最新の観てきた!クチコミ一覧

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ギャング アワー

ギャング アワー

ラ・セッテプロデュース

新宿シアターモリエール(東京都)

2014/09/30 (火) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高でした!
最高に良かったです!
話の内容もそれぞれのキャラも全部大好きになりました!
シリアスなシーンの緊張感はもちろん、ギャグシーンがすごく良かったです!
テンポが良くて面白くて、ツボの深い私ですが何度も声を出して笑ってしまいました!
私がここ数年で見た舞台で一番面白かったです!

DVD化の方はしないのでしょうか…?
そういう噂を聞いたので、非常にショックです…。
再演、続編を強く強く希望します…!

宵闇に咲く雨

宵闇に咲く雨

GEKIIKE

シアター風姿花伝(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

もう一度観たい!!
小3と小5の娘と3人で観劇。
最前列と言うこともあり殺陣の迫力が凄く
目の前の役者さんから目が離せませんでした。
GEKIIKEの公演は欠かさず観劇していますが
今回が泣き率一番高かったです。

パパのデモクラシー

パパのデモクラシー

劇団 江戸間十畳

ウッディシアター中目黒(東京都)

2014/10/05 (日) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

初見で極めてハイレベルと評価できる劇団が、一つ増えた
 入場して、掛かって居る音楽に驚かされた。何と、演歌なのである。無論、歌謡曲では無い。(歌っているのは、ピーター・ブルックと一緒にパリで仕事をなさっている土取さんか?)

ネタバレBOX

板垣退助らの自由民権運動に連座して歌われた壮士演歌を芸域に迄高めた、添田 唖蝉坊・知道らの歌が掛かっていたのである。音階は無論、和音階であるから、ドレミファソラシドではない。長唄、端唄、小唄、三味線等々日本古来、殊に、江戸情緒を色濃く残した音階であるから西洋のものとは根本的に異なる。自分は、国粋主義者でも無ければ右翼でもないから、馬鹿げたイデオロギーにコミットする気は毛頭ないので心情右翼のセンチメンタリズムや決意主義などの不合理なものは、矢張りこの場では論じない。要するに音階として、音の規則が異なるのだ。
また、困窮した元士族が多かったとはいえ、堕落してゆく明治政府に対する当然の批判者として、基礎的な素養を具えた旧武士階級から批判勢力が起こったのは必然と言わなければならない。おまけに、江戸時代の国民の識字率は、当時の全世界比較で日本は飛びぬけて高かった。町方、村方にも有識者は居たし、庶民の知的レベルは世界的にみても非常に高いものであったことは、注目に値する。このような社会に於いて、粋・通とされた文化伝統を担ったものが、演歌の背景にあったことも見逃すべきではない。これらの伝統の上に立った歌が流れていたのだから、そして、それが、自由民権思想に関わり、殊に、政府批判に用いられてきた歴史的事実を知る者にとって、今作の訴えるものの内容とも見事に呼応する必然的なBGMとして、実に粋な、そして知的な迎え方として、耳目をそばだてたのだ。
  オープニング、この認識が間違いで無かったことが、証明された。E.サティーの曲が流れたのである。これ以上のとり合わせがあるだろうか? 自分は、この見事なセンスに感動を覚えて、更に引き込まれてしまった。シナリオも見事である。役者も良い。どの役者も上手いのだが、主役を張った二役(神主役・千代吉役)の辰巳 蒼生の演技が素晴らしい。ラストシーンなど、思わず背筋に電流が走りそうになった程であった。初日が終わったばかりなので、余りネタバレは書かない。基本的に、描かれるのは、敗戦直後の日本の状況だとだけ言っておこう。吉田茂の大衆蔑視と欧米跪拝、伸してくるソ連に対するアメリカの政策転換、敗戦国の実情などは、予め学習しておいた方が良かろう。参考図書として何冊か挙げておく「日米地位協定入門」、「東京セブンローズ」、「検証・法治国家崩壊」、「浮浪児1945」「拝啓マッカサー元帥様」入手可能なら米軍の日本占領マニュアルに類するものなど。自分はまだ読んでいないが「敗北を抱きしめて」は良さそうである。まあ、ご自分でも探して読まれるが良い。最低10冊程度を読んでおけば、可也理解が深まろう。無論、読まなくとも分かる内容にはなっているが、抑制された表現になっているから、それをリアルなものとして感じる為には、最低限、自分の挙げた数冊を観劇後、読んでみると良い。
ラスト、パンパンをやって姑を養っていた望月 ヒサヨが出産する。が、その子は、買春米兵との間にできた子であり、その後の日本を暗示していることにも注意すべきであろう。このことの意味は頗る重い。
シナリオで優れた点を具体的に1点だけ挙げておく。千代吉を少し、足りない人間として描いていることである。戦前・戦中と戦後では価値が逆転したものを含めて価値の大混乱をきたした。殊に、インテリに於いて、その矛盾は激しい。大抵のインテリは矛盾を誤魔化したことを不問に付すことにより、不問に付したことを忘れることにより、生き抜いた。だが、事実は、彼らの恥知らずな行為を観て、叫びもしなければ、大仰に批判もしなかった。唯、彼らの顔を観る度に、うすら笑いを浮かべるのみである。そのような知的選良の裏切りや付和雷同、退廃をものともせず、白痴である千代吉は、己の倫理を全うする。その時、愚か者と言われ続けてきた彼らこそが、賢者に見えてくる。この点も深く考える必要があろう。ムーシュキンを思い出しても良い。

