第23回王子落語会
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/07/21 (火) ~ 2015/07/21 (火)公演終了
満足度★★★★
はちきれそうで
楽しゅうございました。
ネタバレBOX
瀧川鯉毛 「やかん」 先生と愚者の物知り論議。
神田京子 「出世の馬揃え」 山内一豊の出世話。
瀧川鯉昇 「ちりとてちん」 知ったかぶりの嫌な奴には腐った豆腐を。
中入り
桂米紫 「たぬき賽」 サイコロがつつつつと走っても。
神田京子 怪談牡丹灯籠より「お札はがし」 百両もらえれば。七月大歌舞伎が観たくなりました。
上手最前列辺りでぼそぼそ会話するお婆さんたちがいましたが、負けずに頑張りました。
グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
笑った笑った!そして泣いた!
ハードボイルドな単発ものと違って、騎士シリーズはハートボイルド。
今回は恐らくシリーズで一番笑ったと思います。
風吹&紅ちゃんの名コンビはもちろん、西園寺&権藤の名コンビも見てて安心感ある上に面白い!
キリコは何か愁いを帯びてて魅力再発見!
南雲大健闘してましたね!
オハラと泊の存在感ハンパない!
神崎、秀虎、会田トリオ、いいっすねー!
瀬古も味がありました!
今回特にお気に入りは、波多野、音野、北条、花岡。
達者!!
いいわー。
波多野地味に上手いし、音野のはじけっぷりは拍手して爆笑したし、北条マジでかっこいいし、花岡ちょーいい女!!(笑)
大満足でお腹いっぱいになりました。
ラスト衝撃!!次回が待ち遠しいです。
祝祭
Trigger Line
小劇場B1(東京都)
2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
重層構造
意欲的でしたが、肝心の革命運動グループの存在が希薄でした。
ネタバレBOX
政治犯の釈放を求めて在ペルー日本大使公邸を占拠した革命運動グループの事件に、フジヤマ大統領が組織した私兵集団が過去に引き起こした不祥事を隠蔽するために司法省判事を暗殺しようとする大統領の思惑が絡み、さらにはこの暗殺役が大使公邸占拠事件の交渉人の妻にしでかした過去の悪事が明らかになる話。
神父が大統領自体を支配する経済マフィアの存在を強調し、さらに複雑な重層構造になっていました。ただ、神父はその組織の意志に従って動いているかのように吹聴していましたが、大統領の私兵の一人に過ぎず、大統領の命令で動いていたに過ぎませんでした。
トンネルを掘っていることを革命運動グループが知ってなお、何もしなかったのは不思議でした。様々に絡んだ話ではありますが、下っ端が騒ぐだけで肝心の革命運動グループの存在は希薄でした。
交渉人の自殺した妻に似ている革命家の女性ですが、一番重要な女性の割には全体を通して響いてきませんでした。最初の結婚式シーンは、薄暗闇の中でやられても誰と誰の結婚式か分かりません。事件当日、大使公邸内で結婚式があったのかと思ってしまいました。また、ウエディングドレスがちゃち過ぎて、結婚式そのものが不要だと思いました。
大音量の上を向いて歩こうは雰囲気が出ていました。
女中たち
トライストーン・エンタテイメント
シアタートラム(東京都)
2015/07/11 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
あー!面白かった―!
