最新の観てきた!クチコミ一覧

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百物語:霊少女怪談劇

百物語:霊少女怪談劇

ファントマ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/08/14 (金) ~ 2015/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

赤い服の女が歩く時のポーズ
戦慄ホラーシアター「霊少女怪談劇」
延命さん演じる赤い服の女 視たら死んでしまう 目を指で開けて自分を見観せる 歩くときのポーズ 怖いです。  とても上手い演技。

恐怖動画&馬鹿画像『幽-Tube』
海外のドッキリは怖いです、エレベーターが停電 明かりがつくと少女が居て叫ぶ、こんなんされたら、ちびりますわ。

ネタバレBOX

戦慄ホラーシアター「霊少女怪談劇」
延命さん演じる赤い服の女 視たら死んでしまう 目を指で開けて自分を見観せる 歩くときのポーズ 怖いです。  とても上手い演技。

旧校舎の取り壊し 新聞部取材 女子後世5人 ホントにするのあの計画 数学の時間にドッキリ 映画風にしたい POVカメラ一台で撮る。 OBOGが学校に集まった。 校長明日の一発芸を見てほしい 校長ゴレライ・・・ 隣のニトロ ニトロ ・・・ バルタン フォフォフォ フオーーー!! 南米の子だるまさんがコロンビア 男性化粧品 ホモドルン・・・。 旧校舎のトイレ見張りたのむわ キャー ゾンビ 何だー ドッキリでした 以前は色々あったんですここ トイレの花子さん 奥から2番め レイのあの事件の後はもっと変な事が、 那須先生言い過ぎですよ。 もし何かありましたら職員室まで、 花子さんにお願い、トイレのナイフで傷をつける。 魔法陣 花 カッター 花子さん消してください岡田由紀子 気にしている 偶然 罪の意識とかない。 岡田は飛び降りた発見が遅れて腐敗 // 女子高生が撮影 トイレのドアに新しい傷 悲鳴 カメラには何も映っていない。 // 野口君 メガネ。 あれは遊び 岡田は勝手に死んだ忌まわしい記憶は、花子さんが消してくれる 私はあの時花子さんに願った かもしれない。 赤い服を着た女性が現れた・・・ // 西條君逃げて あの子が飛んだ屋上 岡田は私の妹 殺された ここに足をそろえてあの子は跳んだ 花子さんを見ると死ぬ 赤い服の女が目を指で開けて顔を観せる。
延命さん演じる赤い服の女 視たら死んでしまう 目を指で開けて自分を見観せる 歩くときのポーズ 怖いです。  とても上手い演技。

恐怖動画&馬鹿画像『幽-Tube』
海外のドッキリは怖いです、エレベーターが停電 明かりがつくと少女が居て叫ぶ、こんなんされたら、ちびりますわ。
音速アキレス

音速アキレス

葡萄のグミ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

アツいSAFの締めくくり
役者の演技も演出もアツい芝居でした。
照明が綺麗かつ豪華です。
ラストの演出は印象に残ります。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

くろねこちゃんとベージュねこちゃん

DULL-COLORED POP

王子スタジオ1(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

家族だから、・・・家族だけど
観劇当日の天気と同じ曇りと雨のような、スッキリ快晴ではないが心深くに刺さる家族の舞台であった。だが、間違いなく傑作だと思う!
わずか8人の役者さん達の熱気も伝わる狭い空間で観れて大変良かった。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

家族の為と、息子、娘、そして夫と数々の問題を一緒に乗り越えてきたと自負する専業主婦の母親。だが、乗り越えてきたのではなく、大きな溝を作ってしまっていた。家族の為でもあるが、結局は自分の希望を押し付けてきただけかもしれない。この辺の、家族間の関係を描く心理描写が圧倒的に上手い。家では吸わないと決めていた夫が最後に1本だけとタバコを吸うシーンだけでも、脚本、演出の見事さが伝わる。
また、母親にしか見えない猫を登場させ、またその猫が過去の回想シーンで母親を演じる事で、少しだけ暗く重くなりがちな話を緩和している。
結局は家族だから、理解され許されている事もあるが、そこに家政夫が入る事で、他者では理解されないという現実も突きつけられる。息子の嫁が最後に見せる本性もまた同じく。
家族だから、でも許されない感情が渦巻くタイトルからは想像できない、凄味のある舞台でした。

役者さんは、8人とも熱演で何方も素晴らしかったです。

遺言書の本物が、終演後に物販されており買おうかと思いましたが、舞台が素晴らしかった為に、逆に真実を完全に知らない方がと良いかと思い、思いとどまりました(笑)

Vol.2『健康"・指・露的・回転盤』終演◎ご来場ありがとうございました!

