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タージマハルの衛兵

タージマハルの衛兵

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2019/12/02 (月) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★

衛兵の会話がつまらないのでしばしば集中力を失った。権力に従順な衛兵と無頓着な衛兵を対置して権力の力の源泉は実は我々の意識が作り出しているのだと言いたいらしい。私にはテキストで読んだ方が分かりやすいと感じられた。

ネタバレBOX

後日記入のメモ:
前半は2万人の職人の手を切り落とす話だが、「2万人を2人で」はどう考えてもあり得ないとしても、多くの人はもっと小規模なものはあったと思うのではないだろうか。しかしウィキペディアの「タージ・マハル」の項は以下のようである。英語版も否定的である。控え目に言っても、事実と考えて歴史の教訓とするのは間違いである。そして観客の誤解を利用して自分の主張を補強する演劇は最低であると私は考える。

*** 引用始め ***
伝説
両手を切り落とされた工匠
タージ・マハル造営を命じられた工匠は、美しいムムターズ・マハルを秘かに慕っている男だったという。彼はその想いを建設に注ぎ、シャー・ジャハーンを満足させる美しい墓廟を完成させた。シャー・ジャハーンが工匠に褒美を取らせようと王宮に呼んだところ、工匠は、墓廟を完成できたことで満足だと答えた。シャー・ジャハーンは男が内に秘めたものに気づき、男に両手を前に出すよう命ずると「これが褒美だ」と剣でその両手を切り落としたという。
*** 引用終わり ***

英語版では Myths のところに
*** 引用始め ***
No evidence exists for claims that describe, often in horrific detail, the deaths, dismemberments and mutilations which Shah Jahan supposedly inflicted on various architects and craftsmen associated with the tomb. Some stories claim that those involved in construction signed contracts committing themselves to have no part in any similar design. Similar claims are made for many famous buildings.
google翻訳:シャー・ジャハンが墓に関連する様々な建築家や職人に与えたと思われる死、切断、切断について、恐ろしいほど詳細に記述している主張の証拠は存在しません。いくつかの話は、建設に携わる人々が、同様の設計に関与しないことを約束する契約に署名したと主張しています。多くの有名な建物についても同様の主張がなされています。
*** 引用終わり ***
Butterflies in my stomach

Butterflies in my stomach

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2019/12/08 (日) ~ 2019/12/17 (火)公演終了

満足度★★★★

7人の女優さんのフォーメーションがめちゃ繊細で綺麗。
生を受けてから亡くなる77歳まで、7人が10年を節目に交代しながら演じていく一人の女性は、柔らかに広がっていく擬音に紛れ空中分解を繰り返しながら、その度毎に歴史を重ねていっているようで面白い。
親だったり、恋人だったり、夫だったり、主人公以外の人物も各女優さんが自在に演じられている事もあってか写実的な描写というより、主人公の記憶・意志でもって慎重に繊細に形成していったような世界観の印象。
例えば、現実はあまりにも鋭利に尖っていたモノであっても脳内でほろ苦く輝くモノに変換しているような。

こうして女性の一生を拝見していると、瑞々しく華やかな騒めきを伴った年代というのは本当にあっという間なのだなぁと儚いものを感じますが、年を重ねていく事自体の美しさと力強さ、そして決して消える事のない記憶の断片たちに「生」の素晴らしさをしっかりと見せてもらった気持ちになりました。

新作短編『藤川修二ひとり芝居 -越冬蝶々-』の特別上演回。
こちらは、本編での女性特有の柔らかな賑やかさに包まれた世界観とは一変、武骨で男っぽい作品。
本編が名前こそあるものの「在る女性」的な印象だったのに対して、こちらは藤川修二氏そのままの自分語り(正真正銘の身の上話)を聞いている感覚に。
だけど本編と同じく作・演出 吉田小夏さん になっているのですよね。
ホントに創作なのかなぁ、めちゃリアルに響いたのだけれど。

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2019/12/10 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

【以蔵のいちばん長い日】観劇
タイトルから察せられるが、幕末に”人斬り以蔵”と恐れられた「岡田以蔵」を通してみた”武士(社会)とは” を問うような物語。もちろん実際の岡田以蔵の人物史とは違い、奇想天外・荒唐無稽な描き方をすることで人物だけではなく時代といったプラスの魅力も引き出そうと…。
本公演は、「熱海殺人事件」「以蔵のいちばん長い日」の2本立であり、「熱海殺人事件」は何度も観劇しているが、「以蔵のいちばん長い日」は今回が初めて。表層的な迫力...照明・音響といった舞台技術や役者の熱演は良かったが、「熱海殺人事件」に感じるような鋭いメッセージ性が弱く、”武士の存在とは”といった階級社会への批判というか皮肉を描きたかったのか(自分の感性の乏しさ)? その表出が十分できていないことが残念だ。2公演並べていることから、単なる(娯楽)時代劇を観せるだけではなく、何らかの訴えを描いていると思うが、考え過ぎであろうか。
とは言え、中核をなす岡田以蔵の魅力ある人物像はしっかり立ち上がっており、こちらは観応えがあった。
(上演時間2時間) 

