最新の観てきた!クチコミ一覧

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山の声-ある登山者の追想

山の声-ある登山者の追想

カムヰヤッセン

ウイングフィールド(大阪府)

2015/06/13 (土) ~ 2015/06/15 (月)公演終了

満足度★★★★

冬山体験
『山の声』街編を拝見しました。
序盤の登山用語連発についていけず、「なんで来ちゃったんだろう…」って後悔しながら観てましたが、
いつの間にかググ〜と引き込まれて、冬山で一緒に寒さに震えて観劇した気分になりました。
二人の男優の独白の応酬に引き込まれます。
街編でコレなら、山編も観てみたい‼︎

六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2015/06/01 (月) ~ 2015/06/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

夜の部
通し狂言は、昼の続きなので、夜しか見ない人には話についていけないかも。可能な限り昼夜両方を観るべし。三人笑いの場は泣かされる。豪華な顔ぶれもあって、会場が静まり見入っていた。舞踊は番組からは付録に思っていたが、実際には情が豊かな良作だった。老夫婦が実に味わい深い。

六月大歌舞伎

六月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2015/06/01 (月) ~ 2015/06/25 (木)公演終了

満足度★★★★

昼の部
新歌舞伎は昭和の作品だけあってなじみやすい。幕府が倒れる一因を見るようだ。子役ははまり役だった。通し狂言は、昼の部しか見ない人には、この先が気になってしょうがない、というところで終わってしまう。

遭難、

遭難、

劇団アシデマトイ

TORII HALL(大阪府)

2015/06/13 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょと難しいかなぁ
子供と一緒に拝見しました!!子供は、意味が良くわかっていないながらも楽しんでいました!!ありがとうございました!!でも、私は動きが少ないなと感じました…。内容は、なぜその展開となるか想像がつかず、悩んでしました!!原作と比べてみたいです!!

アタックチャンス

アタックチャンス

ThE 2VS2

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/06/13 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかったです。
テンポも良く、飽きさせない工夫が随所に見られました!!あっという間でした!東京でも、頑張ってください!

大正浪漫探偵譚-東堂探偵事務所-

大正浪漫探偵譚-東堂探偵事務所-

はっぴぃはっぴぃどりーみんぐ

ザ・ポケット(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

大正時代にタイムスリップ
観客も一緒に謎解きをしながら、大正時代の雰囲気に浸れる作品でした。少年探偵団による前説も良かったです。

ただ観客の遅刻や退席によって、何度も視界が遮られたのが本当に残念でした。色んな事情があるとは思いますが、役者にも失礼だし他の観客の迷惑にもなるので、上演中の移動はできるだけやめてほしいと思いました。

白鳥の湖

白鳥の湖

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日と同じキャストで
王子様のワディムくんのシーズンゲスト最後の出演でした。
彼のノーブルな王子は、とても貴重な存在だと思います。
今年は夏の世界バレエフェス、9月のサンクトペテルブルグバレエ団にゲストで来日します。

ここの白鳥の湖は、牧阿佐美バージョンです。正直、あまり好きではありません。ストーリー性に欠け、単調だからです。
新国立劇場バレエ団のダンサーさんたちのクォリティは、この物語を補って余りあり・・・・しかし、バージョン変更は出来ないものでしょうか。もっと演劇性のあるバージョンが、このバレエ団にはあっていると思います。

戯作者銘々伝

戯作者銘々伝

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/05/24 (日) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

一幕
戯作者“銘々”を描くのは、東にも大変な仕事だったようだ。
原作者の意図に反し、二幕目の方が観客としては、面白く観た。

銀幕心中

銀幕心中

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事!
長台詞&早口でまるで落語をみているような、でもきちんと聞き取れる1時間40分の芝居。
細かい演出で笑えて泣けるいいレトロ感あふれていて、いい劇団さんです。
フィルムで「水無月心中」をぜひ見てみたい。

死んだらさすがに愛しく思え

死んだらさすがに愛しく思え

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2015/05/29 (金) ~ 2015/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★★