7月18日(土)18:00【A】:ソランジュ=矢崎/クレール=碓井を拝見。
女中たちのごっこ遊びを盗み見る。物音を立てて気付かれてはいけないから、早く立ち去らなければと感じながらも、好奇心が私をその場に縛り付ける。もしかしたら彼女たちは、大勢の目に見られていることを知っているのかもしれない、そんな薄いレースのカーテンがはためく瞬間にも、脈打つような興奮を覚えてしまう。
Phantom Form, Invisible Move
Arcairo
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了
満足度★★★
想像してみよう
生活、政治、色んなことに想像力を発揮してほしいものです。
ネタバレBOX
いいむろなおきは得意のカバン芸、以前はメンバーよりも下手だったように感じましたが今回はそこそこでした。長谷川寧は思考芸、想像してみようがテーマだっただけに考えていました。
ラジコンカーが目の前のプロジェクターのコードに絡んで車輪が空回りしました。動かしてあげようかと躊躇していたところにスタッフの女性が登場して、出演者が体調不良云々と言って移動させ、すぐさま復調したとのことで再開しました。想像してみようですから、観客が動かしたら動かしたで、それに対応するバージョンもあったのでしょうが、全ては仕込みでちょっとがっかりでした。
シンデレラ
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/25 (土)公演終了
満足度★★★★★
若手ペア。
子どものための劇場ですが、豪華なキャストで、とても丁寧な舞台です。
この日のキャストは細田シンデレラと奥村王子です。
細田さんは、とても品のある優雅で可憐なダンスを踊ります。奥村くんととてもあってました。奥村くんはおねえ様と組むことが多くて、何となく精彩を書いていることが多かったのですが、今回はキラキラしていて素敵でした。
子どものためバージョンのシンデレラは、義理のお姉さんたちを女性が演じます。これもとても楽しかったです。
猫と洞窟と夏についての試論
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/07/23 (木) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
10代の事情
十七戦地で柳井氏が見せるミステリーの重厚さが“大人の事情”から発するならば
10代には“10代の事情”が存在して、人生を左右するほどの重みを持っているのだ。
彼らの若さゆえの行動が連鎖するところは説得力があるが
主軸となるキャラの設定や演出等に、若干の疑問も。
ネタバレBOX
小さな会議室に長テーブルが並び、丸椅子が置かれている。
下手は会議室の外、廊下へとつながるスペース。
歌舞伎町のビルの一室に集まった7人の男女は、皆同じ手紙に呼ばれて来た。
彼らは「高校生科学技術コンクール」出場常連校だった
大江学院高校科学部の元メンバーで
5年前、全国大会を目前にある不祥事から出場資格をはく奪され、
関係者は重い処分を受けた。
メンバーのその後にも大きな影響を与えたこの出来事が、
1通の手紙によってもう一度検証されようとしている。
手紙の差出人は誰なのか、そして不祥事は本当にあったのか…?
当時1年生だったメンバーが議事進行役、それを補佐するのは
5年前に唯一学校に対して好意的な記事を書いたフリーライターの男である。
事実を検証し直していくうちに少しずつ嘘が露見していく様が面白い。
10代の、彼らなりに切羽詰まった世界がリアルに描かれていて、
嘘をつく事情に説得力がある。
ただ、唯一大人として参加しているフリーライター(池田智哉)が
中盤やり込められてオタオタするところは少しキャラに違和感を覚えた。
彼もまた忸怩たる思いで参加している不完全な人間だとしても
だからこそ真摯に、大人ならではのアプローチをしてほしかった。
牽引する立場の人間は魅力的な方が観ている方は素直について行ける。
手紙と、それに同封されたという写真を
客席のパンフの中に入れた演出が素晴らしい。
あれで共有する情報が一気に増え、一緒に謎解きをする面白さにつながった。
あのスペースをほぼ半分に区切って会議室を小さくしたのはなぜだろう?