CHEROKEE

CHEROKEE

劇団天八

HEP HALL(大阪府)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

アメリカ先住民。人が人をいたわる大切さ
アメリカ先住民の誇りと友情と愛と…。
自然を尊重し、調和し、部族全てが家族のような、気高きチェロキーの物語。
騎兵隊コンビのギャグは…でしたが、誇り高きチェロキー族の悲哀と人の温かさ誠実さが、凄く伝わってきました。良かったです。

ネタバレBOX

泣きモード全開でした…、最後、泣ききれず、少し残念。
その理由を自分なりに考えてみました。

①「そして10ページを足して物語にする」の意図があまり?
悲劇なのに、そうじゃなくするの? という感じでした。

②最後、チェロキーの生まれ変わりのようなバタヤ集団が「ターコイスの雫」を見つけて終わるが…。それでハッピーエンド?って感じでした。
息吹の瞬間~愛のうた~

息吹の瞬間~愛のうた~

オフィス川越

ザムザ阿佐谷(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

前半と後半でガラッと...
現実にあるかもしれない設定だけに、感情移入しやすく、心臓病が発覚した後の悲しみや思いを強く感じられる作品でした♪
若干、再会の食事会や結婚式を飛ばしたり、急に心臓病が発覚したりと不自然な流れが気になりましたが、主役の方の熱演は良かったです^^
あと、金貸しの堂島、お茶目さと怖さが同居して良いキャラでした(笑)。

イエドロの落語 其の弐9月 目白 古民家ゆうど公演

イエドロの落語 其の弐9月 目白 古民家ゆうど公演

イエロー・ドロップス

ゆうど(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

怖いけど、面白い
古民家《ゆうど》、初めて行ったが、作品にすっごくあっていた。小さなお庭に草花と、風情のある空間でした。夜行ったので、『いかにも出そう?』と、脅え過ぎた?せいか?怖いより、二人の魅力満載で、面白かったです。

ネタバレBOX

前回公演《その壱》でも、面白かった『始末の唄』が見れて良かった。
正確な曲名なんだっけ?『あんたがった、どこっさ』『チューリップの唄』を、全て歌うのは、声が勿体無いと、歌詞の末尾だけピッタリ合わせ、端折ってところどころ発声せずに歌う。
リズム感、間と表情が、最高です。

空?から、若旦那登場?と言うか、天井的な2Fの屋根裏スペース的なところから、若旦那役の人形が、紐に吊るされて降りてきたので驚いた。
そんな仕掛けや、シンプルだけど効果的な照明の使い方も上手く、空間利用も良かった。

