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リーグ・オブ・ユース 〜青年同盟〜

リーグ・オブ・ユース 〜青年同盟〜

雷ストレンジャーズ

シアター711(東京都)

2019/09/15 (日) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

古典の物語をいきいきと再生するには、演出の力と演技の技術と関わった皆様の情熱が必要なのですね。とても良い芝居でした。

盆がえり

盆がえり

演劇集団よろずや

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/09/14 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

 丁寧に綴られた脚本に、入念な演出、演技力の高さ何れも素晴らしい。(華5つ☆)

ネタバレBOX

 舞台は現在次女・美佐が家督を継いでいる広島の山間部にある民家の離れ。手前には沓脱石が据えられ、9畳の板の間の奥には6畳分の茣蓙が奥に敷かれている。名家などという訳ではないが、地元には地元の仕来りがあり、美佐はそれを背負って生きている。然しながらその彼女は亭主・亮治が優しいこともあって、現在東京で働き中間管理職となった成績優秀だった長女・枝実、矢張り成績優秀で現在県下の大学の研究者として活躍する三女・希梨と異なりお喋りはするが、本当に人情の機微を危うくするようなことは基本的に何も語らない、極めて繊細で優しい美佐の、一見、ナマケモノにも、まただらしなさや常識外れにも見える生活態度、人間関係作りを象徴するシーンで始まる。これが凄まじく上手い。というのは、亭主が一所懸命、東京に居る姉、市内に居る妹ら、家族や親戚が盆で集まるので、築百年を超え、人が住まなくなって荒れた為、近々取り壊し予定の隠居身分になった爺婆さまが住んだこの離れが物置として使われていたのを片付けようと一所懸命に働いているのに、捨てる物、残す物の選別役の美佐はアルバムを眺め入ってはごろごろ、挙句亭主の作業の邪魔をするような言動を吐き散らしては亭主を付き合わせている。更には大の字になって寝入ってしまう。これがオープニングシーンだ。細部まで丁寧に描かれた脚本はこのオープニングで三姉妹の性格や伏線、美佐と結婚する為に勤めていた会社を辞め、1年近く前に移住してきた夫と妻の関係と亮治の性格、親戚との関係などを見事に俎上に載せこの後のストーリー展開を見事に準備しており、役者陣の演技もそれぞれの微妙な人間関係の綾を見事に際立たせるレベルの高いものである。小道具として終盤大切な意味を持つ浴衣の使い方も見事だ。(無論、これはオープニングシーンでの伏線が効いている。長女は誰に似ており、次女は誰に似ているという亮治と美佐の会話部分)。ホームドラマを眺めるように唯ボンヤリ眺めていることもできるかも知れない。が、普通の感性を持っていれば、美佐の持つ幾つかのトラウマが(このトラウマが中々明かされないことも作品に引き付け続けるテクニックとして極めて巧みだ)、表面上それこそサザエさん的幸せに満ちた地方の家庭生活と見えるのかも知れない日常を、極めてドラマチックな針の蓆に転換してくれる。最初、非常識でナマケモノ、在ってはならないだらしない存在と見えた美佐が徐々に可愛い女性に見えてくる。無論、枝実が勝気で何をやらせても人一倍の働きと能力の高さを見せ、而も率が無い女性であるからこそ、東京に出て、女性でありながら、中間管理職を任され仕事に充実感を感じてはいるものの、所詮、男性優位のジェンダー社会の中で本来は自分の責任に拠る訳でも無い責任を取らされる厳しい場所に居て疲れ切り、ストレスを抱え込みながら孤立無援という辛い立場の中、必死に何とか人間らしく在りたいと悩みに悩んでいるのみならず、早くに親を亡くした妹たちの為にしっかりせねばとの責任感と優しさからキツイ言葉もでてしまう事情も自然な形で描き込まれている。(オープニングで美佐が眺めている古いアルバムの写真で母に似ている枝実の話が伏線となっている点、浴衣は祖母が母に縫ってくれたもので、母の棺に入れたこと。盆祭りに三姉妹浴衣で出掛けようと話をしており、枝実の浴衣は母の棺に納めたものと柄が瓜二つであることを利用して、母生き写しの姉が、盆帰りした母に変わり、美佐のトラウマの一つ、風邪を引いた自分を医者に見せる為に運転をしていた父母が交通事故で亡くなり自分だけが後部座席に座っていて助かったことを、美佐が生き残ってくれて大変喜んでいること、また枝実がしっかりして貰おうとしてキツイ物言いをしてしまう事情なども説明し、いつも子供達を見守っているとの科白を吐く)一方、希梨は矢張り優秀な研究者である同僚と市内で同居しているのだが、相手は男性では無い。即ち彼女はLGBTの内のレスビアンである。このことが意味することは地方ではスキャンダルというレベルでの問題であり、下手をすればこの悩みの果てに自殺者が出かねないレベルの問題である。勤める大学内でも噂が立ち始めていることが原因で、希梨は大学を辞めるつもりで今回実家に戻ってきている。何度も掛かってくる電話を無視し続けていた理由は、同居人が遂に希梨を訪ねてくることで明らかになり、これはこれで二人の今後を決して否定的なものとして描かず希望の灯をともす内容に仕立ててある。このように三姉妹それぞれが、事情の異なる極めて現代的で本質的な問題を抱え、それが日常の中に丁度、海水の中に浮かぶブイのように浮きつ沈みつ不気味な貌を晒している所に、今作の凄さを見ることができよう。脇を固める農家を経営する親戚の鉄人さんの味のある演技や幼馴染で法要を営んでくれる坊さん役の一樹も良い。三都市を回る価値は充分にあるしっかりした心に残る作品である。
 唯一、矛盾しかねないのが、母の浴衣を棺に入れたこととをハッキリ科白化して際立たせて仕舞った点(何か一工夫欲しい)、柄が瓜二つの浴衣を三人で行こうと祭りに誘った時点で枝実は着なかったものの、ちょっと気に掛かりはした。
辻の詩、風を待つ

