最新の観てきた!クチコミ一覧

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ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★

続編も期待
既にシリーズ4作目となったが、今回も秀作揃いの舞台でした。
妖しいホテルの一室を垣間見れました。
以下、公演中なのでネタバレで。

ネタバレBOX

メキシコ~女性にナンパされホテルについてきた童貞男性が、期待と女性の秘密に気づき、葛藤する物語。葛藤する様が笑いを誘うが、最後の決断がとても格好良く映る。(正しいかは別ですが)タイトルも面白い。

楽しい家族計画~ラブホテルの改装を依頼する男と依頼された一級建築士の女性の物語。最初どことなく男性を警戒していた女性が、自分の性生活を話始め、関係が変化していく。ふりきれたエリート女性とそれを諭す男性の掛け合いが面白い。また、男性の子供に対する思いも共感を覚える。個人的には、今回の作品の中で一番好きな作品。

後戻り出来ない女~出会い系サイトで出会った男女が会社の上司と部下だった話。41歳の女性上司とまだ入社年数の浅い部下の男性の微妙な駆け引きと噛みあわない会話やジェネレーションギャップが面白い。困った部下が、先輩社員を呼び混乱が拍車する。今作品は何といっても上司の小林さんを演じられた川島香帆里さんの熱演につきます。

クリーブランド~飲みすぎてホテルに泊まった友人関係の男女の話。結婚が決まっているが、男性に好きで思いを伝えたい女性と結婚する事を知っていてそれに付き合う男性の見えない壁が切なくもある。会話が洒落ていて、ラストシーンも想像通りではあるが、洒落ている。
ちなみに、i QOSは ⅰPHONEの「ⅰ」から取って(目指して)、 「QOS」は、クオリティーオブサービスの意味らしいです、気になって調べた(笑)

3Q Live vol.1 feat. PerfectPitch

3Q Live vol.1 feat. PerfectPitch

Queen of Quirky Quails (3Q)

二子玉川 KIWA(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/28 (金)公演終了

満足度★★★★★

感動!
素晴らしい歌声、和やかなトーク、内容も濃くてとても良かったです(*^_^*)

ナクソス島のアリアドネ

ナクソス島のアリアドネ

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2016/10/25 (火) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

-
2時間40分、休憩1回。全体的に良質だった。特に代役のグールドはあたりだ。ただ、作品自体は中途半端な出来栄えが好きではない。シャンデリアはとても美しい。これはNBS目黒の別館ロビーのシャンデリアの元となったものだ。休憩時間のホワイエは活気があり、大盛況・大混雑。観客の高齢化が気になるが、あまりに高額で若者には無理、ゲネプロに招待する等の取り組みが必要だろう。

『曇天プラネタリウム』

『曇天プラネタリウム』

ラチェットレンチF

Geki地下Liberty(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

色褪せない名作
2012年の作品のリメイクとの事でしたが、色褪せない名作でした。天体観測の場面が多く出てくるので、流星群とか金環日食とかはあまりタイムリーではありませんでしたが(笑)
またの再演もあるかもなので、ネタバレしないように書きます。

まず脚本が面白く、加害者、被害者、警察、マスコミ、サイト関係者とそれぞれの立場と感情の動きが見て取れ、伏線回収(想像部分もあり)も上手いです。そして、登場人物も多いのですが、何よりどの役者さんも見事に演じられており、2時間を感じさせない舞台でした。中でも、個人的には真壁和也役の三浦祐介さんと浜崎準役の井上賢吏さんが印象的でした。

『曇天プラネタリウム』

『曇天プラネタリウム』

ラチェットレンチF

Geki地下Liberty(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

美しい劇
この劇は、死というある意味汚らわしいものを使った劇なのだが、話の流れは美しさに満ちあふれています。観る者をその美しさに没入させる劇でした。

オトギ

オトギ

劇団超ダッシ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いと言える劇
このお芝居には、おとぎ話に出てくるキャラクタが出てきます。おとぎ話とは言っても、何か教訓じみたお話ではなく、軽く、それでいて面白さというべきものが見え隠れする劇でした。

