ほたえな 胸中が猿 公演情報 ほたえな 胸中が猿」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.7
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  • 満足度★★★★

    やーすごかった!
    久しぶりに!

    小劇場の、小劇場らしい、そしてレベルの高い、お芝居を観た気がしました。
    長かったし、お尻痛かった(笑)けど、それを超えて、
    こうなんというか・・・私の少ないボキャブラリではうまい言葉が見つからない。
    ホントに面白かったし、見応えありました。

    この時代に、このレベルのお芝居を、3,500円で、観せてくれちゃう劇団が、
    まだあったんだぁ!という気持ち。
    いや~もうすごいです。予定が合えば、もっぺん観たかったです。

    あと、ほんの数分の開演押しも、きちんと終演後に謝ってらして、
    開演が押すのは当たり前的な昨今、この姿勢もいつも好感が持てます。

    それに、萬が好きなので、しかも最前列で、良い時間が過ごせて
    2015年の良い見納めになりました!

    ※余談~ぼんごのおにぎりも美味しかった(笑)

    ネタバレBOX

    ラストのぐるぐるは、本当に予想外だったのでびっくりしましたし、
    インパクトもすごかったです。

    ダ・カーポ(と言ってよいのかな)の効果もすごくてぞくぞくしました。
    配役もみなさんぴったりだったと思います。
    西村さんはじめ、平塚さん渡辺さんも相変わらずで。
    尾形さん戻ってきて嬉しかったし、ちよちゃんかわいかったなぁ。
    宮崎重信さんの悪役は、ほんとに憑りつかれているようでいるようだった!
    (ごめんなさい挙げたらきりがないので。。。)
  • 満足度★★★★★

    気圧された
    舞台装置も凝っていて吃驚だったのですが、何より、回る中で、台詞によらない危機とした生と死の表情やらをスローの動きで見せきる演出が…やられました。久々に。
    役者さん方が、本当に舞台で生ききって、死にきっていた…。圧倒されました。

  • 満足度★★★★★

    ラストの殺陣と演出が素晴らしかった
    ラストの殺陣と演出は、呼吸をするのを忘れるほど見入ってしまった。
    そこに至るまでも、シリアスとコメディのバランスとテンポが良く、場面入り変えもスムーズで、集中が途切れること無く見れた。
    その中でも中岡慎太郎を介抱する医師の娘の存在感が際立っていて、
    奇抜な登場シーンなど、緊張で張り詰めた場をなごませたり、怒りの感情が支配する中で、慎太郎の心の声を代弁するなど、事件の主要人物では無いが、舞台上の空気を変化させる重要な役回りだと感じた。
    近江屋事件の真相については、現在の解釈(座った状態から斬りつけた等)も付け加えたら、さらに面白くなったかもしれない。

  • 満足度★★★★

    ラストが良かったです
    座席が前がガタイのいい男性人で、ほとんど見えない状態でした。声だけ聞く感じでした。
    最期の舞台が回転して主演のおふたりだけはしっかり観ました。この30分だけで充分でした。

  • 満足度★★★★★

    凄い!!!
    初めは余裕で笑っていましたが、段々と物語に引き込まれました。
    時代物(殺陣も)は少し苦手でしたが、最後には感動してしまいました。
    とても見応えがありました。

  • 満足度★★★★★

    当に猿
     龍馬・慎太郎殺害の下手人については諸説あって何れが真実或いは事実であるか見極めるのは極めて難しい。無論当時の日本の国力で頭角を現したと雖も脱藩下級氏族の龍馬が、あの若さで如何に活動資金を得ていたか、という点で武器商人、グラバーなどを絡ませることも可能ではあったろうが、それでは演劇的に話が大きくなり過ぎ、一定の尺には収まらない。(追記2015.12.23)

    ネタバレBOX

     そこで暗殺犯として、新撰組、見回り組、薩摩藩関与説、慎太郎による自作自演説などまで取り入れて諸説あることを紹介することで、世相の複雑さを炙りだすような仕掛けが施されている。自分の感性が感じるのは、見回り組の怪しさである。手練ればかりのハズが、襲撃時に声を挙げたとすれば、それは強烈なパトスを内包していたからである。そして、そのようなパトスは現在でもこの国の公安に引き継がれているパトスと同質のものだ。因に戦国以降に生き残ったこの国の忍法集団の代表は、伊賀と甲賀であるが、何故彼らはその技術を生かしながら生き残れたのか? 支配層である武士は彼らの技術を利用もしたが、恐れてもいたのに。答えは、幕藩体制の中に彼らの組織を取り入れたからである。伊賀はお庭番として、 甲賀は同心として。現在でも犯人逮捕の際に用いられる捕縛術は、元来甲賀の手法であるのはその為だ。そして被差別者であった彼らのメンタリティーは、かなり大きな歪を持っているのも事実だろう。とすれば、差別の酷かった土佐藩の下級士族でしかなかった龍馬に西洋の最新式ピストルで仲間を撃たれた見回り組の怒りは(そのパセティックなメンタリティーを鎮める為には)ファナティックにそのメンタリティーを移行した上での殺害しかないではないか? 未来への展望など彼らには及びもつかない。その意味で今作で指摘される通り、猿レベルなのである。実際、日本の公安警察の頭の悪さと内部犯罪の隠蔽体質は官僚共のそれと同質であり、唾棄すべきものであるのは言うを俟たない。こんな連中と下司政治屋、政商、金融、司法、メディア、ゼネコン、軍需産業などの企業、御用学者にヤクザまでが徒党を組んでこの「国」、人民を宗主国に捧げているのだ! この国の腐敗は千年以上揺るぎのないものなのである。そこん所、腹括って考えねえとにゃ。
  • 満足度★★★★★

