最新の観てきた!クチコミ一覧

23041-23060件 / 190002件中
クリキンディの教室

クリキンディの教室

電動夏子安置システム

駅前劇場(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

やはりこの作風が電動夏子、なのかな。それとも近年この感じに? 面白い。そして色々穴もある。しかし楽しい。突っ込み入れたくなるがそれも含めて。
後日突っ込ませて頂く。

ネタバレBOX

何年か前に初観劇した、見た感じではアラフォー(今回の印象)中心の劇団。その後は機会がなく昨年の「ベンジャミンの教室」を久々に、配信で観た。今作はその別バージョンと言える作品。前作は税務署の外郭的活動グループの啓発活動を外枠に、その活動に参加する各人の個人的な動機や事情がエゴイスティックに炸裂する荒唐無稽なお話。小学校での出張サービスがその各人の「発表」の場だが、ハプニング続き、一方その裏側でも事態が動き、諸々が絡みあって最後に何となくベターな結末を迎える。
今回は小学校教員がSDG'sの教材というか授業企画を話し合う職員室で、桃太郎を題材に教化プログラムを作ろうとするが、個々人の意見が取り入れられて歪な代物になって行く。その過程で各人の個人事情が吐露され、その場にいなくなった教員への疑惑も持ち上がり、解決されて漸く「本題」に戻り、歪な怪獣のような教材の台本が演じられて幕となる。SDG'sに取り組むことの虚しさ滑稽さを暗にくすぐっているように解釈できるのだが、どうなのだろう。普通に小学生に「あんたら馬鹿でしょ」と突っ込まれて文句の言えない「桃太郎」教材は、それに見合う各人の特殊な個人事情、突進型や曲解型といった極端な性格の描写が要求され、それをやってるのが電動夏子と認識するが、戯曲の「謎解き」の中身は「根は悪くない人達」である事の証明に割かれ、ハッピーエンドに着地する。自分の好みを言えば、もっと毒を残して行っていい。回収し切れない毒を。
蜃気楼を抱け!

蜃気楼を抱け!

アトリエ・センターフォワード

OFF OFFシアター(東京都)

2022/03/03 (木) ~ 2022/03/10 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なぜか分からないが、親近感が湧く。主宰のキャラのせいだろうか、何だろうか。芝居も面白く観た。100パーを振り切るかに思えた前半から、後半若干停滞も感じたが、好感の持てる舞台であった。
難点と感じた事から挙げると、選曲がいまいち。あと、幼馴染の二人が他の二人の仲間との思い出を語る、しんみりさせる場面の筆運びが・・もう少し。
だが現在の半ばリアルな社会観を逆手に、金を得る当然の権利を行使する居直り、詐欺をやる決意の悪びれの無さ、私には痛烈な皮肉で社会批評である。近年若い書き手にも多い「お利口」「良い子」な規範意識とは異なり、金、金で突き進む。義理人情も出てくるが、良識や遵法意識の要素は排している。という事は全編が痛快なわけで。

薔薇と海賊

薔薇と海賊

アン・ラト(unrato)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/03/04 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

三島由紀夫戯曲を観る貴重な機会(これでやっと4作目か)。引き込まれて観たが、最終的な着地はどこに?主宰・演出はこの戯曲をどう読んだのか、関心は何にあったのかが見えなかった、というのが舞台の印象。後日詳述。

