最新の観てきた!クチコミ一覧

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HARVEST

HARVEST

teamオムレット

座・高円寺2(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★

まぁ
予想はしていた。
前回よりミュージカル風になっていて、何処に着地したいのかよくわからない
題材的には悪くないし、脇を固める役者さんも悪くない
ただ その時代の女性ではなかったし、感情も薄かった
現代と過去のすり合わせもあまり繋がっていなかったし
なにより幕の開け閉めが芝居を分断する
しかもタイミングが悪い
閉めたと思ったら早すぎて少し開けてみたりとなんともお粗末

前回より大きなハコのせいかマイクを通して台詞が聞こえてくるし
あの程度の大きさならマイクなしで声を通してほしい

無駄に時間が長く かといってそこまでする大作というわけでもない
現代と影響を受けた女性の人生を絡めたかったのだろうが
どうも現代の話は必要なかったように思う
ドタバタをしたいのか 
ストーリーを大切にしたいのか
ミュージカルをしたいのか
どっちつかずで不完全燃焼


歌後の拍手とかも 特に良かったわけではないので不思議だ
お目当てのアイドルがいるのならよいのではないかと思う

原田薫ソロ公演「モノクローム」

原田薫ソロ公演「モノクローム」

原田薫

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/04 (金)公演終了

満足度★★★★

モノクロの世界に揺れる女性の色つきの心
このタイプの舞台は、ほぼはじめてです……多分。
正直、何を見て何を楽しんだら良いのか、
良く分かんなかったので、
ただひたすら何かを感じることにつとめましたぁ。

舞台上のモノクロの世界の中に
ときにリズミカルに、ときにしなやかに踊り揺れる
女性の色つきの心を見たぁ ……っていう感じですかね。

とても新鮮でしたぁ。

ネタバレBOX

女性の恋心が、可愛かったです。

青い鳥のネタのあとの、
バラードによるダンスが特に素敵でした。
Peach Boys

Peach Boys

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★

何か分散しているような
殺陣に注目していましたが、観せたいのか迫力を感じさせたいのか、何なのか判りませんでした。息詰まるものが正直感じられず、全体的に眠い演劇になったのは残念でした。最後列で観たせいもあるのでしょう。

テングリのうた

テングリのうた

劇団小豆組

広島市青少年センター ホール(広島県)

2014/06/28 (土) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★

小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのだが…。
以前観た時の劇団小豆組らしい雰囲気も感じたし楽しめたのですが…。
個人的には、やはりエンターテイメントなので、
もう少し大袈裟なくらい流れや芝居にメリハリをつけて欲しかったかなぁ。
エンターテイメントだから…。
芝居の雰囲気とか色とかラストとかは好きなんだけどなぁ。

あと、着物だからなのか、女の子たちの動作、しぐさがなんとも可愛かったです。

ネタバレBOX

さやが亡くなった場面をさらっと流しすぎた感じがしたんですよね…。
けっきょく、あの場面がその後の加藤に影響を与えてるわけで…。
もっとしつこく大袈裟にためて強調して欲しかったかなあぁ、個人的には…。

まあ、あとは全体の芝居の流れもアクションのようにメリハリをつけて欲しかったかなぁ。
池田千尋(映画監督)倉本朋幸(演出家:オーストラ・マコンドー)『ラブストーリー2』

池田千尋(映画監督)倉本朋幸(演出家:オーストラ・マコンドー)『ラブストーリー2』

浮間ベースプロジェクト

浮間ベース(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんで「みてきた」ないの
「単純明快なラブストーリー2」
はっちゃけたところも含めて面白かったです。
客席の中に舞台があるみたいな感じになってて、といめんの若い娘の反応をみて楽しむひひじじいみたいになってしまいました。
事情により千鶴と千尋の方は断腸の思いで断念しました。
--
同じのを何度もみるより違うのを観た方がいいですよ。人生は短し、襷に長し。

地下室

地下室

サンプル

西鉄ホール(福岡県)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

コミュニティーにおける息苦しさ
D列ですけど、最前列です…(苦笑)

