イマジカル・マテリアル
アリスインプロジェクト
新宿村LIVE(東京都)
2017/03/15 (水) ~ 2017/03/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
可憐で可愛いです。
アクションはとても見所が多いです。
パフォーマーが凄いです。
うつろな重力
シアターノーチラス
RAFT(東京都)
2017/03/15 (水) ~ 2017/03/19 (日)公演終了
満足度★★★★
人は誰しも“嫌な部分”があると思いますが、そんな“嫌な部分”を集め、「呪い」をキーワードとし物語にしたような本作。ストーリーが面白く、登場人物それぞれの“嫌な部分”の描き方も上手い。
常に“どんよりと重い空気”を感じる中、展開していく物語に観ている私の心にも重石が・・・。
好き嫌いが分かれるでしょうが、私は面白い作品だと思います。
夏の夜の夢
青年団リンク・RoMT
サンモールスタジオ(東京都)
2017/03/10 (金) ~ 2017/03/20 (月)公演終了
満足度★★★
いい芝居でした。
ネタバレBOX
それぞれの役に深さがありました。ストーリの展開が長いのにその長さを感じませんでした。
キャプテン・オブ・ザ・コック
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
観たのが千秋楽の舞台だったのが惜しい!と悔しがるほど、再演希望な作品でした。
ネタバレBOX
今は亡き名料理人の息子、半ズボンの小学生(演・大中小さん)が料理コンテストの大会に挑みます。ライバルは、名料理人の弟子だった一流シェフ。何故か、少年の父親に恨みを抱いているようでぇ…といったグルメバトルものなんですけど。舞台上では、料理人側の視点の他に、料理される素材側、料理を受け入れるカラダ側の視点も描かれているんです!なんせ、役柄に「ビタミンC」「食物繊維」「カリウム」…満腹・摂食・快楽の各中枢…彼ら・彼女ら?が、水洗いされ・千切りにされ・油で炒められ・細胞に吸収され…を被害者(笑)の立場で演じるんです!
こんな荒唐無稽なストーリー、一体誰が考えついたんだろう!
でも、会場、爆笑の渦の中、いつの間にか、消化酵素の働きやら何やらが、自然と学べちゃうんです!
いっそ、この芝居のDVD、厚生労働省か農林水産省に送って、政府の協賛、取りつけてみてはどうでしょう?と本気で考えるぐらい、栄養学の知識が身について…
それはさておき、会場に来られてた、ひと組の母娘(おやこ)連れ。小学4、5年生?ぐらいの娘さんが舞台上で何か起こる度に、歓声を上げながら、隣りの母親に実に愉しげに話しかけていました。本来はマナー違反ですが(笑)、その様子、大層、微笑ましく思われたんです!
もし再演があるなら、親子連れで是非観に行って下さい!とお勧めの舞台でしたよ♪
ノコッタ。
カンムリプロデュース
パールホテル両国・3階会議室(東京都)
2017/03/01 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
とにかく新鮮でした。舞台を見るためにホテルに行くことも、舞台がホテルの会議室なことも、そのホテルが両国にあることも、またストーリーがホテルを舞台にしたということも。
正直不安でした。入場までホテルの通路に並ぶ居心地の悪さは本当に・・・。
でもその分、ステージの空気がとてもリアル。
演者と客席の距離が近く、また演者さんと触れあうシーンもあってそれは楽しく。
会議室で証明やセットはどうなることやら、と思っていたのですが余計な不安でしたね。
舞台の前、あるいは舞台の後に両国をぶらぶら街歩きしたくなるいい作品でした。
ネタバレBOX
「両国ダンス」、物販でCD売ってたら間違いなく買ってました(笑)
スマホで呼び出すイタコとか、あんこあられとか、「相撲で決着つけよう」とかもういろいろツボです。
乱痴気17『坊's WAR頭SUN(さん)〜わらわはうぬに近付かない〜』
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2017/03/14 (火) ~ 2017/03/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
今回の乱痴気も楽しめました~また観たいと思いました~。
なんですが・・・実は最初の数分、観にきて失敗しちゃったかな、なんて思っちゃっいました。ネタが全く分からない(>_<)で、ネタ探しを諦めたら、肩の力が抜けたのか、すぐ物語に引き込まれました。そんな乱痴気ってある意味凄いかも。
