期間 |
2014/10/05 (日) ~ 2014/10/07 (火)
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劇場 |
gallery+cafe blanka
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出演 |
川渕優子、春日茉衣、森祐介、小川敦子、渡辺真美、三橋麻子 |
脚本 |
太宰治、武者小路実篤、日本国憲法前文、他 |
演出 |
矢野靖人 |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 3,000円
【発売日】2014/09/03
一般前売2,500円、当日3,000円、学生2,000円(要・学生証提示)* 各会場共通
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公式/劇場サイト |
http://theatre-shelf.org/
※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
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タイムテーブル |
10月5日(日)15:00 / 19:00開演 10月6日(月)19:00開演 10月7日(火)19:00開演 |
説明 |
■演出ノート 当初、公演のタイトルとして「private」というものを考えていました。何年前のことだったか、ちょっと忘れてしまいましたが、「プライベート(private)」という言葉の語源には「奪われている(deprived)」という意味があるということを知って、先日そのことをふと、思い出した。タイトルの所以はここに拠ります。 そもそも「プライベート(private)」は英語で「私的な」という意味を指す言葉ですが、実はその対義語である「パブリック(public)」よりも後に生まれた言葉なのだそうで、privateという概念が発達する以前には、ヨーロッパでは人はみんな、state、public、communityに属していて、その一員としてのstatus/officeを持っていた。その所属関係から「分離した、separated、set apart」もの、その所属関係 (status/position) を「奪われた, deprived」もの。それが、privateなのだそうです。 そのことが今、ちょっと面白い。「公共(public)」という言葉がそこかしこで叫ばれている今、「私的」なこととはいったいどういうことをさすのか? ということを考え直してみたい。しかもそれが「奪われている」とはどういうことか。我々は今、何を奪われているのか? 上演には題材に太宰治の小説や武者小路実篤のエッセー、日本国憲法前文、第一次大戦に従軍して戦死したイギリス詩人の詩などを用います。とにもかくにも、言葉の幅を出来るだけ広く取りつつ人間の主体、即ち、「私」、「私たち」、「国民」、「人間」などについて考察し、実践するかたちでそれらの発語の現場を捉え、それをもとに私たちのためのドラマとして一つの時間と空間の芸術作品として上梓したいと思っています。 会場はどの都市も、小さなギャラリースペースです。音響・照明も既存のものの他に特別なものは使わず、俳優の 「語り」 の力だけで勝負したいと思っています。そして、観客の皆様と出来るだけ緊密な空間を作りたい。自分とは異なる文脈を生きる“他者”との出会い、“対話”のための空間として。 2014年7月 演出 矢野靖人 |
その他注意事項 |
* 会場の都合上、開演後のご入場をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。 |
スタッフ |
衣装/竹内陽子 宣伝美術/オクマタモツ 記録映像/TANJC | TAN JUICHEN | 陳維錚 | 制作協力/アトリエ劇研(京都)、加藤智宏 (office Perky pat)(名古屋)、揖斐圭子(東京) 企画・制作/shelf |
当初、公演のタイトルとして「private」というものを考えていました。何年前のことだったか、ちょっと忘れてしまいましたが、「プライベート(private)」という言葉の語源には「奪われている(deprived)」という意味があるということを知って、先日そのことをふと、思...
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