この舞台については、消化しきれてないところが多いです。
ただ頭じゃなく体では消化しきれてるのかもしれないけど…。

町村・都市・地方……生産・自治・風俗・習慣……での結び付き。
そして、今も昔もどんな時代も、そしてかなり特殊な環境においても…。

誰しも決してそれは遠いものではなく…、
発生するコミュニティーにおける息苦しさ、難しさかな…。

けっこう、インパクトはありました。


Heavens ~夜と夜と音楽~

Heavens ~夜と夜と音楽~

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

面白い
囲み舞台でのメンバーだけの4人芝居。ころころと場面,登場人物?が変わり,目が離せない。さすが天幕芝居での本歌取り,見事に天幕版ダークファンタジーに仕上がっています。ストーリーも面白いのですが,この舞台では役者さんの演技でしょう。良かったです。あと,渡辺実希さん綺麗,表情に見とれてしまいました。

博多アシッド山笠

博多アシッド山笠

ハリケーンディスコ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

音響ブースをお神輿に
全編ハイテンションで呆然。牛水里美さんは相変わらず可愛い。でも、前作で二番目に可愛いかった江崎さんはコワイイお兄さんになっていました。
身体も張っているけど、音響ブースをお神輿に組み替えるとか舞台上で工作作業もしたりと、機材も、いろいろ張っている。昨年より更に破天荒になって、観ているこちらもボロボロです。

UNKNOWN HOSPITAL

UNKNOWN HOSPITAL

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2014/06/20 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

壱劇屋の初HEP
野外稽古を扇町公園で観させていただいてました。
その時見ていた、手に持ち移動する何かの正体がようやく判明(笑)
しかし・・・あれを動かすという作業負担分、どことなく動きのキャパがそこに取られてしまっていたような印象でした。

壱劇屋の持ち味の最たるものといえば、パフォーマンス。
今回それに、ワクワク感をあまり感じなかった。
ストーリーは良かった、でもそれをパフォーマンスで際立たせ活かすことが足りなかったように思いました。

もっと、観客を恐怖させることができたはず。
大熊くんはさすが、あの不気味なダンスはゾワッとなりました。
あのクオリティが他パートのパフォーマンス、芝居にも観ることができていたなら・・・と、ちょっと惜しい気持ちです。

初めてのHEPなのに、いつもと違う広さのあの舞台を使い切っていて。
ずしん、ずしんと、お尻から響いてくるような重低音が良かったです。

今回は2都市公演、次は池袋。
きっとHEPから二ヶ月の稽古期間中に、さらなる進化を遂げているに違いない。
できるものなら、それを観に行きたかった・・・!

飛龍伝2014

飛龍伝2014

★☆北区AKT STAGE

紀伊國屋ホール(東京都)

2014/07/10 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

観劇の感想です.
初日に行きました.台風の近づいていた日でしたので、心配はしましたが大丈夫でした.
初日のせいか少しかみかみシーンもありましたが、新鮮な顔ぶれでよかったです.また大好きなベテランも沢山出ていたので、安心して(期待して)みていられました.
正直な感想は、観やすくなっていた分、疲れない分、重さとか切れが少なめになったでしょうか?何回も見ている人は、このシーンはこう、このシーンはこんな感じと、頭の中にはいっていると思うのですが,それをある意味裏切るような若い圧倒的な個性を期待しています!
つかさんがなくなったあとも、つかこうへいの芝居は進化し続ける、それを皆が期待しているのですよね.
また次回も楽しみにしています.

朗読劇「8 -エイト-」

朗読劇「8 -エイト-」

「8 -エイト-」実行委員会

アツコバルー arts drinks talk(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

無題1166(14-214)
19:00の回(やや曇)。18:30まで1F(Bunkamura側)エレベータ前で待機(案内板あり)。当日券の方も並んでいらっしゃいます。此処の地下は「サラヴァ東京」ですね。

時間になり5Fへ、靴を脱ぎ渡されたビニール袋へ。会場は思ったより広く、奥が客席、桟敷、ビール(アサヒ)ケース、パイプ椅子+各クッションの3列。

TVモニターが3台(「8」が映っています)、中央、ビールケース席に座ります。

左右に演者用らしき箱(椅子)、その後方に、椅子、三味線、ピアニカ...。赤く細いラインが四角く床を囲んでいて、この外側も役者が通ります、という説明。天井をみると霜状のものが吹き付けられたような仕上がり。

