miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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EgofiLterの授業

EgofiLterの授業

EgofiLter

MAREBITO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

無題391(12-134)
13:00の回(晴、大変暑い)。初めての場所なので、周りを歩いてみました。スカイツリーが見えます。古いビルの5階へ狭い階段を上り少し待ちます。12:30受付、開場。部屋をぐるっと見渡し、統一感のなさ、普段使わないようなものばかり置いてある…。不揃いな椅子。白い部屋、床に白線が描かれ、1-3の番号。全て持ち込んだのでしょうか。小さな椅子が向かいあうかたちで2脚、丸椅子がひとつ。ボロいエアコン3機、天井扇、振子時計。白く塗られた木製(手造り?)の時計、衣装は黒/白。観劇中、全くわからず、移動時間を使ってネット検索。「不条理」劇というのか…これはあわない、どんな演出でも無理だろうと観念する。できの悪い生徒を殺す教授…でおしまいじゃないと思うのですが、申し訳ないですと悩みつつ東京駅まで木陰を歩く、丸善が見えたので寄ってみる。

通る夜・1965

通る夜・1965

劇団芝居屋

テアトルBONBON(東京都)

2012/05/22 (火) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題390(12-133)
14:00の回(薄曇り 暑)。13:15会場着、受付していたのでお願いするとチケットに整理番号あり、入場は「整理券」を持っている方→チケットの整理番号、の順でした。舞台は前方に寄った和室。下手、タンスにはポットや雑誌類(「舞台美術手塚俊一の仕事」、「アサヒギャラリ」)、コピー用紙。正面、タンスと襖、上手には小さなデスク、PCや筆記用具。ポスター「夢の痕」「舞道行」、もうひとつの襖。畳に小さなコタツ(?)。正面を見ている限りでは、どこかの和室をそのまま持ってきたような造り、上を見ると照明。13:59前説(場内のアナウンス)、BGMは癒し系、14:05開演~15:58終演。雫..車の音、ひそひそ声、足音。、玄関が開く音..場内明るくなり上手より男が入ってきました。
47年前の「北高今昔物語」、高校3年生だった頃、集まってきた者、集まれなかった者、無言のフォークダンスを挟んで時間が溶けてゆくようでした。終演後、役者さんたちは階段でお見送り、ちょうど入り口すぐのところに永井さん、増田さん。3作目であり楽しませていただいた旨お伝えし階段を降りると増田さん。ごあいさつし、前作、前々作のDVDを購入。「1962-1966(赤盤)」を聴きながら駅へ向かったのでした。

ネタバレBOX

2年前の夏、ン十年振りの中学校同窓会、見分けがつかない者多し。参加した者、連絡先不明の者、再び会うことができなくなっていた者。時間は無限に拡がって2度と元の位置に戻ることはありませんでした。

ビートルズを聴き始めたのは解散後のこと。「I want to hold your hand」の日本盤(デビュー)シングルは64年、私が初めて手にしたアルバムは「Meet the Beatles」で、トップにはこの曲。文化放送で(途中から)聴いていた「BBC ビートルズストーリー」では同曲のカラオケバージョンがかかっていたと記憶しています。

「ハートブレイクホテル」は56年、65年頃はどうだったのか… ハワイ衛星中継は74年(みてました)。

「昭和であった頃」…当時も校則は厳しかったのか、集団生活が苦手な私、今でも変わらず、でも、こういったお話は好き。
西暦2222年2月22日の22時22分22秒

西暦2222年2月22日の22時22分22秒

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題389(12-132)
19:00の回(晴 暑)。18:01受付~18:31開場。席に着こうとみていたら最前列ド真ん中の席に紙→「関係者席」、どこのどいつかと思っていたら***さんでした。さて、舞台は普通の屋内とは違って奇妙にアンバランス。下手は平面(薄紫で色むら)、上手は曲面(木目、窓らしきものからみえるのは配管?)というつくり。正面の上部には大型のモニター、その下には台のようなもの。「4秒だけ過去に戻れる」とくると「2分先の未来を予知する能力(「NEXT」 2007 ニコラス・ケイジ)の逆パターンか。役に立ちそうでそうでもなさそうで、あればあったで疎ましい得意技、超能力者の悩みは深い、たったひとりなのか。いろいろなことにちゃんと筋が通っていて、劇中、ひたすら脱線しながらもばく進。

隣の劇場...某劇団で5連続公演(結局1回休み)か、こちらで3連続か...。最後のお願いで人助けだというメッセージに応えないわけにはいきません。5/25、23:54予約をポチッと。

かかっているのはThe Sex Pistolsか、パンクは苦手なので自信なし。19:04開演~20:55終演。受付で「鋼鉄の処女」DVDを購入、出口でボス村松氏を待ち、人助けに参じましたとご報告。お誘いありがとうございました。

