最新の観てきた!クチコミ一覧

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二代目なっちゃんの愛人。

二代目なっちゃんの愛人。

なかないで、毒きのこちゃん

OFF OFFシアター(東京都)

2018/08/21 (火) ~ 2018/08/30 (木)公演終了

満足度★★★★

初の劇団。小さなOFFOFFの劇場全体をフル活用。客席から登場するわ、走り回るわ、客を巻き込むわ、ステージ右側の楽屋スペースも開陳するわ、背後のオペ室の小窓からも台詞が漏れるわ。呆れた笑いに顔が引きつった。
前半(時間にして1/3程度か)の四人芝居はマンションの一室、蒲団のある風景。一組のカップルと女の親友の同居生活という危うい設定。リアリズム、三浦大輔系の赤裸々・酷薄なワールドは引き込むものがあったが、後半は反転と言っていい程様相が変わる。

ネタバレBOX

展開が大詰めを迎えた時「作・演出」として登場した鳥皮ささみ(事実この劇団の作演出でもある)が「今回はここまでしか書けなかった事を詫び、ここからはアフタートークとさせて頂きます」と滑舌よくかつ丁重に必死の面持ちで言う。この変わり目の瞬間去来したのが(結果的に後半とは無関係だったが)『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』。一度やらかして禁忌であったはずの「姉の素行を面白がり暴露する漫画」を、衝動を抑えられずに実は描いていて出版も決まってしまう妹のたたずまい(女優を目指し醜く見栄を張り、不安を塞ぐかのように「前科」をネタに妹をいたぶる姉に対し、最後に妹が勝利する図)。鳥皮ささみの声がこの妹(舞台のそれか映画のそれかは忘れた)のに似ていた事もあるが、妹が見ている世界の風景が絶望に満ちていて、この芝居の前半に展開した世界に通じるように見えたのだ。
が、「アフタートーク」に移って以降、この前半の芝居は殆ど無かったものになる。ハプニング続きで劇場内はてんやわんや。元劇団員の父母が喪服姿で客席側に座っているのがアフタートーク以後(客電が点くので)目に入り、いつどのタイミングで登場か、森田ガンツ・・と楽しみに待つ。この疑似現実のハプニング芝居が、本域で限界ギリギリを演じる役者によってどうにか成立する、その挑戦をやっている事が面白い。オチには多少の期待を持ちつつ、奇妙な展開を見守るフシギな時間だった。
作者はこのハプニング芝居で前半芝居を飲み込み、後半を軸にドラマとして着地させようとする。それなりに見せる展開とラストではあるが、前半の芝居が上出来なだけにこの時間が茶化しの対象で終わるのはやはり座りが悪いのだ。というか決定的に破綻している。
もっとも、破壊的表現には「従来を疑い未来を拓く」言わば前衛の志がある、との捉え直しが可能(その余地を残しつつ観劇していた)。作り手の意図するしないにかかわらず。
ただ言えるのは、前衛の志を想定してもあながち無理でない鋭さが芝居の随所にあり、虚実ないまぜのスリルが笑いを引き出すポテンシャルが舞台に充満していたのは確か。
感動はなく感心・感服の部類だが、次作への期待は膨らむ。
変奏・バベットの晩餐会

変奏・バベットの晩餐会

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★

魅力的なタイトルとフライヤーでしたが、何を訴えたいのかわかりにくさがありました。黒色のイスとブロック程度しか舞台にありません。ダンスがあるから、最後の仕掛けのためかも知れませんが、同じような衣装で言葉のみの表現、物語の面白さを十分に伝えられていないように感じました。

正しい食卓

正しい食卓

子の掌に月

SoapOperaClassics(大阪府)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/08 (土)公演終了

満足度★★★★

普段とは違う雰囲気のライブBARの空間でドリンクを飲みながらの観劇。
じっくりと愉しめる大人の会話劇。
そもそも設定が未来に本当にありそうで面白い!
そしてそれを演じる個性的な役者さん女性だけではなく、男性にも色気の感じる演技が良かった^ ^!
話が紡がれていき最後まで惹きつけられました。
食卓について色々と考えさせられるお芝居。

1/2error〜きみの棲む街〜

1/2error〜きみの棲む街〜

Nuts Grooove!