お客さんはどんどん入ってきて、客席右端は立ち見のようです。1列30人位座っていたでしょうか、とても多いです。

19:05前説(95分)~20:42終演、客席正面の壁が開かれるとバーカウンター(ドリンク注文可)、アフタートーク20:49~21:21。

「観たい!」にも書きましたように、西尾さん演出、遠藤さんが出ていらっしゃるので観に来ました。

根本さん「醜い蛙ノ子(2011/5@BONBON)」、呉城さん「カナヅチ女、夜泳ぐ(2012/7@王子)」、葉丸さんは「柿喰う客」で数作。

法廷劇なれどシリアスな情景展開にはならず、傍聴席、休廷、TVのキャンペーン(?)映像と通訳、なぜか歌。

流れはそうなるであろう方向に(現実面でも)動きました。

法廷が、それぞれの雑談で聞き取れないほどであったり、ヒソヒソ話であったり...面白い演出でしたが、全体がぼんやりしてしまったような印象です。

ネタバレBOX

同性婚、性同一性障害、有性生殖/無性生殖、染色体、不妊治療、堕胎、間引き、(文化/歴史)いろいろあると思いますが、ドキュメンタリー性が薄いせいか、本作の背景、関連事象にさらに触れてみようという動機づけには至りませんでした(個人的にできることは、関連書籍を手にするくらいですが、前述のキーワードについてはそのようにしています)。
Peach Boys

Peach Boys

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

命には命
幕末なのに何故、タイトルがPeach Boys?と思っていましたが、納得でした。楽しい雰囲気の中にも、大切なテーマを持った良い舞台だと思いました。命を守る為には、命をかけなくては守れない・・とても心に響き、今の自分が存在する事に対し、御先祖様に感謝しなくてはいけないと思いました。殺陣は、迫力があり、とても良かったです。ただ、主人公の存在感が薄かった気がしました。ストーリーも面白く、演技・音楽・照明共に良い舞台でした。

永遠の一瞬 -Time Stands Still-

永遠の一瞬 -Time Stands Still-

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/07/08 (火) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

距離感と、
距離感の変化が良く表現されていました。

ネタバレBOX

イラク戦争の取材中に死にかけの負傷をしたフォトジャーナリストのサラが、現地の病院で付き添ってくれたジェイムズとともにニューヨークに戻り、リハビリを経て、リハビリ中に人間関係を再構築して、再び取材のために戦地に赴こうとする話。

登場人物はフォトジャーナリストとして使命感に燃えたサラ、編集部員としてジャーナリストと営業マンの両面を持つリチャード、サラとともにイラクに行っていたものの、取材中に目の前で爆発が起こり、肉片等を浴びて精神的に参り帰国していたジェイムズ、リチャードの恋人でイベントプランナーをしている若いマンディの四人。

そこにもう一人、ジェイムズが帰国した後でサラが愛するようになったフィクサーのタリクが重要人物として存在していました。タリクはサラが負傷した際に死亡しましたが、ジェイムズからすると今もなお嫉妬の対象でした。

当初の戦争報道に対する熱意は、サラ、ジェイムズ、リチャード、マンディの順でしたが、最終的にはサラ、リチャード、ジェイムズ、マンディの順となりました。

マンディは私に近い存在でした。サラに、どうして死にかけの子どもがいるのに助けないのと聞きます。サラは、悲惨な状況を世界に伝える使命感を話し崇高振っていましたが、別のシーンで現地の人から写真を撮るなと叱責され倫理的に苦しんだことも告白していました。また、悲惨な方にばかり興味を示すサラやジェイムズに対し、明るい現実を見ることも大切だと力説していました。さらに、マンディは、リチャードが話した例え話の内容を聞いてくれました。薬物中毒で死んだロック歌手とその恋人の名前のことでしたが、そんなん知らんがなでした。

サラとジェイムズはいったんは結婚したものの別れました。リチャードの出版社から出すサラの写真集の文章を担当したジェイムズは、下書きの段階ではタリクの存在を一切無視した書き方しかできませんでしたが、サラとの生き方の違いを悟り達観した後は、フィクサーとしてのタリクの存在の大きさを感謝する形で表現することができるようになりました。

そのフィクサーですが、フィクサーとは取材の段取りをつける人のことで、フィクサーなしでは何もできないと言われると、取材そのものの在り方に何がしかの虚しさを覚えます。

マンディは赤ちゃんを産んでから子育ての重要さに目覚め、仕事に復帰することをやめました。ジェイムズは戦争から離れた感じの作家兼ジャーナリストの方向に舵を切り、穏やかになり、新しいパートナーも見つかりました。そして、サラは戦地に向かうことになりました。

