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ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん’15 - 熱き想い -

ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん’15 - 熱き想い -

ダンス・プロデュース研究部

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★


120分、休憩1回。若干通向きの作品ではあったが、いつもながらこの人数でのコンテンポラリーを踊る力はすばらしい。

ばらの騎士

ばらの騎士

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/05/24 (日) ~ 2015/06/04 (木)公演終了

満足度★★★

ネタばれなし
兎に角、演奏に痺れました。

無名稿 あまがさ

無名稿 あまがさ

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

小説『雨傘』の世界が広がりました
川端康成の掌編小説『雨傘』の或る少年と少女の初々しい恋物語。
雨音が聞こえてくるようなリズミカルな情景描写が美しく、小説『雨傘』の中に自然と引き込まれていき、叙情的で素晴らしい舞台でした。
川端康成の生立ちや人生観、『雨傘』と同時期に起きた或る若き男女の心中事件、現代のメディア社会を結びつけての考察は、小説『雨傘』を色々な切り口から見ることが出来てとても面白かったです。

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

愛しています。
23日マチネ、初見の感想。二段目上手端の席。対角向きに座ると劇場全体が見渡せ、中央部も少し上からのぞき込む形で初見には絶好のポジション。
【はじめに物語ありき】
せつなすぎて心が痛い物語。もうすっかりお馴染みになったこの感覚。それあってこそのおぼんろの物語。せつなさの素は「愛」。この世界観が好き。
【予習】
おぼんろとしては初の戯曲を読んでからの参加。それ故に読んだ時の感想と比較しながらになるのかしら?元来あれこれ、例えば「こういう理不尽さってあるよなぁ」とか考えながら観てしまう方。が、ふと気づくと無心。言葉と目の前の景色だけをストレートに受け止めていた。この吸引力は語り部たちの物語力に他ならない。引き込まれ、終始うるうる。胸が熱く苦しい。
【「愛」】
一番感情移入するのはゴベリンドン。悲しい怪物だ。しかし彼に限らず、登場人物たちそれぞれの喜び、悲しみ、怒り、憎しみ、願い・・・それらの起結はすべて「愛」による。誰の心の中にも一輪の花がある。もし咲いていないなら、それはまだ種の状態なんだ。
【空間】
広い劇場も走り回れば狭く感じる。対角の一番遠い場所での動きのないシーンも感情を揺さぶられれば近くなる。が、ふと気づいた。対角付近で演じられた淡々としたシーン、これはアブナイと思った。その日の私にはギリギリ許容範囲だったが、積極的に物語の世界に入り込もうという意志のない人には退屈に感じるのではないか?私でも体調悪い時だとアブナイぞ、と。実際友人の隣の人は寝ていたらしい。
これが満席なら感情の伝播が働くかもしれない。が、この規模でやるためには客の入りに左右される様じゃダメなんじゃないか?
更なる奇跡のためにはフラリと訪れた人の心をガッチリ掴んで離さないことが必須。もうひと工夫必要な気がした。

とっても大好きな世界に浸ることができて幸せでした。
が、まだ伸びシロはあるはず。
だから今回は最高点はつけません。次回に期待しています。

かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

あなたはA⇒B派?僕はB⇒A派(観劇順です)
Bに引き続きA「マレーネの晩秋」観劇。

フライヤーか何かに載ってて気づいたんですが、
A110分、B70分だったんですね。

作品自体もゲームで言えば
Aが本編、Bはファンディスク的なものと感じました。


で、観る順。
(自分はB⇒A順だったので想像ですが)

A⇒Bが本来正しい観賞順(#1、#2ですし)
(A本編を見て、気に入ったらBであの人達のその後、を更に楽しむ形)