Vol.2『健康"・指・露的・回転盤』終演◎ご来場ありがとうございました!

ド・M(マリーシア)野郎の宴

Geki地下Liberty(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

なんか面白いのよね。
チケプレで観劇。
劇団マリーシア兄弟から派生した・・ってことで、気になった。
死刑執行の話なんだけど、笑える部分がたくさんあった。
しんみりする部分もあって、その強弱がいい。
役者個々にっていうより、本と演出がわたし好みなのかな。
まだまだ発展途上な劇団さんだなーと思う部分もあるけど、なんだか惹かれる。
他の人も書いてるけど、受付の方の対応、案内がとてもいい。いい気分で観劇に臨めた。ありがとうございました。

おかえり

おかえり

86会PRODUCE

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2015/08/27 (木) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

私、こういうの好き!
旗揚げ公演おめでとうございます!
面白かった!
ノリとタカシのテンポのいい会話や動きに加え、山之辺のまじめさが加わって・・・この辺、好き。
セーラー服姿の雪白さん、かわいかったなー。
ノリの登場シーンで爆笑だったし、中盤と後半にうるっとくるシーンもあって、良かった。
次回公演の際は、告知、バンバンやってくださいね!

唄わない冬

唄わない冬

演劇集団 砂地

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

ストーカー殺人事件をモチーフ
本当に殺人だったのか・・ぼやかしているのは、どうとってもいいってことかな
。薄暗い中で、その時焦点を当てている人にスポットライトが当たるという演出。でも、暗いところでも演技している人もいる。
わからなくはないけど、観るのは辛い、疲れる。
突然の怒鳴り声、暴力的な感じ・・私はあまり好きじゃないな。
1時間半が、とても長く感じた。
舞台を中央にして両側に客席のつくり。向かい側のお客さん・・・ずっと寝ているのが目に入って気になった。

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

複雑な伏線回収の妙
ボク団らしい複雑な伏線と回収の妙を味わえる脚本、それを実現させる役者陣、絶妙な音響を含めて実に見事な舞台。
ただ、ストーリーの難易度も高く、理解には苦労する。ボク団初見の方や分かりやすいストーリーを好む方には受け入れられないかもしれない。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

一言でいうと、凄い!と 少しやり過ぎかな?が同居した舞台。
個人的には、各部屋の話で201,202,203号室は前者、204,205号室が後者です。というのも他の方も書いておられますが、204,205号室はフィクションなのだから、主人公の願いというには話が暗すぎる。
この2部屋がなくてもとも思うし、204号室はフィクションとせずに見てきた話としたほうがまだしっくり来る気がする。
そうしないと事実が分からないのでモヤモヤ感が・・・。

それにしても、今作も役者陣は凄かった。ボク団のメンバーに加え、客演陣も素晴らしく、特に客演陣では基本的には暗い話をコメディチックな空気に変えた大家さん役の椎名亜音さん、最初の妻を演じた斎藤彩夏さん、そしてやはり最後の告白が印象的な漫才師を演じられた図師光博さんが特に印象的でした。

大変面白い舞台ではありますが、いくつか分からない点も。
・最初の妻の子供の話が出てこない?
・今日子の子供は誘拐されたまま? 前妻とは誘拐前に離婚した?
・ストーリーテラーだった実の娘の存在を知らない?

