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第4回30GP

第4回30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2019/01/24 (木) ~ 2019/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

準決勝①
わたしが観に行けなかった30GP初日の、第1ラウンド第1試合、第2試合を勝ち抜いた二団体による準決勝。

大阪朝高演劇部「ゾエアが満天の夜空」

彼女達は高校生、自分達で演劇部を発足し、学校に認可してもらえるように現在進行形で頑張っているリアル高校生。
そんな彼女たちが火曜日のゲキジョウに挑戦し、大人達に混じって30GPに選出されたというのが、もう熱いじゃないですか。
内容は、長らく断絶されていた国家の首脳同士が会談するという国を上げての重大な日が。
自分達にはどうにもならない家庭の事情で離ればなれになってしまう仲良し三人組の別れの日となる。
国家の一大事と、彼女たちを取り巻く世界の一大事は、重たさは等しい。
むしろ後者の方が大切だったりする。
三者三様の個性の違いがよく表現されていて、これだけ違う個性の子達が仲良しになれるというのは、学校という枠の中にいる時代ならでは。
笑顔で毎日楽しく過ごしているものが、その笑顔のままに辛いことも何もない毎日だというわけではない。
経験によってそれを知り、子供は思いやりをもてる大人になってゆく。
人によっては、知ることのできないままに大人になってしまう人もいることでしょうけれども。
はつらつとした元気な笑顔と声が、とても好印象でした。

三等フランソワーズ「フレンチとマニュアル」

お見合いパーティで出会った男女の、気取ったフレンチレストランでの食事の場面。
舞台は、コース料理がすっかり終わり、ひたすらワインを飲むしかない状態から始まる。
木山さんの酔っぱらいっぷりが、いやらしさがなく可愛げがあり、とてもいい。
酔う前は大人しかったのに、酔っぱらってからが最高に面倒くさい。
その面倒くさい絡みに対して眉を八の字にしてボヤく中川さんのボヤきが、これまたいい。
男性側がしまいに堪忍袋の緒が切れて拗ねてしまう、形勢逆転今度は中川さんが最高に面倒くさい。
二人のやり取りが可笑しくて、可笑しくて、とても面白かったです。
この芝居の男女は、自分の中で完結し過ぎるのです。
マニュアル本なんかに答えはない、答えは目の前に座ってる生身の相手にある。
勝手に相手の心を推測して決めてかかって、分かったような気持ちになる。
でもねー、分かるんですよねー。
気になる相手ほど、心を知りたい相手ほど、本当は迷惑に思っているのではないだろうか、嫌われているのはないだろうか、そうに違いない・・・って、思っちゃうんですよねー。
この二人はそれでもちゃんとぶつかり合えたから、本音ぶちまけあえたから、良かった。
終電の時間を確認し合う場面で、中川さんは正確な時間を答えたのに対して、木山さんは自分もだいたいそれくらいの時間だと答えたのが、この男女の性格の違いを顕著に表してた象徴的な台詞。
思わず幸せになって欲しいなぁと願ってしまう、そんな人間臭くも愛おしい二人でした。

春の雪

春の雪

かしある

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2019/02/23 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

久しぶりの純愛もの。本当良かったです。原文を読みたくなりました。また参加させてください。

花火鳴らそか ひらひら振ろか

花火鳴らそか ひらひら振ろか

劇団銅鑼

あうるすぽっと(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

満足度★★★★

お盆のひと時の人と幽霊の人情ファンタジー。コメディタッチでしたが、グッとくるイイ話でしたね。

疚愛 – ALL OF THE HARASSMENTS

疚愛 – ALL OF THE HARASSMENTS

ナイーブスカンパニー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

 板中央奥に両袖机。椅子は革製の豪華なもの。両袖机の下手に斜めに置かれた書記用サイズの机。こちらは秘書が使っているもので椅子も粗末だ。両袖机の上には黒電話器が載っている。更に机の脇には、木製の椅子一脚。