辻の詩、風を待つ

劇団太陽族

AI・HALL(兵庫県)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

切ないお芝居でした。
しかし、私らはいつからか、怒りを忘れてしまったのでしょうか?と自答しました。
過ちを繰り返さないために。
ありがとう。

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』

〇〇Pソファ第2回公演『喜劇 暗がりの代筆屋』

〇〇Pソファ

シアター風姿花伝(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

選曲に素直な心根が。代書屋でなく代筆屋。冒頭、軽快な音楽に乗って日々の仕事に勤しむフツウ組と、何故か深夜に働く「醜男」の対比をマイムで提示。この現代翻案の部分でやや退潮してしまうのが勿体ない(シラノの翻案前提)。分け隔てしない社長、「友達」になろうと言う若い俳優、そして夜に代筆を依頼して来たヒロイン。意外に慕われる根底には、シラノが武勇と詩の傑人であったように梶野は人を感動させる文章の才がある、と設定すればスッキリする。またシラノの場合その欠点が社会的地位に影響する訳でもなく、力点はむしろ欠点に悩む自意識を乗り越えようとする「心意気」にある。そしてその美徳は孤独にあった老境の彼に報いを与える。
話を冒頭に戻せば、昼勤務の社員が醜い梶野が夜どんな仕事をして収入を得ているのかを知らない事や、見た目に最も冷たいのは見ず知らずの他人であって顔見知りならもっと微妙な線があるだろう・・といった所が序盤のモヤモヤなのであったが、予想外の早い段階で話に引きこまれた。シラノの借用だけでない光る台詞もあり、最終的には無理のない翻案にできていた。
評価点に殺陣、転換(装置)、素直な演技。

ガリレオの生涯

ガリレオの生涯

こゆび侍

新宿眼科画廊(東京都)

2019/09/07 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/12 (木) 19:30

開演前から、舞台上にたむろする役者の皆様。
あれ、オールフェメール劇なのかと思ったら、男性がお1人。少々、際立ちますね。

観た動機は、ブレヒト作品だから。最近、観ないですよね、ブレヒトの上演。
たまに「コーカサスの白墨の輪」、まれーに「三文オペラ」「肝っ玉お母とその子供たち」
もっとまれーに「男は男だ」「第三帝国の恐怖と悲惨」かな。

