
丘の上、ねむのき産婦人科
DULL-COLORED POP
ザ・スズナリ(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/08/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「家族八景」ならぬ「妊娠七景」。フリーターカップルから、中年女医まで7組の夫婦の、それぞれの妊娠の悩みと苦しみ(喜びはあまりない)。30組以上の夫婦を取材したというだけあって、それぞれの話にリアリティーと細部の意外性があって面白かった。
欲を言えば、「妊娠あるある」から、さらに常識をどこかひっくり返す飛躍がほしい。つわりに苦しんでいた大人しい妻が、実は激しいパンク野郎だったという「ロンドン・コーリング」と、サルトル「出口なし」へのオマージュを絡めた「スプレッドシート」に、男女を縛る「妊娠出産の常識」を爆砕する萌芽を感じた。

瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった
おぼんろ
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2021/08/12 (木) ~ 2021/08/17 (火)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
ソワレを生配信で観ました。音声が心配でしたが各人マイクをつけているのでバッチリ!!配信ものが全部このくらいの音声クオリティになってくれたら嬉しいです。
カメラが複数あるので、あ、これは私がマチネで観た位置に近いかなとか、このアングルは今日の席では絶対に見ることはできなかったなとか、このシーンでは別のところ観ていたとか色々気づくことができました。
23日までアーカイブがあるので、またゆっくり観ようと思います。

瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった
おぼんろ
Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)
2021/08/12 (木) ~ 2021/08/17 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
語彙力も文章力も乏しいのでうまく言えませんが、今日は今まで以上に良かった。
「いいね」チケットだったので、上乗せしようかと思いましたが、この回の配信も見ることにしました。

段差インザダーク
コメディアス
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/08/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
中々うまい線を行っていたと思うが、観客の心ない観劇態度で大いに邪魔をされた。しばしば話題になる「笑い男」が今日もいて、相手にしたくはないが、冒頭から「ちょっと先に笑いをぶっこむ」という本人だけは「してやったり」と快感だろう高笑いのせいで芝居の滑り出しを掴みそこねた。
が、それでも土台もしっかり作った芝居はすぐさま様相を現わし、和製インディジョーンズらが遺跡から重量級のお宝を台車で運び出そうとして突如現れた「段差」と格闘するお馬鹿芝居を追い始めた。
その後は男の笑いも気にならず芝居の道筋が辿られて行く。いい頃合いに新たな登場人物が加わって意外な展開をもたらす。冒頭から登場の三人の会話がほぼ「段差と台車」の試行錯誤だけに終始する所、新たな情報は新人物からしか持ち込まれない、という作りが潔いというか、馬鹿馬鹿しさに拍車をかけていた。
あと木乃伊の作りがうまい。包帯の裂け目(目の部分とか)を黒塗りしてあるのがちょいグロで笑う。
プチな笑いネタにももっと目を届かせたかった。

雨花のけもの
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2021/08/05 (木) ~ 2021/08/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ほろびての名は目の端にあったが未見。さいたまネクスト・シアターは蜷川氏の死後、「第三世代」等3つばかり観たに過ぎぬ。何をもって「最終」かは、説明されない所を見ると大方行政の事情だろう。
今回の舞台は、俳優たちの力を存分に証明し、若い作家の可能性も確かに感じさせる公演となった。
岩松演出は作品の世界観を余すことなく具現する空間、豪奢な装置、調度、衣裳を配し、有終の美を飾るに相応しかった。力作である。