私の理解力不足かもしれませんが、1度観ただけでは分からないというのも
いかがかと思う。

色々書きましたが、個人的には好きな、なかなか観る事の出来ない舞台でした!
遥かなる甲子園

遥かなる甲子園

関西芸術座

八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/28 (金)公演終了

満足度★★★★

手話「努力」
手話の「努力」という言葉の表現しかたに大切なものに気づかされました。

とても感動しました。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログに綴りました

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12067433731.html
劇作家協会公開講座 2015年夏

劇作家協会公開講座 2015年夏

日本劇作家協会

座・高円寺2(東京都)

2015/08/08 (土) ~ 2015/08/09 (日)公演終了

面白かった!!
8月9日(日) 《別役を待ちながら》 総合司会:鴻上尚史 鈴木 聡

劇作家協会の公開講座らしく?観応えのある内容であった。
このイベントを★評価するのは難しい。内容はもちろん素晴らしく楽しめた。また今後の観劇の参考になるようなこともあった。
例えば、「不条理」を描くとき、どの位置・場所にいるか分からなくなり迷子になるなどと、現場舞台でもそうならば、観客(自分)などはついて行くのが大変かも、など変に感心してしまった。

さて、当日は二部構成になったいた。
第一部【14:00ー あしたの別役】 《20分×3本》別役戯曲の抜粋
その後、鴻上尚史と鈴木聡が、各カンパニーに作品解釈や狙いを聞く。

上演順
○こゆび侍『にしむくさむらい』   [演出]成島秀和  [出演]背乃じゅん(こゆび侍)、宮崎雄真(アマヤドリ)

○□字ック『或る昼下り』   [演出]山田佳奈  [出演]堂本佳世(□字ック)、他

○あやめ十八番『向こう横丁のお稲荷さん』   [演出]堀越 涼  [出演]大森茉利子、金子侑加、笹木晧太(以上 あやめ十八番)、他

[トーク出演]大森茉利子、金子侑加、成島秀和、背乃じゅん、山田佳奈、堂本佳世

第二部
【16:00ー わたしの別役】
○ 「別役実」×「ケラリーノ・サンドロヴィッチ」対談映像
○劇作家たちが「別役実」の人と作品を語り尽くす。登壇:岩松 了、鐘下辰男、坂手洋二、宮沢章夫、渡辺えり 。

9.1迄に追記

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

虚構の劇団

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2015/08/25 (火) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

初日
虚構久々の完全新作ということで初日から観てきました。
役者さんの平均年齢が20代という若い座組ですが、初日からの完成度の高さはさすがです。

内戦、テロ、中国、韓国、ネトウヨ、ブサヨ、皇族などなど
物語自体は政治ネタや際どいネタが満載ですが、コメディとしての笑いどころもたくさんありました。

ネタバレBOX

最終的には想像オチだった訳ですが、
どこからどこまでが想像だったのか?カナも本当は存在しないのか?
その辺の伏線がもう少し欲しかったです。
とはいえ、主人公が目覚めた後はどんな世界なのか。そういった事に想像を巡らすのも楽しいですね。
BABELL

BABELL

BABELL

新宿眼科画廊(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/09/02 (水)公演終了

満足度★★★

熱演 「インターホン」
この集団...BABELLは、独自のイマジネーション揺るがない個性、変わり者だから描ける不思議な世界、を観せてくれるという。居酒屋ベースボールの異端児と自認している彼らが綴る物語...初単独公演らしいが、その演技は熱かった。全体的には好感が持てる公演であった。

ただ、話の内容は分かるが、その展開というか構成で少し気になるところも...。

ネタバレBOX

梗概は、親友である恵吾と啓祐、それに恵吾の彼女・幸子を中心にした三角関係。それに啓祐の友人2人が関わり、些細なキッカケで人間関係が壊れていく様子が描かれる。

さて、気になったのはシチュエーションである。
啓祐が彼女を奪うのではないか、という恵吾の猜疑心はなんとなく分かるが、自殺を図るキッカケが...彼女に聞かせるためのハーモニカ奏を啓祐が先に行ったからか。
もう一つ、この三角関係に直接絡まない啓祐の友人2人の存在である。終盤は交わるようなストーリーであるが、別展開という印象が強く違和感があった。
また、ありえないピアノのシーンなど、敢えての演出であり、何を伝えたかったのか観せたかったのか理解に苦しむ場面もあった。

