最新の観てきた!クチコミ一覧

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悲しみ|izumi

悲しみ|izumi

劇団820製作所

調布市せんがわ劇場(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

動きました
初日の「izumi」観ました。冒頭の方で、「会話」というよりは「読み」のようで、一瞬朗読劇だったか?と思ったのですが、もちろんそうではありませんでした。キャラクターでは、トミとピロコが好きですね。「悲しみ」も観に行こうかしらと思っております。

別れのミュージカル『チェスト寺田屋』

別れのミュージカル『チェスト寺田屋』

風雲かぼちゃの馬車

小劇場B1(東京都)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/11 (水)公演終了

満足度★★★

“ミュージカル”と呼ぶには・・・
初見の劇団。N.Y.で好評を博した劇団ということで期待を胸に観劇させていただきました。

“ミュージカル”といえば、歌とダンス(動き)が“肝”だと思いますが、
“ミュージカル劇団”として行くならば、先ずは、歌唱力をレベルアップしないとちょっとキビシイんじゃないですかね~。

芝居自体はそこそこ面白いのに“歌”で興をそがれてしまう。

“ミュージカル”と呼ぶにはまだまだといった感じ・・・。

障子(襖)と照明の演出はとてもイイと思いました。

HIDEYOSHI

HIDEYOSHI

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/03/03 (火) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

うーん?
キャストに良く知ったイケメンがずらりと並んでおり、かなり期待して行ったわけですが…。どうにも満足できませんでした。殺陣も今一つ。舞台装置も高さの利用を考えているようではあるが、広さが実にもったいない使い方で。なんだかとにかくいろいろと歯痒い感じでした。

future place ~追伸~

future place ~追伸~

7contents

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

(^o^;)?
昼の回を観ました。少々ストーリーが難解で、どうも、よくわからないいままお話が進んで行きました。役者さんたちは皆様ステキでした。しかし・・・、誰かの葬式帰りなの?主人公は病んでるだけじゃないの?死んでるの?というわけで、もう1回観たいですね。「そっちの暮らしはどうですか?」には、ジーンときました。

マジカル・リバース・ワールド

マジカル・リバース・ワールド

タンバリンステージ

新宿村LIVE(東京都)

2015/03/04 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

マジリバ
美女menZ主演で、ストーリーも美女menZに絡んでいて、まさに美女menZを前面に出した舞台ですが、知らない自分でもまあ楽しめました。
いきなり、ライブ中に異世界へ飛ばされるという強引な冒頭ですが(笑)、鏡の世界は名前も性別も逆!北と南がケンカして、バンパイアは力を合わせないと倒せない、等、わかりやすい設定で感情移入しやすいのが良かったです^^
舞台中にライブがあったり、大喜利があったりといろいろ趣向をこらしているのもポイントですが、一番良かったのはダンス!演技は個人差がありましたが、ダンスはレベル高かった気がします♪
男女逆転というよりも混在して良くjわからないとう感じでした(^o^;

白魔来る-ハクマキタル-

白魔来る-ハクマキタル-

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

リアルホラー回?
もう陳腐な表現しか出来なくて申し訳ないのですが、ああ、重い作品だった。
自分の家族とか、置き換えて想像出来てしまう程ヤバイのではないだろうか。
気のせいでなければ役者さんもきっとかなりキツかっただろうなぁ。

普段の作品と違う、との事だけど、だから期待外れだった、とかいう人はそうそういないと思う。
やはり、他の作品も気になります。

ネタバレBOX

や、そこをあんまり強調してもなんだけど、事故があった。
多分、障子の稼働が引っ掛かったのかなんなのか、手がぬっと出てきて一瞬どういう表現なんだろうとびっくりした(笑)

あれは凄い目立ったので、残念な部分ではある。

書いていてふと思ったのだけれど、勝手にこちらは事故と思っているけれど、あれ役者の誰の手でもなかった、とかだったりすると、途端にリアルホラーだな。。!ヽ('ー`)ノ!