ネタバレBOX


 中盤迄、つか こうへいの「熱海殺人事件」と“べしゃり”や演出がカブル形で展開するので、パロディーというよりパクリかと思いつつ見ていたのだが、モテオ君役の心九郎、彼の同棲相手であるいつみとの愛の軋みが作家のオリジナリティーで満たされ、つかと格闘していることが見て取れてからは、俄然面白くなった。この時、いつみを演じた女優さん、日向 みおさんの演技が素晴らしい。(因みに今作で彼女は三つの役を演じている)
 心九郎の考える愛の形はあくまでセクシュアルな関係であり、曜日毎に床を共にする女は異なる。それに対していつみの愛は、羞恥心と控え目で待ち焦がれる、可也ナイーブでプラトニックな側面を含む。テレサ・テンの歌で歌われるような可憐な女性のそれである所が奥ゆかしく、可愛い。
 総理大臣の金之助は、おかまという設定で、心九郎を愛しているのだが、本当は、彼と一緒に居ることで幸せを感じることのできる己を愛している。即ち愛とは自己愛が他者にシンクロナイズすることだとの認識に辿り着く。心九郎の名はシンクロと響き合っている訳だ。このような形でしか愛を形成できない所に、日本人にありがちなある種の愛の形が現れているのかも知れない。ナルシシズムと言ってしまえばそれまでなのだが、そのような表現では味気ないので、ここでの表現はこのようになっているのだろう。断腸の思いで別れるのだし。
 中心になる役者3人の熱演がグー。
獣物

獣物

山カsanka

北千住BUoY(東京都)

2019/02/21 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

事件の真相は本当にはよくわからない。加害者と被害者がいる訳だけど、その立場も逆転するかもしれないし。非常にスタイリッシュな舞台でしたが、曖昧で思わせぶりなセリフが多く、モヤモヤとして色々考えさせられました。

Opus No.10

Opus No.10

OM-2

ザ・スズナリ(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★

なかなか瞬間的には分かりづらい気がしましたが、帰って思い返しながら考える そんな類のお話しかと勝手に思っています。
照明と、音をうまく使って印象的な映像を演出していたのは素直にすごいと思いました。
なかなか自分には難しい作品でしたが、こんな世界もあるのかと 素直に感心しました。

ネタバレBOX

勝手ながら、あそこまでセットを壊す?と毎回大変だろうなととか。。 
お疲れさまでした。^^
オルタリティ

オルタリティ

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/02/22 (金) 19:00

 劇団員の6人だけで真っ向勝負の作品を作ったと言える。とある町の、「まちづくり推進課」窓口のある部屋だけが舞台。推進課と言いながらも、ただの苦情処理係と化しているような場所で、「正義・善」と「世の中・みんな」との対立を描く。極限状況の中でも正義や善は意味があるのか、を問い掛ける作品と言えるが、その答を出しているようで、実は出していない気もして、中津留らしい巧い戯曲になっている。最後は個人の感情を見せて終わるあたりが、私がトラッシュが好きな理由なんだろうな、と改めて思った。
 休憩なし2時間35分という舞台は、本来は初心者に薦めるべきではないと思うが、演劇の持つ力を観てほしいという意味で、敢えて「初心者にお薦め」しておきたい。

巫女ガール

巫女ガール

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★

結構無理めの設定ですが、女の子たち健闘していると思います。エールを込めて★★★。

WEEK END

WEEK END

劇団ピンクメロンパン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ちょっとマニアックでエキセントリックなダークファンタジー・サスペンスホラー。いろんな作品へのオマージュ満載ですね。好き嫌いがあると思いますが、個人的には楽しめました。

新しい星

新しい星

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

オヤジギャグとシリアスが混合した近未来SF。なかなかに楽しめました。旧人類と新人類の争いとそれぞれの内紛は何やらガンダム的ですね。新人類のアレは009の加速装置作動中ですか。元ネタをあれこれ想像するのも楽しかったです。

月に瞳のあこがれて。

月に瞳のあこがれて。

perrot

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

シェークスピア系大団円

ネタバレBOX

太陽の娘、お月様の三姉妹が結婚相手を選ぼうと恋のから騒ぎをし、誤解や色々な事を経て全員がハッピーの大団円を迎える話。

秋本雄基さん、メルヘン系でモテモテですね。最大の見せ場であろうお月様の一人アテナの長セリフは、長過ぎて私には苦痛でした。
「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

「あつまれ!『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』まつり」

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2019/02/14 (木) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

谷チーム観劇。

疚愛 – ALL OF THE HARASSMENTS

疚愛 – ALL OF THE HARASSMENTS

ナイーブスカンパニー

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

最後までエネルギッシュで、圧倒されました。良かったです。

新しい星

新しい星

甲斐ファクトリー

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

初見でしたが、演者も良くて、面白かったです。ありがちなストーリーでしたが、最後まであきさせないのもすごかったです。

台所太平記~KITCHEN  WARS~

台所太平記~KITCHEN WARS~

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/02/16 (土) ~ 2019/02/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

戦後5年、朝鮮戦争、熱海の大火といった時代背景の中に浮かび上がる登場人物たち。
女中、タクシー運転手、ヤクザ、三国人・・・
それぞれが絡み合い、熱海のきらびやかな夜をいろどっていきます。
歌あり、踊りあり、笑いあり
そしてその根底には、歴史を紐解いて文学の香り付けを感じさせる世界があります。
これぞ望月ワールドの真骨頂!!