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/08/31 (金) ~ 2018/09/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/02 (日)

笑いあり、涙ありのクロスロードストーリー。どんな人にも、一見しただけではわからない、事情や経緯があるのだよなぁ〜と、しみじみ思う。
劇中のバーに行きたくなる。

Family3

Family3

ヒューマン・マーケット

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

1、2を見ていないので家族の構成がいまひとつ分かりませんでした。相関図があったら良かったのにと思いました。当日パンフにキャスト表は家族別で載っているのですが、いることになっているけど舞台には登場しない人がいるのでややこしかったのです。
しかし、そんなことは、まあ、いいか!と思える程面白かったです。
1、2も見ていたら登場人物にもっと親しみを持てて良かったかもしれません。

ネタバレBOX

倉庫と言う設定ですが、スタジオがそのままで照明とかも使用せず、客席も明るいままなので妙に緊張してしまいました。過日の円盤ライダーでも舞台も客席も一体でしたがあの場所より緊張したのは何故なんでしょう。
星屑バンプ

星屑バンプ

THE CONVOY

博品館劇場(東京都)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

舘さまがケガをしたのでどうなることやらと思っていましたが、代役でなくそのままの体制で脚本を変えることでまた違った「星屑バンプ」になっていました。しずかちゃんもちゃんと(?)登場していました。おじさんたちは相変わらず熱く夢を語ります。ずっと、ずーっとそうでしたね、ねずみさん。

ネタバレBOX

最後のカーテンコールに舘さまが登場しました!!!年末の舞台の発表もあり、楽しみが増えました。
覆面

覆面

MICOSHI COMPLEX

池袋GEKIBA(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

インテリジェンスとエロとバカバカしさがごちゃ混ぜになった勢いある展開。
あれっミステリー要素は?
事前に抱いていたイメージとは異なる冒頭での作品カラーに驚きながらも、とりあえずは絶えずクスクス笑いを引き起こす
ハイテンポな台詞の応酬
覆面作家「向田國夫」の絶好調ぶり
を存分に堪能。

4人の個性バランスから成り立つ覆面作家「向田國夫」
4人の若さと各自の偏りっぷりが絶妙。
彼等の活躍に水を差すが如く現れたのは「ニセ向田國夫」
両者の対決をこのまま笑って楽しんでいればいいのかと思いきや、やはり裏があったのですね。

ネタバレBOX

インパクトあるスタートに飲み込まれ、全ての設定を無条件に受け入れていましたが、そのルーツに遡ることでミステリー色が加わってくるのですね。
4人の覆面作家の“闇”と来たるべき落差はとても巧く描かれていましたが、せっかくの華麗なる復讐劇。
ニセ覆面作家を突き動かす源である事件内容はもっとショッキング(罪深い)であった方が、より響いたのではないかと思いました。
彼女が背負い込んだものは余りにも大きい。
「Dの再審」

「Dの再審」

かはづ書屋

小劇場 楽園(東京都)

2018/09/04 (火) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/06 (木) 19:30

座席1階1列

かはづ書屋『Dの再審』小劇場 楽園

面白かった。良二次創作。
ただ、セリフ噛み噛みだったのが少し気になった(^^;)
ここぞという場面ではそんなこと無かったけど

柱付近での演技もあるので座るなら中央側より壁側の方が観やすいかも。
原作は必読です(青空文庫で読めます)。その方が格段に楽しめるはず。

ネタバレBOX

原作のSM説も衝撃だったけど、今作のテクノブレイク説も輪をかけて衝撃だった(^^;)
ロマン

ロマン

水素74%

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/10 (月)公演終了

満足度★★★

■90分強■
軸がブレてしまっている。チラシの文章にあったような、婚姻関係に縛られないパートナーシップのあり方を、もっと真摯に追求して欲しかったのに。これじゃあ、低きに流れるダメ~な人間たちの群像を見せられただけで、性悪説的人間観に支えられたよくあるそこらの小劇場演劇と何も変わらず、『ロマン』ってタイトルとまるで噛み合わない。まあまあ笑ったので★★★とさせてはいただきますが…。