ネタバレBOX

18:55前説は客席後方から、前方ではBGMが鳴っていて少し聞きにくいので、(舞台上とか)前に出てきてやったほうがいいと思いました。この時点で煙が出てきます。

うだつが上がらない、デジタル表示のゾロ目に取り憑かれた「男」の過去、なぜボディガードに志願したのか、見た目と自身の年齢と称するものとのギャッブは何か、そしてもう一人同じように取り憑かれた冷凍技術の第一人者である「女」研究者、彼女にも隠された動機が...と書いてみるととてもカッコいいのです。
「2011.11.11 11:11:11」「3:33:33」などがモニターに映ります。

どこからみても妖しい「株式会社日本クライオニクス研究所」。ヒロセの左胸、名札。ここの写真と実際とが違うなぁ、ヘアスタイル変えている、などと細かいところに目が行く。

ウィキペディアをみると「クライオニクス(cryonics、人体冷凍保存)」という技術があり、コールドスリープは生きている人体が対象であり、クライオニクスは亡くなった後の人体が対象と記されています...なるほど。「2001年宇宙の旅」「夏への扉」「アバター」、「猿の惑星」なども紹介されています。

お芝居が始まって、真ん中にある長細い台はドラキュラなんかが入っていそうな棺桶みたいだなと思っていたら「冷却装置」で「棺桶」と呼ばれていると...アタリ。これはマジックではなく、奥が開いていて抜け出せるようになっているんですね。

タイムトラベラーであるモリシタ、女教師にコクる場面、娘のこと。時間を遡るシーンをわかりやすく見せくれるので感心。時間SFは切ないものが多く、本公演でもその部分は組み込まれていて、そのうえに役者さんたちの持ち味がタップリ散りばめられていてとても楽しく観劇できました。

「関係者席」は劇中の記者会見の場面、「週刊タスポ」の記者席用でした。
真ん中

真ん中

LongForm Project

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/24 (木)公演終了

無題388(12-131)
20:00の回(晴)。19:52会場着、すぐ席につきます。四角い舞台、入口側の二辺が客席。舞台には小さめのテーブル、上に時計が置いてあります。中央に四角い台、椅子が3脚、スピーカー2つ。当パンに挟まれた<メッセージカード〜あなたの言葉をお芝居の中で使います>と書いてあるメモ用紙。ここに書かれた言葉を繋ぎ、笑いにあふれたお話(2話)を見せてくれました。私自身としては外してしまいましたが、大きな笑い声があちこちに、皆さん楽しんでいたようです。21:08終演。

ネタバレBOX

籠にいれられた「カード」を1枚取って物語は始まります。先日、同じここ「絵空箱」でみたお芝居は、テキストはあるけど、音楽、照明、お客さんとのやりとり(テキストを読んでもらう、舞台を歩いてもらう)などは即興。いろいろな表現があるものだと感心。
他のお客さんは笑っているのに、ちっとも笑えないのは、①初見で、実は何かルールのようなものがあってそれを知らないから②自分の笑いの壺が塞がっていたから③やっぱり相性が…。など、考えてみたもののはっきりした答えが出るわけでもなく今日に至ってます(5/26記)。なんとなく、カードごとに話しを繋げる部分、役者同士が「素」の状態になっているように見えるところがダメだったのかも。これが、終始、真顔でいたら違っていたかな…なんて。
トレモロブリュレ

トレモロブリュレ

ノアノオモチャバコ

小劇場 楽園(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

無題387(12-130)
15:00の回。なかなか時間が取れないので一言だけ。お話をつかみ損ねたのかほとんどわかりませんでした、すみません。異なる時間が設定されていても大丈夫なのに、壁の絵も鏡も祭りもすっと通り過ぎてしまったようです。

ネタバレBOX

一つのテーブルを二組が同時に使い、どちらかが話せば、もう一組は静止…ちょっと前、この会場で同じような場面がありました。舞台に4人、ところが、ただ黙っているのではなく、無言であること、動かないことが十分な説得力を持っていました。また、画家が入口側にいるのもなんか不自然に感じてしまいました。
朗読劇 明暗

朗読劇 明暗

ミントシアター

イワト劇場(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題386(12-129)
12:00の回(晴 暑い)ノンビリしていたので11:55会場着。舞台はカフェでしょうか(ミント+と共用ですね...きっと)。テーブルとソファとストール。上手にはレンガ模様のカウンター、その後ろにはメニュー・珈琲(カフェラテ、カプチーノ、エスプレッソ)、サンドイッチ(エッグ、ハム、チーズ...)、サラダにドリンク。役者さん、上は白で下が黒。12:03前説、12:11開演~13:56終演。

ネタバレBOX

電車、虫の声、豆腐屋、笑い声などがさりげなく聞こえてきます。1916年の作品(未完)、約100年前ですね。もちろん未読でこれから読むとも思えず。ときどき役者さんが手にしている台本の表面がみえますが、書き込みがされていました。かなり動きのある朗読劇、刺激的でした。