ネタバレBOX

大河内直子ならではの役者陣で、今回臨んだのは三島由紀夫の異色作、と言って良いと思う。三島のナイーブな内面を筆に乗せたような世界で、三島が志向し理想として追い求める「純潔」を、俗物性の対比で結晶化させようとした作品とも見える。
であるために、この物語の中で完全に「浮いた」存在である主人公楓(女性童話作家)と八歳の魂を持つ三十歳の青年という「性欲を介しない」二人を、現実離れした不毛な関係として「否」を突きつけるのか、人が理想を追い求める心を思い出させここに改めて提起するのか、難しい選択に迫られる。
作者自身は大真面目に、二人の純潔の関係を讃える意図で書いたようである。それは最後に青年の勇気の源である短剣(楓の童話に登場するヒーローの少年が持つ)を「敵」の手から取り戻すために、作家を慕って奉仕する老女と老人の「幽霊」を登場させ、敵の目をくらまして童話のように「正義が勝つ」世界の具現に貢献する、という場面に表われている。
だが、この場面は「この一瞬の美で全てが満たされる」場面とならなければならない。時間は無惨に経過し、一瞬の美は時間によって色褪せる。時間に浸食されない「美」を二人の間に想像ができないのだ。(舞台処理によってそういう演出は出来るのかもしれないがこの舞台は違った。)
本舞台のラストでは、「正義が勝った」末、結ばれた二人の周りで童話の登場人物らが舞い踊るが、その時間の「その先」を我々は想像している。そして終幕寸前、演出は舞台前面に素早く紗幕を下ろし、華やいだ世界が凍り付き、モノクロに色褪せた恐ろしげな室内を一瞬だけ見せ、暗転する(終幕)。
つまり、二人の理想の関係は「死んだ」に等しいものであり、印刷された本の中でしか存在できず、現実に置き換えたが最後、時間経過によって腐ってしまう。それは「常識人」である我々観客の感覚でもある。
だが、開幕以来執拗に説明されてきた二人の純潔性、俗物の鼻をあかす二人の世間離れした特質にこそ、作者は勝利を与えたかったのではないか、という感触が終演後も残っている。
三島由紀夫の見果てぬ夢を「夢だった」と宣告するための舞台だったのか、これは?という考えがよぎる。
プルーフ/証明

プルーフ/証明

DULL-COLORED POP

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

後で調べると本作はDULL-COLORで何度となく上演されている。2009年初演?では、今公演Bバージョン中田氏が出演(パンフに「オーディション以外にもこちらからオファーした人もいた」とあるのはこの人か..)。以前、風琴工房で詩森氏翻訳による本作を観ていて、今回2度目だ。その時は台詞に付いて行けない箇所があったのと、脚本の落とし所が若干気に食わなかった微かな記憶が..。Aバージョンの「プルーフ」を観ていてその原因が奈辺にあったかを思い出し、そして芝居は満足できるものだった。
当パンの谷氏挨拶によればA~Cバージョンは「演出」が異なり、Bはガラステーブルのみの抽象空間、Cはリアル空間、Aは木製チェアと台と枯葉、とある。その線で言えば風琴のバージョンは洒落た抽象空間で演じられた「高踏遊民の話」とでも。さて今回の舞台は・・。

数学者だった父とその娘の物語。他には娘の姉と、父の助手である青年が登場する。青年は父の生前一度娘と会っているが、今回対面し、改めて彼女を思う気持ちを芽生えさせている。父の才能を遺伝的に受け継いでいる娘は、精神の病をも受け継いでいるのではないかと恐れている。父の遺した膨大なノートを調べに自宅を訪れた青年に、彼女は徒労だと言う、「得るものは一つもない、私も見たから」と。父の死を聴いた姉も遠方から戻って来て、彼女にニューヨークに来ないかと勧めている。邸を売り払い、忌まわしい土地を離れるべきだと言う。姉は妹の父譲りの「異常」な性質を肉親として知っていて、医者に診てもらうのが最良だと考えている。まずこの姉との間に、娘は断絶を覚えている。さらに青年との間にも。娘の中では、数学の才能において助手の男との間に内的な葛藤がある。葬儀の夜、彼女は青年との間で悶着を起こすが、彼への疑惑が百八十度逆の答えとして返って来る。彼女は泣く。後日彼女は男の恋心に答え、その後ある「秘密」を男に告げる。家に籠っていた晩年の父が何か貴重な数学的着想を残していないかと期待に膨らんだ青年に、父の机の引き出しの鍵を渡してそこに入っているノートを取り出せと言う。姉もいるリビングに、暫くして男が血相を変えて飛び込んで来る。凄い発見がそこには書かれていると言う。彼女は、実はそれは自分が書いたものだと言う。父を看病する期間、合間を縫って数学的閃きを綴ったノートだと。姉はこれを妹の虚栄心の表れ、又は数学の道を諦めない往生際の悪さ、姉に同道してニューヨークに行かない口実、といった意味に取り、最初から疑惑の目をギラギラと向ける。一方青年は、年端も行かない女の子だった頃を知っており、今もまだ女学生の年齢である彼女が、数学の才能を持ち合わせている事などあり得ないと考えている。自らは天才的閃きを持たなくとも、天才の業績の評価眼は持っていると自負する彼は、尊敬する亡き師の全盛期に匹敵する数学的発見がここには書かれてあり、君にはとても出来ない事だと告げる。
後日談は省くが、ここにはその数学的な発見が一体何であるかは一切書かれていない。以前観た「PLOOF」に対する不満はそこにあった事をぼんやりと思い出す。だがこの物語のテーマは、真実はどこにあるか、ではなく、実証しえない物を巡る人間の態度のあり方について、である。言わば「信頼」に関する寓話。
ただし、「芝居」は要求する。役者が具現する数学者らしい振る舞い、若き日に開花した頭脳との折り合いに失敗し精神を破壊した者らしい姿、またその内的生活の姿、そして数学に取りつかれそこに美を見出す至福を知る者だけが持ち得る、共感の表出である。これに迫るのは役者の仕事であって、この脚本の舞台に満足できるか否かがそこにある、そういう種類の作品に思える。Aバージョンを演じた役者諸氏に、敬意を表する。

