最新の観てきた!クチコミ一覧

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大泥棒 –O dorobow

大泥棒 –O dorobow

劇団「劇団」

HEP HALL(大阪府)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/06 (月)公演終了

満足度★★★★

世界を股にかける盗賊団ラルフ一味の前に立ち塞がる大泥棒Oの正体とは?
グランドコートの秘宝とは?

そういうオチ?
そういうラスト?

なるほど、涙あり笑いありのゲキゲキ さんらしい奇想天外ハートフルSFファンタジー!
仲間って良いなぁ!

アフター女子会トークも楽しかった。

ネタバレBOX

新生gekiGeki 3rd公演。
新生後の公演は、どれも平均点以上ですが…

初演の『LARPs』や新生前の年末公演『3人芝居クリスマスケース』ほどの破壊力(いずれも満足度5点以上)を感じず…

と思っていたら、『3人芝居クリスマスケース』再演?
とても楽しみです。
開国ロック!!

開国ロック!!

劇団未来機関

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2018/08/03 (金) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

熱い熱いロックな公演でした。
皆さん、舞台慣れしてて、完成度高っ!

ただ、少し出来すぎてて、もう少し荒っぽさが欲しい位でした。

沢暉蓮さん、小田ゆりえさん、お綺麗でした。
愉しかった。

白紙のページには

白紙のページには

ぽんこつチョップ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2018/08/03 (金) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

眠らないピーターパン、アリスの赤い糸、わらう鬼…
ビターな童話作家の頭の中は、不器用でも正直に生きようとする主人公達が右往左往!

ダンスと笑いの間に垣間見える、やるせない現実。
その中で、もがく登場人物達に共感します。

観劇後、とても暖かい気持ちに。

ぽんこつチョップさん、次回も期待大!

君は桃谷の喫茶チェリーを知っているか?

君は桃谷の喫茶チェリーを知っているか?

劇団ウンウンウニウム

喫茶チェリー(大阪府)

2018/08/04 (土) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

喫茶チェリーを舞台にした本、作家西園寺は書いた記憶がない。
西園寺はその本を読み進めるが…

現実と小説、現在と過去、どこまでが小説で、回想で、現実で、虚構なのか?

入れ子、入れ子、入れ子、で頭が??
ムッチャ愉しかった。
ムッチャ面白かった。

次の公演『銭湯ワンダバ』で、この公演のDVDがあったので、買ってしまった。
ぐらい、良かった。

追伸、ガチ銭湯での公演『銭湯ワンダバ』も愉しかった(女湯にも入れるよ…)。
ロングラン公演(10月公演伺えず残念)なので、こちらも是非!

次は『なんだかぼくたちはパクチー』
こちらも楽しみ♪

イマジナリーライン

イマジナリーライン

タッタタ探検組合

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

 観てのお楽しみ!(華4つ星)追記2018.10.21 03;55

ネタバレBOX

 オープニング、昏い舞台、紗幕の奥に小さな光が点灯して移動する。音響は何やら恐ろしいことが起こるような気配を醸し出している。掴みとしては非常に上手い。ここから紗幕が挙げられると、下手一杯に着陸船の姿が見え、タラップが下ろされると左手に小さなトランクを下げた宇宙人が下りてくる。スモークが焚かれ照明、音響の効果的な用い方で幕が開く。上手手前には花壇、降りてきた宇宙人の顔は蛸に良く似ている。宇宙人が計測機器のようなものを取り出し、地球生命の観測に掛かろうとするとタラップは閉じられた。彼は置き去りにされてしまったのである。…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………***………………………………………………………………………………………………………******…。この点線部分、置き去りにされた宇宙人の驚きと絶望を表す。喜劇だから、レビューもこのくらいの芸当をしなければ面白くあるまい。
By the way,これは映画のセットであった。下積みの長い恩大事 春雨が初主演するSF映画のロケ現場だったのだ。
 夢ばかり追いかけて大言壮語する監督のせいで、シナリオはズタズタになる。然し、苦労人であることが災いして春雨は、協調路線に打って出る。他の皆もヒロインを除けば似たりよったりなので、我慢に我慢を重ねるが、夢を夢見ることの儚さは痛い程知る面々、それでも夢を諦め切れないさまは、”諦めましょうと どう諦めた 諦めきれぬと諦めた”と都々逸にあるように深い、深い夢なのである。このことが、今作のホントの主眼であろう。生きることは夢見ることであり、それは生そのものである。だが、それがメジャーにならない限り、他人からは滑稽にしか映らない、従って「客観的」にそれは喜劇であるが、真の全き人生は、チャンと夢見ることでしか成り立たないのではないか? との重大で切実な問いが、糖衣錠よろしく喜劇の衣を纏って表現されているのだ! 噛んだ役者さんが居たのは残念だったが、お体の調子が悪かったのではないか? 自分はその方が心配である。だって、通常こういうことは無かったのだから。もしお体の具合が悪かったのであれば、ご快復を祈念するばかりだ。ところで、その辺り座長の演技は渋かった。流石に良い演技をなさると感心しながら拝見していた。良い劇団である。是非とも、劇団の夢もかなえて頂きたい。
The Dark City

