最新の観てきた!クチコミ一覧

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枯山水

枯山水

味わい堂々

スタジオ空洞(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

好演
なんだろう、というわくわく感が始めから続いて飽きない。舞台セットの簡易化もいい方向に働いた。いつもながらにいい演技をしている。

第25回 王子落語会

第25回 王子落語会

花まる学習会王子小劇場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/07/25 (月) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★★


初めて生で落語会を観た。笑いあり、人情あり。空気を読むうまさがみごとで、その空気に浸ることが生の醍醐味だろう。

UNKNOWN HOSPITAL TWO SIDE ver.

UNKNOWN HOSPITAL TWO SIDE ver.

壱劇屋

門真市民文化会館ルミエールホール 展示ホール(大阪府)

2016/07/25 (月) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★

大成功おめでとうございますm(__)m
『UNKNOWN HOSPITAL』はショーイング公演の題材としては難しい演目やと思いますが、初めて舞台に立つ演者さん含め、皆さんが学んだ事の全てを表現しようとパフォーマンスする姿はとても感動的で、心を打たれました♪あの怪しげな世界観故に、セリフが飛びそうなシーンでさえリアルさとして伝わって来ました★一期生の皆さん含め、再び舞台に立つ姿を観たいと思わす熱演が印象に残る素晴らしい時間を堪能させて頂きました(^_^)v

夏の短編集(2016)

夏の短編集(2016)

萬劇場

萬劇場(東京都)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えあり
!ll nut up fam目当てで観劇しましたが、
4団体全てが見応えがあり、お腹が痛くなるほど笑いました〜
去年より今年のほうがより楽しめました!
劇場丸ごとお祭りのようでワクワクしました♪
短編集もっと開催してほしいです!
つぎも楽しみにしています。

ネタバレBOX

チームまん◯さんに
!ll nut up famの4人がでてきたりユニクロさんまで♪
嬉しいサプライズ!
団体さん同士が仲よさそうで観ていてすごく楽しかったです!
うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い舞台を観れて、大満足!!
2年前の初演を観た時の衝撃と感動が忘れられず、かなり期待して観に行きました。そして、その期待以上の素晴らしい舞台でした!!各シーン、各キャラクターがパワーアップしていて、新たなキャラクターも良いアクセントになっていて、もうホントに凄いのです。シヅ子の歌がとても上手くなってて驚きました♪話の流れやオチも知っているけど、それでも感動のラストシーン、ゴルバチョフから目が離せない。。あっと言う間の2時間、『ホントに良いもの観たなぁ』と心が温かくなりました。
開演前のパフォーマンスがまた楽しい!日替わりゲストとかR-18公演とか、客を楽しませる工夫がたくさんあって、本当にありがとうございます!

イるテーション

イるテーション

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高にはっぴー
都合上1度しか観れなかったことが残念でなりません〜
最高にはっぴーになれる作品!
大人も子役ちゃんも全てのキャラクターが愛らしく、面白い!
そして衣装が素敵すぎる♪
30分が本当にあっとゆうまでした。
雀空ワールド全開で本当にみんな仲よさそうで、とにかくくせになるそんな劇団さんです!

ネタバレBOX

入口から等身大パネルにみとれちゃいました。
雀空さんの美しさはますます磨きがかかって、ため息が出ちゃうほど!
姉妹アイドルずっとやってほしいくらいかわいかった♪
今回の海さんは印象的な場面がありすぎです。
特に消しカス役の松藤さんとの叫ぶところは最高でした!
そしてその松藤さん、アクロバットかっこよすぎます!
アクロバットだけでなく、カイさんとのシーンはおもしろすぎました(笑)
そして、エルの家族!笑いどころしかないです。
子役ちゃん達がみんなますます上手になっていて涙でそうでした〜
なんだか見るたびに見所が増えて、何回も観たくなります!
イるテーション、ぜひまた観たいです!
これからも
応援します!はっぴーな気持ちになりたい方めちゃくちゃオススメです!
英雄コレクション

