最新の観てきた!クチコミ一覧

82881-82900件 / 189884件中
伝奇浪漫「芳一(ほういち)」

伝奇浪漫「芳一(ほういち)」

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!
自分が観た「劇団め組」公演では一番好きかもしれない。脚本、演出、演技、照明・音響効果等、全てにおいて堪能した。舞台の雰囲気を「妖幻」と造語するが、観(魅)せ方が自然体で本当に楽しめた。
特に、新宮乙矢さん の演技は悲哀・情念・怨念など時代を超えた思いが…迫力があった。

少し気になったところ…。
初日のせいか、殺陣シーンが粗いように感じたので丁寧に演じてほしい。
また、冒頭の事件(乱)は、歴史に詳しければ理解しやすいが…。少し割愛し過ぎたかもしれない。

些細な難点はあるが、大きな見方(娯楽芝居という観点)をすれば秀作だと思う。

ネタバレBOX

梗概は、説明を一部引用…「保元の乱で敗れた崇徳院が讃岐に流刑され、その怨念が700年の時を経て、幕末の京に現れる。長きに渡り、武家政権の実効支配のもと、その権威を封印されてきた朝廷が復権を目論み、勤王の志士達との連携を開始しようとしていた。彼らが目指すは倒幕。
そのころ、京の一条戻り橋に一人の法師が姿を現した。名は芳一。何処から来て何処へ行くのか知る者はない。芳一は、式神が潜むという一条戻り橋で不穏の気配を嗅ぎ取る。式神を使役出来るのは、安倍晴明の流れをくむ陰陽師土御門家。血の抗争が激しさを増す京で、芳一は、朝廷の野望と、その歴史に隠された怨念の闇に足を踏み入れようとしていた」ということ。

この舞台の良かったところは、もちろん演劇要素が素晴らしいことであるが、人間の業という、本人の意思をも飲み込むような不思議な力。その如何ともしがたい悲しさのようなものが滲み出ている味わいである。観ている者が思わず納得してしまうような内なる魂...それが怨霊へ変化しようとも、打ち消したくない気持にさせる。朽ちた姿であるが、何故か美しいのである(「徳」の字を諡号することで鎮魂された)。

さて、舞台セットは中央が宮殿内、場面によっては公家の門前を作る。基本は上手側だけ見たら流水文様のようで、その円形真ん中を刳り貫いた造作である。客席側の上手・下手には波涛文様の高衝立が各一対。そして、先に記した一条戻り橋が下手に架かる。
このシンプルなセットを照明が見事に映えさせた。基本的な射光もシンプルで、その衣装...例えば束帯や十二単をイメージさせる華やかさ、それが彩りとして照明効果を際立たせた。そして見せ場のスポットなどメリハリが印象に残る。そして、ラストの崇徳院の成仏というか昇華というか、その定法に従った演出は見事で、大きな余韻を残してくれた。
本当に娯楽芝居の醍醐味を堪能させてもらった。

次回公演も楽しみにしております。
パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

HEP HALL(大阪府)

2015/08/01 (土) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄かった。
前評判通り素晴らしい舞台でした。
スローモーションの殺陣が、あんなに素敵だなんて
思いもしませんでした。
遊眠さん、初見でしたが凄い役者さんですね。
とにかくかっこ良かった。
惚れました。

外交官〈前売券完売/当日券若干枚あり〉

外交官〈前売券完売/当日券若干枚あり〉

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/07/31 (金) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

時代の重み そして苦悩
期せずしてタイムリーな公演を魅せていただきました。
私たちの世代から観れば、いったん咀嚼したものを、今度は改めてその確認と、時代の舞台裏での人々の苦悩とを結びつける機会となりましたが、若い世代の人にとっては、かなり難解であったのかと思います。しかし、その難解さは、どうしても観劇後の学習で埋め合わせてほしいとも願います。
日本が国際的に孤立し、さらに戦争に突き進んでいくことを、なぜ誰も止めることができなかったか。
この命題は、現在にも通じるものです。今も「先の戦争は、やむを得なかったのだ」とする人の多さ。さらには「日本は列強にはめられたのだ」と、肯定する考えも市民権を得ているむきもあるほどです。
優秀な外交官をもってしても、戦争への時代の流れは食い止められなかった。だからこそ、戦争につながる、どんな些細なことにも敏感になって、芽を摘んでいく努力を、国民の1人1人がしなくてはならないのだと思いました。

青年座は、大学生時代に、労演を通じて知った劇団です。40年ぶりの観劇でしたが、その真摯な劇団の姿勢は、相変わらずで安心して終わりまで観ることができました。

さて劇評です。
まず脚本。骨太で、よく練られた構成です。時代を前後させ、記憶をだどりながらの展開は、無理なく私の頭に入ってきました。
そして役者陣。それぞれ個性を持った外交官を、誰もが演じきっていて、これは役者さんの力量と、練習量、そして演出の優秀さに由来するものでしょう。