ネタバレBOX

舞台セットは下手側奥に掛け茶屋の縁台だけの素舞台。広くスペースを空けているのは殺陣などのアクションを行うため。
物語は以蔵の史実を追うのではなく、彼の人間性と時代に翻弄された宿命のような描き方。もちろん人斬り以蔵の通り殺人を繰り返すが、その立場は新選組局長・近藤勇と親しくなり、将軍・慶喜の護衛になるなど知られる事実と真逆である。
彗星はいつも一人

彗星はいつも一人

ことのはbox

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

彗星はなにを意味しているのか気になってしまいました。

ネタバレBOX

過去と現在が、だんだんとつながっていく、その感覚は痛快でした。全体として強弱があり、いっそうわかりやすく感じました。熱のこもった演技は印象的でした。百年以上生きても、衰えない不思議さの設定はおもしろいところです。ただ、何か所かセリフを咬むところが散見されたのは残念でした。
フィクション

フィクション

JACROW

駅前劇場(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/04 (水) 19:30

座席E列9番

価格3,500円

2020年の東京オリンピックから3年、日本の3箇所で進行する3つのストーリーが交錯する……。
事前にTwitterに「2023年が舞台だが今の物語」のようなツイートが公式アカウントからアップされたが、まさにその通りで(2019年やもっと前の場面があるというだけでなく)今と直結した物語。現状(と少し先)に対してトゲのある部分にニヤリ。
そういえば、当日パンフレットの挨拶文(開演時にアナウンスでも流れる)を読み始めて違和を感じるも「そういうことか」と気付き、最後の日時を見てニヤリ。
そうして終盤で3つのストーリーの関係性を明かす時の怒涛の伏線回収に舌を巻く。

ネタバレBOX

近江谷さんも谷仲さんも以前から知っていたが序盤の近江谷さんを見て見て「谷仲さんと似てね?」と気付き、しかも終盤でそのお二方が兄弟である設定と明かされ「あー、やっぱり!」みたいな。(笑)
それも含んで終盤で3つのストーリーのリンクを明かすのがまた見事。
紛争地域から生まれた演劇シリーズ11

紛争地域から生まれた演劇シリーズ11

公益社団法人 国際演劇協会 日本センター

東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

 毎回、感じるのだが、ゲストスピーカーは、もう少し現地事情を理解している方を呼べないものか? 朗読自体は上手い。

ネタバレBOX

 然し、演出家の日本初演であることに関しての功利的発言などは不愉快を感じた。少年、少女達の苦悩・痛みを一切感じていない無神経とイマジネーションの枯渇を感じたからである。
 作家はUK育ちのナイジェリア人、父母がUKに移った関係で英国生まれの英国育ちだ。その分、アフリカに住んでいた経験を持つ自分の目から見ると、ステレオタイプ化された作品という印象を持った。無論リベリア内戦については取材も勉強もしているようだが、何故そのような内戦に陥ってしまったのか? 何故少年・少女がここまで残虐な行為を行えるようになってしまったのか? 旧宗主国とエリートの関係、地下資源と腐敗エリート、そして旧宗主国の利権、利権に絡めなかった部族や、旧支配層らの不満、出世の階段が限られている現実、未だに癒えぬ奴隷貿易の傷、海岸線の部族VS内陸部族とのこれも奴隷貿易に関わる深い怨恨等々、列強の利害による不自然な国境線等々一切描かれていない。ゲストに呼ばれる人々の話も底が浅い。これは自分がこれまでこのシリーズを数回拝見した際、殆ど総ての回に言えることだ。もっと深く、何が問題なのかを見つめるシリーズであって欲しい。
ONE!

ONE!