英雄コレクション

ジョーカーハウス

サンモールスタジオ(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

面白楽しい MIXバージョン
劇中劇の典型であろうか...実生活とバーチャルの世界を自由に行き交うため、 次第にそのギャップに翻弄されはじめる、という説明が言い得て妙である。
芝居としての楽しさ面白さと、主人公女性の成長を重ね合わせる、という多重構成である。
またゲームというバーチャルと現実社会のギャップに苦しんだのは、女性だけではないというオチも現代的な問題提起である。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

昨今流行のサブカルチャーと呼ばれる分野(ゲーム、アニメなど)はメディアミックスが進んだ結果、ジャンルの垣根を低くしたかもしれない。本公演はアニメキャラかリアルキャラか判然としないが、劇中ゲームとして、場面の展開をゲーム場面のクリアーと重ね合わせているようだ。その進展は現実社会における自立に繋がっている。
公演そのものがゲーム機の画面を見ているような錯覚。実にバーチャルな世界を観応えあるものに仕上げていた。

そして、ゲームにウィルス感染させた人間。企業における自己実現できないまたは認められないという歪な感情が動機になっている。そのバーチャルな世界における違法行為そのものが実社会での存在や主張そのもの。
印象に残る台詞...仮想の世界で痛みを知ることは、現実の社会でも痛みを知る。その知ることが人に優しくなれるようだ。それをゲームを通して教えられるという奇妙な体験が...楽しめた。

この「英雄コレクション」を観て、テレビゲーム「ドラゴンクエスト」を思い出した。異世界を冒険する「ロールプレイングゲーム」である。このロールプレイは「役割演技」ということらしい。数人の仲間がそれぞれの騎士などの役割になりきり、ファンタジー世界を舞台にしたシナリオで会話・冒険をする。それを一人で楽しめるようにしたのがコンピューター版ロールプレイゲーム。

ここでも自分が操作することによって「成りきり英雄」として、世界を救う物語になっている。小説や映画以上に架空の世界の没入感がある。ゲームという架空世界を芝居という現実に見せる場面へ引き出させ、役者の演技(しっかりキャラが立っていた)や舞台技術(音楽・照明=場内全体を満天の星空など)の効果、そして劇場一体感となるような雰囲気は心地良(酔)い。小難しいことはいらない...という暗に主張する劇中劇のようであった。

次回公演を楽しみにしております。
7ストーリーズ

7ストーリーズ

イークエスト・カンパニー

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ブラックコメディ...楽しめた!
開演前、静寂の中、車が街中を走る音。すでに孤独感が漂う。
男がアパートの7階から飛び降りようと身構えている。物語はその張り出した場所を往復し会話するだけのシンプルなもの。この公演の見所はこの男と、アパート住人たちとの奇妙な会話。いや会話が成立しているのか分からない、捩れ、勘違い、思い込みといった遣り取りに面白みがある。

終盤、老婆との会話が日常の繰り返しにこそ幸せがある、という当たり前のようで味気ないが、考えさせられる。
この芝居は面白かったが、気になることが...。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

ある夕暮れ、アパートの七階。一人の男が窓の外、外壁から僅かに張り出した突起の上に佇んでいる。今、飛び降りようとしているところに、7つの窓の1つが開いて、中で争っている男女の姿が見える。痴話喧嘩をしている。勢い余って男は女の首を締める。外の男は見るに見かねて仲裁に入る。しかし怒りが収まらない男はピストルを発砲。外の男も巻き込まれて大騒動となってしまう。
今度は両隣の窓が開き、それぞれの住人が顔を出し、事の顛末を外の男に詰問する。そのうち別の住人とその友人たちやパーティ会場の客たちも巻き込んで人が入替わり、立ち代り現れては男に話しかけるため男は飛び降りる機会を逸してしまう。
それから老婆が現れてとりとめもない話をし出すが...。

E-Quest Company 代表・谷口浩久氏が当日パンフで、この物語に”国家機関”と ある”動物”の登場について、この物語を暗示的に書いている。国家機関は警察、動物は鳩であるが、この物語の結末を上手く表している。

都会のアパートでの隣人関係は希薄または無関心といったところ。舞台はそんな情景を舞台うしろ(壁)の窓(部屋)に状況を投影している。窓の中にいる住人たちは、とにかく生きている。その無頓着振りと男が感じている繰り返しの平凡な日常への疑問が対比的で可笑しみがある。ここにブラックコメディとしての観応えを感じる。
自分自身を見失った男と100歳の老婆の他愛ない会話が印象的である。老婆曰く...警察は形式的な業務の遂行のみ。人の心には入ってこない。鳩、部屋に飼われたままでは飛ぶとこも忘れる。いやもはや飛べなくなっているかも。人生を坦々と生きた誇りのようにも聞こえる。そこには自立(信念)の大切さを問うているようだ。