B⇒Aは本来邪道なのでしょうが、自分はこれが逆に効きました。

Bで表の顔と少しだけ裏の顔を眺めた人物達について、
Aで知らなかった事実(伏線的な要素)を
どんどん驚きながら回収していくという。

だから「A⇒B⇒A」って言ってたんだな、あの人。
(両方の楽しみ方が出来るから)。

※ 「かべぎわのカレンダリオ」で絶対にやっちゃいけない観劇方法。
  Bだけ観て「こんなものか」と判断してAを観ない。

  Aを観て同じ判断を下すのは仕方ないですが、
  Bはあくまでファンディスク、
  本編Aを観ないと観劇者として「完全燃焼」出来ず、
  「かべぎわのカレンダリオ」の面白さとカッコ良さ、
  作/演出の観せたかったものが正しく伝わらず、
  正当な評価が出来ないんじゃないかしら。


で、感想。
A「マレーネの晩秋」はBとは打って変わって
光と闇、表と裏の世界が交互に映し出される
かなりシリアス、ハードボイルド(?)寄りな世界。

(ネタバレは避けるとして)
メイン役から脇役までしっかりとした背景と感情の機微が
設定/表現されている、
非常に細やかさを感じさせる脚本/演出、
そして何より各人の演技
(特に大人でダークなカッコ良さの表現)が素晴らしい。

メイン役はもちろんサイドの方の思わぬ一言や行動に
漢(おとこ)と女、それぞれの美学が込められている、
とても豪華なハードボイルド世界でした。
(ある意味古き良き時代のルパン三世も入ってるんですよね( ´ー`))


で、裏世界(マフィアの世界)から表世界(映画館スタッフと観客達)からの
切り替わり、起伏と緩急のバランスが見事で
恐ろしいほどの緊迫感を味わった後に、
ほどよいゆるさで笑わせてくれる、
かなり観客の「感情操作」が上手な舞台でした。


※ ただ、シアターKASSAIの前席のパイプ椅子。
  2劇続けて観劇したらどんどんどんどん
  お尻が痛くなってきてまいりました。
  しかも椅子の足がゆがんでいるのか
  ちゃんと固定されておらず、
  体重移動させると音が鳴ってしまって・・・
  (座布団しくなど工夫はしてくれていたのですが)

ネタバレBOX

【思った事】
ほとんど感想は表に書いてしまいましたが、

※ ちなみにカレンダー(カレンダリオ)は
  主役の殺し屋兼映画館の会計士の名前です。
  感想書いてて「こりゃ観てない人は意味分かんないな」と思ったので説明おば。


・ 「かべぎわのカレンダリオ」という言葉の意味が分かりました。
  かっけー、ハードボイルド小説の主人公って感じですわ( ´ー`)


・ この舞台(A、B)は、単に映画館での出来事ではなく、
  「映画」というものを物語の重要なキーワードとして使っている。

  ・ マレーネがカレンダーに好意(「おじさま」としての)を持つのも「映画」つながり。

  ・ 引退したマフィアボスの「映画」にかけた想い。
    そして、カレンダーが「映画」に詳しくなった理由。

  ・ マフィア兄の妹との真実のつながりを示す父の「映画」。

  ・ 神父の「何故あの娘(マレーネ)を殺さない?」の問いに対する
    カレンダーの答え。

  なんか、趣味「映画」ってだけでカッコ良く思えてしまいそうです( ´ー`)


・ 思わぬ裏設定(事実)
  ※ 多すぎるので覚えているものをいくつか

  ・ 映画技師と見習いはカレンダーが殺し屋である事を知って、
    なおかつ殺した死体の処理に手を貸していた(ちょっと怖い・・・)。

  ・ あの口うるさいだけのマネージャー(?)が
    マレーネの父(元マフィアボス)に娘の警護も
    任されたマフィア(?)だった。


・ 「ボス」と呼ばせた男が生み出す舞台上の緊張感がすごい。
  映画館の温かみのある場面を一転して
  マフィア達の恐ろしい世界に変えてしまう
  あの力に溢れた演技は素晴らしい。
  (そしてそれを途中退場させてしまう脚本がすごい、「アッ!」と驚く。)