二時間半。ちょっと腰が痛くなりましたが、また、後部座席は鉄骨の上に設けられたもので、1人が動いても「横揺れ」が大きくて「もしや崩壊してしまうのでは・・・」と心配してもいましたが、それ以外は、長い時間もあっという間の凝縮されたものとなりました。

ありがとうございました。
また、代々木八幡に来ます。

戦争法案も、なんとか廃案にするための勇気ももらったものですし・・・

からまる法則

からまる法則

劇団銅鑼

俳優座劇場(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

高く評価されるべき作品
ボランティアのスープキッチンに自宅を供出する男とその娘を軸に地域と各個人事情とセーフティネットの三すくみの対立…と文字にすると地味だがとても面白かった。
泣かす本ではないのにベテラン勢のいぶし銀芝居が泣ける。その辺りのエンタメ方面への配慮を含めた仕事振りにも隙はなし。
一方で、気がつけばとっくに多層階級化して階級間闘争も日常化してる現代社会を静かに提示する。
「あなたが多様化した社会で生きることに同意するならばあなたは現実にはこういうことを受け入れていかなければならない」という確固たる主題をしかし押し付けてくることなく語る。大人の観賞に耐える良い作品。

パイドパイパー と、千年のセピラ

パイドパイパー と、千年のセピラ

劇団ショウダウン

HEP HALL(大阪府)

2015/08/01 (土) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

遊眠さん素敵やった★
劇団ショウダウン初のHEP HALL公演!に相応しい超豪華な大人数でのお芝居でした♪アクション炸裂しまくりで、最後はジーンと来るいいお話♪ストーリーとしては、予想してたより政治色が強い印象やったので、もぅ少しコンパクトにして二時間までのお話にすると、より見やすくなると思いました★何より林遊眠さんの衣装がとても素敵で、今までで一番可憐やったな~(^o^)/~~

「捨てる。」終演しました!

「捨てる。」終演しました!

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2015/07/26 (日) ~ 2015/08/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

みてきた
ここで観たなかで一番よかったかも。

龍馬を殺した女たち

龍馬を殺した女たち

Unit Blueju

座・高円寺2(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/01 (土)公演終了

満足度★★★★

あえて
芝居、ダンス、歌、殺陣…一つ、一つは、良かったです。
少し詰め込みすぎかな…と感じました。
初演の(映像での観賞でしたが…)よい意味でのパッションが薄れてしまったのかなぁ。
脚本がよいので、忘れたころに再演希望です❗

壊れた風景

壊れた風景

名取事務所

小劇場B1(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

可笑しさと怖さと・・・・。
味わいのある別役氏の脚本に、役者さんたちが深い味と旨みを付けていく、それをいただくのが客席の私たち・・・・。
あれが何ですね・・・なんて、曖昧な台詞にかくされた人間の心理の妙を、ぐさりと突いてきます。
面白かったです。

君原毬子の消息

君原毬子の消息

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/03 (月)公演終了

満足度★★★★

いい展開
ストーリー展開が絶妙です。1時間50分が短く感じました。

ネタバレBOX

めまぐるしく撮影の部分と現実の部分の場面が変わるので、頭の中で整理し理解するのに苦労しました。よく考えられたストーリー、脚本、演出です。演技力もすばらしい。
今宵見上げし蒼天の星

今宵見上げし蒼天の星

劇団SHOW&GO FESTIVAL

「劇」小劇場(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/08/02 (日)公演終了

満足度★★★★

前向きに生きる気持ち
シリアスな場面と笑いの場面が絶妙に絡んでしましたので、深刻な悲しい話しに展開にならず、観ていて自分が勇気づけられたようでした。

ネタバレBOX

前向きに生きるんだという生きる力強さを分け与えられた気がします。そして自分たちの土地を愛する気持ち、とても伝わってきました。倉垣さんの演技が、細かいしぐさや表情が素晴らしく、特に印象的でした。
グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日

グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

綾乃さん
綾乃さん役の夢ちゃんがとてもよかった。
吉川くんも主役の和興さんも、キャストさんみんな素晴らしかったと思うけど、私は特に岸田さん役やってた方が好きです。

当時の状況、人々の想い、想像もできないけど、本当にいろいろと考えさせられる舞台でした。

Dear My Sister

Dear My Sister

Shibaiya遊歩堂

船場サザンシアター(大阪府)

2015/07/24 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

西川さん観るの3回目。
とても面白かったです。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログで書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12057030627.html
君原毬子の消息