The Dark City

温泉ドラゴン

ブレヒトの芝居小屋(東京都)

2018/10/15 (月) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

国民のほとんどが新しい体制の中で新しい幸せが訪れると信じた幻のような時期があった。終戦直後の一時期。民主主義が新しいモラルとして国民の太陽だった。このドラマの実話・本庄事件は新劇団名優総出演で「ペン偽らず・暴力の街」と言う映画になった。同時期のもっとやさしい例では「青い山脈」の大ヒット。あの主題歌を、ほんの一部の国民を覗いて,みなが合唱して幸せを感じられたのだ。だが、それは幻で、世間はそれほど単純でなく、誰もが生きるモラルを失っている70年後の今の現実だ。この横文字のタイトルの小劇場のドラマは、70年前の地方都市の街の支配者と新聞社支局との攻防の中でジャーナリズムが民主主義政治成立させる基本要素だと言う事を、過去の事件と過疎となったその町を交差させながら描いていく。
昔、昭和20年代から30年代にはよく新劇団が上演したプロテスト劇の味わいだが、その後、この路線はすっかり観客に飽きられて、わすれられて久しい。この舞台を作っている人たちは、最年長の大久保鷹ですら、その実感はないだろう。ドラマの空気が懐メロ風になってしまうのも時代の流れだ。
だが、それは無意味と言う事ではない。歴史の中で土地に沁み込んだ記憶は、どこかで、今を生きる人に影響を与えることは必ずある。劇場はいつ閉館するかと危ぶまれている旧三期会のブレヒトの芝居小屋。何十年ぶりかで、ここで芝居を見たが、古びているが手入れはされていて、機能している。芝居と共にそのことに心を打たれた。

楽屋

楽屋

MAIA STARSHIP

ART THEATER かもめ座(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★

「赤い楽屋」を拝見。アパレルブランドとのコラボをやたら前面に出していたので、チャラい仕上がりになってやしないかという不安もありましたが、見終わってみれば普通にというか、ちゃんと「楽屋」でした。戯曲の懐が大きいのか、今回の試みがうまく融合してたということなのか、判断に迷うところですが。

ネタバレBOX

撮影OKになるカーテンコールのランウェイ(?)というのは、個人的にはなくてもよかったような。とはいえ、一応撮りましたが、写真の下の方には前の方に陣取った観客の後頭部やカメラが。まるで劇場の客席前方に巣くう、女優贔屓という名の亡霊たち(当然自分も含めて)を見せられたようにも思え、それも狙いの一つだったとしたら、してやられたなと。
イマジナリーライン

イマジナリーライン

タッタタ探検組合

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

ワンマン監督の下で繰り広げられる映画撮影現場の人間模様は、人の数だけ思惑が入り乱れ、多少盛っていたとしても「こんな状況なんかありそ~」感満載で、もうガッツリ笑わせて頂きました。
案外、映画作品自体がメチャクチャでも(逆にメチャクチャな作品の方が)表に公表されない現場の様子は、とんでもなく面白いのではないかと邪推したくなるくらい。

制作スタッフさんのキャラクターが分かったうえで、その思惑の渦の中、一生懸命役を演じようとする俳優さん達の姿は愛おしく、そして本人の思惑も加わって更に可笑し~ッ。
やがて「ありそ~で可笑し~ッ」だけに留まらず大きくうねっていくストーリー展開に乗って、連れてこられたエンディングは、勢い余って1日だけのお話しに納まりませんでしたが、その着地点も良かったです。