漱石は「坊っちゃん」しか読んだことはなく、坊っちゃんも「新・坊っちゃん」のほうが印象的...。
ユメミルヘヤ 他3篇

ユメミルヘヤ 他3篇

日本のラジオ

RAFT(東京都)

2012/05/19 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題385(12-128)
18:00の回(曇り)。17:30会場着、受付&入場。入り口手前+右(壁沿い)+奥の三方に座席。壁沿いの席に座ります。正面にドア、ここから外を覗いたことはなかったのですが、普通に外でした。青々とした畳敷きの舞台面、クリーム色の敷物、こげ茶色の小さなテーブルがひとつ。雑誌が3冊。机上にはペンと紙。子供のいたずら書きのような絵が見えます。下手にラジカセみたいなものがあり、アンテナが伸びています。ボディは白、ケーブルも白。17:57前説、交通機関が遅れているようでもう少し待ちます。18:00男がひとりドアから入ってきて座ります。無精ひげで構想を練っているのか紙に書きつけています。18:04開演~19:19終演。4つの短編、どれも楽しかったです。

ネタバレBOX

チラシ...岩波文庫ですね。決して広くはない会場ですが、目の前の役者さん、みなさん達者で、お話も面白い。4編とも異なった味わいでとっても得した気持ちになりました。娘がいる身として「チュウガクセイニッキ」は、最初、キワモノかと思っていましたが、終わってみればシンミリ。「ランドセル エロ」は子供っぽさと微妙な「女」らしさがミックスされ、ごっつい女学生(14歳)は、実はそうだったのか..、曽根崎の「縛り」、描き下ろし作品では男であり女であり...の「ケンジくん」三角関係が絶妙。タイに行ったのはそういうことだったのか。
チャンス夫妻の確認

チャンス夫妻の確認

コーヒーカップオーケストラ

王子小劇場(東京都)

2012/05/17 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★

無題384(12-127)
19:00の回(晴)18:00受付(整理番号あり)、18:32開場。チケットをみるとC-***とありました。受付の会話をお聞きしているとB-C-Dの順に入場。終演後、チケット裏面をみると①前売券②予約券③当日券の順に入場、入場待ちがなくなった時点で番号は無効との記載...なるほどー。こりっちの予約フォームだと「当日精算」で前売りの後で入場とありますね。劇団のサイトにもそう書いてありましたが、ほとんど予習しないので待っているあいだ少し?でした。

さて、入ってみると最前列はミニ椅子、2列目以降は普通の椅子。舞台、下手に大きな円形の台、その上に縁側と壁みたいなものが建っています。床面にはカラフルな輪が描かれ、天井近くには小学校の運動会のように数種類の万国旗、支柱(天辺にはサイレンのようなものも)が数本、やや奥側に「チャンス夫妻の確認」という文字が斜めにあり、黒い板で仕切られています。国旗は正規のものではなく、「ユニオンジャック」と書かれただけのものもあり。

18:58宮本さんの自虐的な前説、19:03開演~20:45終演。「青山君よ」に続き2作目です。ずいぶん作風が違うなと思いましたが、個人的にはとても好き。

「崑崙クジャク」「それでも、あたしたちは~」...ともいさんは3作目でした。

女

スポタニ♡

MAKOTOシアター銀座(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

無題383(12-126)
14:00の回(晴、暑い)。13:40会場着、うたた寝していたら出発時間を過ぎていました。ここは2回目。舞台には椅子が5脚、みんな違う型。左右に照明機材、天井から乳白色の電球。旗揚げ公演とありましたのでみにきました。14:07開演〜15:28終演。縦4分割、白黒の映像、次におもちゃのTVみたいな枠でカラー映像、次に舞台へ登場、3回の役者紹介。映像が舞台に置いてある椅子に被り画面下の文字が読みにくい。

端折っていうと、メンバー(ミスユニバースJつながり)3人を中心とした恋物語。特に目新しいものはなく、予定通りの展開にも思えますが「普通って何?」というやりとりが繰り返してでてきたので、脚本にメンバーの心情が反映しているのかなと思ったのですがどうだったのでしょう。華美な舞台にしなかったのはそういう(?)ことなのか。

椅子がバラバラでしたが、揃えて、色も落ち着いたもののほうがよかったのではと思いました。

ネタバレBOX

崖っぷちアイドル28歳(劇中29歳に昇格)、結婚願望があるけど常に強気な女、ダンスを捨て玉の輿にのった女、3人=劇団の成長記。「ミスユニバース」というコトバからちょっと引いていましたが、旗揚げ...まずまずだったと思います。今後どういう路線で行くのか楽しみです。わざわざヒールの高い靴をはかなくてもハレとケを使い分け、徹頭徹尾「spontaneous=野生の、自生の」を現したものをみてみたいなと思いました。
「定家」

