
BREATH
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

覇道ナクシテ、泰平ヲミル
劇団ZTON
HEP HALL(大阪府)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

人間とカマキリ(『キンダガートン・コップ』改め)
ナカゴー
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
酷いなー、バカだなー、ナカゴーだなー
まずは友近&なだぎのビバリーヒルズ青春白書パロディにも通ずる「いかにも吹替え調」な台詞回しが笑いを誘う。
そう言えば今までもこのパターンはあったっけ。
また、中盤までは結構元ネタを忠実に再現しているようで、その「意外とマジメ」なツクリな割には当然の如く元ネタに遠く及ばないギャップが可笑しい。
ある意味、往年の大映テレビのドラマ(赤いシリーズなど)を観て笑っていた感覚に通ずるんじゃね?
それが終盤になると例え元ネタを知らなくても「これはオリジナルだな」と気付くレベルの逸脱を始めて、このナンセンスな味わいがまた「いかにもナカゴー」(笑)。
さらに序盤でも出ていた下ネタ炸裂で締めくくって、これまたナカゴー!(笑)
で、実はその逸脱のヒントが前説の「キンダガートン・コップ改め…」というフレーズに含まれているのも賢い。
そんなこんなで漏れていた評判通りに酷い(←褒め言葉)上におバカでナカゴーで、大いに満足。
ホント、酷いなー、バカだなー、ナカゴーだなー(爆)

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
久しぶりの観劇、ムーブメントに進化を感じた
再演モノが続いたりして、久々のワンツーワークスでした。
何度も、観ている、古城さんの常套手段なのに、また油断して、しばらく勘違いしました。このあたりの、プロの脚本家の手腕は、お見事です。
始まる前は、急過ぎて、めまいがしそうな八百屋舞台も、進行につれて見慣れました。
欠陥マンションにも、老いの独り暮らしにも、同じように慣れて行くのかもしれません。
ニール・サイモン風だったり、星新一風だったりの、シチュエーションを使って、見事に、古城風アレンジの、今の日本の現状を色濃く投射した、名戯曲の構成に、呻りました。
お決まりのムーブメントも、内容に即した、シュールな動作の演出が、従来の、先にムーブメントありきのマンネリを打破していて、感心しました。
役者さん達、皆さんお上手だし、もう少し、一般に知られてほしい劇団だと、強く思います。

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
歳を取るのは・・・
素敵なことですそうじゃないですか?・・・と中島みゆきさんが歌っていますが、なかなか大変なことですそうじゃないですか・・・。劇中何回も繰り返される、日常を表す動作の数々。そうか、下手すると(?)働いていた日々と同じくらいの老後があるんですね。好きな時に好きなお芝居を見にいけるくらいの体力と財力は持っていたいもんですが・・・。(余裕があったら加筆します)

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
満足度★★★★★
圧巻のパフォーマンス!!
13人のキャストによるエンターテイメントダンスパフォーマンス!!
素晴らしいの一言です!(^^)v

漂流劇 ひょっこりひょうたん島
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★
お約束の曲も、流れます
円形にせり出し、回転する舞台でオムニバスのように繰り広げたというのが、まずは成功の秘訣だったのでは。かつて、テレビで見ていた人も、この番組を見ていなかった人も、とても楽しく、笑える舞台だ。
テレビ放送されたのが前回の東京五輪のころ。カラーテレビもあまり普及していないころだが、NHKが折に触れて再放送していたから、何となく登場人物も分かる人が多いのかもしれない。でも、トラヒゲやドン・ガバチョは人形劇のイメージと重なるようで、重ならない。そこがまた、串田演出の妙なのだろう。
楽曲は全く新しいものだが、やはり、最後にお約束の曲は聴くことができる。宇野誠一郎、そして井上ひさしへのトリビュート舞台でもある。

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
明日は我が身
10年後くらいの自分の姿を見ているようでした。
本当にどうしようか、そろそろ考えなくては。
傾斜のあるステージ、特に畳の部分では役者がすべらないか心配でしょうがなかったです(私のようなシロウトが心配するまでもなく、何か工夫をしてるんでしょうけど)。

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
満足度★★★★★
カッチョいい
殆どセリフがない実験的な作品でしたが、ロックサウンドに乗って超カッチョいいステージでした。ロックコンサートに慣れてる身としては、ギターの音はもっとデカくてもよかったなあ。

ほたえな 胸中が猿
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
魅せてくれた
近江屋における坂本龍馬暗殺事件の現場検証を行っている感じ。その手法はプロファイルし、いろいろな角度から検証する挿話が面白い。
「2009年、ソラトビヨst.の舞台に書き下ろした戯曲をグワィニャオンで大胆に味付け!」は、ラストの驚きも含め見事であった。