白紙の目次

白紙の目次

劇団時間制作

テアトルBONBON(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/16 (日)公演終了

満足度★★★★

「依存」「自殺」「知的障害」など重たいテーマを真正面から取り上げるのは、時間制作さんならでは。今回もラストは見ているものつらくなるようなシーン。もう少し違った選択をしていたら、ささやかだけど本当の幸せをつかめたかもしれないのにと、最後は感情移入して大勢が涙でした。
ただ、今回は舞台が海辺の旅館ということもあり、登場人物がちゃらめの若者中心という設定で、特に前半の乱暴な言葉使いと、意味のない高笑い、心が感じられない会話の応酬、無駄な大声などが気になり、個人的にはダメで集中できませんでした。また、時間軸が行ったり来たりというのも、慣れるまで違和感がありました。
障害者の妹も、あそこまでえげつなく演じなくてもという印象(それだけ迫真の演技だったということ)。ストーリーの中心であるはずの作家の心の移り変わりや事実へ迫っていく姿が、今一つと見ていて伝わってこなかったという感じ。
なぜ自殺という最悪の道を突然選んでしまったのか、その本当の理由は何か、ラストで明かされはしますが、周りの人間がどのように関係していたのか、何ができたのかをもう少し丁寧に描いていただければ、展開ももう少しわかりやすかったのでは。各人が「私が殺した」と主張しても、どうもピンとこなかったのは私の観察力・洞察力の無さか。正直、一度見ただけでは少しわかりにくかった(少なくとも私には)。
前に見た「手を握ることすらできない」がぐいぐいと心に踏み込んでくると感じたのと比べ、衝撃度は劣る印象だったのが残念。
とはいえ、他の劇団にないメッセージ性をもち、人間の本質に正面からぶつかる舞台に取り組む劇団として、今後も「時間制作」さんには注目しています。逆チーム(B)がどうなのか、とても気になります。違った感じになっているのでしょうか。

十二人の怒れる男たち

十二人の怒れる男たち

俳優座劇場

俳優座劇場(東京都)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

名作古典をベテラン俳優が演じているのですから素晴らしいのは当たり前でどなたにも勧められるものです。
しかし、何の新しい工夫もないので普段は星4つですが、日曜に観た「ジャッジノット!!審理編&評議編」のもやもやを吹き飛ばしてくれたので星5つにします。
当日パンフレットは厚手の紙でB5版8ページのものでしたが中身が俳優のヨイショばかりで読むところがありません。

映画ではヘンリー・フォンダのいかにも正義の味方という立ち居振る舞いに辟易しましたが本作の原康義さんは自然な演技ですっきりと楽しむことができました(時代の流れもあるのでしょう)。しかし、本作の主役は悪役(?)の青木和宣さんと米山実さんでしょう。おいしい役を思いっきり演じ切っています。

ネタバレBOX

このところ「12人の怒れる男」関連がいくつも続いているのでこの作品について少し考えてみました。暇な方はお付き合いください。

「12人の怒れる男」は形式的には陪審員の評議の場を描写したものですが、実質的には法廷の審理をも含んだ完全な裁判劇なのです。登場人物が断片的に審理の様子を述べますが、重大な証拠、証言はまるで吟味していません。これは本来はありえないことなので、登場人物に次のように弁解させています。

弁護士が反対尋問もまともにしなかったのは
(1)若い国選弁護人であった。
(2)被告人がスラム育ちの前科持ちであった。
などの理由で有罪を覆すのは無理だと思ったのだろう。

そういうわけで法廷での審理の部分をもし作るとすると
(A)証言や証拠を詳しく吟味しないで提出する警察・検察
(B)反対尋問もしない弁護士
といったいくら昔のアメリカだとしてもありえないものになるでしょう。

またDVDの解説では
・このような偏見だらけの陪審員は事前の審査で検察官からも弁護人からも拒否されるだろう。
・似たナイフを持ち込むというのは新規の証拠を採用してはいけないという陪審規則に違反する。
と言っています。かなり反則だらけの名作ではあります。

<2週間後のナイスコンプレックス版の観てきた!に続く>
にっぽん男女騒乱記

にっぽん男女騒乱記

トム・プロジェクト

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/07 (金)