「定家」

d’UOMO ex machina

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/18 (金)公演終了

満足度★★★★★

無題382(12-125)
19:30の回(晴、風が強い)。19:15会場着、半蔵門線を逆に乗り、飯田橋で降り、とダブルで間違えたので少々焦る。もちろん開場時間は過ぎているので…受付はと…入口にはない、今夜はカウンターなのかな…と思った、けど舞台にありました。当日券である旨お伝えします。ドリンクはトマトジュース、今まではコーヒーをお願いしていましたがそろそろ冷たい物に切り替え。角本さんにご挨拶、席につきます。改めて舞台をみると鏡、照明が床に置いてあり、天井から黒いコード、床にも這っています。壁際にスツール、足の金属部分が照明を反射。譜面台+衣装が3セット、ペットボトル、台本、今夜は役者さん3名+お客さんも参加。先月の公演を見逃しているので、なんとかやって来ました。3作目になります。見えるもの(照明、椅子、衣装)、聴こえるもの(BGM、声、口調)、そのどれもが「和(あるいは古風)」ではない「洋(あるいは今風) 」を示しています。※一部、和的なトーンあり。「サダイエ」…「冷泉家 王朝の和歌守展」で観たのは2009年@東京都美術館。そこにあったのは「文字」、明月記は1235年。「言葉」と「文字」の違いはテキストを渡されたときに痛感。読む前に目で像を捉えようとするのでした。それにしても刺激的。舞台の変化と自身の感覚、これがたまらない。

ネタバレBOX

あらかじめ、日常の会話とは違い内容をつかめないことがあるというお話がありました。いままで何度か「古典」の原語版を読んでみようと思ったことがありましたが成功したことがありません。事前にテキストを読んでおいたほうがよかったような気もしますが、そうでない場合どうだったかという体験なのでこれはこれでよしと。

となると自身の体験や感覚に対してどのような反応が生じるのかがLiveの楽しさ。たとえば照明、壁にぼんやりと、緑、黄、赤。今、「巨大ブラックホールと宇宙」という本を手にしています(毎週、図書館から数冊借りていて、自然科学/社会科学系のものが多い)。ハッブル望遠鏡やさまざまな最新機器がとらえた数億年先(=前)の像は、壁に映っているものと少し似ています。可視光線、エックス線、私たちには見えない波長でとらえた像などはどれも美しいものです。そんなものが私の目に映っています。その前で語られているのは「鎌倉時代」...定家は没1241年とあったので約770年前...星の瞬の間の出来事のようでもあります。遺された「文字」を通じて伝える「3人」、そんな設定にしてみました。

聴こえてくる音楽は「洋」、聞き覚えのあるものは2つ、それ以外にもこれは好きだなと思うものがいくつか。曲調が変われば口調も変わる、風景までもが変わって見えてくる。会場を対角線上で切ってあり、横をみると座っているお客さんのお顔、角本さんの様子がよく見えます。何が起こるかわからない、即興、壁の色、お客さんの色、上手の受付。

客席に座って、お客さんにテキスト渡して読んでもらう、手を引き舞台へ、空気が動くようです。明かりの強弱、場所によってはシルエット、また壁に映る影絵、みんな動いています。こうやって今は過去へ流れつつ何百年も前の様子を想像します。

語り終わると'何か'が抜けた(去って行った)ように佇む3人。


首無し乙女は万事快調と笑ふ!

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題381(12-124)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(整理番号あり)〜19:00開場。

「死神くん」から3作目です。なんとか平日で観劇できました。入ってみるといつものように半獣さんがいらして、上手側、ゲーム機を手に客席を眺めています。今夜はゲームをやっているのではなさそう、目を掻く、鼻をおさえる、ゲーム機を床に置こうと屈むが床に届かず断念、背中の矢筒が気になるのか位置を変えようとしたり、両腕を後ろに回し伸びをしたり…ん、ちょっとにやついていないか…戻るときどうだったかな、と思っていたら、そのまま後ろ足を引きずって去って行きました。19:29前説、元社会保険労務士で現在収入0の新人さん30歳、若葉マーク授与式。19:34 「One」暗転〜21:32終演。

ニール・R・ジョーンズ「ジェイムスン教授」の機械人、C・シオドマック「ドノヴァンの脳髄」、ベリャーエフ「ドウエル教授の首」…これらは古典だけどほとんど未読。E・ハミルトン「キャプテン・フューチャー」はNHKのアニメで(生きている脳「サイモン・ライト」)。

今夜も楽しかった。未完

ネタバレBOX

D-ポップのようにいくつものテイストが味わえるお芝居、毎日へこたれている者として小岩崎さんをみるだけで元気になるのでした。「モロー博士の島」とは違うけど、改造されたサイボーグたち、チープな装備が悲哀を感じさせます。

