
ハムレット
京都芸術センター
あうるすぽっと(東京都)
2014/08/01 (金) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
意外にも真っ当な古典でした。
杉原邦生さんの演出を観るのは初めてですが、衣装こそ無国籍・時代不明だったものの(アメリカンオールディーズっぽかったかな?)、演技は実に真っ当な古典を踏襲したものでした。古典好きの私には役者さんの台詞が心地よく耳に届き。特に、ハムレット役の男の子(若い!)と、ホレイショ役の福原冠くんの台詞に聞き惚れてました。熊川ふみさんの歌声の美しさも。美味しいところを持っていくフォーティンブラスの登場シーンもカッコよく(このシーンがやりたいがためにハムレットを上演したのではないかと思うほど笑)。2時間半、楽しんで観ました。あ、音楽もカッコよかったです!

【不帰の初恋、海老名SA】【カラシニコフ不倫海峡】
MAパブリッシング
ウッディシアター中目黒(東京都)
2014/07/29 (火) ~ 2014/08/01 (金)公演終了
満足度★★★★★
川口覚×ハマカワフミエ。
私の中で、今考えられる最も素晴らしいペアの朗読劇をマチソワで拝見。その期待に違わず、この上なく幸福な時間を堪能させてくれました。音楽はなく、大小沢山の蝋燭の中でしっとりと交わされる往復書簡(メール)。役者としての力量が十二分にあるお二人の、刹那刹那を誠実に生きる声の演技は、二人を包む空気までもが艶やかな光を帯びるようで。特にソワレは、ハマカワさんの悲痛な告白に引き出されるように覚くんの目からも涙がこぼれて(覚くんの涙を見たのは、私は初めてです)。これほどまでに切なく共鳴しあう役者同士の邂逅が奇蹟のように思え、元々大好きなお二人がもっともっと愛しく思えるようになりました。幸福な時間をありがとうございました。

ハイキングフォーヒューマンライフ2014
劇団PATHOS PACK (パトス パック)
「劇」小劇場(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★
ああ、いいものを
観せてもらったな、と心がほっこり。劇団が大事にしている脚本だということがすごく良くわかる舞台でした。一般に自殺する人間の心の軌跡はよく描かれるけれど、ここではその周辺の、傷つきさまよう家族が描かれ、胸が痛む。それでも少しづつ救われていく魂の不思議さと強さ、浄化の過程を興味深く見せてくれて、場内は感涙の嵐でした。よく出来た脚本と、舞台でしかできない魂の表現が面白い。犬が大事にしている物の正体が悲しいですね。どんな命も、このようにまん丸いきれいな魂に浄化されるといいなぁ。

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★★
非日常
江古田のガールズは初見でしたが、中々、見どころのある役者さんが揃っていて、レベルの高さを感じました。
さて、内容ですが、賛否あるかと思いますが、個人的には肯定的に捉えています。観客を巻き込むのも、「観客も舞台の一部」という舞台芸術の歴史を鑑みれば、アリですし、非日常を味わえて楽しかったですよ。次回も観に行きます。

ジョン万次郎の夢
劇団四季
四季劇場 [秋](東京都)
2014/07/19 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
侮ることなかれ
ファミリーミュージカルということで敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、大人ひとりで行っても十分に楽しめると思います。特に一幕はテンポが早く、Mも多いのでまったく飽きません。ただし若干Mの音量が小さいのかなと感じました。お子さんも多いのでそのための配慮かもしれませんが、その点では大人からしたら少し物足りないかもしれません。こんな感じで観劇の感想はいろいろあれど、本作品は劇団四季のオリジナルミュージカルです。「人生は生きるに値する」という劇団四季の理念をそのままに反映した、シンプルでストレートな作品になっているので、大人になってしまった人たちこそ楽しめるのではないかと思います。

TRUTH
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2014/07/26 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
初キャラメルです
初キャラメル、学生料金にもかかわらずS席で観劇させていただきました。悲劇と銘打っていながら芝居のテンポが早く、ところどころコメディタッチでもあるので、個人的にはバランスのいいお芝居だなあと思いました。オープニングの伏線を回収した辺りからおしりが痛くなってきましたが、物語も綺麗に収束していきます。ラストシーンのムービングがかなり良かったですが、ピンスポが少し浮いちゃったかなという印象。トータルでかっこよかったからいいんですけどね。

千年マチコ~書房編~
アリー・エンターテイメント
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
クセになる面白さ!
マチコさんが可愛くて面白いだけでなく、歌ったり変なことしたり、想像以上に楽しい作品でした。母と息子が本音を話すシーンはうるうるしてしまいましたが、1時間50分マチコワールドを思う存分堪能でき、温かい気持ちになれました。

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★★
”おさるのキング”も楽し!
肩の力を抜いて皆が気楽に見られる舞台を謳う江古田のガールズ初見でしたが、替え歌、オマージュ、最近の芸能ネタなどをふんだんに折り込んでの楽しい舞台でした。こんな芝居があっても良いのでは!というのが正直な感想です。
ただし、テレビの公開収録じゃあるまいし、拍手の事前練習と強要にはいささか・・・。
フィナーレの全員でのダンスは良い記念になったことでしょう!(笑)

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★★
バックステージもの。
約10年程、劇団の制作のお手伝いをさせていただいていたので大変興味深く拝見しました。冒頭のショーやフィナーレがとても楽しかったです。未だ「Sugar baby love」が脳内リフレインしています。がしかし、やはり食べ物を撒き散らすのは些かどうしたものかと…。でも5周年記念だしね!お祭りのようで楽しかったです!!

