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ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

東宝/ニッポン放送/ミックスゾーン

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2019/01/05 (土) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

スルメ舞台でした。
数回観ましたが、1回目は難しいメロディの歌が多く、馴染むのに時間がかかりました。
でも、2回…3回と観るうちに場の雰囲気に慣れて、楽しんでみることができました。
観れば観るほどクセになる舞台。
結構オススメです。

「幸福の黄色い放課後」

「幸福の黄色い放課後」

オフィス上の空

萬劇場(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/01/24 (木) 14:00

各役者さんが、個性的な魅力的なお芝居をみせてくれる。
笑いもあり、踊りもある。

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)公演終了

満足度★★★★

期待を上回る面白さで、予定外に二日連続で拝見しちゃいました。

SF、タイムリープ?パラドックスの世界などがふんだんに盛り込まれつつも、
非常にスッキリと分かり易い話になっており、スンナリと話の進行を楽しめました。
物理学者役の田名瀬偉年さんが知的に、クリアに説明を混ぜて下さり頭の整理になったし、
春名風花さんの役や那海さんの役などが非常に良いアクセントになっていました。

ところどころで生まれるパラレルワールドの世界も、
それぞれに楽しませ方を工夫していて飽きる事なく楽しめました。

ワンシチュエーションでしかも狭いサンモールスタジオを舞台にしながらも、
プロジェクションマッピングや、ちょっとした背景の変化で、
窮屈さを感じる事も全く無く、飽きる事なく最後まで楽しめました。

ROCK ON!!~second~―The Story of Ours―

ROCK ON!!~second~―The Story of Ours―

A´company

萬劇場(東京都)

2016/08/04 (木) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

生演奏で、格好良いイケメン達がロックの世界を届けてくれる。
盛り上がるステージ、煽るバンドマン達と迫る彼らのサウンド、そして熱狂する客!

…という企画だと思って観たら楽しめました、という感じ。
舞台作品と考え出すとツッコミどころも多いのを、演奏シーンで誤魔化す作品かな、と。

勿論、役者さんのファンであれば十分に楽しめた作品だと思います。

蒼海のティーダ~Truth~

蒼海のティーダ~Truth~

ACTOR’S TRASH ASSH

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく映像美に圧倒されました。

シブゲキのスクリーンを降ろして映し出される蒼海、沖縄などの映像は、
果てしなく壮大で塞いだ気分を広げ、渋谷にいながら南の風と太陽(ティーダ)を感じました。

どこか昔の琉球で、本当にあったかも知れないと思わせる内容に、前記の映像美。
壮大な物語に音楽、歌声までもがマッチして唯一無二の空間を生み出していました。
役者さん達も衣装も含めて見事に世界観を構築していて、
独自の世界にタップリと観客を浸してくれました。

ヘヤノゾキ

ヘヤノゾキ

アフリカ座

TACCS1179(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/19 (火)公演終了

満足度★★★

事前にほとんど情報無く観たので、普通に女優さん達が
ちょっとだけ変わった日常を、面白く演じていらっしゃって、
観客はそれを覗き観に来ている様な感覚を楽しめました。

どうやら元AV女優さん?とかそういう方々が多かったみたいですが、
そういうのも知らなければ全く気付かせる事なく、
変にその部分をネタにする事なく演じられていて好感を持てました。

私は普通に楽しめました。

19871988

19871988

兎座

千本桜ホール(東京都)

2017/12/05 (火) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★

非常に興味深い作品でした。
出演者がタイトルの年代生まれの方ばかりで、上演時期に丁度30歳前後。

昔思い描いていた30歳と、今の自分達とのギャップ。
そんな事を同窓会で呼ばれた昔懐かしい教室で考えていると、ふと学生時代の部活の苛め、
部員同士のみんなが忘れたがっていた様な事実が徐々に思い出されてくる…

結果的に劇中劇という形を取っていましたが、難しい条件を見事に跳ね除けていて、
非常にスリリングでシャープな、緊張感のある作品に仕上がっていました。
志高くこの作品の上演に漕ぎ着けたのだろうな、と思うとその心意気は賞賛に値すると思いました。

