
遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「“戦争と平和”のリアル」
私の少年時代には“戦争と平和”をどう感じていたのかなどと思いながら、観させていただきましたが、多感な少年少女達の感情や心情がよく描かれており、場面転換もクイックリーで物語りに集中できました。
大人となった今、改めて感じることが多かった作品でした。

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
紛争地 花四つ星
の住民の生活を覗き見、難民キャンプも可也見て回っている自分にとっては、戦闘シーンや残虐な描写が随分抑えられ、リアリティーには欠けたが、それでも日本の一般の人々にとってはかなりショックを受けた人々も居るハズ。

デトックスウォーターをガブ飲みするセンパイ
パイのミ
Live Cafe&Bar PLACEBO(大阪府)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/08 (土)公演終了
満足度★★★★★
笑いに笑い 大好物です。
中野π子(May)とハシグチメグミ 室屋和美、池下敦子 最強メンバー 替え歌から般若の女子会 控室での会話 笑ろた 笑ろた!! ただただ 笑いに笑い、 お好みとごはん 焼きそばとごはん 炭水化物に炭水化物 笑いに笑い いいじゃないですか。大好物です あーー楽しかった!!

アイドルくの一忍法帖 ー風魔四姉妹の逆襲ー
劇団「神保町界隈」
テアトルBONBON(東京都)
2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★
リハにしてもひどい
客を馬鹿にしていると感じました。
ヘラヘラしている演者が何人もおり、面白くもないアドリブをやり続けているのは見ていて苦痛でした。
面白いと思ってやってるであろう下ネタも気持ちが悪く、一部の役者のファンであろう客が無理に笑っているだけの地獄絵図といった感じでした。
参加したくもないままにこの芝居に巻き込まれたであろう人たちは本当にかわいそうだなと思いました。
運営は客や演者のことを本当に考えるのであれば、この公演はしない方がよかったと思います。

「ウサギ小屋裁判」
Random Encount
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★★
再確認する 子供の心と母親の心
子供たちの心 自らの裁判で考え悩み そして 犯した罪とその重さ 行きついた先は、 繋がっている.・・・罪は・・・ 自分で止めた子供たちの心。 自分たちに下した判決。 極端な場面設定の中 親が出した結論は、親が下した判決は、それぞれの心の中、 親の子供への愛の方向。 そして再確認する子供への想い。 上手い役者陣が演じる作る、子供の心と母親の心。

鱗人輪舞(リンド・ロンド)
DAZZLE
あうるすぽっと(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
全てのカテゴリーに属し、属さない、曖昧な眩さ。
DAZZLE の公演は、どれだけ期待値を高めても、それをヒラリと舞うように越えてゆく。
今回の作品も衝撃だった。
全ての瞬間、瞬間、が尋常ではない緻密さと儚く退廃的で、そして決して折れない美しさの連続だった。
二十周年記念公演と云う事で、彼らの培ってきた全てが凝縮された作品だった。
マルチエンディングでは観客が舞台上の世界の行く末を決める。その時に、本当に手が震えた。
彼らはDAZZLE と云うダンスに人生を捧げ、命懸けで踊っている。命懸け、が比喩ではないとあの舞台に触れれば理解出来ると思う。
そして触れてしまえば、渇いた世界での水を求めるように、彼らのパフォーマンスを求める。
まだDAZZLE を知らない、観たことが無いと云う人がいたら、今、この時、DAZZLE に気づいて欲しいと願ってやまない。