笑いながら凍り付く
多くの血が流れても乾ききった荒野が、笑いの下に広がる。

ネタバレBOX

シリアルキラー川島の母が登場する冒頭のシーン。
これはかなりキツいぞ、と思いつつも「MCRだしね、こんぐらいは」と観ていたが、伊達香苗さん演じる母がスカートをたくし上げ、息子の川島にそれを見せつけ、叫ぶシーンでは笑顔が凍り付いた。

伊達香苗さんが、ダメなほうの人になり切っているのだ。
その母性溢れる容姿とは別のベクトルへくっきりと切り替わっていた。

この母から育てられた川島が、そうなっていくのには理解できる母とのシーンだ。
しかし、母がそうだったからと言って、彼がそうなったのは母の責任とは言えない。
彼の性格を形作っているのは、母からの影響が大きいとしても、それだけでは語ることはできない。
実のところ、本当の理由がまったくわからないのが、彼の行動なのではないか。

川島は「人を殺すことに快楽を感じているのか」と、問い掛けてみる。
彼の相棒となった奥田は、明らかにキチガイの殺人者である。
酷い方法で、人を殺すことに快楽を覚えている。
しかし、川島はそうには見えない。

彼の佇まいには、荒野が見える。
何もない荒野が広がっているのだ。

わずかに、彼を「お父さん」と呼び、彼が「天使」と言う奥田の妹・飛鳥と、川島が殺すことのではない男・堀が、彼の荒野に生えている貧弱な植物である。

川島の荒野は、乾ききっている。
彼は、血によってそれを潤すのだが、荒野は広すぎて、何十人殺しても潤うことはなく、乾き切ったままだ。
彼は、それでも血を欲しがり、命を奪う。
これは快楽ではないだろう。
川島自身が命果てるまで、癒えることのない、虚しい行為だ。

そういう虚しさを感じることは、誰にでもあるかもしれない。
川島ほどその「渇き」が酷くないにせよ。
もちろん殺人へ結び付くことはないにせよ。
つまり、川島の荒野までの距離は果てしなく遠いようで、すぐ裏手にあるのかもしれない。
そうした恐さをも描いているのではないか。

この作品の面白さは、シリアルキラー川島のことを夢に見ている有川という男がいる点だ。
有川は、クズらしい。
クズの有川と川島の距離感が、私たち観客と川島という存在の距離感に等しいのではないかとも思った。
この設定が、「なんか酷い殺人鬼いるねー」の話から、少しだけこちらに近づいてきた感があるのだ。

それは、「夢」のようだけど、「リアル」である。
自分にそれが近づいている感覚がある。
クズであっても、人は殺さないという確信めいたものが有川にはある。
しかし、夢が近づいてくることで、その境目が曖昧になってくる恐さがあるのだ。
有川はクズなりにそれをヒシヒシと感じているから、恐いのだ。
自分の内なる荒野がそこにあるのに気が付いているからだ。

いつものごとく、全体的に笑いが多く散りばめながらも、今回は特にゾクゾクするような気持ち悪さがあった。
MCR、さすが。
作・演の櫻井智也さんさすが(本人の、あの台詞回しも好きなんだよね)。

川島を演じた川島潤哉さんが、何かが抜けきったような佇まいが荒野を感じさせた。
そこをやりすぎると、単なる演技になってしまうから。
母を演じた伊達香苗さんは、本当に恐い。見事な醜悪ぶりだ。
ただ、叫ぶ台詞が聞き取り辛いのが難点。

川島の相棒・奥田を演じた奥田洋平さんは、川島と明らかに違う狂った男を演じていた。
川島の天使・飛鳥を演じた後藤飛鳥さんは、インノセントな感じで、宗教をも感じさせ、静かにどこか狂っているような佇まいがいい。

どの舞台でも、抜群の突っ込みを見せる堀さんは、突っ込みはもちろんあるが、川島への苛立ちが感情的にほとばしることで、川島との対比を見せ、さらに堀さんが持つ人間的な世界が、川島の唯一のこちら側との窓に見せてくれた。
有川を演じた有川マコトさんには、あまり多くを語らせないが、さぞクズな人なんだな、と思わせる。
施設の人たちの気持ち悪さも、いい。
ラフカット2015

ラフカット2015

プラチナ・ペーパーズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

贅沢
一度に四本、別々の演出家。ラフカットを見るのは初めてで、こんな贅沢な舞台は中々ないと思いました。
一緒に来ていた人とこの芝居が一番良かった、この芝居の作り方が良かったなど沢山語り合う材料になりました。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2015/06/13 (土) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

