
真夜中の時間割 約束にまつわる真実亡き問題提起
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RAFT(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/18 (月)公演終了
満足度★★★★
珠玉な公演(理系拝見)
RAFTという小劇場...しかも最前列で観劇した。壁ドンならぬテーブルドン、椅子ドンという力強いパフォーマンスが随所に入る。
描く内容はありそうなシュチエーションで、その局面・部分を切り取った脚本・演出は秀逸であった。また基本は対話劇であり、キャストの演技力で良し悪しが分かれるところであるが、見事に表現していた。その意味ではバランスのとれた公演であり面白かった。

嵐が丘
松竹
日生劇場(東京都)
2015/05/06 (水) ~ 2015/05/26 (火)公演終了

5月文楽公演
国立劇場
国立劇場 小劇場(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
第二部
第二部は、「祇園祭礼信仰記」と「桂川連理柵」でした。
心中物はあまり好きではないのですが、「桂川連理柵」は登場人物が面白かったです。14歳のお半の可憐さと無邪気な怖さが印象に残こったのと、
嶋大夫と儀兵衛の蓑次郎さんの一体感が半端なく面白かったです。
そして、ラスト道行きの三味線の音が圧巻でした。

もうすぐ、お家に帰ります。
劇団前方公演墳
小劇場B1(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
名古屋に帰りました
千秋楽2公演観ました。タイムリーなお話でしたね。それぞれ雰囲気が違い、よかったと思います。場所を変えて観ましたが、印象的なシーンは白井さんが戦闘員にピアノを教えようと思う所です。織田さんがピアノに向かっている時に、細かい表情をしていたので驚きました。さすが舞台俳優さんだと感動しました。秋の公演も楽しみにしてます!!

【無事終幕】「私が私でいられた最期の12日間」【多数ご来場大感謝】
JOHNNY TIME
エビス駅前バー(東京都)
2015/05/16 (土) ~ 2015/05/26 (火)公演終了
満足度★★★
初・駅前バー
エビス駅前バーに初めて行ってきました。
扱っている題材が好みだったので、面白く拝見しました。
情感たっぷりに演技される方が多い中、國重直也さん、紺乃タカフミさんが光ってました。

地獄のオルフェウス
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2015/05/07 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★
夢は、砂糖菓子のようにもろく儚い。
暗く重く悲惨…
観劇は入門者ですが、テネシー・ウィリアムズの本は、
本当に引き裂かれるように救いが無く、
夢は、砂糖菓子のようにもろく儚い。
逞しく生きる中年女性。
大竹しのぶさんが演じる中年女は、今回もと言っては何ですが、粗野で、口も悪い。
夢見ていながらも、今の立場に縛られて飛び立つことができずにいる。
そして、乱暴で保守的で独裁的な男たち。
ある意味、これが今でもアメリカ人のイメージだ。

聖地 X
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2015/05/10 (日) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
超おすすめ!面白い!笑える!謎を論理的に「メカニズム」として解明してしまう面白さ!
謎を解明していく過程が面白い!
それが、笑いの要素が次々に差し込まれていて、
物語を少し笑いながら観ていくと自然と引き込まれていく脚本が素晴らしい。
しかもいちいち理論的に検証されていって納得させられるのもいい。
うーん、詳しく言えないのがもどかしい。言いたい!
初演も観ましたが、こんなにこなれていただろうか。
もう一回見るべく、即、再びチケット買いましたよ!
絶対観てほしい!

キリエ礼讃
非・売れ線系ビーナス
ぽんプラザホール(福岡県)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/13 (水)公演終了
満足度★★★★
ダブルキャスト
ロメをWキャストにした理由は定かではないけど、
おかげで2回観れて結果的には良かった。
やっぱり複数観るとより深まる。
魅力的な作品だった。

誰がための笛は鳴る
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2015/05/08 (金) ~ 2015/05/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
リジッター企画の真骨頂
試合中に退場処分を受けたアマチュアサッカー選手オオサトはオーナーが用意したチケットで渡米することになるが遭難し島に打ち上げられ…な物語。
「愛と戦争と音楽」三部作の最終作ということで、戦争のいくつかの側面・戦争に至る要因の1つ2つ・戦争の終わらせ方などを暗喩で描いているが、歴史上の一連の流れ全体を見せるのではなく、部分部分をコラージュ的に使って再構成しているのが巧妙。
光の当て方や見る方向で色・形が変わるオブジェのように観る側の知識や解釈によって受けとり方が異なるのではないか?
そしてそれは結果的に様々なことを訴えるのではないか?
例えば舞台となる島は時として日本列島、時として戦闘が繰り広げられた南太平洋の島、あるいはルバング島なグァム島とも受け取れる。
そんなストーリーを彩る歌やムーブメントもここらしいもので、序盤の嵐の表現や後半での脚の負傷の表現はいかにも「森脇スタイル」で印象的。。
そう言えばアマヤドリの身体表現は抽象、空間交合リジッター企画のそれは(時として?)具象…などとも考えた。
そんなこんなでリジッター企画の真骨頂を堪能。