十分に楽しめる作品となっていました。お見事。

幕末疾風伝MIBURO~壬生狼~

幕末疾風伝MIBURO~壬生狼~

TAFプロデュース

かめありリリオホール(東京都)

2018/06/08 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★

『マジでどうしました!?』ってくらい、男性陣の滑舌が悉く悪くてビックリしました。
全然、言葉がこっちに飛んでこないというか、内容が頭に入ってこない。

広い会場の客席をシッカリと埋めていましたし、熱気と気合が入った作品だとは思いましたが、
それどころではありませんでした。

脚本はかなり詰め込んだというか、内容盛りだくさんで、伏線もかなり色々と仕込んでいた。
結果的にそれの処理に関しても苦しんでいたかな?という印象で、
私の前に感想を書かれている方もいらっしゃいますが、
スンナリと頭に入ってきて、スッキリするという感覚にはならなかったのが残念でした。

不思議な団体さんだったな、という感想になってしまいます、申し訳ないですが…。

きっといいKotoあるravel

きっといいKotoあるravel

演劇集団 Z-Lion

ザ・ポケット(東京都)

2017/04/26 (水) ~ 2017/04/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

上質な作品でした。

とある田舎の、古びた中古雑貨店?に、学生時代の仲間達が集まって、
昔作れなかったものを作り出そう、というところから話が始まる。
最初は他愛も無い発明品かと思ったけども、意外とその発明品が重要な事が出来る事に気付き…

少しだけ先の未来の日本に、絶対に生まれる事が無い発明品だとは思うけども、
起こったら何だかちょっといい事がありそうな、そんな発明。
それを丁寧に描かれていて、そのバランスがなんだかとても心地が良かった。

ハートフルでちょっぴりSF(藤子・F・不二雄さんの言う「少し、不思議」の頭文字)な物語。
始まりから終わりに至るまで、とても繊細で気が利いていて、大好きな作品でした。

「幸福の黄色い放課後」

「幸福の黄色い放課後」

オフィス上の空

萬劇場(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

高校の放課後という限られた場所と時間に関わらず、いつの時代にも見られる普遍的な青春の1ページが刻み込まれている。「観たい!」にも書いたが昭和時代に青春期を過ごした自分でさえ、あぁそんな会話をしたなと懐かしく思える物語。
(上演時間1時間30分) 【3-B初日】

ネタバレBOX

舞台セットは一段高くした場所を教室内に観たて、椅子背もたれを客席に向け教室後方から眺める感じ。周りは回廊形式で校外をイメージさせ、その外周は昔の板塀を思わせる。

物語は高校の放課後に交わされる会話。教室内はいくつかのグループで談笑している光景。文化祭や体育祭など行事絡みのイベントでなければ全員で話し合うことはないだろう。その意味で2~3人で話す光景はリアル。チャイムが鳴り、シーンが変わるが、それぞれに章立てサブタイトルがある。
始めは、教室内の後ろから眺めているが、いつの間にか180度転換し教室前からの光景になる。同じ教室内の会話が観点を変えることで違って観える。後ろからでは分からない光景、例えば会話に加わらない人物。友人の会話に関心があるのか無いのか、読書をして無関心を装っている姿が浮き上がってくる。

さらに時代設定の曖昧さ。いやスマートフォンが用いられているから現代であるが、ノストラダムスや震災(阪神淡路大震災、東日本大震災など)の台詞が聞かれるが、時代背景を鮮明にしないように思える。それは時代を越えて、ある意味普遍的な高校の放課後光景を連想させようとしているのではないか。授業から解放され、自由な時間・関心の話題、そこには何処にでも居そうな典型的な高校生像が立ち上がってくる。その姿は世代を越え、ある郷愁を誘うことで、観客を物語のいずれかの人物に同化させ感情移入してくる。

