住み込みの女の観てきた!クチコミ一覧

481-500件 / 508件中
アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

アドバタイズドタイラント【ご来場ありがとうございました!!】

The end of company ジエン社

d-倉庫(東京都)

2012/01/19 (木) ~ 2012/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

ややネタばれ
ややネタばれ

ネタバレBOX

前作の短編では震災の影響を受けた東京?での人々を描いていたが、
今作も震災で被害を受けた人々と被害は直接受けてない人々との精神の亀裂とズレを描いている。
震災から時間が経つに連れて見えてくる本来の問題点を見事に突いていて、着眼点は抜群だ。
傷を負った人、ボランティアの人、商売として利用する人などを、3つ、4つの物語を同時進行で見せていく方法論は圧巻だ。が、作・演出の作者本介は方法論ありきに偏ってしまい、その中で苦悩する人物像には肉薄出来なかったようだ。方法論のみだと芝居自体は退屈になってしまい、観客は飽きてしまうのは明白だ。だが方法論が完璧なだけに、人物像を掘り下げていけば恐ろしいまでの傑作が出来るであろう。
でも、作者本介はまだ20代、これからが非常に楽しみだ!

ある女

ある女

ハイバイ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/01/18 (水) ~ 2012/02/01 (水)公演終了

満足度★★

ネタばれ
ネタばれ

ネタバレBOX

劇団・ハイバイの待望の新作・ある女を観劇。

女性の男性遍歴を描いているのだが、始まりの映像表現からして何かヤバい予感がしたのだが、見事にそれが的中してしまったようだ。
今作は今までにはない新しい世界観に挑戦しているのだが、どうもそこに突き詰めすぎたようで、作・演出の岩井秀人が得意としている個性的な役者を生かす演出法や会話の中の微妙な間などがお座なりされてしまったようだ。ハイバイファンはそこに面白さを期待するのだが、その面白さを封印してまで全く新しい事をやろうとしているようではなかったので、今作は明らかに失敗作だ。
びんぼう君

びんぼう君

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2012/01/17 (火) ~ 2012/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★

五反田といえば・・・
ネタばれまではいきませんが。

ネタバレBOX

劇団・五反田団のびんぼう君を観劇。
父と息子の貧乏生活の話。
まっさらな舞台の隅に2畳間を引きつめた畳の上のみで物語は進行していく。家にはテレビもなく、父は働いてないので、世間の常識が全くなく、父親の価値観のみで家庭は形成されている。このような話の筋だとリアリティ溢れる貧乏親子の絆の話しに感じられるが、そんな事はなく、ただただぐだぐだの親子の関係を上辺だけの見せかけだけで展開していく。このような演出法は作・演出の前田司朗にしか出来ない事で、時代を間違えてると総スカンをくらいそうな演劇だ。ただ毎回観ていて気がつくのは、前田自身が戯曲を完璧に仕上げ、キャラクターをかなり深く掘り下げている点だ。掘り下げていて、それをあえて描いていかない見せ方といえば良いのだろうか、舞台を観ていくうちに、描かいてない部分を、観客が己の視点で掘り下げて、見つけていく作業をしてしまう行為こそが、この劇団を見る面白さなのだろう。見方によっては観客は受け身だけでも十分面白さは堪能出来るが、その先にある物を能動的な行為によって見る事で、本来の面白さが分かるような気がする。描き方は異なるが、阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史が目指している小劇場での今後の方向性と全く同じようだ。
お勧めの芝居だが、かなり玄人向けだ。
乙女の祈り

乙女の祈り

ユニットえりすぐり

座・高円寺2(東京都)

2011/12/21 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

渡辺えりこ以来
劇団3○○時代以来の渡辺えりだが、全く衰えていない芝居にはちょっと唖然!

バンザイ

バンザイ

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

追加の書き込み
脇役だが、女子高校生役で出演していた岸本鮎佳と荒川佳の脱線コンビが、抜群な面白さをみせてくれた。これこそが小劇場の芝居の面白だ。
これはかなりのヒット!

