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泣くな研修医

泣くな研修医

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/23 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/03/23 (水) 14:00

座席1階

自分が見たのは千秋楽。満員の客席から拍手が鳴りやまぬカーテンコールにこたえた研修医役の山形敏之のすがすがしい、充実感漂う笑顔が印象的だった。

研修医が経験するただ働き同然の劣悪な職場環境など現実的な話は出てこない。国家試験に合格して現場で経験を積む若い研修医のひたむきさや、自分が医師になろうと決めた幼いころのできごとなどを交えながら、一人前の医師に向かって成長していく物語。ハッピーエンドになっているところも素直なつくりである。銅鑼らしい優しい舞台だ。

終末期の患者に対する治療方針をめぐって先輩医師にぶつかっていったり、気管挿管は「数日延命させるだけ」とクールに(あるいは現実的に)言い放つ同僚に「やれることはまだあるはずだ」と食ってかかったり。この研修医のピュアなところが強調して描かれる。途中で挟む淡い恋愛シーンも、もどかしさ満載で微笑ましい。若くしてがんに侵され亡くなる患者と悲嘆にくれる家族の場面では、すすり泣きも漏れた。

社会派劇にあって厳しい局面を真正面から描くシライケイタの脚本とあって、医療の矛盾、残酷さや病院内部の軋轢などが研修医の目を通して描かれるのではないかと想像して劇場に足を運んだが、まったく違っていた。温かく包み込むようなムードを漂わせながら進む物語に、何だか拍子抜けした感じを受けてしまった。そう感じてしまったが最後、何となくだが「医療ファンタジー」というイメージになってきた。これが、自分の場合、登場人物への感情移入を妨げた。

そもそも、タイトルから分かるように、研修医への応援メッセージなのだ。医師の多くがこのようなピュアな部分を失わずにいてくれたら患者本位の医療に近づくのだろうに、と思ったが、どこかこの舞台が現実離れしているような印象がぬぐえず、やはり、心から楽しめなかった。見立てを間違えた自分のせいなのだが。

舞台転換が頻繁に行われる。これも気持ちが途切れる一因になった気がする。

ミュージカル「手紙」2022

ミュージカル「手紙」2022

サンライズプロモーション東京/MY Promotion/スペースポンド

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

犯罪者とその家族、その周りの人達を描いた、東野圭吾さんの有名な作品。この重いテーマを、どのようにミュージカルにするのか?と気になっていましたが、とても良かったです。
生演奏に役者さん達の素晴らしい歌声、バンド演奏も加わり、贅沢な時間でした。
非常に考えさせられる内容で、答えがないように感じました。切なく、でも希望のあるラストは涙腺が緩みました・・。大満足でした。

OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』

OM-2×柴田恵美×bug-depayse『椅子に座る』

OM-2

日暮里サニーホール(東京都)

2022/03/17 (木) ~ 2022/03/19 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

斬新というか、毎回、想像の枠から外れる演出、刺激的でした!
宮沢賢治像も含めて、興味深く楽しめました

赤き方舟

赤き方舟

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観応え十分。上演時間こそ、この劇団にしては短い方だが、内容的には力作。
芝居屋風雷紡らしく歴史的事件を通して現代にも通じる問題、その理不尽を骨太に描いた作品。物語は連合赤軍の事件ー山岳ベースを外観に装いつつ、底流には不平等、特に女性蔑視を中心に鋭く指摘・糾弾する。弾丸は重く深刻、だからこそ観ている者のハートを射抜くのである。

さて、公演の外観を成す連合赤軍のことは、生半可な知識では書けないが、描きたかった芯の部分は十分伝わる。同調しなければ生き残れなかった同志・仲間、しかし 本当は他人がどうであろうと自分で考え行動する信念がなければ、いつの時代も生きられない、と思わせる。
因みに映画「実録 連合赤軍あさま山荘への道程」(若松孝二監督)は、3時間を超えるが概要は分かるかも…。
(上演時間1時間15分)

ネタバレBOX

舞台美術は、ほぼ素舞台。後方に暗幕があるだけで、演説時に箱馬が置かれる。また劇場の中央にある柱に布幕・縄が巻かれ山岳イメージと国外ーパレスチナという地理的違いを演出する。全体的に薄暗く、重苦しい雰囲気が漂い、観客に緊張感を強いる。