人狼 ザ・ライブプレイングシアター #13:VILLAGE VII 夏草がそよぐ村
セブンスキャッスル
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/07/29 (火) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
思いっきり欺かれる楽しさ
前回参加した時は、人狼と役職の該当者までは正解できた。
でも今回は、見事にぜんっぜん当たらなかった!!
気持ちいいぐらい見事に騙された。
役者さんの力量をまざまざと見せつけられた感じ。
これは癖になる…。
また次回も楽しみにしてしまう限り、このゲームは終われない。

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★
期待はずれ・・・・
子供相手にイベントなら、野菜を投げても、風船膨らませてもいい、しかし芝居となると話は別だ。楽しませようとするのは分かるが、何と言っても本多劇場でやるからには、どんな舞台をみせてくれるのかと、と大いに期待をしていたのでがっかり。イベント性と芝居の違いを理解してほしい ラストのダンスと観客や紙ふぶきはが楽しめたが、野菜投げは止めた方がいい。まして掃除の時間を客席に共有させるなんて・・・・観客が盛り上がっているのに冷めてしてはこの空間が勿体ないので一緒に笑っては見たものの、本多劇場に折角出演したのに、これでいいのだろうか・・・・と思った次第。次回チャンスがあれば是非本多劇場で、劇場に負けない芝居をじっくり観たいものだ。

1/2
夢幻舞台
明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/08 (金)公演終了
満足度★★★★
必見、演劇のDNA
まだ、荒削りではあるものの、演劇とはどういうものか、をDNAレベルで知っている。そんな感想を持たせるポテンシャルの高い舞台。(更なる追記後送)

ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2014/07/15 (火) ~ 2014/07/30 (水)公演終了
満足度★★★★
愛しながら憎む最小単位の社会、家族
シアター風姿花伝10周年記念プロデュース公演である。スウェーデンの作家・演出家ラーシュ・ノレーン(Lars Noren)作。富永由美訳。上村聡演出。
おそらく本年の優れた作品として多くの観客の脳裏に焼き付いた事だろう。
一つの家族の、長い長い一晩の話である。幕が開いた直後から、家族の「タブー」は、元女優で躁病の気があるほどしゃべり続けるモルヒネ中毒の母グンネル(増子倭文江)と、統合失調症で精神疾患の色濃い息子トーマス(前田一世)であることは明白となる。「タブー」を抱えることで生まれる矛盾や、それに対する欺瞞に満ちた家族の安寧が、壊れかけた弟の精神の決壊を機に、それぞれの心の堰を打ち壊し飲み込んで行くさまが実に克明に描かれて行く。
そして今は独立して暮らす長女でトーマスの姉エレン(那須佐代子)のアルコール依存症が、もはや回復の見込みがないほど重症であることが、弟の病気以上に両親の最大の懸案事項であることが次第に判明する。
一家団欒がこれほど苦痛であることが表現された舞台も珍しいだろう。当然だが、家族全員がそれぞれに対して愛情と憎しみを同等に持ち合わせ、拮抗するが故に笑顔と優しい言葉を吐き、苦しみを堪えている。捨てきれないからこそ家族なのであり、「血のつながり」という最小単位の社会である家族という構成要素に、動物として存在する限り本能によって帰依しようとしているようにも見える。それは長女が亡くした子供、彼女を捨てた夫という物質的には消滅した家族に未だに帰属している理由とも言える。しかしそれは彼女が自身を低く評価し、同時に自身が酒に溺れた廃人であると「正当化」する道具に使っているという人間の汚さ、弱さでもある部分にこの劇はかなりの時間を費やす。故にこの舞台の頂点は、泥酔した女の叫びという直視しがたい形で迎えるのだが、その直視しがたさこそ、この劇の価値なのだ。見応えのある舞台であった。
人物が濃密に描き出されていた。俳優陣の作品に対する深い理解と、役の人物の内面の微細な部分を的確に現出させようとする責任感にも似た力(これを世に言う演技力とするならばそう呼んでも良い)が極めて顕著な舞台であった。
目を背けたくなるような家族のグロテスクな場面を一つ一つ観客の前に丁寧に置いて行くようにも見えた。その丁寧さが時に残酷なテーマでありながら、家族であるが故に怒りと憎しみと同等の愛情で結ばれていることを、ふとした瞬間にその距離感や仕草でユーモラスに表現し、救われた。罵倒し合った後に家事の細かな引き継ぎをするこの家族以外には考えられない会話のつながりが極めて巧みに展開していた。それはまるでトーマスが無心に母親の写真を年代別に床に配置して行く、その行為そのままであるかのように。
演劇的な「リアル」に注意を払わねばならない。劇的な表現としてのリアルさは、直接現実そのものを表している訳ではない。だから「あの会話がリアルだった」と言ったところで、それは現実にそうした会話がなされるということを表してはいない。あんなふうには言わないから共感出来ない、という感想を見かけたがそもそもこうした戯曲の上演をそういう風に見るものではない。演劇のリアルは表現なのであり、その文脈や意図が的確に現出された事を表す。今回はそうした事情をきちんと理解し一つずつ丁寧に検討したと思われる。
ところが丁寧に検討し余すところなく表現しようとした結果、リアリスティックな描写に満ちた中に、突如象徴的で「思わせぶり」な行動が挿入され、それがところどころ饒舌すぎて展開を説明的に暗示した演出が冒頭に数カ所、幕切れ見えに数カ所見られた。家族の「事実」を淡々と追うだけで相当に劇的なので、それ以上の説明は過剰である。演出家はしばしば心配性だが、劇のことばの濃さを信じ抜かないと、観客は食傷気味に陥る。大きな磨りガラスを使った挿入的な場面はその懸念があたり、戯曲以上にショッキングな事態が想起されてしまった。行き過ぎると戻ってくるのが辛い。
決して実際に光量を落とさず極めて的を絞った形で表現した照明は、終止うす暗く密閉された家庭という空間が表現され印象的(照明=賀澤礼子)。ろうそくの明かり、というと無駄にうす暗く、視覚がひどくくたびれる舞台が多いが、長時間にも関わらず負担はない。これこそ舞台の「リアル」である。
この劇において、実は最も難しいのは、父親(中嶋しゅう)について語る事であろう。この家族という逃げ場のない空間に居ながらにして、実は存在価値としては既に「いない」父親を常識的で、安定感のある人物として作者は描いている。彼の家族に対する欺瞞や欠点そのものを本人が認めず、精神的には既に逃亡している事自体が、彼の決定的な人生の失敗であり、トーマスが直感的に彼を憎んでいる原因なのだ。この構造は「仕事で家庭を顧みなかった父」という最も陳腐な人物描写に陥りやすいが、中嶋のどこかユーモラスで、家庭の中に安住しているように錯覚させる柔らかな質感の演技が、父カールの最後まで隠された狡猾な一面を表立たせずに表現しており圧巻である。