そんなものが出てきても不思議ではない作品、だったかなぁ。
20AA META SYNCHRO OF THE SEEKER

20AA META SYNCHRO OF THE SEEKER

Tokyo Dolores

d-倉庫(東京都)

2015/03/10 (火) ~ 2015/03/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1418(15-066)
20:00の回(晴)。19:20会場着、受付、19:40開場。

「Kojiki(2012/12@ここ)」を観ていて2作目です。その時同様、前日夜予約メールするも返信なし、そもそも予約締切が何時なのかがわからないので困ったものです。当日券でもいいので少し早めに会場へ行ってみると受付可でした。予約にはなっていませんが(これも前回同様、メールを送っていることを説明)受付OKでした。しばらくロビーで待つものの開場予定時間を過ぎても(何人かの方は下まで行って戻ってくる)説明がないのは不親切。押すのは構わないので、早めに対応するのが普通ではないかと(今回も...)思いました。

20:07前説、開演~20:58終演。

幻想的な映像と重量感と拡がりのある音楽、ヘッドセットマイクをつけての(詩的な)セリフ、2本のポール、ほとんど出ずっぱりの3名は見事に鍛えられたカラダでスピード感溢れる演技を披露してくれました。

お芝居するよ!in白ちゃんハウス

お芝居するよ!in白ちゃんハウス

お芝居するよ!

エンジョイスペース白ちゃんハウス(奈良県)

2015/02/28 (土) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

奈良の劇団 面白いですよ。
劇団サキ
「私とゾンビによるいくつかの体験と結論」
若い役者 演技力 発声 そんなんより 伝わります 楽しく芝居をしている 情熱?でもない とにかく 面白い物語を 芝居を楽しんでいる これから楽しみな若い力を感じた。

CrossRopeLife
「桜と庭と」
土筆の子が恥ずかしげに・・・もうすぐはるですね・・・
春桜の下には死体が埋まっている。 桜のピンクと春のざわめき。
男が穴を掘る、
土筆の子が恥ずかしげに・・・もうすぐはるですね・・・ 男は穴を掘る 雪がとけて川になって流れて行きます・・・・ ピッピピ ホーホケ 飴を男に渡す もっと もーっと もっと もっと 桜の木の下には死体が埋まっている だからピンクの花が咲く 死体はいっぱいあるよ 綺麗に咲いたら 笑ってくれるかな なんの死体 ないしょ ごめんね変な事頼んで ありがとう 全部埋めた 歌が流れる 春よー

劇団Superstitious
「めいしん」
カボチャを炊く  わたを下さい、種を炒る 二人は違う育ち 生きる覚悟は同じ女性の力を感じます この空気感 芝居で上手く作っていた。


ネタバレBOX

劇団サキ
「私とゾンビによるいくつかの体験と結論」
若い役者 演技力 発声 そんなんより 伝わります 楽しく芝居をしている 情熱?でもない とにかく 面白い物語を 芝居を楽しんでいる これから楽しみな若い力を感じた。

映像 林の中 劇団紹介
8月1日ゾンビと出合う 生き返った 土臭い もう一度 人生を楽しめる 死ぬ前に薬を飲んだ // 生き返った 日記を書こう やりたい事書いておこう 心臓 動いていない 脈ない、 今日はもう遅い 寝よう // 8月2日 ゾンビを連れて町に出た 電車 臭い 腐臭 目玉を落とした 傷つけずに渡さないと クールに目玉を渡せた リンゴを初めて食べる ポトン 落ちた・・・ 味はしたんだけどね!! // 8月8日 墓を探す アトムは蘇らすため しかし蘇らない このゾンビは、記憶をそのままに蘇る // 取れた腕を縫いあわした 髪くれないか いやだ もうはえないんだよ 8月25日 暑い 腐っている 生き返って良かったのか // スッキリ死んだ 不治の病 みんな集まって泣いてくれた 嬉しかった 未練はなかった 今ある 送ってくれた人にお礼を言いたい 残された者の気持ちは、そうは行かない 9月 記憶が見分けがつかなくなる 楽しいのは、さいしょだけ 全て丸っとお見通しだ、 蘇り 死なないんだぞ 蘇がえされる方は迷惑だ 諦めなさい 身を滅ぼす ・・・私 体は滅んでますけどね・・・ ゾンビジョーク 命と
は死とは何か // 9月9日 突然の別れ 彼女は死んでいた スッキリした顔をしていた 彼女を元の墓に埋めた // 君の墓をちゃんと見たの・・・ 一つ消えて無い物が有る 結論が出たら報告しにくる それじゃまた ノートを投げた(ゾンビノート)
若い役者 演技力 発声 そんなんより 伝わります 楽しく芝居をしている 情熱?でもない とにかく 芝居を楽しんでいる これから楽しみな若い力を感じた。