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス

文化庁・日本劇団協議会

ザ・スズナリ(東京都)

2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/02/25 (金) 14:00

座席I列5番

d-倉庫の「正午の伝説」フェスティバル以来5年ぶりとなる別役作品、特徴的な「無駄に理屈っぽい台詞」の洪水に身を委ねる。
また、縦型ブラインドのような10センチ幅くらいの帯状のものを天井から床まで垂らして舞台を囲み出ハケを自在にしただけでなく途中でその中のLED(?)を仕込んだ2本をブランコのように使う舞台美術も印象的。

White Valentine Show

White Valentine Show

DIAMOND☆DOGS

博品館劇場(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/16 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

切ない恋心を歌って踊る第一部、うって変わって美女(?)たちがオーディションバトルを繰り広げる笑える第二部と楽しい時間を過ごせました。
3年ぶりのD⭐︎Dは新しいメンバーも加わったせいか、変化が感じられました。
ちょっとおとなしくなったような気がしました。

ネタバレBOX

特に中塚くん。とんがった感じが好きだったのですが、チラシで見たらなんだかすっかり雰囲気が変わっていて、舞台に登場したらかわいいくらいで違う人のようでした。
まあ、人は変わるものです。
是でいいのだ

是でいいのだ

小田尚稔の演劇

SCOOL(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

あっ、

ネタバレBOX

 なんだか全然おもしろくなかった。お笑い好きの男の子の役がよくすべっていて、そういうキャラということで作っているんだろうけれど辛いものがあった。また、カントの著作から抜粋してせりふとして述べたりしていたがとってつけたものに感じられた。
 圧倒されたり、圧倒ではなくても少し驚きがあったりするところがなかった。私は例えばかっこいいものが好きでかっこいいものを受け取りたいと思ってるのだろうか。でも作ってる人が客を圧倒するんではなく、安心できるような親密な空間にしたいと思ってのことならそれでいいじゃん、という気がしてきた。

 女の人がカラオケで「決戦は金曜日」を歌うところ、女の人のカラオケのシーンがいい、と書いてる人がいて、それはそうだけど、それは演劇とか関係なく、女の人がカラオケで「決戦は金曜日」を歌ったらもうその時点で良いだろう、でも女がカラオケにいて離婚しそうな配偶者の男からの電話で何か言ってるけどうるさくて聞こえないというのはいいなあ。

 みんなのモノローグで、ト書きというのか独特な言い方で言っていて、閉じた感じというかこじんまりとした感じを受けそれもあまり好きではなかった。
 六本木が出てくるし、別の場所で大きめの事件が起こってるけど自分はとりあえず無事という状況が同じなので、やっぱり「三月の5日間」を思い出してしまった。取りつかれている
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