ところで、サラがファインダーを覗くラストシーンは必要だったのでしょうか。サラは右目を閉じてから望遠レンズを付けたキヤノン製のカメラを構えました。常に周囲の状況を把握しなければならない戦場カメラマンがそもそも片目を閉じて写真を撮るのでしょうか。人それぞれだとしても、そんなに初めから片目を瞑るものでしょうか。余計な所作で馬脚を現してしまったように思えて仕方ありませんでした。
ハムレット

ハムレット

京都芸術センター

京都芸術センター(京都府)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

KUNIO「ハムレット」観ました
 KUNIOは、愛知・うりんこ劇場で「椅子」を観て以来(木ノ下歌舞伎は結構観てるけど)。

 会場の京都芸術センターは、歴史ある旧・小学校を改装。もうそれだけで雰囲気充分。



 能狂言を思わせる様式美から入り、次第にむき出しになっていく激情。
 ガキや大人、老人など、男たちの野望と浅知恵が、無条件で自分たちを愛してくれる女たちを、そして自らをも滅ぼす。
 最後に残ったのは、この馬鹿馬鹿しい悲劇(もはや喜劇?)を伝える語り部と、舞台の外で無言のまま漁夫の利を得た野望の持ち主。

 全ては劇場での出来事。
 フィクション性への着目という点では、柿喰う客の女体ハムレットにも通じるものがあるのでは。(違いはあるが)


 今回のための新訳は、セリフだけでもテンポのいい舞台が頭に浮かぶ。結果、舞台美術がほとんどいらない。
 美術といえば、おーじの舞台美術ではおなじみのレタリングアートが、今回は特に、最初と最後に大きな意味を持っている。社会性がかなり強い。

 全面に感じる、ことばの力。


 メインキャストの衣装にも注目。今までのKUNIOや木ノ下歌舞伎に比べて異色。
 特にハムレットは、かなり意味ありげ。



 という訳で、豊橋・札幌・東京公演も、ぜひご覧ください!
 あと、ネタバレにはちょっと別視点を。

ネタバレBOX

 知り合いの女性
(某公共劇場勤務。ハムレットは何度か観劇(私は初めて)。今週、一緒に戯曲を読みました)
 は、

「戯曲が強くて、誰が演出してもそう変わらない」
「女性が人格を持って描かれず、何を見ればいいのかよく分からない」
との事。

 うおお。
松竹新喜劇 爆笑七夕公演

松竹新喜劇 爆笑七夕公演

松竹

新橋演舞場(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

さすがだな!とても楽しめた!
昼公演を観劇。
劇団65周年記念公演。
朗らかな嘘、裏町の友情とも正直古臭い物語。
にもかかわらず、楽しめたなあ。
観劇者はお年寄りの方が多かった。
2幕目の挨拶も堪能できた。
これは親に観せたいと思った!
上演時間200分(休憩時間50分含む)

ネタバレBOX

公演挨拶終了後に、何名か再度登場し、観客と握手をしてくれた。
久本雅美さんと握手でき満足(笑)。1F前席で良かった。
「6月のパンティ」

「6月のパンティ」

モーレツカンパニー

Geki地下Liberty(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

人の優しさ
あらすじとタイトルに魅かれ、観にいきました。
コメディですが、人の優しさがあふれた良い作品、人の優しさには、男性も、女性も、オネエも関係ない、素敵なお話でした。
観終わった後に、暖かい気持ちになれました。

ネタバレBOX

登場人物が基本的に良い人ばかり。
おかまBarを中心に、そこに出入りする人たちが家族のような関係になっている。自分の為ではなく、人の為に何かしてあげたいと思う人ばかりで、
「絆」を感じさせ、泣かせられる。
出ている役者さんたちも、素敵な人が多く、次回以降も観てみたいと思いました。舞台も両サイドを上手く使い、暗転も少なく、2時間の公演も長くは感じませんでした。

一つ残念だったのは、運営の問題かとおもいますが、当日パンフがなく、出ている役名と役者さんの名前がつながりませんでした。役名は観たのでわかりますが、それがどの役者さんか不明。初見の役者さんも多く、他作品で観たいと思える役者さんがいただけに悔やまれます。 
有料パンフがあったのですが、それを買わなければいけないという事でしょうか? (後で調べましたので、大体はわかりましたが。)

