
トイ
muro式
森ノ宮ピロティホール(大阪府)
2025/05/25 (日) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
このテーマを喜劇にそして誠実に落とし込んでくれてありがとう!喜劇で感動させる舞台が1番すごいと思う!とんかつのコントめっちゃ好きだった!狂気と面白のバランス。
最後直前の井上陽水をなんで陽水だけで言ってたのか自分には十分に伝わった。スーパーラブ舞台。

『流浪樹~The Wanderer Tree~』
ゴツプロ!
本多劇場(東京都)
2025/06/02 (月) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても暖かさを感じる舞台だった。
台湾出身のお二人の日本語を交えた熱演。カーテンコールでウルウル来てしまいました。
役者陣が皆素晴らしく、中でも林田麻里さんが印象に残った。
中津留氏主宰のトラッシュマスターズでよく見る「長台詞による議論」とは趣の異なる、役者の会話のやり取りや細かな演技が良かった(トラッシュでも無いわけではないが…)。
カーテンコールでもお話があったが、この舞台が日台友好につながると素敵だと感じた。

あさがお企画『楽屋』
あさがお企画
六本木ストライプスペース(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/24 (土) 14:00
昨年の初演も観ていたが終盤の「ある時点」まで女優A・Bの顔を見せない演出が特色にして秀逸。そしてその後に展開される「アレ」も楽しい。
この会場、1年間延命との噂も耳にしたのでもしそれが事実なら来年もう1回観たいなぁ。

昭和から騒ぎ
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2025/05/25 (日) ~ 2025/06/16 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シェイクスピアの戯曲を昭和の時代設定に落とし込むという大胆なアプローチは、
とてもユニークで面白い試みでした。
違和感なく馴染んでいたら本当にすごいことだと思いますが、
今回はあえて勢いとノリで押し切るような演出が多くて、
そこが逆に笑いにつながっていたように感じます。
ごり押し感も含めて楽しめるつくりだったので、
型にとらわれない自由さと遊び心に、観ているこちらも自然と引き込まれました。
こういう解釈ができるのも舞台ならではの面白さですね。

