
ハラカラ・コエダス・レクイエム
GAIA_crew
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/01/25 (木) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
最近のこの劇団,良いですね。この芝居は再演で,しかも4年前にグリーンフェスタのベースシアター賞を受賞しているものですから,質は高いんだろうと予想はしていましたが,それを上回る良い芝居でした。思いに溢れ,それが伝わってきます。思わず目頭が熱くなりました。その結果,ついつい1枚お香典を追加してしまったくらいでした。

楽園の怪人
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/01/24 (水) 19:30
価格3,800円
原作は書かれた時節柄、戦意高揚の色合いがあったそうだが、先端技術の軍事利用に関しての批判などむしろ反戦のメッセージが織り込まれ、さらにレイシズムにも触れる内容で「だから今なんだ」と感じた。
そんなことから根底に流れるものとして井上ひさし作品に通ずるものがあるようにも思えた。
配役関連では過去パートの特異性(しかしちゃんと内容的に活きている)、SUMIOさんの「どちらかと言えばその見かけは……」からのラストでの納得、高橋(亮)さんのコメディリリーフぶり、中澤さんの小澤征悦(@「もみ消して冬」)っぽさ(笑)が印象的。
【余談気味】
小劇場「楽園」での公演なので「楽園の怪人」だとすると、d-倉庫だったらタイトルは「倉庫の怪人」? 今ひとつな感じ。(笑)
以下、いくつかの劇場を想定すると……
駅前劇場→「駅前の怪人」:森繁、伴淳、フランキー?(爆)
ザ・スズナリ→「スズナリの怪人」:怪人が沢山いるような
シアターグリーン→「緑の怪人」:乱歩の「緑衣の鬼」に通ずるか
ザ・ポケット→「ポケットの怪人」:コロポックルかよ(笑)
小劇場B1→「B1の怪人」:オペラ座の怪人風
スタジオ空洞→「空洞の怪人」:なんとなくそれっぽい?
シアターKASSAI→「喝采の怪人」:芝居興行的に良さそう

かがみのかなたはたなかのなかに
新国立劇場
J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)
2018/01/27 (土) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
さすがに近藤さん首藤さんは息のあったダンスです。
長塚さんに笑わされて、松さんでなごむ、85分ほどの公演でした。

「花の棲む街」
NPO法人アートマネージメントセンター福岡
ぽんプラザホール(福岡県)
2018/01/26 (金) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
戦後の佐世保、軍人相手に生き抜いてきた人々。そのひとつ、ナイトクラブ。
孫の代になって、寂しくなったクラブを、あの頃のように復活させたい。それは、想いだけが残ってしまった悲しい場所。
荒木宏志さんと森タカコさんのそれぞれの切り替えの演技は見どころだと思います。

ハラカラ・コエダス・レクイエム
GAIA_crew
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/01/25 (木) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/01/25 (木) 19:00
急逝した女性の魂と遺族、弔問客、葬儀屋らによる通夜の物語。「橋渡し役」の「覚醒」が急過ぎる気もするがドタバタ気味の前半から「故人を偲ぶとは?」な方向にシフトして行くのがイイし締め括り方も巧い。
堤泰之の「煙が目にしみる」に通ずると言うか考えようによってはアレの裏返し的な部分もあるので、あちらを知っていると、より楽しめるかも?

Do Munch
みどり人
新宿眼科画廊(東京都)
2018/01/26 (金) ~ 2018/01/30 (火)公演終了
満足度★★★
何というか
小劇場らしいかなぁ~と思えた作品
近接でユニ~ク演技の役者さんを観れるし
話もムンクと独特な価値観のアルバイターさんを軸に
面白く表現してたけど
万人受けは~チト無いかなとは思えたっす

プレイユニットA→XYZ『200億の客船』/東京カンカンブラザーズ『ラブ・シャーク』
東京カンカンブラザーズ
吉祥寺シアター(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
『ラブ・シャーク』観劇
舞台は、豪華客船『パシフィック・マリン号』の船体中央部風のセットです
船内は夢と希望に溢れ、素敵なクルージングになる……はずでしたが、
OPで船内からの退船状態のパニック時からスタ~ト。
乗客たちどころか船員=乗組員らは問題を抱えている人ばかり。
なかなかリアルさは無い設定(^-^;)
次々とトラブルが起き、船は大騒動!!
船長をはじめ従業員たちは、いかにして危機を乗り越えるのか?
そしてその先にあるものとは!?
愛と笑いと感動のエンタテインメント~なのだが・・・・
いかんせん コジンマリ感が強く感じたなー
開演時の照明は素敵でしたが(^-^)

