満足度★★★★
鑑賞日2018/09/07 (金) 14:00
出演者の案内で初めてこの劇団の公演を拝見。
ほぼ女性出演者(男性は一人)で、とある帝国の科学技術に大きく関係する女性科学者の失踪に、軍事技術研究員の軍人らしくない女性が派遣される。
何故女性だけの舞台かはご覧になって頂くしかないが、帝国である事が一つのヒントでは有る。
作品の流れは、ところどころに伏線を張りながら、破綻なく物語が進んでいく。平穏な日々が続くと思われたが、敵国との宣戦布告で一気に物語が動き出す。
観劇の感想としては、物語の進み方は判り易い、劇中の緊張感や、笑わせてくれるところのリズムも良いと思う。
時代背景は現在よりも少し前の設定なのだろうが、蒸気機関というエネルギー効率の悪いもので、高効率の機関が出来るとは思えないし、何かそのようなアニメが無かったかな?とつい思ってしまう。この舞台ばかりの事では無く、最近の若い世代の作品には、アニメとかコミックの影響が感じられる作品が多い様に思えてならない、上手く消化してオリジナルに負けない物にして頂きたい。
こちらの舞台は演者の方々の力もあって、観て楽しんで頂きたい作品です。