
Musical殺し屋は歌わない
T1project
小劇場B1(東京都)
2019/09/13 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

オペラ『ふしぎなたまご』+オペラ『おじいちゃんの口笛』
オペラシアターこんにゃく座
俳優座劇場(東京都)
2019/09/12 (木) ~ 2019/09/18 (水)公演終了
満足度★★★★
「歌劇場(かげきじょう)」は歌も多いが基本お芝居(オペラ)で、2編の最初「ふしぎなたまご」は短編、二本目の中篇「おじいちゃんの口笛」の途中で休憩となった。
チャペック作という1つ目は、以前こんにゃく座で観た「ゴーゴリのハナ」を思い出す可愛い不条理といった雰囲気があったが、残念ながら体調のせいで入眠。
2つ目は2人の子どもと初対面のおじいさん(とその友達のおばあさん)との交流を描いた、素朴で切なく美しい佳品であった。おじいさん役の大石氏の佇まいが決め手と言えるか。台本広渡常敏(原作有り)、装置は池田ともゆき、演出加藤直。
一点。最後に子どもたち2人だけによる歌(おじいさんに捧げる歌?)に移る前、うんと間を取ってほしかった。情感が湧き出す頂点で歌い出す・・くらいな感じ。
林光の音楽に出会ったのは学生時代みた映画『人間』。難破した船上の飢餓という極限状況を描いた作品でジャズ風の音が鳴る。不思議な取り合わせだが何とも印象的で名前を覚えてしまった。

ベンジャミンの教室
電動夏子安置システム
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
前説で劇場環境のマイナス面を物語に取り込むなど、観客の心の耕し方が上手い。
物語はありがちなコメディーと言えなくもないが、思い切り笑わせようというサービス精神が感じられて気持ちがいい。
私の中の「ベンジャミン」という言葉の持つ重みが変わってしまいそうだ(笑)。

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★
登場人物の説明などの展開がよく分かりやすい舞台でした。
重いテーマですがコメディ感もありそこそこ楽しめました。
個性ある役者さんのテンポも良く劇団の将来性を感じます。

誰そ彼
浮世企画
駅前劇場(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/19 (木) 19:30
「人は見たいものしか見ない」と言うが「見ようとすれば見える」ということを教えてくれる作品。
ユルいファンタジーかと思いきや、意外にずしんと来るのは
あるある感満載の設定とトコトンリアルな台詞の応酬。
特に兄と弟のそれはハラハラするほど緊迫感がある。
弟がこの先背負っていくものを思うと、その重さに押しつぶされそうになる。
そう思わせるラストを含め、ストーリー展開が秀逸。
キャスティングがうまくハマった役者陣も素晴らしい。

ほしい
劇団時間制作
赤坂RED/THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/09/19 (木) 19:00
座席F列6番
まず、僕は本格的な演劇を劇場で観るのが初めてだったので、その劇場の舞台の作りに圧巻されました。ここまで日常を忠実に表現して舞台を作れるのかと思って、大きな知見を得た気分でした。
開演前後、現実と舞台が次第に交じっていくのを感じました。現代と大差ない設定であることもあり、舞台に惹き込まれるのに時間を要さなかったように思います。
この物語は管理人兄弟とその母、従弟、兄弟のうちの次男の妻、そして障害を抱えた人たちによって構成される物語です。
ひとつひとつの伏線とその回収により、内容の理解が容易に追いつきました。とてもわかり易く、しかし決して軽い内容ではありませんでした。
誰にでも襲う可能性のある障害の魔の手。それを受け入れる者、恨む者、それぞれにそれぞれの人生があるのを感じました。直近でまわりが次々に解離性障害に襲われるのを見て恐怖を感じていた僕には、すごく消費カロリーが高く考えさせられる内容でした。自分の身内が何かしらの障害になった時、あるいは障害者によって障害者にさせられてしまった時、果たして自分は正気でいられるだろうか。そんなわけがない。舞台を観ていて身内の人間や既に障害を持っているヒトやそれを支える福祉士の顔が時たま浮かんでは、その未曾有に耐えられず涙が溢れました。
本当に、涙も鼻もタラタラでした。ひとりで観に来てよかった......。
もしもあなたに観に行く時間やお金があるなら、是非観て🤲ほしい🤲
本当に、現代にあるべき演劇のひとつであり、僕らが考えるべきアンチテーゼであると感じました。

カチナシ!
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
昨年から何度か拝見している劇団。
今回はお得意の介護と将棋の話とのことで、かなり期待をして客席に座ったが、期待以上の出来であった。
少々年寄りには目まぐるしい場面転換ではあるが、個々の人間の造形がくっきりと際立っており、自分の価値を見失いそうになりながらも生きる市井の人々の姿が愛おしい。
このタイトルは、言い得て妙である。
いつものようにベテランと中堅の安定感のある演技とともに、あっという間の2時間であった。

愛と哀しみのシャーロック・ホームズ
ホリプロ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2019/09/01 (日) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
ホームズとワトソンの関係が強固になったことで、以後の探偵小説になった事件が解決されたかと思うと物凄く得心がいきました。