楽園の怪人
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★★
う~ん 衣装とかは頑張ってたし
発声とかも文句は無いけど・・・
なんというか 今ひとつな感があったかな~と
状況説明とか わかり易さを
もう一工夫欲しかったかな とも思えた
ほぼ満席 1時間45分の作品

ACT GAME 第四回戦
ACT
シアターシャイン(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/01/31 (水)公演終了
満足度★★★
[Cチーム]共通台本がよく馴染んでいる。五十嵐美優が好演。お笑いのノリが前面に出てしまい演劇作品としての印象が薄れてしまった。
[Bチーム]45分にしては本格的。共通台本との関係をもっと自然にしてほしい。

ここから
ソラカメ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/01/28 (日)公演終了

プレイユニットA→XYZ『200億の客船』/東京カンカンブラザーズ『ラブ・シャーク』
東京カンカンブラザーズ
吉祥寺シアター(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
カンカンブラザースの公演は、何度か拝見している。
それだけに、面白くはあるのだが、少々飽きてくる気もした。
俳優さんはなかなかうまい方が揃っているのだから、もう少しシンプルにしても、十分楽しめるのではないだろうか。
これも毎回のことであるが、ストーリーをいくつも詰め込み過ぎて、焦点がぼけてしまいがちになる。
また観ようと思える劇団だけに、何らかの脱皮を望みたい。

Do Munch
みどり人
新宿眼科画廊(東京都)
2018/01/26 (金) ~ 2018/01/30 (火)公演終了
満足度★★★★
開演前、突き当りスクリーンには、エンドレスな映像が映されている。客席は、上手長辺に沿って高低差のある2段と入口横、つまりスクリーンの真反対にこれも高低差をつけて2段。上手長辺の真ん中辺りにムンクの絵が数点飾られている他は、舞台美術なし、床もフラットである。

ホチキス20周年記念公演第4弾「妻らない極道たち」
ホチキス
あうるすぽっと(東京都)
2018/01/25 (木) ~ 2018/02/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさにハズレ無し!ホチキスの舞台をそう何本も観ているわけではないが、毎回観客を楽しませてくれる極上のエンターテインメント!こなす出演者たち揃い。ラストの“三次元から二次元”の演出も分かりやすく、意外性あり。ドタバタの任侠に、純愛に、結婚詐欺に、猫の大活躍?盛りだくさんで、ゲストもノリノリでムチャクチャ楽しい舞台でありました。

楽園の怪人
トツゲキ倶楽部
小劇場 楽園(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★
鑑賞日2018/01/29 (月) 18:30
座席1階1列
江戸川乱歩原作の舞台化となれば、取るものもとりあえず観劇に向かわねばなりません。
「偉大なる夢」という原題がなぜ「楽園の怪人」になるのか、そこには脚本家・演出家としての翻案があるのだろうとの期待もあります。
大川家3代の話の下りは、夫婦(といっても3代目は夫婦になる前に別れてしまうのだけれど)が全員女性、なかなかによいテンポで、あとで「ああ、それでなのね」という言葉遊びも入れて、結構楽しめる。
原作通り「偉大なる夢」の意味も途中で判るし、「楽園の怪人」というのも、信濃の山中で極秘裏に進められる研究所(研究者たちの楽園)に暗躍する怪人、あるいは、家族(楽園)の中に血縁のみに連綿と受け継がれる怪しい影(怪人の存在)という理解も可能かもしれない。
しかし、カタルシスがない。ラストに向けて迫りくるものがない。そしてなによりも、何が起きて、何が問題となっているのか(博士が襲われ、極秘裏の設計図が盗まれる。というのだが、それで?設計図はまぬけなくらいに、すぐ出てくるし)がよく判らない。
面白くなりそうな題材は幾つも転がっているようなのだけれど。例えば、なぜ京子は極秘裏の研究に兄と同行しているのか、明智が話をしている女性はどこにいていつの話なのか(研究所内ではないらしい)、博士はなぜ子連れの女性と再婚したのかetc
私的には、ちょっと残念な舞台でした。

