
ホームルームは終わらない
すくらんぶるえっぐ(活動終了)
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
満足度★★★★
明るい・軽い?
前説で時計がリアル時刻なことを言ってましたが、ここのレビューやアンケートなんかで指摘あったんですかね。
劇場の実壁の時計なので外すこともできず、だったということのようです。
各キャラクターが立ってた明るい作品で楽しく観れたのですが、
掘り下げが浅いというかなんというか、軽いお話だったなーというのも正直なところ。
もっと楽しいだけじゃない面白い作品にできたと思うんですけどねー。
机の配置換えなど工夫した演出はよかったです。

MODE特別公演/「雑種」「橋」「父への手紙」……カフカ短編小説より……
夜想 presents パラボリカ・ビス
parabolica-bis(パラボリカ・ビス)(東京都)
2015/04/26 (日) ~ 2015/05/02 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1473(15-121)
15:00の回(晴、暑)。
14:00会場着、受付(整理番号あり)、14:45開場。
奥に客席、舞台には横長のソファ、その向こうに数段の階段があり台のようになっていて、下手に机、桟敷、ベンチシート席、満席。両壁にカフカ公演のポスター。
15:03前説、構成・演出の松本さんによるガイダンス~16:12終演。此処の「カフカ」関連では田中美沙子さんのダンス公演(2014/2、2014/7)を観に来ました。
本公演に出ていらっしゃる長尾さん、「同行二人(2013/12@中野)」「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」を観ました。他の役者さんは初めて。
衣装が、黒いコートと山高帽。まるでマグリットが描いた「ゴルコンダ」のようです。
ほとんど知るところがないカフカ。本作が採りあげているものは聞いたこともなく、それでも観に来るのは想像を超えたものに出会うことができる、という期待感から。
「橋」はとても短い作品で、ネットで読むことができ、いろいろな解釈があることがわかります。本作でも本当に(身体をつかって)「橋」が演じられ、寝返りを打つ(転げ落ちる)。
唯一読んだことがあり、その内容をほとんど忘れてしまった「変身」も検索すればたくさんの考え方がでてきます。
「文字」で表現された「カフカ」が、演出家と演者によってあるひとつの表現として示され、その感想を「コトバ」で表現し返す、というのはとても難しく、時間と努力を要するようです。
チラシ写真は「雑種」の1シーン。

56W.X~ぼくのサンタクロース~DVDイベント
PUPA
原宿The-Sad-Cafe STUDIO B1F(東京都)
2015/05/03 (日) ~ 2015/05/03 (日)公演終了
参加した♪
急遽行けることに!
キャスト24名中ほぼ全員といっていいキャストが揃ってビックリ!
楽しいイベントでした。
1部2部参加できてよかった。

すべての犬は天国へ行く
ぬいぐるみハンター
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/10 (日)公演終了
無題1472(15-120)
19:00の回(晴)
18:20受付(全席指定)、18:30開場。2階建舞台、「説明」にある西部の町の古びた酒場、二階の売春宿は商売あがったり、という雰囲気がよくでている美術。
18:55前説、19:03~20:24、休憩、20:34~21:51終演。
「ゴリラと最終バス(2013/1@駅前)」以来で、やないさんが出ているので観に来ました。展開、役者さん、ところどころ挟んであるコミカルなシーン、はたいへんよかったのですが、唯一、全体を通した時のテンポが合わず。のんびりした西部劇は炭酸が抜けきった飲み物のように感じてしまいました(すみません)。
鳴海さん「宇宙船(2014/9@王子)」、宍さん「未開の議場(2014/10@王子)」「キスミー・イエローママ(2014/8@OFF)」「ゴールテープ(2011/7@「劇」小)」、岸さん「ほのぼの村~(2014/10@ブラッツ)」「あのっ、先輩~(2014/4@高円寺)」、小川さん「性病はなによりの証拠(2013/12@王子)」、飯塚さん「青春スープレックス!?(2013/6@相鉄)」、西村さん「コロラド(2015/3@眼科画廊)」、工藤さん「未開の議場」「はてしないものがたり(2015/3@王子)」。
ザンヨウコさんは「すべての夜は朝へと向かう(2012/12サンモールS」以来。
最後にかかってたのは「I Got a Name」ですね。

MIDSUMMER CAROL
同志社小劇場
同志社大学新町キャンパス学生会館別館小ホール(京都府)
2015/05/01 (金) ~ 2015/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめました。
強面のチンピラヤクザの男性役が、女性が演じるヤクザの姐さんになってたのはビックリ!
しかも、しっかり演じられていて好感でした。
他にも、本来男性が演じる役を女性が演じられていて面白かったです。

