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【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

なかないで、毒きのこちゃん

王子スタジオ1(東京都)

2014/07/15 (火) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。
序盤は狙いが露骨でしらけそうになったのですが、途中から興奮してしまいました。。引き込まれた理由は、俳優さんたちの立ち位置の美しさと、皮肉たっぷりな劇中劇。偉大なる茶番。素晴らしかったです。なるほど、タイトルにすべてが予告されていたのですか。リフレインは観ていて飽きるけれど、稽古なら必然ですね。納得しました。なかないで、毒きのこちゃん、これからちょっと追いかけてみようと思います。

河童

河童

DULL-COLORED POP

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

社会批判
芥川龍之介の「河童」が下敷。中学時代の読書感想文の課題図書だったと思う。だから遥か昔に読んだ記憶はある。しかし、内容は殆ど忘れていたので、観劇にあたり再読した。
芥川龍之介の命日である7月24日(河童忌)には、霊媒師を通じてアフタートークに現れるのだろうか。日程があえば当日観劇したかったが…。もし芥川が今の時代を見たらどう思うだろうか。河童の世界から見た人間社会の痛烈な風刺。(日本)人が思っている常識は、視点を換えれば非常識なものかもしれない。例えば人間界では男性主導、女性受動という構図が見受けられるが、河童界では逆発想である。男女平等、雇用切捨て、など発表された1927年当時と比べて現代はどうか…。
(ネタバレBOX)

ネタバレBOX

さて、公演であるが脚本着想は良いが、その演出は原作のエキスの大部分を取り入れようとしたこと、そして、その描き方がくどくなったこと。その結果、間延びし集中力を欠くことになった(休憩時間の踊りも含め)。もう少しシャープな演出にすることで印象深いものになったと思う。
演技は、キャストが癖のある役を見事に演じ、見応えがあった。

芥川は、師である夏目漱石が「猫」の視点で人間界を風刺したように、自身は「河童」を登場させた手法を、そして今度は芝居という手段で魅せてくれたこと、うれしく思います。
今後の公演も期待しております。
アウト・オブ・オーダー~Out of Order~

アウト・オブ・オーダー~Out of Order~

ファルスシアター

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★

チャレンジチーム観ました!
タイミングと思い切りのいい演技で楽しめました。始めからすごいテンションでだんだん暑くなってきましたが・・・。これ、ハイテンションがだんだんヒートアップしてくるというパターンで、どこまで行くんだろうという感じ。イギリスのコメディってこういうパターンが多いのかな?熱演でしたね。

廃れた屋(おく)の網の戸で、今年もセミが鳴いています。

廃れた屋(おく)の網の戸で、今年もセミが鳴いています。

いしくらけんしろうとかっぱ3兄弟

荻窪小劇場(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

ざコメディ!
頭の先から終わりまでコメディ!
会場では笑いが止まりませんでした!

タンブリング FINAL

タンブリング FINAL

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

新体操がすごい!
タンブリングを知らずに見に行きましたが、それでも楽しめました!
合間に挟まれる新体操の演目は本当に感動します、必見です!

マーブルクレイフィッシュの憂鬱

マーブルクレイフィッシュの憂鬱

劇団さかあがり

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2014/07/20 (日) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かったが、やや単調か
キャラ設定が奇抜で、思わず笑えました。登場人物が登場した当初は笑えるのですが、登場し終わった後が笑いのバロメーターは下降気味。まとまりとしては、十分に評価できると思えました。

おむすび

おむすび

劇団サミシガリヤ

シアター711(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★

賑やかな葬儀
 葬儀が様々な原因で、非凡なものに変ってゆく様を描いたホームドラマ。楽しめる。

ネタバレBOX

 山登りとおむすびが大好きな拓郎は、山の中腹で登山客におむすびを分けてやった際、自分のおむすびを落としてしまい、それを追い掛けて滑落してしまった。一報を受けた二女、夏音は、結婚して実家を出た姉、陽花に電話を入れるが、繋がらない。仕方なく事故現場の長野に夏音は向かう。一方、拓郎の妹、ヤスエも夫、道夫と娘、かな恵を伴って病院へ行ってくれていた。然し、拓郎は手当の甲斐も無く他界してしまう。一家の大黒柱を失った彼の家では大騒ぎ、早速、葬儀の段取り等もしなければならないのだが、ヤスエ一家は、病院から拓郎の遺体を彼の家へ運んで来ているので、喪服も何も無い。そこで、主人と娘が一旦引き返し、彼女の喪服も持ってくることになる。が、普段、何から何まで妻に面倒を見て貰っている道夫には、何処に何があるのかすっかり分からない。そんなわけで持って来たのは、派手な模様の入ったロングドレス、と厳粛であるべき通夜や葬儀が、こんな調子で過ぎてゆく。
CQ、CQ、