珍渦虫

珍渦虫

プロペラ犬

ザ・スズナリ(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

深海の渦の中で
引きこもりの作家が描く物語の世界の人達と現実世界での葛藤を描いた物語。前半の痛快な楽しさと後半の幻想的な深海世界を思わせるシーンがまるで自分が渦の中心にいるような感覚。水野美紀さんや伊藤修子さんの軽快な掛け合いも面白い。福永マリカさんの色々な表情も観れて新たな役の一面が見れたのも良かった。

オカシな夜にキカイな涙

オカシな夜にキカイな涙

メグルキカク

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ないけどいい物語
感情を持ったロボットたちと人間との交流を描いた物語。女性出演者のロボットが可愛いかったりロボットと触れ合うことで変わっていく主人公が不器用だけど憎めない存在。ラストのシーンが切なくて悲しいけどそこも含めての作品だと思うので。切ないだけでなく出演者の個性や面白さも光っていた作品だった。

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

治天ノ君【次回公演は来年5月!】

劇団チョコレートケーキ

シアタートラム(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

劇団チョコレートケーキの「治天ノ君」を観劇。

わずか15年で退位した大正天皇の生涯を、皇后の目を通して描いている。
父・明治天皇から不肖の息子と言われ続けながらも、帝は常に神の存在になくてはならないという父の教えに苦悩する。
そんな中でも西洋の価値観を学んでいけばいくほど、新しい皇室のあり方、開かれた皇室、世界での日本の立ち位置などを変えようとしていくのだが、生まれついた病弱な体質の為に大病を患い、無念の上、息子・昭和天皇に退位させられてしまうのである。
当然誰も知る事がない内部事情の話なので実話ではないのだが、日本がこの時代から本格的に変わっていく様が、皇室という目を通してダイナミズムに描かれている。
大正天皇が自ら問いた疑問「天皇の存在とは何なのだ?」というのがテーマであり、その疑問を大正天皇と一緒に観客が考えていけるのが今作の面白さだ。
天皇が神の存在であるという事を時代が変わっても守り続けようとする皇室と宮内大臣たち。そこに一矢を放った大正天皇の行動こそが、今の日本の皇室のあり方を変えていったと言っても過言ではないだろう。

初演時には大喝采を浴びたようで、今作は3年ぶりの再演なのだが、全く色褪せてない傑作である。

個人的には今年氏のベストワンである。

お勧めである。
トキグスリ、売ってます。

トキグスリ、売ってます。

青山学院大学演劇研究会

青山学院大学(青山キャンパス)(東京都)

2016/10/29 (土) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1959(16-249)
13:00の回(曇)。

最近、大学の公演に行く回数が増えました。最近ですと、上智(四谷)、東大(駒場)、学習院(目白)、早稲田(早稲田)。日芸(江古田)はダンス。

キャンパスでは「青山祭」、激混み。正門はいると両側が屋台の通り道、アメ横なみの混雑。

12:33受付、開場、会場は221教室。桟敷+ベンチシートで4列、奥から座るように案内があり、満席。教室だからか個別空調は使えないらしい、パイプで天井近くに照明を設置。正面は白、両サイド黒のシンプルな会場。

12:45/12:56前説(60分)。

13:01開演~14:02終演。

「あらすじ」通りのファンタジー&青春物語。

青山学園高校演劇部と某製薬会社。昔々読んだ「秋元文庫」などのジュブナイルSFのような懐かしさ。

高校演劇の大会をめざす高校生たち。ちょうど9月から始まった神奈川県の大会を観ているところで、横浜地区大会Dブロック、中央大会と通過した神奈総は11月に県大会。関東大会に行けるか...。そんなこともあり、青学の演劇は初めてですがとても面白く観ることができました。