結局沢山散りばめられたパロディネタの2割くらいしか分からなかったと思う。皆な頑張って楽しませようとしてくれてるのに申し訳ない。
それでも、ネタ元が分からなくても、何か「面白い」と感じてしまう役者の迫力、技量。北村さんの顔芸(^^ゞ
そして全体を支えるストーリー、構成の完成度、テンポの良さ。私が、2度、3度観たくなる理由がそこにあると思う。
今回はsayakaさんにも注目してみた。まだ数回しか乱痴気を観てない私が言うのはおこがましいけど、すっかり乱痴気の一員として存在感とユーモアを出していたと思いました。ブルゾンソール、笑えました。元ネタ知りませんが。今度、予習しておきます♪
第19回公演『隣人』
劇団天然ポリエステル
OFF OFFシアター(東京都)
2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団天然ポリエステル・寂し部シリーズともに初めてでした。
鑑賞したのが千秋楽ということもあり、補助席を出すぐらいの満席。
冒頭に前説を入れるのが恒例のようですが、特に今回は長めの前説でそれがお客さんを温めるのにちょうどよかった気がします。
劇団が劇団の裏側を演じるというのはよくある話で、今回のこのストーリーもドタバタを見せつつ、でも嫌な裏切りはなく、安心して最後まで楽しめる作品でした。
オネエの性に対する扱いがいかんせん乱暴な気はしましたが、たぶんこのシリーズはこの案配でちょうどいいんでしょう。
お客さんへのプレゼントで、かわいいステッカーをもらえたのはちょっぴりうれしかったです。
ネタバレBOX
「主演男優がボイコット」という危機は乗り越えたかもしれないけれど、「開演直前急遽代役が演じることになりました」「その代役もちゃんとした役者さんじゃないです」という舞台を見に行くお客さんの気持ちはどうなのよ?自分だったらやだな・・・。
魔族会議
たすいち
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/08/27 (土) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
たすいちさんの『魔族会議』(2時間)。
ネタバレBOX
SPACE雑遊という、決して広くはない箱に、メイクも衣装も凝りに凝った16名という大勢の役者さん達を、1人の個性も埋没させることなく進行させる、巧みな構成。おはなしの随所にギャグを配置した、くすぐりどころ満載の脚本。たすいちさんの公演、拝見したことがあるのは、確か3作品目だと思いますが、相変わらず巧みなモンだなぁ!と感心させられました。
とはいえ、とはいえなんですけど、もっと大箱での公演だった、たすいち初体験の『キズツクキカイ』、5か月前に今回と同じ会場で上演された『ギロチン伯爵と七つの秘宝』、これら過去2作品を観終わった後に残った余韻みたいなもん、今回は感じることがありませんでした(なぁ~んか、ただ笑わしてもらっただけ、って印象かなぁ)。
あくまでも個人的な意見ですが、演じ手の皆さんは皆、好演だったと思えただけに、ホンへの物足りなさが、ちと残念に思えました、とさ♪
ギロチン伯爵と七つの秘宝
駄目なたすいち
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/04/13 (水) ~ 2016/04/17 (日)公演終了
満足度★★★
15日の夜、新宿・SPACE雑遊で観て来ました。
ネタバレBOX
ひとことでいうと「ハイテンション・エキセントリックB級演劇」でした。
とりあえず観た印象だけ述べると、おもちゃ箱をひっくり返して、その上からフライング・ボディアタックかましたような芝居でした。
素人&凡人のオイラには、何故、そのキャラがいるんだろう?という登場人物2名も含め、マトモな性格のヒトが殆ど存在しない、ものがたり世界の中、条件反射的に瞬間・瞬間の場面を笑い続けてました。でも、なんとなく…なんとなくですが、昨日・今日の熊本の地震のような大災害と、唱(うた)や演劇といった芸術との関わりについて、作者が言いたかったんじゃないかな?とかいうのは薄々感じられました。
これ、あくまで個人の印象です。思い込みの大的外れ、かもしれません(汗)
85分の芝居はスピード感抜群の、いっときも観客を飽きさせない展開。無駄に(笑)スケールの大きい大風呂敷の設定と、実は内々の人間関係だった、という登場人物たちの関わり具合…テレビでも・映画でも・小説でもない、ナマの演劇だからこそ、表現できたんじゃないかなあ。
自分的には、期待していた以上の満足感、得られた観劇でした、とさ♪