元気と熱さが伝わりました。良い時間をありがとうございます♪

廻人〜めぐりびと〜

廻人〜めぐりびと〜

sirenproject

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ良かったです!
ダンスきれっきれで、1ダンスごとに思わず拍手してた。小劇場ってダンスとか歌とかの後拍手しない習慣なのかな〜
演者もいい!衣装もいい!
良い時間をありがとうございます♪

ネタバレBOX

ラストにもう1ダンスみたかったな〜
あったらスタンディングオベーション必至だった!
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/12 (土) 18:00

 江戸時代において、新代官による圧制が強まる島原で、一気の噂が流れ出し、口先達者だが意気地なしの臆病者のパチンコ屋でアルバイトをする益田が、いつの間にやら天草四郎として一揆軍のリーダーに祀り上げられ、破滅していく様を、天草四郎の銅像を彫る彫刻家の通称ナマリや益田の幼馴染のタツを通して物語は展開されていく。
 江戸時代を舞台にしながら、パチンコ屋が平然と、さも当然のように、さり気なくあったり、軍艦マーチが聞こえたり、最終的に島原城に籠城した筈が、実は巨大な空母であったりと、江戸時代の島原の乱と第二次世界大戦を彷彿とさせるシーンが交錯していっていて、明らかに江戸時代にパチンコ屋など無い筈だが、それらがその時代にあることが何ら不思議ではなく感じられてきてしまう俳優たちの熱演と、脚本の妙な説得力に説き伏せられ、気付くと、私自身劇世界に魅入られ、没入していた。
 口先達者だが意気地なしで臆病者のパチ屋でアルバイトをしていた益田が、ある落ちぶれた士族にそそのかされ、口達者なのが功を奏し、圧制強まる島原で、一揆軍のリーダーにいつの間にやらなり、天草四郎となっていくさまをみて、あぁ、戦争とは言葉の力やカリスマ性、一人の人物を過剰に狂信的なまでに信じることで、みんなの期待や希望を失うわけにはいかないと、心のなかではこのまま勝てないかもしれない戦をいつまで続けても意味があるのだろうか、仲間をも疑いの目で見る疑心暗鬼に陥り、不安と恐怖に打ちひしがれ、孤独に引き裂かれながら、引くに引けなくなり、より長期の戦争に発展していてしまう、戦争が独裁者を生み出し、戦争が普通の人々を狂気へと駆り立ててゆく過程を今回の劇に垣間見えて、戦慄し、改めて戦争のヤバさを痛感した。この作品の益田は、口達者だが臆病者で意気地なしの少年だが、そのしがない少年がかつての恩人でもあるパチンコ屋の店長を幼馴染のタツに殺させ、天草四郎となり、祀り上げられ、一揆軍のリーダーになっていく過程は、今まさにウクライナ侵攻を実施中のロシアのプーチン大統領にも当てはまりますし、かつて日本が第二次世界大戦に本格突入していくに当たっての天皇の異様な祀り上げられ方、ヒトラーの支持のされ方に共通するものがあると思い至り、震撼させられた。また、彫刻家のナマリに対して、権威ある人物がこれからは平和な時代だから、天草四郎の銅像やそれに殉教した人物の銅像なんか取り壊せという指令を出して、皆が右に習え的にその意見を迎合するというシーンも、何か不穏な空気感を漂わせていて、今の日本の社会にも通底する感覚を覚え、深く考えさせられ、最後には感動して、思わず涙が出た。
 演出効果や材木や木団だけを使った質素だが剛直な舞台、客席に緊張を強いながら、迫真の身体から溢れ出る狂気や不安や孤独に猜疑心などを肉体を持って最大限に出し切った俳優たちも含め、最高に素晴らしい劇だった。

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

ひつじ座(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

パチンコと戦、そして天草四郎がつながり、からんでいました。

ネタバレBOX

板の道具をうまく巧みに使った舞台設定は工夫があって絶妙なアクセントに感じました。
後半部分、すごい爆音が鳴る中、セリフが続く場面、爆音が大きすぎてセリフが聴こえませんでした。見どころに感じた場面だっただけに残念でした。
悪いのは私じゃない