東京芸術劇場にて トム・プロジェクト「にっぽん男女騒乱記」を観劇。
敗戦から7年後の昭和27年。米国キャンプ地から程近い花街と、当時子供達の娯楽であった紙芝居をテーマとした作品。登場人物は5人と少ないものの、それぞれに複雑な事情を抱えており一人一人が主役の印象。どの登場人物も一癖も二癖もある人物像でありながら、決して憎らしくない、むしろ共感を覚えるくらい愛しく感じるのは、皆共通して人情味溢れる素敵な心を持った人物像であることが要因かもしれない、、そんなことを感じながら拝見させて頂きました。
音無美紀子さん演じる千鶴、高橋長英さん演じる源之助の双方の言い分、言い回しが絶妙で、お互い何でこんなに罵り合っているのだろうとも感じましたが、物語が進むに連れて明らかになった真実を知り、なるほどと納得。と同時に、上原理生さん演じる陽太の存在が一段と大きく感じました。やはり仮にどんな理由があったとしても、子を憎む親はいないと思いますし、逆に子も親をもっともっとリスペクトし大切にしなければならないと再認識したような気がします。中でもクライマックスシーンでの千鶴と源之助の夫婦ならではの会話はとても重く、心に響きました。今ではすっかり見なくなった紙芝居屋さん。自分も実際に街で紙芝居屋さんを見たことはありませんが、どこか懐かしい感覚になるのは不思議なものです。テレビやインターネットなどの普及により人々の暮らしは格段と便利になったと思いますが、庶民が紙芝居という娯楽で盛り上がっていた時代も決して悪くはなく、反って便利になる一方で失っているモノも多いのだということを改めて感じました。個人的にはもう一度紙芝居で沸く世の中に戻っても良いのではないかと思います。約110分の公演の中に様々な要素が複雑に絡み合っていてとても奥深く見応えのある作品でした。エンディングでは昭和27年だけでなく、その後の時代背景やそれぞれの生き方をナレーションしていた点も素敵な終わらせ方だなと感じました。

変奏・バベットの晩餐会

変奏・バベットの晩餐会

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★

なぜこの北欧の寓話を日本で舞台にしようとしたのか、結局わからない。
原作はデンマークの国民文学、映画も傑作と言われる出来で、それぞれに深く愛している人たちもいる。それを越える結果は望めないにしても、この素材を扱うなら扱うだけの心意気を見せてほしい。
俳優全員を白の衣装にするとか、ダンスをいれてみるとか、バベットのフランス語なまりを東北弁でやってみるとか、晩餐を幕で見せるとか、全然作品の本質に関係ないところで小手先の気を引くだけでつまらない。肝心の、革命で、天職を奪われた犠牲者が、その職を理解しない寒村に流れてくる。その寒村の人々には自然の生活があり、その中で生涯を貫いて生きるよすががある。それぞれの地域に生き、宗教も異なる人間の人生と真実が、宝くじが当たったことで実現する一夜の奇跡の晩餐でほんの一瞬だけ明らかになる。と言うところがぼやけてしまって見えてこない。
原作より、としていないのならいいが、これで日本の変奏と言うなら、ちょっとデンマーク国民に申し訳ない底の浅さだ。。
俳優も久しぶりのかもねぎショットで落ち着かずバラバラの印象だが、一人か二人はブリリリアントな役者が居ないとこういう抽象性が強い話は苦しい。おばさんたちの井戸端会議の連続のようになってしまった。唯一の男性配役は、原作ではものすごくおいしい役なのだがこれも不発。唯一旨いと思ったのは選曲である。

ネタバレBOX

人間同士、理解されるところも、結局理解されないままに終わることもあるが、かくして人生は流れていく、と一同が星空のもとで手をつないで踊る映画の秀逸なエンディングに似た終わりだが、この物語の寓話性が、映画より長く、また前半は殆ど省略しているにもかかわらず、脚本で生かし切れていない。
この話はやはりコスチュームプレイでしっかりやらないと、内容が浮いてしまうと痛感した。繰り返すが、なんでこんな難物をやってみようと思ったのだろう?
正しい食卓