「ヒトラーの側近たち」「ヒトラーに愛された女」、比較的最近読んだ本です。映像は「ホロコースト(1978)」「ワルキューレ(2009)」「サラの鍵(2010&2011)」。

強引なクイズ、過酷な肉体ゲームは目の前でやられるとケッコウ迫力あって好き、ババアも好き…。

もうここまでくると、劇団が醸し出すものが大好物なんです...ということなのかもしれません。
名にも無き監獄

名にも無き監獄

モツボロ

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

無題380(12-123)
18:00の回(晴、風が強い)。17:30開場、舞台には何もなく、めくり台に「準備中」という案内。「オープニング」「タイトル」「大会」など章ごとに捲られます。18:03開演〜19:47終演。よくも悪くも私がイメージする通りの旗揚げ公演でした(客席には同世代の方も多く、違った感想があると思います)。

これはエンターテイメントなのか、社会問題を直視せよと訴えているのだろうか、倫理、生きるということ、裁きとは、と問うているのか…会話になっていない(終盤、普通になったけど)し、単調な説明部分が多いし、言葉に意味はなく勝負のための道具にすぎないのだと言いたいのか、大きい声が正しいのか、見えていないものをみるべきなのか、いろいろ詰め込みすぎていて(劇団の)素の部分の味わいがわかりませんでした。

12秒=24時間である必要がわからず、夢じゃなく忽然と消えたのはパラレルワールドだったからか、敢えてあり得ないシチュエーション、大仰な所作にまでして、何を伝えようとしていたのでしょう、死刑廃止論か、若者よ挫けることなく前へ進めという応援か。

先日、女性(学生さん)4人による監獄物をみました(こちらは、芸術活動を禁じられた社会)が、素直に(若い)想いを表現していてよかったです。そうはしなかったのには、作家としての拘りがあったのでしょう。でも、もっと削ってわかりやすい物に仕上げることもできたはずと思いました。

insalata matta

insalata matta

tarassaco

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

無題379(12-122)
14:00の回(晴、暑い)。13:05早くついたので入ってみると受付けできるそうでお願いしました(チケットはありません)。みて歩くところがないのでそのまま待つことにします。13:30開場、舞台には2タイプの椅子、ビールケース(3つ、キリン、サントリー、FUJI)の上に板、周囲にはグレーの幕、パッチ。客席は(最前列)パイプ椅子、ベンチシート、パイプ椅子の配列。天井に、赤/黄の花。14:30開演〜15:13終演。第一回公演ということで観劇…あっけなく撃沈しました。

ネタバレBOX

終演直後の感想:すごく勘違いしている気がする。難解、訳語がこなれていない、題材になじみがない…世の中、いろんなわかりにくさがあるとして、芝居で、ほぼ100%わからなかったのは初めてです。もちろん、面白くなくて途中で放棄したものは除く。「うめる」「ガリバー」の2本だて。

「うめる」、途中で1年前に戻るが、つながりを見失ったようでわからなくなる。ここは何処で、彼女達は何者で(本妻+全員2号)、どういった動機で行動しているのか、等々。

5/14追記
木があり、その周りは(目立たないはずだった)菜園、柵もある。その下、地面の下には秘密基地があって、人が住んでいる。これはそこでのお話。①話:地上に「何か」が転がっている、頭が見え血が…死んでいる、埋めるしかないが4人の意見はなかなかまとまらない。②話:1年前。「おろす」「さばく」…なんとなく「処分」に関係するような会話で始まる、4人が出会うこととなった日。ある男(バラバラ…死んでいる)の妻と3人の愛人、男を殺した犯人が来るという連絡、送られてきたここの地図、それが共通点。男の思い出話が続く。拾った鯛、浜辺の鱈、ここに住もう!遺体は奥の部屋、ここは秘密基地。③話:時間は戻って。処分完了…冷凍、食べる…落ちていたのは「マグロ」だった(あまり自信ない)

お話の部分よりとりとめのない言葉のやりとりの方が多く、状況は曖昧なまま。

「ガリバー」と題しているので、原作(4編)にヒントがあるのか…こちらもさっぱりわからない(原作は読んでいないのです)。幕間にグレーから赤いものへ周囲の布が変わり、絵の具を撒き散らしたような模様。「すべて世はこともなし」と言われても困ってしまった…ブラウニングとも関係あるのか、「赤毛のアン」か。

世界観が掴めず、何をしようとしているかが明確でないので役者さんが見えてこない。動いているのは見えるけど、風に木々が揺れるのと何らかわりがない。個人的にはそういったお芝居でも構わないけど。

時々目を閉じ、セリフだけにしてみても同じでした。どこか伏線を拾い忘れたのか、大きく勘違いしているのかも。

4:44と聞こえたけど、4:48サイコシスではなさそう。
闇言

闇言

JACROW

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/05/08 (火) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

