
棚からハムレット
CAPTAIN CHIMPANZEE
ザ・ポケット(東京都)
2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しみました(^-^)
ちょっとだけ噛みがかってる日かなwと思いましたが、基本的に〜スタッフワークも込みでベテランの域というか、こなれた感がある雰囲気で、安心して観ていられました!
一緒に行った子は、あまり芝居を見慣れてない子だったのですが「笑い所も泣かせ所も分かってる感じで、素直に観れた」と面白がってくれてました( ´ ▽ ` )ノ
シェイクスピア、とはいえ、基礎知識がなくても全然大丈夫でした。肩の力を抜いて、どんな世代でも誘いやすい印象です。

モーツァルト!
東宝
帝国劇場(東京都)
2014/11/08 (土) ~ 2014/12/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
育ちゃん
四年ぶりの再演。待ちに待った舞台だったのですが、やはり期待以上のものでした。
自分の人生について回る「アマデ」の存在。
感極まっていろいろなところで泣いてしまった。

巨人伝説
劇団俳優座
俳優座劇場(東京都)
2014/11/06 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
満足度★★★★
下司野郎とそれに従う女の国
“だんだらぼっち”という呪いを唱えて不如意な自らのアイデンティティーを誤魔化し続ける日本人の典型を、その醜悪な迄に滑稽極まるゴヤの巨人のような巨大なイマージュと誇大妄想によってアイロニカルに描いた安部公房の作品の舞台化だ。

殉職刑事
香魚拓
劇場MOMO(東京都)
2014/11/05 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
ラフに見せかけてしっかりとした枠組み
設定にしても、展開にしても、ラフな部分はあって、でもそれがまとまりをもって重なっていくのが作り手や役者の力なのだろうなぁと思う。
気楽に観れて、失笑、苦笑もありながら、どことなく良い話にまで持って行ってしまう作劇のしたたかさに感心しました。

メイツ! -ブラウン管の向こうへ-
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2014/10/29 (水) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
BLUEメイツver.
“あの”スクールメイツや昭和50年代のスタア歌手を元ネタにした人物たちが織り成す昭和歌謡青春ミュージカルコメディ。
個性的過ぎる(笑)人物や大仰で劇的な展開は大映テレビのドラマを想起させる。
が、一瞬の矢口史靖風(私見)を経ての終盤は感動要素も加えて往年の(少女隊やセイントフォーとかの)アイドル映画(それもお正月映画として公開されたもの)的なノリに。
思えばそれも劇中設定とそう変わらない頃のものではないか。
設定の79年には十分物心がついていた身として、当時のものを模したオリジナル楽曲はもちろん、台詞の端に出てくる当時の流行り言葉などもワカって、もう頬が弛みっ放し。
どさくさに紛れてイマのものが少々入っていたりするのもコメディとしてアリでまた楽しからずや。
いやぁ、愉快愉快♪

ヴォイツェク
演劇ユニットハイブリッド
ART THEATER かもめ座(東京都)
2014/11/11 (火) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
無題1300(14-349)
19:30の回(曇)。19:05会場着、受付(予定がはっきりしなかったので当日券で)。1列目ベンチシート、2列目以降は椅子席。白一色の舞台、5枚のパーティションが奥/手前を仕切っています。照明が暗いのと、客席中央の天井から照らしているので、手元の字が読めない。スタッフのお話では105分。
19:31開演~21:18終演。4劇団目の「ヴォイツェク」です。直近、「板橋ビューネ2014」で観た劇団MIRレパートリーは韓国語上演だったのでセリフは「ヴォイツェク!」くらいしかわかりませんでした。それでも本作は、まったく別の作品と思えるほどの違い。
事前に、Osaka University. Title. ゲオルク・ビューヒナーの『ヴォイツェク』. Author(s). 山元, 孝郎、斜め読みしました。

『VAGUENIGMA ‐1956‐『祀木刑事の捜査ファイル「心蝕」』『鈴鳴記者の特種ノート』
疾駆猿
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
シリーズ途中参加者にも親切!
シリーズものに途中参加する時に感じるアウェイ感を、
ほとんど感じさせない作品でした。
過去作品とのつながりも、親切なのに説明っぽくない紹介で、
つながりの見せ方も上手だと思いました。
今回同時上演の二作品も、
互いに独立しつつも設定が矛盾していなくて、
脚本家さんの頭の中には
確固とした世界観があるんだろうなぁと感じました。
登場人物の名前が難しいなあと思いましたが、
販売パンフレットに相関図が有ったのも助かったし、
上演中は音だけで判別するので、
漢字は難しくても響きはわりと一般的に聞く名前が多かったので
そのあたりもそらぞらしくなくて良かったです。

舞台版 うしおととら第三十七章「TATARI BREAKER-前編-」
シアターOM
シアターOM(大阪府)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
後編も楽しみです。
「TATARI BREAKER-前編-」観てきました。
「うしとら」ファンです。面白かった!
でも、謎の人物が…で、「つづく」!
稲森さんが高笑いしてましたが…、「あぁ、気になる!後編も観るぞ!」
追伸、演出への直談判(シンクロのシーン)の結果(千秋楽の衣装)が気になります…。