もう少し広い空間にしたら、進行役が客席に背を向けなくても良いだろうし、
テーブルの間を移動するのもスムーズになったかもしれないと思う。
空間と配置に工夫の余地があるような気がした。
カッとなりやすい短絡的なパン屋を演じた前田ちまきさん、
エリートコースを歩む多田を演じた室田渓人さん、
岡山の蓮農家の男を演じた三宅勝さんが印象に残った。
イヌジニ
雀組ホエールズ
OFF OFFシアター(東京都)
2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
殺処分ゼロ。
とても心に衝撃を受けた作品でした。
エリザベート
東宝
帝国劇場(東京都)
2015/06/11 (木) ~ 2015/08/26 (水)公演終了
満足度★★★★
更に深みの増した花總エリザベート
今日は、井上トート、田代フランツ、京本ルドルフ、剣ゾフィー、山崎ルキーニ初見。
想像通り、井上トートは、見た目は美しいものの、エロティシズムが、かなり不足して、エリザベートとの関係性の変化に、ドキドキしない欠点が。死という、人間ではない存在の摩訶不思議な威圧感もないので、トートダンサーに埋没してしまう箇所もあり、存在感が希薄でした。コンサートで歌っている域を出ないトートでした。
山崎ルキーニには、猥雑さや凄味が不足。ただの狂言回しの域を出ず、終始、殺人犯ルキーニとしての、立居振舞が観られないのは残念でした。
京本ルドルフは、容姿端麗で、初々しくはあったものの、自殺前のダンスに、まだ型通り踊ることに気を取られているふしが見うけられました。将来が楽しみな俳優さんだと思いました。
片や、花總エリザベートは、各シーンでの演技が、より深まり、特に、「私だけに」のソロで、エリザベートの決意表明までの、心の軌跡が、手に取るようにわかる歌唱描写力に、感動を余儀なくさせられました。気品があるエリザベートで、本当に、長年待っていた甲斐があるなと嬉しくなりました。
花總、城田、佐藤、古川、香寿、尾上の組み合わせの日がもしあれば、是非もう一度拝見したいなと思います。
ネタバレBOX
新演出は、スピーディな展開を助けているのですが、その分、各人物の心象風景を濃密に描く場面が減って、舞台を淡白にした印象を受けます。
どちらかと言えば、コンサートを観ているような、観劇感でした。
従来の「闇が広がる」や、エリザベートとトートの、迫真の関係性が希薄になり、様々なデュエットで、感じた緊迫感や陶酔感を、あまり感じず、舞台に酔えないのが、少し残念だった気がします。
フランツは、やはり、禅さんが最高でした。今回のキャストは、フランツに限り、若過ぎたように思います。
LAST SMILE ラストスマイル
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
初日OPから泣きました!!
OPで4年前のラスマを観た記憶が一気に蘇り…新しいラスマのはずなのに、懐かしさを感じ…涙が止まりませんでした!!
キャストが変わって、リライトされての一新したラスマ…大好きなキャラクターたちが、そして新たなキャラクターたちが、そこに生きていて嬉しかったのです!!
4年前、そしてDMF時代のラスマを観た人たちにも、是非観て欲しい。
初めて観る方にも体感して欲しい。
彼らの生の時間を共有して欲しい。
そんな舞台です★
四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏
骸骨ストリッパー
ひつじ座(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/28 (火)公演終了
満足度★★★★★
スマイリー☆赤丸
スマイリー☆赤丸の初日、観てきました!
めちゃくちゃ笑いました!
テンポがよくて、台詞も言葉が楽しく踊ってます♪
衣装もカラフルでキュートです☆
思いっきりおポンチで笑いたい方は、ぜひぜひ観てください(^^)d
グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★
ハドボイドゥドと人情
尺が2時間程の作品で、この劇団のシリーズ物第6弾。
ネタバレBOX