プレイユニットA→XYZ『200億の客船』/東京カンカンブラザーズ『ラブ・シャーク』
東京カンカンブラザーズ
吉祥寺シアター(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2018/01/27 (土) 13:00
座席1階1列
価格0円
チケプレをいただきましたが、厳しい評価になりますことをお許しください。
そもそもこのチケプレに申し込んだ理由は「新しいコメディを観たい」。
何か面白いコメディをする劇団はないか。昨年から探しているのですが、いまのところアガリスクエンターテインメントしかない。
そして今回東京カンカンブラザーズの「ラブシャーク」を拝見。
そうですね、渡鬼が好きな世代向けではないでしょうか。
ズッコケや動けない理由(腰)など非常に笑いネタが古典的。
ただそこに若者言葉も入れてきましたので、どの客層を狙っているのか焦点ボケもありました。
新喜劇のようになってもよいし、古典的な笑いでも構いませんが、もっと客層を狙い撃ちしていいのではないでしょうか。
残念ながら私が求めているコメディではありませんでしたが、この笑いに需要があることは知っています。
最後にイイ話にもっていくならば、もっと前半にその種を蒔いておいて、最後にそれを拾い上げる(回収する)。その種が芽生えると話の軸になり、ストーリー全体が生きてきますし、観ている人の満足感も上がると思います。
例えば黒い3人の正体は最初に明かしておいて、船内で何食わぬ顔で装っていること。これ軸にして話を進めていき、「いつバレるのか?」「本当に悪いヤツなのか?」と客に期待感を持たせてもよかったのでは。
そこにバレなくて済んだ小さなストーリーや「本当はイイ奴なんじゃないのか?」と思わせるものをその軸に肉付けしたほうが話がわかりやすいと思いました。
軸がしっかりして「展開のワクワク感」を客は持つと、笑いや意外性に対して素直に反応できる余裕ができると思います。

Weのために
松澤くれはプロデュース
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2018/01/23 (火) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2018/01/27 (土) 16:00
価格3,700円
13時から吉祥寺シアターで演劇を1本観てから移動。
そして16時1分前に『絵空箱』に到着。ふー、こんなにギリギリはさすがに初めて。
公演の案内パンフも貰えなかった(うぐぐ)。1ドリンクも帰りに忘れた(ううう)。
松澤くれはさん脚本演出作品はこれで3度目。
「わたしの、領分」「私を知らないで」と一人称が続きましたが、今回はWe。
今回も含めて共通しているのは、くれはさんの作品は「余白が多い」。
通常「沈黙が多い」と表現するのでしょうが、私は余白と表現したい。
理由は特にないがこのほうがくれはさんの作品にはフィットする気がしてならないからだ。
ではなぜこの「余白」がいいのか。まずは余計な台詞を流し込まないことである。
物語の背景など「説明がくどい」作品は思ったほど面白くない。丁寧に何かを訴えたい気持ちはわかるが、意外にもその説明は作品の鮮度を下げる。
思うのだが、少し客は理解しないぐらいで物語は進んでもいいと思う。
客が考える力やその楽しみを味わってもいいと思うからだ。
しかし限度はある。スピードだ。あまりにも台詞回しが速く、客に考える隙間なく物語が進んでしまっては「何をこの作品は伝えたいのか」全く分からなくなる。10分でその作品は腐る。
話は戻すがくれはさんの作品はその「余白」が客に考える時間を与え、シーンひとつひとつをきちんと飲み、次の展開を凝視することができる。つまり食いつく、演者と客が近づくいい空気感がこのときだ。これは凄い御馳走だ。
今回は短編集のみの観劇。
どれもよかった。
『あたしのまくら』江幡朋子
『あなたの月が消える前に』菅井育美 種村幸 福富朝希
『失われた文字を求めて』鈴木朝代
『生きているって知っていた。』江幡朋子 菅井育美 鈴木朝代 種村幸 福富朝希
まずビジュアルのお話し。全て女性。全て美人。くれはさんうらやましい。
そして作品のお話し。どの作品も好き。嫌いなし。特に好きなのは最後のむいぐるみオフ『生きているって知っていた。』。
くれはさんはこんなミステリーも書けるんですね。「人の心にある恐怖」をこの角度で演じたのがよかった。新しさもあるけど、何かを訴える力が強いのが満足感。
それに演者の皆さんが凄く役にフィットしていた。
10月に「わたしの、領分」が再演されるが、いまから楽しみだ。