・ 同時に映画館場面でほのぼの、笑える空気を作ってくれる
  各映画館スタッフ陣とぽっちゃりの観客さんのやりとりが素晴らしい。


・ カレンダーが「映画に詳しい殺し屋カレンダー」になるまでの過去が深い。


・ マフィア兄の、妾の子としての母親の死への復讐に始まり、
  カレンダーの過去から自分と重なるものを見出し、
  カレンダーの心を掌握しようとする行動。
  そして、父達が作った「映画」を観ることで
  義理の妹と自分との関係に対して生まれる葛藤の表現が演技含め見事。


・ (名前分かるので出します、「サイショさん」)
  単なる「ボス」の手下に始まり、
  かつて自分が子犬の件などでマフィア兄と
  非常に親しくしていた事を思い出し、仕える事を決意する。

  そして物語最後、映画館の抵当権書類をマレーネに渡し、
  マフィア兄の近況と
  「カレンダーはきっと戻ってくる」と予言して去っていく、
  マフィア手下はテライケメン( ´ー`)


・ マフィアから足を洗い、酒と映画の毎日を過ごす
  元マフィアボスに少々愛想をつかし、
  その上元マフィアボスの(かつてのマフィアとしての)
  面影を見た事からマフィア兄に協力する殺し屋「ピアス」。


その他多くの役がみんながみんな
ハードボイルド的(?)に「かっこいい」存在でした。


? 分からなかったのは、
  カレンダーが元の人格「ダンテ」だった頃、
  妹を亡くした事を何故元マフィアボスのせい、として恨んでいたか。
  (結局助からなかった、とかそういう事じゃなかったんですかね、
  直接的に元マフィアボスの何か悪の手が伸びたんですかね。)

  そして何故その記憶を失ったか。


バンタムクラスステージさんをコメフェスで初めて観た時、
「僕らの本来のスタイルは結構シリアス目な作品なんですよね」
と言っていたのですが、
その意味/劇団の本来の作風が非常に良く分かる良作でした。

ただ、観劇順情報は欲しかったなあ。
(Bだけ観て帰る、をやってしまう可能性があったので・・・)

PS.他の方の感想を読んでいて「ああっ!」と驚いてしまいました。
  AとBって同時間軸内の物語だったんですね。
  どうりで「同じ芝居」が入ってる訳だ。。。

  自分はてっきり、Aが終わった後戻ってきたカレンダー達の日常が
  Bだとばかり思ってました。。。まだまだ観劇眼が足りないなあ(´;ω;`)

『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★

『ひとよ』★【横浜公演】6月6日・7日KAAT大スタジオ!★

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/27 (水)公演終了

満足度★★★★

KAKUTAらしさ全開の一作/約120分
田舎のタクシー会社を舞台にした、ワケあり一家とそれを取り巻く人々の物語。
途中までは或る人物の描き込みが足りないようにも感じたが、観終える頃にはその不満も解消していて、その作劇の見事さに感服!
ベースは重い話なのにドタバタ騒ぎが相次いで笑いも多く、KAKUTAらしい悲喜こもごもの人間ドラマをお腹いっぱい味わいました。

ネタバレBOX

タクシー会社を営む一家の母親が、呑んだくれては子供たちに手を上げる暴力夫を殺して出頭し、15年後に戻ってくるお話。
殺された夫の人物像があまり伝わってこず、そこにもどかしさを感じたのは私だけではあるまい。
が、息子に裏切られた中年運転手・堂下がショックから呑んだくれて会社に現れ、酔いに任せて暴れ出すくだりに至ると、堂下と殺された夫が二重写しになり、暴力夫にも少なからずあったに違いない人間味が立ち上がってきて、夫の描写不足に不満だった観客たちは一気に溜飲を下げる。
この劇構成の見事さには感嘆!