アメリカか南米の腐った都市を思わせるシティー。ここにレトロな人情と俠気に生きる貧乏探偵。マッポと政治屋と金次第で何でもやる頭のいい下司野郎・片付け屋グループ、ヤクザ崩れの窃盗団、少年ギャングVSヤクザで少年ギャングボスに惚れ、組織を裏切った元ヤクザ等々、例によって因縁絡みのキャラクターが登場するが、以前、このシリーズを観ていない観客にも楽しめる内容にはなっている。然し、今回、本線と内容的にリンクしないギャグの多用が序盤・中盤中ごろ迄目立ち、ちょっと食傷した。この辺り、もう少し余分な物は狩り込んで尺を短く濃密なものにした方が芝居としての完成度は高くなるように思う。
幸せ・ごっこ
座・一座
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2015/07/23 (木) ~ 2015/07/24 (金)公演終了
満足度★★★★
幸せ 求めるのも与えるのも ぼちぼちで良いと思う。
何だろうか 幸せ 芒の為 自分の為 亡き母の為 亡き母を思う自分の為 人の為になる事 働きがい 収入 地位 幸せって何だろうかね、 求めるのも与えるのも ぼちぼちで良いと思う。
ネタバレBOX
女が歩く 男が歩く 後を女が歩くばれないようにつける 彼女沙織から別れ話 叔母からの見合い話 相手瑠璃は気に入った 私のセーフティネットに、彼はいる、もしもの時の為にに
彼女はストーカーまがいにつきまとう 断りきれない芒 姉は幽霊になっても芒を守ろうとする 叔母の菖蒲は芒に幸せになって欲しい 姉の願い 妹の紅葉は幽霊の見える兄を心配して精神科へ 沙織は愛して欲しい尽くして欲しい 別れる気はない
蟻の群れ 蜜を落とした 生きてる事は幸せか
蟻の群れ 水を落とした 生きる事は幸せか
芒は叔母が断ったストーカー沙織を選ぶ 見合い相手瑠璃 ストーカー沙織 叔母菖蒲 姉幽霊桔梗 芒の幸せ 瑠璃自身の幸せ 沙織自身の幸せ 姉と叔母の芒の幸せを願う気持ちが幸せ
悪霊退散 妹が普通の思考に見えてくる。
何だろうか 幸せ 芒の為 自分の為 亡き母の為 亡き母を思う自分の為 人の為になる事 働きがい 収入 地位 幸せって何だろうかね、 ぼちぼちで良いと思う。
紫陽花の下に死体は眠る
惑星☆クリプトン
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
イチイマ
3分程遅れてしまったので、オープニングのシーンは観そびれた。
ネタバレBOX
結論から言うと、何かが足りない。薄気味悪さはあるものの、人間の造形に深みがなく、殺害の動機が弱過ぎる。こんなことで殺人を犯すようなら、世界中が殺人鬼だらけになってしまう。それに、殺害時、スコップで一度頭を殴って死ぬ音響になっているが、科白では何度も殴っていた、という表現になっていたり、殺害シーンは、完全に観客からは見えない場所で行われ、音だけが聞こえるというのも、かなり舞台装置を作り込んでいる割には、工夫が足りない。もっと、紗のようなクロスを用いてシルエットを浮かばせるとかシャドウで表現するとか、血を飛び散らせる等の工夫があって良かろう。ゲームも陰湿なタイプの観客が居る、という割に単調過ぎるし、何十年も続いている組織にしては、ゲーム内容が余りにお粗末。
紫陽花のイマージュも科白の中に出てくるだけで、役者達のヴィジョンにも、舞台上にも殆ど感じられなかった。唯一の例外が、赤紫の紫陽花についての久美の科白である。
細部と細部同士の連携、シナリオライターの人間観察力、物語の構造を太くしっかりしたものに組み上げる為の構築力などが欲しい。
フォルケフィエンデ ー人民の敵ー
雷ストレンジャーズ
サンモールスタジオ(東京都)
2015/07/23 (木) ~ 2015/07/29 (水)公演終了
満足度★★★★
素晴らししい演劇でした。
とりわけ兄と弟の対決は迫力ありました。
ネタバレBOX
私が観たイプセン作品は、人形の家など、人間関係とか、愛憎を扱ったものが多い。そのような物語とは、やや雰囲気を変えている。社会派正義ものとでもいえる。
地質学にも詳しい医者は、健康を害する公害を内部告発し始めるが、実兄である町長を敵に回すことになる。温泉施設の汚染水対策は、莫大な工事費用となるだろう。
汚染水を垂れ流すことは、地球環境を破壊するので放置できることではない。しかし、学者のデマカセに町の行政は振り回されるべきではないとされる。
彼は、職も失い、多くの友と喧嘩する。家族も巻き添えとなる。社会派正義の実現とは、実際にはもっと陰湿である。その意味では、悲劇というより喜劇だと思う。
いままでのイプセンで、もっとも激しく、ドタバタ劇だった。でも、勇気ある正しきものが、挫折してゆくさまは、あわれでやり切れないものがあった。
