「幸福の黄色い放課後」 公演情報 オフィス上の空「「幸福の黄色い放課後」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     Castは3-A,3-Bがあるが、前者を拝見。(追記後送 必見)

    ネタバレBOX


     状況設定が実に上手い。舞台は、板上に60㎝程の高さのほぼ正方形の大きな平台を設え、その上に真ん中に若干距離をとってパイプ椅子を十数脚づつ、背凭れを観客側に向けて置いただけで、奥には黒板も何も無い。在ると言えばあると言えそうな文様らしきものの入った壁が正面奥にデンと広がっている。この無機的な感覚が堪らない。無論、観客側には、役者達の後ろ姿が見え、シーンを演じている役者だけが、正面を見せたり側面・背面を見せて動き、喋る訳だ。通常の見せ方とは真逆の方法が採られているのが、先ず興味を惹きつける仕掛けになっている。観客は椅子の向きを見ただけで、演出家の力量を評価できる仕掛けである。シーンの転換は授業チャイムで知らされる。チームを分ける時も如何にも現実の高校のクラス名のような3-A、3-B。サブタイトルの中で“東京の演劇ガ、アル。”と宣言して見せる所等も興味深い。何れにせよナマジッカでは無いセンスの良さと自負を感じるのだが、それが決して嫌味に映らないのは、ステレオタイプに矮小化することで最も重大なことを恰も何でもないことにしようと躍起になっている日本を代表するアホ為政者やその取り巻きの偽善者、悪辣極まる公僕犯罪者たる高級官僚共の嘘と隠蔽及びプロパガンダを揶揄しているからであろうか。

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    2019/01/24 10:32

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