情が入れば、許してしまったり、それでも譲れぬ想いとか。
ついつい、流される、怠惰だったり、脆さだったり、ずるさだったり。
その時の真実が、間抜けだったりと。
情(人の想い)に突き動かされる姿、人の弱さ脆さの見せ隠し方が、味わい深く、怖いとか面白いとかの一言では、語りきれない。

サシガシさんとめぐちゃんの魅力が満載で、たった2人なのに、人の世の奥行きが深く、良かった。
違う空間の10月も観たいし、今後の作品にも、期待です。
タイムマシン レポート

タイムマシン レポート

アトミック☆グース

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

題材を生かして丁寧に話を繋いだ秀逸な脚本
 大変丁寧に話を繋いで、タイムマシン物としての旨みを充分に取り込んだ脚本でした。コミカルな掛け合いやシリアス・ウェットな盛り上げもバランス良く散りばめてあり、総合的な充実度が高く、良い時間を過ごせました。

 ただ終盤、微に入り細に入りネタばらししていくのが、やや冗長に感じられました。話の流れや細かい演技で充分に感じとれることではないかと思いましたが、アフタートークでの観客の反応を見る限り、気付かなかったお客さんも少なからずいるようなので、このぐらいの方が親切なのかもとは思い返しました。こういうのはバランスが難しいですね。

ネタバレBOX

本職ではない高井さんのセリフが豪快に飛んだのは、逆に面白いもの観たと思いましたが、アフタートークで聞いた、その理由がまた面白かったです。タイムマシンがあったらどう使いたいかの回答も冴えてました。さすが、転んでも只では起きない(笑)
僕と俺では幾らなんでも!

僕と俺では幾らなんでも!

THE CHAINS

APOCシアター(東京都)

2014/10/02 (木) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

翻訳物のようなコメディ
こういう、湿っぽくないコメディを書けるのが、脚本:富田さんの強み、個性だと思います。
かと思うと、割と下世話な話も出てくるし、単発力技ギャグも出てくるし。とにかく「笑わせるための引き出し」の多さに脱帽です。

ただ今回は、その手数の多さに終始した感も否めません。
手数が多い分だけ、話も少し複雑すぎたかもしれません。
腰を据えて、じっくり観られる場面が2つぐらいあったら、もっと入り込めたかな、と思いました。

出演者では、まず主役の川島さんがさすがの力量でした。まさに獅子奮迅、この人の力がなかったら、お話自体が成立しません。気になる点があるとすれば、この人の持つある種の「上品さ」が、吉なのか凶なのか、まだよくわからない・・・使いこなせていない?ことぐらいです。
笑わせてくれたMVPは児玉華奈さん。「イケメン!」と「ひっこめ!」の二つしか仕事がないのに、絶妙に力が抜けた演技で、出てくる度に笑わせられました。
他の出演者も、個性と役柄がうまく一致しており、役者さんをよく見て書かれた脚本なんだろうな、と思いました。

「笑い」を重視したお芝居は、作るのが難しいと思います。脚本だけでなく、客席を含む演劇空間そのものを「笑いの場」に変える必要があると思うので。
富田さんが作家としてだけでなく演出家としても活動されていくのなら、そのあたりの手腕を磨かれるよう、期待します。

Back Stage

Back Stage

賞味期限

Geki地下Liberty(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

結末も爽やかな上出来コメディ
掛け合い漫才さながらの軽妙な前説で客席をあたためておいて語られるのはデパートのイベント会場でのヒーローショーのステージの合間、楽屋で起こるあれやこれや。
ショウ・マスト・ゴー・オン的な「狭義のバックステージもの」ではないが、王道の勘違いネタも含むコメディで、前説の通り(笑)大爆笑はないがニヤニヤ、クスクス。
が、後半には長年続けてきたものを辞める気持ちやチーム解散の危機と再生などもあり、「雨降って地固まる」的な結末が爽やか。
司会者とそのマネージャーなど、一部の「濃いキャラ」のアクセントぶりもなかなか。