それまでの堂下が温厚な人物として描かれていただけに、上の“豹変”の劇的効果は絶大でした。
ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん'15 熱き想い

ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん'15 熱き想い

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1493(15-181)
13:30の回(晴)。
時間まで1Fで待つ、13:00受付(この時点で並んでいたのは20人くらいかな)、開場、BGMは演歌のようです。13:27前説(120分、休憩あり)、開演~演目①14:10、~演目②14:46、休憩、14:57~演目③15:31。

①平原慎太郎作品②村本すみれ作品③伊藤キム作品。

「ぴちぴち~」は4公演目(2012は忘れてた)、昨年あたりから「?」な感じが強くなってきていて、ダンサー6名、阿倍さん、岡安さん、亀頭さん、佐々木さん、田端さん、吉田さん、この公演の直前「指切った。(2015/4@セッションハウス)」にも出ていて、そちらもよくわからないのでした。なんといっても、セリフのあるダンスはどうしても違和感があってダメなのです。

流石に客席に近い位置でのスピードある振り付けは(身体として)かなりの迫力ですが、爆発したようなものや、ガキ大将のような振る舞い、ゾンビのような振付はダンスでなくてもいいのに、と思ってしまいました。とはいえ、全力で取り組む姿はとても眩しい。

これからもニチジョはこの方向でゆくのか。

【無事終幕】「私が私でいられた最期の12日間」【多数ご来場大感謝】

【無事終幕】「私が私でいられた最期の12日間」【多数ご来場大感謝】

JOHNNY TIME

エビス駅前バー(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

なるほどなるほど〜
おぶざでっどシリーズよりも、
やんわりとした仕上がり。
笑いもあるが涙もある。
涙腺の弱いかたはハンカチのご用意を。

ラストは意外な展開で幕をとじます。

ネタバレBOX

全てを受け入れましょう。
スワン・ダイブ

スワン・ダイブ

カムカムミニキーナ

本多劇場(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★

理解不能
私がバカだからでしょうか?難解・理解不能。
開始10分でストーリーに着いて行けず、置いてけぼり。
でも、八嶋さんはじめ、キャストに魅力的な人が多く、劇団のパワーを感じました。

トウキョウの家族

トウキョウの家族

Theatre劇団子

駅前劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

「トウキョウの家族」
 認知症の母を抱えて、伊豆大島で民宿を営む長女浜子、結婚して大阪に住む三女星子、父が亡くなる原因を作り、長女と感情を掛け違い反目し合い、家を出て音信不通の次女月子。

 母がオレオレ詐欺にあったことから、大阪からは、三女星子夫婦が駆けつけ、長らく音信不通だった次女の月子が婚約者らしき男をつれて、ふらりと戻って来たことから、伊豆大島を舞台に繰り広げられる家族の物語。

三姉妹の姿の要素は、それぞれ自分の中にあり、自分と重なり、笑いながらも何度も涙が溢れた素晴らしい舞台。

 杏泉しのぶさんの長女浜子の姿は、認知症で日に日に壊れて行く父を抱えて、一番辛かったちょうど一年前の自分の姿そのままで、身につまされ、浜子の叫びは当時私が胸の中で叫び続けた言葉そのもので、浜子の気持ちが手に取るように、皮膚感覚として解り、一番感情移入して観ていた。

 兄がいても、常に父の事を頼むと言われるのも、しっかりしてるの、落ち着いているの、強いのと言われ、親戚や友達、先生に言われ続け、常にそう居ることを強いられて来て、「なぜ兄には言わずに、私ばかりに言うの。解放して。」そう思いつづけたのと同じ思いを浜子が吐露し叫ぶのを見た時、「これは私の姿だ、私の物語だ」と堪えきれずに、涙が後から後から頬を伝った。

 浜子と同じ位の15歳の時に、心の支えの母が亡くなり、家事をしながら学校に行き、辛くても弱音も吐けず、自分の悲しみの中に閉じ籠り、自分の悲しみしか見えていない父や兄に甘えも頼る事も出来ず、私がしっかりしなければ、この家は暗くなると泣きたくて、叫びたい時も笑って、馬鹿を言っていた姿は、佐佐木萌英さんの長女と次女の軋轢の間で、常に無理しても笑っていようとし続けていた星子と重なった。

 何も気づかない振りをして、反目し合う姉たちの間で母を気遣い、せめて自分が笑っていなければ、この家の空気が重くなってしまう、みんなが幸せになる為にと笑いながらも、疲れ逃げ出したい気持ちと闘っていた星子の姿は、15歳からずっと続いていた私の姿でもあった。