鈍色(ニビイロ)のヘルメット

鈍色(ニビイロ)のヘルメット

KUROGOKU

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2019/02/20 (水) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和の時代の流れ、雰囲気を感じさせる舞台でした。あの頃の時代を感じたい向きにはお薦めです。しかし、俳優の皆さんが現代の若者なので、あの時代の学生さんはこんなカッコ良かったかな?とちょっと疑問。リーダー役の武岡さんや虚無生活をするスヅキさんは、あるあるで適役だったけど。服装ももっとダサい方が時代にマッチしていたように思います。劇前の選曲など、私の世代には涙モノの公演でした。(後ろの席で口ずさむ方もいらっしゃいました。)

何者

何者

劇団春の彼方

IRORIMURA・プチホール(大阪府)

2019/02/23 (土) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

予備知識なしで観ましたが、とっても良かった。なめらかに進む会話劇、刺さるセリフもたくさんあって、グッと胸に響いた。クオリティーの高いお芝居を観れた。
原作は朝井リョウさんで、映画にもなっているんですね。

春は馬車に乗って

春は馬車に乗って

演劇ユニット「クロ・クロ」

RAFT(東京都)

2019/02/22 (金) ~ 2019/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/02/23 (土)

23日17時開演回(70分)を拝見。

ネタバレBOX

川端康成と共に新感覚派の作家として大正から終戦後までの時期に活躍した、横光利一(よこみつ・りいち)の『春は馬車に乗って』『蛾はどこにでもいる』を基にした本作は、作家である夫(演・内藤羊吉さん)が、長い闘病の末に病死した前妻(木村優希さん)への追慕から脱して、目の前で自分を支えてくれる現在の妻(キジマチカさん)と共に歩み出すまでを、夫の友人(大寄正典さん)を交えて描いた70分。

開場後、既に芝居はスタンバイしていて、その独特の空気感に触れてはいたが、いよいよ開演となり、受付から漏れる陽射しが黒いカーテンで閉ざされてからは、4人の役者さん・劇伴・照明が織りなす濃密な演劇空間に、すっかり浸ってしまった。
でっ、夫・前妻・現在の妻と観客の感情を仮託する対象が3人いるうち、自分は、キジマチカさん演じる後妻に一番シンパシーを感じた。
なんせ、既にこの世にはいない、夫の心の中の「妻」と戦う?共生していく?のかという問題を、常に突きつけられていたのだから、夫と共に歩んでいくラストシーンまでの日々の苦悩は如何ばかりかと。

役者陣では、よく通る情感のこもった声も・整った清楚な顔立ちも、幾度も舞台を拝見しているので充分承知のはずなのに、(他の観客の何人かも同様に感じられたようだが)今宵の木村優希さんが、追憶の世界の住人らしく、怖いほど、艶めかしくも美しく思われたことを特筆したい。

【追記】
手作りのポストカードに
(寒いからと)使い捨てカイロの配布。
(もし寒ければと)ブランケットやマスクの用意。
観客に向けた様々な気遣いが
イチ観客としては大層嬉しく思われた。
平田オリザ・演劇展vol.6

平田オリザ・演劇展vol.6

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/02/15 (金) ~ 2019/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

■『銀河鉄道の夜』A鑑賞/70分弱■
銀河鉄道の夜という物語の要諦が、本作を観てようやく分かった。要点を漏らさず詰めて、よくこの尺にまとめたなあ。

幕が上がるなら

幕が上がるなら

演劇商店 若櫻

ひつじ座(東京都)

2019/02/16 (土) ~ 2019/02/21 (木)公演終了

満足度★★★★

のっけから真面目なロミオとジュリエットで、こう言う劇団さんのお話なのかと思っていたら、上演されている劇団さんとそう変わらないのでした。もしかしたら観客の知らない舞台裏ではこんなことが起こっているのかもしれないと思うと、上演される皆さんの苦労がしのばれますが、見ている方には見えていることが全てですから。
煙幕のシーンが笑えました。うーん、匂いはどうなの?

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