鈴木家の幸福

鈴木家の幸福

ワイアールジャパン

劇場HOPE(東京都)

2014/09/23 (火) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

よく練れたホームコメディ
家族の朝の会話でツカミはオッケー、それに続くオープニングダンスで客のクラッピングを誘って引き込んでおいてのオーソドックス…もとい、基本に忠実なホームコメディ。
が、終盤は人間ドラマに転じて締め括るのが巧み。三演目とのことで、よく練れてるわ。
片岡鶴太郎のようなじいさんのアクが強過ぎる感もあるが、ある意味アクセントではあるか。(地口ではない)
高額当選によって起こるかも知れない事態もさることながら、戦時中の男同士の友情や親友に嘘をつくことのくだりも良かった。

deprived

deprived

shelf

gallery+cafe blanka(愛知県)

2014/10/05 (日) ~ 2014/10/07 (火)公演終了

満足度★★★

朗読の世界!?
今回はgallery+cafe blankaというカフェの下にある小さなギャラリースペースで行われた。
舞台があるわけでもなく、みんな同じ高さのそのスペースで行われた今回の舞台。

こちらからすると本番さながらの舞台稽古をまじまじと見ている雰囲気で、初な感じ!?
でも役者さんからすると、一段でも台があると舞台の上だから役になりきれるって感じがするけど、観客と同じ高さで狭いスペースで.............さぞ演技が大変じゃないかな~って思っちゃうぐらい。

舞台というか朗読の世界!?
心の声みたいなのもあったりして、内容は難しかったが、こんな舞台もいいな~ぁと。
迫力があったせいか、赤い服の方、ちょっと怖かったんですけど...............。

蝙蝠の箱

蝙蝠の箱

演劇ユニット「青唐辛子」

シアターブラッツ(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/07 (火)公演終了

満足度★★★★★

贅沢!
演劇ユニット青唐辛子
任侠ミュージカル『蝙蝠の箱』

この大きさの劇場でガチミュージカル!
しかも生演奏とかもあって贅沢!

任侠でミュージカルってどんなんやねん!て感じやったけど、任侠っつても人間同士の繋がりとか、葛藤とか闇とか。

もーね。泣いたね。
うちもともと涙腺弱いけどさ…

ネタバレBOX

ヤクザとか、裏切りとか復讐とか、なんか負のオーラ満載やけど、

結局はみんな優しいんやもん。。。
1人ちょっとクズがいたけど…
悪役は芝居のスパイスやからね!

暗くて切ないシーンも多かったけど、笑えるところやハッピーなシーンもあって楽しめた!
恋しちゃったよ俺!的な牛丼の歌?ならぬ明日に架かる虹はほんま楽しかったし可愛かったです。
終わったとき、自然と拍手してた(笑)

なんていっても、やっぱ歌がいいのだよ!
一人でって曲も好き!
ミュージカルって、確かに急に歌い出すけどさ、歌声に感情が乗ったとき、最高にびんびんくるから!
最後の復讐の先にとか涙止まらんかった。。。

テツの真っ直ぐ感好きー!
ダイゴ。。。強く生きてくれ!
ミヅキさん。悲しすぎるよ。いい女だよ。。。

親分。。。素敵でした

最後悲しかったけど、少し希望が残る感じの終わり方好きでした。
The Lost Glory ―美しき幻影―

The Lost Glory ―美しき幻影―

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

質が高い作品
轟さん出演のお芝居はメンバー全員の質も高くとても良かった。またショーは各シーンの演出も見事でかなりレベルの高い作品だった。大満足

炎 アンサンディ

炎 アンサンディ

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2014/09/28 (日) ~ 2014/10/15 (水)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的な舞台
壮絶な運命に直面する家族を通じて人間の尊厳を問う作品で、脚本・演出・役者のいずれも素晴らしく、3時間を超える上演時間を意識させない強い求心力がありました。