ユグドラシル
劇団KⅢ
座・高円寺2(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/07 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/06 (金) 19:00
劇のタイトルが『ユグドラシル』ということから北欧神話のユグドラシル(日本語に訳すと世界樹ともなる)に関するエピソードと、この劇を観るより大分前に貰ったチラシに書かれていたあらすじやCoRichに載っていたあらすじに書かれていた「創造」といった言葉もキーポイントになる事から、キリスト教の旧約聖書の中の天地創造〜アダムとイブが蛇の誘惑(実は悪魔の化身とも)によって禁断の果実(真っ赤な林檎)を食べたので、神様から楽園を追放され、荒野を彷徨い歩くといったところまでの創世神話の2つを下敷きにした上で、荒廃し、水も殆枯れ果て、食物も余り育たず、極端に地球温暖化が進んで、異常気象が続く、さらに少子高齢化が突き進み、人が木になってしまう奇病が瞬く間に人類に浸透し、村や街から荷物をまとめて、ここよりかはまだマシであるはずの新天地を求めて、若者や女子どもは出ていった壊滅的、絶望的、僅かな希望さえ残っているとは言い難い近未来が舞台のハイファンタジーと、あらすじからは読み取れて、実際観に行ったら、私が頭の中で描いていた世界観とほぼ合致していた。
地球温暖化が行き着く所まで行ってしまって、異常気象も相まって、作物はほとんど育たず、僅かに村に残った人たちは村長含め毎日腹を好かせ、その上水がほとんど取れなくて貴重なので、本当は喉を潤したくても、僅かな水で村長含め我慢し、その上に、木になってしまう奇病の原因とされる村の近くにある森を立入禁止区域としたり、劇中出てくる空気感染や濃厚接触といった言葉、18、19世紀等に流行った疫病対策に使われたカラスのような不気味な形をした鉄のガスマスク(効き目があるとは到底思えない)が出てきたりと2020~2022年末まで世界を、社会を恐怖と混乱、不安に陥れ、なかなか治る感染症なのかさえ予測不能だったCovid19を彷彿させ、近未来の明らかに現実離れしたことがまかり通るファンタジーなのに、どこかリアル感があり、シリアスだった。
勿論、大いにくだらなくて笑える場面も多かったが。
ハードコア·メタル、ラウドロック、それに加えてヴィジュアル系といった要素が色々絡まったロックバンドと劇の組み合わせだったが、全然違和感なく、寧ろロックと劇の役者との劇中少し関わったりするのも含め、お互いに切磋琢磨し合って、良いコラボレーションだった。
禁断の果実(真っ赤な林檎)を未知の木になってしまう奇病の抗体とすべく、今までずっと奴隷商人の頭領シニアから重病患者、重傷者、負傷者等を森の中にある父の代から続いている研究所で、極秘に人体実験を繰り返していた表の顔は村の村長の兄ウツギ、そしてこの物語のキーポイントとなる木になってしまう奇病を治すための抗体を作る為の犠牲者で唯一の生き残りのスノウ、同じく禁断の果実(真っ赤な林檎)を狙う奴隷商人の頭領で隣村の酋長、目的の為なら手段を選ばず、利己主義で自信家、野性味溢れ、冷酷非道な男シニア、その後を追うシニアの手下で幹部のオトギリ、アザミ、新鮮な水を探していた事がきっかけで、スノウと出会い交流する、村思いで、天真爛漫、怖いものなしで距離感ゼロの村長ウツギの妹でこの物語の主人公ミズキ、ミズキの仲間で変わり者で学者のシャガ、いつも2人に振り回されている機械工の娘でカッとしやすいレモン、そしてウツギの妻で、ハッキリと物怖じせず言いたいことを言う、夫婦喧嘩が耐えないロメリア、こういった個性豊かで、存在感があって、アクの強い登場人物たちが、スノウや禁断の果実(真っ赤な林檎)を巡って話が展開し、スノウや禁断の果実(真っ赤な林檎)を巡ってウツギやミズキたちとシニアたちが対立し、やがて破滅していくといった終わり方に、救いがないほどに人って強欲で、自分のことしか頭になくて、他人より自分さえ良ければといった感じに、超少子高齢化で子どもや若者、若い女性がほとんどいなくなった世界であっても、醜い争いを繰り返し、ちょっとした嫉妬や何かをきっかけに戦争や紛争って起こるんだなと感じた。そういった意味では、あらゆる動物の中で、愚かで馬鹿で、本当に救いようのない生物は人間くらいのものかとも感じ、暗鬱とした気分になった。
さらに、物語の最後でミズキがシニアに拳銃で撃たれ、瀕死のスノウと共にその犠牲を基に、その身体に大きな根を張って、巨大な緑の葉っぱが生い茂る巨木となるという主人公たちが殺されてしまうのは悲しい。
しかし、巨木となって地球温暖化が軽減され、世界で起こる争いが少しでもなくなり、平和と自然の恵によって、少子高齢化にも歯止めがかかるのかも知れないと考えると、確かに悲しい悲劇的な結末だが、それにどうにも個人的には誰かの犠牲の元に成り立つ豊かさや平和とはと考えてしまうので納得はしない。
それでも多少の希望というか、一筋の光が差すような終わり方に、現実世界も、この劇で描かれているほどじゃないにしろ、暗くて、陰鬱で、余り良い未来が思い描けない、戦争や紛争も世界各地で起きていて、不穏で、日本の与党の政治家も腐りきっており、一体何を信頼したら良いのやら分からない時代だからこそ、多少の希望を見いだせた気がした。
劇中の無茶振りなシニア役工藤竜太さんのアドリブやそれに一瞬困惑するもコナンのモノマネで(地味に上手かった)乗り切るアザミ役の葉月さんの即応力も目を見張るものがあり、面白かった。