芝居という虚構の世界を承知で、それでも、ありそうな設定と考え難い設定という微妙な感じは、少し落ち着かなかった。

総じて役者の演技は安定しておりバランスも良かったと思う。

今後の公演にも期待しております。
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ボク団ファンタジー
大変面白かったです。舞台セットのギミック、伏線の数々など2時間半があっというまに感じるほど引き込まれました。

風呂敷の広げ方は相変わらず抜群にうまいですね。
後半一気に謎が解けていく感じはとても爽快で良いです。
ただ、風呂敷を広げすぎて最後にグダグダっとなってしまうのもいつも通りな感じ。
今回で言うと204、205号室が蛇足に感じました。
特に204号室は伏線の回収を詰め込みすぎて、物語が複雑になってしまった元凶だと思います。
(事実の話では無いのだから伏線の回収とはまた違うような気もする・・・)

シリアス中心の展開の中、大家さんの存在がとても大きかった。
うまいタイミングで笑いが入るので疲れずに観劇できました。

主役の大神さんは役に合っていないかなと思いました。
主人公は時系列的に考えるとどう考えても40後半~50代といったところでしょう。
髭を生やして年配風にはされていましたが、ちょっと無理があります。

ネタバレBOX

201~203は半ノンフィクション、204~はフィクション
それおかしくない?というところも「そこは想像のお話」で逃げてしまえるので、何でもできてしまいますよね(^^;)
未成年者略取を見逃す警察とか絶対におかしいですし。





[memo]
主人公は解離性人格障害。
201~206は主人公の書いた本の話(オムニバス)で、201~206は時系列。
201~203は事実を脚色したもの。
204、205はその後を想像した願望の世界。
206はヒロインが書いた、理想的な父親(主人公)と娘(ヒロイン)の話。
天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~

天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

芝居は心魂に響く...
人の生き様はそれぞれ...その意味で芝居として観ると鬼気迫る内容であった。脚本は見沢知廉と母の物語だ。説明によれば「彼が遺した『母と息子の囚人狂時代』をテキストとし、母の生前に取材した様々な事実を積み重ね」たものだそうだ。そしてその演出、音楽・照明等の技術がすばらしい。

ほぼ同世代で、彼・見沢知廉こと高橋哲夫の通った学校の卒業生に知り合いがいるはずであるが、この公演まで詳しく知らなかった。



ネタバレBOX

場内全体は黒を基調にしており、役者の服装も見沢本人(上半身裸)と母親・高橋京子(着物)以外は黒色である。また照明は薄暗く不安、閉塞を感じる。
舞台セットは、床壁に白線(発光テープ)で四角い枠が刻まれる。正面、数段上と、下手の数段高くなっているところに役者が背を向けて佇む。
舞台上には、多くの細姿見。下手奥は階下(劇場は2階であるため、実際は1階)から人が上ってくる。もっともこの場所は8階(投身自殺した住居階数)だろう。

この舞台の特徴は、その深奥にある苦悩、自信、不安、憤怒など人間の感情の渦が強く描かれ、それが痛みとなって伝わってくるようだ。その演出と音楽・照明効果が見事にマッチしている。始まりと終わりの音楽のアンバランス、照明の強弱・方向とそれを助長するようなマッチの炎、両手にはハンディライト、姿見は場内の照明が交差・拡散する。その中で鏡の世界と向き合う役者。


閉塞感(もしくは不自由)を象徴するような鉄条網、一方、上を見上げて動かない...空(自由か)というセリフが印象的である。
心の乱れは、本や原稿用紙が乱雑に、ほんとうに散らばっている。
重苦しい雰囲気だが、その重厚感のほうが圧倒していた。脚本・演出とも泣かせようと意図していないが、自然と落涙する...そんな母への想いが伝わった。

次回公演も楽しみにしております。
美しい日々

美しい日々

TEAM 6g

萬劇場(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1580(15-269)
19:00の回(曇)。

18:45会場着、受付(全席指定)、19:00前説(アナウンス、120分)。

上手、手前に小さなカウンター、箸立て。ほぼ全面薄地の布、奥には何が?