ヘタすればとっ散らかりそうなエゴや信念のぶつかり合いを、順序だててキッチリ観せてくれたのは、さすが20周年を迎える劇団さん!貫禄を感じます。

ネタバレBOX

まずは幕が上がってのファーストインパクト!
「ここからのアングルも捨てがたいよ~っ」とカメラさんに教えたくなるくらいにアガ⤴りました。
咲けよ、酒よ。

咲けよ、酒よ。

ソラカメ

「劇」小劇場(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見の劇団でしたが女子会のノリや会社での会話がとても面白く、嫌な人が誰も出てこないのが良かった。
出来れば一緒に飲みたいと思うくらい(下戸で飲めませんが)楽しい舞台でした。

授業

授業

SPAC・静岡県舞台芸術センター

静岡芸術劇場(静岡県)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

男性教授が3人、女生徒が1人の『授業』。西悟志さんの演出はPOPで残酷で執拗で、観客を突き放すけど娯楽精神はあり、真面目。原作に敬意を表しながら、突き刺すような意思表示もする。岡田利規作・演出『NO THEATER』と同様“me too運動”で、終盤は痛快♪布施安寿香さん素敵!

ネタバレBOX

演出部の守山真利恵さんが“女中”役として登場。スタッフ姿の若い現代人女性が、ひょうひょうと教授を叱責する。教授は毎日殺人を繰り返し、女中に注意されてもやめようとしない。
女性が男性を上から見下す構図は痛快でもあるけれど、男性(教授)の横暴、蛮行を許し、支えているのもまた女性(女中)であるとも解釈できた。
野外劇 三文オペラ

野外劇 三文オペラ

東京芸術祭

池袋西口公園(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

約2時間強、休憩なし。寒い!でもコート、ストール、貼るカイロで乗り切れた。

野外劇場入り口は巨大ディスプレイを載せたトラックの背後あたり、PRONTの対面側。
池袋西口公園を通りがかれば、客席と反対方向から無料で観られます♪ 舞台上手外側に立ち見の人だかり。

ポリー(淺場万矢)とルーシー(水口早香)が歌も演技も上手で嬉しい!2人のデュエットは約1時間10分後あたりから。終演間際の大合唱も聴きどころ。

無料券の観客は桟敷席でレジャーシートや簡易ベンチ持参の人あり。上演中の撮影・録音は不可。

少し詳しい目の感想:http://shinobutakano.com/2018/10/19/10983/

クロノライセンス(東京公演)

クロノライセンス(東京公演)

劇団1mg

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

正直ちょっとドダバタすぎて私にはあわなかったな。内容もちょっとわかりにくかった。

男装女学院

男装女学院

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劇場HOPE(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★

ストーリーとしてはまぁまぁ悪くはないんですが 90分予定のところ60分程度で終わってしまい中身の薄い芝居に思えました。ダンスはまだいいが歌はもう少しなんとかして欲しかったですね。

みんなのへや・改

みんなのへや・改

アガリスクエンターテイメント

CHARA DE asagaya(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

部屋主の浮気相手が!そして大家さん!
面白かったです!

竹取

竹取

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2018/10/05 (金) ~ 2018/10/17 (水)公演終了

満足度★★★★

シアタートラムは「世田谷パブリックシアター」の小さい方、というポジションだが「広い」と感じる事が多い。小劇場と感じた芝居を思い出すと、『グッドバイ』(シス)、『クリプトグラム』、昔観た「地域の物語WS」発表とか、韓国現代戯曲リーディングもか。それらを例外として、「大型劇場」で観た感触が強い。「夜への長い旅路」(梅田芸術劇場)、「管理人」「散歩する侵略者」(2017)、「お勢登場」など。今回の「竹取」も黒を基調に奥行きが生かされ、広い、と感じた。まあそれはどっちゃでもよろし。