Blue moment
Theater Company 夜明け
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/30 (金) 14:00
この劇『Blue Moment』の感想を公開で、UPしたつもりでしたが、非公開になっていたようなので、UPし直しました。
感想の内容は全く非公開だった時と変わらないのですが、見ていただけると嬉しいです。
非公開だった時と違って、今回こそはちゃんと公開にできていると思います。
夜明け前。
かすかに揺れる潮風の中、一台の古びたバイクが静かにエンジンを鳴らす。
ハンドルを握る男の背に、そっと寄り添うように腰かけた、不思議な少年。ふたりを乗せたその影は、星々の名残をなぞるように、かつての夢の境を越えてゆくといった抽象的、観念的であり、詩的美しくどこか儚さ、淡い感じがCoRichのあらすじを読んだ感じだと感じ、あらすじの最後のところに載っていた謎の少年と50代くらいの中年男性との会話のやり取りが、非常に何処か不思議で謎めいた感じがしたので、勝手にこの作品はサンテグジュペリの『星の王子さま』に出てくる年齢不詳で砂漠のコブラに噛まれたが、例え肉体は滅びるとも、もっと観念的であり抽象的な何か、魂とも違う、確かに存在するがもっと軽くて、人間の眼には見えず、聞こえない神聖な何かとなって自分のいた星に一旦帰っていた星の王子さまがふとしたなにかの拍子で、昔に出会った飛行士の孫と今度はバイクに乗って実際に旅をしながら、飛行士の孫のアイデンティティーや自分探し、過去に対する後悔といったことと徐々に向き合わせていくと言った話かと思って、期待して観に行ったが、違った。
バイクに乗った中年男が海辺で突っ伏して眠っていると、不思議で神秘的な好奇心が旺盛で、汚れがなく、躊躇がなく、純粋無垢で、何処か怖いもの知らずな感じの全身青い格好をした年齢不詳な少年がどこからともなく現れ、主人公の50代くらいの中年男性Kに話しかける場面から物語が始まるといった物語の始まり方的には、サンテグジュペリ作『星の王子さま』と偶然かも知れないが、良い意味で確かに似通っていた。
だが劇が進むにつれ、主人公の50代くらいの中年男Kが青い神秘的で何処か不思議な少年を流れ的に乗せて走るが、そのバイクで走っている道は湘南の海沿いを走っているのが次第に分かってきて、その終着点として江ノ島線電鉄(通称江ノ電)にバイクごと突っ込んで自殺を図ろうとしていることが分かってきた。自殺に向けて助走をつけてバイクを最大出力で出して道路を疾走している間に、バイク後部座席に座った青い少年の人智を超えた不思議な力なのかも分からないが、走馬燈のように主人公の中年男がお腹にいた時から、生まれた直後、ただ普通に純粋で真っ直ぐで、おバカだった小学生時代、自分家の屋根裏に秘密基地を作ろうと準備を整えていたら、屋根裏からとあるカセットテープが見つかって、そのカセットテープに録音されていた音声が元で父親の不倫がばれ、両親が離婚し、その後の小学生高学年になると、何もかもから逃げたい一心でか、バスケットボールにのめり込む。
中学になると、地元の湘南にある学校ではなかったのもあって、周りがすぐ友達ができるなか、クラスで孤立していたが、天真爛漫で優しい女の子に声をかけられ、片想いをし、下心丸出しで入った吹奏楽部。しかし、そのうち本当に音楽にのめり込み、地元のオーケストラの門戸を叩く無鉄砲さと、ひた向きで真っ直ぐで、猪突猛進だった中学時代。中学卒業式の日に後輩の女の子に告白されるも、自分が片想いしている吹奏楽部の女の子との約束の為振るが、その後前に告白した際に受験期間なのを理由に吹奏楽部の女の子に断られたが、卒業式後に映画を一緒に観に行き、もう一度告白するがものの見事に振られる。しかも吹奏楽部の春ちゃんが好きといったのは、高校生でロードバイクを嗜む何やらヤンキーめいた先輩だったというショック。
敢え無く中学時代の淡い青春も終わりを迎え、今までの過剰な自信も消え失せ、自身をなくし、高校生になると、七三分けにして、普通になる。しかし、電車の中で出会った受験生の女の子のイヤホンから漏れてくる音楽と女の子が気になって、黙っていられなくなり、またしても情熱的に勢いで、メールを後で送ってもらうことを半ば強引に取り付ける。そういったところから彼女との関係が始まり、彼女と同じ高校に受かりたいと考え、彼女が目指す高校に一緒に受かれば自分がもっと彼女と話す時間ができるようになると思い、わざわざ今通っている高校を中退して、猛勉強して湘南の地元の自由な学風で有名だが、超難関高に何とか受かるという奇跡としか言いようが無い母親も呆れる猪突猛進ぶり。彼女と仲良くなって、だんだんお互い打ち解けてくるようになると、彼女がじつは重い持病を抱えていること、その持病は手術をすれば治るが、親が許さないこと。両親が新興宗教をしており、父親が教祖であり、自分は2世であること、結婚や恋愛も信者以外としてはいけないことなどの秘密が彼女の口から暴露される。そんなの許せないと思った主人公は彼女の両親が信者を集めて説教をする教会に踏み込んで反論しようとするが、逆に彼女と引き離され、彼女は説教壇より奥に生まれ変わるのがどうのとか、身を清めるとかいったことから、信者たちと彼女の父親によって連れて行かれる。それでも最後に彼女は主人公に力なく微笑みかけるが、それが彼女の笑顔と、彼女自身を見た最後となる。
彼女を金も権力なく、勇気もなく無力だったことから救えなかった自分の不甲斐なさ無力感と公開に打ちひしがれて、音大目指すも、明らかに自分より優秀で裕福な家庭との圧倒的な落差を見て夢破れ、音大を中退し、知り合いがやっているという劇団に入る。
主人公は今度は劇団内で同期の気が合い、愚痴も言い合うことができ、腹を割って気兼ねなく話せる女優と飲み友であるうちに、いつの間にか恋人同士になるが、演劇では食えいないと思った主人公が、副業としてマルチ商法に手を出し、劇団の仲間とも険悪になり、そのうち劇団の女優の彼女から別れを切り出され、振られる。
しばらくは意気消沈しているが、仲間の励ましもあり、劇団を主宰の知り合いと1から始めるが、今度は主人公は裏方に徹する。
30代くらいになって、劇団もだんだんと大世帯となり、主人公も劇団内で演出も任されるようになり、ある時高校で演劇をするワークショップに出向き、高校生の劇の演出をすることになったが、そのことがきっかけで、高校生で劇団の事務所を叩き劇団員になった女子高生のやる気と元気があって行動力がある女の子のことを気にかけるようになり、そのうち結婚する。
歳はお互い離れているが好き同士で、仲睦まじく、子どもも生まれ、共働きで、大変ながらも、ささやかで幸せな時間の筈だった。しかし第2子がを身籠り、その子は主人公と彼女との子ではないことが夫に黙っていること、隠していることの罪悪感から正直に実は同じ劇団内の劇団員と不倫関係にあったことが暴露され、主人公は茫然自失となり、バイクに飛び乗って…。
といったような壮絶で激的で、もはや取り返しのつかない、全然救いようのない過去が流れるように見えては消えていくという、サンテグジュペリの『星の王子さま』より、余程大人で、世知辛い内容であまりの救いのなさに衝撃を受けた。
しかし、青い少年が、劇団の元高校生の妻が劇団員との不倫で宿して、堕胎した子どもで、その青い少年が最後のほうで言う「次生まれ変わって会えなくても、何度も生まれ変わることは出来るんだから、きっといつかはお父さんとその息子として会うことだって、運命の巡り合わせ的に、可能性はきっとあるよ」といった自殺した主人公の魂に言う励みの言葉が、よくよく文脈を考えて捉え直してみると、少しのお互いの救いにもなっていないのに、愕然とした。
しかし、幻想的、詩的、観念的で、美しく淡いファンタジックな作品なのにここまで現実を突きつけ、僅かな救いさえ用意せず、観ている側をも絶望のドン底に突き落とす、笑いもほとんどない作品に愕然とさせられた。でも、実際の人生の場合、よく劇や映画で見るほど、ハッピーエンドでもなく、過激なバッドエンドでもないと思うので、ある意味現実の上手くばかりも行かないし、かと言って闇の住人に引きずり降ろさられる、連れ去られるといったこともない人生を移してるろも思えて、衝撃は大きかったが、こういう劇の終わり方もありかもと感じた。

