満足度★★★★
鑑賞日2018/08/25 (土) 14:30
初見の劇団だが、「キヲテラエ」という劇団名に反して真っ正直な芝居だった。物語はチラシや本サイトに書かれているとおりで、そのままの物語を丁寧に実現する。特に笑いを取るわけでもなく、自然な流れで物語は進み、タイトル通りのエンディングと、そのための明るい展望を見せる。妙に人を惹き付ける芝居だった。主人公を演じる藤真廉は、不思議な魅力があり、ちょっと追っかけてみようかと思わせる存在感だった。
なお、山手線の事故で開演が押したのだが、理由を示して「3分押します」というのと、「そのことで後の都合が悪くなる方はいらっしゃいますか?」と聞く姿勢は、他の劇団も見習ってほしい態度である。