バンザイ

バンザイ

劇26.25団

駅前劇場(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★

見応えあり
ちょっとネタばれ

ネタバレBOX

東京の小田急線沿いの商店街で、フランチャイズのタコ焼き屋を経営している鶴牧は、指定の米国産の小麦粉を使用せずに、実家で作っている良質な小麦粉を内緒で使用しているのがバレてしまい、契約解除を言い渡される。
そして契約を正式に解除される日に来た客を鶴牧はフランチャイズの役員と勝手に勘違いしてしまい、その人を誤って殺してしまう。
そして鶴牧の取った行動は・・・・?

商店街の人情モン的な込み入った話を鶴牧とその家族、近所の人達を多数交えて見せていくのだが、登場する人物の各キャラクターの掘り下げ方、役者の演技、そして確かな演出力がやや御都合主義的な戯曲を厚みのある話に見せていく。特にこれぞ小劇場的?というべき物語に対して大して影響がない、脱線しがちのキャラクターを幾度なく登場させる事によって、物語とキャラクターを更に深くしていく演出法は流石だ。
そして背景に原発問題をさり気なく入れている点も見落とせない。

作・演出は杉田鮎味という女性だが、確かな演出力の持ち主だ。

あしたのイエス

あしたのイエス

双数姉妹

OFF・OFFシアター(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★

誰のイエスか?
ネタばれあり

ネタバレBOX

子供が出来ない飯田家の妻・里子が子供欲しさに、他の男性と不倫をして息子を授かる。が、授かった息子は障害を持っていて、夫は宗教に逃げてしまい、里子自身で育てるが、やはり一人で育てるには無理が生じてしまい、息子が事故に会ってしまうが、奇跡的に助かるのである。
そしてその里子のドラマと並行して、イエスの生涯を描いていくのである。

里子のドラマとイエスの生涯が殆んどリンクせずに別々に展開していくのだが、奇跡的に息子の命が助かった瞬間に観客はイエスの生涯を描いていた意味が分かってくるのである。
そして助かった息子が実はイエスの生まれ変わりではないか?という親子との場面こそが、我々が存在しているのは実はイエスの生まれ変わりかもしれない?という演出家のメッセージを観客は受け取るのである。

神をテーマにした難しい話を、普段の日常生活のドラマから僅か一瞬の場面だけで、神へとリンクさせていく演出力はなかなかだ。

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

チラシが良いなぁ!
プレビュー公演を観劇

ネタバレBOX

初見の劇団だが、チラシのデザインと戯曲を書いているのが、劇団・青組の吉田小夏という事で興味をもった。

氷屋で財を成し、成功を収めた吉永家の波乱万丈の歩みを、女中の視点から描いている話。
現代の小劇場では珍しいストレートプレイの醍醐味で見せていく芝居だ。
家族の話と言えば山崎豊子の華麗なる一族を期待してしまうのだが、これも似たような家族の話だが、そこまで徹底して骨肉な家族模様を描いていない。女中の視点から描いているのは非常に良いのだが、視点というよりは、ただそこで働いていました?というだけになってしまい、女中の視点、すなわち演出家の視点が見えてこないので、観客は話の進行と共に路頭に迷ってしまうのである。それだけに戯曲の良さとストレートプレイという方法論が空回りしてしまっている。
戦前~現代までの歴史を背景に、伝説的な話を織り交ぜながら、繊細なセリフの素晴らしい戯曲ではあったが、戯曲の良さと劇場体感を観客に提示出来なかったのが残念だ。だが、小劇場でこのような芝居を観れる機会は少ないので、次回作に期待!
ウズキちゃん

ウズキちゃん

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2011/12/14 (水) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鈴木アメリは最高だな!
あまりネタばれしていない。

ネタバレBOX

おませな小学生ウズキちゃんの最も興味ある事は男子の事だ。そん​なウズキちゃんにも恋人が出来たり、分かれたりの繰り返しばかり​で、中々思うようにはいかない。そんなウズキちゃんに果たして本​当の恋人が出来るのであろうか.....?