 大島翠さんは、姉にも家族にも素直に、優しくなりたいのに出来ない、婚約者と偽って連れて来た入れげたホストにDVを受けているのを隠して強がって、助けてと言えない家族に対して不器用月子を描き出す。

 その姿は、母が亡くなる一年ほど前から感情を掛け違い、言葉と態度によって傷つけられ続けて拗れた父との確執を如何ともし難く、認知症になって、気に入らないとぶったりけったりするようになった父に、優しく出来なかった、一年前の自分の姿と重なった。

 誰の中にも三姉妹の姿と重なる部分があるのではないだろうか。それを目の当たりにして、観ることによって、いろんな感情が蠢き、泣き、そして何かが放たれたように、すっきりしていた。

 大高雄一郎さんの月子にDVを働く葛山は、観ていて怖くなるほど、完全に葛山としてそこにいて、迫力があった。

 斉藤範子さんの母絹恵は、どんなに呆けても、母としての思いや母性、子供への愛情がふっと戻る瞬間があることを見せてくれる。

 それは、きっと男親と違い、臍の緒で杜月十日子供と繋がっているというその絆の強さをも感じさせる。

 三姉妹の姿に自分の姿を重ね、三姉妹の姿を通して、「家族とは何か」を、笑って泣いて、深く胸に問われた最高の家族の物語でした。

                            文:麻美 雪

かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

A 納得のハードボイルド
A公演 マレーネの晩秋 観劇。
ラウラかわいいよ、ラウラ。←
マレーネの宮島小百合ちゃんがとてもヒロイン力高くて、ラススマも楽しみ。バラキ牧島さん(StudioLife)を見れたのも嬉しいな。神父小川さんかっこよすぎだろう…ピアスとの対峙とかさ…
先にBを見てから、今日のAだったので、数日反芻して溜まった謎が解決されていったのもアハ体験だったし、バンタムの特徴とも云われてるヒリヒリしたシリアスな展開も良かったな。
完売続出も納得の公演でした。
確かにA→Bの順の方がよかったかもねぇ。

屋根裏

屋根裏

燐光群

ウイングフィールド(大阪府)

2015/05/22 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

屋根裏
初めての燐光群。うわさに聞いていたのと違って、お茶目でした。ギミックが素晴らしく、狭い空間はかえって広い世界を想像させてくれます。広く展開したエピソードが徐々に狭められていくのにもぞくぞくしました。だからこそ、初演がどうだったのか気になります。約140分、初演はきっと勢いで押し切っていると思うのですが、再演を重ねて円熟している今、だからこそ長さが気になってしまいました。

ゴベリンドン

ゴベリンドン

おぼんろ

吉祥寺シアター(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛の成長譚
おぼんろの本公演観劇は二作目。
成長譚なんだけど、切なくて美しくて力強い。語り部のころころと変わる表情、身振りが素敵。次は何処から現れるのかとワクワクする感じ、舞台装置の妙、明り、音楽、楽しい。受動的に見るのではなく、物語の一部として居るのかもしれない。
おぼんろの公演は、自分が物語の中に居て進行していくように思えるから素敵。客席も舞台美術というか、計算の内というか。美術も圧巻だし、衣装もすごいし、メイクも凝ってて良いのですよ。

※おぼんろの本公演では、フラッシュや音がOFFであれば劇中も写真の撮影がOK。でも、周りのお客さんや、当然ながら演者の邪魔にならないように注意!