ペレアスとメリザンド
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/20 (水)公演終了

『For スマイル』
プロデュースユニット「ななめ45°」
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2015/05/08 (金) ~ 2015/05/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
積み上げた煉瓦と積もった記憶 柔らかいマイムが沁みた。
積み上げた煉瓦と積もった記憶 柔らかいマイムが沁みた。
初めて観たのは、 インディペンデントシアタープロデュース 『INDEPENDENT:12』
また見たいとずっと思っていた。
今回 さらに作りこまれた作品 マイムもすーーと入って 物語に引き込まれます。 自分の中で広い海と家族がありました。
またいつか観たい。 最高の作品です。

ART
松竹
福岡市民会館(福岡県)
2015/05/19 (火) ~ 2015/05/19 (火)公演終了
満足度★★★
イワンの長セリフ。
平田さんすご、お客さん拍手喝采(声は出せませんが)です。ノンストップコメディ堪能させていただきました。

Linked to 〜四舎八房より〜
劇団e-schein
テアトルBONBON(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★
内容以前でした
知人に連れて行かれ初日に観にいきました
一言で言えばかなりガッカリでした
・滑舌の悪い役者が多すぎます。代表としては看守さん。どっちの看守さんも何言ってるかわかりません
・女医さんなどの端役はまあまあですが、メインの役で下手な人が何人かいるのが目立ちます。特にあんちゃんの人は棒読みにしか聞こえませんでした
・ストーリーが盛り上がりどころに欠けているように感じました。いくつもの事件をただ無理矢理つっこんで、脚本家のどうだいい台詞だろ、悲惨だろという意図が見え隠れしてしまい白けてしまいました。これを2時間50分見せるのはどうかと思います
それにスタッフが暗転中懐中電灯をつけて移動してたり、上のスタッフルーム?の出入りが目に入るなど不愉快な点が多すぎます
演出家が悪いのか脚本家が悪いのか舞台監督が悪いのかわかりませんが、あれだけのお金をとっているんですから基本的な事を学び次回に活かしてください。
最後のお客さんのおざなりの拍手を真剣に受け止めて欲しいです

カレッジ・オブ・ザ・ウィンド
演劇集団キャラメルボックス
新神戸オリエンタル劇場(兵庫県)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/14 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
キャラメルボックス30周年♪神戸公演
神戸での公演だったので、伺いました。
「夏の家族旅行に向かう途中、事故で自分以外の家族全員が亡くなったが、全員幽霊となって病院まで付いてくる。最後の家族旅行の始まり…」
という、とっても心温まる内容。
途中、おじさんとおばさんのストーリーをはさみながら、家族と過ごす、最後の夏…の物語。
じーんときました。
ただ、予約するのが遅かったため、2階席で観劇。
よく見えたのですが、やはりもう少し前で観られたら…、もっと感動が伝わったのではないかと、少し残念でした。
次回はもう少し早く予約するようにしよう!

かべぎわのカレンダリオ
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
上質の舞台
A→B 両公演観劇。(この順がお勧めですね。)
ハードボイルドな復讐劇のA公演、スピンオフ的なラブコメディのB公演と
どちらも面白く、世界観が備わっている上質の舞台でした。
以下、公演中なのでネタバレで。

「Walk oN!」~さあ、新しいキミに会いに行こう~
Doris & Orega Collection
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/19 (火)公演終了
満足度★★★
大人の為の絵本ってとこでしょうか
このプロデュース公演の特徴は、カラーが毎回違うというところでしょうか。
そこが長所でもあり、短所でもあり…、要は”西村雅彦を観る”という事に尽きるのではないかなと思います。
さて今回は常に楽天的に進み続ける(爆走ですか)とある経済学者であるサラリーマンが主人公で、彼の家族と出会う人々が織りなす物語です。
”物語”…そう…まさに物語です。
ですから、経済学者としての視点や現状の経済に対する警告が皆無であっても目を瞑りましょう。
登場人物の内面が浅いとかご都合主義的に描かれているという”マジな”感想ももってはいけません。
幼児の頃に読み聞かされた「お伽噺」の現代大人版なのです。
「元気をもらえました!!!」という感想の為に催されている作品なのです。
『岡本でございます』の岡本さんのようなキャラですが、現代の議員を柔らかいながらもきちんと風刺してみせたあの鋭さは内包されてなどいなくても
不満を持ってはいけません!