無題378(12-121)
20:00の回(曇 涼しい)。19:20着、5Fへ上がると吉水さんがいらしてすぐ受付してくださる。ここで整理番号札をいただくが「30番代」だったのでそんなに入るのか、と思いましたがそうではなく「31~」のようでした。19:35開場、座席はコの字型。左壁奥のほうに座りましたが、もう少し真ん中のほうが見やすかったかも。右側の壁に各話で使う椅子やテーブルが置かれています。入り口/奥は座席が2列で前列はミニ椅子、それでもお客さんは2列目から埋まってゆく。天井の照明は小さなものが30個弱。19:55前説、20:00開演~21:33終演

ネタバレBOX

猿田さん:時間堂。大塚さん:チョコレートケーキ、国分寺大人倶楽部。谷仲さん:643。菊地さん:ソテツトンネル...以前、観た方が多いので、個々の場面はおもしろいのですがどうも薄明かりのなかではっきりと(全体の)像が結びつかないというか、お話が拡がっているのか収斂してゆくのかよくわからないうちに終わってしまいました。場面転換に時間がかかるのは気にしませんが、なんとなくあっさり中断された感が残ってしまいました。

お話の構成などは、短編集として読んだらとてもおもしろいだろうなと思いました。妖しい「川」にはどす黒さが似合うのでエログロのほうが好きです。やけにSEXにこだわるなぁと感じさせて...取り出したものは...ナルホドー、でした。でも、もう少し狂気気味な雰囲気が漂ったらよかったと思いました。

静かなお芝居なので下の(お芝居)声が聞こえてきます。場面転換のとき、かなりいい感じの曲が流れていました(念仏ロックとでもいえばいいのか)。
となりにゾンビ

となりにゾンビ

タッタタ探検組合

劇場MOMO(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

無題377(12-120)
19:30の回(曇、少し寒い)。18:30受付(この時点で座席番号が決まっています)、19:00開場ですが、ブロードウエイに寄ったので19:20中へ。最後列、左端。ここだと、①頭上の庇が視界に大きく入り込む②開演するとすぐ左(=入口)に暗幕が引かれ、舞台下手1/6が見えなくなる…前のめりになるか、体をグッと右に寄せるしかないけど諦めました。舞台は比較的近いので距離は気になりません。全体に白い布がかけられ、中央には劇団名が映っています。さとうゆいさん客演ということでしたので観劇。劇団、初見。すみません、あいませんでした。19:34開演~21:18終演。今回から「タッタタポイントカード」が付きました。役名は俳優等の組み合わせ?

ネタバレBOX

①ゾンビ物だと内容や振付が同じパターンになりやすい②小劇場で映像や音楽(音響)に凝ったものに出会うと(私は)関心が薄れる(映画でお腹いっぱいになるほど聴いているので)③なぜアメリカなのだろうと思う④墓地にこれほどいろんな方(時代も)が、一定のエリアに埋葬される理由は何だろう④いくらなんでもあの距離で実弾を撃ち込まれたら平気ではいられない(と思ってしまう)。⑤法廷での過ちが簡単に許されるのはちょっと...(許す、ということが尊いことなのかも)⑥犬と猫の行為は必要だったのだろうか。

初めてさとうさんの歌を聞いた。ワイヤーアクションばりのバトルも初めてで面白かったし、客席全体が楽しんでいる様子が伝わってきます。ですので相性だったかと思います。
純喫茶ランボー

純喫茶ランボー

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★

無題376(12-119)
14:30の回(曇、寒くはない)。最近は予約するのが遅く、前日の夜、24:00ちょっと前くらいに予約をプチっと、が多いのですが、昨晩はすぐ寝てしまい(気がついたら日付がかわっていた…)当日申し込みできる本公演にしました、前作に続いて2作目。13:35受付、外で待とうとしたら陽が出てきたので中で待つよう声をかけていただく。舞台は「喫茶店」、テーブル(キャスター付きの普通のもので、これはちょっとあっていない)に椅子2脚、カウンターにスツール4脚、奥に棚があってコップ、カップ、盆(兼鏡)、珈琲豆(?)、キッチン洗剤(?)、open/closedのプレートなど簡単な小道具。前作と随分印象が違いました。14:16、男性がひとり登場。テーブル上の椅子を下し、タイ、ベストを着用、カウンターを拭いている。14:30前説、演出鈴木さんのイッパツギャグ、まずここでスベる。14:34開演〜(芝居の部)15:30終演〜16:18(歌の部)終り。