沖縄の火種(ウチナーヌウチケビー)
オフィスワンダーランド・(一社)演劇集団ワンダーランド
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★
うーん
ホンが壊滅的に駄目なんだろうな。沖縄に原爆が秘密裏に持ち込まれ,それが野党(戦果アギア)に盗まれることから始まる荒唐無稽で陳腐な物語。軍事基地にジャーナリストを案内して一人で放置したり,米軍が戦果アギアを突き止めていながら生ぬるい捜索で終わったり,軍規や上官に平気でそむく軍人がいたり,ツッコミどころは満載。でも,そんなことよりも,とにかく沖縄は正義で米軍や本土が悪という固定観念が強くにじみ出ており,沖縄は昔からの自分たちの土地だから何をしてもいいんだなんて言い分,話の通じないどっかの国みたいな主張,物事を客観して大局観で見ることのできないだろう人間が書いた物語に思いました。自分には全く合いませんです。☆は三線の分です。いい音してたのになぁ。

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
ダンスパフォーマンスに
殺陣の美しい型を組み合わせ(これ、主宰もできるとは驚き!というか、主宰のオリジナル?)見どころ満載の舞台でしたが、あえて無言劇にした理由がイマイチよくわからず、(エンターテイメント重視ではない、ということだろうか)何だかモヤモヤする舞台でもありました。一緒に行った演劇初心者の友人などはほとんどストーリーが掴めなかった様子。こうなると、モブシーンによる情景描写の見事さも却って見疲れしたんだろうな、とちょっと気の毒な気がした。役者さんにとってタフな無言劇は、我々観客にとってもタフな劇であることは間違いない。演劇性の高さとエンターテイメント性の狭間を敢えて行くような舞台で、ちょっと評価が難しい。私もかなり見疲れたので、もう少しすっきりと解り易い仕立てにして欲しいな・・・・。

悲しみを聴く石
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/21 (月)公演終了
満足度★★★★
蚊帳のような仕切り布の装置が面白い
世界の遠く離れた場所では、こんなことが日常的なんだろうなと、暗澹たる気分。
生と死と性と怒りと懺悔の願いを聞かなきゃいけない中東の神様も忙しいんだろうな。
那須さんの膨大な独白を集中して聞いてたら、極限状態の世界に入り込みすぎて、少し肩が凝った。

MID騎士(KNIGHT)ミラージュ
無頼組合
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白かった!
スピード感があり、観ていて飽きない舞台でした。笑いあり、シリアスな部分あり、ほろっとさせる部分ありで、とても楽しめました。難民受入れの問題とか、裏社会の黒い部分とか、色々考えさせられる所があり、ただ面白いだけで終わっていない所も良かったです。登場人物のキャラクターも、みんな個性的で良いと思いました。桒山えり子さんの好演していたパワー溢れる西園寺刑事のキャラが憎めなくて好きです。とても楽しい時間でした!

わからなければモモエさんに聞け
劇団青い鳥
小劇場B1(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
積み上げて、崩す
私事で恐縮だが、10年前に亡くなった母も、「どうしてモモエちゃんは復帰しないのかなあ、もったいない。。。」と秋桜を鼻歌で歌いながら台所で料理をしていたことを思い出した。アイドルをきっぱり卒業して、妻(母)になるって、(女として)潔癖だよね。。。と当時、まだ子供だった私は、そんなふうに考えていた。けれど、月日がたち、自身が(いろいろな意味で)世の中のしがらみを認知したので、「百恵さんにも、今は今なりに、様々な悩みを抱え、考えることがあるだろう」と推測できる。
「しっかりした内容を、そして自分たちが納得のいく作品を」という
作家の意図が、強く映し出された「山田松子さん」の素直な生き方は、観ていて実に心地よい。母と一緒にでかけたデパートでの、出来事とそれにまつわる小さな思いは、永遠の宝物。ラストのタクシーを待つ彼女のまなざしが、とても優しく、穏やかで、印象的だった。
40年間の卒業証書にふさわしい、Heart warmingなstageに乾杯!

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
”老い”の真実
説明の文章とは違った作品だった。
むしろ”老い”に関しては非常にリアルに描かれていたように思う。
欠陥マンションの傾きがそのまま心の傾きを表しているのだろう。
(演者は大変だ!あんな角度の八百屋は観たことが無い。腿がパンパンではないのだろうか…)
生きていれば誰もが避けられない”老い”
社会との繋がりが無くなるこの厭世的な描写は心底”老い”を憂鬱に感じさせる。
生きることはとてもタフなのだと改めて突き付けられた。

悲しみを聴く石
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/21 (月)公演終了