満足度★★★★
shelf「deprived」 観ました
【時間がなくて、当時のツイートをコピペ。時間ができたら書き直します】
丸の内・blankaなう。シニアな知り合いだらけ。待合室の一階カフェも、公演できそうな空間(会場は地下一階の展示場)。二年ぶりの名古屋公演、shelf[deprived]19:00開演。
shelf[deprived]、視線や立ち位置の変化といった最小限の身体。様々な台詞の中で、歌という言葉の暴力的に場を支配する力。茶化す、振り回される、戸惑いながら乗っていく…個人より大きな概念に対する、様々な人のあり方。カフェ公演の小さな会場が、人の等身大を感じさせる。
丸の内のshelf終演、少し懇親会の後、新栄の短距離男道ミサイルへ。
平日の夜に名古屋で、shelfと短距離男道ミサイルの公演をハシゴできるとは。
東京でshelfとバナナ学園をハシゴしたのを思い出した。神託と祝祭、どちらも神がかり的。そして、短距離男道ミサイル。
満足度★★★★
演劇の固定観念をひっくり返されました。良い意味で。
いや~、序盤はかなり混乱しました、あの進行。引用文献からテーマに沿ったシーン・言葉が抜き出されて、演技・語りが名場面集的に羅列されていきます。
Shelfという団体の説明を改めて読み返せば、「なるほどそう言うことか」と合点がいきましたが、「演劇というものは一定の話の筋の中で進行していくもの」という自分の固定観念をひっくり返されて、貴重な経験をさせてもらいました。
演出家の想いは明示されず、あくまで羅列されたシーンとテキストから観客自身に自分の考えを感じ取らせるスタンスと理解しましたが、こういうのは初めて体験しました。
また、ギャラリーという、観客と境のない同一空間の間近で展開される語り、演技、歌は見応えがありましたよ。役者の「語り」で勝負したい、とチラシには書かれてありましたが、納得です。
アフタートークともちょっと違い、公演の後に打ち上げ的に役者さん達と歓談できたのも面白かったです。
満足度★★★
朗読の世界!?
今回はgallery+cafe blankaというカフェの下にある小さなギャラリースペースで行われた。
舞台があるわけでもなく、みんな同じ高さのそのスペースで行われた今回の舞台。
こちらからすると本番さながらの舞台稽古をまじまじと見ている雰囲気で、初な感じ!?
でも役者さんからすると、一段でも台があると舞台の上だから役になりきれるって感じがするけど、観客と同じ高さで狭いスペースで.............さぞ演技が大変じゃないかな~って思っちゃうぐらい。
舞台というか朗読の世界!?
心の声みたいなのもあったりして、内容は難しかったが、こんな舞台もいいな~ぁと。
迫力があったせいか、赤い服の方、ちょっと怖かったんですけど...............。
満足度★★★★★
言葉の鼓動が意識を掻き立てる
日本国憲法をはじめ、著名な小説やエッセイ、詩など、どこかで記憶していた言葉たち…
それを紡ぎ上げることで、政治や戦争といった人間考察に繋げる発想に感心しました。
いわゆる起承転結式のドラマにはない、言葉の鼓動が伝わってきました。
演じる人のメッセージは、観る側の意識を掻き立て膨らませるものなのですね。