不謹慎な人たち
ねじリズム
シアターブラッツ(東京都)
2016/09/28 (水) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
不謹慎なドッキリの先にあるものとは?
付き合って五年になる恋人・吉田との結婚を考える山神しおりが、吉田の本心を確かめるために、不謹慎なドッキリを仕掛ける。
そのドッキリとは・・・自分が死んだことにしてウソのお葬式を営み、吉田がどんな反応をするのか?というものだった。
吉田は、しおりの企み通り、遺影の前で泣き崩れ「本当は結婚したかった」と告白し、その企みは一見成功したかに見えた。
が、そこからしおりは、自分にそっくりだったという吉田の過去の恋人・みわこの存在に悩まされるようになり、みわこに似た自分が好きなのか、しおりとしての自分が好きなのかを知るために、さらなるドッキリを仕掛ける。
その過程で、15年ぶりに明かされるみわこの死の真実。
そして、そのドッキリに込められていたのは、みわこの死から徐々におかしくなっていった吉田に、人としての心を取り戻させようとするしおりの深い愛。
終盤で、事態が二転三転するようなドッキリに客席も騙されながら、最後はスッキリし、笑って観終ることのできる結末がよかったです。
今回は群像劇ということで、個性的な12人の登場人物がぞれぞれしおりと吉田に複雑に絡んでくるので、それぞれの思惑で動く不謹慎な人たちの人間模様もとても面白く、楽しめました。
また、小劇場には珍しい回り舞台という大仕掛けが場面転換に効果的に使われていて、その舞台を回しているのが出番のない役者さんたち、という演出も斬新でよかったと思います。
こんな風に、毎回新しい仕掛けや試みで驚かせてくれる劇団ねじリズム。
次の作品が、早くも楽しみです。

解体されゆくアントニン・レーモンド建築旧体育館の話
かまとと小町
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2016/09/24 (土) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
旧体育館の話。ガールズ・ビー・アンビシャス!全編ギターの生演奏!
一度、かまとと小町 さんの公演をしっかり拝見したいと思っていました。
番外公演ですが、拝見できた良かった。
息吹、敬虔、奔放、哲学、癇癪、沈黙、平穏、飴玉、史学の女子大生9人。
その名前の通り、個性的で、それぞれの想いもって大学に入学した女子大生たちのガールズトーク。
彼女らは何を成し何処へ向かうのか?
多感な女子大生たちへ、ガールズ・ビ・アンビシャス!
おじさんも頑張ります!
全編ギターの生演奏も凄かった!
先週の赤猫プロジェクトさんのウクレレ生演奏も凄かったですが、こちらのギターも凄かった!
追伸、この秋、学生演劇花盛り、行けない公演多数ですが、この前の週のちゃうかさんの「Яeverse」も良かったです。

慕情の部屋
スポンジ
新宿眼科画廊(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/18 (火)公演終了
満足度★★★★
豚箱友情物語、ではないが。
初スポンジ、名前もこの度知った。
タテに長い新宿眼科画廊(地下スペース、逃げ口無し)の奥行きを使った、多場面を作りだす装置の活用で、「物語」はテンポ良く、スリリングに進んでいた。
スーパーのバックヤード、ビデオ屋店内、主人公の部屋、上野、留置場、接見室・・。
印象的なのは、狭い横幅をさらに狭める上手側の小さなエリアで、機材を駆使して無機質系の「音楽」未満ただの音以上の幻想音を「生演奏」する姿、ドラマを「不穏」に盛り立てていた。
当て書いたように物語上のキャラに合う人達は、一劇団に属する同質感がないが、持つキャラによって物語の中に嵌め込まれ、総体で一つの芝居をこなし切った感じ。
悪行の果てであるはずの檻の中が、最もヒューマンな空間だというのも皮肉が利いて好きである。

わが町
ヨハクノート
立教大学新座キャンパス(埼玉県)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
現代の「わが町」が表現される
実験色が強目ということで、期待に違わず面白かった。ワイルダーの革新的なところをさらに進めて見せてくれた。特に2点かな。舞台監督が出てこない、読み上げソフトによる合成音がナレーション風に流れる。もう一つが、「幕なし・背景なし」がさらに進んで、「舞台なし」であった。広いフラットな空間に、椅子がランダムに。優も客も好きに掛けているのみ。古くに実写映画があるが、真逆に展開した舞台であった。筋は分かりにくいが、演劇の可能性ではあるのかも、と納得してみる。

売春捜査官
稲村梓プロデュース
中野スタジオあくとれ(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
今さらですが
再演とはいえ役者陣の迫力が伝わってきてとても良いお芝居でした。
他の演技を見ながら笑いをこらえている稲村さんも良かったぁ。
とにかく真剣にバカなことも含めて演じているから熱が伝わってくる。ちょっとした視線や動きが小さめの劇場なのでよく見えてくるのが良かった。
今後もこのユニットがどういう活動をしていくのかとても楽しみです!