THE CONVOY

赤坂ACTシアター(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/16 (月)公演終了

満足度★★★★

今年は12人。一人増えてダンスシーンは迫力があって良かったです。しかし物語の部分がなんだか散漫な印象。昨年はもっと一人一人が登場人物として生きていた気がします。おじさんと若者の人数比が逆転しているせいかしら。

死と其前後

死と其前後

ずるむけ般若

遊空間がざびぃ(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

思い浸れる良い芝居だった。

もし、自分の大切な人が死に近づいていくような状態だったら自分は何をしてあげられるだろうか。逆に自分が介護してもらう側にだったら、何をしてあげられるだろうか。

結局、他人のためにできることは無く、自分は無力であって。
ただ、効果が無くても、誰かのために不器用でも丁寧に紡いだ言葉は、姿勢は、美しく、愛おしい。

救いは、希望の中だけのものではないと感じた。

ネタバレBOX

ネタバレというか、思ったこと。

死は優しさでもあると思っています。
生まれた時から、一人として例外なく、皆の側に居てくれるものなので。
まだ私の前には現れてはいませんが、いつか、芝居の中の“死”のように現れて終わりを知らせてくれるなら凄く親切で嬉しいですね。

大切な人たちに、感謝の言葉を伝えた上での死は、優しさに溢れているとも思いました。
だから、A子を包む死は、悲しいだけの死ではなく、優しさも含んでいると思いました。
長く苦しい闘病生活の終わりを作ってくれるわけですし。

沢山、死のことを考えるきっかけとなり、楽しいです。

指先まで作り込まれた役者の丁寧な演技。
音響照明の効果的な差し引き。
受付スタッフの丁寧な対応。
掛け軸の絵。朝顔の落ち方などなど、素敵なところだらけでした。
たぶん僕が知らない、気づけてない演出も沢山あるんだろうなぁ。

とても好きな芝居でした。
餌

TinT!

新宿スターフィールド(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

多重人格がモチーフになっている作品は過去にも見たことがあってそれはミステリー仕立てであったが、これはもっとヒューマンな内容。
人の生き方のテーマと多重人格ひいては虐待の問題をこのように絡めてくるとは、よくできた台本で、ツボを得ており、観劇の喜びを素直に味わわせてくれる。次に期待できる。

死に際を見極めろ!Final

死に際を見極めろ!Final

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

小ネタは面白かったですがややダレました。

ネタバレBOX

ベテラン俳優に刑事ドラマの死に際を極めさせようと、局側が橋田先生とか倉本先生とか大御所先生多数にシナリオを書いてもらって準備したものの、美味しいシーンは若手に持っていかれたり、死に際ではセリフが被ってしまったりと上手く行かなかったという話。

石毛セブンさん、渋くて良かったです。

場末から北海道、はたまた宇宙へとストーリーはダイナミックに展開しましたが、そこが良いところかもしれませんが、横スクロール的な動きのようでした。
カフカのように孤独に

カフカのように孤独に

近畿大学 舞台芸術専攻29期生

近畿大学東大阪キャンパス・アート館(大阪府)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/14 (土)公演終了

満足度★★★★

難しい話をとても分かりやすく表現されてました★

メガネニカナウ5

メガネニカナウ5

メガネニカナウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2019/12/10 (火) ~ 2019/12/16 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/12/14 (土)

いつも思うけど3作品のバランスが良いです♪なので全然違う話なのにオムニバスというより1本の長編を観たような感覚に浸らせてくれるんですね☆山本香織さんのMC劇やトム・クルーズをキーワードにする効果的な手法もモチロン要素の一つです♪Aチームの女優三人が特にお気に入りでした☆

汚れた世界

汚れた世界

無頼組合

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/12/06 (金) ~ 2019/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

引き込まれて、あっという間のエンディング。演者さんも、みんなすごい!迫力もあって、考えさせられて、良い時間がすごせました。

終わらない世界

終わらない世界

ジェットラグ

博品館劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

歌ありダンスあり、笑いあり。めっちゃ贅沢な時間が過ごせました。

カケチガイ

カケチガイ

Offbeat Studio

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごい!芸達者たち!人格が変わると声まで変わって、もう脱帽。めっちゃ楽しめました。

一滴のしずく

一滴のしずく

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ジンときて、思わず泣いてました。いいお話です。家族ものはやっぱりいい!私もやさしくなれる気がします。

MARIGOLD

MARIGOLD

岡田かな・谷一葉プロデュース

スタジオ空洞(東京都)

2019/12/14 (土) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ふたり芝居
ふたつの役柄を演じている様で、
全て演じると言うのは大変だなぁ。
と思いました。
2日間だから明日千穐楽が勿体ない感じ

詠み人知らず

詠み人知らず

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/12/05 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

良いのだけど、長過ぎ。
もう30分くらい削ればずっと良くなると思う。
もっとも私が見たのは初日だから、改善された思うけれど。

終わらない世界

終わらない世界

ジェットラグ

博品館劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

主演の結月さんは流石の華と芸!

終わらない世界

終わらない世界

ジェットラグ

博品館劇場(東京都)

2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

かなり凝りまくった構成、演出ですよね。
これだけ複雑にコラージュ、モンタージュしているんだから、とてつもなく時間と労力をかけて練習、稽古をしたんだろうなあ。ってことは素人の私にも分かります。

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