快楽の谷
劇団 背傳館
インディペンデントシアターOji(東京都)
2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
満足度★★
同人サークルをテーマにした舞台、ということで期待していました。
劇場に入ると、テーブルやポスター・机に置いているフィギュア隅々まで丁寧に事務所を再現していて(友人のエロゲー作家の机もあんな感じです)、大道具・小道具担当の丁寧さを感じました。
暗闇や暗転シーンの照明も美しく、好印象。そしてこんなに喫煙シーンがある舞台も珍しい。タバコの煙は大丈夫なタイプですが、終盤やっぱりにおいが気になりました。
ネタバレBOX
正直、ストーリーは理解できませんでした。
彼らは本当にエロゲーを作っているのでしょうか。今回サークルで作った作品の中身への言及はなくて。ただぼんやりエロをやりましたという印象しか受けなくて、登場人物間の衝突もピンときませんでした。
役者さんも黒髪メガネ男子が何人もダブっていて、誰が誰だか最後までぼんやり。
舞台セットや照明が秀逸だったので、それが救いでした。
エロゲー割とか企画は悪くないです。話の奥行きが欲しいのです。
キズツクキカイ
たすいち
ザムザ阿佐谷(東京都)
2014/10/09 (木) ~ 2014/10/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
天空の城ラピュタみたいな建物・ザムザ阿佐ヶ谷で、たすいちさん初体験してきました。
ネタバレBOX
陰陽師(おんみょうじ)の家に生まれた次男の唱(しょう)。霊感よりもテンションの方が高そうな家族や、愉快な?!妖怪たちに囲まれて、毒気を抜かれたのか、ネガティブ思考の小説家希望。
そんな唱に、ネットを通して、若い女性読者が初めてついて…陰陽師の家柄であることを知らされていない長女の彼氏(☜後半、騒動を起こします)、長男の彼女(☜唱の幼馴染)、そして唱が創り出したらしい新たな妖怪・キズミ。
周囲のユニークな人々(+妖怪)が舞台狭しと駆け回るなか、唱の気持ちは揺れ動き…。
想像の翼が間違った方向(笑)に伸びたようなおなはしなんですが、以前、舞台を拝見したことのある村松ママンスキーさん、小鶴璃奈さん、加瀬恵さんを初めとした役者陣。自身の役柄を愉しんで演じているご様子。
照明や音楽もコスプレ紛いの衣装の登場人物たちと合わさって、何やら時ならぬ○○区・納涼盆踊り大会の賑やかさを醸し出します。
そんな中で、作者の投影と思われる主人公の視線が少しづつ・少しづつ、うつむき加減から相手の目を見つめるように変わってきた…ように思えました。
ネガティブでナイーブな主人公の心の成長?みたいなもん、表現するのには下手に真正面から当るよりも想像の翼を間違った…いえ、自由に伸ばしていった、こんなコメディの方が、かえって後でじんわり来るのかなぁ。ってことを思いながら、会場を後にしました。
役者陣。
主人公「唱」役の野澤太郎さんはもちろんですが、「ケータイの九十九神」役のみやでら みほさん、「キズミ」役の永渕沙弥さん…個人的には大変印象に残りました。
最後に配役を記しておきます。
明神裂(祖父…ではなく、実はその正体は妖怪)…末永全さん
明神致(父)…村松ママンスキーさん
明神説子(母)…小鶴璃奈さん
明神理桜子(長女)…真嶋一歌さん
明神創(長男そう)…窪田裕仁郎さん
明神唱(次男しょう。主人公)…野澤太郎さん
明神紀里(妹)…三品優里子さん
十兵衛(猫又)…佐藤修作さん
こっくりさん…加瀬恵さん
垢舐…白井肉丸さん
けらけら女…松倉彩夏さん
ケータイ(付喪神)…みやでらみほさん
琴川れのあ(創の彼女。唱の幼馴染)…青山祥子さん
兵馬昴太(理桜子の彼氏。実は本作の悪役となる退魔師)…柴田淳さん
キズミ(唱の悩みが創り出した妖怪)…永渕沙弥さん
キョーコ(唱にとって初めてのファン)…黒沢佳奈さん
第19回公演『隣人』
劇団天然ポリエステル
OFF OFFシアター(東京都)
2017/03/08 (水) ~ 2017/03/12 (日)公演終了
満足度★★★★
「寂し部」は2回目です。
後半は笑いながら涙が・・・
とても楽しめました。
「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)
ぶどう座稽古場 (岩手県)
2017/03/11 (土) ~ 2017/03/11 (土)公演終了
満足度★★★★★
原作を知っていても知らなくても楽しめる、新釈・人間失格。クスクス笑っているうちに他人事とは思えなくなってくる独特の味わい。東北のみなさんへ届け!