君原毬子の消息

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/03 (月)公演終了

満足度★★★★

演ずるということ
 虚々実々の世界。

ネタバレBOX

 亡くなった歌う大女優、君原 夢子がフラッシュバックの手法で何度も登場し、物語に仕掛けられた謎が徐々に明らかになってゆく構造の作品なのだが、観客は、知りたい答えが、何度も核心に届かず、核心の周縁をぐるぐるまわらされるような想いから、益々、正解を求めて引き込まれてゆくのが、今作の展開の妙だ。答えは、最後の方に出てくるから心配することはない。シナリオレベルで欲を言えば、日本の社会構造の特色として、中心の空虚を批評的に捉え、この家族の在り様をこの構造との関係で日本社会構造の問題として構成し直すと益々シャープな作品になるように思う。とても面白いのは、演じている人間の主体に対して、夢子が発する、自分とは誰か? との執拗な問いである。
ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2015/06/13 (土) ~ 2015/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★

もっとみたい!
舞台がとっても近くて、匂いが香ってきました!

連続ドラマを一話だけ見たような、一人一人の人生をもっと見たくなるような作品で、1時間半があっという間でした。

私もアラサーですが、同年代のいろんな悩みに共感しながら、自分の生き方に自信を持っていこうと、勇気をもらった気がします。

また四姉妹の生活を垣間見たくなったら行きますね!

into the shadow

into the shadow

EgHOST

バニラスタジオ(東中野)(東京都)

2015/07/31 (金) ~ 2015/08/03 (月)公演終了

満足度★★★

示唆するような…
電車遅延(人身事故)であったがギリギリ開演に間に合った。その旨事前にメールし連絡しておいたが、制作サイドから丁寧な返信があった。また受付もスムーズで時間通りに開演した。
そのような劇団の芝居は…。

ダンス2本と芝居2本であったが、芝居のうち1本目は2014年12月の忘年会を兼ねた公演と同じ演目であった。しかし、昨年末は1時間程度あった上演時間を今回は約40分に短くしている。
また、2本目との関係性が分からない。この点を終わった後、作・演出の西荻小虎 氏に尋ねたがあまり関係については考えていないようであった。

しかし自分としては、次のような関係を感じていたのだが…。

ネタバレBOX

1本目「tHe End oF EveRyThing」は、年末公演に比べると、数学的な定理の説明、労働と労働力というマルクス経済学的なシーンを短くし、またはカットするなど整理し観やすくなった感じである。一方、年末の時のような客席を縫いながら演じる緊張感、椅子に乗るダイナミックさ、難解な台詞をまくし立てるような迫力は削がれた。

2本目「into the shadow」は、初めて観るが、寓話のような...登場するのが人造人間か生身の人間か判然としないところもあったが、混在した社会・世界観を描いたと思われる。その物語であるが、食品工場と思われるところでの単純労働、しかし、それでも「任される」という自尊心を持たされる嬉しさ。それに慣れるとさらにステップ・アップしたくなる。単調な仕事への不満、変化という刺激を欲する...人間(的)らしい欲求。

本公演では照明技術が素晴らしく、素舞台を立体的に演出していた。

1本目と2本目の関連が無いようだが、何かスパークするような気がしていた。観終わった後に漠然と感じていたこと(西荻小虎 氏にも話したが)。

全体を通して、宇宙・ビッグバン⇒地球形成⇒人類誕生(ここまでが1本目)、薬物依存による廃人⇒ロボット(人造人間)化⇒破滅的な先にある未来(これが2本目)という壮大なストーリーがあるように思えてくる。物理学や数学という宇宙観、リンゴなど食の挿話に見られる人類誕生のイメージなど、エピソードが散りばめられている。今後は、散らばりを収集・収斂し、再構築して観せてほしい。

なお、敢えて短く(分割)しているのは、某演劇コンクール参加(上演時間、役者数の規定あり)のためとのこと。

多くの引き出しを持っていると思われる、西荻小虎 氏の次回公演を楽しみにしております。
1995

1995

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/08/05 (水)公演終了

満足度★★★★★


主役

ネタバレBOX

1995年の愛子は2015年には七海の母でそこまでは分かっていますが、未来人から愛子や七海の数代先の子孫が戦争を経て廃墟と化した神宮辺りで女教祖となったことを知らされるも、恐らくはそんな記憶は消されてしまい、女教祖が誕生すべく未来人が逆算するように過去を変えていたかのような話。

アイドルになっていたはずの愛子はアイドルグループマジ子になりそこね、オリンピック強化選手の七海も嫌がらせを受けオリンピックに出られないかもしれません。ただ、未来の教祖より、2020年の七海のオリンピックの方を見てみたいと思います。未来人の仕掛けた嫌がらせに負けず、ゴルフの選手として出場することを願ってます。

七海と若い頃の愛子を演じた相楽樹さん、超ド級主役級でした。喜ばしいことです。

強化選手を外れるの夢もくじかせようとをあきらめさせ
グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日

グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★


 日本で戦中核開発に携わっていた人物としては仁科博士が良く知られているが、今作の主人公は同じく物理学者の彦坂博士である。未だ、アインシュタインやオッペンハイマー、ボーアも原子核の正確な構造を見抜けなかった時代に彼は、その構造を見抜き、原子爆弾を作ることが出来ることを見抜いていた。早く出過ぎた大天才であった。

ネタバレBOX



 近い所で言えば、南部さんレベルかそれ以上の頭脳の持ち主であったと考えられる。彼は、欧米の熱狂するウランではなく、トリウムの研究をしていたと言う。何故なら、膨大なエネルギーを生み出す原爆を作ってもそれを制御できる技術が確立出来た後でなければ、そんな物を作ることが人類の未来に禍根を残すと考えていたからである。軍部の度々の核爆弾開発強制にも断固として首を縦に振らなかった彼の親族もまた、戦争の中で殺されてゆく。優秀な愛弟子も、婚約者を原爆で殺され、少ないウラン燃料を用いてどのように起爆させるかに気付き、陸海それぞれの最も優秀な飛行機乗り達にその方策を示し、奪われたテニアン上空での原爆爆裂を画策するが。
 彦坂博士は、己の研究者としての倫理を賭けて、軍への非協力を貫いた。何故なら、日本が核で応戦したら、負の連鎖が起こり、世界は終末への加速度を益々早めるからである。
 非常に重いテーマに真正面から取り組んだ快作。戦争の酷さを描きながら、技術はどうあるべきか? を深く問い掛け考えさせる、現在の核政策の問題点をキチンと炙りだした作品。彦坂博士役、和興の熱演が特に気に入った。
龍馬を殺した女たち

龍馬を殺した女たち

Unit Blueju

座・高円寺2(東京都)

2015/07/30 (木) ~ 2015/08/01 (土)公演終了

満足度★★★

公開ゲネAチームを拝見
 作家にジェンダー意識が薄い為、女性が受け身のまま描かれている。

ネタバレBOX

男性社会の愛玩物として、条理のオーダーを捉えている為に新味が無いのだ。生得的なレベルでの女性の愛の形は狭くて深い。今作では龍馬に関わった女として妻を含めて8人の女が登場するが、その内の誰ひとりとして、この頸木を越える者が居ないのは、芸事は媚びを売ることと勘違いした結果なのか、或いは本当にこの手の事を信じているのかではあるまいか? 何れにせよ、女一匹だらしねー。かなりのレベルで女性が優遇される時代になって尚、この程度ではね~~~。
 ところで、今作で描かれている龍馬の姿が史実であるならば、素敵な男であったのだろう。
紫陽花の下に死体は眠る

紫陽花の下に死体は眠る

惑星☆クリプトン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

結構好き
荒唐無稽でB級サスペンスっぽい設定ですが、こういう黒い展開は好きなので最後まで楽しめました。
冒頭とラストのシーンが特に◎ ゾクゾクしますね。

ただ、荒唐無稽であってもその設定の中でのリアリティは必要だと思うのです。
個人的に一番違和感を覚えたのは、
最後の一人以外は全員死ぬ、その1人も再挑戦させられる可能性が高い
という絶望的な状況なのに参加者にあまり悲愴感や絶望感が感じられず、
すんなりゲームが開始されてしまった点。
1人目のかりんの「死にたくない!」という演技はとても良かったのですが、
その後は粛々と抵抗もあまりせずに殺されていったのもマイナスかな。

ネタバレBOX

他に気になった点
下のイニシャルが「K」というルールもちょっと無理があるかな。
ネットで観ている人からの指令があるという設定があまり活かされていなかった気がする。





[memo]
金魚すくいで負けた方が殺される。

母は昔このゲームの参加者だった。父も参加者で死亡。

黒幕は賢司。
彼女の浮気に感づいていた。
彼女がこのゲームに参加しようとしていたのを知って、先に申し込む。

支配人?の一寿は賢司と和也が昔いじめていた相手。
世間では自殺したことになっていた。
1995

1995

ブルドッキングヘッドロック

ザ・スズナリ(東京都)

2015/07/29 (水) ~ 2015/08/05 (水)公演終了

満足度★★★★

20年前と現在と。
2時間25分でしたっけ。最初、長いなぁって思ったんですが、ストーリー展開の早さもあってか、時間の長さを感じませんでした。20年前、1995年ぐらいには、「ああ、そういうこともあったなぁ」としみじみ感じる場面、台詞もありました。現在と比較すると、随分変わったのかなぁと少し黙考。最後の方は、時間の流れが早く、正直に言うと、ストーリーについていけなかったです。
岡田あがささんの演技、Likeです。(^^)V

このページのQRコードです。

拡大