悪いのは私じゃない

MONO

吉祥寺シアター(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

宣伝文からは「あいつが悪い」「こいつが悪い」で怒号が飛び交うようにも想像されるが、実際はこのように始まる。

『退職した社員が社内でのいじめを訴えてきて調査が始まった。急遽研修を受けた総務部長が会議室に社員を一人ずつ呼び出してヒアリングをするのだが、退職した社員の上司は会議室にやってきて出て行かないし、最初の社員は二人一緒でないと嫌だと言い出したりで前途多難である…。』

こんな調子で全編マイルドで笑いの絶えない舞台である。小さな会社内でありながら多方面に話は脱線し飛躍しで飽きることなくあっという間の2時間が過ぎる。

特に何か主張があるわけでもないし、斬新な手法がとられているわけでもないが、リラックスして(爆笑でも微笑でもなく)適度に笑いたいという方には超お薦めである。

料金に7,600円とあってびっくりするがこれはペアチケットのお値段で、二人で行っても一層親密になることはあれ、気まずくなるなんてことは絶対にない。

三大劇作家、逮捕される!

三大劇作家、逮捕される!

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

ウイングフィールド(大阪府)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小劇場に行き始めて数年なので、積み重ねがまだまだ薄くて理解できてないところもあるかと思いますが、これからも劇場に足を運びたいと思います。平日の昼公演に、皆さん都合をつけて集まって、私もその中の一人で、一緒に笑って楽しい幸せな時間でした。

ハワイ

ハワイ

エトエ

OFF OFFシアター(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今日観て来ました✨
オムニバス形式のお芝居で、次々と奇妙な展開があって、面白かったです。

私のツボにはまりました。
また次も観たいと思いました。

#佐伯さち子
#滑川喬樹

『満月』

『満月』

演劇集団ペトリの聲

京都市東山青少年活動センター(京都府)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

満足度★★

正直ワケわからん。全容はなんとなくわかるけど、場面がコロコロ変わりすぎて…。次回に期待。

コロシアイ×アイシアイ~激もつれ編~

コロシアイ×アイシアイ~激もつれ編~

スタンディング岐路ーズ

新宿眼科画廊(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

男4人の愛憎劇。
もつれにもつれるけど、なんか4人共憎めない。
いつの日かこの日の事を4人で笑って話せたら良いのにねと思っていたら、ラストのどんでん返し。
スタ岐路さん好きだなぁと思いました♡

サヨナフーピストル連続射殺魔ノリオの青春

サヨナフーピストル連続射殺魔ノリオの青春

オフィスコットーネ

シアター711(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

死刑囚 永山則夫の犯した連続ピストル射殺事件。
50年以上前に起こったこの連続殺人事件を全く知らなかったので「よし、観劇前に予習をしておこう」と、その全貌を描いたノンフィクション・ノベルを読んで準備は万端、いざ劇場へ。
読んでいたから分かったのは、事件のあらまし(事実)が細かいニュアンスも含めてちゃんと表現されていた事。
その上で観る事ができて良かった!と思えるのは、永山則夫自身の主観世界、演劇だからこそ可能とも言える独特な表現世界。
そこ(舞台)に息づく者と時間・空間を共有しなければ湧き起らない感情というのは確かにあって、こればかりは映像や文章では無理。
観劇中、肉体を持って確かに存在していた「永山則夫」
4人の被害者を思えば同情はしたくないと「永山則夫」を睨みつつ、その内面へと。
事件を辿り、母親や姉、少年時代の「永山則夫」に気持ちを揺さぶられ、最期の「永山則夫」を見る。
確かに「永山則夫」は存在していたのだけれど、観終わった後、全ては哀しい白昼夢だったかのような余韻に包まれるのでした。

(当日パンフには永山則夫の年表や家族構成、その他情報が豊富に掲載されていますので、余裕をもって席に着かれた方は一読をお勧めします)

ネタバレBOX

アナザーストーリー「姉編」追加上演決定!
永山家、長女の人生。
彼女自身ではどうしようもなかった悲劇の人生。
家族…「永山則夫」を取り巻いていた悲しみの道筋の多さを彷彿させます。
ハワイ