以前よりも泣ける!!
こちらは冬公演以来。
前回は、お座敷公演の分を割増評価したが、(大筋は変わらない筈なのに)今回の方が泣ける作り。私の頬を熱いものが伝って流れおちた。
すすり泣きが狭い座敷内のあちこちに。
また次回も観に行きたい。

・・お約束の天乃舞衣子さんのサービスショットは今回も健在。

Drama Queen

Drama Queen

エンターテイメントユニット・liberta

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2015/06/11 (木) ~ 2015/06/13 (土)公演終了

満足度★★★★★

みてきた
赤い靴のくだりあたりがダークファンタジーぽくてこのみな感じでした。

オットーさんが声優の面目躍如でしたね。

『TABU タブー ~シーラッハ「禁忌」より~』

『TABU タブー ~シーラッハ「禁忌」より~』

パルコ・プロデュース

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2015/06/05 (金) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

罪と真実とは
ミステリー仕立てで、問い掛けた(はず)。
この作品は、フェルディナント・フォン・シーラッハの最新長編作の初舞台化らしい。
彼の作品は、読んだことないけど。

ネタバレBOX

気鋭の写真家(真田佑馬さん)が、女性を連れ去り殺害したのではないかと疑われ逮捕されてしまう。
彼は取り調べで自供してしまうのだが、その自供は不当な強要によるものであることがわかってしまう。さらに、連れ去られたのが誰かがわからず、死体も見つからない。
青年の指名により弁護を引き受けるのが、橋爪功さん演じる弁護士であった。
彼は事件の真相を語ろうとはせず、弁護士に指示を出すのみ。
事件の謎を探っていく、ミステリー仕立ての作品。

橋爪功さんが、狂言回しの役割も務め、軽やかに弁護士を演じているので、物語の進行はとてもスムーズである。
なんとなく、テレビの2時間ミステリーモノを観ているような感覚さえある。

「彼は本当に犯人なのか」「弁護士は真実をどう暴いていくのか」にストーリーの焦点があるものと思っていたら、ラストでそうでないことが明らかになる。

弁護士が青年と交わすやり取りの、冒頭のシーンがラストに繰り返される。
ある画家の話だ。その画家は90歳をすぎての死ぬ間際に、やっとわかったと語る。彼が描いていたのは自画像だ。

それがこの作品の核となる。

法律によって裁かれる「罪」とは何か。そしてそれは「真実なのか」ということに対して、この青年は、まるで自画像を描くように、妹の手助けを借り、「女性の誘拐・殺害事件」という、自分の生活や人生までも塗り込めた作品を仕上げた。
その作品には、裁判が必要であり、被告人となった自分を弁護する弁護士が必要不可欠である。
そこで、「真実と現実」を意識している、弁護士をこの作品に加えることで、作品を完成させようとする。
いわば、時間と空間を使ったインスタレーションのようなもので、自分と妹による準備、逮捕、弁護、裁判を経ることで作品が完成する。

法廷は、無実の者へ「罪」が被せられたり、あるいは犯罪を犯した者が「無罪」になったりという「罪」を生み出すこともある。不法な取り調べもさることながら、法律に則った弁護でも、法律を使うことでそれは行われる。
つまり、彼の作品のテーマは、「法律で裁く」ということへの「タブー」を炙り出すことではなかったか。
舞台の弁護士も、何も語らない青年の弁護をするのだから、真実でるあるかどうかは問わないのだ。

日本語訳の「禁忌」には、道徳的な意味合いがある。
つまり、触れてはならない「タブー」というよりは、もっと内面的な「タブー」について触れている作品ではないか。
シーラッハも弁護士らしい。

被告人となった写真家の青年は、彼の作品(つまり、事件とその顛末のこと)を通して、そのテーマを描こうとしたのだろう。
一番それが響くのが彼を弁護した弁護士であるはずだ。

弁護士は、青年の指示通りに動き、真相に迫っていくのだが、それは自分自身の精神を追い詰めていくことになるはずではないのか。
舞台の上では、ミステリーのごとく進行しながら、そうしたラストへつながっていくわけなのであるが、芸術(写真)家である青年の深みが見えてこないので、有名人が人騒がせなことをした人にしか見えてこない。