ゼロゼロゼロ
日本のラジオ
スタジオ空洞(東京都)
2016/04/26 (火) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★
29日の午后、今回がお初の観劇となる、日本のラジオさんの舞台、観て来ました。
ネタバレBOX
山の奥深く。姉妹2人でやってる「死体処理場」。世の中から何の痕跡もなく消滅させてもらうため、ヤクザが、たまに堅気の依頼者が、そして必ず「死体」が足を運ぶ場所…。
ダーク、というより、ノアールと表現する方が似つかわしい設定の中、シニカルなセリフが交錯して…演劇観たぞぉ~!と終わってから叫びたくなるほど濃密な80分でした。
ええっと、それから個人的にはですけど、依頼者のミュージシャン役・フジタタイセイさんが終盤に演じた「一寸の虫にも五分の魂」的・独白。ノアールな色調のこの芝居の中で、唯一、鮮明なカラーに映ったシーン、ちょっくら胸に迫るものがありました。
前から評判は耳にしていた日本のラジオさん。もっと早くから観に行けばよかった!と観劇後、悔しがる程度には、すげえ芝居を見せてくれる団体さんでした。
【追記】
窪寺奈々瀬さんを認識した最初の舞台でした。その後、何度か出演作品を観させていただいて、アノ時の「あっ、このヒト、いい役者さんだなぁ!」という印象に間違えは無かったと改めて思う今日この頃でした、とさ♪
家族と呼ばないで −I can't say it enough−
GENKI Produce
テアトルBONBON(東京都)
2017/03/15 (水) ~ 2017/03/20 (月)公演終了
満足度★★★★
実はそれほど期待してなかったんですが、面白かったです。笑えました。話がよく出来ているので最後まで飽きずに楽しめました。
次公演も期待が持てます。
赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/21 (水)公演終了
満足度★★★★
『赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み』…なんか、往年の日活ロマンポルノみたいなタイトルですね(苦笑)
ネタバレBOX
【エピソード1】天涯孤独の売春婦&大学生の男の子
【エピソード2】東京の音大に受かった妹とその兄
この2組に関わるエピソードが、それぞれシーン毎に交互に繰り返し演じられていきます。
ちょっと文章ではわかりずらいんで、アルファベットを使って説明すると…
【エピソード1】時系列での、おはなしの流れ:A→B→C→D→E
【エピソード2】時系列での、おはなしの流れ:a→b→c→d→e
これを、C→c→A→a→C→c→B→b→C→c→A→a…と、同じシーン、リピートされ続けていくんです。
最初の30分、正直いってクドい!と感じました。脚本の意図は何となく読めていたんですけど、途中だけど席を立とうか、とも思ったほどです。ですけど…繰り返し・繰り返ししていくシーンが、終盤の悲劇と、その後日談的エピソードへの大きな盛り上がりにつながっていきます。
まるで主旋律と副旋律のリフレインが、壮大なフィナーレに導いていく、オーケストラの交響曲のように!
