
忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆
企画演劇集団ボクラ団義
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしいの一語。
涙も笑いも情熱も、全てがこもった三時間。
役者、筋書き、演出、どれをとっても素晴らしい。
もしどの芝居を観に行くか迷っているなら、これを選べば間違いありません。

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆
企画演劇集団ボクラ団義
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
3回目です
この演目は再演だそうですが、今出舞さんが見たかったので、今回初めて劇場に足を運びました。
最初はただストーリーのどんでん返しの連続や、舞台上の演出にびっくりするばかりでした。
2回目はちょっと落ち着いて役者さんの動きを見てました。
3回目でやっと、驚きは抑え目で、ストーリーと役者さんの演じる登場人物の感情を見つめることが出来ました。
結果、初めて涙を流しました。戦国の世です。織田信長をはじめ、歴史上の大人物が出てくる話で、そんなのよく知ってる、忍者出してフィクションぽくしてもなんだかそらぞらしい、とどこかで思って見てました。フィクションなんだから当然だと思います。
でもこの人たちが本当にそこに存在して、一生懸命生きている息遣いが聞こえるような気がして、幸せになってほしい、ハッピーエンドであってほしいと思って見守り、エンディングに痛快さと悲痛さ入り混じった複雑な気持ちにさせられます。それを3度も、わかっているのlに3度も味わって、やっと涙で表現できました。
何度も見るべき舞台と思います。
あと2日、あと3回しかない。なるべく何回も見たいし、DVDなり繰り返し見られるメディアになってほしい。
そして再々演はかつてないということですが、あと3回の集客数によっては…と期待したくなります。
興味を持たれている方は、ぜひ観に行ってください。

素晴ラシキ世界ノ片隅デ
GENKI Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/03/17 (火) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり好きだ~!
『ロストマンブルース』、『図書館ニ居マス』に続き
3作目の GENKI produceは、重めの時代設定の中でも
最後はホッとできるとても素敵な舞台でした!
マチネを観に行ったんだけど、衝動的にソワレも
観に行ってしまった!!
個性的な役者さん一人一人が魅力的!!
残念なのは、ソワレを当日券で観れたこと!?
もったいない!!
あちこちで素敵な舞台やってるのはわかるけど
このお芝居も笑いあり、涙あり今日のソワレの
アフタートークなんてイリュージョンも観れた!
新宿から一駅の笹塚でワンダフルワールドを
是非、堪能してほしいです!

紅白旗合戦
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
“笑い”のとり方に長けている
[3日目]を観劇。
コメディというと、必要以上に“笑い”をとりにいく、スベる、ストーリーが停滞する、という“負のスパイラル”にて、逆にシラケてしまう作品もあるが、この作品は“笑い”のとり方に長けていると感じた。
役者たちの演技レベルも高く舞台に集中できたが、台詞を噛んだりするところも少々見受けられた。
まあ、3日目までは「早割り」が適用されているのはその辺が織り込み済みなのかもしれないが・・・。
役者のみなさん、キャラが立っていてイイ!
殊に“ボス村松”さんの存在感は格別の感がある。
そして何より、女性陣が美人揃いというのがウレシイ(笑)
とても楽しく観させて頂いた。

鑪―たたら (残席僅か)
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
K市の今昔物語
鋳物で有名なK市を舞台にその今昔を扱った物語ですが、緩急が絶妙な構成のうまさとセリフのうまさを兼ね備えた戯曲、繊細な感性でその機微までくみとり見事に立体化した演出、俳優陣の意気込みががっちりとかみあい、キュポラからほとばしる溶湯のように、不器用にしか生きられない男たちの熱い思いがひしひしと伝わってくる作品になっていて、特に劇作家と演出家の相性というか組み合わせがとてもうまくあっている印象を受けました。
テーマの一つでもあるものづくりは舞台作りにも通じており、劇団創立60周年記念公演の締めくくりとしてとてもふさわしい作品をもってこられたのではないでしょうか。
上演時間は途中休憩無しの約2時間。

鷹と雀
劇団ORIGINAL COLOR
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
小さな世界とは
最初前半は音楽などなくセリフのみで、また、舞台セットがやや単調なので、話の中に気持ちが入っていかなかった。後半からは熱の入った展開でぐんぐんと話の中に吸い込まれていったので、とても短く感じた。「鷹と雀」のタイトルから、そして、小さな世界とは・・・、このような展開・結末が待っているとは、予測もしなかった。