シホウドウセキ
日本のラジオ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/07 (土)
『シホウドウセキ』のチケット発売と同時に申し込んで、コンビニエンスストアでの支払いを忘れていて、他の観劇の予定を調べていた時にそれに気付き再度申し込んだ。『シホウドウセキ』は会話劇で、座席が両面の対面式の座席配置。事前に俳優の方の座るポジションが明かされていたので、早めに並んで、安東信助さんの背中越しに岡野康弘さんが見える席に座るつもりだった。受付順に入場だと勝手に思っていたのだが、チケットの申し込み順で、遅れをとったチケットだった ので、入場は40番目の手前ぐらいだった。目指す席は諦めていたのだけど、空いていた。アカシ→アンドウ · ライン上のサカキの後ろの席が。観客の好みのばらつきに感謝だった。
でも位置などは何も関係なかった。その劇の内容の濃さに座る位置などは容易に侵食されたのだった。
『シホウドウセキ』四方同席、警察庁、千葉県警、議員秘書と、4つの暴力団の幹部達が、秘密裡に会議を行い、シノギを回避しようとする濃密な95分だった。日本のラジオの薄気味悪い、狂気を帯びたいつもの劇ではなく、固定した配置での会話劇、作/演出の屋代秀樹さんの戯曲は緻密で交錯しても整理されていて、官暴共にそれぞれの組織のしがらみを抱えた、狂暴さが見えるけど、それでいて面白味を抱える、ゴリゴリザラザラした会話を楽しめました。
![moment et eternite [瞬間と永遠]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/347/stage_347631.png)
moment et eternite [瞬間と永遠]
劇団ろうそくだんす
北千住BUoY(東京都)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「Le moment et l’éternité」傑作である。殊に脚本が素晴らしい。社会人劇団だという。大変だろうが、皆さん力を合わせ、健康に留意しつつ今後の活躍にも期待している。

Shake&Speare!!Stage 宮川彬良×木村龍之介 『ナツユメ』
株式会社トゥービー
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/06 (金) 15:00
宮川彬良(音楽/生演奏) X 木村龍之介(脚本/演出)
シェイクスピアの『夏の夜の夢(松岡和子訳)』をベースに、生演奏に乗せた楽しく面白い、現代性も加わった、たっぷりシェイクスピアの音楽劇でした。
白石加代子さんが AIアバターでティターニアを演じられ、というのかAIアバターが演じ、9人の俳優の内、ハーミアを演じた安住の地の日下七海さんのみが存じ上げている演者でしたが、皆さん歌が上手い。
上演が遊び心がたっぷりでずう〜〜っと魅入っていました!
上演中も撮影して構わない、トイレもご自由にとのことでしたが、平素はタブーの行動なので撮影しませんでしたが、記憶に残っているので良しとします!

