
お寺でポン!REBORN
劇団娯楽天国
TACCS1179(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了

絵葉書の場所
劇団大樹
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2017/12/06 (水) ~ 2017/12/10 (日)公演終了
満足度★★★★
本公演は、独特な舞台美術(草月流華道家・横井紅炎女史)とその空間で展開される抒情的な物語(作・み群杏子女史)、その世界観(感)を堪能することが出来た。
(上演時間1時間20分)

サンタクロースが歌ってくれた
空想実現集団TOY'sBOX
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★
2時間私にはこの作品の面白さが理解できぬままにに過ぎました。好みというものがあるから仕方がありませんが、演出家はこの劇で何を言いたかったのでしょうか?

ジ・アース
十七戦地
ギャラリーLE DECO(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
本公演は、3話オムニバスを入れ子構造にして展開するロード・テアトルといった印象である。劇団十七戦地の1年3カ月振りの公演であり、3話はそれぞれ劇団員が提供し柳井祥緒氏が纏め上げたものであるという。2人(北川義彦・柳澤有毅サン)芝居…ギャラリーLE DECOという小さい舞台空間であるが、物語の世界は観客の想像力によって大きく広がる。
(上演時間1時間30分)

室温 ~夜の音楽~
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/12/12 (火) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
サイコサスペンスという謳い文句通り、外面的な愛想の良さと嫌らしさ、内面(心)の暗部が浮き彫りになってくる不気味な崩壊物語。と言っても、役者の演技がコミカルに描かれるシーンもあり、この劇団らしい演出を試みた表現方法とも思える。
(上演時間2時間)

騎士ブルース
無頼組合
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/12/08 (金) ~ 2017/12/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
B級活劇ストーリー「騎士」シリーズ最終回、実に感動的でラストは泣けてくる。カーテンコールでシラカワ タカシさんが当初は3作ぐらいのシリーズを予定していたが、人気を博し10作になったと説明していた。物語は、架空の都市(サウスベイシティ)を疾走するような早いテンポで進む。そこには鋭い社会性、それに挑む愛すべきキャラクターが生き活きと活躍し娯楽性に富んでおり、多くのファンを魅了してきたと思う。
(上演時間2時間10分)

池田屋裏2炎上
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
いろんな意味で圧倒された素晴らしい舞台でした。重厚でありながら、時々はさまれる軽妙な笑いの切れの良さ、激しい殺陣があったかと思えば、会話のやり取りも面白い。男の話かとと思えば、女性は強いな~と思わせたり。登場人物も若手から、年配の方まで。久しぶりにすごい舞台を見たという余韻がのこりました。
個人的には座席が前から3列目だったということもありましたが、終始「すもも」さんの??が気になってましたが。それと山口勝平さんのいいお声を生で聴けて、心地よかったです。とてもいい役どころでした。
すでにチケットは売れ切れだとか。再演に期待です。

元超能力少年
元東京バンビ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了

にんぎょひめ
to R mansion
座・高円寺1(東京都)
2017/08/17 (木) ~ 2017/08/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/08/19 (土) 15:00
テアトル・ノアールという手法を初体験しました。暗闇でも、怖いというよりとても不思議で優しい空間のなかで、笑いとちょっぴり切ない物語は、観ることができて本当によかったと思います。
次回作も楽しみです。

THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2017/12/10 (日) ~ 2017/12/24 (日)公演終了

『2030 REPLAY』
イマノカゲキ(BlackRomanceFilms)
ラ・グロット(東京都)
2017/11/25 (土) ~ 2017/12/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
一人芝居をするって大変だと思うのですが、役者さんは素晴らしかったです。
複数の人格をしっかりと演じ分けられていて、自然な気持ちで感情移入することができました。
そして生演奏のピアノが、効果的に登場人物の心情を映し出していたと思います。
生の演奏…直接胸に届いてくるような感覚があり、やはり良いものですね。
見終わって、心理的な怖さと切なさと、混乱とそのカタルシスのようなものが同時にこみ上げ、その余韻に浸りながら帰りました。
面白かったです。

池田屋裏2炎上
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/14 (木) 19:00
座席1階C列7番
よくもまあ、これだけの人数、登場人物を使いながら(書きわけながら)、けして脱線せず、浮いた存在を作らず、動かしきることができると関心しきり。「ほたえな」的な舞台で、舞台装置も目いっぱいに使いながら、殺陣でも魅せて、存分に笑わせてくれる。一方でこの夏「学ばない時間」「クラゲ図鑑」を観たものからすると、西村さんの才覚の幅広さというか深さというか、恐るべし。
ただし西村さん、一層の千代大海(九重親方)化が進んでいますよ。

袴垂れはどこだ
劇団俳小
シアターX(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
俳小は歴史も実力もある劇団だが、どうも型が決まっていて、自分にはイマイチしっくりこない部分があったのだが、今回の演出がシライケイタ氏だったことで、役者陣の布陣が先ず変わった。キャスティングされた役に見合った役者が演じ、理論で組み固めた演技より自然な演技になっていたように思う。
内容的には民衆の民衆による革命譚と言っても良いような群像劇であるが、戦略・戦術を心得たプロの厳しく、時に非人道的な戦略・戦術にはついてゆけない限界をも提示して見事に民衆反乱の一揆的性格を描いている。絶対お勧めの舞台だ!(追記後送)
花5つ☆