男女の双子の母親が晩年に突然喋らなくなってそのまま死んでしまい、遺言に従って父親およびその存在を知らされていなかった兄を探すエピソードと、母親の過去のエピソードが展開し、衝撃的な事実が明らかになる物語でした。
理由・原因を遡及して行くやりとりが2度あり、その終わりのなさに空しさを感じました。最後に明らかになる事実は途中で何となく分かってしまいますが、その事実自体よりもその事実に対する反応が丁寧に描かれていて、強く心を打ちました。
一番最後の絵面が宗教画のようで美しかったです。

土で覆われた勾配のついた床しかない空間で、2つの場所・2つの時代が交錯しながら、時には同時並行で物語が展開するものの、照明で巧みにエリアをフレーミングして分かり易く描かれていました。

物語としてはとても重い内容ながらも、謎が少しづつ明らかになって行くミステリー仕立ての構成や、1人で10代から60代まで演じたり、複数の役を演じたり、場面転換に工夫があったりと、あざとくならない程度に趣向を凝らした演出があって、演劇として楽しかったです。特に効果音に複数の意味が掛けてあり、同じ音が異なる場面で違う意味合いを帯びさせていたのが印象的でした。
BGMとして使われていた音楽が悲劇を無闇に盛り上げる大袈裟なものではなく、明るさや希望が感じられるピアノ曲だったのも良かったです。

7人の役者だけでスケールの大きな世界を表現していて素晴らしかったです。特に岡本健一さんは多くの役をそれぞれ説得力のあるキャラクターとして演じていて良かったです。

LINX’S PRIME

LINX’S PRIME

演劇ソリッドアトラクションLINX’S

TORII HALL(大阪府)

2014/09/27 (土) ~ 2014/09/30 (火)公演終了

満足度★★★

Bバージョン感想
【Bバージョン】
個別に感想を書こうと思ったがやめにした。「演劇とは・・・」をこの「LINX'S」で熱く語るのは違う気がする。

石田Pの誰よりも演劇(劇団)を愛する心。それに共感して若手からベテランまで集まれる集団。それを楽しんで頂けるお客様。
それで十分な気がする。

ただ、好き嫌いはやはりある。
今回は初見でお芝居を見に来たお客様は不快に思うかもしれない。演劇ってこういうモノと思われるとちょっと違う。
最後の歌についていけないお客様もいたかもしれない。
コアになればなるほど、差別化が産まれる。万人に認められることを目指していては新しいスタイルは産まれない。
であるならば、とことん「LINX'S」魂を貫くことが大切だと思う。

あとは演劇に長く携わっている大人たちがあきらめず軌道修正をしていくこと。
そして、本当によい作品、良い劇団には賛辞を送り、新たなプロデューサーが大きな舞台へと引き上げることが大切だと思う。


さて、私なりの公演の感想は、、、ちょっと厳し目ですのでネタバレへ


ネタバレBOX

今回に限ったことではないが若い劇団が奇抜な表現方法として、「下ネタ」をチョイスしてしまうのは少し残念に思う。
20代だからこそ出せるスピード感や独特の感性をもっと磨いてほしい。

演劇で何を自分たちは伝えたいのか?
それが下ネタだ、死だ、暴力だ、だけでは稚拙すぎる気がする。
それにプラスされるストーリーなり役者の技量がないと単なるお祭り騒ぎで終わってしまう。

簡単に子供が殺される時代。
自然災害で多くの命が犠牲になってしまう昨今。
今、若い世代はその現状をどう考えているのか?
たった20分の中にもっと若者ならではの感性を見たい。


あと、見せてはいけない「モノ」は絶対見せてはいけない。
というより、見せないクオリティが更なる笑いに繋がる。
やむなく見えてしまった。では不快なだけ。
かつて南河内万歳一座が風呂場のシーンで完璧なまでに「モノ」隠して演技していた。あそこまで行けば芸術の域。
簡単に見せてしまうのは現代のゆるーい風潮なのか?