さて、気になったこと。セットのアパートの張り出した場所を広角にひらいて作ってある。キャストが窓枠内で演技した場合、その角度が死角のようで観えないシーンがある。特に最前列両端の席は見切れになったと思う。上演後、気になって座ってみた。舞台セットまたは窓枠から半身出すような演技をするなど工夫があっても...。また男の悲哀・絶望が垣間見えて飛び降りそうな姿が見えると更に良かった。

次回公演を楽しみにしております。
Blue

Blue

SQUASH(劇団スカッシュ)

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/08/02 (火)公演終了

満足度★★★

新機軸の劇団
劇団そのものが人気YouTuberという異色の劇団。 
本公演の前パートになるYouTubeドラマが面白かったので観劇に至りましたが、やはり編集加工した映像と、生の舞台ではテンポがかなり異なり、特に前半は冗長に感じました。 
客層としてYouTubeのリスナーさん達が大半を占めている様で多分、観劇も初めてという人も多いのではないかと思われますが、全体がすごく舞台に集中している様子が伝わり、マナーが良いので、むしろそちらに感動してしまいました。 
こちらの劇団によって生の舞台の良さを知る人が増えていくのはとても有意義な事だと思います。

ネタバレBOX

個人的に、コメディーの部分で笑いにくかった理由としては、ひとりが失明してしまうという設定だった事でしょうか。 
夏だ、海だ、パーティーだといっても失明という設定が重くのしかかって、笑いに乗れませんでした。 
失明役の役者さんも終始サングラスで、この役者さんのファンは顔がよく観れなくて残念だったのでは。
第25回 王子落語会

第25回 王子落語会

花まる学習会王子小劇場

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/07/25 (月) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しい
まだ梅雨が明けておらず、涼しい日々が続いておりますが夏らしい噺でした。

ネタバレBOX

瀧川鯉作久 「新聞記事」  天ぷら屋の竹さんを殺した泥棒がすぐに挙げられたに対して、奥さんが尼さんになった、衣をつけたと切り返す噺。

桂米紫 「遊山船」  橋の上から屋形船の様子を見てうらやましがり、大騒ぎする庶民の噺。

瀧川鯉昇 「船徳」  居候が船頭をする噺。質屋のせがれだけに客を流したと。

身体の揺れが半端なかったです。舛添さんにせこさも似ているというところに笑いました。

神田京子 「与謝野晶子」  与謝野晶子の生涯。

君死にたもうことなかれの詩って長文だったのですね。人の名を間違えるのだけはいただけません。

桂米紫 「子別れ」  別れた夫婦が子供を介してうなぎ屋の二階で仲直りする噺。

川、船が重なり、うなぎも重なり、楽しゅうございました。
英雄コレクション

英雄コレクション

ジョーカーハウス

サンモールスタジオ(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度

セリフが・・
ボーイズチームの初日を観劇・・・なんというか緊張なのかまだ初日を明けられるレベルではなかったのか不明だけど とにかくセリフを噛みたおしたという印象が強い。

話は面白いし、使われている曲もカッコいいのでそこが残念。。。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★

二年前の思いが蘇る
二年前の今頃、美津乃あわさんを目当てで見に行ったこの公演の再演があることを知り、家庭の事情でしばらく遠のいていた「劇場」に足を運びました。
見に行けて本当に良かったです。
新しい演出や追加の場面も加わって、吹原さんの才能の幅を存分に堪能しました。まだまだ才能の引き出しをたくさん隠し持っている余裕さえ感じました。
半年空いていた観劇人生のスイッチがまた入ってしまいました。嬉しい悲鳴です。頃をみて後半またリピします。