ネタバレBOX

プレビュー公演を観た。小野寺修二演出作品。『あの大鴉、さえも』(芸劇)でデビューを飾った(身体パフォーマンスではそう言えるのでは)小林聡美を、再び起用?とあって、また映像以外で見ない貫地谷しほり出演とあって早々と予約した。
上記芸劇イーストでの舞台(大鴉)は、元戯曲のある作品にしてはかなり抽象的。その分演者のパフォーマンスの質に掛かる比重が高かった。小林女史は無論、三人で作るアンサンブルの一角をしっかり担っていたものの、身体コントロール技術、バランス感覚や機敏さ等においては素人と見えた。その小林が再び小野寺と組む・・小林と小野寺どちらに期するものがあったのか、どちらが企画側に近くてどちらがオファーをしたのか、事情は一切知らないが、そこに何か無ければなくちゃならんだろう。と密かにその答えを心待ちにした。
野村萬斎を芸術監督に頂く世田パブで、『竹取』というまず企画。脚本:平田俊子とあるが、小野寺の舞台では台詞も一つのピースでしかなく、発語される文字数も少ない。阿部海太郎の音楽は舞台中央奥にでんと置かれた太鼓が凡そ全て。冒頭を打楽器奏者・古川玄一郎、最後を小林聡美が、徐々に音量を増すシングルストロークの連打。阿部氏の小野寺との仕事ではSPAC版『変身』での全編に亘る音楽が圧倒的だったのと、随分違う。
貫地谷は序盤からアンサンブルの方に加わり高い身体能力を見せ(というか若い?)、藤田桃子ら熟練に混じって遜色ない。小林は序盤から特異な位置で、淡々、飄々と存在し、集団で機敏に動くアンサンブルとの対比がある。貫地谷は後半単独で(主にかぐや姫的存在として)存在する場面が多くなる。いずれにせよ小林と貫地谷という二つのトップが同程度にフォーカスされる。その塩梅は絶妙だが、二人とも目立ってしまう場合は、どちらがかぐや姫か、それとも二人を通して同時にかぐや姫を表わすのか、そうでない場合もう一人は誰(何)を象徴する存在なのか・・といった所で私は混迷した。「竹取物語」のストーリーを追いかけるパフォーマンスではなく、翁、婆に当る人物も、身分の高い5名の求婚者も、帝も、それと判るようには出てこない。
竹から生まれた神秘的な出生、人間性を帯びてくる成長期、婿選びのエピソード、月への帰還と、物語としては意外に派手で賑やかしいが、こたびは「現代能楽集」である。静けさがある。薄暗がりがある。その中に月に照らされたように浮かび上がる白がある。人の姿が白であり、また上からつるされた何本もの筋(ロープ)が白。ロープは先端の重しを移動させて刻々と図柄が変わる。チラシのデザインに同じモノトーン。そこに統一感のある「美」は表現されているが、「竹取」の原典から何を読み取り、舞台に上げたのだろう。
まず「物語」としては読めない。能というなら魂鎮めの対象は?かぐや姫なのか、いやかぐや姫が見ている人類が鎮魂されるのか。最後の太鼓の連打がなぜ小林だったのかも、よく判らない。小林という面白い素材を面白く配置する事がこのパフォーマンスの狙いである、と聴かされれば、それなりに納得できそうではある。
「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」

「メグ The Monster」/「あっちの部屋では」

アナログスイッチ

旧平櫛田中邸アトリエ(東京都)

2018/10/16 (火) ~ 2018/10/25 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木) 19:00

【あっちの部屋では】
亡くなった祖母宛てに届いた手紙をキッカケに祖母が住んでいた家に遺された8つの〇を探す主人公たち……。過去を探るミステリー的なことに漠然とロベール・トマを想起(「8」というキーワードによるものか?)、また、古い家を舞台にした物語ということで宮部みゆきなども思い出す。

しかし何より面白いのはアトリエで始まり、物語の展開に従い二階、一階と2回の移動を伴う上演形態。
短編集で1編ごとに上演する部屋を移動するのは2014年2月のコマイぬ「明日は天気/わたしのお父さん」などいくつか経験があるが、1編の中で移動というのは浮間べースプロジェクト「りんごりらっぱんつ」(2014年11月)以来2度目(だと思う)。
そして、旧平櫛田中邸という会場を巧みに(最大限に?)活かした演出だろう。

巧みと言えば……(内容に触れるのでネタバレBOXへ)

ネタバレBOX

祖母に宛てられたが隠された8通の手紙から「過去パート」に入るという構成ながら、手紙の読み手が変わったり、ごく短いもので過去パートなしに読むだけで終わるものあり、そして終盤ではいきなり過去になったり、現在の読み手から過去にそれを書いた人物にリレーしていったりとバリエーションによってワンパターンになることを避けるのも上手いんだな。