彼の審美的な感覚が、この作品(事件)を作らせたのだと思いたい。そして、追い詰められていくはずの弁護士の姿がそれに重なっていくはずなのだ。
例えば、「裸のマハ」のエピソードなど、いろいろ散りばめられたエレメントは、たぶん彼が企てた創作の伏線になっているはずなのだが、残念ながらそこが見えてこない。

開演前の舞台で行われていたことで、ストーリーの全貌を語っていた。
そこには、まるでテレビか何かのスタジオのような動きがあった。
蛍光灯の設定や、衣装が吊されたハンガーが左右に動き、舞台上にはテレビのカラーバーなどが投影されていた。
まるでこれから始まる舞台が、「つくりもの」であるかのような印象を与えるのだ。

確かに、舞台の上がそうした「虚構である」という大カッコにくくられていることで、舞台で語られる事件についてはわかるのかもしれないが、「虚構」ではなく、芸術家の彼にとっては切実とも言える作品ではなかったのか。「虚構」「真実」「現実」という狭間がポイントであるだけに、この演出は、余計なことだったと思う。

舞台では、映像が多様化されることでストーリーへの理解が高まり、スピーディな展開を可能としていた。
ただ、やや多すぎる感はある。

気になったのは、「文字が色で見える」ような特殊な感覚を持った青年の設定は特に活かされるわけでもないところだ。そういう感覚が彼の行動にどのように影響したのかが、原作ではどう描かれているのかは知らないが、演劇という限られた枠の中で語られるならば、彼の性格や行動への影響を匂わせてほしかったと思う。

また、彼の作品である「裁判まで」が完結した後に、冒頭のシーンが繰り返され、「罪とは」の問い掛けに対して弁護士はきちんとした答えが出せないのだが、出せないということが非常に大切なことではないのか。
そこをどう描くかが、この作品のキーではなかったと思うのだが、その扱いが軽く感じられた。

橋爪功さん、大空祐飛さんはさすがだった。

会場に行く前に、上演時間等の確認で、オフィシャルサイトを確認したら、「真田佑馬さんへのプレゼントは受け付けません」というようなアナウンスがあった。
どうやら彼は、ジャニーズの人らしい。
会場は、若かったり、それなりだったりの女性が多く、終演後も出待ちの人数も多かった。
彼もよくやっていたとは思うが、とらえどころがない青年が、後半に行くに従って、観客の前で変貌していく姿までを見せてくれれば、この作品がもっと心に響くものがあったのではないかと思う。
そこが非常に残念だ。もちろん、そこには演出の問題でもあろう。
ふっくら!人間関係

ふっくら!人間関係

動物電気

駅前劇場(東京都)

2015/06/06 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しめた!
前列二列めの座布団席に座るやいなや、目に入ってきたのが舞台天井にセットされた『たらい』。何回か観てますと、いつ『たらい』が落ちてくるのか、気が気でなりません。帯金さんが、やっぱりハマリ役。主宰の女装も、もはやお約束になりつつあるのか?エネルギッシュで、楽しい~!チームワークというか、座組みがイイんだと思います。皆さん、頑張って下さい!唯一の失敗は、隣の座布団を空けておいたばっかりに小林さんに座られちゃったことかも?次回も、期待しております!今作は一番、自分的にはスキでした!ではまた!

ちょぼくれ花咲男

ちょぼくれ花咲男

文月堂

座・高円寺1(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

訴えるものが弱い
 折角、江戸時代の被差別民を描くのだから、もう少し現代の被差別と絡めてシナリオを書いて欲しい。エンタメ即ち無毒では、余りに寂しい。まして、現在の日本政治は、アメリカ人ジャーナリストをして、キチガイ沙汰と言わしめるレベルのものである。庶民の視点を映すハズのエンタメに毒が無くて良い訳はない。(追記後送)

マイ・ベル

マイ・ベル

演劇ユニット パラレロニズム

d-倉庫(東京都)

