
三月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2016/03/03 (木) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★
<昼の部>
1.寿曽我対面、2.女戻駕・俄獅子、3.鎌倉三代記、4.団子売の4本立て。
雀右衛門さんのお披露目は、『鎌倉三代記』の時姫。
3月初めに病欠していた菊五郎さんも復帰し、吉右衛門さん、東蔵さん、又五郎さん、秀太郎さん、と強力な布陣で、重厚なお披露目でした。
でも、そんなに扇雀さんが目立ってなかった感がありました。
他の作品は、仁左衛門さんと孝太郎さんの「 団子売」が秀逸でした

三太おじさんの家
椿組
ザ・スズナリ(東京都)
2016/03/11 (金) ~ 2016/03/15 (火)公演終了
満足度★★★★
良い作品でした
途中まで流れを掴むのに苦労したけど、全体のプロットが理解できたら、いろいろと腑に落ちてきて、すっと理解できました。外波山さんの魅力が満載だし、椿組とパンダのコラボも上手く融合していて、とても良かったです。
外波山さんの魅力が満載で、エンディングの演技が涙ものでした。
凄いお芝居じゃないけど、好きなお芝居でした

隣の芝生の気も知らないで
カミグセ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/03/31 (木) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★
隣の芝生の気も知らないで
モノローグ9対ダイアローグ1。女の子が自分の日記を読んでいるのを聞いている感じでした。だからあまり物語は動きませんし広がりません。会話シーンにはぞっとした瞬間があってよかったので、私としては会話中心の作品が観たいです。

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』
劇団☆新感線
新橋演舞場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/04/01 (金)公演終了
満足度★★★★
シンプルで楽しい
今までの作品よりもシンプルな人情物で、アクションもそんなに大げさではなく、本当に歌舞伎っぽく楽しめました。
新感線らしくないと言われればそうかもしれませんが、観ていて断然こちらの方が楽なので、私は一番好きです。
歌舞伎初心者でも楽しめるのではないでしょうか?

「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演
Théâtre des Annales
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/03/02 (水) ~ 2016/03/06 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
前回よりも体調も良かったので、暗闇にも負けず、最後まで観劇できました。
哲学的な内容なんでしょうが、会話聞いているだけで、単純に面白かったです。
空間的には、前回のアゴラよりも、より立体的な客席な作りだったので、見え方も平面じゃ無い分、いろんなところが観えて楽しめました。
男だけのお芝居だけど、見応え十分でした。

隣の芝生の気も知らないで
カミグセ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/03/31 (木) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1790(16-080)
11:00の回(曇)。
10:30受付、開場。ミニ椅子とパイプ椅子の客席、すこし高めの舞台。
上手奥に天井まで積み上げられた木製BOX(10段組?)、床に7着のセーラー服とソックス。
10:59前説(75分)、11:05開演~12:25終演。
「その揺れでふれる手(2014/10@王子)」から3作目。
原案「女生徒」は1度読んだことがあり、いくつか公演を観たことがありますが細部は覚えていません。ですので、最後のセリフで「女生徒」だったと思い出したくらいです。
どこかで観た方は...と調べてみますと、(この年は)観ていないのですが、小見波さんは勅使川原さんの U18ダンスワークショップ・プロジェクト(2014/1@イースト)に参加していらっしゃったのですね?私がKARASダンスを観に行くようになったのは「パフューム°R(2014/4@APPRATUS)」からで12月のU18「ビヨンド 先に向かって」は観に行きました。
牧野さんは「PUPAⅡ(2015/11@PRUNUS)」の方だろうか...
朝起きて、学校へ行って、授業があって、お昼になって、部活があって...自身のこと、母のこと。時は、春はあけぼの、THE DAWN OF MAN、夜明け前...物語を紡いでた星々は薄れゆき、燃える朝焼けが訪れる期待と不安でしょうか。

舞音-MANON-
宝塚歌劇団
宝塚大劇場(兵庫県)
2015/11/13 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★
舞台美術が素敵
フランスで、バレエやオペラとして上演されてきた有名なお話「マノン・レスコー」を宝塚バージョンに仕上げた作品。
今回は友人に誘われるまま、それほどの期待もなく鑑賞しましたが、舞台美術の美しさ、お話の展開や演出など見どころの多さに圧倒してしまいました。