19:06開演、入り口ドアを閉めていないので変わった演出かな、と思いましたがタイミング遅れでした。雨、カウンターはラーメン屋でした~21:09終演。

「さくらノート(2011/4@ザムザ)」「YELL!(2013/1@シャイン)」以来の3作目です。
モリさん「ごきげん!?アキラ(2014/3@ポケット)」「振り子時計物語(2013/11@笹塚)」。
はらみかさんは「振り子時計物語」が初めてでようやくの2作目です。

手前(らーめん屋)、メインの中央、奥、と立体的な舞台設定。

ネタバレBOX

キャラクターによっては幾分設定にもどかしさを感じましたが、シンプルな展開と役者さんたちに好感。もう少し、医療過誤について踏み込んでもよかったかなと思いました。
美しい日々

美しい日々

TEAM 6g

萬劇場(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

深みのある内容を丁寧に描く
物語の展開が丁寧で分かり易い。観客に観てほしいという姿勢に好感が持てる。
そのテーマから重たくなりそうだが、その演出はどちらかというと軽妙で、問題意識もさらりと観せる。重厚感を好む観客には物足りないかも...。しかし、自分は本公演の観せ方でも物語に引き込まれたし、楽しめた。

ネタバレBOX

梗概...プロローグがラーメン家での他客の因縁をつけられ暴力を見ないふり...暗転して舞台は、病室内に変わる。主人公は高校の教師であり、甲子園出場が決まっている。その学校の生徒が万引きをするが、その犯人は野球部員でる。それを見ていたが学校や世間体を気にし、誤認逮捕された生徒を庇わない。そしてその生徒が自殺未遂を...
一方、この病院に医療過誤の噂があり、それを取材・調査している女性弁護士が登場する。この二つの話は直接交わることなく、別の話のように展開していたと思ったが...。エピローグはプロローグへという、芝居でよく見かける展開に収まる。
この舞台セットは、下手にラーメン屋のミニカウンター、そして紗幕の奥が病室になっている。そこにはベットがあり入院患者が4人。さらにその奥に二階部が設けられ、そこにも紗幕がある。そこは屋上で、自殺未遂を図る場所をイメージさせる。

この公演は、脚本・演出が丁寧で、また舞台セットはそれを助ける見事な作り込みである。萬劇場という奥行きのある舞台の特長を十分生かしていた。

この公演を表層的に観れば医療過誤の追求が弱いと思う。ラストは女性弁護士の父親がこの病院の医療(手術)ミスで死んでしまう。それを告発するのが、直接ミスした医師を医学界から追放するだけで終わっている。
本来であれば、個人責任の追及だけではなく、病院全体の隠蔽工作も含めその態勢を追求すべきところであろう。

しかし、観方を人の心のあり方...真実と正義というキーワードから見れば、二つの物語は緩く交わる。教訓のようにならず、面白楽しく観せるという描き方は成功していたと思う。人は誰でも煩わしいことには関わり合いたくない、自己保身があるのではないか(少なくとも自分にはある)。その気持の自己変革を底流に描いており、テーマからすると重苦しくなりそうであるが、そこは軽妙だがしっかり観せており、自分は好感を持った。

次回公演を楽しみにしております。
浅草紅團・改

浅草紅團・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/08/31 (月)公演終了

満足度★★★★★

お見事...
 『木曜の夜にはズロースが落ちる』と川端康成が新聞小説に記したばっかりに榎本健一率いる『カジノフォーリー』は連日連夜の超満員でごったがえしたそうです。 よーし、ドガドガもひとつあやかってみるか...を確かめるべく、木曜日の夜に観劇した。けっこう早く劇場に着いたつもりであるが、既に整理番号15番であった。
その公演は、やはり期待を裏切らない見事なものであった。

ネタバレBOX

本当に舞台上は、浅草風情(実際の上演場所も浅草・東洋館)が醸し出されている。場内全体をそのように感じさせる演出はいつもながら見事である。
舞台セットは、物語の展開とともに言問橋の橋桁や浅草寺境内・拝殿をイメージさせる。セットはシンプルであるが、役者の登場が上手・下手やセット中央の出入り口だけではなく、客席の両通路、上手の2階部など各所を...それだけで賑わいを感じる。