クロノス・ジョウンターの伝説『パスファインダー』
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2015/03/06 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

花影
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★
脚本作成に半年かかって・・・・
演出さんに何度もダメだしされたそうで・・・・
説明も微妙に本編とズレていますが・・・・・・
う~ん合わんかったなぁと感想
途中で眠気も出てきたし・・・・
100分位です

クロノス・ジョウンターの伝説『クロノス』
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2015/03/06 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★
10年ぶり
初演も観ています。
劇団の代表作だし、30周年だし
祝祭感がハンパない!
キャストの所為なのか、
ハッキリ言って初演より良かったような気がしました。
泣けたなぁ。

COCKROACH!
牡丹茶房
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1427(15-075)
18:00の回(曇)。17:30受付、開場、L字の客席(パイプ椅子2列)。
コンクリート塀、上部に鉄条網、メガホンスピーカー。S.E.に暴風の音(のような)。18:00前説(アナウンス、150分)、18:05開演~20:40終演。
こちらは初めてですが、芝村さん(前作は「VIOCE」@原宿)」が出ているので観に来ました。髪も短くなりいままでとだいぶ違う役柄。
林さんは「落下(2014/11@江古田)」「ゆめの泉と泥濘(2014/4@pit)」「ゲンゴロウ(2014/2@pit)」を観ていました.
内容が、「いま、この時」に起きていることと重なるので受け止め方はいろいろあると思います。近未来戦史のようなお話ですが、細かくみるとかなり無理そうな設定も。それでも150分引っ張っていけるのは役者さんの熱量によるもののように思います。その熱意に★5.

クロノス・ジョウンターの伝説『クロノス』
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2015/03/06 (金) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
これは・・・、感動した。
新作『パスファインダー』とは比べ物にならないと感じました
原作は既読であり先の展開がわかっているのに・・・・・。
う~ん、たまたま観劇を後にした作品の方が感動力が強いとは、
ラッキーだったなぁ(^^)
誕生日の奇跡かしら♪→そうです本日がバースデーなんですわ(^^;)
老婆心ながらのお節介を述べると、
ぜひともカップルまたは気になる異性(まぁ同性の方でもOKっしょ(^^)と観る事をお奨めいたします。 文句無し、オマケ無しの星の数は満点!です

『山茶花』
演劇人*
d-倉庫(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
恋物語は一つじゃない
説明から見て、主人公の「やまこ」の青年とつばき、この二人の恋の物語なのだろうなと予測していたのですが、ふたを開けてみればいくつもの愛と恋の物語が。二時間とすこしで全ての登場人物の愛と恋にそれなりにきっちりした形を与えたのは、よくやったなぁと感心。個人的に「次男坊」の物語に胸が熱くなりました。
物語としては幾分かの物足りなさも。物語の外郭はしっかりしているけれど、中に並んでいるパーツがややぼんやりしてしまっている感じがします。主に「やまこ」の設定。もう少し彼らの背景に感情移入できるエピソードが欲しかった気がします。でも三人組自体はとても魅力的でしたし、冒頭で生き生きと跳ね回る三人は本当に獣のように見えました。
三人に限らず、人物はみんな魅力的。
特に女性陣はそれぞれの役の味をしっかり振り分けて演じていて、すっきりわかりやすく見られました。
これは好みの問題が大きいとは思うのですが…。
この作品にはOPのダンスは必要ないのではないかな、と感じました。
里の雰囲気の作り方がとても良くて、昔話の中に連れて行ってもらったような気持ちになっていたところにキレッキレのダンスだったので、現世にもどっちゃった感じが。
ダンスはみなさんとても上手で、見応えはありました。

子供の時間
劇団俳小
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
不合理、理不尽な行為への怒り
久しぶりに観た「子供の時間」(リリアン・ヘルマン作)は、脚本が優れていることは承知していたが、その内容を余すところなく観せた演出と演技は素晴らしかった。
上演時間は2時間50(途中休憩あり)であるが、最後まで飽きことはなかった。

サンドイッチの作り方
株式会社cabo-lab
銀座みゆき館劇場(東京都)
2015/03/19 (木) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★
観てきました。
Bキャストを観劇しました。しっかり作られてて楽しかったです。食べなきゃいけないシーンがあるので役者の方は大変ですね(>_<)Aキャストでどう雰囲気が変わるのか気になります。