ハワイ

エトエ

OFF OFFシアター(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

クスッと笑える短編8本のコント。ユルイ感じがずっと見てられるなぁと。(褒めてます)
アフタートークのナツノカモさんとの会話の間とかがまた面白い。
好きな劇団さんがまた一つ増えました。

ネタバレBOX

BIGINネタツボりました。
劇團有機座・ウイングス

劇團有機座・ウイングス

有機事務所 / 劇団有機座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2022/03/10 (木) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 実に現代的な作品。必見! 華5つ☆ 
 板上は簡素な舞台装置である。下手に操縦席を表す椅子。その後方に四角い頭部を付けた台数個。上手にはL字型に幕を垂らした半分透けた布。光が当たるとこの幕の内側には医務室の内部が見える。ホリゾントにもクロスが垂れ下がっており、脚本の一部が投影されたりする。

ネタバレBOX


 元々はアメリカのラジオ番組の脚本として書かれた原稿がオフブロードウェイで演劇作品として上演され、その脚本を基に有機座の銀漱さんが脚色したのが、今回上演される作品だ。飛行している複葉機の羽の上に立ったり、羽の上を歩いたりすることを旨とする職業があったという。無論この芸当を披露したのは女性であった。然るに今作は、ウィングウォーカーと呼ばれた彼女たちのアクロバティックな活躍を活写した作品ではない。誰でも想像できるだろうが、事故の危険性は非常に高い。そして今作は事故で脳に損傷を負った女性の事故後の様子を描いたものである。将にこの点で今作の現代性が際立つ。有機座は、エンターテインメントを通して高い志を表現する為に随分多くの海外作品にも目を配り、今作もそのようにして選んだ作品の1つである。開演直後に今作をこのように上演するに至った経緯をそれとなく的確で適切な説明で表現してくれるので、すんなり作品に入ってゆける。先に今作が現代的である旨書いたが、それは先進国を筆頭に多くの国々で平均寿命が延びた結果、認知症等、脳の疾患に起因する諸問題が我らの日常生活に大きな影響を齎すに至っていることと無関係ではない。その為に生まれる差別・区別や生活破壊、生きることそのものと社会規範や習慣とのギャップを極めて具体的、社会的、倫理的な総ての要素を含む人間の総合問題として提起しているからである。主人公のスティルソン夫人を演じた翠野 桃さんの演技も素晴らしい。また、事故直後外界とのコミュニケーション齟齬を起こした主人公の模様を脳内のパルスの乱脈な動きを表すかのような映像で象徴的に描いた工夫も評価したい。彼女は事故後、一命を取り留めたものの先に記した如く脳に障害を負ってしまった。然し当時漸く大脳についても科学的研究が格段の進歩を遂げる時代の黎明期に差し掛かっており、医師達によるケアの効果もあり、彼女が左利きであったことが右脳・左脳の機能分担との関係で幸いもして徐々に日常対話の能力等を回復してゆくのだが、この間の彼女自身の内的ストラグルは、当然彼女を取り巻く医療環境に現れた往時の人々の弱者に対する態度を前提として総体を見なければならない。当にこの視座の大切さをこそ今作は訴えていると言わねばならない。実に深く示唆に富んだ作品であり、このように優れた作品を選び、今上演してくれた有機座の見識の高さに賛辞を表したい。
ジャック・ザ・リッパー

ジャック・ザ・リッパー

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2021/09/09 (木) ~ 2021/09/29 (水)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

ダブルキャストの両方を観た。こういう話なのかと・・・。なんにしろジャック・ザ・リッパー、あっちでもこっちでも引用される人気キャラだ。個人的には加藤アンダーソン、堂珍ジャックが安定感があるように感じた。松下・小野組はまた違う雰囲気が出ているが、絡むキャストが一緒なので、どうもしっくりこない。グロリア・モリ―・モンローもダブルキャストで、全く違う雰囲気を作り出せたら、違う面白さが出たのではと思う。

このページのQRコードです。

拡大