あと、客演の國吉咲貴さんの「いかにも昭和の朴訥な女子画学生」かつ「自分の想いのためには多少ズルいことでもする」役どころが印象的。

なお、アトリエ25分+二階20分+一階30分にカーテンコール&後説5分といったところか?
愚か者。たがらもの【尻軽娘に愛と無関心のブルースを】

愚か者。たがらもの【尻軽娘に愛と無関心のブルースを】

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

パワフルで熱い舞台でした!事件と共に、様々な人間模様が描かれていて、観応えがありました。ちょっと声が大きすぎる?という場面もありましたが、熱演ならではという印象。登場人物にインパクトがあり、役者さん達は皆、好演していました。主役2人のコンビは、愛すべきキャラクターだなぁと思いました。ダンスやアクションもカッコ良かったです!満足の舞台でした。

Short story's

Short story's

演劇商店 若櫻

現代座会館(東京都)

2018/10/18 (木) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

いつもの骨董店の品物にまつわる短編という構成ではありませんでしたが、バラバラの短編が紡がれて最後に1つの話になるという構成は、テンポもあって心地よい。
途中、「シャー少佐ゲーム」という笑い要素もいれながら、話は意外なラストへ。一番気になっていた、なぜ画家が記憶喪失になったのかについては明確なシーンがなく、個人的には少しもやもや感が残りましたが、登場人物が皆優しく、全編を通じて舞台にここちよさが漂っているのは、これまでの公演と同じで若櫻らしい。
目を引くような派手なシーンや過激なシーンがないのも好感が持てます。また今回は出演者の人数が少ないので、一人一人の演技を十分に見ることができ、それぞれの演者がとても印象に残ります。
東小金井から徒歩10分とちょっと劇場が遠いという難点はありますが、会話中心の心にしみる優しい舞台が見たい方には、本当におすすめです。
これまでは若手劇団の「Toy's BOX」や「えのぐ」とのコラボ色が強かった部分がありましたが、今回は純粋な若櫻としての舞台という印象でした。
客入れ時の前説という名の雑談もとても楽しいです。是非30分前に劇場に足を運ぶことをお勧めします。

カケアミ物語

カケアミ物語

劇団暴創族

萬劇場(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木)

18日ソワレ(140分、途中休憩なし)を拝見。

個人的には、2016年の『プラットホーム物語』ぶりとなる劇団暴創族さんの舞台。
劇団名のセンスはさておき?! 手堅い作風の団体さん。開演前、作り込まれたセットを眺めながら、今宵もキッチリした舞台を観せてもらえるんだろうと期待がふくらみます。

でっ、観た感想。
漫画の神様と、彼を取り囲む人々との群像劇コメディーは、導入部から早速、舞台に引き込まれ、ドタバタコメディーの中盤を経てのハートウォーミングな結末への展開もスムーズ。140分の長丁場を忘れる程に、中身の濃い作品でした。

ネタバレBOX

ワタシが観たB班の配役を記しておきます。

大漫画家・手塚まさる…黒岩徹さん
手塚プロ社長(手塚まさるの息子)・仲塚治…三浦修さん
プロダクションのスタッフ・浜田ひとし…藤田仁平さん

チーフアシスタント・本屋敷和義…三宅重信さん
アシスタント・曾根田健介(後に美大教授。渡利恭子はその教え子)…三熊こうすけさん
アシスタント・葛尾俊平…堀川翔伍さん
アシスタント・翁島沙也加…金子真緒さん
密かにカケアミを練習するアシスタント・岩根菜穂子…来栖杏夏(くるす・あんな)さん

売れっ子漫画家・鶴野辺みつる…浅見和俊さん
売れなかった漫画家・馬場達夫…齊藤涼祐さん
連載を持つ漫画家・窪田晃…河島辰徳さん
連載を持つ漫画家・関下まこと…岡憲和さん
人気少女漫画家・常盤マチ子…神澤礼実さん

美大生・渡利恭子(実は、シングルマザー岩根菜穂子の一人娘)…宇塚彩子さん
恐山のイタコ・不破幸子(浜田ひとしのおば)…千葉亜弓さん
漫画家志望のガングロ女子高生・海老根莉子…野村香奈さん

週刊少年ダッシュ現編集長・椚山(くぬぎやま)力也…小林大祐さん
週刊少年ダッシュ初代編集長・舞木泰造…大野誠さん
遊栄社編集部員・丸山エツ子…渡辺あやさん
まさに世界の終わり