「チケ代貧乏なので・・・」という人も居るかもしれないけれど、 おぼんろの価格設定は”貧乏な人”価格もあります。さらに言えば、言い値公演(要は投げ銭)もあるんで、じぶんで決められたりもします。お試しでも良いので、この熱に触れて欲しい。

真夜中の時間割 約束にまつわる真実亡き問題提起

真夜中の時間割 約束にまつわる真実亡き問題提起

削除

RAFT(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/18 (月)公演終了

満足度★★★★

文系観ました
これは絶妙に面白い短編集。早口セリフに圧倒されるけど、元ネタのアレンジが素晴らしく、実に奥深い。今までに観たこの劇団の作品では一番の出来。理系も観たかったなー。

トウキョウの家族

トウキョウの家族

Theatre劇団子

駅前劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

祝復活!
ホントに久しぶりの観劇。やっぱりよい劇団ですね。面子も多少は変わってしまいましたが、相変わらず慈愛のあるお話でした。あー大島に行ってみたいです。

盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

盗賊と花嫁【公演終了しました!ご来場誠にありがとうございました!】

くちびるの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

シンプルで良かったです。
対面式の客席が新鮮でした。

かべぎわのカレンダリオ

かべぎわのカレンダリオ

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/05/14 (木) ~ 2015/05/25 (月)公演終了

満足度★★★

B⇒A順で観劇する事になり、本日B観劇時点での評価は凡ダッシュ
B「ラウラの夏」観劇。

自分にしては珍しいのですが、
CoRichやツイッターでの本劇の評判の高さを聞いて
慌ててチケット予約。

5/24(日)朝からの公演順がB⇒A⇒Bとなっていた事、
早い時間から観たかった自分は、
(A⇒Bの順じゃないと問題あるんじゃないかな?)
とは思いつつ、B⇒Aの順での観劇を選択しました。


フライヤーで基本設定を知り、
観劇を開始してすぐからの流れ、

「アレ?フライヤーの説明での空気感とは違う?(全然明るい?)」
と演技に笑いながらもその辺りに違和感を感じていました。

しかしその後、舞台の暗転ごとに見えてくる
同じ世界を違う角度から見たかのような雰囲気の切り替わり、

そして一部メイン役の表と裏の顔が見え隠れするさまに
「面白そう!」とは思えたのですが、
「面白い!」と断定できませんでした。

70分という短い時間の中でそれなりに動く物語展開、
しかし感情がどうにも引っ張られきらない、
それは何故?


そう、気になっていたメイン役達の隠された背景が
(全部)表に出てきてないのです。


そして気付きました。
共通キャストになっているこのメイン役達、
この背景を知るには
「やはりまずAを観る必要があったのではないか?
その上でBを観るからこそB自体に
すんなり入っていけるのではないか?」

終演後、近くの観客の方が言ってました、
「A⇒B⇒Aなのよ」と。


また自分の「やっちまったなあ」系のミスです。

きっとAでメイン役達の背景(過去)に触れて、
そしてBでの展開を楽しむのが正しい観劇スタイルだったのかな、と。

※ つまり本作品は
  「A+B合わせて1本」、

  単独して1本で成立した作品というよりも、
  両方、順を追って観る事により
  面白さが格段に上がるタイプなんじゃないかな、と
  (特に後編的な位置にあるBは単独では成立しないのかと)。


そういう意味で残念ですが、
今の所Bを先に観ちゃった時点での評価は凡ダッシュ、
いい所もあるけど、ちょっと物語の世界が自分には捉えきれていない
(Aを観てない為)、という感じでしょうか。


次にAを観たら自分の中のA+Bの総合評価が
変わるような気がします。

ネタバレBOX

【思った事】
・ 異国系の舞台での役の名前って
  何か特徴や「きっかけとなる出来事」がないと
  覚えにくいんですよね、

  そういう意味で最初、
  「どっちがマレーネでどっちがラウラだっけ?」
  と何度も分からなくなってしまいました。


・ 単なるキッチリタイプの映画館会計士、とみせておいて
  実はマレーネの頼りになる「おじさま」にして、
  「??(A観てないので背景不明)の元殺し屋」

  マレーネのピンチにかけつけ、
  殺し屋3人向き合う場面、
  すごく「いい空気感」を出した所で暗転。

  ※ Aを観てない自分は結局この会計士の
    隠された事実を知る事が出来なかったのが痛いです。
    そして、マレーネ、ラウラの義理の姉妹についても。
    (特にマレーネが命を狙われた理由が・・・)

