満足度★★★★
鑑賞日2018/01/24 (水) 19:30
価格3,800円
原作は書かれた時節柄、戦意高揚の色合いがあったそうだが、先端技術の軍事利用に関しての批判などむしろ反戦のメッセージが織り込まれ、さらにレイシズムにも触れる内容で「だから今なんだ」と感じた。
そんなことから根底に流れるものとして井上ひさし作品に通ずるものがあるようにも思えた。
配役関連では過去パートの特異性(しかしちゃんと内容的に活きている)、SUMIOさんの「どちらかと言えばその見かけは……」からのラストでの納得、高橋(亮)さんのコメディリリーフぶり、中澤さんの小澤征悦(@「もみ消して冬」)っぽさ(笑)が印象的。
【余談気味】
小劇場「楽園」での公演なので「楽園の怪人」だとすると、d-倉庫だったらタイトルは「倉庫の怪人」? 今ひとつな感じ。(笑)
以下、いくつかの劇場を想定すると……
駅前劇場→「駅前の怪人」:森繁、伴淳、フランキー?(爆)
ザ・スズナリ→「スズナリの怪人」:怪人が沢山いるような
シアターグリーン→「緑の怪人」:乱歩の「緑衣の鬼」に通ずるか
ザ・ポケット→「ポケットの怪人」:コロポックルかよ(笑)
小劇場B1→「B1の怪人」:オペラ座の怪人風
スタジオ空洞→「空洞の怪人」:なんとなくそれっぽい?
シアターKASSAI→「喝采の怪人」:芝居興行的に良さそう