CrossRopeLife
「桜と庭と」
土筆の子が恥ずかしげに・・・もうすぐはるですね・・・
春桜の下には死体が埋まっている。 桜のピンクと春のざわめき。

男が穴を掘る、
土筆の子が恥ずかしげに・・・もうすぐはるですね・・・ 男は穴を掘る 雪がとけて川になって流れて行きます・・・・ ピッピピ ホーホケ 飴を男に渡す もっと もーっと もっと もっと 桜の木の下には死体が埋まっている だからピンクの花が咲く 死体はいっぱいあるよ 綺麗に咲いたら 笑ってくれるかな なんの死体 ないしょ ごめんね変な事頼んで ありがとう 全部埋めた 歌が流れる 春よー

劇団Superstitious
「めいしん」
カボチャを炊く  わたを下さい、種を炒る 二人は違う育ち 生きる覚悟は同じ女性の力を感じます この空気感 芝居で上手く作っていた。

カボチャを切る 和服の女性 頼んでいたネクタイ 木田さん奥様の調子が悪い これを持って行って下さい これ今月の分 今日はすき焼きに致しましょう // 髪をありがとう 下ろすと 色々な物がこぼれ落ちると父が、 // 箱入り娘を妻に 箱庭の様な家庭 木田くんが金を持ち逃げ事業に失敗い 妻は髪を下ろす せわをしていた女も生き抜く決心をする 女の生きかた女の芯の強さを感じます
カボチャを炊く  わたを下さい、種を炒る 二人は違う育ち 生きる覚悟は同じ女性の力を感じます この空気感 芝居で上手く作っていた。
『タヌキさんがやって来た。』/『空中庭園』

『タヌキさんがやって来た。』/『空中庭園』

ユニークポイント/異魂

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/03/10 (火) ~ 2015/03/11 (水)公演終了

満足度★★★

SDFとホームレス

 たぬきさんとは、今作に登場するホームレスの仇名である。日本のホームレスに対応するのは、パリではSDFであろう。sans domicile fixeの略である。

ネタバレBOX

直訳すれば住所不定だ。従って無職では無い場合も結構多い。路上でパフォーマンスをやったり演奏をしたりという人々、メトロ構内、車内で芸を披露する人々などの多くもSDFである。自分もフランスで生活をしていた時に、彼らの避寒して来たモンペリエで数人のSDFとは仲が良かったし、仲良しとまではいかなくとも十数人程度のSDFとは顔見知りであったので、様々な事情を聞いている。
 パリで公演したということであるが、社会階層の分化がフランスは日本の比ではないし、日本のようにウェットな感覚ではなく、世間はドライでアイロニカルである。
 一方、日本より遥かに様式の生きている世界であり、社交儀礼やマナーが生きづいた社会でもあるので、逆説的に繊細な人情が、ユマニスムの伝統の下に生きて働く社会でもある。「タヌキさんがやってきた」については、以上のような差異から、ラストの意味合いが多いに違ってくるような気がする。フランスでの受けの方が良いだろうと想像するのである。
 メルケル首相訪日に関しても彼女はユマニスムの伝統に則った人間中心の論理で物事を判断しその普遍性に於いて物を言っていた。対する安倍の何と情けないこと。アメリカの植民地宰相としてすら恥ずべき御託を並べたに過ぎない。無論、その基本は嘘である。メルケル首相は儀礼上、其処までは言わないが、明らかに距離を置いていた。人間として当然のことである。
ことほどさようにヨーロッパと日本は違う。日本にもキチンとしたことを言う民衆はまだ残っているようだが、力が無い。それに引き換え下司そのものである自民党議員とおもねる庶会派、諸政党。屑そのものだ。主権者たる国民を蔑ろにして何が議員か? 議員の権威は国民の代表である場合のみ、その意味を持つ。然るにその真実の僅かな一端がばらされるだけで、支持率が落ちるような好い加減な首相が諮問機関で論議したアリバイによって何らの権威も権利もないのに、閣議決定に持ち込み、詭弁を弄して法制化を目論むような「政治」状況にあって、我らが採り得る行動。それは、何か? 諸君は自らの頭を使って考えよ。これが唯一の解答である。
ところで、たぬきさんを演じた古市 裕貴は、良い味を出していた。
「空中庭園」
 サーカス芸人の女(空中ブランコ乗り)が出番待ちをしている所へ男が一人訪ねてくるが、矢鱈、理屈が多い。学者タイプの朴念仁で、余り融通が利かない。その性格を表す為に、わざと噛んでいるいるのなら、大したものなのだが、恐らくそうではあるまい。上演中故、詳細は明かさないが、ラスト己の運命が分かっていながら、ステージに向かう女(実は妹)の姿には、ぐっとくるものがある。その意味では、2作に共通したテーマで纏めている。