タイトル「赤き方舟」から「ノアの方舟」を連想するのは容易であろう。方舟には全ての番(つがい)を乗せること。その「全て」に平等性があるのだと言う。
物語は連合赤軍の足跡(そくせき)を描いているが、芯は(女性)差別を強調しており、冒頭から問題提示する。重信房子(前澤里紅サン)が生まれたときに父は女の子でガッカリした。後々分かるが、重信、遠山美枝子(吉水雪乃サン)、永田洋子(増田さくらサン)はヒジャブ(中東諸国の宗教的意味合いは別)を覆い登場する。また雑誌「an・an」を持ち、ファッションに関心があること、化粧をすること、長い髪などが、殊更 女性を表すと批判される。男性だけではなく、遠山美枝子は同志で同性である永田洋子からも嫉妬・虐め・暴力を受けることになる。それが山岳事件-総括シーンとして描かれる。その前段で永田洋子は奇麗ではないーお姫様ごっこの遊びに入れてもらえなかった悔しさ。連合赤軍の活動においても お茶汲み、雑用といった差別を描き、今の時代にも蔓延る不平等をしっかり語らせる。

山岳ベースでの残虐さ・・同調圧力によって理不尽な行為を誰も止めることが出来なくなる。歪んだ理屈が人を支配する怖さ。それは半世紀前の連合赤軍事件当時よりも現代の方が怖いかも知れない。インターネットを通し同志・仲間でもない見ず知らずの人々からバッシングされる風評・中傷の方が遥かに恐怖。例えばコロナ禍にあったこと等。

不平等・理不尽なこと、今の世の中で当たり前と思っていることが、将来の人々からどう思われるのか。1970年代ー70年安保闘争、ベトナム反戦、さらに全共闘の「東大安田講堂事件」など学生運動が盛んでテロ・ゲリラへ転戦した。現代から見た当時と同様、将来(例えば50年後)の人から見た2022年はどう見えるのだろう。「世界を変えたいと思っていた」ことは、真に正しい行動であったのか。その命題を現代人の喉元に突き付けた、と思う。
次回公演も楽しみにしております。
一枚のハガキ

一枚のハガキ

劇団昴

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

当日パンフの演出ノートで北村さんは「戦争という得体の知れぬ暗夜の底に突き落とされた人間が、崩壊から再生へと必死に這い上がる生命力を賛美し、その姿を粛々と再現したいと考えています。」と書かれている。なるほど、森川友子が慟哭する場面もサラッと暗転したり、暗雲に覆われた日々にどこかカラッとした場面が現れたりと、当時のリアルな日常が再現されていた。だからこそ戦争の狂気や悲惨さが痛切に伝わってくる。もちろんそれは昴の役者さんたちの確かな演技によって裏打ちされていました。

『銀河鉄道の夜』

『銀河鉄道の夜』

楽園王

サブテレニアン(東京都)

2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

実演鑑賞

こじんまりとした舞台ではあるが、きちんと丁寧に作られていた。
銀河鉄道の乗客が、もっと色々な変な人が登場してきた方が面白いような気もしました。

ジャバウォック【3月2日~3月3日公演中止】

ジャバウォック【3月2日~3月3日公演中止】

劇団肋骨蜜柑同好会

小劇場 楽園(東京都)

2022/03/02 (水) ~ 2022/03/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/03/06 (日) 15:00

2年前に出現し悪臭を撒き散らす怪鳥対策に取り組む田瓶市職員たちだが目撃者によって怪鳥の特徴は異なり……な最近の怪生物系サスペンスの様相で始まりながら物の見方/見え方などという哲学(?)っぽい方面や民俗学・神道などに触れ、とり・みき、諸星大二郎などの伝奇系作品にも通ずるという変容を為す。それでいて終盤にはアクション(?)まで盛り込んで娯楽要素も失わないという怪作にして快作。好きだなぁ、こういうの。

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

耳があるなら蒼に聞け・ハンズアップ2022

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

3/27(日)を持って無期限活動休止になる『ボクラ団義』の暫定最終公演、日替わり二本立て。
『ハンズアップ2022』

海辺の洋館、登場人物達は気付くとそこに居て強制的にデス・ゲームに参加させられる。全員一部の記憶に靄が懸かっており何かを忘れさせられている。落ちぶれた人気アイドル(平山空さん)とマネージャー(高橋雄一氏)、親友を殺してしまったボクサー(沖野晃司氏)、声の出なくなったヴォーカル(田中彪〈ひょうが〉氏)、リズムを刻めなくなったベーシスト(毎熊〈まいぐま〉宏介氏)・・・。少し、映画『人狼ゲーム』シリーズに似た設定。