ネタバレBOX

お芝居の方は他愛もない(わかりやすい)ストーリーで、赤の他人が、実は先輩/後輩、姉妹、とつながってゆくのはとっても都合がいいのだけれど、なんとなく面白い、きっと相性。ですのでじっくりお芝居を、というお客さま向けではないカモ。途中、「あやまる」というお二人のコントのようなシーンがあり、笑ってしまう。 14歳という設定のようだけど実際は…?アドリブ満載(初見なのでネタバレがないと気がつかない)って、演出家の立場から的にはどうなんだろうと思いました。
Rambo/Rimbaud、ランボー役秋山さんの変わりっぷりに驚く(芝居→歌)。福田さん、アコースティックギター(YAMAHA)を手に登場、カポまでつけ演奏すると見せかけ…よく似ていて、笑う。
夢ひと時の万華鏡

夢ひと時の万華鏡

大和メ組

青山ベロア/Velours (東京都)

2012/04/24 (火) ~ 2012/05/14 (月)公演終了

無題375(12-118)
20:30の回(曇 蒸し暑い)。ちょっと分かりにくかったのでぐるっと遠回り、1時間半前から入場可とありましたが30分前着、特にイベントなどはなし。入って、すぐ、もしかするとダメかもと思い…そのまま終演、確かに「説明」をちゃんと読むとみた通りになっている。もう少しお芝居よりかと予想していました。ですので、(あ~だこーだ)コメントは申し訳ないので、気になったところだけ。入ってから座席への案内があったほうが親切(他のホール等の公演ではそうしていた)。開演時間遅れすぎ(20:51)。セリフが音楽に被さってほとんど聞こえない(スピーカーの位置によるのかな?聞き分けるのが難しい)。一つの曲で衣装を代えるのはいいとして、印象が代わりすぎてお話の統一感を欠くように感じる…が、ショーとは、まずもってこういうものなのかわからず。スクリーンにモニターのトップみたいな像が映っているのはちょっと興ざめ。耳元のマイクはもっとさりげなく装着して欲しい。ひとりだけ素足だったのはなぜ?22:06終演。

バートルビー

バートルビー

ttu【2017年5月末解散】

インストールの途中だビル(東京都)

2012/05/06 (日) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題374(12-117)
19:00の回(晴,涼しくなりました)。初めて降りる駅なので早目に到着、地上に出て探すがわからず、ウロウロしながらネットで確認、後ろのビルでした。ほっとしたので商店街まで行ってみます。美味しそうなパン屋さん、古本屋、惣菜屋、お菓子屋さん。飲食系も多いです。戻って入口前で待っていると、少し開演が遅れるということでした。と、ビルの中から男性が一人、女性も続いています。とてもゆっくり歩くので役者さんだと推察。なんと男性は横断歩道を渡って通りの向こうへ、女性は出たところでモアイ像のごとくあごをあげ気味に遠くを見ています。何か聞いてみようかと思いましたが勇気がなかったので断念。18:40、1階が受付(白い羽とシールがチケット)、会場は2階、靴を脱ぎスリッパに履き替えます(床がべとついているので)。階段、トイレ、柱の関係でかなり変形したレイアウト、壁沿いに木製ベンチ(少し固めのクッション)があるものの、位置によっては見辛くなります。入って奥、左の窓側がいいかも。私は奥でしたが、所長は背中のシーンが多く(入口の方を向いて座るので)、けど、(入口からみて)右奥のシーンはよく見える、けど、左手前のシーンは、柱に隠れて見えない…。床、壁とも、入居者が撤退した直後のよう。舞台装置、中央には机や椅子が逆さ、横倒し、床に紙が散乱。帽子に、箒に、マフラー、古びた新聞、羽ペン、インク壺。大きな窓側から外がよく見えます。
外で待っているとき開演時間お知らせの際にお聞きしてみました。①Q:役者さんの衣装が白系(前作も)なのは意図したものでしょうか?A:いいえ(でも、そうかなぁと今でも思います)。②ここで演ることは早くから決めていたのですか?A:答えは当パン裏面をご覧ください。
かかっているのは「ボレロ」…同一のリズムと2つのメロディー(バートルビーとそれ以外の人物?)。

ネタバレBOX

もしかすると(よくみる)芝居としての「面白い」とは別の感覚だったということに終演後、しばらくして気が付きました。十代だったころ、外国文学(それも古典的なものを)を読むときに感じたもの、理解するのは難しいけど、少しながらも伝わってくるもの。決して日常的ではないセリフや会話、時代と文化。なぜそのような態度をとるのかわからない人物たちや慣習。

聞こえてくるのは、セリフ、空調、役者の動きによって生じる音、外の音(車、バイク)、ここは「事務所」なのだから。
国書刊行会は1冊だけ持っていて「カシオペアのプサイ」、SFですが歯がたたず。※訂正:S.レム「ソラリス(新訳)」を持ってました(未読です)。

同じようなものを「d.uomo.ex.machina」のお芝居にも感じます。

ラスト、階段のシーン、深みのある声だけが聴こえるシーン、なかなかよかった。少しずつ遠くへ、遠くへ。

余談:バートルビーに似ているのは「ずうとるび」。読売新聞だと思いますがなぜヤケているのだろう。「ボレロ」にノイズがあったのは、「ラジオ」だからか「スクラッチノイズ」だったからなのか。カーテンを引かなかったのは、外の風景を取り込むからか、構造上の制約か。リンゴは原作にもあるのか。

