だったが傷を負い女衒業をしていた宇野のおかげで女になった定は、店や男を転々々とした生活を送る。心底惚れたという男の首を絞めチンポコを切り取った定は一躍時の人となり、出所後も定の名を背負い手記を出し舞台に立ち、好きなように生きる。宇野の晩年、宇野に絞め殺すよういうが断られた定は宇野の前から姿を消す…。

阿部定自体知らずに観劇したが、見ごたえ十分だった。宇野を演じた寺十の緩急寒暖の効いた演技がよかったし、黒子を使ったユーモラスな演出もいいアクセントだった。通常の阿部定を扱った作品で宇野のポジションに光が当たっていない(当てたら面白い)として造られた作品だからか、定の存在が宇野の存在を立体的にしているように見えた。
元の定?は知らないけども、独占したいからチンポコ切ったという話もなんとなく説得力があったように思う。不思議と異常という気がしなかった。

定と宇野の人生の師弟のようなヒモのような親子のような、そんな奇妙な関係性の面白さに惹かれた。あと、舞台上にはいないが、宇野の奥さんのことがいい意味でちょっと気になった。

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