紅白旗合戦
アガリスクエンターテイメント
サンモールスタジオ(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
初日観劇。
流石、富阪さん!面白いです。
今回は先生VS生徒、まさか先生側から先制するとは
どちらも同レベルな表裏の攻防戦が続いて
ナイゲンと違って、作戦会議的な時間が挟まれるので
逆転、逆転、逆転と思いきやフリだしになったり面白い展開。
そして当然、ラストは馬鹿なだけじゃない結末が締まります。
ナイゲンを見てれば踏襲した部分に笑いが起こり
宛書のようなキャラクターが素敵に奮闘します。
生徒側の後ろで観劇、それも個人的によかったですが
出来るなら反対側からも見れれば、最高なんですけどね。
時間がある人は2回は観ましょう!
ネタバレになるのでTBは暫く先にします。

君が決めてよ明日のことは
Moratorium Pants(モラパン)
渋谷の洋服屋 ARTON(アートン)(東京都)
2015/02/28 (土) ~ 2015/03/28 (土)公演終了
満足度★★★
その空間に居るだけで満足
役者さんも近いし、飛び交う洋服が膝をかすめる。
そんな明るくてドキドキする空間で演劇を観れるんですから
それだけで楽しい体験です。内容も可愛らしいし
久しぶりに会う事にるす4人の幼馴染の連絡風景
登場人物が順々に紐解く過去の話と行きかう展開
解り易くでていい展開なんですが、過去のシーンが
時折長く感じてしまった所あり(展開的な事もありますが)
ちょっと残念な思いもったりしまた。
でも、舞台を身近に感じれるいい企画だと思います。
仕事終わってから見れるしね、乾杯出来なかったのが残念。

母・オン・ザ・ムーン
らちゃかん
「劇」小劇場(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
キャスティング良かったです!
出演者の醸し出す雰囲気が、人物像にマッチしていて、場面の空気感にも滲み出ているように感じました。
荒井志乃、高野ちん太郎、永峰あや、の存在感はさすがです!
追伸
パンフレットの一言集が優しさに溢れている。

マザーテレサ
赤い猫
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
始まりから
薄暗い明りの中、静寂と緊張が続き身じろぎもせず見入ってしまった。
途中の回想シーンでほんの少しほのぼのするのだが、またすぐにピリッとした空気の世界に連れていかれる。
あまりに見続けた為ドリンクを飲む暇がなかった。
途中何度も泣きそうになりながらも耐えたが、もし家でビデオで見ていたら確実に泣いていただろう。
次はまったく違う舞台のネコ脱出も見てみたいと思う。

セルロイド
ハツビロコウ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
今後大いに楽しみなユニット
観劇当日はTBSドラマ「高校教師」再放送の最終日であった。このドラマは当時ドラマで取り扱うことがタブーとされていた近親相姦等を取り上げた、今やトレンディドラマの大御所となった野島伸司の30歳の作品である。演出を手掛けた船岩祐太氏も当時の野島氏と同年齢であり父と娘の近親相姦を描いたものがほとんど無い中で同日目にするとは何か因縁めいたものを感じた。
舞台は4名の役者の高揚状態に終始し、こちらが少しでも息をつこうとすると置いてきぼりを食いそうな目の離せない2時間弱であった。
客席がステージをはさむ手法は先々月閉館した青山円形劇場をはじめ、何度か拝見させていただいたが、4名の役者の、特にコーナーの使い方によるフォーメーションは素晴らしいの一言。台詞を発している役者以外にも同時に目を配ると、それぞれが自らの役を演じており、常に四方に目配りする視覚的にも全く休めない、いい意味での緊張感の連続であった。
代表の松本光生さんの味のある演技を始め、3名の男優がそれぞれの個性をはっきり主張できていた。
しかし何と言っても特筆は主演の岩野未知さん。これだけの逸材がいたとは驚くばかり、係累でも心を奪われるであろう美しすぎる容姿に加え他の力量あふれる3名の男優を終始圧倒し続けた卓越した演技力。ともすると約50名の観客まで皆彼女がかもし出す空間の支配下に置かれている感すら抱いた。
今回が旗揚げで「ユニットでの活動」とのことであるが、今後はどのような発表をしていくのか。大いに期待したい。

黒塚
木ノ下歌舞伎
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
念願
週に1〜2本の観劇ペースの中、久々にワクワクする作品に遭遇。歌舞伎は詳しくないまま時折行きますが、木ノ下歌舞伎ほど高揚はしないかも。臨場感とわかりやすさ、光と影、そして音楽も素晴らしく、エンターテインメント性満載の作品でした。