Windows in my heart

Windows in my heart

Sophia Modern Dancers

上智大学1号館講堂 (東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1272(14-311)
11:00の回(強い雨)。10:10会場(2階)着、受付(整理券あり)、10:30開場。

「In wonderland(2012/3)」からで5作目です。舞台背景は絵本のような図柄、当パンも薄い水色を基調としたお洒落なデザイン。BGMに「Born to Run」がかかった。10:55/11:02前説(アナウンス、50分)、11:05開演~11:53終演。

1.Alone
2.Curiosity
3.In A Book
4.Love Makes You...♥
5.Gossip Girls
6.Good job!
7.Back Alley Temptation
8.Rival!?
9.Pray
10Always With You

変わらないファンタジーの世界に加え、Burlesque、ポップな女の子、ビートを利かせたナンバーなどが次から次へと。

どこをみている

どこをみている

オイスターズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/06 (月)公演終了

満足度★★★

ボンボン
面白い。70分。

ネタバレBOX

バイトな二瓶翔輔が店長にサービス残業して罰則っておかしいだろとキレ、田内康介とともにバイトを辞めるが、田内がどんどんからんでくるから嘘つくけど、どんどん深入りされていく。しまいに田内の妹(横山更紗)もやってきて、みんなで車で実家?に行こうとして雨の中道に迷う。そして二瓶は更に嘘を吐こうと決意する…。

異色な作風で面白い。日常でもある、ちょっと流すか的な些細でどーでもいい嘘が次第に大げさに膨らんでいく。店長にキレた勇敢な二瓶がどんどん嫌なヤツになっていき、ウザい田内がその鋭い洞察力をどんどん発揮していく。素舞台の少人数劇(ほぼ二人芝居)で話もシンプルながら、しっかり引きこんでくれるパワーがある。
まったくしゃべらないクール美人な田内の妹は、しゃべんないだけあって存在感を示すのが難しかったと思う。

ラスト、館を見つけここを実家と嘘を吐こうと「もう一勝負」と燃える二瓶の笑顔でエンドでよかったかなと。ワクワク感的に最高潮だった。
何気にチラシデザイン好き。
露の見た夢

露の見た夢

東京ストーリーテラー

萬劇場(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

人生の教訓
大きなテーマを取り扱った物語。
人生(生き方)について、とても分かりやすく描いていた。
同じようなテーマを取り扱ったビジネス本を読むよりも、観劇した方がやはり心に響く。
上演時間2時間30分(休憩10分含む)

ネタバレBOX

人生をなんとなく過ごしてしまうと、死を目前とした場合、
「後悔の念」や「まだまだやりたい事がある」と考え、泣き叫びたくなる。
だが、「自分の天命」を知り、それを成し遂げれば、死を目前としても
穏やかな気持ちで過ごすことができる。

このテーマを13世紀の中央アジアを舞台に一人の盗人を通して描いていた。

「(盗人の)わずかな時間でまたここ(処刑場)に戻ってきてしまいましたが、
今度は笑顔でそちらに逝けそうです」というセリフが心に残った。


個人的には、2時間30分は長いと感じた。
そして役者陣のセリフが途絶えそうになるのが、気になった。
もう少し脚本をスマートにした方が、そのような場面をみなくて済みそうに思える。

今回は 「脚本/演出 > 役者陣」というように感じた。

観世会秋の別会

観世会秋の別会

社団法人観世会

【閉館】観世能楽堂【渋谷】(東京都)

2014/10/05 (日) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞記録
上演時間11:00-17:15。能「屋島」、狂言「萩大名」、休憩30分、能「卒塔婆小町」、休憩15分、仕舞、能「恋重荷」。銀座に移転するそうだが、現会場で不満のあるロビーとトイレの狭さを解消した構造にしてほしい。臨時会場の梅若能楽学院開館は座席数が少ないのでチケット確保が難しくなりそう。

いち

いち

めだまちゃんとクチビルちゃん

koenji HACO(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/07 (火)公演終了

満足度★★★

車で送迎
面白い。80分。

ネタバレBOX

井端珠里と毛塚けだまのショート芝居数編。爆笑とはいかないが、クスっとするのがちょっとあった。もうちょい味わいの違うもの(バリエーション)を取り揃えてもらえると嬉しい。
ラストの話の嘘ですけど~数回は正直微妙と思う。

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