原野さんにお訊きすると、実質的な処女作とのこと。

喪う、ということはいつも辛いものです。「友人に忘れ去られることの死」...トーマの心臓ですね。多感な世代の葛藤が、多少急ぎ足な気がしながらもうまくまとめてあったのではないかと思います。

「薬」の効用についてまことしやかに語るのは野暮な気がするのでなんですが「ラベンダー」によってという例(筒井康隆さん)もあり、(由来等に)もうひと工夫あれば説得力が増したのではないかと思いました。

だいぶ早めに着いたのですが(並ぶ列の指示がなかった)事前に位置を決めて人の流れを確保しておいた方がよったと思いました。

また、これは個人的なことになりますが、劇中、歌詞ありの邦楽が流れるのは好みでなく(セリフ以外のコトバは不要)、インストゥルメンタルで情感を表現してほしかったかな。

『みんなしねばいいのに』

『みんなしねばいいのに』

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2016/10/23 (日) ~ 2016/11/05 (土)公演終了

満足度★★★

不気味・・
正直、私には合いませんでした。楽しい雰囲気のセットと反した、登場人物の行動が不気味でした。観劇後も、窓から落ちた時の音が頭を離れず、気分が悪くなりました。役者さん達の演技は良かったですが、好き嫌いが分かれる舞台だと思いました。

ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★

どれも面白い!
4作品共、負けず劣らずの面白さでした。

以下、ネタバレにならない程度にちょこっと感想を。

『メキシコ』
訳あり女に逆ナンされた童貞男のお話。
二人のやりとりにタイトルの意味や伏線が・・・。
後半からエンディングのドラマにグッとくる。

『楽しい家族計画』
勘違いしちゃってる、自分に良いように理解する。
こういう女っているよな~。
でも嫌いじゃない。ちょっと惹かれちゃう(笑)。

『後戻り出来ない女』
そこに至る、男のそもそものきっかけが・・・。
だんだんと、アラフォー女性が可哀相になってくる。
でも、男の気持ち解ります。

『クリーブランド』
若い男女のありがちのシチュエーション。
最後のオチになるほどね~・・・。
ユル~イ感じで、リアルチックな芝居がイイ。

ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★

花四つ星
危ないシチュエーションや、際どいすれ違いを巧みに描いていて楽しめる。

ネタバレBOX

 「ホンバンの前に」「メキシコ」「楽しい家族計画」「後戻り出来ない女」「クリーブランド」という作品構成だ。「ホンバンの前に」は、Wミーニングで、にゃにと劇の本番とを掛けてあり、実質前説なのだが、完全に芝居仕立てになっていて粋な悪戯に思わず笑ってしまう。見事なセンスである。
 舞台装置は変わらない。舞台を逆くの字で観客席が囲う形になっていてWベッド、二段のサイドテーブル。一段目にはティッシュ。二段目には真っ赤な電話機とコンドームの入ったクリアケース、ミニスタンド。その横には冷蔵庫。部屋の奥には、赤いソファ。出入り口の横にシャワールーム。そしてベッドの反対側の壁際にラウンドテーブルと椅子。テーブル上には灰皿が置いてある。ラブホの基本セットが揃っていて、無論、カラオケも使える。
 「メキシコ」は、彼に飽きられて振られた女が、逆上して彼を刺し殺し、街中で逆ナンした男をホテルに連れ込むが、彼は人が良過ぎて、彼女と寝ることを拒否、挙句財布から金を抜くことを示唆して彼女の逃亡を助ける話。メキシコは良くアメリカ映画に出てきて、国境を越えてしまえば、捜査権が及ばないので自由の身、というアレである。
「家族計画」息子の宿題にパパのお仕事、というテーゼを出されたラブホオーナーが、他の人々の楽しく過ごせるような仕事をしているという印象を持たせるべく、ラブホ改修の見積もりを一級建築士に依頼。建築士は内寸を取る為、ホテルにやってきたが。様々な提案の中に夫婦のセックス頻度やセックスレスの問題などが入り込んで際どい会話の連発で楽しませてくれる。無論、時代の移り変わりの中で、今までにも改装はしてきたのだが、そんなホテル史の一面も出てきて楽しめる。
「後戻り出来ない女」は、上司の仕事に対する厳しいプレッシャーから逃れる為に出会い系で憂さを晴らしていた若手社員が、出会い系で連絡を取り合い、ラブホで合流することになったのだが、やって来たのは、当の上司。20歳ほども年の違う部下と、ヤバイ状況であればこそ、関係して秘密を保持したい上司と、何としても逃げ出したい部下との葛藤が描かれる。追い詰められた部下は直属の上司に連絡、話は増々こんがらがってゆく。
「クリーブランド」は、明日にも結婚という情況の女が心を寄せている男を誘って飲みに行き泥酔してホテルに泊まる話だが、女の入れ込み具合が真剣で哀れを誘う。彼も良い奴で、好かれるのも当然というキャラではあるのだが、彼には彼女を抱いてやれない事情があった。人生の皮肉を表して素敵な作品。
オカシな夜にキカイな涙