さて、ガリレオ役の館山サリさんの何と凛々しいことよ。2時間、彼女の立ち居振る舞いに魅了された。もちろん、それを成立させた、他の役者さんの存在あってであることは理解しているつもりではあるが、彼女の体躯、長髪なくして、このガリレオ像はありえない。
自信と傲慢、繊細と鬱屈、自負と猜疑、素晴らしいなあ。是非、他の舞台も観てみたい。

惜しむらくは、、

ネタバレBOX

この舞台、それ相応の時間軸があるはずなのだけれど、その時間経過が分かりづらい。
ガリレオ役が男性であれば、メイクで時間の経過を示すことも可能だったかもしれないが、それを館山サリさんでやれば、せっかくのガリレオ像が台無しになったことは想像に難くない。パンフレットを見て、ああなるほど、これだけの時間の経過があったのだと理解して、初めてそれぞれの役の感情を理解できる点もあり、そこがちょっと残念。でも、何年後
みたいなテロップ入れるのもちょっと無粋だしなあ。
盆がえり

盆がえり

演劇集団よろずや

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/09/14 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

広島の古民家に集まった3姉妹と、その周りの人達を丁寧に描いた良い舞台でした。役者さん達の演技が素晴らしく、登場人物それぞれに、共感して感情移入したり、考えさせられたり、納得したり・・。亡くなった自分の母を思い出し、自分が抱えてきた後悔等が救われる気がして涙が出ました。ありがとうございました。本当に素晴らしい舞台で、大満足でした!

お気に召すまま

お気に召すまま

東京芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2019/09/14 (土) ~ 2019/09/15 (日)公演終了

満足度★★★

隠語がたくさんです。本筋は原作通りなのですが、ここまでははじめてかな。
とは言っても翻訳の挑戦だとおもうので違和感はありませんでした。

ネタバレBOX

12列右端から観てました。
座席に座って中央前列3・4列目はお客さんいないなあと思ってましたら、そこはステージでした。今作は通路フル活用で前1・2列目のお客さんは首が痛かったことでしょう。
日の浦姫物語

日の浦姫物語

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2019/09/06 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

たまに観るこまつ座。今回は説教節で物語られる「その昔」(平安時代?)のお話。井上ひさしの初期の作品との事だが、高貴な家の兄妹が犯した近親相姦の顛末を作者が敢えて書いた背景は知らないし、原典の有無(創作かどうか)も知らない。結論的には、良いものを観た。芝居のあちこちで不思議とくすぐられる。高揚感もある。
日本に近親相姦に対する禁忌が存在したのかも私は知らないが、説教節の一つの演目であるのなら仏教の戒律にあるのかも知れない。
ただ性の過ちを自らの「罪」として内在化する精神構造はどこか西洋的で、「物語」を終えた語り部が、聴衆と対峙するラストは聖書の逸話を思い出させた。
因みに「穢れ」の観念は外的な(世間の)視線を内在化する事はあっても、「罪状」に対する内省はなく人を更生させることはない。
1980年代のスイス映画に『山の焚火』という秀作があった。芝居の前段の状況はこれに近いものがあり、後段のは『オイディプス』だ。もっとも本作は「悲劇的」が目的地ではなく、母が「女」の顔を見せる部分が艶笑譚のタッチであったり。不思議な味わいだ。初演時の宇野誠一郎の音楽に時折、現代感覚の音が入るのが良く、舞台を締めていた。

サプライズ、いりません。

サプライズ、いりません。

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/15 (日) 18:00

20周年おめでとうございます。
いつも笑わせてくれる試験管ベビーさん。
あるある事や、ドタバタや、ハラハラドキドキ!!
今回は男の感じ方と女の感じ方が違うんだな~~ぁと、ちょっと思ってしまいました。
やっぱりなんでも相手の身になって考えることが、本当のサプライズかな?
だからそうじゃないサプライズはいりませんってことになるのでは(@_@)