舞台 新選組オブ・ザ・デッド
舞台 新選組オブ・ザ・デッド
HEP HALL(大阪府)
2015/05/02 (土) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
大阪初日千秋楽観劇
映画版スピンアウト、映画キャスト+ボクラ団義での舞台化。
あの幕末の大事件にはゾンビと新選組が関わっていた、その語られない真相を、笑いを交えながら大胆に描く時代劇。
冒頭から感じる微妙な違和感を後半に全て予想外に回収する、殺陣は比較的少なめですが、アクションと会話のバランスが絶妙な舞台でした。
根底には久保田作品の共通項「命」、そして本作ではもう一つ「名を継ぐもの」でしょうか。
初日と千秋楽を観ましたが、どちらもほぼ満席で、これを持って東京でも成功してほしいです。

ホームルームは終わらない
すくらんぶるえっぐ(活動終了)
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
満足度★★★★
成田くん
最後の10分になってやっとスリリングに。前にいた学校でいろいろあって、夜間に転向してきたロン毛の生徒の成長物語にしたほうが、見応えあったと思います。キャラクターひとりひとりは個性豊かで面白いのに、全体となるとイマイチだったかなあ。

Palm-タナゴコロ-
うわの空・藤志郎一座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/05/03 (日) ~ 2015/05/05 (火)公演終了
満足度★★★★
神話的
高尚さとくだらなさが交互に出現し、打楽器でその両方に抑揚をつける、あまりにユニークすぎるオンリー・ワンな世界観の劇団でした。半分くらいの大きさの怪しい小劇場で見たほうが、真価が伝わってきそう。

ゲシュタルトの肌
meyou
ACT cafe(大阪府)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/01 (金)公演終了
満足度★★★
不思議な空間、新鮮でした♪
死の匂いと、エロティシズムが漂う朗読。
踊りのような身体表現。
そして何度も同じフレーズが繰り返される朗読。
なんとも言えない、不思議な空間を共有させてもらいました。
新鮮でした。

J=P・サルトル「出口なし」フェスティバル
die pratze
d-倉庫(東京都)
2015/04/28 (火) ~ 2015/05/12 (火)公演終了
満足度★★★
サルトル十人十色
10団体、5組が2〜3ステージ行なう企画。既知の団体は一つ。名前のみ知る2団体(楽園王、IDIOT SAVANT)。後は全く知らないが、今年が第5回というので、一定の成果を示してきた証だろうと、観に行く事にした。全部は観れてないが3回足を運んで、d倉庫は毎回満席。毎回同じ客層ではなく、それぞれの団体目当ての客の割合が高いようだ。『出口なし』とは地獄で出会った三人が過去を抱えながら現在(三人の関係性)に苦悩する話のようだが、パンフに書かれた簡単な筋書きを頼りに、各団体の解釈による1時間のステージを観賞する。興味深い企画だ。1時間という制約は戯曲をそのままやらせず、作り手独自の切り口を要求する。6団体(一部しか見れなかったものもあるが)見て来て漸く『出口なし』という戯曲の世界が見えて来た、という感覚がある。各パフォーマンスは、舞踊ないし身体パフォーマンス系と、演劇系が半々で一組に両方が入るように組み合わされているようだ。課題そのものが難しいのだろうとは思うが、不足感の残る出し物にはなる。完成度を求めず、それぞれの持ち味を楽しむ、それには一つ観るのでは足らないだろう。一つの完成度の高いものも中にはある。いずれ、戯曲を踏まえようとすればするほどパフォーマンスとして判りにくくなり、戯曲からの飛躍が過ぎると元が判らなくなる、という矛盾の中での葛藤の代物を目にしていると思えば、嗜虐的な愉しみもなくはない。
1st.楽園王とIDIOT SAVANT。前者は、戯曲を知らない私には「話の構造」を判りやすく大掴みに伝える意図が感じられ、好感が持てた。後者は抽象的、というより断片的にしか戯曲との接点が見えず、踊りは美しい動きであるより「そこにある秩序を壊す」的な動きを多用し、構成も含めて意味がよく見えない。サルトルとボーヴォワールが登場した最初の場面は期待させたがサルトル(役の人)が前面に出過ぎ、作品でなくサルトルでまとめてお茶を濁した感が強し。
2nd.石本華子+Rosa..とaji。前者はだいぶ遅れて観賞、後者は好感触だったが内容を大分忘れて思い出せない(アフタートークの印象しか..)。ただ石本の踊りは端麗でうまく、本人から客席への語りや映像中にある「質問」がテキストに発するもので『出口なし』からの飛躍度は高いが一まとまりのメッセージを込めた出し物として成立してた感じはあった。
3rd.shelfと初期型。後者は同企画の常連らしく、「毎回こんな感じ」と本人談。前者は開演前から独自の衣裳を着込んだ4人(登場人物は3人+ボーイで4人)が横一列に立ち、若干白塗り。開始後、初演年、訳者名、ト書きから読み始め、客との対面の導入が良いと感じたが、以後はリーディングが続く。大幅カットしたはずの戯曲をずっと読み進めるので、多分演技上、発語上の判らなさが生じていた(眠気の理由はそれだと言うのは不当か?)。削ぎ落とす演出、と本人談。だが何らかの技巧的演出による「説明」は必要だったのでは。後者は地獄の三人の役+二人(ボーイ役か舞台回し的な役を担う)が、次々と場面を作って行く。質問コーナーで互いの事を聞いたり(「死因」「どうして地獄に来たのか」等と書かれた紙が出る)、一人一人のそれぞれへの思いをゼスチュアで表現したり、歌ったり(イネス役)、踊ったり(ガルサン役、エステル役)、二人が抱えた鉄棒で逆上がりや前転をやったりと目まぐるしい。しかしそれらは現代からサルトル、また三人の人物を覗き見ようとする観客の欲求に応える形になっていてこれも好感が持てた。
残る4団体も楽しみだが、全て見れるかどうか・・