ミュージカル ペテン師と詐欺師
松竹/フジテレビジョン
新橋演舞場(東京都)
2019/09/01 (日) ~ 2019/09/26 (木)公演終了
満足度★★★★★
石丸幹二さんと保坂知寿さんが出演することで4つ星は堅い。そして今回も期待通りの歌と芝居を見せてくれた。そしてそこに最近大活躍中の山田孝之さん、芝居はもちろん歌も一級だ。さらには宮澤エマさん、前にも書いたがエマさんはこういう実力主役に続く準主役になると俄然元気溌剌となってダイナミックな歌と芝居が光り輝くのである。そして今回の私の一押しは岸祐二さんである。品の良い佇まいに魅惑のバリトンボイス、存分に堪能させていただいた。
歌で特筆すべきは男女のデュエットの一体感である。歌の終わりでテンポを緩めたときにタイミングも音程もピタッと合ってハモることはそんなにないのだがこの舞台ではすべて決まっていた。
お話は特別なもののない予想の範囲内の騙し騙されものであり、軽い笑いがどんどん続いて飽きさせない。これが福田節なのだろうか。前半は少し散漫でちょっと心配になるが、後半はテンポの良い展開で何も考えずに流れに身を任せていると「ああこういうものも良いなあ」と幸せな気持ちになることができた。85分+30分休憩+75分くらい。
アンサンブルの男女7人づつのダンサーさんが素晴らしい。そしてオープニングの踊りの背景に20人規模のブラスの楽団が見えると一気に気分がヒートアップする。演舞場の舞台は奥行きが深いのだろうか生バンドが直接に見えるのは非常に嬉しいことだと分かった。ただし、芝居中はほとんど幕が降りていて見えない。

カーボーイ
はりねずみのパジャマ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
価格2,500円
初日観劇。ふわっとした日常的な雰囲気からのナンセンスへの急展開。端々に面白い要素が散りばめられ演者さんは楽しそう。
伊藤あすかさんは変な人の役だったが、異常じゃない役を見たのは初めてな気がする

「笑顔の砦」RE-CREATION
庭劇団ペニノ
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
セットやらなんやら、とにかくリアルな作品。これからの日本社会を生きる人にとって、身につまされるような内容だと思う。怖いし胸が痛むけど、まあ現実ってこんな感じだよねと実感したい方は是非劇場へ。まったく救いがないというわけでもないから。

レティクル座の反撃オムニバス~乱れ撃ちの弾~
レティクル座
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/09/11 (水) ~ 2019/09/17 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/09/11 (水) 19:30
価格2,500円
【ドクロチーム】
過去作品に書き下ろし1編を加えた短編集……というよりもむしろコント集。会場が会場だけに「セルフ新宿コントレックス」的な?(笑)
アレやソレを擬人化するか!なものを含むブッ跳んだ発想は池亀三太作品に相通ずるような気もする。

誰そ彼
浮世企画
駅前劇場(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

もう一人のヒト
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
紀伊國屋ホール(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
喜劇仕立てなのだが、それは平和な今の時代から当時の狂気を笑っているから。笑える時代だから、この喜劇は面白いのである。それに客席が気づけば、この舞台を今上演する意味が浮かび上がってくる。
初演は劇団民芸だったというが、再演は青年劇場が引き継いだという。今回は3回目だそうだが、先の戦争の記憶が消えつつある今だからこそ、笑ってみたい舞台なのだ。
藤井ごうの演出は印象的だ。冒頭、東京を焼き尽くした焼夷弾か、あるいは広島や長崎に落とされた原爆を思わせる裸電球が天井から廃墟のがれきに降りてくる。これがラストシーンにつながるプロローグなのだが、この舞台。もう一つ興味深いのが、同じステージで戦時中の庶民のあばら家と、皇族専用の堅牢で豪華な防空壕が交代で出現するというところだ。それは、この物語のハイライトである庶民と皇族の思わぬつながりを象徴するうまい演出だ。
権威あるものに対するうそっぽさを、庶民側と皇族側の両方からうまく描いたのもいい。宮様が防空壕に芸者を連れ込むところ、庶民の側の小さな権威である小学校の先生が、身重の人妻に手を出そうとする。権力の大小はあるが、ともにその世界の一段上の力を笑い飛ばしているようだ。
狂気の軍人を演じた青年劇場の看板俳優吉村直の迫力はすごかった。狂気といっても本人は真剣に真っすぐに信念を貫いている。その一途さが狂気の度を増していった。
終演後、強い印象とともに、「いい舞台を見た」と思った。休憩をはさみ3時間というのは確かに長いが、それに耐えられる舞台だ。青年劇場という劇団の底力を感じたような気がする。

ベンジャミンの教室
電動夏子安置システム
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

スリーアウト〜サヨナラ篇〜
ドルミ
新宿シアターモリエール(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

スリーアウト〜サヨナラ篇〜
ドルミ
新宿シアターモリエール(東京都)
2019/09/14 (土) ~ 2019/09/29 (日)公演終了
満足度★★
う~ん日本らしい演劇・・・?かな
演者の人気にあやかっての集客って感じかなぁ
舞台セットは1段高めの台がある
ほぼ素舞台かな
女子高生の野球ものではあるのだが
シンデレラナインとか大正野球娘とかには
届いてないかなぁ~と思えた1時間40分の作品

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
人間の弱さ、闇の部分を見せつけられた
自分もこうなっていたかもしれないと思うと他人事には思えない というか今が正常なのかもよく分からない
緊張した中にもコメディリリーフとしての職員等お客にも優しく、話に集中しやすかった
話の回収の仕方もとても好きです
先生役の方のお芝居が素敵でした
ありがとうございました

八月のモンスター
甲斐ファクトリー
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了
満足度★★★
題名と甲斐ファクトリーさんからどんな怖いモンスターなのか。8月というのは八日目の蝉のような意味があるのだろうかなどなど期待して観てきました!

「あなたの」「明日見た笑顔」
しみくれ
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2019/09/18 (水) ~ 2019/09/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇人らしいストーリーかな
3つにわけられた舞台を上手く使ったテンポの良い舞台転換
またそれを支えるライティングが絶妙だった
出入口の「枠」が効果的だった
キャストはライトが当たらないところでしっかり表情作って演技してた
たかしと誠司の絡みが気に入った