ご来場ありがとうございました!!   アイ・ハヴ・ア・ドリーム

ご来場ありがとうございました!!   アイ・ハヴ・ア・ドリーム

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

満足!
初めてミュージカル座さんの作品を観させていただきました。

昨日まで「アイハヴアドリームって誰の言葉だっけ?ガンジー?ケネディ?」と言っていたおバカな私でも理解できるくらい優しいストーリーと、エネルギー溢れる歌声で、あっという間の2時間45分でした。
夢を持って強く生きた当時の人々を演じる役者さんたちの表情がとても生き生きとしていて、喜びや悲しみがまるで自分のことのように感じられ、思わず何度も涙をこぼしてしまいました。

単一民族国家である日本で暮らす私たちこそ、アメリカではたった50数年前まで人種差別が現実に存在していたということを知るべきだと感じました。
私のようなアイハヴアドリームが誰の言葉かすら知らない若者が少しでも減ることを願っています。

評判通り、歌もダンスも大変素晴らしかったのですが、1幕で複数の方が噛んでしまったのが目立ちました。初日でしたので、明日からは大丈夫だと信じています。

『タヌキさんがやって来た。』/『空中庭園』

『タヌキさんがやって来た。』/『空中庭園』

ユニークポイント/異魂

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/03/10 (火) ~ 2015/03/11 (水)公演終了

満足度★★★

それなりに
2本共にそれなりに楽しめるのだが、面白味が中々伝わりにくい。

ネタバレBOX

面白くなりそうだな、・・で低空飛行を終盤までずっと続けた点で、2本とも共通している。
静寂の扉

静寂の扉

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2015/02/24 (火) ~ 2015/03/02 (月)公演終了

満足度★★★

テンポよく、いえーい
わかりやすさ、サスペンス要素も効かせて面白かったです。田舎に帰るとはどういう意味があるのか、そのへんをもう少し掘り下げて欲しかったです。

君が決めてよ明日のことは

君が決めてよ明日のことは

Moratorium Pants(モラパン)

渋谷の洋服屋 ARTON(アートン)(東京都)

2015/02/28 (土) ~ 2015/03/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった!
たくさん笑って、少し泣きました。
すてきな時間でした。

上演時間が短いから、もう終わっちゃった!とそれが残念でした。
でも、また何度か観に行きますから、きっとそのたびにまた新しい感動が待っているでしょうと、それが楽しみです。

GHOST SEED

GHOST SEED

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

世界観のあるハートフルコメディ
ハートフルコメディであるが、その描く世界観は大きく現代社会が抱える今大・課題を鋭く捉えていると思った。脚本には捻りも加え、観客(少なくとの自分)のハートを鷲掴みにし感動の渦に誘う。それは決して予定調和にしない展開が素晴らしかった。また演出も笑いネタを仕込んでいるが、そこは目くじら立てず小ネタとして受け止めた。

ネタバレBOX

世界は巨木の恵みによって生かされている。しかし、ある時、1本の巨木が枯れて新たな芽(種)が...その時に1体の人形がその種を奪い去ってしまう。その人形を製作した人形遣いの妻が亡くなり、その悲しみを受け入れらず、その種で蘇生させるという摂理への抵抗、冒涜を犯す。その頃、某国王女も亡くなり、幼き姫(娘)を守るため女王の人形(樫・期限10年)も製作した。
この人形遣いが行った自然節理への冒涜が世界(人類)滅亡の序曲になっている。
姫が途中出合った人形3体と絵師の旅人と冒険を繰り広げるというスペクタクル・ファンタジー...観て楽しめる内容であるが、その描かんとするテーマは壮大で現代性に富んでいる。

今後の公演にも期待しております。
劇王 天下統一大会2015

劇王 天下統一大会2015

劇王 天下統一大会2015運営委員会

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/02/27 (金) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

決勝戦観応えあり
劇王決勝戦...神奈川県芸術劇場で全国ブロックを勝ち上がった3団体(神奈川地区、東海地区、九州地区の各代表)によるハイレベルな戦い。勝敗は審査員票ではなく、観客票によって決したことに驚いた。採点は、審査員6名と観客とが同数になるような配点方式(審査員が各31点、観客数が約183名のため。183÷6≒31点)で競われた。その観客の心を掴んだのは...