オカシな夜にキカイな涙

メグルキカク

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

#.オカシな夜に
こんにちは、昼公演を観てきました。最初は笑いが多かったですが話が進むに連れてジーンときました。最後は涙ながらに観ていました。人との交わりに考えさせられる良いお芝居でした。

ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★

ラブホテル・ミラクルでの一夜
ラブホテルのイメージは、欲望と情念のようなジュクジュクした感情が滲み出てくるもの。本公演は、その陰湿・猥雑よりは、どちらかと言えばカラッと乾いた印象である。

短編5本はどれも面白いが、それは単純にギャク的なことではなく物語...男女の距離感をしっかり表現している。
上演時間2時間、それは新宿ラブホテルの一般的な休憩時間をイメージさせるもので、観客がソッと隙間から覗いている気分にさせる。

ネタバレBOX

客席はL字型ひな壇で、ホテル室内の肢体・痴態を覗いている。
薄暗い部屋...ダブルベットとサイドテーブル、ソファー、テーブルと椅子2脚。出入り口近くにスモークガラスのシャワールーム。ベットにそうように黒ソファーがあったが、芝居で使用することはなかった。帰り際に聞いたところ、客席だったようだが、誰も座らなかった。

梗概(5編)は次のとおり。
1.「ホンバンの前に4」
  前説を兼ねており、特に携帯電話の電源OFF。

2.「メキシコ」
  冴えない童貞男とかわいい女の訳あり一夜。女は彼氏を殺し警察の捜査から逃げている。そのために童貞男とラブホヘ逃避行?

3.「楽しい家族計画」
  男が家族のために部屋を改装したい、その相談事をラブホで行う。男・女(建築士)とも既婚者で、改装相談が、いつの間にか男女の人格・性癖へ話が逸れて...。男はこのラブホの経営者で、この部屋を改装したいと。

4.「後戻り出来ない女(まもる 2016年版)」
  出会い系サイトで知り合った年の差カップル。女性は独身キャリアウーマン、ミラクル4ならぬアラフォー。男性は24歳。ホテルへ入ったはいいが、年の差で話題やカラオケの選曲が合わない。この2人は特別な関係であり、それを解き明かす第三の男が登場する。

5.「グリーブランド」
  酔い潰れた女とラブホで一夜を過ごすが...。ヤるチャンスがあったのに行為をしない男に向って女は、明日遠くへ行くという。それはグリーブランド...それってどこにある国なの。女の誘惑にも優柔不断な態度の男。女が部屋から出たところで...一言。

どの物語にもクスッと笑えるオチがある。全作品にラブホという少し妖しげな雰囲気の中で、男女の距離感が伸び縮みする。または話を適度にねじり、巧みに流れに渦を作り掻き回す。室内の濃密な関係が、軽快なテンポで繰り広げられる。このアンバランスのような演出がたまらない。
シャワーを浴び、バスローブ姿の女優陣がエロティックでドキドキ、そして展開にハラハラして楽しめる。