    Aでそこが分かっていると
    多分短い時間で展開する各場面各場面について、
    もっと感じるもの、吸引力が高まったものと思われます。


・ 話が横にそれますが、
  イタリアの古い映画館のくだり、
  イタリアでの映画鑑賞は途中に休憩をはさんで
  ジェラートを楽しむ、というアレ、
  想像して「とてもいいアイデアだな」と思いました。

  日本の映画館は収入のほとんどをフード類の販売に頼っているとの事。
  だからポップコーンなどが売れるのは大いに結構なのですが、
  問題は映画観賞中にみんながそれをバリボリ食べる音。

  映画の構成方法に工夫が必要ですが、
  途中に休憩を挟んで
  小腹がすいたりのどが渇いたりしたみんながフード(ジェラート)を楽しめる、
  そんな観劇スタイルに変わったら
  自分ももっと映画+フード類を楽しめるのかなあ、と。


・ 先生が「8月の○○(映画のタイトル忘れました)はいい、
  亡き妻と最後に観た映画です」と語ったシーン、
  ちょっと涙腺引かれました。

  そして自分としては最初から気になっていましたが、
  せっかく世に生み出された1本の名作に、
  他人が勝手に手を入れてしまう行為、
  それを「今更だけどやっぱり良くない!」と
  いうマレーネの気持ちには同感です。


・ あの女教師は出てきて男先生とモメる段階から、
  「きっとこの2人はデキてる、
  あるいは最後に結ばれる存在なのだろう」
  と早い段階で勘ぐってしまいました。

  まあ、その後の流れで
  「もしかしてやっぱりラウラと??」と
  場面を観ていていろいろと想像を楽しめる形に
  物語を展開してくれたのは良かったです。



さて、これからA「マレーネの晩秋」観劇。
「かべぎわのカレンダリオの本当の力を見せてもらおうか!」( ´ー`)

PS.☆は3つですが、
  「続き」(本来逆ですが)が観たい、
  舞台上の演技は良かった、
  という意味で「お薦め」に入れさせていただきました。
劇場版 サヨナラワーク

劇場版 サヨナラワーク

ネリム

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★

次は大人の恋を
“女の子はマシュマロで出来ている”と思い込めると信じるほど、初心な男と、恋に恋する乙女を演じていられる女の子たち向けの心理劇。

ネタバレBOX

シェアハウス、サヨナラワークにやってきたのは、バイト先の妻子ある店長によるストーカー被害に悩んだなるみ。大学時代の親友、まゆみが暮らすサヨナラワークをシェアすることになった。同居人は、コメディアン志望のともみ、ジェニファー・ロペスに憧れるさわこ、二次元のイケ面に萌えるもえこ、女の子専用のシェアハウスである。
ところが、近所のコンビニに入っている学生バイトが理想的イケ面とあって、彼女達全員が、彼に恋をしてしまう。而も、この店員、ニュースで報じられた殺人犯そっくり。1人の男を恋する複数の乙女たちには、不思議なことが起こり始める。彼を見て以来、一人、また一人と忽然と姿を消してしまうのだ。この謎解きは観てのお楽しみ。
“ … In The Attic ”

“ … In The Attic ”

まごころ18番勝負

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
凝ってますよね。

私のエディット~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語~

私のエディット~松坂慶子が語るエディット・ピアフの物語~

ジェイ.クリップ

三越劇場(東京都)

2015/05/20 (水) ~ 2015/05/22 (金)公演終了

満足度★★★

ちょっと物足りなく感じた。
エディットピアフは映画で観ており、好きな演目。
朗読劇でどのように魅せるのか興味があり観劇。
これはこれで良かったが、ちょっと物足りなくも感じた。
上演時間約2時間。

ネタバレBOX

エディットピアフの母違いの妹が原作。
松坂さんの朗読自体はとても緩急があり楽しめた。
エディットピアフは才能に溢れていたがプライベートの幸が薄く、それが伝わってきた。
ただ、朗読と朗読の合間に歌って欲しいと感じる場面が多々あった。
そこが物足りなかった。
最後に歌ってくれたが、これは見事だった

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