最新の観てきた!クチコミ一覧

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√ ルート

√ ルート

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★

いろいろ不満はあるが、道徳教育の押しつけと事勿れ主義・出世至上主義の管理職の現実を、いじめ自殺事件を通して描いた功績が何よりも大きい。

セリフの一つ一つは、突飛なものではなく、教育の現場ではよく聞かれるであろうもの。その分、既視感はあった。
学校の現実を、2時間程度の芝居で示すために少々図式的ではあった。

半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

定食屋での半ライスおかわりは失敗したとしてもお腹いっぱいで苦しいッだけで済みますが、人生の半ライスおかわりは大きな代償を払う事にもなりそうで、その成り行きにハラハラしてしまいます。

スカイシアタープロジェクトさんの作品は今回で2度目。
初見時のイメージはめちゃコメディーだったのですが、本作はめちゃドラマな作品で、方向性としてはこちらの方が好きだと思いました。
当日パンフには過去作品(なんと約18年前!)を更に大きく膨らませたとの解説が。
なるほど登場人物ひとりひとりが丁寧に描かれているので実に見ごたえがあり、再演だからこそのブラッシュアップ効果と言えば良いのでしょうか、まとまり感・熟成感があって、じっくり落ち着いて堪能できる仕上がりになっていたと思います。

ネタバレBOX

最後まで残った謎、亡くなる前のお父さんの心情が泣けました。

後悔が残らないよう半ライスをおかわりする欲求はもっともですが、その姿を黙って見守る相方ありきの幸せだなぁと、ホントよかったよかったです。

桃子と百波、ときどき齋藤、空から茜、大地に山脇

桃子と百波、ときどき齋藤、空から茜、大地に山脇

劇団鴻陵座

十色庵(東京都)

2019/09/10 (火) ~ 2019/09/15 (日)公演終了



飲み物、ごちそうさまでした。


暑い日差しの照りつく「埼玉の首都」こと赤羽の、マンションの地下に、その発表会場はあった。元はカラオケ店だったのだという。一階ではボクシングに励むスポーツの汗が動力となり、そこさしこに「若さ」が充満する。そして、階下に降れば、大学生の、語らんばかりの、観客とのセットマッチが用意されていた。



プレゼンテーション演劇とでも、名付けようか。何しろ、台本がなければ、演出家もいない、舞台監督もいない。つまりそれは、「私」という個体に拠ってしか1分間たりとも存在しえないという、正真正銘のボトムアップなのである。

演劇はトップダウン方式だ。もちろん役者だってディスカッションするし、舞台を司る演出家に対して、ときには指摘することだってあるだろう。健全だ。けれど、総体としての「作品」である以上は、演出家の世界観からはそう遠くにいけない。束縛されていないようにみえるアドリブ劇にしろ、やはり、メソッドという名の参考にすべき到達点を共有している。



翻り、彼ら彼女らは「私」を軸としている。ドキュメンタリー・タッチかといえばそうではない。観劇した一回目では主人公と、その心象風景を第三者的「私」の視点で介入していくという「メタ技法」がとられていた。これは使い古されてはいるものの、断片化というか、曖昧さを併せもっている。




二回目は主宰の男性。夏の期間、プールのアルバイトをしていたらしく、小麦色に焼けしている。語弊をおそれず言えば世界一カッコいいサルである。某ファミリーレストランでも夜勤に入っているそうだが、接客担当ではないので別に宣伝しなくていいのに、と思った。いえ注文させていただきます。

立教大学4年生。

堕落ビト

堕落ビト

劇団桟敷童子

サンモールスタジオ(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

天使の堕胎事件は、1949年11月×日と、やけに日付まで愚痴的なので、モデルになる実話があったのかと思うと、やはりあったそうだ。九大生が、妊娠した相手の諸湯学校教員女性の中絶手術を行って死なせた「九大生死の堕胎事件」。それをモチーフに、田舎の風習と情念、エリート層の家庭の束縛と貧困家庭に育った女性の上昇志向、そのズレ違いが生んだ悲劇を描いた。

おどろおどろしい事件の展開を、群読の登場人物が、ギリシア悲劇のコロスのように、運命として人間を超えた力で事件に突き進んでいく。

コンパクトな1時間40分。

暴力先輩

暴力先輩

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

STORYに書かれていたのとは何だか違ってない?と思いつつ観てたけど、あれよあれよの展開で、気が付いたら130分が過ぎていた。何を書いてもネタバレっぽくなりそうなのでこの辺で。