ネタバレBOX

勝負事であるから決着をつけるが、その結果笑う者もいれば泣く者もいる。当日は大雨の荒天気...悲しみが勝ったのだろうか。
さて、優勝は「九州地区代表・不思議少年」の「スキューバー」という作品。

得票順は次の通りであった(カッコ内は作品タイトル)。
1.九州地区代表・不思議少年(スキューバー)
2.東海地区代表・東海連合(海獣日和)
3.神奈川地区代表・もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡(都会の女)

個人的には、神奈川地区代表の作品が好きであった。
都会の一室...孤独な女のもとに現れた若い女性(部屋の女の未来の娘と名乗る)との濃密な会話劇。若い女性は空き巣と勘違いされ、椅子に(亀甲)縛り付けられている状態である。尻尾がついた豹柄のパジャマ姿の女。その一人住まいの部屋には、大きなボストンバックの類が四散している。その中身は多数のアルコール瓶、金属バット、ゴルフパターなどであり、凶器になるような道具(「電マ」もあったが?)ばかり。”狂気”と”凶器”に支配された部屋空間を醸し出していたが、一人部屋というわりには、舞台スペースが広すぎた。
とてもシュールな内容で見入ってしまった。

演劇の普及のため、このような演劇祭を継続されるよう切に望みます。

ゴジラ

ゴジラ

演劇集団関奈月

イカロスの森(兵庫県)

2015/03/07 (土) ~ 2015/03/09 (月)公演終了

満足度★★★★

笑いありのラブストーリー♪
しっかりゴジラとのラブストーリーになっていました。
笑いあり、恋愛あり、家族愛あり、で、しっかりと笑わせていただきました。

穢れを知らない、少し天然なお姉さんと、無敵だけど、孤独な存在のゴジラとのラブストーリー、面白かったです。
おばあさんが締まった感じで、良かったです。

13日からのSomethingさんの公演も楽しみです。

はたらくおやつ

はたらくおやつ

野鳩

OFF OFFシアター(東京都)

2015/03/04 (水) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★

しまおまほ、まさかの降板。なのに謝罪が不十分。/約85分
 降板理由は体調不良。しまおさんは身重でもあり大事を取って出演を見合わせるのはやむを得ないが、劇団の態度には疑問を感じた。
 返金要求を恐れたのか、開場前、客が小屋前で列を成している段階では張り紙によってしか降板が伝えられず、降板が口頭で告げられたのは開場後の劇場内にて。
 しかも、「ご了承ください」にポイントが置かれ、謝意があまり伝わってこなかった。

 内容はまずまず。
 舞台にはしまおさんのイラストが描かれた紙製の可愛い小道具が並び、“ほのぼのオフィスコメディ”の体裁を取りながらも、ストーリーの根幹はなかなかにブラックで、ホカロンでヤケドを負わされたような後味が残った。
 原作者が漫画家だから故意にそうしたのか、ページをめくって漫画を読み進めるかのごとき一様なテンポで話は進み、演劇らしい緩急や躍動感はゼロ。
 この淡々とした展開にもどかしさを覚えたが、やがてこれは“味”として感じられるように。。。

 登場人物一人一人に分かりやすいキャラづけがなされているのも漫画的だと感じた。

ネタバレBOX

 佐伯さち子さん演じる、内気で控えめなOLが主人公。
 好きでなくなった男との間に子供ができたと判りながら、それを相手の男にも同僚にも言い出せずにひとり悩むいじらしいOL役に大人しそうな佐伯さんはピッタリでした。
結びの庭

結びの庭

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

夫妻
面白い。135分。

ネタバレBOX

水島(宮藤官九郎)…弁護士。無名時代に瞳子の殺人容疑で無罪を勝ち取り、結婚にいたる。ゆすりに来た末次を絞殺し庭へ埋めた。
瞳子(麻生久美子)…水島の妻。海外青年協力隊の元彼の死に関わる。
近藤(太賀)…水島の秘書。末次の件にかかわり、眠れぬ夜を過ごし、丸尾の結婚話でストレスが破裂する。瞳子が好き。
丸尾(安藤玉恵)…水島夫妻の家政婦。自分に正直に生きてきた。水島の結婚式で会った末次と懇意になり、婚約に至り家を離れる。
末次(岩松了)…とある事件で死んだ緑川の親類。瞳子の罪をチラつかせ、金をむしるため水島に接触する。