『LOVE』Chapter2
シンクロ少女
OFF OFFシアター(東京都)
2018/01/29 (月) ~ 2018/01/31 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/01/29 (月) 19:30
名嘉友美はどうしたのだろう?相変わらず性的な話題はいっぱい出るが、あれほどダークな面を強調する芝居をやっていたのに、本シリーズでは純情系路線に転じている。しかし、それで笑わせてくれる。櫻井と名嘉のコンビもよいが、おがわじゅんやとたなか沙織、そして、徳橋みのりのポジションが絶妙である。一応はchapter1と続いた話で、1話完結ではあるが、chapter1を観ていた方がよく分かる。1話のあらすじが公開されているので、観てない人は読んでから観に行くことをお勧めしたい。そして、エンディングは確実に chapter3を観たくなるような終わり方。

第3回 神奈川かもめ短編演劇祭
神奈川かもめ短編演劇祭実行委員会
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2018/01/25 (木) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2018/01/28 (日) 14:30
座席1階
今回かもさいは第三回になりますが、第一回は全ての作品と審査結果まで拝見しました。
たすいちが出ていましたからね。このときの審査結果が私は不満。
結果は韓国の団体がかもめ賞(最優秀作品賞)を獲得したのですが、野菜で人を殴るというシーンに嫌悪感。作品そのものが評価されたのですが、作品そのものもピンと来ませんでした、ということで第二回はパス。
しかし今回はリジッター企画の真嶋一歌さんがピンで司会と聞いて「これは応援いかねば!」という割にはちゃっかりチケプレ当選使いましたが。
さて今回はBプロックのみの観劇となりました。
1.架空畳(東京)『彗星たちのスケルツォ』
2.劇団同感(韓国ソウル)『代案家庭生態報告書』
3.theater 045 syndicate『ヨコハマ箪笥事情』
4.Gin's Bar(宮城)『前夜』
この4作品でしたが、うーん正直「これは面白い!」と人に薦めるものはなく小粒でした。
投票は4作品から2つ選ぶというこれまた苦痛なお時間。
theater 045 syndicate『ヨコハマ箪笥事情』にまず1票。横浜感は足りなかったけど、10年前の作品とは思えない出来。観ていて飽きがなかったのは唯一これだけ。
あとは韓国の劇団同感(韓国ソウル)『代案家庭生態報告書』に1票。
正直あとの2作品が伝えたいものがよくわからなかったので消去法。
それでも投票したのは娘役さんがよかった。髪をマイクで結っていて、そこから歌を入れる展開がよかった。決め手はここだけ。作品としては盛り上がりが欠けて残念でした。
審査結果はTwitterで確認しました。
結果はAブロックの戯曲選抜チーム『机上の空論』が各賞を受賞。
やっぱりこちらも観ておくべきでした。
肝心の司会・真嶋さんは立派に務めて安心しました(親目線)。

劇団壱劇屋10周年記念パーティー
壱劇屋
門真市民文化会館ルミエールホール・レセプションルーム(大阪府)
2018/01/20 (土) ~ 2018/01/20 (土)公演終了
満足度★★★
ハハハ!
ファンのためにイベントしてくれるのも嬉しいですね^_^
それもしっかりと魅せて愉しませてくれる
前の下ネタも好きだけど!

ご無沙汰してますKYです。
KY brothers
ART THEATER かもめ座(東京都)
2018/01/26 (金) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★
KさんとYさんの二人の息がぴったりとあった演技、髪の毛が短い方の役者さんの動きに動きまくるのには圧倒されました。
自分もそれなりに笑い楽しませていただきましたが、自分の左側の方たちは目一杯笑われていましたが、自分の右側の方は一切笑われなかったので、自分はどうすればいいのか、、、ちょっとだけ考えてしまいました。