CQ、CQ、

サムゴーギャットモンテイプ

pit北/区域(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

下ネタ好き
主宰さんが一番好きだったのね。

ネタバレBOX

とあるオーディションで参加者たちがそれぞれ他の参加者の協力を得て、独自の短編創作劇を演じアピールする話。

サイゼリアの調理場の話や、高尾山の天狗の話、あしながおじさんのような話、一見すると扇風機に見える宇宙から到達した地球探索ロボットの話、八つ墓村の犯人のような人や露出狂の人がいたり、各々の話が交錯し、最後全てが繋がったようなところは見事でした。

オーディションを主催した人がすぐ下ネタに走る役者たちに苦言を呈していましたが、ラストはエロ漫画の吹き出しの台詞を朗読しながらのお下劣歌舞伎でフィナーレを締めくくりました。ま、特段物珍しくはありませんでしたが。

苺田みるく先生さんが普通だったというのが感想でした。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

ルネスホール(岡山県)

2014/06/27 (金) ~ 2014/06/28 (土)公演終了

満足度★★★★

ラブ
初おぼんろです。待ちの時からすぐに 根強いファンに支えられた劇団だということを感じました。上気した顔で当日券に並ぶひと、「見切りでもいいからとにかく見たかった」と語る声。開場は待たされました。マジにさっきから並んでる予約客より、遅れてくるフリーパス客を待つのがいいことなのか、ちょっと疑問だったりしますが。リピーター優先の感じ、これはあまり好きではないですね。100回通い詰めた常連も、ひょんなことから観る気をおこした一見客も、同じ客として遇していただきたい。

むしろリピーター優先、と感じさせてしまってはいけないと思う。観客も芝居をするがわも「お馴染み」になったらつまらない。楽しくない。いつも初めて会う(逢う)つもりがいい。

って感じで 一応苦言です。

芝居に関しては、 焦げるような燃えるような愛を感じた。言葉でのメッセージではなくて、いきなり放り込まれた火の玉みたいな。


千秋楽ということもあり、この劇団の目標「前作より動員数を倍にする」という目標にあと一歩という結果に 声をつまらせる役者の顔… 私にもその思いは零れてきて泣きそうになった。

でも 作品が 言葉でなくかたちでなく熱い熱い「愛」そのものなら夢は叶う。必ず。

ネタバレBOX

リンリンさんの歌が


しびれました…
ドードーの旗のもとに ~いくつもの傷口に唇をおしあてて~

ドードーの旗のもとに ~いくつもの傷口に唇をおしあてて~

劇団ガソリーナ

ザムザ阿佐谷(東京都)

2014/07/19 (土) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

不協和音を楽しむ‘朗’読劇。
朗読…声をあげて朗々と、詩歌や文章を読むこと。
と国語辞典にある。

‘朗読劇’と聞いていたので、さぞかし耳に心地よい言葉の調べを聞けるのかと思っていたら、、まるでその逆で、正直面食らった。

役者たちは大仰に声を張り上げ、絶叫する。
矢継ぎ早に浴びせかけられる、言葉、言葉、言葉。
言葉の洪水。

20人近くの役者たちが狭いステージの上で、めいめい好き勝手にしゃべりだす。

とにかく辛い。耳障りだ。


たくさんのカラーボールを役者たちがスローモーションで投げあう、というシーンがあった。
役者の体がゆっくりゆっくりと動く。
しかし当然、手から離れたボールはスローモーションでは動かない。
このとき感じる、ふとした違和感。
(先日見た、蜷川さんの‘わたしを話さないで’にも、サッカーボールを使ったスローモーションのシーンがあったが、こちらはボールもしっかりゆっくり動いていた)

そんな‘違和感’が、この朗読劇にはいたるところに点在している。
見ていくうちに、次第にこの‘違和感’たちが集成し、増幅し、やがて大きな不協和音を奏でだす。

この不思議な感覚!!