僕は肉が食べたくて裸(ラ)
南京豆NAMENAME
新宿シアタートップス(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/01 (日)公演終了
実演鑑賞
遅くなったが観たからには書かないわけにいかない。うーん、訳わからない、というのが正直な感想。皆さんの「観てきた!」コメントを読んでそういう事だったのかと納得するような体たらく。芝居全体が独特の空気感をまとっていて、私などは一歩も踏み込めない感じがした。すべての台詞が目の前をただ通り過ぎていき、こちらに届かない。(私が拒否していたのかも)世代の隔たりによる感性の違いと言ってしまえばそれまでだが。何とも釈然としない。

舞台『霧』
宮下貴浩×私オム produce
シアターサンモール(東京都)
2025/06/04 (水) ~ 2025/06/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/05 (木) 18:00
価格8,000円
06月05日〈木〉18時公演を鑑賞。
就職して社会人に。
結婚して家庭を持ち、子供が生まれて…
一般的には、これ、順風満帆の人生。
でもその一方で、本当にやりたかったこと=夢を諦めていませんか?
そういうテーマの作品です。
51際の私には、突き刺さるテーマです。
というのもここ最近、自分の残りの人生について、意識して考えるようになったからです。
だから、今回、どうしても観たいと思いました。
とてもよかったです。

フィッシュボウル
マチルダアパルトマン
水性(東京都)
2025/05/29 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/06 (金) 19:30
赤い金魚チーム 観劇
黒い金魚とは雰囲気が違うよね?
などと一緒に行った友人たちと話ができる楽しさよ♬
強さとか、弱さとか、人が違うと同じ脚本でも違って見える。
同じになる方がおかしいと思う。
同じになると、これは「作られた」ものとなり、あの雰囲気にはならないよね。
現実と非現実の境界線なんて無いのかもしれない。
と思わせられました。

ガマ
劇団チョコレートケーキ
吉祥寺シアター(東京都)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/03 (火) 19:00
それぞれの立場、思い、それぞれの夢…。
あの暗いガマの中で出会ったものたちの物語が観るものの心を震わせる。
教育の恐ろしさや、地元民の想いとか…
戦争はよくないし、良いことが無い!!って思うよね。

ガマ
劇団チョコレートケーキ
吉祥寺シアター(東京都)
2025/05/31 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/08 (日) 14:00
沖縄戦と言っても教科書とニュースでしか知らない私たちをがつんと打ちのめす。
ノーテンキな令和の日常を根底から揺るがす緊張感MAXの台詞を浴びて、
初めて私たちは戦争を「情報」ではなく「疑似体験」する。
こんなことが出来るのはやっぱり芝居、それもチョコレートケーキの圧倒的な力だ。

うず 螺旋とリズム
大駱駝艦
座・高円寺1(東京都)
2025/06/05 (木) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
大駱駝艦さんは今回で3回目、千秋楽にお邪魔しました
身体表現のみなので、見る側がどう受け取るかによって評価が割れる舞台だと思います。
個人的に今回の公演とは全く関係ないところなんですけれど
2週間ほど前に同じ劇場で、物凄い公演見てしまったからか??
なんだかなって感じは否めないステージでした
今回で3回目でしたが
回を追うごとに…という感想になって来ておりまして
今回で大駱駝艦さんの公演は卒業でいいかなという感想です
しかし今回最前列の席で拝見出来たのですが
2週前の公演最前列だったらなと失礼な事を思ってしまいました。。。
ごめんなさい

