満足度★★★★★
無題382(12-125)
19:30の回(晴、風が強い)。19:15会場着、半蔵門線を逆に乗り、飯田橋で降り、とダブルで間違えたので少々焦る。もちろん開場時間は過ぎているので…受付はと…入口にはない、今夜はカウンターなのかな…と思った、けど舞台にありました。当日券である旨お伝えします。ドリンクはトマトジュース、今まではコーヒーをお願いしていましたがそろそろ冷たい物に切り替え。角本さんにご挨拶、席につきます。改めて舞台をみると鏡、照明が床に置いてあり、天井から黒いコード、床にも這っています。壁際にスツール、足の金属部分が照明を反射。譜面台+衣装が3セット、ペットボトル、台本、今夜は役者さん3名+お客さんも参加。先月の公演を見逃しているので、なんとかやって来ました。3作目になります。見えるもの(照明、椅子、衣装)、聴こえるもの(BGM、声、口調)、そのどれもが「和(あるいは古風)」ではない「洋(あるいは今風) 」を示しています。※一部、和的なトーンあり。「サダイエ」…「冷泉家 王朝の和歌守展」で観たのは2009年@東京都美術館。そこにあったのは「文字」、明月記は1235年。「言葉」と「文字」の違いはテキストを渡されたときに痛感。読む前に目で像を捉えようとするのでした。それにしても刺激的。舞台の変化と自身の感覚、これがたまらない。
2012/05/20 04:14
選曲については、
開場中は、「定家」の2007年公演(即興ではなくかためた演出でした)の要だったBett MidlerのThe Roseを定期的に挟みつつ、今回の開場中の舞台は楽屋と考えていたのでwarm upに必要ないろいろな楽曲を。サッカーの試合でアップ中から見守ってるサポーターがいるようにそんな舞台の開場時間の過ごし方もあってもよいなと。
本編中の音楽は即興の演者にあわせてその場で選びかつその場で音色をいろいろ加工。
本編の開始・終了の額縁は、ベルギーの友人Wim Mertensの「Often a bird」
定期的にというか章を区切るように、Donna Lewisの「I love you always forever」(藤原定家というか妄執のテーマ)
そのあとまずは、
J. S. Bachの二つのヴァイオリンによるConcerto(BWV1043)の2章(2007年演出時も使用。tempo重視かつ3拍子
)
次に、
J. S. BachのGoldberg Variationenのariaをいろいろな演奏で。同じ楽譜に早いと1分53秒b、遅いと4分1秒。tempoの変化を演出に。
あとは、
Mozartの交響う曲41番4章
Dovrakの交響曲9番3章
Deep ForestのBohemian Ballet
Azure RayのNovember
などを経て、
最後の「定家」では、
Francesco Tristanoのtwo minds one sound
Raindrops keep falling on my head
Armin van BuurenのComing Home
の3曲でした。この繋がりのみ開演前に決めていました。