ほたえな 胸中が猿 公演情報 グワィニャオン「ほたえな 胸中が猿」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    魅せてくれた
    近江屋における坂本龍馬暗殺事件の現場検証を行っている感じ。その手法はプロファイルし、いろいろな角度から検証する挿話が面白い。

    「2009年、ソラトビヨst.の舞台に書き下ろした戯曲をグワィニャオンで大胆に味付け!」は、ラストの驚きも含め見事であった。

    ネタバレBOX

    この公演、基本的にはコメディの類であろうか。軽妙、洒脱という印象である。
    舞台セットは、暗殺された近江屋二階の二部屋の断面を観るようである。ほぼ中央で二分割し上手は龍馬の四十九日、下手は暗殺時の状況検分、見聞している様子である。この二分割することで、龍馬の人柄、当時の不穏な状況の二つの事柄を浮き彫りにする。

    まず、四十九日法要には、龍馬の妻・龍と許婚の千葉さな が鉢合わせをし、互いに思慕を募らせた思い出話をしている。一方、下手では殺害した犯人は誰か、その詮索を通して当時の世相を描いている。この観せ方は龍馬個人の魅力と幕末時における龍馬の存在、その果たした役割という、公私の描き方が面白い。

    特に、龍馬暗殺の状況を、TVで観る刑事ドラマのような現場検証・検分、プロファイリングの捜査のようで、分かり易く新鮮でもあった。その再現シーンのように挿話する殺陣も見事。観(魅)せる公演は、劇団グワィニャオンらしく素晴らしい。ラストシーン...舞台セットの件であるが、再演するかもしれないため、ここではその驚きは伏せておく。

    次回公演を楽しみにしております。

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    2015/12/16 23:18

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  • タッキー様、コメントありがとうございます。
    ご来場いただき、ありがとうございました。

    この舞台を、とてもわかりやすく紹介し、分析し、その上でお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。 長文の感想、ありがたいです。
    五つ星も嬉しいです。

    お礼が遅くなり、失礼いたしました。
    新年明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞグワィニャオンをよろしくお願いいたします。

    2016/01/01 20:37

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