そうか!これらはすべて演出家の意図するところだったのか!!
無秩序に雑然と存在してると思えていたものはすべて、計算高い演出家の手によって巧妙に仕組まれたものだったのだ。
そう気づいた時に、さっきまで感じていた嫌悪感はすっかり消え去り、快感へと変わっていた。

一度だけではほんと物足りない。
何度も何度も見たくなる作品だ。

(残念なことに、、わたしが見たのは楽日であったが。。

河童

河童

DULL-COLORED POP

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

河童
河童の常識に不快さを感じる部分も含めて面白かったです。原作を読んでみたくなりました。

ちいさなひまわり

ちいさなひまわり

ぱぷりか

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★

若々しさを感じるコンパクトな作品
登場人物は女性4人だけの60分間の短編で、ふんわりとした雰囲気が印象的でした。

片親の父に育てられた姉妹を中心にした物語で、冒頭で父が死に、その後に妹も治療法の確立されていない病で倒れてしまうというベタな展開ですが、泣かせようと無理に盛り上げたりする様なことはせず、お互いを思いながらも素直になれない姉妹のやりとりが淡々と描かれていました。

姉妹の現代的な台詞回しがナチュラルで良かったのですが、もう少し溜めがあった方が良いと感じる場面が所々にありました。

ちょっと妙な文体で話す浮いた雰囲気を持つ女性が妹と親しくなっていくものの、ストーリー上であまり意味が感じられず、最後に姉妹と共に暮らすことになる展開も不自然が感じられ、キャラクター優先で作った様に見えたのが残念でした。
何度か歌うシーンがあって何かの伏線になっているかと思ったのですが、そうではなかったみたいで、勿体なく思いました。

ペンダントライトのシェードに植物を入れて逆さまにした植木鉢の様にしていて、周りの壁に植物の影が映っていたのが美しかったです。

ネバーランド

ネバーランド

少年社中

青山円形劇場(東京都)

2014/07/08 (火) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★

ネバーランドの秘密に納得
これが本当のネバーランドの物語なのでは…と思うほど、
なんだか納得してしまいました。

夢の世界って、キレイなだけではなくて、とても残酷な面も持っているものですよね。それが、とっても現れているように思いました。

ひとつだけ、気になったのは、どうして、ウェンディの家系だけが、
あんな風にピーターと過ごすことができるの…!?
それだけが謎なんです。
いいなぁ、ウェンディのこどもたち…。

ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる

ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる

風姿花伝プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2014/07/15 (火) ~ 2014/07/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

逃れられない小宇宙である家族という形態
日頃から大ファンの3人の役者さんが結集する舞台で、しかも壮絶な家族劇が展開されるとの事前情報もあり、興味津々で劇場に向かいました。

観終えてみたら、私からすれば、それほど壮絶でも過激なバトルでもなく、我が家も含めて、大変卑近感のある家族形態で、「何だ!普通じゃん!」と、その点ではちょっと拍子抜け。(笑い)

まあ、それは少し大袈裟だとしても、増子さん演じる母親グンネルの言動が、相当自分に似通っていて、あるある感いっぱいで、観ていました。

家族というのは、一度形成されてしまえば、どんなに自分の理想とかけ離れた状況になろうと、絶対死ぬまで逃れられない、小宇宙。

親と子、夫婦は、時間の経過と共に、お互いの理想が相反し、ギクシャクしてしまうのが世の常。でも、気持ちはどこかで繋がっているので、結局は、そこに帰結して行く形態なのだと思います。

そんなことを、近くの教会の鐘の音や、犬の遠吠えや、家族があまり利用しないのに、手放せない別荘などの、象徴的な事象で、ジワジワと観客の大脳に感じさせられる秀逸な舞台作品でした。

最後のエレンの選択に、解釈が二通りできそうな印象を持ち、アフタートークの際、那須さんに「ご自身はどういう解釈で演じられたのか?」と伺ってみたところ、私の解釈と一致していたので、安心し、そう観客の私に、解釈どおりのエレンを体現して見せて下さった那須さんの演技力にも感服致しました。