消失点
JACROW
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
重く、惹き込まれ、考えさせられる
急遽時間が取れ、色々迷ったが初観劇の本劇団作品を観劇。
重い!そして惹き込まれる!考えさせられる!
ネグレクトをテーマにした本作品は、既に事件として子供を死なせてしまった母親とその母親を取り調べる刑事を軸にされていた。だが、この刑事もネグレクトに近い生活を送っている。
本テーマは簡単に解決できるものではなく、また綺麗事で片づけられるものでもない。児童福祉課職員の方が持っていたブランドバックの指摘や何か出来る事はいう問いに、「お金」という現実な答えもあいまってより一層問題の奥深さを出している。
各人物が分かりやすく描かれているが、ある意味隣人でも状況によっては自分自身にも起こりうる事だとも思えた。
全編通して、重苦しい舞台であったが、警察署長と部下刑事の存在が少しだけ空気を緩めてくれたのが良かった。
子供を人形と声だけで演出したのも本舞台には合っていたと思いました。
重苦しかったですが、また次回公演も観てみたいと思う劇団です。

もっと超越した所へ。
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
月刊根本宗子という劇団
既に終演されており、また多くの方がコメントされているので、具体的な内容よりも全体の印象を書かせて頂きます。
本劇団の作品は、まだ数作品しか観ておりませんが、これぞ「月刊根本宗子」というカラーが出ていた作品に思えました。
あいかわらずのリアルな会話、計算されつくした演出、4分割された各部屋で行われる息の合った動き、それを実現させる役者陣のパフォーマンス。
それらが合わさった圧倒的パワー溢れる舞台でした。
改めて、根本宗子さんの脚本・演出のタレントを実感致しました。
役者さんは、皆さん好演でしたが特に女性陣では梨木智香さん、男性陣では小沢道成さんが目を惹きました。
皆さん大絶賛の大変楽しい舞台だったのですが、あえて辛目のコメントも少しだけ。
上記したリアルな会話や計算されつくした演出等、流石本劇団と思いましたが、観劇後の圧倒的な満足感や衝撃は味わえなかったです。
というのは、これらに近い舞台は以前に観ております。
具体的には他作品で「月刊根本宗子」を既に観ているからです。
確かに進化されており、勢いも感じる同劇団ですが、初見ではない為、
このように感じてしまいました。(初見の衝撃が忘れなれないので。)
勿論この作風が同劇団の特徴で、大変面白いとは思っているのですが・・・。
大好きな劇団だからこそ、もっともっとを求めてしまいます。
本作品のタイトル通りですね。
もっと超越した所へ!

バルタン
studio salt
神奈川県立青少年センター(神奈川県)
2015/05/14 (木) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★
素朴に、ひたひたと。
神奈川で地道に活動し、時々耳にする劇団。脚本•椎名泉水という武器を持つ。数えてみるとstudio salt観劇は今回で3度目。多くを語らず、言い切らない脚本、という印象が共通である。ただし題材は多様で、標的の題材から物語を紡ぎ出す、独自の劇作法があるのかな・・と想像させる。
会場はJR桜木町駅から徒歩10分、神奈川の演劇の拠点の一つである青少年センター(急坂の紅葉坂を登った所)の多目的ホール。横に広くステージを取り、客席も横長に設置する事が多い。でもって、黒尽くめでなく「劇場」より「部屋」の雰囲気を残す、そういうよくあるスペースだが、今回、会場に入ってまず舞台の使い方のうまさに気づく。古い学校机が一面、ランダムに(多方向に)並び、その幾つかに照明が当たっている。奥の壁の左右の端に備え付けのドアがあり、その二つだけが人物の出はけの場所だ。
開幕、漆黒の暗転のなか音もせぬ迅速な板付き。おのおのの机に座る数名の男らの会話。抜き差しならぬ状況が語られ、噂の「抜き差しならぬ相手」がやがて登場する。夏制服を来た女子高生(とみえる)二人だ。あっけらかんとしたトーンとは裏腹の、冷酷。「状況」についての事細かな説明はしないが、時代が近未来であり、端からみれば異常な事態を、維持し使命を遂行しようとする二人の間の、あるいは自身の内面との葛藤、そして受動的にそこに置かれた男達の、外的状況を巡っての葛藤、両面が描き出されている。
BGM無し(あっても悪くないと思ったが、選曲には悩むかも)。淡々と時が経過する静寂の中から、ひたひたと、じわじわと何かが突き上がって来る「兆し」が、見えた。
芝居の「濃度」×時間の短さ、により星三つ。

わしゆん!
BuzzFestTheater
「劇」小劇場(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
沖縄愛に満ちていました
初日と千秋楽を観に行きました。
初日も良かったんですが、千秋楽は更に良くなっていました。
色々と台詞なども付け加えられていて、役者さんのお芝居も向上してて、前すすむさんのギャグも更に面白くなっていて、全てにおいて高まっていました。
笑って、泣いて、考えさせられて……。
本当に最高!もう言うことなし!!!
今までのTEAM BUZZ公演も良かったんですが、今回の『わしゆん!』は間違いなくTEAM BUZZの最高傑作ではないでしょうか。
次の11月の第7回公演も楽しみでしかたない。
こんなこと言っちゃうとコウさんにとってプレッシャーになっちゃうかな?
とにかく今後のご活躍を期待しています!!