ぱらいそ
元素G(エレメントごんべえ)
APOCシアター(東京都)
2015/05/02 (土) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1471(15-119)
17:00の回(晴)。
16:30開場、17:01開演~18:40終演、昨日に続いて2回目、場内は明るくなり、入り口で足元を照らしていましたが、中央通路部分がやや不安定でした。
昨日、当パンに「振付」の記載、ネットで調べてみると、梅田さん「日本女子体育大学」、終演後お訊きすると、そのとおりでした。なかのZERO(現在は、@府中の森)で卒業公演をしたというので、これも検索するとお名前が載っていました。
きちんと揃った指先と、まっすぐのびた背筋。左右前後にポジションをかえた振り付けはとても良いものでした。役者のみなさん「お話」と演技がよくあっていて、衣装も趣向が凝らしてあり、ちょっしたアクシデントもさらりとかわしていました。とても素直な演出だと思いましたし、しっかりとした演技、聴き取りやすいセリフに好感。
木谷さん「見よ、飛行機の~(2015/6@明石)」とあるので、都合がつけば観に行きたいと思います。

Rabies2021
メガバックスコレクション
キーノートシアター(東京都)
2015/05/01 (金) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
緊迫感
βチーム観劇。流石、メガバックスという約120分間の緊迫感あふれる重厚な舞台でした。観劇後に心地よい疲れがあった程です(笑)
以下、公演中なのでネタバレで。

セールスマンの死
劇団ゆらじしゃく
RAFT(東京都)
2015/05/04 (月) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
濃い
濃密だった。よかったです。
全体的に静かに物語が進んでいったけど飽きませんでした。
役者含め真正面から作品にぶつかっていました。
俺はセールスマン側の考え方かなあ。息子に過度な期待を押し付けたりはしないけど(笑)
とか、考えながら見てました
ただ、たまーに独りよがりな演技が見られたので注意するといいと思います
EM、エントロ含めじっくり演技を見るのが初めての人が多かったですが、素晴らしくて、なんじゃこりゃああって感じでした
シアターグリーンでも頑張ってください

朗読劇 私の頭の中の消しゴム 7th letter
ドリームプラス株式会社
天王洲 銀河劇場(東京都)
2015/04/28 (火) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
熱演!!
昨年観劇して虜になり、今年も好きな高垣彩陽さんが出演すると聞いて絶対に行くと決めていた舞台。見れるだけでよかったのに最前列中央!もうお二人の演技を目に焼き付けようを決意して劇場に行きました。
大きなげ劇場なので公演はマイクでしたがほぼ生声でした。高垣さんの表情豊かに朗読され、悲しいところでは目に涙を浮かべるだけでなく涙以外の水分をだしての朗読が感動しました。
今夏は見るのに集中しようと心がけましたがやはり感情が刺激され涙があふれました。

Palm-タナゴコロ-
うわの空・藤志郎一座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/05/03 (日) ~ 2015/05/05 (火)公演終了
満足度★★
「笑い」の中でひとつの舞台として見事に融合・・・・
出来ていなかったようにお見受けしたです・・・・。
劇団史上最も迫力に満ちた、ホールをスミからスミまで駆けめぐる自信作!
・・・・でこのレベル・・・・カプセル兵団さんの方が凄いと思うぞ(注釈:個人的感想です(^^)
眠気こそおきなかったものの設定とか見せ方も稚拙でないかい?と思えた約2時間
むか~し見た作品「ひよこのパジャマ」(この時は坊主役でインパクトの強かった「ムーコ」の作者さんは今回一兵士役で埋もれていたかしらねぇ・・ちょっと残念:ネット情報に頼らんでもこの位は思い出せるなぁ=アンフォゲッタブルだったらもっと強烈な文章にもなりそうですね(^^;)は楽しく笑えた記憶があった分、残念感がより強められたように思えました。