サプライズ、いりません。

サプライズ、いりません。

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/15 (日) 18:00

20周年おめでとうございます。
いつも通りの試験管ベビーで、安心して観れました。
今回も初めの練習はなかったものの、最後にちゃんと少しの練習をして観客参加型ありましたよ。
変わらぬ試験管ベビーでありがとう\(^o^)/

今回の「サプライズ、いりません。」は、プロポーズのお話!!
2場所の出来事をあっちの場面にしてみたりこっちの場面にしてみたりで、すごくテンポもよく楽しかったです。
サプライズってうれしい気もするけど、押しつけのサプライズはいりませんってことですね。

悪魔を汚せ

悪魔を汚せ

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2019/09/05 (木) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/09/05 (木) 19:30

座席F列3番

価格4,800円

初演時はどうなることか、と緊張し固唾を呑んで観ていたと思うが、それで概要を知った上で観たこともあり、冒頭のある人物のヤなヤツっぷりの極端なことに頬が弛み、以降も状況やキャラの極端さや高木さんの「横溝愛」(ある一族を中心とした話で、関係者間の想像を絶する関係が次第に明かされるなんていかにも横溝(笑))、更に他のお客さんの反応にニヤニヤして観る。
また、初演の駅前劇場と較べて間口の狭い会場を「そう使いましたか!」と想わせる舞台美術、演出にも感心。(例えば初演時はあの部屋に加えて上手に中庭的な部分があったと思う)
舞台美術と言えば、奥の間の長押の上に飾られている歴代家長の肖像写真、犬神佐兵衛と夏目漱石(のそっくりさん)がいると思ったのはσ(^-^) だけではあるまい。(笑)

【勝手にキャッチコピー】
いちばんヤなヤツだぁ~れだ?
いちばんクズなのだぁ~れだ?
いちばん悪いのだぁ~れだ?

スペインの悲劇~ヒエロニモの怒り~

スペインの悲劇~ヒエロニモの怒り~

劇団 現代古典主義

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2019/09/14 (土) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

二度目の観劇。
同時進響劇の名前は伊達ではなかった。
最大3シーンが同時に演じられる。舞台を区切る訳でも無く、各々のシーンが舞台全体を使って演じられる。
絵の書かれた透明なセルが重なるように、そしてそれが一つの絵になる。
なんとも説明しにくいのだが、一度見てもらえれば、この説明が分かってもらえると思う。
そして見所は、なんと言っても劇中劇。
セリフの無い間がセリフ以上に雄弁に語りかける。それが緊張感を効果的に生み出している。

あつい胸さわぎ

あつい胸さわぎ

iaku

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

110分。

ネタバレBOX

千夏(辻凪子)…大学1年。一応小説家志望。光輝のことが好き。透子を姉のように慕っている。乳がんが発覚して、乳房切除と母と失恋のことで苦悩する。
昭子(枝元萌)…千夏の母。千夏出産後離婚し、シンママとしてパート勤めし千夏を育て上げる。木村に恋するが失恋。千夏の乳がんのことで困惑するも、千夏に寄り添い生きていく。
光輝(田中亨)…千夏の幼馴染。千夏と同じ美大に入り演劇の勉強をする。イケメン。一回り年上で初対面の透子に恋してその日の内にベッドインするテクを持つ。
透子(橋爪未萠里)…昭子の同僚。30歳独身。アートに理解のあるお姉さんで、武藤親子の相談役であり理解者。光輝と一夜を過ごすが千夏の恋心を知り光輝の前から姿を消す。
木村(瓜生和成)…昭子らの会社に転職してきた独身。東京(千葉)でのAEDセクハラ事件に疲れ社長に拾われた。昭子の恋心に気づかず傷つける。

序盤から中盤はひたすら笑えて、乳がん発覚くらいから不穏な空気が満ち始め、千夏と昭子のストレスと悲しみが張りつめ、親子の愛情で優しく包まれる舞台。

学業(小説)も恋愛もうまくいかず、ガンに罹患しイラだつ千夏の姿に心を掴まれる感覚になる(まあ、ちょっと引いて見れば登場人物全員なんだかんだ上手くいってないんだけど)。本作が恋愛ってファクターに比重が置かれていてわかりやすいからか、よりすぐそばにある悲しさを感じているのかもしれない。
けどきっと、コンプレックスとかネガティブな状況に押し潰されそうでいて、けど耐えている千夏の姿に「生きてく理想な」姿を見出しているから感動するのかなって思った。
シュカシュカ