罪を犯した瞳子を愛する水島が殺人を犯し(近藤もだけど)、水島を愛する瞳子がその罪を目撃する。好きでいつづけることが怖いという二人の純愛かなと。人として一線を越えた二人、夢を見続けるだろう二人が、ついに結ばれたという一種残酷な愛憎物語だなと。
ラスト、誰かに見られてると周囲を見渡すシーンが二人の未来を象徴しているよう。すんなりとしたラブストーリーでなく、ドロっとした感触があってよかった。異色な夫婦像に、ほんの少し憧れる。

宮藤官九郎の、イライラした感じとか、ユーモラスな色合いとか、いい味出してた。麻生久美子美しいし、内に何かを秘めてる感が上手いなと思う。
走るおじさん

走るおじさん

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/09 (月)公演終了

満足度★★★

凝った構成が裏目に出ていた印象/約70分
 8人の登場人物は3グループに分けられ、個々のグループのやり取りを順繰りに見せる形で劇は進行。
 グループ相互のカラミがあまりないのは意図的なものだろうが、そのために全人物が揃い踏みせず、爆発的な盛り上がりのないまま劇は終了。
 最大の見せ場というべき終盤も、同じ広場にいる設定の3グループが部分的にしか交わらないのでやり取りが活発化しない。
 劇団の作風からしてわざと不発に終わらせたのかもしれないが、普通に考えるなら、あそこは盛り上げるべき場面だろう。

 グループ同士を全面的には交わらせないストイックな構成が裏目に出ていた印象は否めない。

 ために、オモシロが散発的なものにとどまり、全体としての見応えに乏しい劇になってしまっている。

 おじさんが走る理由がイマイチなのも面白さを殺いでいた。

ネタバレBOX

「走ると時間がゆっくり流れる気がする」
 これが、おじさんが走ることに目覚めた理由。
 走る理由がもっと上手く設定されていれば、劇はより面白くなったと思えてならない。

 上述の「最大の見せ場」というのは、働きもせず短距離走の練習に打ち込むおじさんをその娘が殴りに行くシーン。
 殴打場面は直接的には描かれず、2人を取り巻く人々が“実況的会話”によって様子を伝えるのみ。
 ここは全キャストを勢揃いさせ、揉み合う2人を他の者が止めようとしてひと騒ぎになるドタバタ的シーンにしたほうが会場は沸いたのでは?

 さらに言うなら、おじさんが走り始めた動機に娘への愛が絡んでいたと最後に判る展開にしても良かったか?
 本作はあひるなんちゃらにしては笑いが薄い分、ホロリとさせて幕を下ろすのもアリだったと思う。
 事実、あひるなんちゃらにはちょっぴり感動を誘って終わる話が過去にもあったはず。
逆しら

逆しら

黄金山アタック

広島市東区民文化センター・ホール(広島県)

2015/03/05 (木) ~ 2015/03/08 (日)公演終了

満足度★★★★

地方演劇のクォリティを超えている
とにかく舞台がキレイ。演者を想定した最小限で鋭敏な美しさは杉山至氏の面目躍如たるところか。そこに演者の身体性がフィットし、前半から息を飲むような暗がりの美しさを創出。
作家の文体はともすると自己満足に陥りがちな面が見られつつも、登場人物の行き場のなさを表現しながら、特に後半、客演の柳沼昭徳(烏丸ストロークロック)の静謐な存在感とダンサーでもある中島由美子の凛々しい立ち振る舞いが見事に噛み合い、沼地にズブズブと沈み込んでいくような人間たちのどうしようもなさを描いていて秀逸。
社会背景描写がほとんどないため、観念的に収束してしまっている感はあるものの、物語というより人間の存在そのものによる奇妙な会話劇という感じで面白い。
『逆しら』というタイトルに集約される人間という生き物の地球における存在矛盾を描いたというより、女性が女性たるゆえんの従属性、それこそ頭を沼に突っ込んで、淫らな下半身だけを表にさらしながら、泥水をすすり続ける(=男を欲する)女の醜い愛おしさを女性目線で描いた作品にも思えた。
舞台芸術としてのクォリティは、近年の広島の演劇としては出色であるが、広島という地においては異質ともいえるこの舞台が、他地域でどのように受け止められ評価されるか、大変興味深い。

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