アンケート①「時間を忘れて」→よい(面白い、刺激になる)本に出会ったときの読書②「ttu」→2作目③知ったのは→「こりっち」
地下鉄

地下鉄

Q

atelier SENTIO(東京都)

2012/05/03 (木) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題373(12-116)
14:00の回(晴,暑いし強風)。 会場は住宅街にあるのですが、目の前で自転者が倒れました…。少し日陰で待ちます。この連休最大の関心ごと、木村さんはどんな声をしているのか。受付のお二人、QのTシャツ(薄いピンク/オレンジ)、13:20受付(コインのような丸い陶器(?)がチケット)〜13:30開場、今年の SENTIVAL、2作品目。場内、4人が壁に沿って立っていて、その後ろ、腰と胸の中ほど位の高さ、壁際を裸電球がぐるっと取り巻き乳白色のものに混じって透明なものがいくつか。客席頭上、会場の広さに比べ大き目のミラーボールが輝くので(開演中も)床面を見続けていると酔いそうです。ピンク・フロイドの「Delicate Sound of Thunder」のジャケットに裸電球男が描かれているのを思い出します。「Q」は1作目をみていて。当時はよく(と言いますか…ほとんど)わかりませんでしたが、その後、いろんな場所で様々な表現と接し、今回は大丈夫。14:04開演の挨拶〜15:18終演。終わると雨が降ってました。

ネタバレBOX

聴こえるBGMは水が流れるように、客席に話し声はなく、受付の声(時々、鳴海さんも)や電車の音だけ。やや暗めの会場、静かに控えている4名、時々、膝を折ったりしています。下手に木村さん、見る限り普通(という言い方はへんですが、佇まいが)、3人も普通。床には、マイク、ボールペン、携帯、こけし、ポップコーン(バターしょうゆ)、手には、人形、缶コーヒー(ブラック)。裸電球は役者が走り回るとカラカラと、揺れ、鳴ります。夏だったら風鈴がいいな。

役者さんの世代にとっては身近なことなのかなと思いながらみていました。電車の中って、携帯・スマホ/睡眠/本・雑誌/会話のように思え、目を合わせることはないな…。
人(他人)との関係(距離)をどう測ろうか…ということなのか。それは性的な関係を含めてのことで、人形、ボールペン、缶コーヒー、マイク、何かを手にすることで(=裸の状態ではない≠裸電球)ようやく自分を表現することができるのだろうか…とか。自分が自分だと思うものと他人によって語られる(と自分が思っている)自分との比較がグルグル回り、いつまでも出口にたどり着けないような感覚?。

「名前」、先日「子供の名前が危ない」を読んだところだったのでタイムリー。
女性3人、髪の長さが同じくらいで、両側に分けていたのは偶然だったのか、演出だったのか。

木村さんは、ダンスを数作品み続けていて(ようやくご挨拶できました)、吉田さんは、マームとジプシー「Kと真夜中のほとりで」。
ダイニングトーク

ダイニングトーク

T1project

小劇場 楽園(東京都)

2012/05/02 (水) ~ 2012/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題372(12-115)
19:30の回(晴 暖)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。今日も右側へ。
最初不思議に思ったのは、白い...ということで、壁を塗り替えたのかと。
ではなく白いシートで囲われていました。壁も床も白。座席前には黒い布が敷かれ客入れの時、お客さんはここを通って席へ、開演前に撤去。舞台にはクリスタルのテーブルと椅子が4脚。チラシにある木製のものではありませんでした。天井からの照明(ひとつ)を受けて、床にぼやけた像がかげろうのように映っています。動いていませんが、揺らめいているようにみえます。テーブルの上には、栓が抜かれたワイン(銘柄わからず)のボトル、普通のグラス。グラスの底に赤い液体が残っています。マンションのダイニング、2組の夫婦。「クプル」のチームをみました。
「わたしのゆめ」に出ていらした金井さんのお名前があったので。19:33開演~21:29終演。! 4人とも凄すぎ...でした。終演後、ホンヤさんのCDを購入。

ネタバレBOX

マンションの「上」「下」、2組の夫婦について、「同じ」テーブルを囲んでお話がすすみます。最初から険悪な雰囲気の夫婦(下)、穏やかな関係に思える夫婦(上)、徐々に亀裂が生じ/拡がり、破綻を予想させます。ここの感情(悲しみ/諦め/悔恨...)がたいへん丁寧に描かれていて、それを役者さんたちが、表情だけではなく、目線、指先の震え、足の仕草など、見えるところすべて、それこそ渾身の力を振り絞ってみせてくれます。それを間近でみるのです。これはぜひ前のほうで。

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