シュカシュカ

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

80分。

ネタバレBOX

40手前位の社会人女性3名を主軸にした、中年青春話。

同じ会社の同僚3人のオバサンバンド(石澤美和、松木美路子、篠本美帆)で、篠本が会社を辞めて同時にバンドにも来なくなるが…。
中年の青春=朱夏(シュカ)というのがタイトルネタ。会社辞めてちょっと夏休みする篠本のふわっとした感もいいし、篠本を待ち普通に受け入れる二人という構図もいい。ラストベンチで花火を観る三人で〆るのも。
あひるなんちゃらの世界観的に苦悩とかは描かれないけど、現実での苦々しい心をちょっと軽くしてくれる舞台だった。

メイン3人の女性の会話が単純に面白くて、ほかの登場人物の妙なキャラクター性が心地よいユルさで、ストーリーが心に沁みるという、いい作品だった。こんないい夏休み過ごしたいと思わせるね。

石澤美和のツッコミがひたすら愉快だった。名前が定かでないけど、会社同僚のマジメな感じの女優も好き。野々村梨々子の役の篠本に戻ってと伝えにきて100円置いてくトコがかわいい。妙なニックネームでバンドしてる3人のネタは、どれも笑えた。本筋にもちょい絡んでたし、作品にいい味付けしてた。
半ライスのタテマエ

半ライスのタテマエ

Sky Theater PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了

満足度★★★

天国からの手紙の仕組みが分かったときは驚きと根気の良さと残した人への愛の深さに感激しました。劇中飲食の多さと暗転してのセット替えの多さにうんざりしました。せっかくの面白さが半減しました。

ヘニーデ

ヘニーデ

AURYN

中野スタジオあくとれ(東京都)

2019/09/12 (木) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/09/15 (日) 14:00

ネタバレしかないのでネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

超能力とかが出てくる話だとは思っていなかったので、
面食らったが、何となくX-MENを思い出しながら見ていた。
あれは異能を持つ者がもっと当たり前にいる世界だから、
環境は違うけれど、異能を持つ者、持たざる者との壁が
描かれている点では似た部分があるかもしれない。

町田、瀬名が超能力者であるということが発覚し、
各々の思いが剥き出しになるシーンは見ていて辛くもなるが、
これが現実だろうなと言う思いも。

超能力者の存在でブーストされてはいるものの、物語の本質としては、
「自分にはないものをどう捉え、どう扱うか」と言うことの様に思えた。
彼らの言い分は賛否はともかくとして、納得も理解も出来るものであり、
だからこそ、胸が痛む。

結局の所「ないものねだり」なんだろうと思う。
自分が持たない「力」について、どう落とし所を作るのか。
象徴的に感じたのは、菅生、汐田、川本が才能について語り合うシーン。
努力で越えられないものは無いと、半ば呪縛のように信じる川本と、
天才は確実に存在すると言う立場の菅生、そして人智を越えた力の
存在を徹底的に否定するリアリストの汐田。
彼らは持たざる力について、どちらかというと妬みに似た、ネガティブ
な捉え方をするが、鳥丸と埴谷が恋愛について語り合う場面では、
鳥丸は、自分にない力(というか個性)を持つ埴谷に純粋な
羨望を抱く。

個人的には、この二つのシーンが非常に印象的だった。
川本という男の頑固さは、いかがなものかと思うが、彼の努力というものに
対するひたむきさと、才能なんてないと言い切るその強さは、
例えそれが強がりであったとしても、私にとってはとても眩しく、
尊敬の対象ですらある。

一方で、対極的な位置にある鳥丸の、自身の人生と存在を平凡かつ
つまらないと言いつつも、彼女なりに人生を楽しもうとする姿勢は
痛快であり、二人の個性が光る素晴らしいシーンだったと思う。