イチエフ・プレイズ
ワンツーワークス
ザ・ポケット(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
あれ?眼がおかしくなった?(ジレンマ観劇)
かと一瞬焦ったぐらい、最初のシーンのストップがすごい。全員蝋人形に見えた。動き始めても止まるとやはり蝋人形に見える。なにこれ、恐い・・・・・。まあこれは動きに磨きがかかったということですね。完璧主義の困った劇団だなぁ、と思いながら観劇。やはり凄まじい会話バトルが魅せる。なんというか、以前より完璧さが自然になった感じだ。再演のせいもあるかもしれませんが、噛んじゃうとダメ~という感じが無くなって、少々の台詞の噛みなどモノともしない迫力があって、見ているこちらは非常に疲れるけれど三昧の境地に。いや~、見られて幸福です!何だか、すごく高度なジャズのインプロを見たような気分だ。アフタートークを見てその理由が分かったような気がした。お芝居は生き物とよく言うけれども、こうした台詞バトルは本当に俳優さん同士の演技バトルなんですね。それにしても、いつから言われなくなったんだろう「がんばろう日本」。何度でも、何十年でも、イチエフの惨禍に苦しむ人がただの一人もいなくなるまで、言い続け伝え続けたい言葉だと思う。
June and Meg duex
June and Meg
ゆうど(東京都)
2015/07/23 (木) ~ 2015/07/25 (土)公演終了
満足度★★★★★
とてもよい
70分、満席。面白いし、面白いだけではない。二人の期待にたがわぬ演技もよかった。4部構成で、変哲のないつなぎのはずが、なぜか笑いがこみあげてきた。
LAST SMILE ラストスマイル
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了
満足度★★★★★
また観たくなる
今回、初見でしたが何度も再演される理由が観てよく分かりました。ファンタジーだけど、どこか現実とリンクするようなお話に迫力の殺陣に笑いどころもありオープニングからラストまで本当に面白かった♪
フォルケフィエンデ ー人民の敵ー
雷ストレンジャーズ
サンモールスタジオ(東京都)
2015/07/23 (木) ~ 2015/07/29 (水)公演終了
今年人気のイプセン
『ペール・ギュント』や『海の夫人』など今年よく上演されているイプセン。海の夫人が面白くてハマって、民衆の敵も読んだので、8月にも吉祥寺でやるようなので両方見る予定。セットはシンプルながらもこだわってるので要チェック。狭い劇場なので入場口からも役者が出入りするので、今回遅刻は特にダメ!間に合うように行ってください。
ネタバレBOX
民衆の敵は、ほとんどの登場人物が180度態度を変えるシーンがあり、面白いのだけれど、予想外の態度で笑いが起きてびっくり。客席に男性が多いのもびっくり。これがイプセンパワー?
本を読んだだけでもわかる見せ場が、主人公の演説シーン。ここで客席がはさみというか、二面になっている意味がわかるのだが、客席あかりがその他のシーンも基本ずっと明るいままなので、より印象的な見た目になるのにはあと一押し足りなかったかも。大きな劇場でやりたい民衆の敵を、小さいサンモールスタジオに詰め込んだという感じで、逆に演説シーンはもっと近くの客に語りかけたり、狭い劇場でやってる距離感を取り入れても良いかも。
ラストはあの一言と明かりがぐっと迫りとてもいい。初日だったので今後ブラッシュアップされたらよりアツイお芝居になりそうで期待大!男性陣がとてもよかった。何と言っても、こないだまで明治の柩で鉱毒と戦った石田さんがなんと市長役。男性陣は皆ハマってて、その個性に比べて女優陣が少し弱かったかも。新聞社の彼が、本を読んでてもどうして裏切るのか私の中で決着がつかなかったのだけれど、あの娘とのシーンはオリジナル?なるほどと納得。
「贋作幕末太陽傳」
椿組
花園神社(東京都)
2015/07/10 (金) ~ 2015/07/21 (火)公演終了
満足度★★★
夏の風物詩
確かに自分をはじめお客が求めているイメージのものはやっていてくれるのだが、キャストの多さや雑多な感じは今回の芝居では集中力に欠けてしまった。
ネタバレBOX
スムーズな転換方式ではあったが、ずっと同じような感じが続いてしまうので、もう少し工夫が欲しかったです。