ネタバレBOX

沖野晃司氏がボクサーの肉体に作り上げてきて精悍。平山空さんは松浦亜弥を彷彿とさせるアイドルムーヴ。片山陽加さんはベリーショートに。ヒールの外科医役友常(ともつね)勇気氏が物語を回していく。虚言癖の病に取り憑かれている緑谷紅遥(くれは)さんが可愛かった。

『ボクラ団義』、ざっと数えて今まで9本観ていた。なんだかんだ楽しませて貰ってきた。独特な設定に無理のある流れ、やたら説明口調で押し切る展開・・・、いやそれも含めて好きだった。地に足の付いた作劇では辿り着けない地平へと、思い切り跳んだダイナミズム。70年代東映のプログラム・ピクチャーを思わせるアイディア満点、出来赤点の強味。(悪口ではなく褒めている)。結局、深作欣二なんかもそうだけど狂熱のシーズンがあって、熱にうなされて闇雲に何かに手を伸ばした日々。碌な作品は残っていないのだけれどあの頃のような熱情に滾る馬鹿げた作品はもう二度と作れやしない。理性や計算で賄えるものではとてもなかった。今になってみればどうやって創ったのかも分かりゃしない。それはまるで『一瞬の夏』のような煌めき。
久保田唱氏作品へのシンパシーは、藤子・F・不二雄(藤本弘)マインドを根底に感じるからだと思う。
サヨナフーピストル連続射殺魔ノリオの青春

サヨナフーピストル連続射殺魔ノリオの青春

オフィスコットーネ

シアター711(東京都)

2022/03/11 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

秩序の縁辺に生きる生を多く描いた大竹野氏が、実在の人物を描いた本作は異色作か、代表作か・・舞台を観ての結論は「大竹野正典らしい作品」。役者、演出申し分なく、後方席からほんのり暖かい気の塊のような舞台を眺めて座席に座る感覚を忘れた。

「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー

「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー

Whiteプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/03/18 (金) 19:05

 『被災地の想いを演劇で世界へ/Whiteプロジェクト SHINSAI 10th 震災演劇短編集 宮城·東京ツアー』といういくつかの小編の劇を連続して、東京のこまばアゴラ劇場で観て来ました。
 
 私は、4つの小編、中編の劇を観ましたが、そのどれもが、劇的な展開はないものの、地味だけれども、こじんまりとして、多少笑いもありつつ、飽きさせず、東日本大震災という重い題材を扱いつつ、観客に極度な緊張を強いさせず、知らず知らずの内に津波や未だ遺骨が見つからない問題などについて想いを馳せ、深く考えさせられていて、劇の作りが非常に上手くできていると感じた。