まさに世界の終わり

シーエイティプロデュース/兵庫県立芸術文化センター

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2018/10/13 (土) ~ 2018/11/06 (火)公演終了

満足度★★★

めずらしい経緯で上演されたフランスの現代劇だ。90年代エイズ猖獗の時代に書かれた戯曲が16年になってカナダの若い映画監督の手で映画化、カンヌでグランプリを獲って世界的に脚光を浴びた。実はこの戯曲の日本語訳は映画化以前に翻訳されていて、それが「まさに世界の終わり」。「たかが世界の終わり」と言うタイトルは映画でつけられたもの。
同じタイトルだが、映画は巧みに映画向きに脚色・演出されていて、物語の概要や登場人物は同じだが、スタイルが全然と言っていいほど戯曲とは違う。一言で言えば、「映画的」によく出来た映画であり、「演劇的」な戯曲なのだ。
先に翻訳が出来ていながら、日本で上演されなかったのはその戯曲のスタイルが日本では馴染みがなかったからだ。登場人物のモノローグがシーンの間に長く挟まっていて、普通の舞台演出では収まりきれない。物語が家族の間の、日常のような、非日常のような、現実のような、過去のような、世界を行き来していて物語がつかみにくい。そこを映画は、カメラ、俳優、音楽を駆使して物語を整理・映像化して大成功した。例えば、戯曲で延々とモノローグで語られている家族の微妙な感情が、クローズアップの映像で手にとるように解るように作ってある。僅かのロケーション撮影も舞台では望めない効果を上げている。
この映画の成功があってこその今回の日本上演では映画と、戯曲のいいとこどりをせざるを得ない。
三十二歳で余命宣告されたゲイの劇作家(内が、自らの死の予告を家族に伝えるために、十年余離れていた故郷に帰ってくる。だが、それぞれの生活を持ち、突然の帰郷に戸惑う家族を前に、切り出せない。母、兄、兄嫁、妹、肉親のひりひりするような感情がすれ違う孤独なディストピアのホームドラマだ。そこで、孤独な家族たちに、何を求めて自らの世界の終わりを告白出来るのか。
上演は石丸さちこ・脚本演出版である。苦労のほどは偲ばれる。映画でも翻訳戯曲版でもない新脚本で、ジャニーズの俳優の見せ場まで加えて2時間にまとめている。
しかし、折角のその苦労は報いられたとは言いにくい。一つはこの物語の持っている悲劇性(命が終わるのが予定されている)と日常性(家族)の中で、ひとりの人間と、血を分けた家族との関係を顕微鏡で見るように細部を取り出して見る、と言う作品の芯がよく見えない。母、兄、兄嫁、妹に本人の家族の間の軋みが続くだけで、観客には作品の意図が見えてこない。家族それぞれの現実的な生活背景がほとんど語られない所にも原因があるのかもしれない。映画ではえがかれているが、主人公がゲイであり、劇作家でありパリで成功している、と言う事すらこの上演では語られないので主人公の告白の動機が抽象的でつかめない。現代に生きることは、家族でも孤独だという切ない限られた命の叫びが伝わってこないのだ。
俳優も取り付けなかったのではないか。主演の内はミュージカルではいい役者だが、こういう内面的な芝居には戸惑っただろう。エイズで余命一年以内と言う悲劇を体現できていない。台詞の語尾がすごんだような濁音になるのも良くない。こういう無理なことをさせるのは事務所も興業元も贔屓の引き倒しになると言う事を考えなければなるまい。事実、客席はジャニーズでは全く珍しく空席があったし、ほとんどの女性ファンもどう反応していいか迷っている。脇も苦しい。那須加代子は辛うじて、新劇解釈で乗り切っているが、他は、映画で名演を見せられているので点が辛くなる。モノローグも対話も、力不足である。演出的にも彼らでやれるように優しい工夫ができたのではないかと思う。
うまいと思ったのは、効果音で、窓の外のノイズなどは予想外に効果を上げた。
この原戯曲は家庭劇として新しいところがあるので、タレント芝居でなく、どこかの劇団がアトリエ公演などでやってみてはどうだろうか。。

ネタバレBOX

つまらないことだが、劇場への注文。開演前に開演を知らせる録音アナウンスがあるが、そのリードについている音楽、どうにかならないか。音楽が全く芝居に合わない。ものすごく、観客の気分が損なわれると言う事を劇場はしらないのではないか。

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