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恐るべき子供たち

恐るべき子供たち

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/05/18 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

初日(プレビュー)観劇。大昔の遊機械◎全自動シアター公演(TVで視た)は別にして・・白井晃演出舞台(=新国立劇場中劇場)には「金の無駄遣い」位の感想しか持たなかったのだが、今回は題材に惹かれて観た。至極真っ当にしっかりと作られた舞台で、奇想天外な装置で勝負、な印象は以前と変わらずだが今回は悪くなかった。度肝を抜く装置以外に何~~んにもない新国立中劇場での2作(「天守物語」「テンペスト」)の詰まらなさはプロデュースの問題だったかも知れないと考え始めたこたびの観劇であった。

原作を知らず映画も観ずにいたジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」の話の筋は、明らかにこの系譜の芸術的古典として完成度を持ち、判り易い。悪魔的本性を見せる子供たちの存在は、現在もはや物語世界でも現実でも珍しいキャラクターでなくなったが、ホラーでなく文学作品である事の節度は、子供らの行動に何がしかの理由を与えている点だろうか。
5人の子供たちを男女2名ずつの若い俳優が演じ、他の面々(大人)はコロスとしてほぼ背景に退いている。彼らの年齢は不詳だが、(経済的制約がない分)逃げ場のない純粋な苦悩に支配された身体をよく表現していた。

あさどらさん

あさどらさん

十七戦地

座・高円寺2(東京都)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/17 (金)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/05/17 (金) 13:00

座席H列15番

価格4,000円

ながら見も多いが毎日朝ドラを見る生活が長い身として「あのドラマにあったパターンか」と感じたり「朝ドラであれば誰が演じる役どころだろう?」と思ったりもしつつ観て頬が弛みっ放し。
また、母娘の二代記的にすることで朝ドラの例えば「あさが来た」「わろてんか」的なパートと「とと姉ちゃん」「まんぷく」的なパート(描かれている正確な年代ではなく、あくまでイメージ)を同居させたのも妙案。

オープニングとエンディング(あるいはプロローグとエピローグ)で「対をなす」ものというのは「安定した」印象。
この少し前に観たものはエンディングがオープニングの後日譚的なもので、本作はオープニングと同じ人物が同じ動作をするがエンディングでは1人増えているという…
冒頭で客電が落ちないうちから舞台に登場して茶を淹れる蘭子。終盤でそれが再現されるが、その傍らには娘の楽子も(その風景は現実ではなくおそらく楽子の心象風景)。母娘の絆・継承を表すとともに本編の始まりと終わりを飾って安定感を生み出す美しさ。

ところで、劇団鋼鉄村松「息つぎがうまくできない。」は恋愛もの、ズッキュン娘「たいへんよく生きました」は余命限定もの、十七戦地「あさどらさん」は老舗の女主人もの、と悪く言えばベタで既視感ありまくり、良く言えば基本に忠実で王道な作品が4月以降相次いでいる。「温故知新」がトレンドか?
補足すれば敢えてベタな素材や展開を選んで、それを自分流に仕立てて見せることで新たな価値を附加する、的な?
観る側も「それな」とか「そうなると思った」みたいな共感(?)や優越感(?)を得ることができてwinwin、みたいな。

向井坂良い子と長い呪いの歌

向井坂良い子と長い呪いの歌

少女都市

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/05/21 (火) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

演劇好きだったはずなのに、呪いの言葉に苦しんでいて、心が固くなって…。続けていく苦しさ、比較してしまう苦しさに共感しました。希望としては、もっとスコーンと気持ちよく勝ち切って欲しかったなぁと思いました。でも、見に行けて良かったです。

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

ポップンマッシュルームチキン野郎

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/21 (火)

観てきました! 久しぶりのポップンでしたが、とても良かったです☆  

ネタバレBOX

タイトルから全編時代劇なのかと思ってたので、最初は あれっ?って思いました。 死なない男の話…、なんか同じようなのをどこかで観た気もしますが。。 相変わらずのポップンワールドですが、今回はなんか全体的に質が高いって言うか完成度が高かったと感じました! 一人で三役も四役もやってる役者さんがいて、すごかった☆ 高橋ゆきさんの あの絵は めっちゃリアルでした!
そしてそして何と言っても開演前の寸劇が良すぎ☆ 最高でした☆
「芸術家入門の件」