六道追分(ろくどうおいわけ)~第四期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/28 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/08 (日) 14:00
今回は、片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」第33回ロングラン本公演『六道追分』第四期を観に行った。剣チームの公演で、他に龍チームの公演もあるのだが、私が観た回の次の回の公演が、第四期公演において本当の意味での千秋楽公演だったので、私は千秋楽公演ではなかったものの、千秋楽を夜の回に控えた、14:00の公演だったこともあってか、全体的に役者にも磨きがかかっており、役者がアドリブをぶっ込んでも、他の役者が即応できているといった感じで、大きなミスやケアレスミスもなく、緊張し過ぎず、程良い緊迫感も時々作り出していて、そのバランス感と言い、劇全体としても完成度の高い仕上がりになっていると感じた。
また、第三期の章衛門役の俳優の喉が枯れていて大丈夫かと思って、劇中ところどころ劇に集中云々以前に、俳優個人の体調を心配してしまったが、今回は、少なくとも剣チームに関しては、役者全員が健康上の問題はなく、万全の状態でこの舞台に望んでいるのを見て、前回以上に集中して観ることができた。
一期目から始まったロングラン本公演『六道追分』は、今回の四期目に至っても良い意味で、劇の内容も、終わらせ方も変わっていなかった。
但し、細かい部分での所作や動き、役者のアドリブなどは一期目の時以上に柔軟に役者が対応できるようになり(但し同じ役者じゃないが)、磨きがかかっている気がした。
この第四期をもって、座長の山田拓未さんがロングラン本公演『六道追分』に出演するのが最後だというのもあって、山田さん演じる鬼アザミ一味の頭領鬼アザミ清吉をいつも以上に着目して見ていたが、良い意味で今までと変わらず、お菊との茶屋での喧嘩の場面でも、威圧感があったり、居丈高というより、どこか温厚で優しくて、気さくな素顔が演技の端々に現れていて、勿論無意識に素が出ている可能性もあるが、人として共感を持てた。決してハッピーエンドとは言えない切ない結末なだけに、多少なりとも共感が得られる等身大で人間味溢れる感じの清吉に、せめてもの救いを感じた。
そう考えると、この清吉を違う役者が演じるとまた違った清吉像が出来上がるのかもと考えると、無論山田拓未さんではない役者による清吉も1回は観ているが、もっと観てみたいし、興味深く感じた。
また、余談だが、女優や中高生ぐらいの子どもが清吉役を演じたら、どんな化学反応が起きるのか、個人的に気になった。
今回お菊役を演じた二宮響子さんは、二期目の龍チームの公演の際に石井陽菜さんに匹敵するか、それ以上に茶屋での清吉との喧嘩や宿屋で意地を張り合う場面において、啖呵を切ったり、威圧感、高圧感、切れた具合の凄みに尋常ならざる迫力と緊張感があり、清吉役の山田さんを圧倒しており、観ている私まで硬直する程の恐さと迫力、緊張感があった。
良い意味で今までのお菊役以上に、存在感があり、今までお菊を演じてこられた女優さんたち以上に花魁の中でも最上位の花魁の役が似合っていた。肝の座り方、美人で艶があり、和装が似合う感じといい、二宮響子さんがお菊役として、どこか堂々とした足取りで周りを圧倒する感じといい、余りにもはまり役過ぎた。
今まで、このロングラン本公演『六道追分』の山田拓未さんが出る公演の際、W主演のお菊役の女優さんはどこか(必ずしも身長差があるとは限らないが)山田さんと疑似親子のような関係性に見えやすい感じになっていたが、今回は対等というか、二宮さん演じるお菊に圧倒されていて、新鮮だった。
これからも、役者が変わるごとに清吉やお菊のイメージもどんどんその役者の個性やアクの強さ、存在感などによって更新されていくのが楽しみで仕方なくなった。(勿論、他の役の役者にも要注目だが)
今回は、七越、松山、花里の花魁役の女優さんたちが、今まで以上に存在感があり、また一期目〜今回の四期目に至るまでの中で、四期目剣チームの七越、松山、花里役を演じる女優さんたちが特に大人の色気というか艶があって、花魁役を演じる女優さん3人全員花魁衣装が似合うと言うことはなかなかないことだったので、驚愕した。
しかも、今まで花魁役を現役の有名アイドルが演じることがあまりなかったので、剣チーム花魁花里役を有名アイドルグループの現役メンバー「アイオケ」の草凪美海さんが演じられていたことを、終演後に買った第四期のパンフレットに書かれており、意外に思った。
但し、事前に女優さんが普段どんな活動しているかとか、別段調べず行って、劇場で観た段階だと、草凪美海さんが良い意味で大人の色気というか艶やかに見えた。花魁役が似合って見えた。そして後で、パンフレットを買って、「アイオケ」という有名グループにいるような人が、小劇場演劇に出て下さって、それも前のほうの席が舞台と距離が近いような劇場で上演されている劇に出て下さっていると言うことに感動し、感慨深くなった。
今回の剣チームお琴役を、お琴役としては初めてのアイドルグループ「RiKKYY」の現役メンバーの長瀬友起さんが演じられていると、後でパンフレットを見て知って、どうりで劇中観た際に、お琴役にしては、あまりに可愛く、輝いて見えた訳だと、良い意味で納得がいった。
今回の剣チーム尼さん念念役の白須慶子さんは一期目剣チーム念念役の吉田真綸さんとやや性格付けを被せてきたが、大きく違ったのは吉田さんがアイドルじみた雰囲気で、小悪魔っぽく、あざとくて憎めない感じのSキャラだとしたら、今回の白須さん演じる念念は普通に穏やかな尼さんに見えるドSというような違いがあって、面白かった。
但し、吉田さんも、今回の白須さんもギャップ萌ということでは、不思議なことに共通していた。
そしてどことなく蓮舫氏に似ている白須さん演じる今回の念念は、今まででかなりリアルにいそうな生真面目で、堅物で質素な感じの僧侶な雰囲気と裏腹に、馬鹿力で調子の良く、人の話を聞かなかったり、念念が説法してる時に柏餅を食べたりと食い意地も張った、でもどこか憎みきれない加藤拓也さん演じる珍念の腕を捻じりあげたり、珍念の首を、手に持っている数珠で締め上げたりと一期目剣チーム念念役の吉田さん以上の過激差ぐあいが面白く、それでいて普段清吉たちに説法する際は、何処か姉御肌な感じの温度差が面白かった。
一期目剣チーム遣り手役を演じた太田有美佳さんは、当時は今年の誕生日がまだ来てなかったので、31歳と、この後に続く期の遣り手役の人たちの中で1番若かったのだが、今回遣り手役の剣チームの関口恵那さんは、その太田さんよりも若く、更に今年の誕生日がまだ来てないので、今は27歳とパンフレットで知って、驚いた。
しかし、観た時点で関口さんは遣り手を演るには若すぎる感じもしたが、ドスの効いた、相手を威圧し、今まで見た遣り手の中で一見怖くて近づき難い、言葉の端々からも高圧的で、演じた本人がそう思っていたかどうかは別として、非常に命令的でパワハラ気質、ドSな感じが自然と滲み出ていて、存在感があって、改めて遣り手という役柄上最低でも30代くらいになっていないと、というイメージというか、勝手な既成概念をぶち壊してくれ、いくら若くても、年齢なんかは、演じ方次第、個性やアクの強さ、存在感の滲み出す感じ次第で、いかようにもカヴァーすることができると感じ、恐れ入った。
また関口恵那さん演じる遣り手はどことなくしっかりしていて、自我を持ち、強く艶やかさもあって、ただの嫌な遣り手とか、守銭奴といった感じではなく、与力の徳蔵や九次といった上級役人に対しても、媚び諂うと言うでもなく、キツく、毅然と立ち居振る舞っているように見える態度が、良い意味で非常に現代的な解釈をしており、とても共感できた。
そしてまた今回の剣チーム遣り手役の関口恵那さんが、今までの遣り手一若いと言うだけでなく、今までの遣り手一、衣装も今までと比べると目立っていたのが新鮮だった。
それにカラコンをしているのも、良い意味で、関口さん演じる遣り手を際立たせていた。
そして、どこか今どきのSMの女王様な感じが滲み出ていて、一期目〜四期目までの遣り手役一、今までの中では一番印象に残った。
今まで遣り手役の人で、W主演の主役や金襴豪華で艶やかな花魁たちの役の人たちが霞みかねないほどの存在感と、遣り手役にしては地味じゃなく、どちらかというと派手な感じで、食い込んでくるのは新しみがあって良かった。
例え、主役じゃなくても、これぐらいの存在感と、派手さは欲しいと、次の遣り手役の人にも大きな期待を抱かずにはいられなくなった。
今回の剣チーム同心共蔵役の伊藤清之さんは、今時な爽やかで純朴で、世間知らずな雰囲気の俳優だったので、アドリブほとんど無し、小ネタも殆どなしのほぼ台本通りだとしても、屈託のない笑顔と真っ直ぐ純粋で可愛らしい顔に癒やされ、細かいことなんてどうでも良くなって、全て受け入れられる気がした。
先輩同心章衛門役の剣チームの田中しげ美さんが共蔵役の伊藤清之さんとのやり取りで、恐らくアドリブであり、田中さんの本音でもあるんじゃないかと思える「君のその真っ直ぐで素直で汚れがない感じを見ていると、俺つい意地悪したくなっちゃうんだよねぇ」と言うような発言も面白かった。
また、今までの章衛門役と違って、髪を後ろで束ねている感じが印象的だった。忍者や浪人といった役も似合いそうだと感じた。
四期目与力の徳蔵役の小林一誠さんは、どちらかというと良い意味で、堅い役職の人というより、遊び上手、世渡り上手で、吉原遊廓等で豪勢に遊ぶ商家の大旦那とかにいそうな雰囲気の人といった感じで、与力の徳蔵といった感じはしなかった。
そういう意味で、優しくイケオジで、良い声をした与力の徳蔵演じる小林さんと、剣チーム与力の九次役を演じる今どき感のない、私の高校の英語の中年男性教師に似ている濃いいイケメン山西貴大さんの熱血で、猪突猛進で、無骨で生真面目で、エリート気質な性格とのまさに水と油なバディの組み合わせが新鮮で、面白かった。
また、山西さん演じる与力?同心のトップ?の九次は、今まで演じられてきた九次の中で、その濃いい見た目に反して、闇感がある感じじゃなく、嫌な感じも色濃くさせず、ワイルドな感じもせず、熱血で生真面目でエリート気質で、どこか真っ直ぐで、猪突猛進なところが、全く違う新たな九次像を創出していて、新鮮だった。
宿屋の女将、茶屋の女中役が今までの安定の川手ふきのさんから、今回の剣チームでは野村祥代さんが演じられていたので、どうなることかと思ったが意外と合っていた。
図々しく、出たがりで、漫画みたいに誇張された感じで、アドリブもちょこちょこ入れ込んでくる川手さんとは違って、野村さん演じる宿屋の女将、茶屋の女中は無駄に出しゃばったり、アドリブを急にぶっ込んで来ることもないが、良い意味で、格好も含め、地味で本当にその辺にいる宿屋の女将や茶屋の女中な感じに見えた。