2015/06/11 (木) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

舞台とは何か
 元女優の冴子は離婚後、娘のみちると共に再度女優を目指してそれ迄住んでいた町を離れ上京した。

ネタバレBOX

元々、実兄が、脚本家であり、親友は、兄の妻になっている。それで早速オーディションを受けるがバツ! 兄の家で大きな劇場のプロデューサーをしている五月と会ったが、彼はみちるをキャストに加えたいと言い出した。
 出演作は、南北戦争当時のニューイングランドで暮らす牧師一家の物語『小さな貴婦人たち』。父は、従軍牧師として奴隷解放を唱える北軍に出征。銃後を与る妻と4人の娘達の物語を約1カ月後に迫った公演迄に完成させる過程が今作の主眼である。従って、舞台の稽古が描かれる。当然、演出家対役者、映画対舞台と映画俳優と舞台俳優との意識の差、タイトな日程で本番に臨めるのかという役者心理、アクシデントと対応、上演中止危機も含めた鬩ぎ合い、舞台芸術とは何かに対する考え方の差、そこから来る方法論の差等々が俎上に上がり、解答が見付けられてゆく。この過程が実に興味深い。芝居の初心者は、どんな具合に舞台が作られてゆくのかを体感できるだろう。
みらい

みらい

アンティークス

OFF OFFシアター(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★

初見
好みに合わなかった。作り手の思いが強すぎるように感じる内容で、分かりにくいのが難点。床は平らにしたほうが、役者の動きがスムーズになって、妙な間が生じなくていいかと。

凡人16号

凡人16号

OTOZAK

原宿ストロボカフェ(東京都)

2015/06/12 (金) ~ 2015/06/12 (金)公演終了

満足度★★★★

タイトルに惹かれて拝見した
が、「L’Empire des signes」がいきなり出て来たのには正直ちょっと驚いた。

ネタバレBOX

自分が若い頃に読んだ本だったからでもあり、まさか、今の若者がバルトを知っているなど、夢にも思わなかったからである。今作では、この本の指摘する中で最もインパクトが強いと思われる部分を冒頭に挙げる。即ち“中心の空虚”である。東京の中心に位置する皇居は空虚であると指摘しているのだ。バルトは、日本の特徴をこの空虚に観、また可能性を見出している点もあるようだが、空虚であることが、一般性を持つのであれば、それは、如何様に解することも可能なハズである。
 今作が、自分が懸念するニヒリズムの肯定に結び付くのであれば、これは、哀しいことだと言わねばなるまい。日々、安倍のようなポチが、アメリカの指示通りに日本を作り変えてゆく中で、凡人16号が、唯一度、トドとキャップとの競争に負けたからと言って、その後、自己変革の努力もせず唯唯諾諾と彼らの侮りを肯んじ、指示に従うだけ、というのは、余りにスタティックで変化という大切な要素を見落としたまま、世界を測ったつもりになっているように思うからである。作者及び演者は若い世代に属するようだが、自分達の非力のエクスキューズとして今作を提示しているならば、寂しい限りである。

 一方、以上の指摘が、残念なことに正鵠を射ているならば、そうでない生き方を提示して貰いたい。その期待値を込めて★は4つ。
マインドファクトリー~丸める者たち~

マインドファクトリー~丸める者たち~

かわいいコンビニ店員 飯田さん

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

これが実態なのか
無性に怒りがこみ上げてきました。

ネタバレBOX

無理偏にゲンコツと書いて云々のような理不尽な高校野球の世界を描いたストーリーかと思いながら観ていましたが、途中から地方の名士とも言える立場を利用した監督によるパワハラ、セクハラどころではない暴力犯罪、性犯罪の実態を知らしめる重苦しい展開となりました。

フィクションだとしても火のないところに煙は立たずで、多かれ少なかれ高校スポーツの世界ではこのようなことが行われているのかと思うと、腹が立って腹が立って仕方がありませんでした。

随分可愛い劇団名に騙され、題名も意味が良く分からないまま観ましたが、野球部がマインドコントロールして自由に操ることのできる人材を作り出す工場のようだという意味だと観終わってから理解できました。

ところで、冒頭の試合中継の場面で、ツーストライクワンボールとかの表現がありました。ストライクを先に言う時代の話なのかもしれませんが、それならば球場の電光掲示板がBSOの順番になっていたのは変で違和感を覚えました。

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