Heavens ~夜と夜と音楽~

Heavens ~夜と夜と音楽~

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

四面舞台の難しさも
舞台装置が工夫されていて、どんどん場面が観念的に展開され、中でも観ていて感心したのは、役者さんの動きに無理がなく、あたかもそこに実際の舞台があるかのように、内面世界が活き活きと描かれていることでした。ただ、幕開けから時間が経って、外形的に四面舞台であることが気になりだすと、硬質な舞台装置であることが強く意識され、ふっと我に返る感がありました。

Heavens ~夜と夜と音楽~

Heavens ~夜と夜と音楽~

天幕旅団

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/14 (月)公演終了

満足度★★★★

ふたりのアリス
笑劇ヤマト魂で2003年に初演、天幕旅団で2009年に再演、そして今回の再々演。
役者ひとりで何役もこなしながら目まぐるしく場面が変わる面白さはあるものの、
同じような場面が何度も繰り返され、話の進展に時間がかかる。
人形を使った演出や緻密な動線、衣装等に工夫があって感心した。
天幕旅団の特徴は10年前からしっかりとあったのだと思う反面
今の天幕の方が登場人物の造形がずっと深いという印象も受けた。

ネタバレBOX

囲み舞台の内側にもう一つ囲みがある二重構造の舞台。
開演前から舞台上には転々と人形が置かれ、舞台下には小道具が準備されている。
役者は演じている時も、舞台下で待機している時も、小道具を準備している時も
いつもながら全て観客の前にその姿をさらすことになる。

「アリス」と呼ばれるのは、スカートをはいているが
「ボク」と自称する少年(加藤晃子)である。
父親殺しの疑いで拘束された彼は、弁護士(渡辺望)にも心を開かない。
そして彼は突然現われた兎(佐々木豊)に誘われ深い深い穴の中へとおちて行く。
途中「アリス」と名乗る分身(渡辺実希)に出会うが、
分身のアリスはハートの女王(佐々木豊)に囚われてしまう。
「ボク」は本当に父親を殺してしまったのか?
そして囚われたもう一人のアリスとは・・・?

「不思議の国のアリス」をベースに、少年の心の奥深く入って行くのだが
印象に残ったのは、裁判で検察官(佐々木豊)と弁護士(渡辺望)が対峙する場面と
盗賊団の首領マザー(加藤晃子)が分身のアリス(渡辺実希)に語る場面。
原作の雰囲気を出そうとすれば多くのキャラクターが登場するのは当然だけれど
周辺エピソードが多くて、2時間弱の途中ちょっと集中力が途切れそうになった。
韻を踏む台詞やハートの女王のキャラは面白かった。

もうひとつ加藤晃子さんの台詞が、例えば落下する時の情景描写や
記憶を辿るところで語尾が聞き取りにくい事があった。
繊細な、静かに語るところだが、主人公の心理に迫る部分だけにちょっと残念。

定番のアリスの衣装を、二人のアリスに対照的に配したところが巧み。
袖やソックスの色など“ふたりでひとり”のイメージがとても上手く出ている。
アリスが「ボク」と言うところも違和感はさほどなく
むしろ加藤晃子さんの髪型は、これまで私が見た中で一番女の子っぽかった。

照明のタイミングが素晴らしく、舞台をドラマチックに盛り上げる。
ダークな感じはやや薄いが、天幕旅団の原点としての要素が満載の作品。

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

カタロゴス-「数」についての短編集-【5454次回公演は11月後半!!】

劇団5454

劇場MOMO(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

短篇すべて楽しめました!
タイトルだけみるとちょっとお固いのかなと思ってましたがそんなことはなく、日常生活に紛れてる「数」を取り上げているので入りやすく観られました。
作品としては「不安の偶数、終わりの奇数。」が好きでしたが、「スコアラー」の姉妹の歯に衣着せぬ会話のやりとりがおもしろくて好きです笑
「ロス」では選択の幅を広げてもらえた気がします。(私の選択基準は典型的な日本人でした。やっぱり。)ただおばあさんの年齢設定が今イチ伝わらなくて変な疑問点ができてしまったのが少し残念でした。
白いボックスをいくつも組み合わせたシンプルなセットも好きな感じでしたが、小言を言うならばシンプルだからこそ細部まで気を使ってほしかったなと思いました。書かれた文字(ステンシル?)が汚くてかっこ良さが半減してしまったかなと。

都合がつくならもう1度観たい!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

初☆空間
グーっとひきこまれ、あっというまの時間でした♪

年齢問わず愉しめるメリハリの効いた素晴らしい舞台だなぁと。

是非いろんな人に観てもらいたいです。

(・∀・)ゞテ゛シッ!!

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