未来を知る男
かーんず企画
シアターブラッツ(東京都)
2015/05/02 (土) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★
割と出尽くしてる感のある時間ものですが
う~ん既存のものからの飛び出しは出来なかったように思えたなぁ
無難にまとめたと言うか、今ひとつ食い足りないかなぁ・・・・。
と思えた80分弱

Palm-タナゴコロ-
うわの空・藤志郎一座
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/05/03 (日) ~ 2015/05/05 (火)公演終了
満足度★★★
隠された意味の表出の仕方
踊り、パーカション、典型的な悲劇の作り方等は、グー。然し、登場人物達の名前の意味する所を、日本人に類推させようとするのは、無理があろう。タイトルのpalmにしても掌という意味とヤシを掛けたWミーニングになっており、殊にヨーロッパ人にとって、それが西欧・米人がオリエンタルを意識する時の根幹を為すイマージュの一つであり、ムスリムに対するインフェリオリティーコンプレックス克服の意味すら持つことだとは、普通の日本人は考えない。無論、シエルにしたって、フランス語の空を表すle cielから来ていることは明らかなのだ。
掘り下げが足りないと感じるのは、このような点で、日本にもある宇宙人の話としては、「竹取物語」のかぐや姫がある訳だから、この辺りと絡めるなど、この地域の土着的なもの・こととリンクさせ、融合させることが望ましい。
音楽、光、ダンスなどで、象徴的に表現するのであれば、もっと抽象度を高くして下らないズッコケ等は排除し、本質的なストーリー展開に絞って良い。その辺りの収束力が、弱いのが、今作の弱みではあろう。また、シエル役に殺陣がまともにできないのだから、キャストを代えるか、本質は変わってしまうが、歌舞伎のような型を用いてケレンミを出すか(これは技術的に到底無理だろうが)何れにせよ、本質的な改変を試みねばなるまい。

銀河旋律
風鈴堂
シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)
2015/05/01 (金) ~ 2015/05/03 (日)公演終了
満足度★★★★
観方次第
舞台、美術、照明、音効、小劇場の良さがギュッと詰まった舞台で、個々の役者さんの熱さが伝わる感覚が心地よく楽しかったです。
特に主人公の柿本さん、お天気お姉さん、そして女子高生3人組。はち切れんばかりの感情を体現し、存在感あふれる演技でした。
少々残念なのは、ストーリーの根幹であるタイムパラドクスの設定と展開に説得力が薄く、戸惑いが物語への感情移入を阻害する感じでした。
シアター・バビロンの流れのほとりにて
天気に良い休日、ちょうど良いお散歩にもなりました。

海峡の7姉妹〜青函連絡船物語〜
渡辺源四郎商店
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/03 (日) ~ 2015/05/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
被り物とサブちゃんに泣くがいい
下北沢スズナリで渡辺源四郎商店の「海峡の7姉妹」を観る。
高度成長期の物流を支えた青函連絡船の歴史を、詩情豊かな“被り物”で語る。
7姉妹に擬人化された船たちのバラエティに富んだキャラ設定と
きょうだい喧嘩もあるホームドラマ仕立ての身近な展開が素晴らしく
私にとって遠い北の海峡の歴史は、一気に血の通った物語となった。
“頭に船の模型を載せてあご紐で抑える”という
あまりにも直球ストレートないでたちに笑って始まったのに
それはすぐ何の違和感もなく海峡を往復する優雅な船となり
7人の思いが集結して最高潮に達するラストの高揚感にはただただ圧倒された。
「は~るばるきたぜ函館~♪」という歌は過去に数えきれないほど聴いたが、
こんなに声をあげて泣きたいと思ったことがあっただろうか。
7姉妹の長女役工藤由佳子さん、次女の三上晴佳さん、五女の音喜多咲子さんが
突出して素晴らしく、その台詞の絶妙な味わいを堪能した。
脚本とあまりに相性の良い挿入歌の出会いが最高の相乗効果を生んでいる。
この先サブちゃんを聴く度に、私は泣かずにいられないだろう。

ホームルームは終わらない
すくらんぶるえっぐ(活動終了)
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
満足度★★★
メインテーマの描き方が・・・
〔千秋楽〕を観劇。
舞台は、そこそこ面白おかしく展開していくのだが、
メインテーマであろう主役の“人となり・経験・傷心”等の描き方、または演出が不十分であったのか、終盤近くまで、物語のテーマが、そしてどこへ向かっていくのかが解らなかった。
だが、テーマが明らかになってからの展開はとても良く、舞台に惹きつけられた。
本作、脚本・演出を煮詰めることによって、もっと魅力的な作品になるのではないかと感じた。