 「イーハトーブの雪」という作品では、震災直後の遺体安置所で番号を付けられ床にモノのように置かれたご遺体に、妹の遺体を探しに来たおじさんが、赤の他人の遺体に親しげに話しかけるところから物語は始まるが、最初はちょっと風変わりなおじさんなのかなと思ったが、劇が進行していくうちに、妹の生前の思い出話を語ったりして、遺体に対して、コーヒーを生きている人に渡すかのように渡してみたりするところから、遺体が途中から起き上がって喋り始めるという幻想的で妖しい展開になるのかとも思ったが、終始遺体は動かない上に、最後の方で主人公の東北弁で喋るおじさんが、震災が起こったために、避難して妹と別れることになった話をして、後悔や自責の念から、感情が昂ぶり、声を荒げてしまう辺りから、幻想の要素はあんまりないと思いつつ、今まで静かに、親しげに遺体に対して話していたおじさんの東日本大震災で失くした妹に対する葛藤や整理しきれずにいる現実、大災害が不意に襲ってきた時に、科学技術がいくら進化しても対処しきれず、慌てふためく、人間の無力さなどが生々しく伝わってきて、東日本大震災が起こったことによって大事な人を失ったり、眼の前で津波に呑まれるのを目撃した傷はそう簡単には癒えることはないし、その衝撃は消えることはないだろうと実感し、終わったことと捉えるのではなく、東日本大震災の記憶を頭に焼き付け、私達は日々考えていくことが大事だと感じた。
「第二章」という作品では、震災後、新しくできたバス停で夫を迎えに行くためにバスを待つ地味だが、よく見ると貴婦人風な気品のある老女が主人公だが、回想する台詞の中で、夫が津波に呑み込まれ2度と帰らぬ人となっている現実は認めつつも、せめて魂だけでも帰ってきてくれるのではないだろうかとか、夫は津波に呑まれたが、今は南の島に流れ着いて幸せに楽しくやっているんだとか、考えれば考えるほど虚しくなるはずなのに、それでも微かな希望を、自分の心を支えていくために、自分を励まし、奮い立たせ、明日も生きていくために、そのような想像をするというところに深く考えさせられ、思わずグッときてしまった。
 「Prelude -天使が生まれた日-」 という震災とは直接関係のない作品では、病院の分娩室隣のロビーでもうすぐ父親になる男がビデオメッセージを録画しているところから始まる。ビデオメッセージの録画を慣れていないのか、何度も撮り直したり、動きが挙動不審であったりと、ドタバタして笑える場面も結構あるが、期日前診断で、これから産まれてくる赤ちゃんが男の子でダウン症の可能性が高いことを知らされ、中絶するか、産むかの判断をなるべく早くしてくれと言われたこと、正直迷ったことなど、不安や恐怖、焦りや喜び、迷いなどが入り混じり、まとまりがない形でビデオメッセージを録画しているのが、人間らしさや悩みが垣間見える共感できた。しかし最後は、赤ちゃんの泣き声を聞いて喜び勇んで、いても立ってもいられなくてすっ飛んでいく、もうすぐ父親になる男を見て、無性に感動してしまい、涙が出た。人間とは、赤ちゃんが産まれると、今までの悩みや怖れ、不安などはすべて吹っ飛ぶものなのだなぁと感心した。
「桜ひとひら」という作品では、震災で家族を失った人々のために依り代として仏像を彫り続けている住職が主役だが、依り代としての仏像を頼んだ小さなこどもを震災で失くした女性の依頼人の女性とのやり取りにおける、住職の良い意味でちょっとずれた思考や糖質を控えていると言いながら、饅頭を女性に勧められると、一つだけならと言って食べるあたりの図々しいが憎めない感じなど、住職の人間臭い感じなどに共感し、大いに笑えた。しかし、依頼人の女性がハキハキと押しが強い感じで話しているが小さなこどもを失くしたことを未だに気にしていて、傷が癒えてはいないが、最後のほうで完成した木彫りの地蔵を住職から渡されて、まるで震災で失くした我が子を抱くように、優しく抱き、慈しむ様子に、複雑な気持ちになり、感慨深くなった。

奇蹟 miracle one-way ticket【3月12日~3月17日公演中止】

奇蹟 miracle one-way ticket【3月12日~3月17日公演中止】

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

北村想の人を食った喜劇である。
主人公はホームズばりの名探偵(井上芳雄)とワトソン役の友人(鈴木浩介)。二人が依頼された事件は山奥の迷いの森。そこは聖母マリアの奇跡の聖痕を与えられた女(滝内公実)がいて、そこをまもる神父(大谷亮介)によれば、洞窟にはマリアが現れるという。
探偵は事件の真犯人を、宗教は絶対の真実を人びとに明らかにしなければ存在理由がない。当然その論理の仕掛けには現実的にはムリが出てくる。そこへ四方八方から突っ込みを入れながら、迷いの森の真実が解き明かされる。もっともらしい解説も、引用もあるが、そのネタのすべてを観客が知っているわけもなく、時に上滑りしてしまうのはやむを得ないのだが、それでもいいのである。1時間45分、大人のエンタテイメントだと見定めてしまえば、歌のうまい主役が三曲も歌ってくれるし、スタイルとセンスのいい動画映像を駆使するマッピングはあるし、遂にはマリア様がホログラムで現れる。会話もギャグも今風の罵詈讒謗型ではないので、笑って楽しめる。ピローマンから一転、演出の寺十吾は娯楽作品もそつなくうまい。
しかし、どこかで知った記憶があるが、この作者、独立派のキリスト教信者で、処女作の「寿歌」では、人間は最後に聖地に向かう。神とか、無謬の名探偵とか絶対的なものをあれこれと求める人間の弱さの裏つけの上に出来ているところが、北村想作品のユニークな面白さなのではないだろうか。
600席もある世田パブで35公演。シスカンパニーも度胸がある。