ネタバレBOX

みしゃむーそちゃん、可愛いし、いいキャラクターなんだけど、芝居は今回が初めてらしく、セリフの圧が他の役者さんに比べるとちょっと落ちるのが残念。
ヘニーデ

ヘニーデ

AURYN

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/09/12 (木)

12日19時半回(105分)を拝見。

ネタバレBOX

場面を彩る劇伴と照明、適度な間隔での場転、その場転中に披露される出演者たちの「マジックコーナー」も合わさって、中盤まではテンポ良く進行。
だが、瀬名陽菜乃をキーパースンに、登場人物各自が自身の事情・心境を説明したり・されたりする終盤のシーンは(ミステリー物の2時間ドラマの解決篇みたいで)正直、クドく感じられた。
あと、中盤までの町田恵利から、終盤、瀬名陽菜乃に、ストーリーの芯となる実質的なヒロインが交代したのには唐突感さえ覚えた。開演前に配布された【ごあいさつ】からすれば、終始、瀬名陽菜乃を中心にストーリーを組み立てていった方が良かったのではないか?

とはいえ、以上はあくまでも個人的感想に過ぎない。
客観的にみれば、チケット代に充分見合う出来映えの105分だったのだろう。

演じ手では
前・中盤の町田恵利役・兒林美沙紀(こばやし・みさき)さん
終盤の瀬名陽菜乃役・小島望さん
それから、作品全体を通して
埴谷純子役・遠藤ちえさん、蓬沢啓汰役・高野憲太朗さん
の四人が特に印象に残った。

【配役】
菅生亮(バー・ゼウス常連客。マジック交流会幹事。SE。自己主張の苦手な繊細な心の持ち主)
…海田眞佑(うみだ・しんゆう)さん(『春に戦ぐ』『ノスタルギヤ』『人造カノジョ…』そして今回と重ねるうちに、2015年の王子小劇場で得た当初の印象が大修整?!された役者さん)
汐田智基(バー・ゼウス常連客。実花に惚れている。家電メーカー営業として味わった苦労の積み重ねから理想主義的な思考に否定的)
…岡慎一郎さん(『狂乱フリーク』『大型』『帰郷』と拝見してきた方)
江寺実花(マジック交流会参加者。OL。偏見なく物事をみれる性格)
…星澤美緒さん(たすいち、制作「山口ちはる」プロデュース、肋骨蜜柑同好会等々、何度も舞台を拝見している女優さん)
小渕恒徳(バー・ゼウスのマスター。周囲には、自身の身体が癌に蝕まれているらしいことを隠している。恵利の秘密に薄々気づいている)
…村山新さん(あまりのキャラの違いに、先月お会いした「有末ヒラオ」さんだとは気づかず、汗!)
町田恵利(バー・ゼウスの店員。有名な超能力少女だったときに味わった苦い思い出の数々がトラウマとなり、過去を封印していたのだが…)
…兒林美沙紀(こばやし・みさき)さん(個人的には、Maggie名義の頃も含めて、劇団肋骨蜜柑同好会以外の舞台で拝見するのは初めて)
川本広我(マジック交流会参加者。自分が貴ぶ努力を重ねずして事を成し遂げる天才に憎悪さえ抱く大学生)
…たかぐちさん
蓬沢啓汰(幼い頃の夢を親の期待のために捨てた姉の生き方に反発してユーチューバーに)
…高野憲太朗(たかの・けんたろう)さん(『狂乱フリーク』に出てた方なのかぁ)
虎尾みちる(脳神経学の大学教授。既婚。啓汰の姉)
…野澤文音(のざわ・あやね)さん(『センチメンタル・ジャーニーズ』幼少期の「剣のオカマ」だった方)
埴谷純子(心理学の大学准教授。恋愛には奥手な故に、心理学を通して、自身の人生を見据えていこうとしている)
…遠藤ちえさん(劇団鋼鉄村松、美貴ヲの劇でお馴染みの方)
烏丸真由美(バー・ゼウスの客。アパレル店員。実は、超有名女優で資産家の母親の娘)
…ひきのさつきさん(『辺境、どこまで行っても』、美貴ヲの劇でお馴染みの女優さん)
瀬名陽菜乃(テレパシーでヒトの心が読める超能力者であることを隠している、大学の事務職員)
…小島望さん(どんな作品世界でも安心して観ていられる女優さん)
ミュージカル「未完の贈り物」

ミュージカル「未完の贈り物」

J-journey

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/12 (木)