他愛ない話題…DV彼氏の話と同情・憤慨する友人、髪型(パーマや前髪切り過ぎ)とそれを揶揄う友人、才能ある友人と自分の比較、そして恋愛と嫉妬話など今でも交わされる話題だと思う。また学校に来ずバイトに精を出さざる得ない学生など、取り留めもない話、日常繰り返される、何の変哲もない情景に生きている実感が湧く。それを役者が生き活きと演じる。生命を宿し、教室内をダンスするシーンはまさに未来に向かっている姿のようだ。
次回公演を楽しみにしております。
「幸福の黄色い放課後」/「幸福の黄色い10日後」

「幸福の黄色い放課後」/「幸福の黄色い10日後」

キ上の空論

サンモールスタジオ(東京都)

2017/03/23 (木) ~ 2017/04/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/25 (土) 19:00

価格3,300円

【10日後】
マイルドな「放課後」に対してハードな「10日後」、ドラマっぽい「放課後」に対して映画っぽい「10日後」、と対照的。
こちらも見せ方と言うか構成と言うかに工夫があって……(ネタバレBOXへ) また、S.E.について思ったこともネタバレBOXへ。

ネタバレBOX

(観客が知っている)あることが起こる時間に刻々と近づいてゆくものは緊張感が高まるが、悲劇などの起きた時点から遡ってゆく場合は「そこで踏みとどまれば良かったのに」とか切なさとかが感じられてまた違った感動があるなぁ、と。

メイン部分が悲劇である一方、サイドストーリー的に語られる中には「ハッピー組」もいて緩和されるのが上手いところ。

強い雨の音は「私の心に雨が降る」的な心象の表現?とも思った。
また、稲光(照明)と雷鳴(音響)にズレがあるのでリアル。
『熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング~』 『売春捜査官』 『熱海殺人事件~水野朋子物語~』

『熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング~』 『売春捜査官』 『熱海殺人事件~水野朋子物語~』

カガミ想馬プロデュース

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/01/22 (火) ~ 2019/01/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

熱海殺人事件〜水野朋子物語〜
モンテ、売春、ロンゲストと観た事がありましたが、ここまで変わった熱海とは初めて出会いました。
70%書き換えだそうですが作品としてのテイストは残しつつ、楽しい作品に仕上がっていました。
一味違った熱海殺人事件、ありがとうございました!

「幸福の黄色い放課後」

「幸福の黄色い放課後」

オフィス上の空

萬劇場(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

 Castは3-A,3-Bがあるが、前者を拝見。(追記後送 必見)

ネタバレBOX


 状況設定が実に上手い。舞台は、板上に60㎝程の高さのほぼ正方形の大きな平台を設え、その上に真ん中に若干距離をとってパイプ椅子を十数脚づつ、背凭れを観客側に向けて置いただけで、奥には黒板も何も無い。在ると言えばあると言えそうな文様らしきものの入った壁が正面奥にデンと広がっている。この無機的な感覚が堪らない。無論、観客側には、役者達の後ろ姿が見え、シーンを演じている役者だけが、正面を見せたり側面・背面を見せて動き、喋る訳だ。通常の見せ方とは真逆の方法が採られているのが、先ず興味を惹きつける仕掛けになっている。観客は椅子の向きを見ただけで、演出家の力量を評価できる仕掛けである。シーンの転換は授業チャイムで知らされる。チームを分ける時も如何にも現実の高校のクラス名のような3-A、3-B。サブタイトルの中で“東京の演劇ガ、アル。”と宣言して見せる所等も興味深い。何れにせよナマジッカでは無いセンスの良さと自負を感じるのだが、それが決して嫌味に映らないのは、ステレオタイプに矮小化することで最も重大なことを恰も何でもないことにしようと躍起になっている日本を代表するアホ為政者やその取り巻きの偽善者、悪辣極まる公僕犯罪者たる高級官僚共の嘘と隠蔽及びプロパガンダを揶揄しているからであろうか。
隠れ家

隠れ家

空晴+南河内万歳一座☆オールスターズ

ザ・スズナリ(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/28 (月)公演終了

実演鑑賞

チラシデザインでいつも気にしてた劇団、ようやく観劇。
1980年代、90年代頃の小劇場芝居を思わせる物語でした。
寸劇のオチ務める美女二人、流れで本当に出てこられると・・可愛らしかったです。