物語は、昭和初期の浅草を舞台に路地に生きる人たちの哀歓を描いた都市・風俗劇といったところ。この舞台では浅草だけではなく、その周辺も視野に入れていたようだが。関東大震災以降の都市変貌・風俗と昭和恐慌の影さす終末的な不安と喧騒の世情が見事に映し出されていた。そう映写機を通して見る当時の昭和モダニズム...その演出は雑多のようであるが、それはルポルタージュのような切り取りのように観せている。

もちろん、ダンス、歌は素晴らしいし。その雰囲気は耽美であり妖艶でもある。それが舞台上だけでなく、舞台と最前列客席の狭いスペースでも行われ、その圧倒的迫力...堪能した。

次回公演も楽しみにしております。
時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

時をかける206号室、最高
凄い!の一言でした。構成、演出、演技、役者陣、セット、何をとっても素晴らしいと感じる作品です!
複雑な構成で頭をフル回転させて、時間がとても短く感じました。
小劇場にいることを忘れるほど、舞台の世界に引き込まれ、終わってからの現実感に驚きを隠せませんでした。
本日千穐楽です。
当日券キャンセル待ちもあるようですので、是非お時間ある方、観なきゃ損です!!!

ネタバレBOX

舞台装置にあっぱれでした。後方席から見渡すと、全体の動きが見えて、盆を回しているところまで観察できました。
ボクラ団義メンバーはもちろんのこと、ゲストメンバーがいい味を出されていて、演技のレベルがとても高かった!
本当にどの役者さんも素晴らしかったが、個人的には、事実しか書けない小説家:高田さんとその妻:平山さんの掛け合いと、漫才師コンビの加藤さんずしさんの演技がとても好きなシーンに。
大家の椎名さんも最高のスパイスでした。
楽曲のRose in many Colorsも良かったです!
ダンスがみたい!17

ダンスがみたい!17

「ダンスがみたい!」実行委員会

d-倉庫(東京都)

2015/07/28 (火) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

無題1579(15-268) 杉田亜紀
19:30の回(曇)。

18:30会場着、受付(3回券終了)、19:00開場。最前列はミニ椅子、2列目に座ります。

19:32前説(60分)、19:36開演~20:29終演

杉田さんは初めて。ほとんど(2次元的には)動かないので観劇中は頭の中が「?????」。

下手、(うつ伏せ)両足しか見えず、不動産物件の(通販?)音源が流れる...で約10分、時々お尻を掻いたり横になったり。注視していなければ見逃すような動き。

次には、立ち上がって髪をかきむしり...立ち続ける、ザンバラ髪。

終盤、客席で笑い声、おおっ?両手を使わずに足と腰で短パンを履こうとしているらしい。なかなか腰まで上がらずもどかしさが客席に沁み渡る。

終わってみれば、こんなダンスもあるんだなと思いました

評価は?

時をかける206号室

時をかける206号室

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/08/19 (水) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

時をかける206号室リピーター
確かに複雑な作品、だがこの作品には観る側と役者さんとの
舞台に対する思いが、あると思う!個性派ネンバー
イケメンメンバー、脇役の方々、そして先輩役者さんの方々
新人役者、どれも絡めてこの作品が出来たと思います
演出家、久保田さんの情熱がメンバーを引っ張り完成した素晴らしい作品!ラスト千秋楽、どうみせるか期待しております!
最後に大神さんの情熱的な、演技力観る価値ありますよ!

ファム・ファタール

ファム・ファタール

NPO法人アルファルファ

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2015/08/28 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

無題1578(15-267)
15:00の回(曇)。

14:25会場着、4Fに上がって受付(全席指定)。入り口側が正面でスタッフが位置していて、左右から客席へと告げられましたが、どの席が何番かわかりにくく、開演間近ですと迷うお客さん多数。座席図が貼ってあるわけでもなく、背もたれの表示はお客さんが座ったら見えないので、不親切。

横に長い舞台、15:00前説(アナウンス、60分)、15:07~16:14終演。

久しぶりにまったく合わないダンス公演でした。ダンスというより身体によるパフォーマンス。チラシ写真のような躍動感があるわけではなくイメージが伝わってきませんでした。

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