背理的ナントカ論
名古屋大学劇団新生
名古屋大学全学教育棟A館A27教室(愛知県)
2025/06/07 (土) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/06/08 (日) 11:00
面白かったです。
先日、観させていただいた
名城大学劇団「獅子」さんの
『アンドロイドはアイを知る』に通ずるものがあったかも。
どちらも素晴らしい作品でした。
こちらは、おそらくは全人類が滅び、
ロボットだけが生き残った近未来のお話で
改めて生きるってどういうことかと考えさせてくれる脚本。
神は何のために自ら似せて人を創り
人は何のために人に似せたロボットを創ったのか・・・
ただ、生きて死ぬだけなら人もロボットも同じこと。
学ぶことで”感情”すら手に入れたロボットは
やがて人類に取って代わる存在に成りえるのか・・・
『世の中はまがい物で出来ている』と自ら語る演劇ロボットは、
いったい誰のため、何の意義を見出して
これからも演じ続けていくのでしょうか?
![moment et eternite [瞬間と永遠]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/347/stage_347631.png)
moment et eternite [瞬間と永遠]
劇団ろうそくだんす
北千住BUoY(東京都)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/08 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
これは見事!バブルの時代のファッションデザイナーの半生記、グッときましたね。丁寧なストーリー展開で、映像も2面を使った舞台設定も良い。ちょうど自分が大学生だった頃と被っていて、懐かしいエピソードも多数あり、ファッションに疎い自分には色々と勉強になりました。