「芸術家入門の件」

ブルドッキングヘッドロック

吉祥寺シアター(東京都)

2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度

鑑賞日2019/05/21 (火)

苦手なタイプのお芝居でした。。

ネタバレBOX

客入れの時点ですでに舞台上に役者がいて何やら作業している。  このような始まりかたのお芝居はけっこうあるんだけど、自分は嫌いです。 話もあっちいったりこっちいったり なんかよくわかんない。 結局何が言いたかったんだ??
ねこのはこにわ

ねこのはこにわ

teamキーチェーン

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/05/17 (金) ~ 2019/05/21 (火)公演終了

満足度★★★

 グリーンハイツの主にゃ。名前はにゃい。人間どもの面倒を見ているにゃ。猫にゃ~~~~~~(華3つ☆)

ネタバレBOX

 板上レイアウトは、にゃこの動き回る導線がフラクタルに近い形になっていてその導線のあちこちに6つの部屋が配置されている感じだ。但しフラクタルとは言っても2階建てであることは、平台を置いて高低差を出していることでも、科白の随所に上の階に住んでいるとか、引っ越してきたとかいう所に示されているので、一見フラットに近い視覚的認識には注意すべし。基本的に住人は皆良い人なのだが、シングルマザーで幼い娘と別居中の若い女性を訊ねてくる男は、彼女の貯金を狙うだけであり、200万程度の借金で殺すと脅され怯えている男だが、中国人留学生と思しき彼女の隣室住人を不法滞在嫌疑で警察に連行しようとする辺り、そして連れて行った先が彼が借金をしているサラ金か何かのケツモチの組織らしいという所まで考えると、今作関係者が解釈するような単にだらしない男というより、結婚詐偽とでも考えた方がリアルではある。そのように解釈できる根拠は、彼女が通帳を渡そうとした時に彼女の信頼を得る為に敢えてその時点では受け取らず、彼女の留守中、合い鍵で忍び込んで盗難事件に見せかけようとしたことである。計算がミエミエであること、在日外国人をオーバーステイと即断し、入管法違反で脅す手口等だ。因みに入管法のオーバーステイで収容される人々がどのような目に遭わされているかは、オーバーステイしただけで何年も入管に収容されている実態、国際的な勧告を何度も受けていることからでも明らか。キチンと調べるのはかなり大変だが、興味のある方には、自分の参加している研究会にいらして下されば便宜は図る。
 然し昨日観た「ねこのはこにわ」は、実に日本的特徴のあるものであった。演じている役者の意識も観ている観客の意識も「自分の幸せ」感覚、浅いイメージに合致させるとそこでもう思考は終わり。後は頭を働かせることを停止し恬として恥じない。現実に生きることを阻害・阻止されるというマイナス要素を生活の中に持たないと思っているものだから、己の生活へのそれらの関与が間接的であるというただそれだけのことで思考停止に陥ってしまう現代日本の民衆の思考の危うさがそのまま出ている鏡のような作品だ。にゃこの描き方、その形態模写もスタニスラフスキーの演劇論を実践している諸外国の演劇人とは異なり、あくまでイメジャリーなそれであるから、リアルというよりイメージでどう感じられているか、その感覚表現であったのは多くの場面描写が示す通りだ。それ自体別に悪いとは思わないが、ゴロっと即物的に提示し、その即物性を観客に勝手に解釈させるという自立の基本からは、随分離れた表現形式であり、このような認識方法と思考方法、感じ方や受け渡しそのものの在り様が、日本人が己の社会を作り出す際に失敗し続けてきたことの原点にあるように思われてならない。これだけ酷く右傾化しているのにも関わらずその事態が何を意味しているのかを考えずに平気でいるから、尚世の中が右傾化してゆくのだ。
Charles Baudelaireが失語症を発症する前、猫好きだった彼は己の不遇と孤独を嘆いて“猫も居ない”と記した。無論、彼は猫の自由と其処から生まれる美しさ、気高さ等々についても詩にしているし、それが彼流のイデアの産物であることは確かだが、彼の批評意識は、単に美学的なレベルには留まっていなかったであろうことも、こちらの想像力の羽を少し広げてみれば思い及ぶ所ではある。現在アメリカを始めとする大国の動き(アメリカに追随することしか知らぬ日本を含め)を見れば、戦争やその火種を絶やさぬことによって人々の危機感を煽り、そこにマスゴミが在ること無い事を焚きつけて人心を惑乱し、一色触発の事態を作り出している。このようにして軍備が必要だとの認識を人々に刷り込み、無意味な軍備拡張合戦への同意に駆り立てている訳だが、これも武器を売らんが為の商戦の一環でしかあるまい。
一方、戦いというもの、ことを実際に経験した者がどれほどあろうか? スポーツでは無く、ルールの無い戦闘乃至は下手をすれば殺し殺される喧嘩をである。少なくとも日本には余り多く居まい。そんな所に付け込んでくるのが、死の商人達や彼らと深い関係を持つ政治屋なのである。彼らには儲けること以外に主要な目論見は無い。庶民がいくら死のうが常に闘いの背後に在って自らも、親族・眷属も戦争による死からは最も遠く隔たった場所に居る彼らには犬死の懸念は最少限に留まるからである。旗振りした奴が一番最初に抜け、付いて行った人々のみが馬鹿を見る。これが世の中の実相である。
 自分は糞リアリズムが嫌いだが、今作はリスクを回避する為に必要な最低限のリアル認識すら拒否し、在ることを在る事実として見ようとせず、その結果、与えられた偽情報や塵情報のみを判断基準にして結果取り返しのつかない過ちを犯すに至る日本人の感性と傾向とを如実に表しているように思う。
 終演後、出演した女優さんと話すチャンスがあったのだが、彼女の作品理解も大方の日本人と径庭が無いように思われた。残念である。
 にゃこばかりが自立しているのかも知れにゃいにゃ~~~~~。ふ~~~~~~っと。
 フォークナーじゃにゃいが、矢張り、にゃこの方が人間にゃんかよりマトモで賢いかもにゃ。にゃお~~~爪の垢でも舐めるか? 