正しい食卓

子の掌に月

SoapOperaClassics(大阪府)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/08 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/07 (金)

過去二作品に比べダンディズムが削ぎ落とされた分エンタメ性に優れた印象のお芝居でした★どこかコメディテイストで進む展開に点と点が線に繋がるストーリーなど個人的に三谷幸喜作品を観たような面白さが詰まってました☆このユニットのお芝居にハズレなし!打率10割の演劇です♪

Family3

Family3

ヒューマン・マーケット

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

この芝居を観始めてすぐ自分好みではないと思い2時間困ったなあと思いました。しかし何時の間にか出演者の演技に笑ったり驚きの声を上げたりしていました。そしてラストシーンでは妙に納得し頷いてしまったり胸がジーンとしたりと厄介な芝居でした。

おかえしします。44

おかえしします。44

カンムリプロデュース

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

初観劇、面白かったですね!ほとんど二人芝居の熱演なんですが、要所要所ではマドンナが素敵な世界を楽しませてくれて。90分間はとても短く感じました。以外なストーリーにも驚かされ、昭和感もかなり散りばめられてほとんどコント、そこにピアノ生演奏や粋な演出もあってとにかく面白い!

舞台らしき舞台されど舞台

舞台らしき舞台されど舞台

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

cafe MURIWUI(東京都)

2018/09/06 (木) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

鑑賞日2018/09/06 (木) 01:00

価格2,800円

20:00の回(晴)

19:20受付、屋上(テーブルと灯りがある)へ。19:30開場(ドリンク注文)。
奥が客席、ということはガラスを通して屋上が見え、(夜なので)観客は映り込む、ということになります。昼と夜では印象がちがう。

中澤さんと小野さんは、先月「アフターフィルム:performance」を観たばかり。
荒木知佳さんは多摩美の公演「大工(2017/12@芸劇)」を。
石倉来輝さんは初めてかと思いましたが「オープンブルー(2017/6@上野毛)」ですね。
古賀友樹さんは「One Wonderland(2015/12@ST)」からかと。
近藤千紘さんは「白む(2017/7@BUoY)」。

室内(会話、といっていいのかと動き)と戸外(動きのみ)との組み合わせ。
間に大きなガラス窓、その窓に映る 外の/内の 像。

物語的な、会話劇ではなく、短いセリフの応酬、繰り返し。
全編に亘ってということではありませんが、基本的には役者さんは客席を見続けています。セリフは相手に、瞬時に目線はお客さんに。

これが何を意味するのかはわかりませんでしたがコミュニケーションの形態としては不自然。対面ではない場合でも通常は相手方に相当集中する(はず)。

もちろん、一般的な意味での「演劇」を観に来ているのではないので、個人的には問題はありません。観ながらこの世界(作演出)について一生懸命想像します。

作演役で6人が観客の視界に存在することになり、そこから「十二の瞳」(オリジナルの半分だが)が客席に向けられている。

ここで過去2回観た公演、waqu:iraz「一番星のその次の(2016/4)」、中屋敷南さん「おんなのこのための習作(2018/8)」もコトバではないものが溢れていました。

※途中

音楽劇 WORKER'S RHAPSODY

音楽劇 WORKER'S RHAPSODY

海千山千プロデュース

小劇場B1(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポの早い展開に
絡めた音楽25曲~♪
なかなかに楽しいつくりながらも
表現されたテーマは重くて労働者階級に突き刺さるモノでした
上演側も観客側も年齢幅が広いなぁと感じた2時間強の作品

・・・・いまだ時々出る
人の座す背もたれを蹴る人種・・・・こ~ゆ~のも
映画館みたくマナー説明しないと理解できない方もいる・・というか
そういう方に背中をとられ易い自身に涙だなぁ・・・とも感じたデス