公演物販物てんこ盛り。お帰りの際には、ぜひ記念に購入を。
いろいろ人を募集してるそうです。
この劇団なら、負担なくいろいろ演劇界のこと学べるかも。

ネタバレBOX

後半、男性陣は肉体美全回。
岡部尚子さん、ワンピースキャラのイワンコフに似てませんか。タイプでした。笑
ハッピーな日々

ハッピーな日々

ハチス企画

アトリエ春風舎(東京都)

2019/01/18 (金) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

色々考えさせられます。

ネタバレBOX

第一幕は胸まで埋まった女性が色々話し、第二幕は首まで埋まった状態に変化した上で話すサミュエル・ベケットの作品。

老いの話。日傘とピストルが重要な小道具。

人間はいくつになっても思考しています。手が使えるうちは外出は不自由になりますが自殺は選択できます。しかし、思考だけの世界になると、正常か認知症的症状になっているか分かりませんが、自ら死ぬことはできません。

今日が、これからの人生の中で一番若い日です。やりたいことはやれるうちにやっておかないといけないとつくづく思います。

その一方で、老いは受け入れます。現状を直視して、身体的、思考的にできる範囲で欲張らず、くよくよせず生きようと思います。
唖蝉坊・知道の浅草を唄い語る

唖蝉坊・知道の浅草を唄い語る

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2019/01/20 (日) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

添田唖蝉坊なる人物が誰か、ようやくにしてはっきり認知した頃に、チラシが目にとまった。基本はライブだが、土取利行氏の浅草界隈郷土史・芸能誌への造詣の深さ(博覧強記)に驚き、いとうせいこうのパフォーマンスの反骨精神にも驚き、見終えた感覚としては演劇の舞台を観たような濃さが後味として残った。音楽といっても「音」が持つ美よりは、歌詞の存在もそうだが唖蝉坊や界隈の人々の人生やドラマを想像しながらの2時間半で、満腹にさせてもらった。

陰獣 INTO THE DARKNESS

陰獣 INTO THE DARKNESS

metro

赤坂RED/THEATER(東京都)

2019/01/17 (木) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

metroも3作目だか4作目だか。ちょっとした楽しみになっている。エログロな世界を真顔で作ろうとするこだわりの態度は期待をさせる。今回はmetro第一作の満を持しての再演という意気込みを何となく感じ、足を運んだのだったが。。

ネタバレBOX

千秋楽が影響したか。それとも・・。私の感知器にはぎくしゃく感が多少ならず認められた。
江戸川乱歩を題材にするならど真ん中と言える題材を、舞台としてはこれ以上ない程の隠微な世界が作り込まれている。
気になったのはサヘル・ローズが中盤以降ずっと泣いているのだ。演技として意図的に泣こうとしているのか、それとも最終ステージに感極まり、「先生」との愛の側面が役の人格を覆ってしまって、悲劇の主人公と化したか。。弱々しくなった彼女は、本来「我が道を行く」強さの証となるべき「人と目を合わせず自身と向き合う」体勢をとる事が殆どなくなり、常に相手役のことを涙目で見ている、という具合になっていた。
劇では月船と人格的に共通する部分があったり、実際舞台上で両者の人格が入れ替わったり、二人の身体が蛇のように絡まって二人で一つの様相を見せたり、妖しく立ち回る二人であるのだが、その妖しさがサヘルから中盤以降消えてしまい、しおらしさだけが残った。これは非常に気になった。
千秋楽終演後の月船の挨拶がやや重たく湿っぽかったのも気になったが、次の10年も隠微な世界に拘り、体当たり演技で独自な舞台を追及されん事を願う。
舞台「悪魔と天使」

舞台「悪魔と天使」

舞台「悪魔と天使」製作実行委員会

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2019/01/19 (土) ~ 2019/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

テレビではなかなか見ることができない観月ありささんの全身像。他の方と並ぶと美しさが更に引き立つ感じでした。日頃はなかなか意識することがない生きていると言うこと、命の終わりがいつになるかなど誰もわからないこと、いざという時の振る舞いなどいろいろ考えさせられました。
しかし、終わり方に納得できない私は、帰ってすぐ原作をポチりました。