 


5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」

5月文楽公演「通し狂言 妹背山婦女庭訓」

国立劇場

国立劇場 小劇場(東京都)

2019/05/11 (土) ~ 2019/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

【第一部】観劇

ネタバレBOX

蘇我入鹿が宮廷を牛耳り、追い出された形の天智天皇は鏡の力で目が治るといったところまで。

蘇我入鹿が、対立している部下同士がつるんでいることを見抜いていて、次第に気持ちが昂っていく様は見物でした。久我之助と雛鳥の吹き矢の筒を使ったひそひそ話のシーンも可愛くて良かったです。

それにしても、江戸時代の作品は忠臣の証に我が子を殺すことが多いですね。

動物は、鹿と馬が登場しました。
赤魚島(あこうじま)

赤魚島(あこうじま)

メガネニカナウ

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

誰かが呟いていましたが
まさしく離島サバイバルホラー群像劇
野村さんをはじめ、一人一人の役者さんが鬼気迫る演技で
緊張感のある世界観が表現されている

印象的な役者さんは存在感のある演技の田米カツヒロさん(舞夢プロ)、初舞台とは思えない熱演の秋月美穂さん、目がイッてました田代圭佑さん
名前を挙げて言ったら全員になりそうなぐらい熱演でした

そして、何より脚本/二朗松田さん(カヨコの大発明)、演出/泉寛介さん(baghdad café)が2人のいい意味での変態性が発揮されていました

久しぶりに観た色々な意味でインパクトのある作品、面白かった!
はじめて舞台を観る人には刺激が強すぎる作品

新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫『どろろ』より~

新浄瑠璃 百鬼丸~手塚治虫『どろろ』より~

劇団扉座

座・高円寺1(東京都)