解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了

愛さずにはいられない
猫のホテル
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2014/07/29 (火) ~ 2014/08/03 (日)公演終了
満足度★★★★
「猫のホテル」は、楽しめた。
やっぱり、何を楽しみの来てるのかで、感想は変わるのかなぁ。
猫のホテルは初めてで、単純に猫のホテルを楽しみたい!
……っていう気持ちだけできたから、自分はかなり楽しめた。
いや、舞台装置含めて、みょうに哀愁漂う
全体の雰囲気も今の自分に合ってて好きだったのかも…。
あと、客演さんたちが、猫のホテルっていう海の中で、
水を得た魚のように生き生きと演技されてたのが印象的でした。
たくましく存在感のあった七味まゆ味さんと、
無理やり抑えた演技をさせられてた(笑)市川しんぺーさんが
かなりのツボでしたぁ。
いや、みんな良かったぁ。
これで、広島で 千葉雅子×土井英生
「姐さん女房の裏切り」を観れます…。たぶん。

大都会の蝉
DramaCreation
シアター風姿花伝(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/10 (日)公演終了
満足度★★
何か1つたりない
拝見させていただきました。
演目内容は面白いもであり、
いろいろと考えさせられることがあり良かったのですが、
芝居としては何か1つ足りないような気がしました。
つまり、演出や演技として、終わったあとに残るものがなかったからです。
もうすこし、演技に力が入りすぎているようで、
リラックスした形で、強弱をつけ、すっと演技された方が見る側としてはいいのかもとおもいました。
音楽でいうと
常にフォルtッテッシモで聞いている感じでした。

青空と複雑
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2014/07/30 (水) ~ 2014/08/06 (水)公演終了

イージーオーダー The Musical
四獣×玉造小劇店
シアター711(東京都)
2014/08/06 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆるゆるミュージコー
C列なので3列目かなーと思ってましたが、XAとかXBとかも並べてありました。
最前列は「四獣シート」と呼んでもいいくらいサービス満点なので、四獣ファンはしなないように気をつけてね!(さわやかに)
構成がきちんとミュージカルしてるじゃん!といった感触。
ゆるーっとお芝居楽しんで、歌やダンスにニヤニヤして。たのしかったですー。

安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。
TEAM NACS
村国座 (岐阜県)
2014/08/04 (月) ~ 2014/08/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
天才、鬼才、努力の男
村国座で行われた公演みてきました。
いくつか私は名古屋の小劇場劇団をみてきましたが。
初めて「芝居」を観たと思います。
これが4000円なら私のやってる演劇はいくらなんだろ?
値段に釣り合う演劇ができているのか不安になるぐらい。
客に名古屋の小劇団の方がほとんどいなかったのが実に残念。
この前みたつまらない演劇が2千円だか3千円。
このひとり語りのチケット4千円は死なない。