だいたい、増子さんと那須さんは、実際にはそれ程年齢が離れていないでしょうに、舞台上では、母子だということに全く違和感がなく、お二人の女優力にも、改めて感嘆ものでした。

目に見える結末は、決して、ハッピーエンドではありませんが、でも私には、エレンは、家族の一員として、それを選択し、魂が安らいで行く穏やかな幸せを手に入れたのではないかと感じられて、悲劇的な作品とは捉えませんでした。
本当に、アフタートークのゲストの鷲尾さんがおっしゃったように、観劇後、ジワジワと胸に迫る作品でした。

本当の演劇ファンには、かなりおススメしたい舞台です。

ネタバレBOX

精神障害を持っている息子トーマスは、普通に会話している時は、とても柔和な表情で、他の芝居のように、あまり過剰な言動をしない演技を前田さんが、自然に見せていました。この点に関しても、アフタートークで、演出家の上村さんに伺いましたが、決して特異な存在として彼を登場させないという演出意図があったというご回答を頂いて、腑に落ちました。

トーマスは、マザコン。エレンはファザコンのような、描かれ方だと解釈しました。

もっと特異な家族形態のストーリーかと思いましたが、私の周辺には、もっと壮絶極まりない家族がたくさん存在しているので、那須さんと増子さんは、しきりに、日本ではあまりないと発言されていましたが、むしろ、自分には、とても普遍性を感じる家族の有様に映りました。

演劇的に、大袈裟なバトル劇が繰り広げられるかと思いきや、むしろ大変写実的な脚本です。

アル中のエレンも、母親も、父親も、どんなに気持ちが高揚しても、どこかで、最低限のルールを、自分の中で決めていて、相手を打ちのめすまでの攻撃的な発言は控えている伏がありました。

かなり破綻した家族でも、内心お互いに親や子や、配偶者に対して、自然と滲み出る愛情や、憐憫の情を有しているのです。
傷つけあいながらも、庇っている。それが、家族という、逃れられない運命共同体の姿なのでしょう。

我が家は、普通の家庭じゃない、実に異常な家族だと悩んでいる方には、必見の舞台なのかもしれません。

最後に、エレンは、たった2歳で亡くなった、生きていれば6歳の娘の母親として死を選ぶのではなく、このどうしようもない家族の一員として、離れていた自宅を死に場所と定め、、カールとグンネルの娘として、人生の幕を閉じようと、薬を持って、シャワールームへと足を進めます。
このラストシーンに、「欲望という名の電車」の主人公を重ね合わせてしまいました。きっとエレンの魂は、浄化され、落ち着いていたのだと感じます。

母親の愛情をトーマスに独り占めされ、孤独感にさいなまれていたエレンが、最後の日に、何度も、母親に対して、「ありがとう」と口にします。
一方、母親のグンネルも娘に対して、頬を打ったことを素直に詫びます。
母と娘が、最後の最後で、ようやく理解し得た、秀逸なシーンに、目頭が熱くなりました。

どんなに、家庭に居場所がなくても、自分のできる範囲で、懸命に、良き父親でり、夫であろうとするカールの居住まいにも胸打たれました。

この家族、私にとっては、相当、愛情溢れる素敵な関係性に思えます。
拝見できて、幸いでした。
ビー・ヒア・ナウ Be Here Now

ビー・ヒア・ナウ Be Here Now

文化庁・日本劇団協議会

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/07/10 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

鴻上さんから離れた「虚構の劇団」メンバーの新たな魅力!
真っ直ぐで力強いけれど悩んでいる主人公たちの奮闘ぶり。
ダンスもイイ。
他の人も書いてたけれど、劇団公演では、鴻上さんのあて書きの
ために、いつも同じような役になってしまいがちな劇団メンバーが、
新鮮な役柄をイキイキと演じていて、とっても良かった!!
男っぽい小沢さんもいい!
客演の2人の実力も影響していたに違いない!
全員の中では、主役の杉浦さんと津村さんのコンビが良かった!
中でも特に、最近いつも同じような役柄の脇役が続いていた杉浦さん!
めちゃくちゃよかった!!
『虚構の劇団』は、鴻上さんの加護から離れて、
もっと刺激的な客演を呼んだり、挑戦的で激しいテーマを扱ったり
した方が絶対いいと思う。
最近の「虚構」は、早くも、おとなしく、丸く収まってきてる感じがする。

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

水をさすよ
自分ルールでは、同じ演目での複数回の観劇は一つに纏めるところですが。
会場が変わったので良い事にする。
そして内容は全く話さないのでなんですが。

凄い水をさす事を言いますがご容赦を。


以下、本気で団体側に伝わって欲しい事。
多分、誰も言わないだろう事。
以後も倍々の動員を目指さないのならばスルーでいいですが。


役者のかたがたの熱量に比べてスタッフがあまりにもじゃないか、と思ってしまった。
4000人規模の動員を目指している団体にしてはビジョンが見えるスタッフがいなかった。
気のせいではないよね?