2019/05/11 (土) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

3月末のひとみ座70周年公演「どろろ」とはどうしても比べてしまう。もっとも自分的にはヒット率の低い扉座を今回は「どろろ」だから足を運んだ。ひとみ座の原作の魅力を見事に舞台上に迸らせた人形劇舞台がやはり完璧すぎた。「どろろ」を扉座が初めて舞台化した2004年の舞台を観たならまた違った感想もあったかも知れぬが。
人形劇との表現形態の違いが、漫画(アニメ)作品の翻案に際しての制約に繋がっていそうだが、好みで言うと「どろろ」の世界の基調は、あの秀逸なアニメ版主題歌(どろろの歌)に尽き、ひとみ座による原作理解は、ラストに総員顔出しでこれを歌った事に表れている。
この作品とこの歌を生み出した戦後の熱い時代は、マス・ストーリーからこぼれ落ちた個のささやかな主張に視線を向ける時代に座を渡すが、2010年代の今日は「権力者も一人の人間」といった個の視点が如何にも陳腐で、むしろさび付いたマスの正論を立て直す時だとすれば、「どろろ」はどう読みたいか。
49のパーツを魔物に奪われた百鬼丸を生んだ張本人・景光の権力欲は、その正当化の論=「乱世を終らせる為」も虚しく今度は民を縛り民から搾り取る権力維持再生産(平和をもたらすためでなく自らの権力のための権力行使)に走る。幾多の先人の轍を踏む景光に対し、やがてマス(=農民ら)が鍬を手に立ち上がっていくラストは、ドラマ構造としても百鬼丸という存在の由来に直結する素直で自然なありようだ。
扉座のそれは、浄瑠璃の型を導入し、太棹三味線に義太夫の謡いが流れる愁嘆の場面が部分的に挿入される。これがあまりうまく行っているように見えないのは、例えば心中物ならば惹かれ合う男女と世のしきたり(大人の事情?ロミジュリ的な)との葛藤というテーマは人間の本性に即し普遍的であり得る、つまり「抗い難さ」がある。愁嘆に相応しいのは抗い難さだ。「どろろ」の登場人物は抗い難さを嘆く姿など見せない。百鬼丸が自棄になってもそこに留まらせぬためにこそどろろは彼に付きまとっていると言っても良い。或いは仇討ち物ならば忠義よりは復讐心、情に全身を委ねるカタルシスが想起されるが、この類型にもそぐわない。
「どろろ」は魔物の類が登場するという360度どこから見てもフィクションな話。権力欲にかられた男が(既にその時点で魔物の存在に幻惑されていたとも)生まれ来る自分の子の体の部分を魔物に与える約束を結ぶ。そして生まれた百鬼丸は手足目鼻耳舌内臓などなど49箇所のパーツを奪われており、父景光の手で殺されようとするが命ある子を生かそうと母の手引きでたらいに入れて川に流される。彼を拾った医師は彼がまだ生きており、心の声を発する事に気付き、手当を与え義足その他を作り、心の声を通じて会話し人並みに暮らせるよう育て上げる。そしてある日、魔物に奪われた体を取り戻せという何者かの声を聴いて旅立つのだ。そして出会うのがどろろというコソ泥。孤児の彼は百鬼丸が危機に及んで使う武器(腕にはめ込まれている刀)に惹かれ、付いていく。そして魔物たちに出会い、戦い、体を取り戻していく。この二人の関係がドラマとして大変魅力的で、どろろは百鬼丸の「刀欲しさ」に付いていく、と説明するがその実は怖い物見たさではないか、いやもっと、人間的に惹かれているのではないか、そして突き詰めれば幼い頃両親に非業の死を遂げられた過去と、響き合うものを感じているのではないか・・決定的なのはどろろが女の子である事。この関係に多義的な、しかし何か必然を認めさせる所が手塚治虫という芸術家の凄みでこの作品の人気の源に思われる。
これを扉座は、「どろろ」を一つの古典として据え、浄瑠璃の型に収めようとした。そして変形を施し、どろろを男のおっさんに変え、百鬼丸を心の声の存在と、身体を(ある程度)取り戻した状態の二体に分離し、心の声には若い女優を当てた。一言で言えば、まだまだ味わう余地のある原作を古典化するのは早い、というより勿体ない。

いいヒト

いいヒト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです!お芝居はこうでなくちゃ!!

ネタバレBOX

幽霊が出てくるお話は、彼らが幽霊とわかった時点で最初に戻りたくなります。だってだって生きてる人と自然に話していたじゃない?実はそこは巧妙に仕掛けられた罠(?)で、話しているように見えて話していないはず。そこを是非とも確かめたーい!!と思っても今日は千秋楽なんでした。明日見が佐倉に家族を紹介するシーンで3人は無視されたので「あれ?」と思ったのでしたが、その前に傾いている人形工房なのに職人さん多くない?とも思っていたら、皆さん幽霊だったんですね。気になる、心配だから霊になって家族を見守っている。でもなのはには幸せになって欲しいから伝えなくていいと言う金井をはじめ、お互いを思う家族の姿が良かったです。
バンブー・サマー

バンブー・サマー

アナログスイッチ

駅前劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/16 (木)