棟梁ソルネス
kondaba
大内木工所跡地(大阪府)
2025/06/06 (金) ~ 2025/06/09 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
人形劇+朗読劇+異質空間のコンプレックス演劇
雨も降り、当然空調も無い蒸し暑空間で、ライトがあたる役者からは汗が…
人生の栄枯盛衰への葛藤を中心に、人生のプロセスや代表たる者の身勝手さ等々を絡ます展開なんだが、いまひとつ
旧維新派(過去関西では3本の指に入る、舞台美術に定評が有る劇団)のメンバーで構成され(シネ・ヌーヴォも旧維新派が運営)ているので、期待し過ぎた面は有ったが…
僕には刺さらなかった

愛一輪 バカの花
動物電気
駅前劇場(東京都)
2025/06/07 (土) ~ 2025/06/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/08 (日) 14:30
座席1階
「動物電気」を初鑑賞。既に30年のキャリアがある老舗劇団である。驚いたのは、客席はまさに老若男女、きわめて幅広い。古くからのファンもいれば、自分と同じように初めて見るおじさん・おばさんたちも。中には子どもを連れた家族連れも何組かいる。
近年のコメ不足や物価高騰など、時事ネタを混ぜたコントでスタート。これはひょっとしていつものパターンなのだろうか。これから登場する俳優さんたちがコントに参加し、冒頭から客席のあちこちで笑いが漏れる。本編はその後。サウナのシーンから始まる。客席最前列にはビニールシートとタオルが配られて俳優の水浴びから身を守るのだが、考えてみれば腰巻きタオルだけで水浴びをする俳優さんも大変だ。
とある温泉旅館に宿泊した大金持ち家族を狙う窃盗団の物語。愛あり裏切りありで面白いが、冒頭のサウナシーンじゃないけど結構際どい場面もある。子どもに見せていいのかな(笑)
ネタは昭和のものが多く、おじさん・おばさんたちでないとわからないギャグや音楽もあったと思われる。
主宰の政岡泰志は「お客を笑わせているのでなく、笑われるのでもなく、一緒に笑っている、そんな芝居を目指す」と言っていた。今作ではそのようなシーンが随所に見られた。舞台と客席の一風変わった一体感というか、この劇団の魅力と言えるのだろう。
また、これも常連さんには当たり前の場面なのかもしれないが、劇中に換気を兼ねたインターミッションがある。客席全員に起立を求め、伸びをしたり、体操をしたり、深呼吸をしたり。上演時間は2時間弱だが、とてもいいアイデアだ。