目標動員に足りず役者のかたがたはとてもとても悔しがっていた。
それは本当にぐっと来る。

ただスタッフからは残念ながら感じるものがなく。
ある程度クールにやらなくてはいけないポジションだけど、大人数を捌くんだという気概が感じられないのはどうだ。

少なくとも客からこう言う事を言われて悔しがれるスタッフとやって欲しいと思った。
役者の5人だけが「おぼんろ」です、では次が本気で厳しい。



先ず開演が30分おした事、この一日の公演と見た時に、明らかに失敗だったという意識が重要だと思う。

今日の入りで恐らく100人ちょっと。
荷物、靴を全部預けさせた事による大変さはあったと思うけど、当たり前に考えて100人捌けなかったらもうこれ以上増やせないじゃん。

何やってんだスタッフ!

って役者陣は激怒していいと思う。
と言うか、責任は必ず追及すべきだろう。


また、兎に角アナウンスがない。
確か自分で16時30分過ぎに到着(開演17時)、これから受付する人で長蛇の列。
空気を読んで並んだけど、そもそも誰にどこに並んで欲しいかはアナウンスが必要。

何故か「当日券の人はこちらで」とだけアナウンスがあり、路上で精算してたけど、釈然としないものを感じる。

並んでいる人に言わなくてはいけない事の把握。
誰に、とは言わない、どのエリアの人には何を伝えられたかの把握。

この辺が先ず意識の上にないのがマイナスです。

また、ここで待っててください、と言われたのが関係ない駐車場を塞ぐ形で放置。
途中で車が入ってきてクラクションを鳴らされる。
他の事はできなければ仕方ない、で終わる事が出来るけど「危ない」はあってはいけないレベルの事。


終演後も気になった事。
開演が遅れたのは事実で、けれどそれをスタッフが誰も謝らない状況。
例えば自分が思い浮かべる「あの」制作の人が入っていたらきっと凄い真摯に謝ってる図というのが想像出来る。
それがない。
一貫してアナウンスのない運営と言うのは厳しい、厳しい。。


会場内はお祭り気分だったと思うけど、自分は気持ちよく楽しめなかった。
残念な気持ちで帰りました。
本当に残念ながら。


出口に促すアナウンスも無かったなー。
そんな中、役者のかた何人かはいつの間にか出口に移動してきていて、一人一人に挨拶をしていた。
メグメに握手してもらえて機嫌をなおす(笑)

言わないつもりでしたが、本当に役者のかたがたは素晴らしかった。!
やはり何よりも「意識」の部分だと思う。


そこもやはり意識の差があって、出口にスタッフも最低一人いるべきでした。
アンケート回収してもらったの結局、メグメだったし。
アンケート回収のフローが考えられてないのはどうだ。

色々言ったけど、多分、とてもセオリーな事ばかりだと思うのです。
自分なんかが言わなくても勉強すれば必ずわかることではないですか。

次、7344人動員を目指す団体だという意味合いを考えて見て欲しい。
あれだけ真摯にやっている役者の気持ちを酌めなくてどうする。



もうちょっとだけ。
恐らく、動員に比べておぼんろは知られていない。
多分なんだけど、あり得ないくらいのリピーター率で来てる人は想像以上に同じ人なのでは。
それはどこでも出来るわけではない、誇っていい事だと思う。

それを正しく理解する必要はあると思う。
掲げている人数を増やしたい、からはずれてしまっている。
なんであればリピーターが増えればいいという考え方自体は有りだ。

ちなみにコアなリピーターがいると新規の客が入りにくい、それも知っておいた方がいいと思う。
何をどうやって目指すのか、「選択」は必要かと。

オシラス

オシラス

電動夏子安置システム

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/07/08 (火) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★