全く内容のない展開を、アニメのキャラクターの様な役を演じてい​る俳優が、あえてお遊戯的な芝居で見せていく。馬鹿馬鹿しいとは​分かっていながら、展開の面白さと時事ネタを絡ませて、100分​の上演時間を飽きさせず見せていく演出はなかなかの物だ。演出家​の視点が俯瞰から見ている為か、唯のぐだらない芝居になっていな​い所が、この作品の見所だ。特にヒロインの鈴木アメリは、美形と​は言えない顔立ちなのだが、このウズキちゃんの役をピッタリはめ​込んでいて、彼女なしにはあり得ない芝居だろう。
死の町

死の町

劇団チャリT企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

2回目の書き込み
ネタばれへ

ネタバレBOX

劇団・チャリT企画の死の町を渋谷ギャラリーアクトにて観劇。チ​ャリT企画は劇研(早稲田演劇研究会)出身だ。
時事ネタを取り上げる劇団で、前作でも死刑問題を描いていたが、​今作も原発での放射能をつけちゃぞ!事件についての芝居だった。​この問題は鉢呂大臣がオフレコ会見で、そのような事を言った?言​わなかった?事と、マスコミの発表した鉢呂大臣のコメントが各局​によってあまりにも違い過ぎていて、何故そのような事がマスコミ​側に起こったのか?もしかしたら鉢呂大臣とマスコミ側の間で何か​あったのではないか?を問う芝居だった。
それを探偵コナン、マープル、ホームズ、松田優作などが出て来て​、事件を解決していく。最初はマスコミ側からの発表文、言い分、​福島県民の言い分、世間のこの問題に対する考え方、そして鉢呂大​臣の原発の考え方など、周りからじっくり検証していき、最後にそ​の時の鉢呂大臣とマスコミの会見模様を再現して、事の真実を突い​ていく見せ方だ。
完璧な戯曲を茶化し脱線しながら見せていく演出方は、難しい問題​にすんなり入り込ませてくれる。そして観客はこの事件の問題点が​分かってくると共に、演出家のメッセージがはっきり見えてくる瞬​間でもあるのだ。
そのような流れで見せる演出方は、やはり戯曲を書いて、書いた本​人が演出をするからこそ出来る技であろう。
見応えがあり、満足させてくれる作品だった。
死の町

死の町

劇団チャリT企画

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

観るべき芝居だ!
これほどまでに時事問題をストレートに追求していく劇団は今の処は全くと言っていいほど見当たらない。若手劇団のポツードール、チェルフィッチュ、五反田団、マームとジプシー・・・などの表現方法とはあまりにも相反しているので若者受けはしない劇団かもしれないが、完璧な戯曲とその戯曲をあえて崩していく演出方は、作・演出の位置にいるから出来るから技と言ってもいいだろう。確かに戯曲も大事だが、その内容を如何に、確実に、見せる方法が一番難しいのだが、簡単にやってしまうこの演出家は凄い。そして観ている観客は満足してしまう。今作は本当に大満足だ!

探索

探索

城山羊の会

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/12/01 (木) ~ 2011/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観客席に西田敏行さんが来ていた!
本日、三鷹にて劇団・城山羊の会の探索を観劇。

ネタバレBOX

ある男を殺害する為に購入した拳銃を空き地で試し撃ちをしていたら、誤って人を殺してしまった。殺された故人の家族、殺した男とその家族、そしてそれに関係している人々。そして故人の家族が犯人を探索していくうちに、全く関係ないと思っていた周りの人々までもが関係ない所で繋がっていく話である。
前作同様、ちょっとした出来事から次第に周りの人達との関係を掘り下げていく手法は相変わらずで、全くのリアリズムではないのだが、人間の嘘と本音の部分を少しだけクローズアップしていきながら、段々笑いに転化していき、微妙なリアリティーを作り上げていく。
この劇団の面白い所は、最初の出来ごとのきっかけは大して話しに影響はなく、それ以外の所で人間同士の関係性を繋げて見せていくのである。それが全くドラマチックではない下世話な展開なのだが、それをドラマチックのように見せていくのが非常に面白いのである。
コメディー?不条理?判断は難しいとこなのだが、また次回作も観たくなるほどに惹かれてしまう劇団なのである。
あゆみ TOUR