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★★
前半はテンポ良く、後半が・・・
中学生が主体ということで、若い演者さんが多く出ています。動きのキレ、演技のキレが良く、キビキビとした動きは好感が持てました。
前半はテンポ良かったのですが、中盤以降がスローになり、リズムが崩れたのが惜しかった。重いテーマを重く描くのがストレート過ぎ、観ていて少し辛かったです。

遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了

慕情の部屋
スポンジ
新宿眼科画廊(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/18 (火)公演終了
満足度★★★
慕情ですか~・・・
近しい方の経験談を脚色・構成して創り上げたという感じの物語で、妙にリアルに感じる作品で面白かったです。
場転の際のセットもよかったですが、“ノイズ演奏”がとても効果的で、全体を通して作品の雰囲気を醸しだすのに一翼を担っていました。
ただ、私的には物語の顛末に一捻りが欲しいところ。。。

BLACKBERRY
IQ5000
インディペンデントシアターOji(東京都)
2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★
熱量は感じたが・・・。
以前観た「ジャングル~柔和なジャングルの猛者~」が熱量溢れる舞台で、久しぶりに同劇団を観れるので、期待して観劇した。
ただ、結果から言うと、今回は自分には合わなかった。熱量は感じたが、マンホールチルドレンやバイカル湖の悲劇等を題材にしたにしては、その凄惨さがあまり伝わって来なかった。観易くする為に小ネタ等を入れた為かもしれないが、浅く映ってしまった。
好きな劇団さんだけに、次回作に期待したい。

MOLOK
劇団メリケンギョウル
明石スタジオ(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★
骨太作品が…
この公演は、史実に基づく「マクベス」と、旧約聖書にある神話・悪魔的なモロクの物語を綯い交ぜにしたもの。劇団の謳い文句である“忠実×虚構“のハイブリッド新生「マクベス」...その脚本は骨太で面白い。
しかし、脚本の力・面白さを演出・演技が削いだようで勿体ない。もしくは脚本の力に演出・演技が追いつかないといった感じで惜しい。
本公演は「マクベス」をベースにしているが、シェイクスピア版における暴君ではなく、どちらかと言えば名君のような描き方である。その試みは良かったが...。
(上演時間:前説では1時間45分、実際は2時間強)

時喰【東京・大阪共に満員御礼!ありがとうございました】
劇団5454
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
良い時間を喰らわせていただきました
面白かった。チラシのあらすじ見てて面白そうだなと思って行ったが正解だった。
東京からという事で、また大阪に来てほしい、大阪の人に見てもらいたい劇団。
役者さんも良かった。皆んな良い味出してたなと。お母さん、婆さんからある役目を指示されてる若者、村を勧めた後輩が特に印象的だった。
制作さんの親切な対応もありがたかった。
次回大阪はいつだろう

最果てクロニクル
関西大学劇団万絵巻
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2016/10/15 (土) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
初学生劇団
今時の学生劇団ってこんなに出来るんだなと。内輪受けとかやらない、しっかりした面白い芝居で良かった。個人的な好みとしてはもう一捻り、遊びが欲しいけど、900円の価値は十分
おばあさんからお菓子も貰えたし。

映像都市(チネチッタ)
“STRAYDOG” Seedling
中野スタジオあくとれ(東京都)
2016/10/12 (水) ~ 2016/10/16 (日)公演終了

ゲシュタルト家の崩壊
めがね堂
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/10/13 (木) ~ 2016/10/16 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い!
極上のサスペンス・ミステリーという印象である。説明にある「難しいことはおきません。ある家族の崩壊を覗くだけ」とあるが、その観せ方が秀逸である。
少しネタバレになるかもしれないが、文章(脚本)倒置法を利用したような展開で、終盤までその謎を引っ張る力は見事であった。
公演全体に不気味な雰囲気が漂い、謎の展開と相まって緊密感が…。
(上演時間1時間45分)