ちょっとずるいくらいにおいしいところを攫っていったなと
思うのが蓬沢。
象徴的な出来の悪いYouTuberかと思いきや、終盤、川本に対して、
「自分は自分にしかなれない」と言い切ってみたり、瀬名に対して、
その力を羨むどころか、その力ゆえの苦悩をある意味、町田よりも
察して見せた。
瀬名を前にして、あっさりと自身の心の内を見せるところなども、
小渕には及ばないものの、器の大きさを垣間見た。個人的には
ちょっとかっこよくて悔しい(笑)。

それ以降、終盤は見せ場たっぷりだったが、鳥丸と瀬名の氷解、
そして、鳥丸と虎尾の対決は見ていて気持ちが良いくらいに清々しく、
そして痛快だった。

汐田、川本にとっては、いささかすっきりとしない終幕だったかも
しれない。
けれど、瀬名の告白をきっかけに、未知のものに対して、様々な
アプローチの方法があることを目の当たりにした彼らの今後に、
少なからぬ影響を与える機会にはなるんだろうなと思う。

外から見ている私自身も、考えさせられる部分は多かったが、
蓬沢の意見が一番しっくりと腑に落ちてきたかなという気はする。
悔しいけど(笑)。

役者の皆さんも素晴らしかった。
今回は2列目で観劇という恵まれた環境であったので、皆様の
演技も間近で拝見することができたが、その表情の微妙な変化
も含めて、非常に見ごたえがあった。

今回は小学生のような感想ながら、ちょっとだけ何人かの役者様には
ご挨拶させて頂いた。
「知り合いよりも、初めてのお客さんの挨拶の方が役者さんも嬉しいと思う」
と背中を押してくれた観劇三昧、下北沢店のスタッフ様に感謝。

素晴らしい舞台をありがとうございました。
御披楽喜

御披楽喜

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

上演時間1時間と聞いていたので「観劇体質には物足りない」と思っていたのですが始まってびっくり。あれで2時間やっていたら見る方も演る方も大変なことになってしまいそう。13人の早口でまくし立てられて、最初なんて言っているのか、いや、これって日本語だった?と思ったくらいの衝撃でした。そのうち耳慣れてくるものの、全部は聞き取れず、でも気になってこれは脚本買って帰るしかないか。あれ?もしかして脚本買わせる作戦かとも思ってしまいましたが、脚本は物販になかったような・・・。以前公開講座で「ト書きをしっかりしておかないと」と強調していた中屋敷さんの、この脚本が見てみたかったです。
早口で演ったら1時間の「御披楽喜」ですが普通に2時間くらいで演ったらどうなのか見てみたいです。

わたしは…

わたしは…

ソラミミ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★

歌が物語るような舞台だった。テーマとしては目新しさはないが、宇佐美さんの演技力が光った。娘役も少女らしさが感じられて好感が持てる。ただ父親役は、頑張ってはいたが年齢的に難しいのではないかと、親を亡くして兄が妹の面倒をみている、その程度ならなんとか演じる方も出来たのではないかと思うが・・・。なんにしろ、自分たちが今できるものを背伸びをせずに作っていくことが必要ではないかと思うのだが。

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ヨーロッパ企画

ABCホール (大阪府)

2019/09/11 (水) ~ 2019/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★

前半は細々とネタを重ねて、後半はどんどんエスカレートしていくという面白さが。
ヨーロッパ企画らしく、着地点がよくわかりませんでしたよ。

ALTERNAITプロデュースvol,03「この荒野の物語2019」

ALTERNAITプロデュースvol,03「この荒野の物語2019」

ALTERNAIT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2019/09/13 (金) ~ 2019/09/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

sideA
考えさせられる物語。
人間+ヒューマンインターフェースの会話劇。
大厄災の原因を巡っての謎解きの面白さがある。
色々あって、一番共感できたのが、真相がわかったときの具志堅マヤの叫び。個人の復讐としては、「神」の破壊力ですね。

sideB
凄く激しい舞台。
キャスト一人一人が生きていました。
軍用犬チームは格好いい!ヒューマンインターフェースチームは個性的!
本当に魅力的な登場人物達で、キャスト全員に拍手!!

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