テノヒラサイズの人生大車輪’16スプリング
テノヒラサイズ
HEP HALL(大阪府)
2016/03/31 (木) ~ 2016/04/02 (土)公演終了
満足度★★★★★
このバージョンもすごい!
人生大車輪は、過去にも観劇したことがありましたが、今回の2016年スプリングバージョンも、ちょっぴり切なくて面白い作品でした。
大筋は変わらず流れてゆきますが、何度観ても面白いのは舞台というLIVEの臨場感と時折出てくるアドリブが絶妙だったからに他ありません。
そして役者も多少の入れ替えなどあり、そこにも新鮮さを感じています。
不条理な世界にどんどんと引き込まれ、最終的には納得してしまう。役者の力量とキャラにも引き込まれました。
座席位置が良かったので、前の方の座高を気にする事無く鑑賞できたのもラッキーでした。

バカから醒めたバカ
INUTOKUSHI
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/03/11 (金)公演終了
満足度★★★
疲れました
前にした投稿が消えてるので、あらためて。
二階堂瞳子さんの舞台が観れるというのが一番の目当てでしたが、今まで犬と串さんの作品に比較すると、難しいなぁ…。ラストの過去のシーンを繰り返す部分のループは好みでしょうが、それ以前の導入部分があまり面白くないかも。
まぁ、そこにストーリーは無いのかもしれないけど。

誤人(ごにん)
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
見事でした
ボクラ団義の【濃密会話劇】は、本当に濃密です。で、若干尺が長いかなぁ。2時間半やらないでも、良かった挿話もあるような気がして、何とか2時間で収めたら、もっとジェットコースター感があって良かったと思います。
まぁ、とは言え他劇団さんじゃ、収集付かなくなって空中崩壊しちゃうような内容も、見事にまとめあげちゃうんだから、久保田さんと役者の皆さんの技量は、素晴らしいとしか言えないですが。
なので、☆4.8くらいですが、四捨五入で☆5です。

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
1か月公演
先ずは今までも観てきたので、1回観てきました。
結論から言えば、やっとお芝居らしくなってきたかなぁと思います。
歌と芝居のバランスや、場面の切り替えもスムーズになってきて、
観ていて苦じゃないし、キャラにも入り込めるので、それだけ安心感が
出てきたんだと思います。
ただ、まだストーリー的にも内容的にも今の内容だと薄いし、
飛び道具的に面白くても、それだけで終わっちゃうので、
どうしても観たい何か特徴が無いと、続けて観に行くのは厳しいかなぁ、
と思います。
しかし、今回は毎回スペシャルゲストが出てくるので、
そちら方目当てでの集客も見込めそうですが。
1点だけ気になったのは、照明が上手く当たってないように見えて
役者さんや芝居の焦点がぼけてしまい集中できないところです。
演出だとしても、何とか見直してほしいところです。

紙風船
libido:
新宿眼科画廊(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/04/06 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題1789(16-079)
19:00の回(曇)。
18:30受付、開場。入って右に客席、桟敷の位置に「木」、後方にも席(2重ザブトン)、満席。
テーブル、椅子などのほかはたくさんの絵の具類、絵筆、床にブルーシート。
向かい側の壁一面にイラスト...テーブルには紙風船が置いてあります。
19:02前説(60分)、19:05波の音、開演~20:09終演。
岸田さんの戯曲...ですとまず観ないのですが、毛利さんが出ていらっしゃるので観に来ました。
二人芝居ですが、とても巧い間の取り方で、声のトーン、表情などもよかったと思います。
もちろんこのお話しは知らないので、後半、イラストに書かれていることも「そういうことか」と楽しく観ることができました。
こちらは初めて。毛利さんは「あの記憶の記録(2012/11@DECO)」「太陽とサヨナラ(2013/10@吉祥寺)」「Soundtrack(2015/12@上野)」。宮崎さんは「地獄任侠観音烈伝(2014/6バビロン」を観ていました。
戯曲と今との間を行き来しながら、気まずい「間」を挟みお話は進む。
大船は実家があったところで、江ノ島にはよくモノレールで行ったし、水族館にも行きました。鎌倉なら、北鎌倉、明月院手前の「葉祥明美術館」。
せっかくの機会なので検索してみたところ、オクムラ宅公演、カトリ企画UR公演などがあり目を通してみました。そして、青空文庫を斜め読み。「この夫婦」の関係について考えてみますが、結局はずっとこのままなのだろうと思う。子供ができたとしても。
開演前、天井をみあげると照明の影がくもの巣のようにみえるなぁ、と思っていました。終演後、それはこの夫婦がもう囚われて抜け出せないということなのだよ、といっているように思えてきたのは、なかなか刺激的でした。
先日「同性婚のリアル(東小雪, 増原裕子著」を読みました。そこにある「夫婦」と「この夫婦」との違いはなんだろう。
仲睦まじい夫婦、なんとなく続く夫婦、ほとんど疎遠な夫婦、いがみ合う夫婦、別居している夫婦...人と人...親子でも友人でもつながりが生まれますが、つながり続けるためには何が必要なのでしょう。
でも、続くことが必要なのでしょうか。こうありたい/こうありたかった、ものではないときも。
終わってから、自分だったらこうするのに...という感情は、実際の自分をどこかにおいてしまっているからできるのだろうと思うのでした。
照明の飯塚さんは、妖精名義では「うなぎ」さんで、妖精大図鑑公演では奇怪なメイクと振付で会場を沸かせてくれるのでした。

いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』
劇団☆新感線
新橋演舞場(東京都)
2016/03/05 (土) ~ 2016/04/01 (金)公演終了
満足度★★★★
乱鶯
えええええーっ!こ、ここで終わっちゃうのーーーっ
!!というラストシーンがすごくかっこよくて艶やかでした。三越劇場の「おばこ」に行った時、大谷さんにお会いしてプログラムにサインしていただいたのですが、その時に「新橋演舞場に出ますから見に来てくださいね」と言われて演目も分からずに行こうと決めたら「乱鶯」でした。3階の1番安い席でしたが、舞台が回ったり沈んだりがよく分かっておもしろかったです。お話も良かった。ただ、上手の2、3階のモニターは時系列(?)の表示に使われて、花道を映してもらえないのが不満。時系列はずっと表示している訳ではないので、花道を使う時は切り替えて見せてほしかったですので★は4っつにします。

誤人(ごにん)
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2016/03/23 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
誤人
チケプレで当たったら行こうと思っていたのにはずれてしまいました。しかしこりっちの評判がとても良かったし、応援している役者さんも出ているしで行くことにしました。こりっちの評判と言えど、やはりみんな好みは違う訳でたまに私的には「ハズレ」と言う事もあるのですが今回は「アタリ」。出だしの事件の犯人とのやり取りはわざとらしいくらいにコメディチックだったのにどんどん深刻になっていき・・・。テレビの2時間サスペンスが好きなので、途中でこれは・・・と思っていたのですが、まさか、いや、と最後まで気が抜けませんでした。終演後は初めて見た役者さんに色々質問できたり、応援している役者さんともお話しできて、それも含めての満足度★★★★★。あ、そうか、みなさんもそういうことなのか!?と今思った次第。

Gliese
ピヨピヨレボリューション
シアターノルン(東京都)
2016/04/01 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
これは楽しい!
劇団初見。カラフルで、ポップで、ダンサブルで、ミュージカルなステージ堪能しました。テンポがよくて、グイグイ惹きつけられますね。結構リアルに感じられるところもいい。観れてよかったです。

十手ガール捕物帳
劇団 EASTONES
駅前劇場(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★
もう少し演出を大切に...勿体無い
場内では、時代劇らしく着物姿の女性が案内していた。髪も日本髪を結い雰囲気は和である。そして舞台はほぼ素舞台で、周りの壁(屏風のようでもある)は桜模様もしくは桜吹雪をイメージする絵柄、その淡いピンク色が春を思わせる。
だた、この案内をしていた女性の役どころや演出方法を始め、いくつか勿体無いところがあり、物語の面白さに影が...。

つじたく2016
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2016/04/02 (土) ~ 2016/04/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
見事!
カーテンコールで辻本茂雄氏の挨拶...「吉本喜劇の舞台に上がる時の稽古時間は4時間だけど、この”タクフェス”は100時間以上の稽古をしている。誰かが間違えたら大変なことになる」という、この公演の素晴らしさを端的に表している。さり気なく笑わせる芝居の裏には、相当な稽古を積んでいることを知る。役者の心の緊張が、観客の顔に笑いをもたらす。
前回公演は、Zeepブルーシアター六本木で観劇したが、その際、指定席のため観客は前列・後列に分かれており、中央列が疎らになっていた。そのため盛り上がり方が分散していたと思う。今回のサンシャイン劇場(指定席)は、自分が観た回はほぼ満席。その客層は小学生から年配の方まで幅広い。そしてどの年齢の方にも楽しめる内容(4話・オムニバス)になっている。
この公演は、地方巡業を通して多くの方に観てもらうことを予定している。東京のような大都市だけではなく、劇場が少ない又は限られるような地方都市で公演する。自分は、映画や音楽はもちろん、演劇も文化だと思っている。その文化は大都市圏だけではなく、各地で公演することが出来れば”演劇という文化”の裾野が広がって行くと思う。
さて、公演の幕間にはハレルヤシスターズ(2人合わせて体重約200㌔)の迫力と魅力ある歌が聴かれる。