シアターグリーンにてJ-journey『ミュージカル 未完の贈り物』を観劇。
「地球に生まれた《命》には必ず役割がある」というメッセージが強いインパクトを与える作品。原作は読んだことがありませんでしたが、障害を持って生まれてきた子とその母親・家族の物語は、とても温かく、反面、難しくもある深いお話だと感じました。世の中には様々な人々が存在し、皆それぞれに様々な問題や困難に直面するシーンは多々ありますが、障害者であっても健常者であっても共通するのは無駄な命は一つもないという点かと思います。今回の作品は命の尊さだったり、子に対する親の愛情だったり、相手を思いやり尊重することの大切さだったり、、とにかく生きていることは素晴らしいことなのだなぁと改めて感じられるような良作でした。
初見の劇団さん、初見の役者さんでしたが、非常に丁寧に作られている印象で、作品としての完成度の高さを感じました。演者さんの気持ちのこもった演技、クオリティの高い歌唱はお見事。演劇作品としては珍しいバリアフリー対応の技術も素晴らしく、手話や字幕付きのガイドを用いた作品は新発見でした。趣向凝らした前説、映画のエンドロールを彷彿とさせる終わり方なども好感を持ちました。皆さん素敵でしたが、今泉りえさん、伊倉愛美さん、早馬充さん、五十畑佳澄さん、大矢剛康さん、岩橋大さんらが特に印象に残りました。子役出演によりファミリーミュージカルのような場面も。様々な要素が盛り込まれた110分。良いミュージカル作品でした。

ユスリカ

ユスリカ

東京夜光

小劇場 楽園(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/29 (木) 19:00

価格3,000円

冒頭に「病んでいる」人物が登場するが、話が進むにつれて病んでいる人物が増えてゆき、終盤には「この中で一番マトモなのは誰だろう?」状態に。
そうして描かれる捻じ曲がったある家族の姿、ラストで微かな光が見えるのがせめてもの救い。
装置はダイニングテーブルとそれ用のベンチ的長椅子だが、ともに脚がなく天井からワイヤーで吊るされており、時々揺れるのが気に障るが、それは「不安定に揺れ動く家族の姿」を象徴しているのかも?と気付いて納得。

なお、この日の昼に観た第27班「潜狂」もこれもチラシが黒を基調としたモノトーンなことに当日朝に気付いたが、まさか内容がダウナー系という共通点まであろうとは……(笑)

半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★

ハートフルなお話でした。
いい感じです。

歩き巫女の花火

歩き巫女の花火

劇団ヒラガナ( )

萬劇場(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★

陰影の濃い熱い一大人間ドラマだった。

赤と黒のオセロ

赤と黒のオセロ

ウィークエンドシアター

ARISE 舞の館(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

演者さんの迫力に圧倒!ストーリーはどこかで見たことがありそうだったけど、とにかく演者がすばらしかった。良かったです。

サイバーリベリオン

サイバーリベリオン

ジョーカーハウス

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/09/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

ストーリーはありがちかもしれないけど、見せ方がすばらしい。息づまるシーンと、気が抜けるシーンのバランスも良かった。まちがいない劇団さんです。

ドリーマーズ

ドリーマーズ

劇団YAKAN

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/08/30 (金) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

はじめて観劇しました。熱いお芝居で圧倒されて、良かったです。ほんとはシリアスな内容なのかもしれないけど、楽しめました。

ツノノコ、ハネノコ、ウロコノコ

ツノノコ、ハネノコ、ウロコノコ

フロアトポロジー

オメガ東京(東京都)

2019/09/04 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

はじめて観劇しました。演者も良いし、お話にもどっぷりつかって、惹きつけられて。良かったです。

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディVol.11〜ツキジーヒルズ青春ハクション〜

昭和歌謡コメディ事務局

ブディストホール(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

毎回楽しませていただいてます。2部は、懐かしく、思わず口すさんでストレス解消。やっぱり昭和はいいですね。

ピノッキオ

ピノッキオ

座・高円寺

座・高円寺1(東京都)

2019/08/31 (土) ~ 2019/10/04 (金)公演終了

満足度★★★★

アスリートのような鍛え抜かれた肉体と獣のような俊敏な動き、辻田暁(あき)さん扮するピノッキオは最早舞踏。子供の時観ていたらトラウマになりそうな、延々と悪夢をさまよい続けるような演出はサントリーローヤルCM、ランボー編を思い出す。大人が子供を見下して『教育』してやるような嘘臭さが微塵もなく清々しい。チュールにワイヤークラフトのような動物の被り物と、半透明の美しさは影絵のような世界。BARBEE復活にも興奮しつつ、KONTA氏の格好良いこと。一体何役やるんだ?の森ようこさんの妖気。高田恵篤氏に至っては皆目見分けがつかなかった。役者七人の芝居とはちょっと信じ難い。70分がちょうどいい。表面お伽噺なのだが、時折心底恐ろしいものを見せられている感覚になった。是非また観たい。

ネタバレBOX

ラスト、人間になったピノッキオ。肉体を手に入れた生き物の歓喜を辻田暁さんの躍動で表現。『海獣の子供』のよう。『キカイダー』や『どろろ』も想起。理屈なく、人間の身体を持っていることは余りにも素晴らしいことだ。
ENDLESS-挑戦!