ネタバレBOX

再演を感じさせないスケールの広がりを見る事が出来て嬉しかったです。
前回「勧善懲悪」ともとれたストーリーが「悪の美学」が混じる事により、作品上の本当の意味でゴルバチョフの主役としての存在が増したように思えました。
正直、この劇団は往年の劇団のようなスター役者も斗出して巧みな役者もいないのに、皆さんのにじみ出る人柄や熱量、そして何より吹原さんの才能でこんなに愛されているのだなと改めて思います。
少し残念だったのは、あわさんや岡田さんのように大きな舞台に慣れている役者に比べて、他の方々の「劇場が大きくなった」という感覚が少ないのが勿体なかったです。真ん中より少し後方の席に座っていましたが、芝居が全部届いたのはこのお二方だけでした。特に赤カブトさんと下下さんが気になりました。
後、BGMや効果音が大きくて台詞も歌もかき消していたのが残念です。スピーカーが近い訳でもないのでとても不思議でした。
これからどんどん大きくなって欲しい劇団なので、辛辣な意見ですが今後改善されると嬉しいです。
熱量をもらいにリピート観劇必須です。
耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~

耳ガアルナラ蒼ニ聞ケ~龍馬ト十四人ノ志士~

企画演劇集団ボクラ団義

HEP HALL(大阪府)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/25 (月)公演終了

満足度★★★★

すごく引き込まれました
前回の大阪公演(確か3年前?)に初めて拝見した劇団で、その後は東京でタイイングがあう時は何本か見てます。正直面白い時もあれば好みじゃないときもあるのですが、この耳蒼は本当に面白くて、人物ストーリーともに強く引き込まれました。ゲストの出演者様も皆大変すばらしく、劇団員さんでは坂本龍馬を演じてた沖野さん、中岡慎太郎を演じてた大神さんも非常に魅力的で、これまで拝見した同劇団さんの中では一番好きな舞台になりました。これを大阪で拝見できて本当に良かったです!また大阪にもぜひ来てください!

ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜

ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜

劇団ZTON

ABCホール (大阪府)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

(2回目)進化する物語です
特別翻訳公演を観たくて、2回目の観劇でした。
通常公演を観ていたので、答え合わせをするように楽しみました。こんな事を言っていたのか、と思うこともあれば、やっぱりこんな事を言っていたんだ!と嬉しくなることもありました。うまく翻訳されていて、些細な演出が本当に上手でした。
2回目の観賞だったからか、1度目とは視点を替えて観ることができて、さらに奥深い物語になったと思います。一人一人の信念や行動、その背景まで作り込まれているからこそ、誰にスポットを当てても楽しめるところがZTONさんの凄いところだと思います。
殺陣も、1回目より更に早く、更に正確になっていました。
日々進化する物語でした。
通常公演、翻訳公演の両方を観てこそ、おもしろさが更に深まる作品だったと思います。

月の道標

月の道標

ニラカナエナジー

座・高円寺2(東京都)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

次回公演が楽しみ
この時期、戦争を題材にした作品が多くの劇団によって上演されますが、
どの登場人物の目線から描かれるのかによって、作品の印象が決定されてくることでしょう。

本作は“学徒隊少女”を主役とした物語りであり、
戦地に於ける状況に対しての少女の心の反応や葛藤が見事に描かれ、
終始惹きつけられる舞台でした。

旗揚げ公演ということで、次回公演が楽しみであります。。。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/21 (木)公演終了

満足度★★★★★

感動しました!!!
何回も観劇したいと感じさせる良い芝居でした。
期待通りでした。やはり「だるま座さん」は間違いないですね。

合理的エゴイスト

合理的エゴイスト

劇団ピンクメロンパン

明石スタジオ(東京都)

2016/07/21 (木) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました。
ストーリー展開もよかったです。

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

リローデッド・ゲート【当日券あります!】

ZERO Frontier

ワーサルシアター(東京都)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

楽しめました!!!
アクションも素晴らしかったです。

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

うちの犬はサイコロを振るのをやめた

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2016/07/23 (土) ~ 2016/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

2年ぶりの再会
もともと初演が大好きなので、贔屓目はあると思いますが、やはりこの作品が私は大好きです。
喜怒哀楽の全てがそこにある、豊かな作品です。

初演から2年、追加された要素と、演出家や役者・劇団全体のレベルアップにより、キャラクター達の魅力が増し、物語自体にも深み増したように思います。
アウグストゥス(野口オリジナルさん)と正田主任参謀(岡田達也さん)は特に初演から変わったキャラクターです。
初演で伝説的だった珍太郎(サイショモンドダスト★さん)の戦闘シーンも健在です。健在どころか長くなりました(笑)
他のキャラクター達も、皆初演より更に魅力的になっています!
という訳で、初めての人には勿論、初演を観た人にも楽しめる再演でした。