下北沢・駅前劇場にてアナログスイッチ『バンブー・サマー』を観劇。
折り込みチラシに書かれたストーリーを読んで興味が湧いた作品。初見の劇団さんで、劇団員はもちろん、客演の役者さんも初めて拝見しましたが、期待をはるかに上回る面白い作品で衝撃を受けました。
舞台は男子5人のみの田舎の高校。そこに突如、一人の女子が転校してくることから始まる、「竹取物語」をベースとしたコメディー作品。まず、このありそうでなかなか無いであろうシチュエーションが面白い。転校生が来る前までの教室の様子はまさに男子校のノリでしたが、転校生を迎えてからの教室の雰囲気、男子生徒達の心境の変化は、何とも言えないリアリティーさが感じられ、まるで本当に学校生活の一部を覗き見しているような感覚になりました。そのような感覚になったのも、やはり男子生徒役の5人の演者さんの演技が素晴らしかったからだと思います。一人一人のお芝居はもちろんですが、5人のコンビネーションの良さは実際のクラスメート以上ではないかと感じました。ストーリーも「竹取物語」というきちんとした作品コンセプトがあり、「竹取物語」の持つ古典的な面白味、切なさなどがよく描かれているのに加え、ただ古典的な面だけでなく、そもそもの舞台設定を現代の高校の教室にしているところが秀逸。最初から最後まで、老若男女誰が見ても楽しめる作品になっていたと感じましたし、懐かしくもあり現代風でもあり楽しくもあり切なくもある、様々な感情を揺すぶった見応え十分の作品でした。あの5人の男子生徒のやり取りはずっと見ていても飽きないかもしれない、というかずっと見ていたくなりました。転校生役を演じた外岡えりかさん、木村圭介さんも、月から来たという設定らしく、表情や声のトーンが絶妙で、不思議キャラぶりを見事に醸し出していたと感じました。生徒役が素晴らしかっただけに、教師役は若干物足りなさも感じましたが、久しぶりに大笑い出来た作品です。アナログスイッチさん。しっかりと劇団名を記憶し、次の公演も拝見させて頂きたいと思っています。こうした新発見があるから折り込みチラシのチェックは欠かせない。改めて演劇の面白さを実感しました。

CITY

CITY

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2019/05/18 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

当日パンフを挟んだホルダーが良かったです。
パネルを使った演出も面白いものでした。が、その動きがせわしなく物語の邪魔でした。と言うか、この演出がやりたかっただけで「都市を舞台にヒーローを描く」気があったんだろうかと思えてしまいました。この演出でいっそダンスでもやってくれたら、何も考えずにパネルの動きや照明を楽しむことができたかも。
ちょっと面白いかもと言うできごころで、日頃とは毛色の違ったお芝居(チラシから予想はできた)を見に行くのはもうやめようと思った次第。

いいヒト

いいヒト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

佐倉が富島の家にやってきたときのシーンで「ん?」となったセリフが、次の場でその理由が明らかになり、うわ、もう1回最初から確認したい!…と思ったけど今日が千穐楽。シンプルなセットも効果的で、楽しい時間でした。

いいヒト

いいヒト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しい舞台でありました~♪

各登場人物の背景や行動などに矛盾や違和感を感じず
且つ又
台詞や展開の緩急が絶妙で飽きる事無く見続けられた2時間の作品

でもセットはシンプル~テーブルと椅子・・・
でも効果音とか手抜き無く
丁寧な舞台作品製作が伝わるモノでありました

いやぁ観れて良かった(^-^)2時間の作品

ネタバレBOX

満席でした

出だしは父と娘の”目玉焼き”には何をかけるかの論争です
父=中濃ソース派で
長女は彼氏に合わせて好きになった=醤油派
なかなか掴みはOKデス(^-^)

創業184年の「人形のトミシマ」の工房が隣接してるらしい
居間がセットです

今日は跡継ぎとなる娘の彼氏=婿入り予定が来訪するとのことで
父の姉・妹などが顔を出し賑やかです
無事(?)に対面はするのですが
なかなかにカオスな様相となり
人形では食っていけず銀行の融資も駄目で
いよいよ廃業か~という話が進行しつつも
娘の彼氏が登山で事故~怪我を負ってから幽霊が見えるようになり・・・
(ゴーストのメリンダ・ゴードンみたいな展開かな)
とドタバタな人間関係が展開されるのですが
結構な人数が出てくる割にわかりやすく
台詞や仕草・間の取り方と
緩急の付け方が微妙に上手くて飽きさせない展開でした