ENDLESS-挑戦!

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

女性社長のもと、環境に配慮した産廃処理事業をしている、埼玉の実在の会社がモデル。その取り組みに感動した女性制作者が、作家に執筆を依頼した。

まず説明的。特にはじめの方。産廃処理反対から、洪水の後片付けで会社を見直すようになる住民たちも戯画的すぎる。自然なリアルが基調の舞台とそぐわない。
モデル会社そのものは、主人公の女性社長が目標にする存在として、距離があるのは良かった。この目標の会社の社長はスマートでキビキビして、かっこよかった。好演。

文句はあるとはいえ、一度は仲違いした社員が帰ってきてまた仲間になるところでは素直に感動した。

桜姫

桜姫

阿佐ヶ谷スパイダース

吉祥寺シアター(東京都)

2019/09/10 (火) ~ 2019/09/28 (土)公演終了

満足度★★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

阿佐ヶ谷スパイダーズの『桜姫〜燃焦旋律隊殺於焼跡〜』を観劇。

以前に長塚圭史がコクーン歌舞伎に書き下ろしているが、今作はそれとは全く別物で、舞台は戦後の日本。
原作は鶴屋南北の歌舞伎『桜姫東文章』

同性愛者の岩井清玄は、愛する白菊と心中を試みるが、清玄は生き残り、白菊を失ってしまう。残ったのは白菊との思い出の光る玉のみである。
そして年老いた清玄は、戦争で身寄りのない子供達の為に、財産を寄付をしたりして、社会的地位を築いている。
そして孤児院の女性が清玄の前に現れる。その女性も光る玉を持っていて、清玄は白菊が蘇ったと感じてしまう。だがその女性は、家紋の入墨が、互いの同じ場所に入っている権助に運命を感じ、関係を持ってしまう。
そして清玄の家の前に赤ん坊が置かれ、それが清玄と女性との関係に疑われ、破滅に向かって行くのである。

鶴屋南北が原作だからか、荒唐無稽な話である。
上記の簡単な粗筋から、更に話が捻れ、各々の登場人物の悲惨な人生を描いている。
光る玉、家紋の入墨がどのように彼らの人生に絡んでくるかとワクワクさせながら、これこそが因果応報の物語だと思いきや、展開には一切関係させないのが長塚圭史の演劇である。当然それは意図であり、生きている上で、因果応報はなく、欲望の果ての結果に過ぎないと言っている。

観劇後の喜びはないが、観劇中に策略に嵌められて、喜びを与えてくれるのは、阿佐ヶ谷スパイダーズだけだろう。

アジアの女

アジアの女

ホリプロ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2019/09/06 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

満足度★★★★

震災と原発事故の放射能で壊滅した東京が舞台上に。傾いたり潰れた家の後ろには何十個も積み上げられた黒いフレコンパックの山。そこで、アル中の兄と、純粋だが精神的に危うい妹が暮らしている。

しつこいが憎めない書けない作家の一ノ瀬を吉田鋼太郎が好演。石原さとみは無邪気さが浄らかさにつながっていた。表情も演技も引き出しが多くて感心した。自然で力の抜けた山内圭哉も良かった。

舞台では、三人のほのぼのとして滑稽な、邪魔っけだけどいないと寂しいという感じの、ちまちました暮らしがある。そこに警官の友人の話や、外出した時の見聞として、中国人などの外国人グループと日本人自警団の対立、小競り合いが、舞台の外では起きていることがわかる、舞台上にリアリティがあるので、言葉だけのその背後の出来事も信じられる。

そうした孤立した、ギスギスした世界で、慎ましい願いが、最後に大きな悲劇の中で、実を結ぶ。小気味好い笑いも多く、ラストも引き締まり、見ていて気持ちよかった。

半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

とっても素敵なお話でした!三世代に渡るホームドラマ、まるで連ドラを見ているようでした。いくつものストーリーが張り巡らされていてどんどん引き込まれてワクワクしながら見入っていました。そして最後はまさかの驚きのサプライズ!にホロリと泣けてしまいましたね。
丸山さんが出られると聞いて見に来たのですが、期待以上に楽しかったー、初見でしたが次回作がとても気になりました。

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