ネタバレBOX

ホログラムと書いたがもちろん、舞台では無理で、そこは別の手で解決している。
リムーバリスト―引っ越し屋―

リムーバリスト―引っ越し屋―

劇団俳小

萬劇場(東京都)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

めっちゃ良かったです。お話も演者もいい!良い時間をありがとうございました。

一枚のハガキ

一枚のハガキ

劇団昴

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

戦争について考えさせられる作品。どこかの偉い人に見せてあげたい!
ただ…隣りの男の人が… 指定席じゃなかったら幕間で移動できたのに… 芝居に集中できない事があって、残念でした。

「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー

「震災演劇短編集」宮城・東京ツアー

Whiteプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/03/18 (金) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

短編4部を拝見しました。どの話も切なくて、それでも未来を夢見る事ができる作品でした。12時間もかけて来てくれて本当にありがとうございます。

「悠久に遊ぶ」

「悠久に遊ぶ」

ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/03/15 (火) ~ 2022/03/17 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

フラメンコと法楽器のコラボ!迫力があって、本当に良い時間を過ごせました。ありがとうございます。

赤き方舟

赤き方舟

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

見事な舞台でした。3人の女優さんたちが素晴らしい。ただ連合赤軍についての多少の知識があれば展開は分かっているのだけど、気が滅入りましたね。狭い会場にほぼ満席のキチキチの状態で、かなりの緊張感を強いられました。

売春捜査官

売春捜査官

KURAGE PROJECT

高田馬場ラビネスト(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主演の月海さん、初めましてでしたが、熱量半端なく、素晴らしい舞台でした。井上さん、塚原さんは何度も観ていますが、やはり安定の演技で、しかもつかこうへい戯曲によりパワーアップされており、文句なしです。
後半の海辺以降は、原作に忠実で見応えがありましたが、前半はふざけすぎの感ありで、あまり感心しませんでした。ということで、星一つ減らしました。

京時雨濡れ羽双鳥/花子

京時雨濡れ羽双鳥/花子

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

能と狂言を下敷きに、戦後の情景を切り取っている
自分にとって「戦後」はリアルタイムではないものの、まだその余韻が残っていたので理解出来る
観客のほとんどは高齢だったが、また若者にはどう映るんだろうと考えてしまった
花子の明るさは救い、本当に狂言みたいだった
セットが凝っていたのだが、そのため見切れて橋の下の演技がほとんど見えなかったのが残念
安藤みどり好演

売春捜査官

売春捜査官

KURAGE PROJECT

高田馬場ラビネスト(東京都)

2022/03/16 (水) ~ 2022/03/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実は前回はチケプレで入らせてもろて。。。お金を払ってもう一回見たくなったので千秋楽観てきました!
やっぱり熱演、魂の叫び、あとコミカルな空気感の醸し方、素晴らしかったです。
席に置いてあった目を引くフライヤー「十二人の怒れる男」も楽しみです。
ありがとうございました!

居酒屋「夢の郷」殺人事件2022春

居酒屋「夢の郷」殺人事件2022春

居酒屋「夢の郷」☆製作委員会

活鮮旬彩 夢の郷(東京都)

2022/03/19 (土) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/03/21 (月) 17:00

居酒屋を舞台にした芝居を、実際の居酒屋で上演する。前有佳が4年半ぶりに芝居をするというので観に行ったが、楽しい作品だった。
 居酒屋でTVの早食い番組を収録しようとする最中に、早食いチャンピオンが殺されて、…、という芝居を、神田の居酒屋「夢の郷」で上演する。故・阿藤快のアイデアだったらしい。筋はよくあるものと言えるが、数多い登場人物のそれぞれに役割があり、アドリブとも演技とも分からぬ巧妙さもあって、楽しく見せてもらった99分。ただし、歴史の話はちょっとコジツケ感が否めない。期待の前有佳はTV局のディレクター役でしっかり演じ、ブランクを感じさせなかった。
終演後、ライブと称して、飲食しつつ、出演者の歌・ダンス・マジックを観る時間があったが、これは、コロナ前には出演者と観客の公開打ち上げだったのだろうな、と思った。コロナが憎い。

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