劇場が大きくなったことで、キャバレーのシーンがより華やかになり、特にラストナンバーは初演よりぐっと輝きが増しています。キラキラしている!
あのシーンは輝いていれば輝いているほど切なくなるので、とても良いです。輝くシヅ子(増田赤カブトさん)と、輝きの向こう側のゴルバチョフ(加藤慎吾さん)の二人の表情が涙を誘います。
そもそも、劇場が大きくなったことにより、客席で感じられる熱量が薄くなってしまうということが無かったのが良かったです。

そして相変わらず、開場中パフォーマンスの問題作(笑)に始まり、唐突に客席を巻き込んできたり、唐突に投げられるサインボール、そして個性的な物販等々、作品だけでなくいろんな部分で十二分に観客を楽しませてくれる劇団です。

パワーアップしたこの作品にまた出会えて、本当に嬉しい。

ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜

ティル・ナ・ノーグ〜太陽の系譜〜

劇団ZTON

ABCホール (大阪府)

2016/07/22 (金) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ただただ、面白かった!
アイランドをモチーフにした言葉の通じない国同士の戦いの物語。魔法も出ず、空も飛ばず、普通の、言葉の通じない人同士が争う物語。
千穐楽の日に見たため、初めに翻訳版を、次に原語版を見るという流れでした。たとえるなら吹き替え版を見て、その後に字幕のない状態で英語版を見る状態と言えばいいんでしょうか
ストーリーも奇をてらわず、いつも通りのZTONの王道を行くストーリー展開だったと思います。100年前に自国が沈み滅んだために、そこから船で脱出して新天地を求めたフィモール人たち、彼ら自身は何も悪くなかった。ただ、そこにのっていた、ある宗教を信仰する司祭が、自分たちの宗教の地位をよりよくしようと、偶像の神を作り出し、すべては神の啓示であるとした。そして神の意志に逆らえば天罰が下ると、吹聴し、神はフィモール人たちだけでの国を作るべきと言っており先住民は抹殺すべきという啓示をしているといった。
単純に考えれば、新天地で布教するよりは自分たちの息がかかった人たちだけのほうが自分たちも攻撃されないし安心と思ったんでしょうね。
しかしその結果、新天地の、罪もない人達は無益な争いに百年間も巻き込まれた。
そして百年後、この国に二人の人間が出現する、
一人は、フォモール王の弟モルクとダナーン族フィンタンとの間に生まれながら、そのことをひた隠しにして王にまで上り詰めた男、ブレス。もう一人は、フォモール王女エリウとダナーン族長の息子キアンとの間に生まれ、母をエオヒドに、父をブレスに殺されたルー。
 ブレスは誰よりも薄いフォモールでありながらもっとも敬虔なフォモールである道を選んだ。ルーはマナナンと名前を変えたモルクに偶然拾われ、モルクの仕事を継ぎ、ダナーンとフォモールの共通の文字を作ることによって争いを止めようとする。
最終的には争いの元凶であった、宗教の司祭を倒し、この国に文字をという文化が生まれて、それぞれの民族の意思疎通がかなりできるようになってこの話は終わっていきます

観て感じたのは、やはり言葉が通じないということの恐怖。
そして、人が一つのことを狂信的に信じるというとどうなるのかという恐怖
それらをひっくるめて表現した2時間50分とても楽しい時間でした
できれば、ブルーレイで出てほしいし、スピンオフも見てみたいです。
個人的なお気に入りのシーンは、
エリウが赤ん坊のルーを抱いて登場するシーンと
二幕冒頭でわずか六歳の男の子が一人でABCホール舞台上の大階段を台詞を言いながら降りてくるシーン
えぇ、あの広い舞台に一人ですよ。(^^;)
あとはZTONと言えば外せない殺陣!
今回も随所に殺陣が盛り込まれまさしく圧巻でした。
大変面白い舞台でした

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