Wells-博士とはじまりの恋人-

Wells-博士とはじまりの恋人-

Rebel

新宿スターフィールド(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/07 (金) 14:00

出演者の案内で初めてこの劇団の公演を拝見。
ほぼ女性出演者(男性は一人)で、とある帝国の科学技術に大きく関係する女性科学者の失踪に、軍事技術研究員の軍人らしくない女性が派遣される。
何故女性だけの舞台かはご覧になって頂くしかないが、帝国である事が一つのヒントでは有る。
作品の流れは、ところどころに伏線を張りながら、破綻なく物語が進んでいく。平穏な日々が続くと思われたが、敵国との宣戦布告で一気に物語が動き出す。
観劇の感想としては、物語の進み方は判り易い、劇中の緊張感や、笑わせてくれるところのリズムも良いと思う。
時代背景は現在よりも少し前の設定なのだろうが、蒸気機関というエネルギー効率の悪いもので、高効率の機関が出来るとは思えないし、何かそのようなアニメが無かったかな?とつい思ってしまう。この舞台ばかりの事では無く、最近の若い世代の作品には、アニメとかコミックの影響が感じられる作品が多い様に思えてならない、上手く消化してオリジナルに負けない物にして頂きたい。
こちらの舞台は演者の方々の力もあって、観て楽しんで頂きたい作品です。

OPTIMISM

OPTIMISM

アブラクサス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/09/05 (水) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ヘレンケラーを題材とした公演は3作目。前2作はせんがわ劇場で上演しており、この劇場より広い。本作におけるヘレンケラーの人物像なりは前作をも凌ぐ見事な造形であったが、芝居的にはこじんまりとした印象を受けた。
劇場の規模を比較して意味があるのか分からないが、少なくとも せんがわ劇場では素舞台に近い。あるのはテーブルと椅子が数脚。周りは暗幕で囲い、脚本・演出・演技で魅せる力作であった。本作は屋敷内を作り込み過ぎたようで、言葉はおろか自分が何者(人)かさえも認識できていない”子供=ヘレンケラー”の行動が舞台セットによって妨げられている。何気にテーブルの周りを回ったりしているが、”痛い”という感覚本能を持っていたか否か判然としないが、観客としては作為的な動きに見えてしまったのが勿体ないところ。
(上演時間2時間10分)

ネタバレBOX

セットは屋敷内_中央にテーブル・椅子や飾り棚が置かれ、下手には窓。客席寄りに階段がある別スペースを設けている。当然、有名なシーンである井戸も見える。
梗概…ヘレン・ケラー(羽杏サン)とアン・サリヴァン(坂東七笑サン)との出会い、結びつきが中心に描かれる。その意味ではヘレン・ケラーの人生に大きな影響を与えた人物との関わり、言葉の認識というプロセスが中心であり、その見せ場として井戸での水汲みシーンが有名。見せ場における2人の演技は上手い。その臨場感は圧巻である。

この公演でもその描き方は他の劇団公演と変わらない。しかし、ここではその後のヘレン・ケラーをも描き出す。人(障碍者)として社会との関わりを持った人生も丁寧に描く。多くの劇団は水汲みシーンで終幕とするが、それは演劇的な見せ方として魅力的であり、評伝(記)にも差し障りがないからではないか。この劇団では、文献では知りえない事柄を独自の解釈・演出によって表現しようと試みている。

しかし、公演ではヘレン・ケラーの人種差別に反対する運動や労働条件改善の訴え、南部黒人集会での演説や講演を紹介する。そしてライフワークになる社会福祉活動。自身の経験を踏まえた公演は、世界中へ。また経済的な困窮からボードビルショーにも出演したことが描かれるが、これらは彼女に関する文献を調べれば知れるところ。評伝の内容を演劇化する、それはそれで面白いかもしれないが観る人の感性や主義主張に左右されることがあるような。

それよりは、”人格形成後(者)”としてのヘレン・ケラーではなく、社会との関わりを持つ前のまだ学生としての未成熟でどん欲に知識を習得する。そんな彼女の上級学校に進学してからの考え方、物の見方など成長する”過程”を観てみたい。そこには完成された人物の評伝記ではなく、まだ知られていない生身の人物の生き様が刻まれそうだ。それこそヘレン・ケラーの人間的魅力(例えばダンスのシーン等は秀逸)が潜んでおり新たな人物像の形成になると思う。芝居ゆえにその自由(発想)度を広げても良いのではないか。そんな芝居を観てみたい。

次回公演を楽しみにしております。

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