Who’s it? 〜ニューヨークの日本人〜
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2021/08/05 (木) ~ 2021/08/10 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/08/08 (日) 14:05
febLaboプロデュース「Who's it?~ニューヨークの日本人〜」を観ました。天真爛漫で、相当ハイな日系人女性、テンションが異様に高く、人の話を聞かないニューヨークのアパートの管理人の女性、売れない画家の男性、小さなギャラリーを営む信用ならない男性、ダンサーの女性、そして、アパートの一室に何時間前からいるのか見当がつかない、銃を手にして座っている日本語しか話せないヤクザの男など、一癖もふた癖もある登場人物たちが、それぞれ存在感を発揮していて面白かった。
そして、役者と劇の登場人物たちが絶妙にマッチしており、且つ、役者の熱演ぶり、さり気ない所作から全身を使ってリアクションをしたりしていて、観ていて気持ちが良かった。
ヤクザが銃を持っていて、英語禁止で、スマホは机の上に置かなければいけない危機的状況なのに、最初のうちはヤクザにビビっているが、途中から、思い出話や何で自分がニューヨークで暮らしているのかという理由を話し出したり、日本人がアメリカにおいて、差別される話、そして、ヤクザが金品目的や命を取る目的ではないことが途中からわかってきたり、アパートの住人の男性の一人が、大麻を大量に所持しております、それを元手に新たな事業を展開してカリフォルニアに移ろうと考えていたことが物語中盤でわかったりと、先の展開が読めず、それぞれの思惑が絡まり、勘違いや空回りによる笑いがあり、見る者を飽きさせず、先が読めないものだから、次はどうドラマが展開していくんだろうとドキドキハラハラしながら観ていて、次第に気持ち的に目の前で起こっていることが演劇なのか、現実なのか、その境界が曖昧になるくらい劇世界に引き込まれた。

丘の上、ねむのき産婦人科
DULL-COLORED POP
ザ・スズナリ(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/08/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
DULL-COLORらしからぬハートウォーミングな(他に想像のできぬ)タイトルが、一つの謎掛けである。
蓋を開ければ・・包摂を旨とする「ねむのき」のイメージそのまま。だが語られるのは「場」ではなく、医師も看護師も登場せず、場を訪れた夫婦(カップル)数組のエピソードが綴られていく。
「妊婦」という縛りが窮屈に感じない普遍性、「新たな命」といったありきたりな感動のパターンに収めない、不思議な手触りの舞台であった。
タイトルは「守り」でなく「攻め」。私なりの謎解きだ。

私の家の太陽
劇団時計
劇団時計Youtubeチャンネル(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/12/31 (金)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
東京都立大学の劇団時計2021年度新人公演。東日本大震災から5年経った福島。2016年の夏。美咲、美咲の母、友人の優たちと、庭に咲くヒマワリ、ケイトウ、アサガオ、ユリ、ゲッカビジン、ナンテンの妖精たちとの不思議な交流を描く約67分。妖精たちのドタドタという足音がもう少し何とかならないかなあと思いながら見ていた。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』【8月22日(日)12:00、8月22日~28日、9月6日~9日、9月11日~16日公演中止】
東宝
博多座(福岡県)
2021/08/04 (水) ~ 2021/08/28 (土)公演終了

【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021
プーク人形劇場
プーク人形劇場(東京都)
2021/08/10 (火) ~ 2021/08/14 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「がんばれローラーくん」2021.8.11 10時 プーク人形劇場
子供向けの作品だ。自動車ファンの子供が来ていて母親とローラーくんのことを話したり質問したりしているのが可愛い。