最後に、薄明かりの中で次作品のベットメイキングをしているが、出来れば女優陣(ラブホのベットメイキング=女性のイメージ)のほうが艶めかしいかも。

次回公演を楽しみにしております。
『みんなしねばいいのに』

『みんなしねばいいのに』

うさぎストライプ

アトリエ春風舎(東京都)

2016/10/23 (日) ~ 2016/11/05 (土)公演終了

満足度★★★

室内が騒がしく面白いが...
ハロウィン、万聖節(11月1日)の前夜祭、悪霊を追う払う日...子供たちが仮装しカボチャに目鼻を刳り抜いたおばけランタンを持って家々を回る。
本公演は、女性専用のマンションに住んでいる私の室にも本物の幽霊がいる。この私の室以外に2部屋の住人が錯綜するように登場し、不条理ならぬ理不尽な振る舞いが...みんな死ねばいいのに。
場面ごとの面白さと全体を通してみた時の平凡さのギャップというか落差が勿体無い。同時に、上演時間75分にも関わらず、気になることが...。

ネタバレBOX

舞台セットは、中央にマンションの部屋...その奥壁は中央が窓、それ以外は飾り棚。そのBOXには ぬいぐるみ などの小物が置かれている。またいくつかのBOXはランタンイメージの照明が配置されている。そして上手側にテーブル・イス、下手側にベットが置かれている。若い女性が住んでいるイメージ。その部屋の周りは街路。またミラーボールがいくつか吊るされている。
3部屋は同じ間取りという設定、住んでいる住人が登場することで、誰の部屋か区別できる。その演出は分かり易く巧み。

女性専用のマンションに何故か男が出入りしている。マンションの私の部屋以外に上階とその隣室の住人が絡んでくる。外はハロウィンに浮かれているという設定であるが、その騒動は感じられない。逆にこの3部屋での出来事のほうが騒がしい。3組の女性が体験する厄介で迷惑な話々。

当日パンフの劇団紹介では、不条理を描くようなことが記載されていたが、この公演では、その道理というよりは不可解な印象のほうが強い。男の闖入してきた状況は理解の範囲であるが、半同棲のような状況はどうしてか。各室内の騒動は気味悪く、少し怖い雰囲気が漂う。この不可解な状況も含め、物語全体が仮想(装)の中に溶け込んでいるようだ。

さて気になるのは、上演時間75分という比較的短い物語において、カラオケで歌うシーンが多いこと、角(ツノ)男が窓から落ちて再生してくるリターンが多く話の展開が足踏みしているように感じる。不条理というよりも理不尽という印象であるが、その居直り的な不気味さ、不思議さは公演を面白可笑しくしているだけに繰り返しの多さが勿体無い。

次回公演を楽しみにしております。
お誂え四十七士

お誂え四十七士

空間製作社

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/10/27 (木) ~ 2016/10/31 (月)公演終了

満足度★★★

観てきた
前半のドタバタ感と後半の緊迫感、客席もフルに使う演出など緩急が交わる中に忠臣蔵があり、まさに歴史が入り乱れるエンターテイメントでした。

フリック

フリック

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2016/10/13 (木) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★

ソニン好演。
アメリカの今どき感が半端ない。
センスの良い芝居だった。
マキノ氏の演出にも好感。
空席多くもったいない。

ゲズントハイト

ゲズントハイト

ナイスコンプレックス

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★★

テンポ
カンパニー初見。
暗転が多用され、テンポが良くないと思う。
プロットは悪くないので、演出でカバーして欲しい。

ホテル・ミラクル4

ホテル・ミラクル4

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/10/28 (金) ~ 2016/11/07 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました!
ホテルミラクル3から私観させていただいています!
今回4 短編のお話 最近ショートフィルムもいい作品が多くなってますが、舞台のショート版も短くてもひとつひとつ脚本がしっかりしているので面白いです。

各々ちょどよいストーリーで今回も楽しめました。

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