儚みのしつらえ
TRASHMASTERS
紀伊國屋ホール(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
ものすごくいい舞台!
時代の空気をうまく捉えた作品で、今このタイミングで是非とも観ておきたいテーマ性。何かしら持ち帰り、いろいろを考えるきっかけにできるお芝居ってスゴイいい。
きちんと対話がなされていない現状への危機感のようなものを舞台から強く受け取って、いろいろなことを考えさせられます。
世界中で同時多発的に戦争が起き、どん詰まり感のある息苦しい日々を生きている現状において、こういう演劇というのは、とても意味があって必要なものだと思いました。
頭フル回転させられて疲れたけれど色々考えさせてくれるものってお金出してもなかなか手に入らないから貴重です。

へたくそな字たち※無事公演終了致しました!ありがとうございました!
TOKYOハンバーグ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/11/09 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待以上の作品に
再縁ですが大きく変わった数名のキャストにより、前回よりも更に深みを感じました。個人的には難しい役をこなした松井満梨江さんに拍手したいです。前回では掴み取れなかった部分を理解でき、再演の意味の大きさを知りました。Yahoo!ニュースにも取り上げられ、この劇団が伝えたい事が社会的にも放置できない問題点を突いているのを実感。本当に1人でも多くの人に観て欲しい、考えて欲しい。弥生の最後の叫びは実は観客への訴えなのでは?

水の戯れ
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2014/11/01 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了
満足度★★★
舞台を見ると目に入る
やはり階段が印象的でありました。演技を見ていると急な勾配であることもわかる。階段落ちを想像させる幅もある。そして、そこは、仕立屋の店先なのである。菊池亜希子さんもよいです。

「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/19 (水)公演終了
満足度★★★
5月以来となる「赤」鑑賞
春にやったばかりでもう再演、ということで未見の「青」でなくやっぱり赤を選択!
前回公演ではリピーター観劇を考えるほど嵌ったのだが(その際は☆五つ献上)、・・・・。
本作は率直に、かなりパワーダウンしていてつまらなかった。前回は俳優が演じる全てのキャラクターが立っておりビジュアル的にも世界観を見事に成立させていた。

サナギネ
ベッド&メイキングス
青山円形劇場(東京都)
2014/11/06 (木) ~ 2014/11/10 (月)公演終了
満足度★★★★
幼生サイドも見たかった
成体サイドで見ました。はじめはカーテンの向こう側、幼生サイドのセリフに気が散って、このしくみは失敗なんじゃないかと思いましたが、途中からは向こう側の声もいい感じに聞こえてきました。
成体サイドで見たので、幼生サイドのストーリーが気になって、別サイドで見たかったけど、かなわず。玉置くんは幼生サイドでどんな役柄だったのでしょうか。

新しい自分のつくりかた【ご来場誠にありがとうございました!】
ラフメーカー
新宿眼科画廊(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/12 (水)公演終了

黄昏にロマンス ―ロディオンとリダの場合―
(公財)可児市文化芸術振興財団
吉祥寺シアター(東京都)
2014/11/01 (土) ~ 2014/11/10 (月)公演終了
満足度★★★★
良い芝居には人が集まるを実感
いやあ、驚きました。実は、このチケット、9月に早々と予約していたというのに、雑事に追われ、発券をコロッと忘れていて、仕方なく、当日券に1時間45分前に並んだのです。そうしたら、私の前に既に12人が並んでいらして、その後も列は果てしなく続くのです。その皆さんの年齢に驚きました。
還暦の私さえまだひよっこと思える程、後期高齢者の方々が杖をついて、列に並んでいるのです。
ある方は、「一度観たけどまた観たくて…」、またある方は「、関西からの上京のついでに、素敵な芝居が観たかったから…」と、同じ関西の方と意気投合して、長時間の待ち時間も苦にならない様子で、観劇を心待ちしていらっしゃる。
観劇前に、こんな素敵な光景を見て、演劇ファンとして、至上の喜びを感じました。
熟年の平さんと渡辺さんのコンビは、カトケン事務所の加藤さん、戸田さんコンビよりは、ドラマチックな展開ではなく、静かに心の交流を深めて行くといった、日常の機微を丁寧に再現される演じ方で、味わい深い舞台でした。
渡辺さんが、ご主人様を亡くされたばかりなことを知っているので、より、胸に響く作品になったのかもしれません。

「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/19 (水)公演終了
満足度★★★★
ジグソー・パズルのような・・・
「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」を観劇。
1ピース、そして1ピースはめていく、そんなジグソー・パズルのような演出。
このピースは何処に“はまる”のだろう?
役者の演技、台詞から目と耳が離せない。
いくつかのピースがはまり、徐々に形を表し、物語を形成していく。
そして“赤い下着”の意味を知る。
最後の1ピースがはまり、「そういうことなのか、と・・・」。
良い作品を観せてもらった!
ただ、その演出故、舞台全体を観れる、もう少し大きな小屋で観たかった。
「空想、甚だ濃いめのブルー」も観たいが、日程が・・・。