愛が世界を救います(ただし屁が出ます)
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2021/08/09 (月) ~ 2021/08/31 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
第一幕90分休憩20分第二幕55分。
筋少の名曲、「パンクでポン」のオマージュからスタート。INU(町田町蔵)の「メシ喰うな!」とアンサーソングであるSTALINの「メシ喰わせろ」ネタから「発狂目覚ましくるくる爆弾」(原爆オナニーズ)まで、好きな奴には堪らない雑学満載。無論そんな事を知っていても実人生で全く何の役にも立ちはしない。
主演のんの存在感は60年代のアンナ・カリーナを彷彿とさせる。令和サブカルのファム・ファタールといったところか。けれどそれだけで消費されるには余りにも勿体無さ過ぎる逸材。「この世界の片隅に」みたいな永遠に語り継がれる作品と出逢って欲しいもの。流石にルックスは抜群で顔だけで金が取れる。ギターも巧い。W主演の村上虹郎氏は素晴らしいの一言。歌も上手いのか?と驚いたら母親がUAだった···。
日本のサブカル最高水準のエンタメは「ゴッドタン」であろう。(何年も観ていないので今がどうだか知らないが)。とにかく全身全霊面白いと思うことに全てを捧げ尽くすスタイル。「面白いだけで何もないじゃないか」は全く言葉の通りで、本当に面白いだけで何もない。それを評価するか否定するかは観客の価値観次第。ただこの世の見世物の多くは“面白い”にカスリもしないのも事実。宮藤官九郎を筆頭に、徹底的に面白さと真摯に向き合うアティテュードが支持されているのが現実。
多才なメンバーを揃えている。三宅弘城氏のドラムの上手さ、トンボ返り、三役それぞれの面白さ。
少路勇介氏の運動能力と反射神経。
伊勢志摩(いせしま)さんの「歌うわよ!」としつこいキムラ緑子ネタが笑える。
藤井隆氏の大江千里をパロったキャラ。申し訳なく思ったのか休憩中にひたすら流れる大江千里BEST。
潔い下らなさに逆に心が洗われる。

【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021
プーク人形劇場
プーク人形劇場(東京都)
2021/08/10 (火) ~ 2021/08/14 (土)公演終了

【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021
プーク人形劇場
プーク人形劇場(東京都)
2021/08/10 (火) ~ 2021/08/14 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「鼠の相撲」燕屋 2021.8.14 12時15分
指操りの人形を用いるが、相撲の勝敗でお目当ての♀鼠をゲットするという約束が♂鼠同士で交わされる為、大技で投げ飛ばされると遠近法の発想で遠くに飛ばされた鼠の体は中型・小型へと変化しつつ宙を舞う。

丘の上、ねむのき産婦人科
DULL-COLORED POP
ザ・スズナリ(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/08/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
Aキャスト観劇
妊娠・出産をテーマにさまざまなケースをオムニバス形式で見せてくれる。
私も3人の子を持つのだが、妊娠・出産でこれだけの問題があるのだということをあらためて認識した。
多分、経験者はどれかに当てはまり、そうだそうだと感動することだろう。
まだ経験のない人にとっては、おめでたいことのように語られる妊娠・出産が実は現実はこんなにも大変なのだということを知っておくことは意味があると思う。法律的にも、制度的にも、しきたり的にも、そして周囲の対応に関しても、あまりにも見直すべき点が多いことをあらためて教えてもらった。
考えさせられる作品。

ガムガムファイター
佐藤佐吉演劇祭実行委員会
インディペンデントシアターOji(東京都)
2021/08/11 (水) ~ 2021/08/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#ガムガムファイター
#佐藤佐吉賞Reborn
#小川夏鈴 さんを初めて観たのもこの劇場で、 #池亀三太 さん演出の『すべての犬は天国へ行く』だった。まだ学生さんだった彼女に心を射抜かれ、学内公演まで観に行ったのが懐かしい。あれから何作品観ただろう。可愛らしさも残しつつ、見事に大人の女性の色香を纏い、まるで古代彫刻のようだった。誰にでも人生にひとり、こうしたヒロインがいるのだろう。いや、今回は女神と言った方が合うかもしれない。薄幸の女神は、我が心の小さくひび割れた割れ目にスッと入り込んで全身を麻痺させた。
人生がオセロゲームならば、いい手をパチンしたい。SNS抜きでは生きられないような世界で、そこには毒が溢れている。蓋を開けなければ見ないで済むのに、人はついつい覗いて、傷つき、病む。
心ってなんでこんなに弱いんだろう。
愛されちゃ〜。
アォ〜〜〜〜ン😱🐺
素敵な人に迷惑をかけられながら役立ちたい。受け入れてくれる素敵な人に「ご迷惑」かけたいね。
突然の出来事に見舞われても困らぬように、ちゃんと片付けながら生きよう。
#安東信助 さんの立ち上げた自己肯定感がプレる中年男性の吸引力に負けて、まんまと自己投影。同時に、我が人生のヒロインについて想いを馳せる。
この中年を引き立たせた若者を #鈴木研 さんが好演。あの若者の懐の広さと深さはどうやって身につけたのだろう。教育って何なのかもう一度考えてみようと思った。
今回の発見は #百々ともこ さん。なんだか気になって、視線が自然と引き寄せられる。後ろ向きのダンスが妙に艶っぽかったなぁ。
脚本の #池田美樹 さん、演出の #井上瑠菜 さん。どちらも次の作品を観てみたい。哀愁、ノスタルジー……人間の……人生の明暗を考える作品はご馳走だった。
終演の余韻を膨らませてくれた音楽は #大垣友 さん。流石です。