観終わった後、感動で胸を打たれたせいか、恥ずかしながら、ちょいとの間、腰が立ちませんでした。ああ、最初の30分で出ていかなくってヨカッタ(笑)
「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2014/11/07 (金) ~ 2014/11/19 (水)公演終了
満足度★★★
今年の5月、新宿眼科画廊で観た『赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み』という芝居に味をしめて、ほぼ6カ月後の今夜、『空想、甚だ濃いめのブルー』観て来ました。
ネタバレBOX
おはなしは中学生の頃に出逢ってからの二人の女性の友情譚(たん)なんですけど…
今宵、観客の前で披露されたのは即興劇。登場人物の設定など、幾つかの決め事を除いては、どうやらセリフは決まっていない?役者さん達、アドリブで演じているそうなんです。すなわち…左右横列に向かい合った役者さん達。「ワタシは○○になります!」と宣言してから、真ん中のアクティング・エリアに進んで、登場人物や猫や樹木やテレビやドア!なんかを「演じ」ます。そして、どこまでか決められたセリフで、どこまでがアドリブなのか、観る側は見当もつかない、やり取りを交わすんです。
この雰囲気、昭和生まれの観劇オジサンとしては、何となく、相撲部屋での場所前の稽古、連想してしまいました(笑)
稽古…といえば、役者さんのトレーニングに「インプロ」「エチュード」。台本無し、事前の取り決めも無しの、全くの白紙で演技する「インプロ」、場面(シーン)や登場人物の前提条件を定めたうえで即興で演じる「エチュード」…今宵、目の前で見せられたのは、この「インプロ」以上「エチュード」未満のモノだったようです。
でっまあ、端的に言えば、「稽古風景」を部外者が覗かせてもらったような芝居だったんですが、それでも「本番の芝居」同様、ラストは胸を打たれたんですから、演劇の世界は不思議なモンです。
ということでぇ、どこまでがセリフで・どこまでがアドリブか、確かめたい衝動が抑えられません!出来得れば、もう一度、観に行けたらなぁ…(願望)
「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)
いわてアートサポートセンター 風のアトリエ (岩手県)
2017/03/14 (火) ~ 2017/03/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/03/14 (火) 19:00
価格2,000円
太宰治の人間失格としながら、息もつかせぬ笑いに感服しました。シリアスなシーンにおいても笑わせ、半裸になっても不快感すらなく、ひたすら面白かったです!観客を巻き込んでの演出は新鮮でした。ぜひまた見たい公演です。
金曜日、白井家の場合 ~せいのでインを踏め!~
キ上の空論
新宿眼科画廊(東京都)
2015/02/13 (金) ~ 2015/02/18 (水)公演終了
満足度★★★
白井家は一男三女。既に働いている長男・長女。高校生の次女。中学生の三女。両親は再婚同士で、三女だけが母親の連れ子。他の兄姉とは血の繋がりがありません。
こんな家族構成の子供たちが、外に向かっては不倫・登校拒否…。内に向かっては、血の繋がりが無くても家族・血の繋がりがあっても…。
1時間10分という短い上演時間の中で、白井家の一男三女各々のエピソードが、ラップのリズムに乗って交互に、あるいは、重なって、時制を越えて前後して・繰り返して語られていきます。そして最後には意外な結末が…。
週末金曜日の午後7時半開演。場所は新宿、のせいか、小劇団系の芝居にしては珍しく、老・壮・若、男女の比率、バランスが取れた広い客層。でぇ、そんな観客の誰もがストーリーの何処かで自分と重なる部分もあるだろうおはなし、でした。
東京虹子、7つの後悔
キ上の空論
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2015/09/03 (木) ~ 2015/09/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
キ上の空論さんとは何かご縁でもあるらしく、立ち上げ公演の『空想、甚だ濃いめのブルー』から『赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み』『金曜日、白井家の場合 ~せいのでインを踏め!~』と過去の作品全て拝見する機会に恵まれました。
でぇ、今回は『東京虹子、7つの後悔』…青・赤・白の次は七色の虹で来るとは(笑)!
ネタバレBOX
母の死をきっかけに、叔母・ナツに引き取られ、大好きな田舎町を離れて東京で暮らす事になった、13歳の少女・虹子。
東京にも・ナツにも…新しい環境に馴染めずに吃音症を患った中学時代。
やがて高校に進み・卒業して・大人になって・出版社に勤め出し・そして、子持ちの男性との結婚…その半生の折々に、相手に伝えられなかったコトバや後悔を抱えていく虹子…。
空虚にだだっ広い、四角いアクティングエリアの中、「ヒロインの虹子」「虹子の結婚相手の連れ子の娘」二役を演じる斉藤ゆきさんを初め、登場する役者の皆さんの抑制の効いた演技。音楽・音響に照明が醸し出す蒼い月の光に照らされたような静寂。二つが合わさって、一人の女性の走馬灯のようなストーリーを、細氷(さい ひょう)を飛ばしながら更に透明に磨き上げていくように感じられ…気がつくと、舞台にのめりこんでいました。そして、ラスト近くの、あるシーンからは、ええ歳こいたオッサンでさえ、不覚にも涙腺に来ました。
キ上の空論さんの集大成かなあと思った程、感慨深い舞台でした。