飛んで孫悟空

飛んで孫悟空

劇団東京乾電池

ザ・スズナリ(東京都)

2019/01/11 (金) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

2015年あたりに乾電池を初観劇した時は(夏の夜の夢)驚き呆れ果てた。学芸会に見えた。柄本兄弟の「ゴドー」など上質のものもあるが、劇団員総出のガス抜き公演(ひどい言い方だが実際そう思えた初観劇の舞台。二度ディスって御免)はこうなるのであるか・・と。二組編成した今回はその範疇にあるが、その他1本だか観て(あと加藤一浩作品のDVD等みて)、少しばかり見方を変えた。「学芸会」との感想の大きな理由はたぶん、架空の世界が立ち上がるために客の目を「ごまかす」努力を半ば放棄している様相だ。「夏の夜の夢」の光景を思い出すと、一段上がったステージに貼られた黒のパンチシートに塵や糸くずが付いたのが目に入ったり、ロマンもクソもない(普通照明とかでごまかすでしょ)。これがコスト削減ゆえなのか主義なのかは微妙なところだ。
だが、乾電池流というのか柄本明流というのか、それがある、と考えてみている。即ち優劣を付けず、上下をつけず(人の上に人を作らず)、フラットである事、そして役者は演じる人物以前にその人自身である事、裸で勝負するべきである事、舞台は飾り立てたりせず、スマートでなくて良い事(あのスズナリが壁の地肌丸出しで、奥にスピーカーがポツン、役者の「素」が見えるような明かりを多用)・・・そういった流儀が、一見「やる気のない」舞台と感じさせる。だがそれは敢えて選択した態度なのであり、「文句があるなら見なきゃいい」とまでに血肉化した劇団の風土であるかも知れない、と考える事が可能のように感じている。
「飛んで孫悟空」は別役実の喜劇。単純に笑える。劇団は別役作品を好んでやっているが、上述した役者の佇まいは別役の世界に合っているかも知れない。
過去データをみると、決まった演目を何度も再演し、準備時間もなく総出の舞台を、となると過去レパに頼らざるを得ない・・そんな劇団内事情を、隠す事もなく見せている風もあって、あけすけ感が東京乾電池の、否、もしや仙人・柄本明の志向するあり方なのかも知れぬ。
もっとも今回の「孫悟空」は2017年ピッコロ劇団初演の演目で、乾電池としては新作だ。やる気を出した公演・・・と思って反芻してみるが、舞台上の役者は相変わらず、乾電池な方々である。
過日細君を亡くされた御大の姿も劇場に見えたが、劇団員含め湿っぽさの欠片もない。飾らず、素のままが大事教の伝道師・柄本明は、我々にこう言っている気がする。優劣を付けようとする態度を恥じよ。つまらない舞台、面白い舞台、お金をかけた舞台、そうでない舞台様々あるだろうが、呼吸するように芝居する、それでいい。

韓国現代戯曲ドラマリーディング Vol.9

韓国現代戯曲ドラマリーディング Vol.9

日韓演劇交流センター

座・高円寺1(東京都)

2019/01/23 (水) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

昨年(2018)は「エクストラエディション」として2本のリーディング公演があった(事情は知らない)が、今年が正式な日本開催年、3本の韓国戯曲をリーディング上演。今年は2~3本観られそうだ。
初年の2002年から数えて今回が9回目で、当初の方針通りなら10回の開催まで残り1回、日本での公演は再来年で一応区切りとなるらしい。
演出は昨年夏に公募し、毎回新顔がリーディング演出に挑戦している。リーディングだけに戯曲を構造的に読み込み、簡潔な舞台表現とする、その工夫を吟味するのも個人的には楽しみの一つ。
開幕を飾ったのは「刺客列伝」で、作品解説を読んだ時点で食指は激しく動き、私としては今回の本命だったのだが・・・何と爆睡。考えれば不眠続きであった。
という事で毎回出ている戯曲集の今年版(1000円安い)を今年も購入。必ずや読んで感想加筆するつもり。

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