皆既食 ~Total Eclipse~
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/29 (土)公演終了
満足度★★★★
岡田将生…とてもよい
オペラグラスを持っていったのですが、一刹那でも視界が妨げられる瞬間を作りたくなくて、そのままひたすら見つめ続けるという……ちょっと考えられない状況になりました、ふつう使うよね…………。
岡田将生ファンは絶対に見逃せません。
セリフ乗りこなせねぇとかさすがに転換多いよとか長くて疲れたとかその辺りなんもかんも全部ぶん投げて、とにかく岡田将生さんがいい。
誰しもが彼にこんな風に振り回されたいと思うし、それを目の前に現実のものとして顕現させてくれたことに感謝し、今夜を眠りたい。

未開の議場
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了
満足度★★★
感想を忘れていました
久々に王子での観劇。
客席の組み方にこだわりがあるようだったが、そのこだわりはもっと他のところに自分は持って行って欲しかった。このようなお芝居の場合、やはり演技に集中させられないといけないと思うのだ。残念ながら役者さんの演技にはそこまでこちらを「もたせる」ような工夫も演技力も不足していた。そのため、対面のお客には舟を漕ぐものをおり、やはりこちらとしても気が気ではなかった。

未開の議場
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/10/22 (水) ~ 2014/10/27 (月)公演終了
満足度★★★
闘技場を思わせる凝った席組みが裏目に…/約120分
アクトスペースを挟んで向かい合わせになった客席はそれぞれ高所に設けられ、かつ急な傾斜がつけられている。
今にして思えば、闘技場をイメージさせるこの席組みが良くなかった。
この席組みは私をして格闘技見物をするような心持ちにさせ、会議劇と聞かされていた私は“言葉の格闘技”とも言うべき緊迫感あふれる論戦の劇、互いが互いを理で追い詰め合う息が詰まるような激しいディベート劇を期待してしまったのだ。
ところが、始まったのはある地方商店街青年部によるユルめな町おこし会議。町おこしイベントに絡むある議題をめぐって話し合いが持たれるのだが、互いに顔見知りの面々は無駄話に興じてなかなか会議に入ろうとせず、ようやく会議が始まっても話は脱線を繰り返してたびたび本線を逸れ、不仲な参加者同士が内輪揉めを始めたり、みんなで列席者の噂話を始めたり…。
焦点は会議そのものというよりも会議に参加する商店主たちの人間模様に当てられていて、特殊な席組みから激しいディベート劇を予期した私は肩透かしを食らった気分に。
この内容なら、普通に組まれた客席でもっとユルッと楽しみたかった。
普通の席組みが為されていれば、私も激しいディベート劇など期待せず、期待したものと実際に始まった劇とのギャップにまごつくこともなかったのに…。
正直、席組みで損をしていると思いました。
とは言え、時を追うごとに会議は白熱していき、気がつけば劇は席組みが私に期待させた“激しいディベート劇”に近いものに。
そこからは結構楽しめたものの、いかんせん会議参加者が多すぎて、議論はやや取り留めを欠いていた印象。
まぁこれは換言するなら“議論が紛糾していた”とも言えるわけで、会議劇としてはある意味成功だったのかも。
それに、作・演出家はこの“紛糾ぶり”が見せたくてこの劇を作ったようにも思えるし…。
ただ、会議参加者が議長を除いて12人というのはやはり多すぎる。
攻撃的性格の参加者が何人もいる上その攻撃性の性質が似ていたりと、参加者の描き分けが上手くいっていないのは、たぶん会議参加者が多すぎるのが一因。
会議劇の古典的名作『十二人の怒れる男』があるゆえに、会議劇の参加者は12人である場合が多いけれど、やっぱり12人は多すぎて扱いづらいし、今後会議劇が作られる場合には必ずしもあの作品に倣う必要はないのではないだろうか?

明治座 十一月花形歌舞伎
松竹
明治座(東京都)
2014/11/01 (土) ~ 2014/11/25 (火)公演終了
満足度★★★
夜の部
明治座での初の歌舞伎公演
宙乗り用のワイヤーとかあるのかなあ、と心配しておりましたが、ちゃんとできてましたね。でも、天井が高いから、ちょっと心配で、おっかなびっくり見てました。
さて、演目は「三代猿之助四十八撰の内 通し狂言 四天王楓江戸粧(してんのうもみじのえどぐま)」
あらすじにも、最初の口上でも、内容云々より、観て楽しんで帰って下さいとのことで、楽しんでまりました。
ただ、10月花形に比べたら、ちょっと面白みに欠けるかなあって点と、本当に明治座に来ちゃったから、時事ネタがあまり使えなかった点で、少しパワー不足でした