実はウザイ登山仲間の先輩さんが亡くなってて
自覚の無い浮遊霊だったのには大笑いできたダス

家に居た創業者の幽霊さんは父に廃業してよいと告げてもらえ
でも と
故人の人形作家(女性)のアイデアである球体関節の人形とか
変わり雛でウサギとかネコを作ってネット販売をーと盛り上がって
無事に彼氏が父に結婚を前提に付き合いたいと話して終演です

焼き物でアーマードトルーパーを現実に作った作家もいるので
フュイギュアとかロボットものでも・・とかは思ったりしてしまいました

天才人形作家がセットを通過して工房に入ると木槌の音とかがして 細かいなぁと感心
殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

ポップンマッシュルームチキン野郎

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/16 (木) 19:00

価格4,000円

PMC野郎作品の特徴の1つである家族愛(本作は夫婦愛)が前面に押し出された優しさ溢れる物語、2014年の黄金のコメディフェスティバルで上演された初演(45分版)を「あぁ、そうだった♪」などと思い出したり「ここは当時なかったな」と思ったりしつつ観る。
その「ここはなかったな」な部分も付け足しな感じではなく、また、初演時からの部分も水増しした感覚ではなくキメが細かくなった印象で「もとからそうだった」よう。
終演後に吹原主宰に伺ったところによると今回の90分版の方が本来のもので、初演は規定の45分に収めるために削り凝縮したとの由。
その意味でも「本来の姿」で観ることができて良かった。

ネタバレBOX

妻の為に書いた劇中小説に佐野洋子「百万回生きたねこ」(やスピルバーグ監督の「A.I.」)と通ずるものを感じたが、初演ではそれに気付かなかった。
これもやはり「完全版」効果か?
いいヒト

いいヒト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

#トツゲキ倶楽部
#いいヒト
2回目の観劇
いい人なんだけど言葉が足りなくて
または言葉をよく聞いていなくてうまくいかなかったのが
幽霊の助けをきっかけとしてでも理解が深まりハッピーになるという
改めてよく練られて味のあるとても楽しくほろりとする舞台でした。
頑張って2回見た甲斐があった。

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

ポップンマッシュルームチキン野郎

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/20 (月) 19:00

価格4,000円

コメディ作品と聞いてましたが、あらゆる場面にセンスの良いギャグがあり、笑って笑って笑って、それでも筋の通った愛のあるストーリー!今回も心掴まれました(^^)何より役者さん達の演技の上手さに自分は惹かれてます!

そんなの俺の朝じゃない!~再び~

そんなの俺の朝じゃない!~再び~

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/05/15 (水) ~ 2019/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

120分。

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

殿はいつも殿(しんがりはいつもとの)

ポップンマッシュルームチキン野郎

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/05/16 (木) ~ 2019/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/05/20 (月) 19:00

兎に角台本の力を感じる。100分とは思えないボリューム、だけど飽きない、飽きさせない台本。若干今まで見た中では毒気は少ない感じか。(あくまでポップンさんの舞台として、それに開演前に十分...)勿論本がいくら良くても演出、役者、照明、音響等々が良くなくては勿体ない話でおわってしまうが照明は全く気にならない(自然すぎて)音響は「動画ですか?」ってくらいにクリアで聞きやすいし、役者さんの芝居は「何でこの小さなとこでやってんの?」(小劇場は好きですが)って位に、もう「良すぎ」その上運営もしっかりしていて物販の商品も良い感じで...
個人的に初めての劇場で、あんな所にあんな空間が...という驚きもプラスで。結論として、見て良かった。
追記 どうやら90分だったらしい、100分と思っていてボリュームを感じた作品が90分だったとなるともうね。

ネタバレBOX

最後に思わず微笑んでしまうお芝居は久しぶり。悲しい涙ではなく笑いすぎと、良い感情の高ぶりで涙が出そうになった。(多分若干滲んでた)
ねこのはこにわ

ねこのはこにわ

teamキーチェーン

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/05/17 (金) ~ 2019/05/21 (火)公演終了

本日、観劇しました。ストーリーはありがちな話でしたが、見せ方を工夫しているところで、おもしろかったです。

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