リピートしたかった
うーん、面白かった・・・はず。きっと。
ラストは全く予想だにしていなかったので、一瞬何が起こったのか分からず混乱してしまいました。
結末から逆算してみると、伏線なんかをいろいろと見落としていたのだろうなぁと。
ちょっともどかしいです。
どうしても都合が合わず、リピートできなかったのが悔やまれます。

ネタバレBOX

2時間の上演時間の間、場面転換は一切なし。
12名の陪審員による会話だけで進行する圧倒的なボリュームの会話劇。
何かが起こるはず、と期待感を煽る展開で
そんなにだれることは無かったと思います。





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はじめは12人の陪審員全員が有罪に挙手。
陪審員たちは機械を用いて当時の関係者たちの視点で事件を仮想体験する。
ある者は被告の妻。ある者は煎餅屋。そしてある者は桶。
またある者は、実は何も見えていなかったのに見てきたかのように振る舞う。

各自が見てきた光景を紹介しあい、
当時の状況を推察していくうちに徐々に無罪に挙手する者が増えて行く。
最終的には全員が無罪で全会一致を見る。

ようやく解放され、皆が帰り始めた時
由比から手渡されたペットボトルの水を飲んだ三好が突如倒れる。(毒殺?)
三好は過去、裁判員として死刑判決を下していた。(由比は関係者?)
おむすび

おむすび

劇団サミシガリヤ

シアター711(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★

にぎったり、ころがったりのおむすび!
突然の死にも拘らず、故人を送り出すまで泣いている人がいなかった不思議な芝居、でもストーリーは面白かったです。
普段はガラッパチな叔母さん、年配者はやっぱり良いこと言います、伊達に歳をとっていません。
死んだ父の拓郎のお腹が膨らんだり、萎んだり、顔に布かけているから苦しいかもしれないが、目立ちすぎててずっとみてると死体に思えない(笑)。何とかしたほうがよい!

ネタバレBOX

山に登り、他人との会話中おにぎりを落とし、拾おうして死んだお父さん。
いつ死ぬともわからない山登りゆえ、登山の前には行きつけの寿司屋で好物のまぐろとしめ鯖と赤だしを食べていた。そして、リュックサックに遺書を忍ばせていた。
その遺書には父の思いが・・・。父と子供3人を置いて家を捨てた母親をその後恋人として付き合っていたという意表を突く展開!その母を長女の陽花(はるか)は許せなかったが、叔母のヤスエの一言で頑な心に変化が現れ、良い方向へ。
私のひとつ心配事は、ゆたかセレモニーの丸繁さんが本当に単なる手伝いで終ったわけではないですよね。家族写真や出棺の際仕切ってましたから・・・。
新撰組哀歌 -びいどろ揚羽蝶-

新撰組哀歌 -びいどろ揚羽蝶-

劇団 歴史新大陸

座・高円寺2(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

よかった
力の入った公演だった。なりきった熱演がよかった。

0号 -2014-

0号 -2014-

ゲキバカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

王道エンターテイメント
話がわかりやすく、まさに王道エンターテイメントという感じでした。
わかりやすいので、先は割りと読めてしまいますが、クオリティの高い殺陣やミュージカルを交えていたり、ギャグ部分とシリアス部分のメリハリがついていたため、最後まで飽きずに楽しむことが出来たと思います。(少し長いとは感じましたが…)

ネタバレBOX

ギャグ部分はアドリブと思われる部分が多くて、いまいち合わなかったため、あまり笑えなかったのが残念です。
昨年の『フォアローゼス』を観せて頂いているのですが、本田圭佑ネタをまだやっているのか…と思ってしまいました。

それから、他の方も書かれていましたが、後藤と千代子がお互いに一目惚れ?で、何故惹かれ合ってるのかがイマイチわからなかったので、死んでも約束を守ってお互いを待っている、ということに少しだけ違和感を感じでしまいました。
後藤と千代子だけでなく、それぞれのカップルにイマイチ説得力が無かったような…そこまで描いてたら、もっと長くなってしまうので、仕方がないのかも知れませんが。

やんす(石黒圭一郎さん)の存在が、物語を重くしすぎない、良い緩衝材のような存在で、お気に入りです。

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