あゆみ TOUR

ままごと

森下スタジオ(東京都)

2011/12/01 (木) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

今作も傑作!
ネタばれあり

ネタバレBOX

赤ん坊が子供になり、青年になり、大人になり、そして老人になっ​ていくという人間の一生を描いていく内容で、それを8人の俳優が​、動きのリズムと短いセリフの言い回しで、代わる代わる演じて見​せていくのである。それも一つ場面が終わったら交代するのではな​く、一つのセリフ、一つの動きなどによって8人の俳優が瞬時に交​代して主役を演じていき、人間の一生を反復して描いていくのであ​る。果たして人間の一生を8人が演じるという事は、その主役の生​き様は描けるのか?というのは愚問で、今回描いているのは貴方(​観客)の人生なのですよ!と言わんばかりに、観ている観客が自分​の人生と照らし合わせて舞台を観てしまう?という錯覚に落とし込​んでしまうのである。
演出家は俯瞰の視点で人間の一生を描いているので、やや奇抜かと​思われそうな表現方法でも、それがテーマとピッタリ合致した演出​方なので、違和感なく世界観に入り込める。

そして前作の舞台・わが星も歴史に残る傑作舞台だが、今作もその​一本に入るだろう。
バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナ学バトル★☆熱血スポ魂秋の大運動会!!!!!

バナナ学園純情乙女組

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/10/26 (水) ~ 2011/11/01 (火)公演終了

満足度★★★★★

あんたらは凄いぜ!
今作が池袋演劇祭だからかもしれないが、前二作から更に激しさが増していた。もう毎度の事ながら圧倒されっぱなし!もうこれこは見ない事には始まらないだろうな!今回で初めて気がついたが、演出家・二階堂瞳子を行っている事は究極のアングラだ!そしてバナナを見てもっとも喜ぶのは故・寺山修司だろうな。

イル・トロヴァトーレ

イル・トロヴァトーレ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2011/10/02 (日) ~ 2011/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★

死が世界を支配する暗い時代、憎しみと復讐が生を凌駕する時代
今年のオペラシーズンの始まりはヴェルディのトロヴァトーレで開​幕。
15世紀のスペインでの出来事。女ジプシーの呪いを受けたルーナ​伯爵家の長い年月に渡る悲しみ、憎しみ、そして復讐の話。オペラ​特有のエグイ話と相反して美しい珠玉のアリアの数々が見事なまで​にリンクして、映画、演劇では味わえない震えを覚えてしまう。今​作はヴェルディの傑作オペラの一つだが、もし演出家が現代に舞台​設定を変えても、十分に通用するオペラだと思える。
そういえばベルナルド・ベルトリッチ監督の1900年という映画​は、ベルティが死んだ!ベルディが死んだ!というオープニングで​始まるんだったな。1900年はヴェルディが死んだ年でもある。

おねしょ沼の終わらない温かさについて

おねしょ沼の終わらない温かさについて

鳥公園

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★

手ごわいでっせ!
この劇団をどのような現代の演劇シーンとして捉えて見るかどうかでかなり見え方が変わってくるかも知れない。以前には結構このような劇団は沢山あったはずだ。この劇団を薦める薦めないは別として、見るべき一つの個性的な演劇であるのは間違いないだろう。

Kと真夜中のほとりで

Kと真夜中のほとりで

マームとジプシー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

またもや傑作を作った!
ネタばれあり。(ネタばれに書き込めないので)