    見応えありました。
    想いがこもった迫真の演技と迫力の殺陣に見応えありました。千葉さな子とお龍さんの演技も秀逸でした。生家の近くの出来事で興味ありましたが、中でも 中岡慎太郎の写真の左側が黒塗りになっている「謎の写真」もこのお芝居では納得でした。★六つです。

  • 満足度★★★★★

    感激!
    龍馬を扱った作品は多数あるが、いや〜このグワイニャオン風味の舞台は秀逸だ。時代劇は観ない、という人をも引き込む力があった。入口が「てなもんや三度笠」で、出口は「三匹の侍」といった感じか?(笑)。それにしても最後の……は、よく考えてある。あれで評価がワンランクアップ!良質なエンタテインメントだった。

  • 満足度★★★★

    演出
    凄い!あんなん初めて見た。あれを見ただけでも評価は上がります。途中まではシリアスに笑いが散りばめられ,あーグワイの時代劇だなぁと気楽に楽しめると思っていただけだったが,あれを見せられるとねぇ,もうビックリです。役者さんの演技と表情も上手い。総じて見応えのある舞台でした。

  • 満足度★★★★

    う~みゅ シリアスとコメディの混ぜ方が絶妙な味わい(^^)
    うん殺陣も巧いと思えたし~

    でもなんか睡魔が出てきたトコあって満点は出せなかった約2時間

    ネタバレBOX

    開演前の客案内に加えて開演時間は守られ~
    いつも通りに金曜ロードショーのOPテーマにて開演され
    各登場人物=役者紹介も上手に作品に組み込み

    =舞台セットも巧みに作られ(^-^)=と強調しておきますねっ

    史実の各人証言+再現しつつ劇中劇での舞台化とか・・・
    発想がユニ~クで関心しきりでありました♪

    惜しむらくは後列の御仁が上演中にガサゴソ何事かの雑音を響したのが残念でありました
  • 満足度★★★★★

    最高でした!
    今まで幕末物や龍馬関連は特に本で読んだこともテレビなどで見たこともなかったのでとても新鮮でした。
    正直もっと重い内容かと思っていましたが、前半は笑いもあり内容に溶け込みやすかったです。そして後半に行くにつれシリアスな展開で盛り上がりラストは鳥肌が立ちっぱなしでした!
    オープニングの出演者の紹介シーンはとても良かったです。
    期待していた立ち回りシーンもとても迫力があり興奮しました。
    カーテンコール後には正直泣かされました。

    脚本、演出、役者すべて良かった!中岡はもちろん、お龍さんに佐那子、小梅に花代と素晴らしかった!

  • 満足度★★★★★

    「龍馬もの」ではトップクラスの面白さ
    “グワィニャオン”は、「女女女ニョニョニョ」&「Tポーズお願いします。」に次いで二度目の観劇。

    “ソラトビヨリst.”に書き下ろした戯曲をグワイニャオン風に味付けしたという本作。

    “ソラトビヨリst.”の方は拝見していないので、その差異は語れないが、
    今まで観た「龍馬もの」の中ではトップクラスの面白さだった。

    公演中なので、詳細は云えないが、ラストは思わず感嘆の声が漏れてしまった。

  • 満足度★★★★★

    魅せてくれた
    近江屋における坂本龍馬暗殺事件の現場検証を行っている感じ。その手法はプロファイルし、いろいろな角度から検証する挿話が面白い。

    「2009年、ソラトビヨst.の舞台に書き下ろした戯曲をグワィニャオンで大胆に味付け!」は、ラストの驚きも含め見事であった。

    ネタバレBOX

    この公演、基本的にはコメディの類であろうか。軽妙、洒脱という印象である。
    舞台セットは、暗殺された近江屋二階の二部屋の断面を観るようである。ほぼ中央で二分割し上手は龍馬の四十九日、下手は暗殺時の状況検分、見聞している様子である。この二分割することで、龍馬の人柄、当時の不穏な状況の二つの事柄を浮き彫りにする。

    まず、四十九日法要には、龍馬の妻・龍と許婚の千葉さな が鉢合わせをし、互いに思慕を募らせた思い出話をしている。一方、下手では殺害した犯人は誰か、その詮索を通して当時の世相を描いている。この観せ方は龍馬個人の魅力と幕末時における龍馬の存在、その果たした役割という、公私の描き方が面白い。

    特に、龍馬暗殺の状況を、TVで観る刑事ドラマのような現場検証・検分、プロファイリングの捜査のようで、分かり易く新鮮でもあった。その再現シーンのように挿話する殺陣も見事。観(魅)せる公演は、劇団グワィニャオンらしく素晴らしい。ラストシーン...舞台セットの件であるが、再演するかもしれないため、ここではその驚きは伏せておく。

    次回公演を楽しみにしております。

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