『熱狂』『あの記憶の記録』
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/19 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/13 (水) 17:00
座席1階D列13番
「ある記憶の記録」「熱狂」を連日で観た。他のコメントにあったような、聞き苦しさとかタイミングの早さとかは感じず、相変わらずの熟成度のある芝居だなと感心しきり。
ただ、連日で観て、かなり周りの観客の方々が厳しい批評眼で観られていた(なぜか若い女性の方)ので、細かく見ればいろいろとあったのかもしれないが。結構、終演後、辛辣に語っていたからなあ。そんな見方をされる劇団になったのですねえ。
ただ1人2作に出ていられる浅井伸治さん、どちらもストーリーテラー的な役割なのだけれど、一方は強面のSS、一方は人の好い身の回りの世話係と、ものすごい好対照。
古川氏の今年演じられた脚本、「熱狂」→「旗を高く掲げよ」→「ある記憶の記録」→「幻の国」と繋げてみると、戦中戦後のドイツ負の歴史とでも言おうか、何かとても感慨深い。古川氏がパンフで書いていた「知的好奇心」のなせる業なのだろうけれど、なんとも、それに留めておくのがもったいない気がするほどの連続性、体系性だと思う。

室温 ~夜の音楽~
天幕旅団
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2017/12/12 (火) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★
ケラさんもこんな脚本を書くほど、青い時があったのですね。なんか、よくある小劇団のサスペンスで、それほどのことはなかった、というのが感想です。
終盤、やたらとがちゃがちゃしすぎです。もっと、スマートに狂気を描けないのだろうか。
ただ、冒頭の歌「私の未来は、火葬場の灰、大きな生ごみ、海に浮かぶ遺体、、、」は秀逸、歌詞カードが欲しいくらい。舞台途中まで、ずっと頭の中で口坐作んでおりました。加藤晃子さんの霊役を、もっとシンボリックに生かせなかったかなあ。存在が(って霊だけれど)散漫で、何なのかよく判らない。

山歩き
イナセナ企画
赤坂エノキザカスタジオ(榎坂スタジオ)(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/12/14 (木) 19:00
需要と供給と秩序と性教育について概念だけが飛び交う会話劇。
この大人たちはどれだけ溜めていたんだエネルギー?
兎に角。素人でもわかる素晴らしい演出。
飛び交う会話は「割と難しい」。でも細かい演出は見ていてどれもワクワク。
モロ師岡さんの抑揚ある台詞回しもgood。
激論する単調なシーンはバランスボールや椅子に立ち上がるさまが緩和していく。
狭い空間でもしっかりと計算された演出は唸るしかありません。
ラスト"彼女"の姿に疑問も帰路中に気付く「アマルの親が欠席した理由だよ!」
同時に彼女が白板に書いた文字を書き留め忘れた後悔が押し寄せて来ました。
あと「スリッパ」。
モロさん最初は履くか履かないか迷っていたのに。
椅子に立ち上がるとき最初はちゃんと脱いで両手に持って叩いていたけど、終盤はそのまま立ち上がっていました。
場になれたのか、興奮したのか、威圧感をあえて出したのか。
うーん、気になる演出。
演出の小山さん次回作品が配布されたフライヤーの中にあり。行こうかな。

オーラルメソッド4
シンクロ少女
駅前劇場(東京都)
2017/12/12 (火) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/12/14 (木) 19:30
『This is 30』を観た。再演で、3人兄弟の末弟の30歳の誕生日に久々に兄弟が会い、ドライブに出かける。その間に、いわくつきの相手と末弟が結婚するということが分かり、さまざまな出来事に巻き込まれる、というロード・ムービー風の作り。初演も観たが、役者が変わったことで風合いも随分と変わるのだなぁ、と改めて思った。70分。
おまけ的に、『性的人間』(15分)も上演。これも再演だが、性的な小説を書く作家と妻と弟子の関係が、何とも言えない味を出す。田中のり子が妙に艶っぽいのが、またいい。

ろくでなし八犬伝
男〆天魚
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/12/13 (水) ~ 2017/12/17 (日)公演終了
満足度★★★★
はじめて観た劇団さんで40代とは思えないアクションなのに、ろくでなしなおじさんばかりで笑えました。体に鞭打つお芝居元気もらえました。
2.5次元の若いかっこよさの真逆のかっこよさかしら。

光の帝国
演劇集団キャラメルボックス
THEATRE1010(東京都)
2017/10/04 (水) ~ 2017/10/05 (木)公演終了

『座敷わらし ―眠るは我が愛し子―』
鬼の居ぬ間に
古民家 asagoro(東京都)
2017/11/29 (水) ~ 2017/12/03 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2017/11/30 (木) 14:00
価格2,000円
取りようは二通りあろうがσ(^-^) はあえて「優しい話」と受け取った。終盤で「もしやそれは」と思ったことが予期したものより穏やかだったからかも? また、冒頭で「何?何故?」と思った「あれ」が終盤でちゃんと回収されるのも巧い。
それにしても雨戸を閉めてマチネでも薄暗いあの会場に「あんなこと」までして不穏な(?)雰囲気を漂わせるのはズルいなぁ。意識がコワい方、コワい方へと行かざるを得ないじゃないか!(笑)