巣穴で祈る遭難者
一色洋平×小沢道成
Geki地下Liberty(東京都)
2016/03/26 (土) ~ 2016/04/04 (月)公演終了
満足度★★★★
黒バージョン
人間は愚かだ。
何度も、争いを繰り返した歴史を学習できない。
幾度と、ハコを開け続ければ良いのかな。
私は「ミライ」には希望を持ちたい。
みんな、そう、思ってるはずだと思う。
ここはある未来の話。
コミカルな台詞回しも、面白い。
二人の俳優の力も観ていてとても、伝わってくる。
今回「黒」ver。一色洋平さんが、良かった。
いい意味で「一色節」が無く、物凄く「役」として、観ていて良かった
公演中なのであまり、詳細は触れないでおくが、
個人的にもう少し違う終わり方の選択もあるのかなと感じた。
トドケラレタモノ。なんとなく、そう感じた。
須貝さんのホンには、様々なチップがあってそのチップを何枚も、
得た時に、「ふふふ」と一人微笑んでしまう不思議なホン。
噂の劇場への階段は、タイムトンネルのよう。徐々に、時を進める。
進んでいるのか?むしろ、戻っているのか?
「白」verも楽しみ。
色んな事を思いつく事はみんな出来る。でも、具現化する事はみんなではない。それをきちんとしているお二人だと感じた。

時の花風、現の残り香
相州雅屋
山王FOREST 大森theater スタジオ&小劇場(東京都)
2016/03/30 (水) ~ 2016/04/03 (日)公演終了

東京ノート
ミクニヤナイハラプロジェクト
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/24 (木) ~ 2016/03/28 (月)公演終了
ミクニヤナイハラの正しい見方
『東京ノート』は平田オリザの受賞作でもあり代名詞でもあり、「ああ、あれをやるのね」と噂さるべき演目である。ところが連射される台詞を追っても「ああ、あれか」が見えてこない。「美術館での話」という以外、実は知らなかったんである(どこかで見たか聞いたと勘違い)。「これは大変だ・・!」海に投げ出された体を岸辺まで1時間かけて泳ぎ切るぞ・・という覚悟で、席も条件のよくない席から、持っていない双眼鏡を裸眼で見るだけの気合で目を凝らし、台詞に耳をそばだてる。が、ついに沈没。睡魔に負けた。
台詞の機関銃的連射と動きのコンビネーション=ミクニヤナイハラ流で、過去オリジナル脚本も上演しているし、今回もこちらでの上演版に変えてあるというので、元戯曲を知らない人も対象に考えられている。従って「寝てしまった」のは単に自分の体調か、感性の問題とも。。
がやはり、「東京ノート」をヤナイハラ流に料理する意図は、目で見ての感想は、原作を踏まえてこその面白さ、に他ならない。 静かな美術館のロビーで進行する「静かな」話が、せわしなく動き、喋るスタイルに置き換えられている面白さ、これが第一だ。その延長で、戯曲の持つテーマ性?的なものが徐々に焙り出されてくる(そこが矢内原氏の本領)、となって来るとするならば、そこもまた表現的には自然、抽象的になるだろうし、この「変換」の妙を感知するには、やっぱり原作を知らなければ難しい、ということになるだろう。
美術ならば(絵画等「時間経過の芸術」でないもの)、何度も見直して味わい返すことができる。それでも予備知識が鑑賞を邪魔することはない。演劇は基本的に一度、時間とともに味わい、終演を迎える。
そこで、「美術」的アプローチに近い演劇(ストーリー説明を重視しない演劇)を観る場合、作品の背景やアプローチ法など予め知っておくのが有効だと思う。今回なら、『東京ノート』は読んでから観るべきである。
では、体を頻繁に動かしながら台詞を言い、全体としてムーブ(ダンス)となっているミクニヤナイハラ的形態そのものが、テキストの如何にかかわらず訴えてくるものはないのか・・といえば、それは何がしかあるには違いない。だが、「こんなことやってる私たち」をも相対化してメタシアターとして括って鑑賞できる作りになっているかと言えば、そうではない(と思う)。ミクニ的「東京ノート」の世界を、つまり戯曲の世界を、味わうために作られたもので、何が話されているかはどうでもよい、という事にはなっていない。
従って上に述べた事が言える。
ところで、ミクニヤナイハラは笑って観れるパフォーマンスである、という事も発見した。批判性が先に立つかのようなイメージがあるが、実は感動しいな「お話」を紡がんとする人である、と印象が変わった。(だからメタシアター的な処理などしないのである・・たぶん)
次の機会があれば、ぜひとも観て笑いたい。