チェンジ!
演劇ユニットぶんぶくちゃがま
中野スタジオあくとれ(東京都)
2021/08/14 (土) ~ 2021/08/15 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
若さと一生懸命さを感じる元気な舞台でした。演出も興味深かったです。主人公の人生を面白く描いたストーリーでしたが、納得できない部分もありました(個人的には)
役者さん達は皆、それぞれのキャラクターを好演していました。
一生懸命作られた舞台という印象で、良かったです。

かげきはたちのいるところ
アガリスクエンターテイメント
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2021/08/13 (金) ~ 2021/08/15 (日)公演終了

一九一一年
劇団チョコレートケーキ
シアタートラム(東京都)
2021/07/10 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
紅一点で登場する菅野寿賀子(号は幽月)がカッコいい。
自由とは、と問われて英語では「リバティ」と彼女は答えて説明する。
リバティって、「自由」はフリーダムじゃないの!そこでググってみた私は衝撃を受ける。
Freedom→最初からあるもの。何の制約もない状態。
liberty→自分で掴み取るもの。不自由な状態から抜け出して得た「自由」
彼女は、自由とは「自分の顔を持ち、自分の名前を持ち、自分の頭で考え、自分の口で語る」ことだという。
昂然と頭をあげ、周囲で脅したり賺したりする検察官、恋人の変節や同志たちの不公正な逮捕やらに動じることなく、自分の信じたことだけを申し立てていく。
忖度と保身で右往左往する官の側の男たちの中で、その彼女の姿勢が静かに輝いて見える。
出世がエサの命令を実行するか(平沼騏一郎)、どうせ誰かがやる仕事としてさっさと片づけるか(武富 済・小原 直)、命じられた以上従わなければ馘首になると恐れて実行するか(潮 恒太郎)、それぞれ忖度の相手は違っても、こうして不当な判決がでっち上げられていった。
権力側(横田国臣・鶴 丈一郎・末弘厳石)は、イザという時にトカゲの尻尾切りで現場の人間に責任取らせるように周到に準備までしている。
それなりに地位も権力もある男たちが寄ってたかって無実の人間を絞首刑にしてしまう。このような明治時代の国家権力は終戦で消滅したのだろうか。
まるで喉に詰まっていたものをぬるりと飲み込むような感じを観ている側の私は味わった。
・・・どこかで聞いたことのある、お馴染みの報道やニュース。
それを一方的に責めることは私にはできない。私の中にも忖度や不正に目をつぶろうとする芽が・・確かにあるからだ。
生きるということは、何かに絡めとられることだと、気づく。
幽月さん、戦後生まれの私でさえ、まだ自分の頭で考え、自分の言葉を持つことは難しい。
忖度する自分を跳ね返す力はどこにあるのだろうか。

ササノハラ
劇団森
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2021/07/24 (土) ~ 2021/08/25 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
早稲田の虚仮華紙×劇団森による配信公演。『二人の無職』(約23分)、『夏の虫』(約30分)という2本立て。観る前の期待値は『二人の無職』の方が高かったが、『夏の虫』の方が好みだったかも。「虚仮華紙」は「こけてぃっしゅ」と読むのね。

【会場が変更になります8.7】A-hoj!2021
プーク人形劇場
プーク人形劇場(東京都)
2021/08/10 (火) ~ 2021/08/14 (土)公演終了