3年前に突然失踪した妹(K)を探し続ける兄とその妹(K)に関​わった人達の視点から描いていく演出・藤田の手法は相変わらずだ​が、何故、妹(K)が失踪したかではなく、失踪してしまった妹(​K)が個人の記憶、社会の記憶の中から何時か消えてしまうのでは​ないか?という不安と悲しみを描いている。繰り返される同じ場面​の連続、反復のセリフ、ラップ、舞台をひたすら踊り続ける人達の​姿は空しくなるほど悲しく切なく迫ってくる。そして圧巻なのはク​ライマックスで妹(K)と関わりがあった各々の人達が全てが登場​して、大音響の下で、一斉に踊り、セリフを発して、妹の関わりを​語っていくのである。そしてクライマックスの後の場面に、これが​現実の社会でないか?と演出・藤田は問いかけてくるのである。

今作は2時間だったが、相変わらず俳優の運動量は日本一であろう​。
そして野田秀樹の演劇はスポーツだ!の迷言は、今や劇団・マーム​とジプシーの迷言だな。

陛下に届け

陛下に届け

ポップンマッシュルームチキン野郎

Geki地下Liberty(東京都)

2011/10/07 (金) ~ 2011/10/16 (日)公演終了

満足度★★★★

果たして陛下に届くのか?
本日、下北沢の劇・地下リバティーにて劇団・ポップンマッシュル​ームチキン野郎の陛下に届けを観劇。
落ちぶれたアイドルと皇室との出会いをベタな笑いと綿密に練られ​た展開で見せていく。ベタな笑いは今の演劇シーンでは時代遅れだ​なぁ?と思いつつ、実はそれはしっかりと書かれた戯曲を軽やかに​見せていく為の前菜的なものなんだと観ていくうちに気がつかせら​れる。そしてしっとりくるラストシーンで観客を全て納得させる。​映画?舞台?どちらでも表現出来る今回の戯曲の出来の良さにはあ​っぱれ!

細雪

細雪

東宝

帝国劇場(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/22 (土)公演終了

満足度★★★

中越典子に注目だね
本日、帝国劇場にて細雪を観劇。
もちろん内容は誰もが知っていると思うので今回は省略。
子役から脇役まで芝居が全て完璧で、これぞ商業演劇!という感じ​だった。たまにこのような芝居を観るのは良いもんだ。そして有名​なラストシーンで桜の木の下で4人姉妹が人生を語り合うシーンが​すごく美しかったので言う事ナシ!

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

凄いぞ、こいつらは!
日、三鷹芸術文化センターにて今年期待の劇団3本の3本目を観​劇。その劇団の名はロリエ。以前に観た2本が面白かっただけに、​今作への期待が高まっていた。
上演時間約3時間、一体何を見せてくれるのか?
芸人を辞めた健二郎が偶然、皇室の恋子と出会う。そして恋に落ち​てしまう。こりゃロミオとジュリエットかな?と始まりから一気に​テンションの高い芝居で観客を魅了する。
が、それはそこまでで、それから1時間40分近くダラダラ、タラ​タラ発展しない恋の話しで、一旦休憩が入る。何故、今年の期待の​劇団なのか?この劇団は終わったなと思いつつ、後半を観る。そし​てそれからが全てが変わるのである。健二郎と恋子が恋愛から結婚​に発展してしまい、それを知った健二郎の母親が怒りだすのである​。その母親は実は怪物(ゴジラ)で街を破壊しながら、息子に会い​に来るのである。そして制御の利かなくなった母親(ゴジラ)と息​子の対決がこのロリエの見せ場だったのである。当然、無名の劇団でゴジラなんか出て​こないだろうと思っていて、どうせ音や映像処理かと思いきや、高​さ10メートル以上、横幅8メートル以上の等身大のゴジラの上半​身が登場してきたのある。それもそのゴジラの出来がかなり精巧に​出来ていて、首が回り、火を吐いたりするのである。もうブラボー​!ブラボー!としか言いようがない素晴らしさなのである。これこ​そ生の体感、こんな生の体感は過去には誰もやったことないぜ!と​いうぐらいに凄いのある。全てをここに持ってきた作・演出の奥山​雄太には演劇人にはない末恐ろしを感じてしまったのである。

このページのQRコードです。

拡大